JPH06220897A - 水栓及び止水栓 - Google Patents

水栓及び止水栓

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JPH06220897A
JPH06220897A JP823193A JP823193A JPH06220897A JP H06220897 A JPH06220897 A JP H06220897A JP 823193 A JP823193 A JP 823193A JP 823193 A JP823193 A JP 823193A JP H06220897 A JPH06220897 A JP H06220897A
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JP
Japan
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water
faucet
particles
hot
pipe
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Application number
JP823193A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuo Hattori
充生 服部
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Publication of JPH06220897A publication Critical patent/JPH06220897A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流路の目詰りを引き起こすことなく水栓に流
入する粒子を捕捉、分離する。 【構成】 湯水混合水栓10の本体12内に液体サイク
ロン30、32が設けられ、脚管14、16から本体1
2内に流入した水及び湯が液体サイクロン30、32で
遠心分離処理された後、回転コラム20内の湯水混合弁
に供給される。液体サイクロン30、32で分離された
粒子は、粒子取出管34、36に落下し、貯留される。
キャップ38、40を回すことにより粒子を排出でき
る。 【効果】 流路の目詰りを引き起こすことなく粒子を分
離できる。粒子の排出が容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室、洗面台、台所な
どに用いられる水栓及び止水栓に関する。詳しくは、粒
子捕捉用機構として液体サイクロンを採用した水栓及び
止水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】水栓金具は、周知の通り、弁を開閉させ
て吐水、止水を行なうものである。この弁に粒子(例え
ば砂、鉄クズなど)が噛み込まれることを防止するため
に、この弁よりも上流側の流路にストレーナを設けるこ
とが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ストレーナは目詰りし
易く、またその交換や清掃も素人(一般利用者)には容
易ではない。なお、水道水の粒子含有量は微量であるこ
とが通常であるが、配管施工直後にあっては、該配管内
に残っていた砂や鉄クズなどが水栓に流れ込んでストレ
ーナを目詰りさせてしまい、その後、清浄な水道水が流
入してきても水の出が悪いという事態が生じ易かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の水栓は、水栓
内部の流路のうち弁よりも上流側に粒子捕捉用の液体サ
イクロンを設けたことを特徴とするものである。
【0005】請求項2の水栓は、水栓本体に脚管を取り
付けてなる水栓において、該脚管に粒子捕捉用の液体サ
イクロンを設けたことを特徴とするものである。
【0006】請求項3の水栓は、水栓本体と、該水栓本
体に給水する配管と、該配管に設けられた止水栓とを有
する水栓において、該配管のうち該止水栓よりも下流側
に粒子捕捉用の液体サイクロンを設けたことを特徴とす
るものである。
【0007】請求項4の止水栓は、受入口から流出口ま
で至る流路と、該流路の途中に設けられた止水弁体と、
該止水弁体を開閉操作するための操作片とを有する止水
栓において、該流路に粒子捕捉用の液体サイクロンを設
けたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明の水栓及び止水栓においては、液体サイ
クロンによって粒子を捕捉するようにしているため、粒
子が多量に流れてきても目詰りのような流路閉塞は生じ
ない。また、液体サイクロンで分離された粒子の取り出
しも容易である。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例について
説明する。第1図は本発明の実施例に係る湯水混合水栓
10の斜視図、第2図はこの湯水混合水栓10の取付状
態を説明する正面図、第3図は第1図のIII-III 線に沿
う断面図である。
【0010】この湯水混合水栓10は、水栓本体12
と、該水栓本体12の正面向って右側の下面から下方に
突設された水用脚管14と、正面向って左側の下面から
下方に突設された湯用脚管16と、水栓本体12の中央
部上面に突設された凸部18と、該凸部18に対し回転
可能に装着された回転コラム20と、該回転コラム20
と一体となっており、前方に向って延出された吐水管2
2と、該吐水管22の先端の下面に設けられた吐水口2
4と、前記回転コラム20の上側に回転可能かつ傾動可
能に取り付けられた可動ヘッド26と、該可動ヘッド2
