JPH0622228A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH0622228A
JPH0622228A JP4196591A JP19659192A JPH0622228A JP H0622228 A JPH0622228 A JP H0622228A JP 4196591 A JP4196591 A JP 4196591A JP 19659192 A JP19659192 A JP 19659192A JP H0622228 A JPH0622228 A JP H0622228A
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light
photometric
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image pickup
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JP4196591A
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Akira Suga
章 菅
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不要な反射光による測定誤差や、固体撮像素
子の表面の反射率のばらつきによる誤差がない撮像装置
を提供することを目的とする。 【構成】 固体撮像素子1の表面に入射する光の量を直
接測定する構造とすることにより、ローパスフィルタ表
面からの反射光や保護膜表面からの反射光のような不要
な反射光による誤差、および上記固体撮像素子1の表面
の反射率が製造工程のばらつき等のために異なることに
よる測定誤差等を排除し、正確な測光を可能にするとと
もに測光専用の素子を不要にし、測光素子を取り付ける
作業およびその調整作業を行わなくても済むようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストロボ調光機能を備
えた撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被写体からの光信号を電気信号に変換
し、これを記録媒体に記録するようにした電子スチルカ
メラが実用化されている。このような電子スチルカメラ
は、図5のブロック図に示すように構成されている。
【0003】図5において、201はレンズ、202は
絞り、203はシャッター、101は画像を電気信号に
変換する固体撮像素子、204は固体撮像素子の出力を
AD変換するAD変換回路、206はAD変換された信
号を処理するために一時的にデータを蓄積するバッファ
メモリである。次いで、207はバッファメモリ206
から読み出した固体撮像素子101の出力データを、記
録に適したフォーマットの画像データに変換する信号処
理回路である。
【0004】また、208は信号処理された結果を記録
するメモリカードである。205はA/D変換回路20
4、バッファメモリ206、信号処理回路207、メモ
リカード208間のデータの流れを制御するメモリI/
O制御回路、209はシステム全体の動作を制御するシ
ステム制御回路、210は撮影動作の開始をトリガーす
るシャッターレリーズスイッチである。
【0005】さらに、301は固体撮像素子101の表
面からの反射光を測光する測光素子、303は測光素子
301の出力電流を積分する積分回路、302は自然光
だけでは光量が足りないときに発光する発光装置であ
る。図5において、測光素子301は固体撮像素子10
1の反射光の光量を測定することによって、固体撮像素
子101に入射した光量を測定する。
【0006】図6は、固体撮像素子101の反射光測定
の説明図である。図6において、401は固体撮像素子
101のチップを格納するパッケージ、403はパッケ
ージ401のカバーガラス、404は光学ローパスフィ
ルタである。レンズ201を通過した光が固体撮像素子
101のチップ表面で反射するが、該反射光を測光素子
301で測定する。
【0007】図7は、電子スチルカメラ用の固体撮像素
子として用いられるフルフレーム転送型CCDの構成を
示す図、図8は単位画素の断面を示す図である。図7お
よび図8において、点線で囲んで示した領域110が単
位画素を示している。また、103は横方向の画素を分
離するチャンネルストップ、105は画素の電荷蓄積容
量を越えるような過剰電荷を排出するための横型オーバ
ーフロードレイン、106は電荷を横型オーバーフロー
