JPH06222740A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH06222740A
JPH06222740A JP1226393A JP1226393A JPH06222740A JP H06222740 A JPH06222740 A JP H06222740A JP 1226393 A JP1226393 A JP 1226393A JP 1226393 A JP1226393 A JP 1226393A JP H06222740 A JPH06222740 A JP H06222740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
pixel
display
crystal panel
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP1226393A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Hirose
雅利 広瀬
Nobuaki Kabuto
展明 甲
Fumio Inoue
文夫 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP1226393A priority Critical patent/JPH06222740A/ja
Publication of JPH06222740A publication Critical patent/JPH06222740A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は,液晶表示装置において多階調
表示と広視野角を両立させることにある。 【構成】多階調化技術としてディザ法を用い,かつディ
ザの1表示単位中の少なくとも1画素は黒または白の表
示を行うようにした。 【効果】ディザ法により多階調な表示ができ,ディザの
1表示単位中の少なくとも1画素が,視角依存性を持た
ない黒または白を表示するため視野角を広げることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置に係り,特
に多階調表示と広視野角を両立させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】刊行物「フラットパネル・ディスプレイ
1991」(日経BP社1990年11月26日発行)1
73頁から180頁の記載によれば,液晶表示装置の課
題の1つとして広視野角と多階調表示の両立が挙げられ
ている。
【0003】特に,予め設定された複数レベルの電圧を
選択し液晶パネルを駆動するマルチレベル・ドライバに
よる多階調表示では,視角が劣化しかつ該マルチレベル
・ドライバのチップサイズ,コストの点で更なる多階調
化が困難であることが記載されている。
【0004】また,多階調表示技術の1つであり,異な
る2つの階調をフレーム毎に交互に切り換え,画素単位
で視覚的に中間調を表現するFRC(Frame Rate Contro
l)方式においても視角が劣化することが記載されてい
る。
【0005】さらに,上記マルチレベル・ドライバとF
RC方式を組み合わせれば,TV信号などの自然画表示
が可能となることも記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のように,従来技
術において多階調表示を行う場合はマルチレベル・ドラ
イバによる視角劣化は避けられず,FRC方式と組み合
わせてさらに多階調表示を行えば,より視野角が狭くな
るといった問題があった。
【0007】本発明の目的は前記従来技術では達成でき
なかった多階調表示と広視野角の両立が可能な液晶表示
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明では,マルチレベル・ドライバと多階調化方
式の1つであるディザ法を組み合わせ多階調化表示を行
うようにした。ディザ法は複数の画素で新たな表示単位
を構成し,該1表示単位中の各画素の階調の平均輝度に
より1表示単位として表現できる階調数を増やす方式で
ある。
【0009】このとき複数の画素で構成されるディザの
表示単位中の少なくとも1画素は黒または白を表示する
ようにし,該黒または白を表示している画素も含めた全
画素の平均で中間調を表現するようにした。
【0010】
【作用】マルチレベル・ドライバとディザ法を組み合わ
せることによって多階調表示が可能となり,かつディザ
の表示単位中に比較的視角依存性が少ない黒または白の
表示を少なくとも1つ入っているため視野角が広がる。
【0011】
【実施例】図1に本発明の第一の実施例の原理図を示
す。1は画素,11はディザの1表示単位である。本実
施例では液晶表示装置はもともと黒から白までの8階調
の表示ができ,該8階調から1表示単位11を4つの画
素で構成するディザ法により29階調を表示する場合を
例にとって説明する。
【0012】従来のディザ法では各画素1は0から7ま
での8階調の表示を行なっていたのに対し,本実施例で
