JPH06217950A - 動脈系テンション検査装置および方法 - Google Patents

動脈系テンション検査装置および方法

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JPH06217950A
JPH06217950A JP8012593A JP8012593A JPH06217950A JP H06217950 A JPH06217950 A JP H06217950A JP 8012593 A JP8012593 A JP 8012593A JP 8012593 A JP8012593 A JP 8012593A JP H06217950 A JPH06217950 A JP H06217950A
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JP
Japan
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pressure sensor
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blood flow
positions
pressure
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JP8012593A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Takashima
充 高島
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 最適押圧力の設定に困難を伴うことなく、非
観血に動脈系テンション情報を得る。 【構成】 心臓側から抹消側に延びる動脈に沿った3つ
の位置に順に配設された圧力センサ1、圧力センサ2、
および血流制限素子3にに対する押圧力を血流遮断状態
ら徐々に低下させ、圧力センサ2から検出出力が得られ
る血流通過限界状態で上記押圧力を一定に制御し、圧力
センサ1から得られる血流全圧波から、レベル検出器1
0、カウンタ11およびタイマ12によって心拍周期を
測定するとともに、レベル検出器10、HPF13、底
部検出器14、カウンタ15およびタイマ16によって
伝播駆出期を測定し、除算器17により伝播駆出期を心
拍周期で割ることにより、動脈系テンション情報を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動脈系テンションの検
査方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧力センサにより動脈脈波を検出
し、その振幅や波形に着目して、血圧情報や末梢循環情
報等を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】非観血検査の場合に
は、圧力センサを皮膚上に配置するため、押圧力による
波形変化が著しく、最適押圧力の設定が困難であるた
め、有効な医学情報を得ることが難しかった。
【0004】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、最適押圧力の設定に困難を伴うことな
く、非観血に、動脈系テンション情報を得ることができ
るようにすることを第1の目的とする。
【0005】本発明の第2の目的は、心臓側から末梢側
に延びる動脈に沿った3つの位置に配設される圧力セン
サにかかる力が均等でなくても、軸方向テンション値を
求めることができる動脈系テンション検査装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の動脈系テ
ンション検査装置は、(a)心臓側から末梢側に延びる
動脈に沿った3つの位置のうち心臓側の位置に配設され
る第1圧力センサ(例えば、図1乃至図3の圧力センサ
1)と、(b)上記3つの位置のうち中間位置に配設さ
れる第2圧力センサ(例えば、図1乃至図3の圧力セン
サ2)と、(c)上記3つの位置のうち末梢側に配設さ