ドレイン105に排出する際のしきい値を設定するアン
チブルーミングバリアを示している。
【0008】また、108は各画素に蓄積された電荷を
垂直に転送するための2相の読み出しパルスφV1、φ
V2を印加する透明転送電極、111は垂直転送された
1ライン分の電荷を水平に転送する水平CCD、φH
1、φH2は2相の読み出しパルスを水平CCD111
に印加するための水平転送電極である。また、112は
水平転送された電荷を電圧に変換する出力アンプであ
る。
【0009】また、図8において、102は基板である
p層、103はチャンネルストップを形成するp+層、
104は電荷を蓄積転送する埋め込みチャンネルを形成
するn層、105は横型オーバーフロードレインを形成
するn+層、106はアンチブルーミングバリア、10
7はシリコン酸化膜、108は透明転送電極である。
【0010】図9は電子スチルカメラの撮影シーケンス
を説明する図であり、図9から明らかなように、シャッ
ターレリーズスイッチ210がオンされと撮影シーケン
スが開始される。そして、時刻T0においてシャッター
203が開かれ、測光素子301による測光動作が開始
される。また、時刻T1にて測光動作が終了するとシャ
ッター203が閉じられ、読み出しパルスの印加によっ
て固体撮像素子101に蓄積されていた暗電荷が排出さ
れる。
【0011】そして、時刻T2にて暗電荷の排出が終了
すると、シャッター203が開かれ固体撮像素子101
への露光が開始される。その際、測光動作にて自然光だ
けでは光量が不十分と判断された場合は、発光装置30
2が発光する。発光が開始されると測光素子301の出
力が積分回路303によって積分され、上記積分値が所
定の時間間隔でシステム制御回路209に取り込まれ、
しきい値と比較される。上記積分値が時刻T3にて、し
きい値を越えると発光装置302の発光が停止する。
【0012】また、時刻T4にてシャッター203が閉
じられると、時刻T4から時刻T5の間に読み出しパル
スの印加によって固体撮像素子101から露光信号の読
み出しが行われる。その際、読み出された信号はAD変
換回路204にてAD変換される。このAD変換された
信号はバッファメモリ206に一旦記憶される。次い
で、時刻T5から時刻T6の間にバッファメモリ206
から露光信号が読み出され、信号処理回路207にて記
録に適したフォーマットの画像データに変換処理され
る。そして、変換処理された信号メモリカード208に
記録される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の例では測光および調光を固体撮像素子101のチッ
プ表面からの反射光量の測定によって行う際に、図6に
示すように光学ローパスフィルタ404の表面の反射や
カバーガラス403の反射光まで測光素子301に入射
してしまうため、正確な測光および調光が困難であっ
た。
【0014】また、固体撮像素子101のチップ表面の
反射率が製造工程のバラツキによって異なるため、固体
撮像素子101の画内における反射光量の分布がバラツ
キ、測光素子301の位置調整が困難であるという問題
があった。本発明は上述の問題点にかんがみ、不要な反
射光による測定誤差や、固体撮像素子の表面の反射率の
ばらつきによる誤差がない撮像装置を提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、横
型オーバーフロードレインを備えた固体撮像素子と、上
記横型オーバーフロードレインに流れる電流を検出する
電流検出手段とを備え、上記電流検出手段の測定値を最
適露光量決定データとして用いるようにしている。
【0016】また、本発明の他の特徴とするところは、
レンズによって結像された画像を電気信号に変換する撮
像素子と、透明基板上に形成された第1の透明電極と、
上記第1の透明電極上に形成された光導電膜と、上記光
導電膜上に形成され、上記光導電膜を介して上記第1の
透明電極と電気的に接続された第2の透明電極と、上記
第1の透明電極および第2の透明電極の電位を外部に取
り出すために、上記レンズから上記撮像素子への光路中
に設けられた第1の端子および第2の端子よりなる透過
光測光素子と、上記第1の端子および第2の端子間に電
圧を印加するバイアス電源と、上記第1の端子および第
2の端子間に流れる電流を検出する電流検出手段と、上
記電流検出手段により検出された電流を積分する手段
と、上記透過光測光素子および撮像素子への光路を開閉
するシャッターと、上記シャッターを閉成中に上記透過
光測光素子の第1の端子および第2の端子間を単位時間