はディザの1表示単位11のうち3画素は黒(階調0)ま
たは白(階調7)の表示を行い,他の1画素のみが8階調
の表示を行うようにする。
【0013】ここで,図5に液晶表示パネルの電圧対輝
度特性を示す。縦軸が輝度(階調)で,横軸が電圧を示
す。図から判るように,中間調部分では表示階調が視角
によって大きく変わっているのにたいし,黒または白で
はどちらも飽和していくため視角による差が小さくなる
ことが判る。そこで,黒(0)表示の為の電圧V0を十分
高く設定し,白(7)表示の為の電圧V7を十分低く設定
しておくことで,黒と白については電圧依存性を小さく
することができる。
【0014】従って,図1の方式では従来に比べ黒また
は白を表示している画素が多い分,視角は広くなること
になる。
【0015】図2に本実施例における実際のディザの表
示パターンを示す。各画素中に記載の0は黒,7は白を
意味する。まず,(a)において3画素が0を表示してお
り,右上の画素1を0にすれば1表示単位として黒が表
示される。該右上の画素の表示階調を順に変えていけば
7階調目まで表現できる。つぎに(b)では左下の画素1
が7になっているため,右上の画素の階調との平均をと
れば(a)の次の7階調が表現できる。(c)では更に右下
の画素1も7とし,(d)は左上の画素も7とする。すな
わち,(d)において右上の画素1が7を表示すれば全白
が表示できるわけである。以上のようにすればディザの
1表示単位中の3画素を黒または白に固定しても29階
調の表示が可能となる。上述したように黒または白の表
示は視角依存性が比較的小さいため多階調表示を実現し
つつ,従来に比べ広い視野角が得られる。
【0016】図3に本実施例を実現するための具体的な
回路構成例を示す。10は液晶表示装置で,液晶パネル
101,水平走査回路102,垂直走査回路103及び
電圧設定回路104からなる。20はROMにより構成
される多階調化回路,30はアドレス発生回路である。
【0017】アドレス発生回路30は入力されるドット
クロックと水平及び垂直の同期信号(Hsync,Vsync)か
ら上記ROM20を動作させるためのアドレス信号を発
生する。
【0018】図4にアドレス発生回路の具体的構成例を
示す。アドレス発生回路30は2つの2分周回路30
1,302で構成されている。このうち,2分周回路3
01はある画素がディザの1表示単位中の上側か下側か
を示す上下判別アドレスを発生し,2分周回路302は
ある画素がディザの1表示単位中の左側か右側かを示す
左右判別アドレスを発生する。これにより,ディザの1
表示単位中の各画素の位置が判別できるわけである。
【0019】ROM20には予め図1,図2で説明した
ディザを実現するためのルックアップテーブルが記憶さ
れており,入力される表示信号と上記2ビットのアドレ
ス信号に従い液晶表示装置10が表示すべき3ビットの
データ信号を出力する。
【0020】水平走査回路102は該ROM20から出
力されるデータ信号に従い,電圧設定回路104が発生
する8つの電圧レベルから1つを選択し液晶パネル10
1に表示する。
【0021】以上,本実施例によればディザ法により多
階調な表示ができ,かつディザの1単位中の3画素を視
角依存性が小さい黒または白の表示を行うようにしたた
め視角を広げることができる。
【0022】また,本実施例によれば,マルチレベル・
ドライバを用いた一般的な液晶モジュールの内部をなん
ら変更することなく,多階調表示と広視野角の両立が可
能となる。
【0023】なお,本実施例ではもともと8階調表示が
可能な液晶表示装置を用いて説明したが,電圧設定によ
り階調数が決定する液晶表示装置であれば,特に階調数
には限定されない。
【0024】また,本実施例ではディザの1単位を4画
素で構成しているが,その他の画素数で構成してもよ
く,更に該1単位中で黒または白を表示する画素の数も
1画素以上であればいくつでもよい。
【0025】図2に本発明の第二の実施例における液晶
表示装置周辺部分の具体的構成例を示す。105は液晶
パネル,106は液晶パネル105の水平方向の駆動電
極(以下ドレインバスと言う)であり,1画素おきに上
下に引き出されている。107は電圧設定回路104に
より決められた8レベルの電圧から1つを選択して出力
する水平走査回路1,108は電圧設定回路104によ
り決められた8レベルの電圧のうちの,黒と白の2レベ
ルの電圧V0,V7からどちらかを選択して出力する水平
走査回路2である。
【0026】いま,図1に示したディザパターンを考え
ると,1表示単位中の4画素のうち右上の画素は0から
7までの8階調を表示する必要があるので,右側の画素
のドレインバスには8レベルドライバ,すなわち水平走
査回路1を接続する。一方,左側の2画素は常に黒また
は白のみを表示するため,左側の画素のドレインバスに
は2レベルドライバ,すなわち水平走査回路2を接続す
ればよい。すなわち,8レベルドライバに比してより安
価な2レベルドライバを使っても第一の実施例同様の効
果が得られる。
【0027】なお,その他の回路構成及び多階調化方式
は第一の実施例と同じであるため再度の説明は省略す