れる血流制限素子(例えば、図1乃至図3の血流制限素
子3)と、(d)上記3つの位置において同圧にて血流
通過制限を行う押圧手段(例えば、図2の空気袋7)
と、(e)押圧手段の押圧力を血流遮断状態から徐々に
低下させ、第2圧力センサから検出出力が得られる血流
通過限界状態で押圧力を一定に制御する押圧制御手段
(例えば、図1の押圧制御部31)と、(f)押圧制御
手段が押圧力を一定に制御しているときに第1圧力セン
サから得られる血流全圧波から心拍周期を測定する心拍
周期測定手段(例えば、図1のレベル検出回路10、カ
ウンタ11およびタイマ12)と、(g)押圧制御手段
が押圧力を一定に制御しているときに第1圧力センサか
ら得られる血流全圧波から伝播駆出期を測定する伝播駆
出期測定手段(例えば、図1のレベル検出回路10、ハ
イパスフィルタ13、底部検出器14、カウンタ15お
よびタイマ16)と、(h)測定された伝播駆出期を測
定された心拍周期で割る除算手段(例えば、図1の除算
器17)とを備え、除算手段の出力に基づいて動脈系テ
ンション情報を得ることを特徴とする。
【0007】上記伝播駆出期測定手段は、(1)第2圧
力センサの検出出力が所定レベル以上になったことを検
出して第1信号を出力するレベル検出手段(例えば、図
1のレベル検出回路10)と、(2)第2圧力センサの
検出出力の底部を検出して底部検出出力を発生する底部
検出手段(例えば、図1のハイパスフィルタ13および
底部検出器14)と、(3)底部検出出力を計数して所
定値に到達したときに第2信号を出力する計数手段(例
えば、図1のカウンタ15)と、(4)第1信号が出力
されてから第2信号が出力されるまでの時間を測定する
タイマ手段(例えば、図1のタイマ16)とを備えるこ
とが好ましい。
【0008】本発明の動脈系テンション検査方法は、
(A)心臓側から末梢側に延びる動脈に沿った3つの位
置のうち心臓側に第1圧力センサ(例えば、図1乃至図
3の圧力センサ1)を配設し、(B)上記3つの位置の
うち中間位置に第2圧力センサ(例えば、図1乃至図3
の圧力センサ2)を配設し、(C)上記3つの位置のう
ち末梢側に血流制限素子(例えば、図1乃至図3の血流
制限素子3)を配設し、(D)上記3つの位置における
押圧力を血流遮断状態から徐々に低下させ、第2圧力セ
ンサから検出出力が得られる血流通過限界状態で押圧力
を一定に制御し、(E)押圧力が一定に制御されている
ときに第1圧力センサから得られる血流全圧波から心拍
周期を測定し、(F)押圧力を一定に制御されていると
きに第1圧力センサから得られる血流全圧波から伝播駆
出期を測定し、(G)測定した伝播駆出期を測定した心
拍周期で割ることにより得られる値に基づいて動脈系テ
ンション情報を得ることを特徴とする。
【0009】本発明の第2の動脈系テンション装置は、
心臓側から末梢側に延びる動脈に沿った3つの位置のう
ち心臓側の位置に配設される第1圧力センサ(例えば、
図5の圧力センサ101)と、上記3つの位置のうち中
間位置に配設される第2圧力センサ(例えば、図5の圧
力センサ102)と、上記3つの位置のうち末梢側に配
設される第3圧力センサ(例えば、図5の圧力センサ1
03)と、上記3つの位置において血流通過制限を行う
押圧手段(例えば、図5の空気袋107)と、動脈の変
形がほとんどない程度の弱い力で3つの圧力センサが動
脈に押し当てられるように押圧手段を制御する押圧制御
手段(例えば、図5の押圧制御部131)と、第1圧力
センサから得られる血流全圧波の上昇開始点からピーク
点までの時間を測定する第1時間測定手段(例えば、図
5のレベル検出器111、タイマ112およびピーク検
出器113)と、第2圧力センサから得られる血流全圧
波の上昇開始点からピーク点までの時間を測定する第2
時間測定手段(例えば、図5のレベル検出器121、タ
イマ122およびピーク検出器123)と、第3圧力セ
ンサから得られる血流全圧波の上昇開始点からピーク点
までの時間を測定する第3時間測定手段(例えば、図5
のレベル検出器131、タイマ132およびピーク検出
