JPH0621942A - ローカルエリアネットワークの課金装置 - Google Patents

ローカルエリアネットワークの課金装置

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JPH0621942A
JPH0621942A JP4197863A JP19786392A JPH0621942A JP H0621942 A JPH0621942 A JP H0621942A JP 4197863 A JP4197863 A JP 4197863A JP 19786392 A JP19786392 A JP 19786392A JP H0621942 A JPH0621942 A JP H0621942A
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厚 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 利用者に関係のないパケットを課金対象から
外し、利用者に対する正しい料金請求を可能とする。 【構成】 中央制御ユニット１は入出力制御ユニット
５，６が抽出してＲＡＭ３に書込んだイーサネットのヘ
ッダのタイプフィールド値を、入出力制御ユニット４を
介して予めＲＡＭ３に書込まれたタイプフィールド値と
比較する。中央制御ユニット１はそれらタイプフィール
ド値が一致するとイーサネットパケットを特定パケット
と判別し、そのイーサネットパケットを計数対象から排
除して課金のための計数を抑止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【技術分野】本発明はローカルエリアネットワークの課
金装置に関し、特にローカルエリアネットワークに使用
されるブリッジ装置における課金方式に関する。
【０００２】
【従来技術】近年、ローカルエリアネットワーク（以下
ＬＡＮとする）の利用が増加するにしたがって、ＬＡＮ
間接続装置であるブリッジおよびルータ装置が普及し始
めている。また、ＬＡＮを利用するネットワーク層プロ
トコルもＴＣＰ／ＩＰ（Transmission Control Protoco
l ／Internet Protocol ）をはじめとして各種プロトコ
ルが混在して使用されていることが多くなってきてい
る。
【０００３】このような環境下において、一般にマルチ
プロトコル・ルータと呼ばれる複数のプロトコルのパケ
ットを同時に処理できる装置や、一般にブルータと呼ば
れ、処理できないネットワーク層を持つパケットに対し
てはリンク層だけ処理するブリッジとして動作する装置
が普及している。
【０００４】一方、ＬＡＮの利用が拡大すると、ＬＡＮ
を含むインタネットワークを商業的に運営するという形
態が登場し始めている。このようなネットワークにおい
ては通過パケットを計数し、利用者に対して課金するこ
とが必要になってくる。
【０００５】従来、利用者に対して課金を行うために、
ネットワーク層において発信元および発信先のアドレス
を認識し、利用者毎の通過パケットを計数するという課
金機能付きルータが存在する。
【０００６】このような従来の課金機能付きルータで
は、ネットワーク層の情報に基づいて課金を行うため、
先に述べたブルータなどでブリッジとして動作する場合
に課金することができないという欠点がある。
【０００７】この欠点を解決するために、リンク層のア
ドレス、例えばイーサネットのヘッダに含まれるいわゆ
るマック（ＭＡＣ）レイヤの発信先および発信元アドレ
スに基づいて利用者を同定し、課金を行うという方法が
考えられる。しかしながら、この方法には以下に示すよ
うな欠点がある。
【０００８】すなわち、マックレイヤにおいては本来利
用者の通信に関わりのないパケットも発信されることが
ある。このようなパケットとしては、例えばＬＡＮに接
続された計算機同士がお互いのネットワーク層のアドレ
スを認識し合うために、計算機自身が利用者に無関係に
発信するＡＲＰ（Address Resolution Protocol ）ある
いはＲＡＲＰ（Reverse Address Resolution Protocol
）と呼ばれるパケットなどがある。これらのパケット
は利用者の意思に関わりなく発信されるので、これらの
パケットに対しても利用者に課金することは社会通念上
好ましくない。
【０００９】
【発明の目的】本発明は上記のような従来のものの欠点
を除去すべくなされたもので、利用者に関係のないパケ
ットを課金対象から外すことができ、利用者に対して正
しく料金請求することができるローカルエリアネットワ
ークの課金装置の提供を目的とする。
【００１０】
【発明の構成】本発明によるローカルエリアネットワー
クの課金装置は、利用者毎の通過パケットを計数して課
金するローカルエリアネットワークの課金装置であっ