に流れる電流を測定し、上記シャッター閉成中の測光期
間中に上記透過光測光素子の第1の端子および第2の端
子間を流れる電流の積分値と、シャッター閉成時の暗時
電流を測光期間と同一時間積分した値との差によって測
光を行うようにしている。
【0017】
【作用】上記発明によれば、固体撮像素子の表面に入射
する光の量を直接測定する構造となっているので、ロー
パスフィルタ表面からの反射光による誤差や保護膜表面
からの反射光による誤差、および上記固体撮像素子の表
面の反射率が製造工程のばらつきにより異なることによ
り生じる測定誤差等が排除され、正確な測光が可能にな
るとともに、測光素子を取り付ける作業およびその調整
作業が不要になる。
【0018】
【実施例】図1は本発明の実施例のブロック図である。
以下の説明では、図1のブロックと図5のブロックの異
なる箇所のみを説明する。図1において、1は横型オー
バーフロードレインを利用した測光機能を有した改良さ
れた固体撮像素子、304はオーバーフロードレイン1
05に印加する電圧VOFD を発生する電源を示してい
る。
【0019】また、2は電源304と固体撮像素子1の
オーバーフロードレイン105の間に流れる電流を検出
する電流検出回路、3はシャッター203を閉じた状態
での暗時電流を記憶する暗時電流メモリ、4は減算回
路、303は積分回路である。本実施例においては、図
5の測光素子301は不要となっている。
【0020】図3(a),(b)は、改良された固体撮
像素子1の改良点を説明する図である。図3(a)は、
図7で説明した横型オーバーフロードレイン105の部
分で、光に感応して発生した電荷をVOFD から光電流と
して取り出せることに着目して、横型オーバーフロード
レイン105を測光素子として用いるための改良を施し
たものである。
【0021】図3(a)において、41は受光部と測光
部以外の部分を遮光する遮光膜である。また、5は受光
部開口窓、6は測光部開口窓である。測光および調光を
行う場合、画面全体の平均値で測光する場合もあるが一
般的には画面中央部に重み付けして測光することが望ま
しい。そのために、測光領域を所定の箇所のみとするた
めに設けたのが測光部開口窓6である。この測光部開口
窓6を所望の場所に設けることによって、測光領域の重
みを付けることができる。
【0022】図3(b)は、測光部開口窓6を設ける際
の制約条件を説明する図である。隣接して測光部開口窓
6がある画素と無い画素とで、受光量に少しでも差があ
ると測光部開口窓6を設けたパターンに応じて画素間で
受光量にむらが発生し、それが画像のむらとなってしま
う。この現象を防ぐために、各画素において受光部とオ
ーバーフロードレイン部の境界領域を完全に遮光すれば
よい。したがって、図3(b)のように曙光巾>ドレイ
ン巾>測光窓巾の関係が成り立つように遮光膜41を形
成すればよい。
【0023】なお、全面で平均測光する場合は、図3に
示したような改良を特に施さなくてもよく、図7に示し
た横型オーバーフロードレイン105を備えた固体撮像
素子をそのまま用いることができる。図3(a)の例で
は、画面の中央部にスリット状に測光部開口窓6を設け
ることによって画面中央部のみの平均値を測光するよう
にしている。
【0024】本実施例の撮像素子の動作タイミングを説
明する図が図2である。次に、図1および図2を用いて
本実施例の撮像素子の動作を説明する。先ず、時刻T0
から時刻T1の間にシャッター203を閉じた状態で固
体撮像素子1に読み出しパルスを印加し、暗電荷を排出
する。次に、時刻T1から時刻T2の間にシャッター2
03を閉じた状態で固体撮像素子1の横型オーバーフロ
ードレイン105に流れる暗時の電流を、電流検出回路
2にて計測し上記電流値を暗時電流メモリ3に記憶す
る。
【0025】次に、時刻T2から時刻T3の間にシャッ
ター203を開き測光動作を行う。この測光動作は、減
算回路4で暗時電流メモリ3の出力と電流検出回路2の
出力の差をとり上記差信号、すなわち、暗電流成分を削
除した真の光電隆成分を所定時間積分回路303で積分
することによって測光データとすればよい。測光中受光
部の過剰電荷が横型オーバーフロードレイン105に流
れ込まないようにすることで、測光精度を高めることが
できる。
【0026】このときにオーバーフローが起きると、オ
ーバーフローが起きた時点から受光部で発生した電荷が
横型オーバーフロードレイン105に流れ込むため、測
光誤差となる。この現象を防いで測光精度を高めるた
め、測光中固体撮像素子1に読み出しパルスを印加し、