器133)と、第1時間測定手段の出力と第3時間測定
手段の出力との和を求める加算手段(例えば、図5の加
算器114)と、加算手段の出力を2で割る第1除算手
段(例えば、図5の割算器114)と、第2時間測定手
段の出力を第1除算手段の出力で割る第2除算手段(例
えば、図5の割算器116)とを備え、第2除算手段の
出力に基づいて動脈系テンション情報を得ることを特徴
とする。
【0010】
【作用】本発明の第1動脈系テンション検査装置および
動脈系テンション検査方法においては、心臓側から末梢
側に延びる動脈に沿った3つの位置のうち心臓側の位
置、中間位置および末梢側の位置に、それぞれ、第1圧
力センサ、第2圧力センサおよび血流制限素子が配設さ
れ、上記3つの位置における押圧力が血流遮断状態から
徐々に低下され、第2圧力センサから検出出力が得られ
る血流通過限界状態で押圧力が一定に制御され、押圧力
が一定に制御されているときに第1圧力センサから得ら
れる血流全圧波から心拍周期および伝播駆出期が測定さ
れ、伝播駆出期を心拍周期で割ることにより得られる値
に基づいて動脈系テンション情報が得られる。従って、
最適押圧力の設定に困難を伴うことなく、非観血に、動
脈系テンション情報を得ることができる。
【0011】本発明の第2動脈テンション検査装置にお
いては、心臓側から末梢側に延びる動脈に沿った3つの
位置のうち心臓側の位置に配設される第1圧力センサか
ら得られる血流全圧波の立ち上がり開始点からピーク点
までの時間が第1時間測定手段によって測定され、上記
3つの位置のうち中間位置に配設される第2圧力センサ
から得られる血流全圧波の立ち上がり開始点からピーク
点までの時間が第2時間測定手段によって測定され、上
記3つの位置のうち末梢側に配設される第3圧力センサ
から得られる血流全圧波の立ち上がり開始点からピーク
点までの時間が第3時間測定手段によって測定され、第
1時間測定手段の出力と第3時間測定手段の出力との和
が加算手段によって求められ、加算手段の出力が第1除
算手段によって2で割られ、第2時間測定手段の出力が
第2除算手段によって第1除算手段の出力で割られ、第
2除算手段の出力に基づいて動脈系テンション情報が得
られる。従って、心臓側から末梢側に延びる動脈に沿っ
た3つの位置に配設される圧力センサに均等にかかる力
が均等でなくても、軸方向テンション値を求めることが
できる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の動脈系テンション検査装置
の一実施例の構成を示すブロック図である。圧力センサ
1および2は、例えば圧電型マイクロホン等の圧力電気
変換素子により構成され、動脈脈波を圧力変化として検
出する。図2に示されているように、圧力センサ1およ
び2ならびに血流制限素子3は、被検診者の手首に装着
される付加帯5により両端が連結される固定板6の内壁
部分に配設されている。そして、圧力センサ1および2
ならびに血流制限素子3は、付加帯5に設けられた空気
袋7に空気が注入されることによって被検出部位を押圧
し、図3に示されているように、被検診者の手首の皮膚
組織20を介してとう骨動脈等の動脈21を閉塞する。
付加帯5が被検診者の手首に装着された状態では、図3
に示されているように、心臓側から末梢側に延びる動脈
21に沿った3つの位置のうち心臓側の位置、中間位置
および末梢側の位置に、それぞれ、圧力センサ1、圧力
センサ2および血流制限素子3が配設される。
【0013】付加帯5に設けられた空気袋7は、押圧制
御部31により制御される空気ポンプ(図示せず)によ
り空気が注入され、押圧制御部31によって制御される
排気バルブ(図示せず)を介して排気されるようになっ
ている。
【0014】図1に戻って、レベル検出回路10は、圧
力センサ1の圧力検出出力が所定レベルを越えたとき
に、すなわち図4に示す血流全圧波の大動脈弁開放の時
点を検出して、パルスAを出力する。レベル検出回路1
0から出力されるパルスAは、タイマ12および16に
タイマスタート信号として供給される。