る。
【0028】以上,本実施例によればより安価な液晶モ
ジュールにより,多階調表示と広視野角の両立が可能と
なる。
【0029】
【発明の効果】本発明によればディザ法により多階調な
表示ができ,かつディザの1単位中の例えば3画素を視
角依存性を持たない黒または白の表示を行うようにした
ため視角を広げることができる。
【0030】また,本発明によれば,マルチレベル・ド
ライバを用いた一般的な液晶モジュールの内部をなんら
変更することなく,多階調表示と広視野角の両立が可能
となる。
【0031】更に本発明によれば,より安価な液晶モジ
ュールによっても多階調表示と広視野角の両立が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の原理図である。
【図2】本発明の第一の実施例における具体的ディザパ
ターンの説明図である。
【図3】本発明の第一の実施例を実現するための具体的
回路構成例を示す図である。
【図4】図3に示したアドレス発生回路の具体的構成例
を示す図である。
【図5】液晶パネルの電圧対輝度特性例を示すグラフで
ある。
【図6】本発明の第二の実施例の液晶パネル部の具体的
構成例を示す図である。
【符号の説明】 1…画素,10…液晶表示装置,101…液晶パネル,
102…水平走査回路,103…垂直走査回路,104
…電圧設定回路,11…ディザパターン,20…RO
M,30…アドレス発生回路,301,302…2分周
回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像表示の最小単位である画素がマトリク
    ス状に配されて成る液晶パネルと,該液晶パネルの各画
    素に決められた複数レベルの電圧の中から,表示すべき
    入力信号データに応じたレベルの電圧を出力して,前記
    液晶パネルを駆動する水平,垂直走査回路から成り,前
    記予め決められた複数レベルの電圧により決定される階
    調数n(但しnは整数)で画像を表示する液晶表示装置に
    おいて,複数の画素により新たな表示単位を構成し,該
    表示単位中の各画素の階調を組み合わせ,該表示単位と
    して前記液晶パネルが表示できる階調数nよりも多階調
    な表示を行うとともに,該表示単位中の少なくとも1画
    素は,常に黒または白の表示を行うことにより視野角を
    広げたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の液晶表示装置において,水
    平方向の画素電極が1画素おきに上下に引き出された液
    晶パネルと,該液晶パネルの上側に配され,決められた
    複数レベルの電圧の中から,表示すべき入力信号データ
    に応じたレベルの電圧を出力して,上記液晶パネルの1
    画素おきの電極を駆動する第1の水平走査回路と,上記
    液晶パネルの下側に配され,決められた黒または白の2
    値レベルの内,表示すべき入力信号データに応じた一方
    の電圧を出力して,上記液晶パネルの他の1画素おきの
    電極を駆動する第2の水平走査回路とから成ることを特
    徴とする液晶表示装置。
JP1226393A 1993-01-28 1993-01-28 液晶表示装置 Pending JPH06222740A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005107491A (ja) * 2003-09-09 2005-04-21 Sharp Corp 液晶表示装置及びその駆動方法
KR100545405B1 (ko) * 1998-03-25 2006-01-24 세이코 엡슨 가부시키가이샤 액정 표시 장치를 위한 프레임 레이트 변조 장치 및 방법
JP2006221060A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Sony Corp 映像信号処理装置、映像信号の処理方法、映像信号の処理プログラム及び映像信号の処理プログラムを記録した記録媒体
US7319449B2 (en) 2003-07-08 2008-01-15 Seiko Epson Corporation Image display apparatus and image display method

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US7800691B2 (en) 2005-02-14 2010-09-21 Sony Corporation Video signal processing apparatus, method of processing video signal, program for processing video signal, and recording medium having the program recorded therein

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