受光部に電荷が蓄積されないようにする。次に、時刻T
3からT4の間に再度シャッター203を閉じた状態で
固体撮像素子1に読み出しパルスを印加し、上記した測
光動作中に露光された電荷を排出する。
【0027】次に、時刻T4からT5の間にシャッター
203を開いて露光動作を行うが、上記測光動作で自然
光のみでは光量が不足すると判断された場合は、発光装
置302が発光される。この場合も、測光時と同様に真
の光電流が積分回路303で積分される。そして、積分
回路の出力がしきい値を越えると発光装置の発光が停止
され、時刻T5でシャッター203が閉じられ露光動作
が終了する。
【0028】時刻T5からT6の間に露光電荷の読み出
しが行われる。その際、読み出された信号はAD変換回
路204に与えられてAD変換される。AD変換された
信号は、バッファメモリ206に一旦記憶される。時刻
T6からT7の間に、バッファメモリ206から露光信
号が読み出され、信号処理回路207にて記録に適した
フォーマットの画像データに変換処理される。変換処理
された信号はメモリカード208に記録される。
【0029】図4は、測光および調光時に画面中央部に
重みを付けるようにした変形例を示す図である。図4に
示したように、この変形例においては測光部開口窓6を
画面中央部は密に設け、画面周辺部は疎に設けることで
中央を重点的に測光することを実現している。なお、図
示しないが、図3(b)の条件を満たす範囲で、画面中
の場所によって測光部開口窓6の大きさを変えることに
よっても同様に、画面の場所による重み付けを任意に行
うことができる。
【0030】次に、本発明の撮像装置の第2実施例を説
明する。図10は、本発明の実施例に用いる新規な透過
光測光素子の断面構造を示す図である。図10におい
て、10はガラス基板、11はポリシリコン等によって
形成される第1の透明電極、12はアモルファスシリコ
ン等によって形成される光導電膜、13はポリシリコン
等によって形成される第2の透明電極、14は透明樹脂
などによって形成される保護膜である。
【0031】このように光導電膜12が第1の透明電極
11と第2の透明電極13ではさまれる構造になってお
り、透過光測光素子を透過する光の強度に応じて光導電
膜12の抵抗が変化する。これにより、第1の透明電極
11に接続された端子Bと第2の透明電極13に接続さ
れた端子Aとの間に流れる電流の積分値を所定時間測定
し、上記積分値と遮光状態で上記素子に同一時間の間に
流れる電流の積分値との差によって透過光量を測定する
ことができる。
【0032】図11は、本発明による測光回路の構成例
を示す図である。図11において、9は図10に示した
透過光測光素子、304は透過光測光素子9に電流を流
すためのバイアス電源、31は透過光測光素子9の端子
A、Bに流れる電流を検出する電流検出回路、3はシャ
ッター203を閉成した状態で透過光測光素子9の端子
A、Bに流れる電流を記憶する暗時電流メモリ、35は
差分回路、36は検出した電流を積分する積分回路であ
る。405は不要な赤外信号をカットする赤外カットフ
ィルタである。
【0033】赤外カットフィルタは通常光学ローパスフ
ィルタ404と一体となっていることが多いが、透過光
測光素子9と固体撮像素子101に入射する光の波長範
囲を等しくした方が測光精度が向上するため、少なくと
も赤外カットフィルタは透過光測光素子9より被写体側
に位置するようにした方がよい。
【0034】透過光測光素子9を透過する光の強度によ
って、透過光測光素子9を構成する光導電膜12の抵抗
が変化するため、光の強度の変化が電流の変化となって
電流検出回路31にて検出される。上記電流と暗時電流
の差を積分回路36によって積分した積分値が透過光測
光素子9を透過した光量に比例するため、測光動作を行
うことができる。
【0035】また、遮光したときに流れる電流値に関し
ては、大きな温度変化が無い限り常に一定であるから、
撮影前にシャッター203を閉じた状態で測定すれば良
い。本発明による固体撮像素子1を用いた撮像装置の構
成は、特に新たに図示しないが、図5で示した測光素子
301を除去し、代わりに図11の測光回路の積分回路
36の出力をシステム制御回路209に入力したものに
なる。
【0036】また、動作シーケンスは前述した新規な測
光素子を用いることを除けば従来例の動作と類似してい
るので、図5と図14を用いて説明する。図5におい
て、シャッターレリーズスイッチ210がオンされると
撮影シーケンスが開始される。時刻T0からT1の間に
シャッター203閉成状態において、透過光測光素子9