【0015】カウンタ11は、レベル検出回路10から
出力されるパルスAを受ける毎に異なった極性のパルス
を出力するもので、レベル検出回路10から最初のパル
スを受けたとき(すなわち、血流全圧波の最初の大動脈
弁開放の時点a)に、負極性のパルス(すなわち
「0」)を出力し、レベル検出回路10から次のパルス
を受けたとき(すなわち、血流全圧波の次の大動脈弁開
放の時点b)に、正極性のパルス(すなわち「1」)B
を出力し、レベル検出回路10から次のパルスを受けた
ときに、負極性のパルス(すなわち「0」)を出力する
プリセットカウンタである。カウンタ11から出力され
る正極性のパルスBは、タイマ12にタイマストップ信
号として供給される。
【0016】ハイパスフィルタ(HPF)13は、次段
に設けられた底部検出器14が、図4に示す血流全圧波
の底部を正確に検出できるように、入力信号の高域成分
を抽出する。HPF13の時定数は、0.01sec以
内に設定するのが好ましい。底部検出器14は、血流全
圧波の各底部を検出する毎にパルスを出力する。カウン
タ15は、底部検出器14から出力されるパルスを2個
受けたときに、すなわち血流全圧波の大動脈弁閉鎖の時
点cで、正極性のパルスCを出力する。カウンタ15か
ら出力される正極性のパルスCは、タイマ16にタイマ
ストップ信号として供給される。
【0017】タイマ12は、レベル検出器10よりパル
スAを受けてから、カウンタ11よりパルスBを受ける
までの時間、すなわち血流全圧波の心拍周期を測定し、
その測定値Dを出力する。タイマ16は、レベル検出器
10よりパルスAを受けてから、カウンタ15よりパル
スCを受けるまでの時間すなわち伝播駆出期を測定し、
その測定値Eを出力する。
【0018】除算器17は、タイマ16から供給される
伝播駆出期の測定値Eを、タイマ12から出力される心
拍周期の測定値Dで割った値E/Dを出力装置18に供
給する。出力装置17は、値E/Dを表示あるいは印刷
する。
【0019】レベル検出回路30は、圧力センサ2から
検出出力が得られるたこと、すなわち血流通過限界状態
を検出して、そのことを示す信号を押圧制御部31に出
力する。
【0020】次に、上述のように構成された本発明の実
施例の動作を説明する。まず、押圧制御部31は、図示
しない空気ポンプおよび排気バルブを介して空気袋7を
制御して、圧力センサ1および2ならびに血流制限素子
3が配設される上記3つの位置における押圧力を血流遮
断状態から徐々に低下させる。そして、押圧制御部31
は、レベル検出器30より圧力センサ2から検出出力が
得られたこと、すなわち血流通過限界状態を示す信号を
受けて、押圧力を一定に制御する。この状態が測定状態
であり、圧力センサ1からは、血流全圧波が出力され
る。
【0021】レベル検出回路10は、圧力センサ1の圧
力検出出力が所定レベルを越えたときに、すなわち血流
全圧波の最初の大動脈弁開放の時点aを検出して、パル
スAを出力し、これに応じて、タイマ12および16
は、それぞれ、心拍周期および伝播駆出期の時間測定を
開始する。
【0022】カウンタ11は、レベル検出回路10から
2つ目のパルスAを受けたとき(すなわち、血流全圧波
の次の大動脈弁開放の時点b)に、正極性のパルスBを
出力し、これにより、タイマ12は、時間測定を終了
し、心拍周期の測定値Dを除算器17に出力する。
【0023】他方、カウンタ15は、底部検出器14か
ら出力されるパルスを2個受けたときに、すなわち血流
全圧波の大動脈弁閉鎖の時点cで、正極性のパルスCを
出力し、これにより、タイマ16は、時間測定を終了
し、伝播周期の測定値Eを除算器16に出力する。
【0024】除算器17は、タイマ16から供給される
伝播駆出期の測定値Eを、タイマ12から出力される心
拍周期の測定値Dで割った値E/Dを出力装置18に供
給する。出力装置18は、値E/Dを表示あるいは印刷
する。
【0025】心臓自体の駆出期は、心拍周期に正相関す
ることから、上述のように、伝播駆出期の測定値Eを、
心拍周期の測定値Dで割った値E/Dを使用する。ま