6から前方に向って延出しているレバーハンドル28と
を備えている。この回転コラム20内に湯水混合弁(図
示略)が設置されている。
【0011】また、この湯水混合水栓10は、水栓本体
12の左右両端側にそれぞれ液体サイクロン30、32
を備えており、これら液体サイクロン30、32の下部
に連設された粒子取出管34、36が水栓本体12の下
面から下方に延出している。粒子取出管34、36の下
端にはキャップ38、40が螺着されている。
【0012】水用脚管14から水栓本体12内に流入し
た水は、水用流路42を通って液体サイクロン30の流
入口44に達し、該液体サイクロン30内に流入する。
該液体サイクロン30内を旋回することにより遠心力が
発生し、粒子が液体サイクロン30の内面に沿って下方
に落下し、粒子取出管34内にたまる。粒子が分離され
た清浄な水は、液体サイクロン30の取出口46から水
用流路48、50を経て回転コラム20の内部に配置さ
れている湯水混合弁へ向って流れる。
【0013】液体サイクロン32の構成は、液体サイク
ロン30と左右対称形状となっている以外は全く同一で
あり、湯用脚管16から流入した湯は、同様にして液体
サイクロン32内に流入し、粒子が分離された後、前記
湯水混合弁へと流入する。
【0014】この湯水混合水栓10は、レバーハンドル
28の水平左右方向への回転によって湯と水との混合割
合が調節され、レバーハンドル28の俯仰によって吐水
流量の調節及び止水が行なわれる。
【0015】このように構成された湯水混合水栓10に
おいては、液体サイクロン30、32によって水及び湯
内の粒子が分離されるため、混合弁に粒子が流入して噛
み込まれることが確実に防止される。この液体サイクロ
ン30、32は、目詰り等の生じるおそれが全くなく、
長期間にわたって内部の清掃を行なうことなく湯水混合
水栓10を使用することが可能である。
【0016】なお、粒子取出管34、36内に多量の粒
子がたまった場合には、キャップ38を上方に螺進させ
ることにより粒子を取出管34、36から排出すること
ができる。即ち、本実施例では、粒子取出管34、36
の下端部分に弁体52が上下方向に移動可能に設けられ
ており、該弁体52から下方に延設されたロッド54の
下端にプレート56が固着されている。
【0017】キャップ38、40は、それぞれ粒子取出
管34、36の下端外周に刻設された雄螺子に螺着され
ており、これらキャップ38、40を上方に螺進させる
と、プレート56、ロッド54及び弁体52が一体とな
って上方に押し上げられる。弁体52が、取出管34、
36の下端のシート部58から離反すると、取出管3
4、36内にたまっていた粒子が水と共に開口60を通
って流出される。
【0018】第2図に示されるように、これら粒子取出
管34、36は、カウンター62の下側にまで延設され
ており、キャップ38、40を緩めるときに適宜の容器
を取出管34、36の下方にあてがっておくことによ
り、粒子混じりの水をこの容器内に受けることができ
る。なお、このような容器を用いる代わりに、予めキャ
ップ38に排水ホース(図示略)を接続しておいても良
い。第2図の符号64は給水配管を示し、66は給湯配
管を示す。
【0019】第4図は本発明の別の実施例に係る湯水混
合水栓70の斜視図、第5図は第4図のV−V線に沿う
断面図である。
【0020】この湯水混合水栓70は、水用脚管72及
び湯用脚管74からそれぞれ水及び湯が水栓本体76内
に流入し、レバーハンドル78の水平左右方向への回動
によって湯と水との混合割合が調節され、レバーハンド
ル78の俯仰によって吐水量の調節及び止水が行なわれ
る。80は吐水管、82は吐水口である。
【0021】この水用脚管72及び湯用脚管74にそれ
ぞれ液体サイクロン84、86が設けられている。第5
図に示す如く、脚管72、74内に流入した水又は湯が
流入口88から液体サイクロン84又は86内に流入
し、粒子が遠心分離される。粒子は粒子取出管90、9
2内に落下し、貯留される。粒子が分離された清浄な水
又は湯のみが水栓本体76内に流入する。
【0022】粒子取出管90、92の下端にはバルブ装
置94、96が設けられている。このバルブ装置94、
96は、円筒状のバルブケース98と、このバルブケー
ス98内に回転自在に挿入された弁体100とを備えて
おり、バルブケース98に設けられた開口102からド
ライバ等の工具を差し込んで弁体100を回転させて貫
通孔104を粒子取出管92に連通させたり、この連通
を遮断したりする。
【0023】第6図は本発明の別の実施例に係る水栓を
備えた洗面設備の側面図、第7図は第6図のVII −VII
線矢視図である。
【0024】壁面108に洗面器110が取り付けられ
ており、この洗面器110に湯水混合水栓112が設置
されている。この湯水混合水栓112からは水用脚管1
14及び湯用脚管(図示略)が下方に延設されており、
これら脚管は給水配管116及び給湯配管(図示略)を
介してそれぞれ水側の液体サイクロン118と湯側の液
体サイクロン(図示略)の流出部120に接続されてい
る。液体サイクロンは、その下端部分に粒子取出管12
2が接続されると共に、側面上部には接線方向に導入管
124が接続されている。この導入管124が止水栓1
26の流出口128に接続されている。
【0025】止水栓126は、ハンドル130を正方向
に回すと閉弁され、逆方向に回転させると流路が開放
し、水又は湯をそれぞれ湯水混合水栓112に向って供
給可能となっている。
【0026】このように構成された洗面設備において
も、液体サイクロンによって水及び湯に含まれる粒子を
遠心分離しているので、湯水混合水栓112に粒子が流
れ込むことが確実に防止される。なお、液体サイクロン