の端子A、B間を流れる暗時電流が測定され暗時電流メ
モリ3に記憶される。
【0037】次に、時刻T1においてシャッター203
が開かれ、透過光測光素子9による測光動作が開始され
る。この測光動作においては、透過光測光素子9の端子
A、B間を流れる電流から時刻T0からT1の間に測定
された暗時電流を差し引いた電流値が測定される。そし
て、時刻T2にて測光動作が終了するとシャッター20
3が閉じられ、読み出しパルスの印加によって固体撮像
素子101に蓄積されていた暗電荷が排出される。
【0038】そして、時刻T3にて暗電荷の排出が終了
すると、シャッター203が開かれて固体撮像素子10
1への露光が開始される。その際、測光動作により自然
光だけでは光量が不十分と判断された場合は、発光装置
302が発光する。発光が開始されると透過光測光素子
9の端子A、B間を流れる電流から暗時電流メモリ4に
記憶された暗時電流値を差分回路5によって差し引いた
電流値が積分回路6によって積分され、上記積分値が所
定の時間間隔でシステム制御回路209に取り込まれ、
しきい値と比較される。上記積分値が時刻T4にて、し
きい値を越えると発光装置302の発光が停止する。
【0039】次いで、時刻T5にてシャッター203が
閉じられと、時刻T5からT6の間に読み出しパルスの
印加によって固体撮像素子101から露光信号の読み出
しが行われる。その際、読み出された信号はAD変換回
路204によってAD変換される。このAD変換された
信号は、バッファメモリ206に一旦記憶される。そし
て、時刻T6からT7の間にバッファメモリ206から
露光信号が読み出され、信号処理回路207にて記録に
適したフォーマットの画像データに変換処理される。こ
のようにして変換処理された信号は、メモリカード20
8に記録される。
【0040】図12は、さらに改良された透過光測光素
子を光入射側から見た説明図である。通常は、光導電膜
12や透明電極11,13の透過率は高くない。また、
分光特性も、青い光の透過率が悪い。したがって、この
ような膜を測光素子の全面に取り付けると、用途によっ
ては感度が低下したり、色再現性が悪化したりする場合
がある。
【0041】このような不都合を過少するために、図1
2の例では、透明電極11,13および光導電膜12に
よって形成された透過光測光素子9を網状に形成し、光
の利用率を大幅に向上させたものである。図12におい
て、21は図10に断面を示した透過光測光素子であ
り、22はガラス基板10のみの完全透明部である。ま
た、23は測光素子端子である。
【0042】この変形例のように、透過光測光素子21
を網状に形成することによって、光が完全に透過する領
域を大きくし、感度低下を防ぐことができる。その際、
レンズ201が焦点を結ばない位置に上記測光素子9を
配置することによって、図12の透過光測光素子の網状
のパターンが固体撮像素子101上に投影され、画像上
の雑音となることを防ぐことができる。
【0043】なお、 レンズ201が焦点を結ばない位
置であれば、上記透過光測光素子21のガラス基板10
として、固体撮像素子101のカバーガラス403や、
光学ローパスフィルタ404、或いは赤外カットフィル
タ405を用いて小型化してもよい。
【0044】さらに、 図13は部分評価測光を可能に
する透過光測光素子の構成を光入射側から見た説明図で
ある。図13において、24は画面の中央部の測光を行
う第1の透過光測光素子である。また、25は画面周辺
部の測光を行う第2の透過光測光素子、26は第1の透
過光測光素子用端子、27は第2の透過光測光素子用端
子である。上記第1の透過光測光素子24、および第2
の透過光測光素子25は、それぞれ図12に示したよう
に網状に構成されている。また、上記第1および第2の
透過光測光素子24,25は、互いに電気的に絶縁され
ている。このように、ガラス基板上に2つの絶縁された
透過光測光素子24,25を形成し、それぞれの部分の
測光を行うことによって部分評価測光を行うことができ
るようになる。
【0045】
【発明の効果】本発明は上述したように、固体撮像素子
の表面に入射する光の量を直接測定するようにしたの
で、従来のようにローパスフィルタ表面からの反射光に
よる誤差や、保護膜表面からの反射光による誤差、およ
び上記固体撮像素子の表面の反射率が製造工程のばらつ
きにより異なることにより生じる測定誤差等を排除する
ことができ、これにより正確な測光が可能になるととも
に、測光専用の測光素子を不要にできる。したがって、
測光素子を取り付ける作業、およびその調整作業を省略