た、片腕だけでなく、両腕を測定して平均することが好
ましい。
【0026】伝播駆出期は、心臓拍出により動脈系が膨
張し、動脈系全抵抗および動脈系全コンプライアンスの
時定数により元に戻る状態を反映し、全抵抗は、血圧維
持の面でほとんど変化なく、従って、動脈系全コンプラ
イアンスを示す。よって、上記E/Dから動脈系テンシ
ョン情報を得ることができる。
【0027】また、次の演算により、ストレス情報を得
ることができる。
【0028】(動脈系テンション情報)−(血圧情報)
−(動脈硬度情報)=ストレス情報
【0029】図5は、本発明の動脈系テンション検査装
置の別の実施例の構成を示す。この実施例では、図6に
示されているように、心臓側から末梢側に延びる動脈2
1に沿った3つの近接した位置のうち心臓側の位置に圧
力センサ101が配設され、上記3つの位置のうち中間
位置に圧力センサ102が配設され、上記3つの位置の
うち末梢側に圧力センサ103が配設される。
【0030】動脈21を図2の空気袋7に対応する空気
袋107によって弱い力で加圧した場合、軸方向テンシ
ョンTが両端の(すなわち心臓側および末梢側)圧力セ
ンサ101および103によって影響を受け、中央の圧
力センサ102は、下方の力Fを受ける。この力Fのた
め、図7に示すように、両端圧力センサ101および1
03から得られる血流全圧波の立ち上がり波形と中央圧
力センサ102から得られる血流全圧波の立ち上がり波
形とは異なったものとなる。
【0031】実際に、3個の圧力センサ101,102
および103に均等に弱い力をかけることは困難であ
り、補正を行う必要がある。図5の実施例では、心臓側
の位置に配設される圧力センサ101から得られる血流
全圧波の立ち上がり開始点からピーク点までの時間t1
(図8参照)を測定し、中間位置に配設される圧力セン
サ102から得られる血流全圧波の立ち上がり開始点か
らピーク点までの時間t2(図8参照)を測定し、末梢
側に配設される圧力センサ103から得られる血流全圧
波の立ち上がり開始点からピーク点までの時間t3(図
8参照)を測定し、時間t1と時間t3との平均値(t1
+t3)/2を求め、時間t2を上記平均値で割って得ら
れる値を軸方向テンション値とする。
【0032】図5において、レベル検出器111は、圧
力センサ101から得られる血流全圧波の立ち上がり開
始点を検出する。ピーク検出器113は、圧力センサ1
01から得られる血流全圧波のピーク点を検出する。タ
イマ112は、レベル検出器111から検出信号を受け
てからピーク検出器113から検出信号を受けるまでの
時間t1を測定する。
【0033】レベル検出器121は、圧力センサ102
から得られる血流全圧波の立ち上がり開始点を検出す
る。ピーク検出器123は、圧力センサ102から得ら
れる血流全圧波のピーク点を検出する。タイマ122
は、レベル検出器121から検出信号を受けてからピー
ク検出器123から検出信号を受けるまでの時間t2
測定する。
【0034】レベル検出器131は、圧力センサ103
から得られる血流全圧波の立ち上がり開始点を検出す
る。ピーク検出器133は、圧力センサ103から得ら
れる血流全圧波のピーク点を検出する。タイマ132
は、レベル検出器131から検出信号を受けてからピー
ク検出器133から検出信号を受けるまでの時間t3
測定する。
【0035】レベル検出器130は、圧力センサ10
1、102および103から出力される血流全圧波レベ
ルを検出する。押圧制御部131は、検出器130によ
って検出された血流全圧波レベルに応じて、ポンプ13
2を介して空気袋107を制御して、動脈21の変形が
ほとんど無い程度の弱い力で圧力センサ101、102
および103を動脈21に押し当てるようにする。
【0036】加算器114は、タイマ112によって測
定された時間t1とタイマ132によって測定された時
間t3とを加算する。割算器115は、加算器114の
出力値(t1+t3)を2で割る。割算器116は、タイ
マ122によって測定された時間t2を割算器115の
出力値(t1+t3)/2で割る。この割算器116の出