て、前記通過パケットが予め設定された特定パケットか
否かを判別する判別手段と、前記判別手段が前記特定パ
ケットと判別したときに該通過パケットの計数を抑止す
る抑止手段とを有することを特徴とする。
【００１１】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【００１２】図１は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図において、中央制御ユニット１はバス
１００を介してＲＯＭ２と、ＲＡＭ３と、入出力制御ユ
ニット（Ｉ／Ｏ）４〜６とに夫々接続されており、ＲＯ
Ｍ２に格納されたプログラムやデータに基づいて動作す
る。
【００１３】入出力制御ユニット４は入出力制御ユニッ
ト５，６および本装置を操作する外部端末（Console ）
（図示せず）に接続されている。この外部端末から予め
設定されたタイプフィールド値が入力されると、入出力
制御ユニット４は該タイプフィールド値をＲＡＭ３に書
込む。
【００１４】入出力制御ユニット５，６はイーサネット
（Ethernet）（図示せず）に接続され、イーサネットパ
ケットのヘッダを抽出する。入出力制御ユニット５，６
は抽出したイーサネットパケットのヘッダをＲＡＭ３に
書込む。
【００１５】中央制御ユニット１は入出力制御ユニット
５，６が抽出してＲＡＭ３に書込んだイーサネットパケ
ットのヘッダのタイプフィールド値を、ＲＡＭ３に予め
書込まれたタイプフィールド値と比較し、該イーサネッ
トパケットが特定パケットか否かを判別する。
【００１６】イーサネットパケットが特定パケットでな
ければ、中央制御ユニット１はそのイーサネットパケッ
トに対して課金のための計数を行ってＲＡＭ３に登録す
る。イーサネットパケットが特定パケットであれば、中
央制御ユニット１はそのイーサネットパケットを計数対
象から排除し、該イーサネットパケットに対する課金の
ための計数を抑止する。
【００１７】図２はイーサネットパケットのフレーム形
式を示す図である。図において、フレーム２０はプリア
ンブル（Ｐ）２１と、発信先アドレス（ＤＡ）２２と、
発信元アドレス（ＳＡ）２３と、タイプフィールド
（Ｔ）２４と、情報部（ＩＮＦＯ）２５と、ＣＲＣ（Cy
clic Redundancy Check Code）２６とから構成される。
【００１８】発信先アドレス２２および発信元アドレス
２３は夫々６オクテットであり、タイプフィールド２４
は２オクテットであり、情報部２５は最小４６オクテッ
トで最大１５００オクテットであり、ＣＲＣ２６は４オ
クテットである。ＣＲＣ２６のデータはフレーム２０や
情報部２５のデータの誤りを検出するためのものであ
る。
【００１９】タイプフィールド２４に書込まれているデ
ータは情報部２５のデータがどういう種類の情報である
か、つまりどのようなプロトコルに基づいたデータであ
るかを示している。例えば、情報部２５のデータがＡＲ
Ｐであるならば、タイプフィールド２４には１６進表示
で‘０８０６’という数値が書込まれる。
【００２０】図３は図１のＲＡＭ３の構成を示す図であ
る。図において、ＲＡＭ３は大きく３つの領域、すなわ
ちヘッダ部３０と条件エントリ部３４とカウント部３６
とに分割されている。
【００２１】ヘッダ部３０には入出力制御ユニット５，
６が抽出したイーサネットパケットのヘッダが書込ま
れ、内部が発信先アドレス（ＤＡ）３１と発信元アドレ
ス（ＳＡ）３２とタイプフィールド（Ｔ）３３とに分割
されている。
【００２２】条件エントリ部３４には操作者によって予
め設定された「Ｘ1 ，Ｘ2 ，……，Ｘn 」などの条件３
５が書込まれている。この条件３５には課金したくない
特定パケットのタイプフィールドに等しい数値が書込ま
れている。例えば、特定パケットがＡＲＰパケットであ
れば、条件３５に１６進表示で‘０８０６’という数値
が書込まれる。
【００２３】カウント部３６には課金結果が書込まれ、
内部が発信先アドレス３７と発信元アドレス３８とカウ
ント値３９とに分割されている。すなわち、カウント部
３６には発信先アドレス「ＤＡ1 」および発信元アドレ
ス「ＳＡ1 」の組合せに対応するカウント部に計数値
「Ｃ1 」が書込まれ、発信先アドレス「ＤＡ2 」および
発信元アドレス「ＳＡ2 」の組合せに対応するカウント
部に計数値「Ｃ2 」が書込まれ、発信先アドレス「ＤＡ
m 」および発信元アドレス「ＳＡm 」の組合せに対応す
るカウント部に計数値「Ｃm 」が書込まれる。
【００２４】図４は本発明の一実施例の動作を示すフロ
ーチャートである。これら図１〜図４を用いて本発明の
一実施例による課金動作について説明する。
【００２５】入出力制御ユニット５，６によってイーサ
ネットパケットのヘッダが抽出され、ＲＡＭ３のヘッダ
部３０に書込まれると、中央制御ユニット１はヘッダ部
３０のタイプフィールド３３に書込まれた値で条件エン