することができ、固体撮像素子の製造効率を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す撮像装置のブロック
図である。
【図2】第1実施例の撮像装置の動作タイミングを説明
する図である。
【図3】改良された固体撮像素子の改良点を説明する図
である。
【図4】測光および調光時に、画面の中央部に重みを付
けるようにした例を示す図である。
【図5】電子スチルカメラの構成を示すブロック図であ
る。
【図6】固体撮像素子を用いて反射光を測定する様子を
説明する図である。
【図7】電子スチルカメラ用の固体撮像素子として用い
られるフルフレーム転送型CCDの構成を示す図であ
る。
【図8】単位画素の断面を示した図である。
【図9】電子スチルカメラの撮影シーケンスを説明する
図である。
【図10】第2実施例の透過光測光素子の断面図であ
る。
【図11】第2実施例における透過光測光素子が用いら
れる測光回路の構成例を示す図である。
【図12】さらに改良された透過光測光素子を光入射側
から見た説明図である。
【図13】部分評価測光を可能にする透過光測光素子の
構成を光入射側から見た説明図である。
【図14】第2実施例の透過光測光素子を用いた撮像装
置の動作タイミングを説明する図である。
【符号の説明】
1 固体撮像素子 2 電流検出回路 3 暗時電流メモリ 4 減算回路 5 受光部開口窓 6 測光部開口窓 9 透過光測光素子 10 ガラス基板 11 第1の透明電極 12 光導電膜 13 第2の透明電極 14 保護膜 24 第1の透過光測光素子 25 第2の透過光測光素子

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横型オーバーフロードレインを備えた固体
    撮像素子と、上記横型オーバーフロードレインに流れる
    電流を検出する電流検出手段とを備え、上記電流検出手
    段の測定値を最適露光量決定データとして用いるように
    したことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記横型オーバーフロードレイン上に遮
    光膜を設けるとともに、上記遮光膜の所定の領域に開口
    部を設けて測光領域とするようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記測光領域の開口巾と、横型オーバー
    フロードレインの巾と、遮光領域の巾とが、遮光巾>横
    型オーバーフロードレインの巾>測光領域の開口巾とい
    う条件を満たすように設定したことを特徴とする請求項
    2記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 上記画面中央部は測光領域の開口部が密
    に存在するとともに、画面周辺部は疎に存在するように
    分布させたことを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 上記画面中央部は測光領域の開口部の面
    積が大きく形成されているとともに、画面周辺部は小さ
    く形成されていることを特徴とする請求項2記載の撮像
    装置。
  6. 【請求項6】 上記横型オーバーフロードレインに流れ
    る電流を検出する期間中に受光部の電荷を排出させる動
    作を行わせるようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の撮像装置。
  7. 【請求項7】 発光装置、横型オーバーフロードレイン
    を備えた固体撮像素子と、上記横型オーバーフロードレ
    インに流れる電流を検出する電流検出手段と、上記電流
    検出により検出された電流を積分する手段と、上記固体
    撮像素子への露光動作を開始させるとともに発光装置を
    動作させ、上記積分値としきい値とを所定時間間隔で比
    較し、上記積分値が上記しきい値を越えたら上記発光装
    置の発光動作を停止するようにしたことを特徴とする撮
    像装置。
  8. 【請求項8】 上記横型オーバーフロードレイン上に遮
    光膜を設け、遮光膜の所定の領域に開口部を設けて測光
    領域としたことを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 上記測光領域の開口巾と、横型オーバー
    フロードレインの巾と、遮光領域の巾とが、遮光巾>横
    型オーバーフロードレインの巾>測光領域の開口巾とい