力値が、軸方向テンション値を示す。
【0037】
【発明の効果】本発明の第1の動脈系テンション検査装
置および動脈系テンション検査方法によれば、心臓側か
ら末梢側に延びる動脈に沿った3つの位置のうち心臓側
の位置、中間位置および末梢側の位置に、それぞれ、第
1圧力センサ、第2圧力センサおよび血流制限素子を配
設し、上記3つの位置における押圧力を血流遮断状態か
ら徐々に低下させ、第2圧力センサから検出出力が得ら
れる血流通過限界状態で押圧力を一定に制御し、押圧力
が一定に制御されているときに第1圧力センサから得ら
れる血流全圧波から心拍周期および伝播駆出期を測定
し、伝播駆出期を心拍周期で割ることにより得られる値
に基づいて動脈系テンション情報を得るようにしたの
で、最適押圧力の設定が容易で、非観血に、動脈系テン
ション情報を得ることができる。
【0038】本発明の第2動脈テンション検査装置によ
れば、心臓側から末梢側に延びる動脈に沿った3つの位
置のうち心臓側の位置に配設される第1圧力センサから
得られる血流全圧波の立ち上がり開始点からピーク点ま
での時間を第1時間測定手段によって測定し、上記3つ
の位置のうち中間位置に配設される第2圧力センサから
得られる血流全圧波の立ち上がり開始点からピーク点ま
での時間を第2時間測定手段によって測定し、上記3つ
の位置のうち末梢側に配設される第3圧力センサから得
られる血流全圧波の立ち上がり開始点からピーク点まで
の時間を第3時間測定手段によって測定し、第1時間測
定手段の出力と第3時間測定手段の出力との和を加算手
段によって求め、加算手段の出力を第1除算手段によっ
て2で割り、第2時間測定手段の出力を第2除算手段に
よって第1除算手段の出力で割り、第2除算手段の出力
に基づいて動脈系テンション情報を得るようにしたの
で、心臓側から末梢側に延びる動脈に沿った3つの位置
に配設される圧力センサに均等にかかる力が均等でなく
ても、軸方向テンション値を求めることができ、神経系
の働きや、精神面の働きを計測できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動脈系テンション検査装置の一実施例
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例の圧力センサ1および2、血流制
限素子3、ならびに押圧手段である空気袋が配設され、
被検診者の手首に装着される検査具の一構成例を示す斜
視図である。
【図3】図1の実施例の圧力センサ1および2、血流制
限素子3による動脈の押圧状態を示す断面図である。
【図4】図1の圧力センサ1によって検出される血流全
圧波の一例を示す波形図である。
【図5】本発明の動脈系テンション検査装置の別の実施
例の構成を示すブロック図である。
【図6】図5の実施例の圧力センサ101、102およ
び103による動脈の押圧状態を示す断面図である。
【図7】図5の実施例の両端(すなわち心臓側および末
梢側)圧力センサ101および103から得られる血流
全圧波の立ち上がり波形と中央圧力センサ102から得
られる血流全圧波の立ち上がり波形差異を示す波形図で
ある。
【図8】図5の実施例の心臓側圧力センサ101、中央
圧力センサ102および末梢側圧力センサ103から得
られる血流全圧波の立ち上がり開始点からピーク点まで
の時間の差異を示す波形図である。
【符号の説明】
1,2 圧力センサ 3 血流制限素子 7 空気袋 10 レベル検出回路 11 カウンタ 12 タイマ 13 ハイパスフィルタ 14 底部検出器 15 カウンタ 16 タイマ 17 除算器 30 レベル検出回路 31 押圧制御部 101,102,103 圧力センサ 111,121,131 レベル検出器 113,123,133 ピーク検出器 112,122,132 タイマ 114 加算器 115,116 割算器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心臓側から末梢側に延びる動脈に沿った
    3つの位置のうち心臓側の位置に配設される第1圧力セ