にて分離された粒子は、粒子取出管122に落下し、そ
の下端に設けられているバルブ装置132を開放するこ
とにより排出される。このバルブ装置132は、前記第
5図のバルブ装置96と同様の構成となっている。この
バルブ装置132を開放するときには、止水栓126を
閉めておくのが好ましい。
【0027】第8図は本発明の実施例に係る液体サイク
ロン付き止水栓の正面図、第9図は第8図のIX−IX線に
沿う断面図である。この止水栓136は、止水栓本体1
38と液体サイクロン140とが一体に設けられたもの
である。即ち、第8図に示されるように、止水栓本体1
38のケーシングと液体サイクロン140のケーシング
とが鋳造等により一体に形成されている。
【0028】このように液体サイクロン140と止水栓
本体138とを一体とした止水栓136は、配管工事を
行なうときに液体サイクロンと止水栓とを接続する作業
が不要であり、配管作業をきわめて容易かつ迅速に行な
うことが可能となる。
【0029】なお、この止水栓本体138自体の構成は
通常のものと同様であり、ハンドル142を回すことに
より弁体144が前後進され、弁シート部146に該弁
体144が着座することにより止水され、離反すること
により給水が行なわれる。
【0030】液体サイクロン140は、前記液体サイク
ロンと同様の構成となっており、その下部に設けられた
粒子取出管148には前記バルブ装置96と同様のバル
ブ装置150が設けられている。また、液体サイクロン
140の上面中央からは上方に向って流出部152が延
出されている。なお、このバルブ装置150を開弁する
場合、止水栓本体138を開弁させておくのが好まし
い。
【0031】なお、上記実施例はいずれも本発明の一例
であって、本発明は図示以外の各種の構成の湯水混合水
栓や単水栓などに適用できる。また、水栓や止水栓の形
状や構成も図示以外のものとしても良いことは明らかで
ある。
【0032】上記実施例においては、いずれも液体サイ
クロンを設置することによりストレーナを省略した構成
となっているが、この液体サイクロンと共に更にストレ
ーナを設けても良い。ストレーナを設ける場合には、ス
トレーナを液体サイクロンの下流側に配置するのが好ま
しい。
【0033】
【発明の効果】以上の通り、本発明の水栓及び止水栓
は、粒子を分離するための機構として液体サイクロンを
用いたものであり、流路の目詰り等を引き起こすことな
く長期間にわたって安定して粒子の捕捉を行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る湯水混合水栓10の斜視図であ
る。
【図2】湯水混合水栓10の設置状態を示す正面図であ
る。
【図3】図1のIII-III 線に沿う断面図である。
【図4】実施例に係る湯水混合水栓70の斜視図であ
る。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】実施例に係る水栓の設置構成を示す側面図であ
る。
【図7】図6のVII −VII 線に沿う矢視図である。
【図8】実施例に係る止水線の正面図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 湯水混合水栓 12 水栓本体 14 水用脚管 16 湯用脚管 30,32 液体サイクロン 34,36 粒子取出管 38,40 キャップ 70 湯水混合水栓 72 水用脚管 74 湯用脚管 84,86 液体サイクロン 90,92 粒子取出管 94,96 バルブ装置 110 洗面器 112 湯水混合水栓 118 液体サイクロン 126 止水栓 136 止水栓 138 止水栓本体 140 液体サイクロン 148 粒子取出管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水栓内部の流路のうち弁よりも上流側に
    粒子捕捉用の液体サイクロンを設けたことを特徴とする
    水栓。
  2. 【請求項2】 水栓本体に脚管を取り付けてなる水栓に
    おいて、該脚管に粒子捕捉用の液体サイクロンを設けた
    ことを特徴とする水栓。
  3. 【請求項3】 水栓本体と、該水栓本体に給水する配管
    と、該配管に設けられた止水栓とを有する水栓におい
    て、該配管のうち該止水栓よりも下流側に粒子捕捉用の
    液体サイクロンを設けたことを特徴とする水栓。
  4. 【請求項4】 受入口から流出口まで至る流路と、該流
    路の途中に設けられた止水弁体と、該止水弁体を開閉操
    作するための操作片とを有する止水栓において、該流路
    に粒子捕捉用の液体サイクロンを設けたことを特徴とす
    る止水栓。
JP823193A 1993-01-21 1993-01-21 水栓及び止水栓 Pending JPH06220897A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011025150A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Yamaho Kogyo Kk インラインストレーナ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5536728B2 (ja) * 1976-06-21 1980-09-24
JP4117063B2 (ja) * 1998-05-07 2008-07-09 関西ペイント株式会社 光増感剤及び該光増感剤を用いる可視光硬化性樹脂組成物およびその用途

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