    う条件を満たすようにしたことを特徴とする請求項8記
    載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 上記画面中央部には測光領域の開口部
    が密に存在するように分布させるとともに、画面周辺部
    は疎に存在するよう分布させたことを特徴とする請求項
    8記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 上記画面中央部は測光領域の開口部の
    面積を大きくするとともに、画面周辺部においては上記
    測光領域の開口部を小さくしたことを特徴とする請求項
    8記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】 レンズによって結像された画像を電気
    信号に変換する撮像素子と、 透明基板上に形成された第1の透明電極と、 上記第1の透明電極上に形成された光導電膜と、 上記光導電膜上に形成され、上記光導電膜を介して上記
    第1の透明電極と電気的に接続された第2の透明電極
    と、 上記第1の透明電極および第2の透明電極の電位を外部
    に取り出すために、上記レンズから上記撮像素子への光
    路中に設けられた第1の端子および第2の端子よりなる
    透過光測光素子と、 上記第1の端子および第2の端子間に電圧を印加するバ
    イアス電源と、 上記第1の端子および第2の端子間に流れる電流を検出
    するための電流検出手段と、 上記電流検出手段により検出された電流を積分する手段
    と、 上記透過光測光素子および撮像素子への光路を開閉する
    シャッターと、 上記シャッターを閉成中に上記透過光測光素子の第1の
    端子および第2の端子間を単位時間に流れる電流を測定
    し、上記シャッター閉成中の測光期間中に上記透過光測
    光素子の第1の端子および第2の端子間を流れる電流の
    積分値と、シャッター閉成時の暗時電流を測光期間と同
    一時間だけ積分した値との差によって測光を行うように
    したことを特徴とする撮像装置。
  13. 【請求項13】 レンズによって結像された画像を電気
    信号に変換する撮像素子と、 透明基板上に設けられている第1の透明電極上に形成さ
    れた光導電膜と、 上記光導電膜上に形成され、上記光導電膜を介して上記
    第1の透明電極と電気的に接続された第2の透明電極
    と、 上記第1の透明電極および第2の透明電極の電位を外部
    に取り出すために、上記レンズから上記撮像素子への光
    路中に設けられた第1の端子および第2の端子よりなる
    透過光測光素子と、 上記第1の端子および第2の端子間に電圧を印加するバ
    イアス電源と、 上記第1の端子および第2の端子間に流れる電流を検出
    するための電流検出手段と、 上記電流検出手段により検出された電流を積分する手段
    と、 上記透過光測光素子および撮像素子への光路を開閉する
    シャッターと、 発光装置と、 上記シャッターを閉成中に上記透過光測光素子の第1お
    よび第2の端子間を単位時間に流れる電流を測定し、上
    記シャッター閉成中に上記発光装置の発光を開始させる
    と同時に、上記透過光測光素子の第1の端子および第2
    の端子間を流れる電流の積分値とシャッター閉成時の上
    記電流との差の積分を開始し、上記差の積分値がしきい
    値を越えた時点で上記発光装置の発光動作を停止させる
    手段とを具備することを特徴とする撮像装置。
  14. 【請求項14】 上記透過光測光素子を構成する透明電
    極および光導電膜は光入射面に対して網状に形成されて
    いることを特徴とする撮像装置。
  15. 【請求項15】 上記同一透明基板には、電気的に絶縁
    された透過光測光素子が2つ以上形成されていることを
    特徴とする撮像装置。
  16. 【請求項16】 上記透過光測光素子を構成する透明基
    板として撮像素子のカバーガラス、もしくは光学ローパ
    スフィルタ、もしくは赤外カットフィルタを用いること
    を特徴とする撮像装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014078925A (ja) * 2012-09-24 2014-05-01 Canon Inc 撮像装置及び制御方法

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