トリ部３４を探索する（図４ステップ４１）。中央制御
ユニット１はその探索結果から、ヘッダ部３０のタイプ
フィールド３３に書込まれた数値が予め条件エントリ部
３４に登録されているか否かを判断する（図４ステップ
４２）。
【００２６】タイプフィールド３３に書込まれた数値が
条件エントリ部３４に登録されていなければ、中央制御
ユニット１はヘッダ部３０の発信先アドレス３１と発信
元アドレス３２との組合せでカウント部３６を探索する
（図４ステップ４３）。中央制御ユニット１はその探索
結果から、ヘッダ部３０の発信先アドレス３１および発
信元アドレス３２の組合せと同じ組合せがカウント部３
６にあるか否かを判断する（図４ステップ４４）。
【００２７】カウント部３６にヘッダ部３０の発信先ア
ドレス３１および発信元アドレス３２の組合せと同じ組
合せがあれば、その組合せに対応するカウント値３９の
値に「１」を加算する（図４ステップ４５）。
【００２８】また、カウント部３６にヘッダ部３０の発
信先アドレス３１および発信元アドレス３２の組合せと
同じ組合せがなければ、その組合せをカウント部３６の
最後の行の下に発信先アドレス３１および発信元アドレ
ス３２の組合せを登録し、対応するカウント値３９に
「０」を書込む（図４ステップ４６）。
【００２９】タイプフィールド３３に書込まれた数値が
条件エントリ部３４に登録されているとき、あるいはカ
ウント部３６のカウント値３９が更新されたときやカウ
ント部３６に新規登録が行われたときに、中央制御ユニ
ット１はＲＡＭ３のヘッダ部３０に次に到来するパケッ
トのヘッダが書込まれるのを待つ（図４ステップ４
８）。
【００３０】中央制御ユニット１は次に到来するパケッ
トのヘッダがＲＡＭ３のヘッダ部３０に書込まれたと判
断すると（図４ステップ４８）、ステップ４１に戻って
上述した処理を行う。
【００３１】上記のアルゴリズムから理解されるよう
に、特定の情報を持ったパケットのみを課金対象から排
除し、その他のパケットに対しては課金することができ
る。例えば、条件エントリ部３４に条件３５として１６
進表示で‘０８０６’という数値を書込んでおけば、Ａ
ＲＰパケットを課金対象から排除することができる。
【００３２】このように、ＲＡＭ３のヘッダ部３０のタ
イプフィールド値３３に書込まれた数値が条件エントリ
部３４に予め設定された数値と一致したときに、ヘッダ
がＲＡＭ３のヘッダ部３０に書込まれたパケットを特定
パケットと判別し、該パケットの課金のための計数を抑
止することによって、パケットが持つ情報の種類に応じ
て選択して課金することができる。よって、利用者に関
係のない特定パケットを課金対象から外すことができ、
利用者に対して正しく料金請求することができる。
【００３３】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、通
過パケットを予め設定された特定パケットと判別したと
きに該通過パケットの計数を抑止することによって、利
用者に関係のないパケットを課金対象から外すことがで
き、利用者に対して正しく料金請求することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図２】イーサネットパケットのフレーム形式を示す図
である。
【図３】図１のＲＡＭの構成を示す図である。
【図４】本発明の一実施例の動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
１ 中央制御ユニット ３ ＲＡＭ ４〜６ 入出力制御ユニット ３０ ヘッダ部 ３４ 条件エントリ部 ３６ カウント部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 利用者毎の通過パケットを計数して課金
    するローカルエリアネットワークの課金装置であって、
    前記通過パケットが予め設定された特定パケットか否か
    を判別する判別手段と、前記判別手段が前記特定パケッ
    トと判別したときに該通過パケットの計数を抑止する抑
    止手段とを有することを特徴とする課金装置。
  2. 【請求項２】 前記通過パケットのヘッダ内から少なく
    ともタイプフィールドの値を抽出する抽出手段と、前記
    抽出手段によって抽出された値と予め設定された値とを
    比較する比較手段とを設け、前記比較手段で一致が検出
    されたときに該通過パケットを前記特定パケットと判別
    するようにしたことを特徴とする請求項１記載の課金装
    置。
JP4197863A 1992-07-01 1992-07-01 ローカルエリアネットワークの課金装置 Pending JPH0621942A (ja)

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