    ンサと、 前記3つの位置のうち中間位置に配設される第2圧力セ
    ンサと、 前記3つの位置のうち末梢側に配設される血流制限素子
    と、 前記3つの位置において同圧にて血流通過制限を行う押
    圧手段と、 前記押圧手段の押圧力を血流遮断状態から徐々に低下さ
    せ、前記第2圧力センサから検出出力が得られる血流通
    過限界状態で前記押圧力を一定に制御する押圧制御手段
    と、 前記押圧制御手段が前記押圧力を一定に制御していると
    きに前記第1圧力センサから得られる血流全圧波から心
    拍周期を測定する心拍周期測定手段と、 前記押圧制御手段が前記押圧力を一定に制御していると
    きに前記第1圧力センサから得られる血流全圧波から伝
    播駆出期を測定する伝播駆出期測定手段と、 前記測定された伝播駆出期を前記測定された心拍周期で
    割る除算手段とを備え、 前記除算手段の出力に基づいて動脈系テンション情報を
    得ることを特徴とする動脈系テンション検査装置。
  2. 【請求項2】 前記伝播駆出期測定手段が、 前記第2圧力センサの検出出力が所定レベル以上になっ
    たことを検出して第1信号を出力するレベル検出手段
    と、 前記第2圧力センサの検出出力の底部を検出して底部検
    出出力を発生する底部検出手段と、 前記底部検出出力を計数して所定値に到達したときに第
    2信号を出力する計数手段と、 前記第1信号が出力されてから前記第2信号が出力され
    るまでの時間を測定するタイマ手段とを備えることを特
    徴とする請求項1記載の動脈系テンション検査装置。
  3. 【請求項3】 心臓側から末梢側に延びる動脈に沿った
    3つの位置のうち心臓側に第1圧力センサを配設し、 前記3つの位置のうち中間位置に第2圧力センサを配設
    し、 前記3つの位置のうち末梢側に血流制限素子を配設し、 前記3つの位置における押圧力を血流遮断状態から徐々
    に低下させ、前記第2圧力センサから検出出力が得られ
    る血流通過限界状態で前記押圧力を一定に制御し、 前記押圧力が一定に制御されているときに前記第1圧力
    センサから得られる血流全圧波から心拍周期を測定し、 前記押圧力を一定に制御されているときに前記第1圧力
    センサから得られる血流全圧波から伝播駆出期を測定
    し、 前記測定した伝播駆出期を前記心拍周期で割ることによ
    り得られる値に基づいて動脈系テンション情報を得るこ
    とを特徴とする動脈系テンション検査方法。
  4. 【請求項4】 心臓側から末梢側に延びる動脈に沿った
    3つの位置のうち心臓側の位置に配設される第1圧力セ
    ンサと、 前記3つの位置のうち中間位置に配設される第2圧力セ
    ンサと、 前記3つの位置のうち末梢側に配設される第3圧力セン
    サと、 前記3つの位置において血流通過制限を行う押圧手段
    と、 前記動脈の変形がほとんどない程度の弱い力で前記3つ
    の圧力センサが前記動脈に押し当てられるように前記押
    圧手段を制御する押圧制御手段と、 前記第1圧力センサから得られる血流全圧波の立ち上が
    り開始点からピーク点までの時間を測定する第1時間測
    定手段と、 前記第2圧力センサから得られる血流全圧波の立ち上が
    り開始点からピーク点までの時間を測定する第2時間測
    定手段と、 前記第3圧力センサから得られる血流全圧波の立ち上が
    り開始点からピーク点までの時間を測定する第3時間測
    定手段と、 前記第1時間測定手段の出力と第3時間測定手段の出力
    との和を求める加算手段と、 前記加算手段の出力を2で割る第1除算手段と、 前記第2時間測定手段の出力を前記第1除算手段の出力
    で割る第2除算手段とを備え、 前記第2除算手段の出力に基づいて動脈系テンション情
    報を得ることを特徴とする動脈系テンション検査装置。
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