JPH06215782A - 固体電解質燃料電池の支持体 - Google Patents

固体電解質燃料電池の支持体

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JPH06215782A
JPH06215782A JP5006049A JP604993A JPH06215782A JP H06215782 A JPH06215782 A JP H06215782A JP 5006049 A JP5006049 A JP 5006049A JP 604993 A JP604993 A JP 604993A JP H06215782 A JPH06215782 A JP H06215782A
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hole
fuel gas
power generation
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oxygen
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Withdrawn
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JP5006049A
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Fumio Umemura
文夫 梅村
Koji Amano
耕治 天野
Yasushi Watanabe
恭史 渡辺
Tatsuo Kahata
達雄 加幡
Satoshi Uchida
聡 内田
Seiji Takatsuki
誠治 高月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、発電部支持体やインタコネクタ支持
体でガスシールを確実になし得ることを主要な特徴とす
る。 【構成】中央の第1穴と、第1穴の周囲の発電部をのせ
る第1段と、第1穴と燃料ガス供給溝を介して連通する
第1燃料ガス供給孔と、前記第1穴と燃料ガス排出溝を
介して連通する第1燃料ガス排出孔と、第1酸素供給孔
及び第2酸素排出孔とを有してなる発電部支持体と、第
2穴と、前記第2穴の周囲のガス隔離部をのせる第2段
と、前記第1燃料ガス供給孔と対応する位置に設けられ
た第2燃料ガス供給孔と、第1燃料ガス排出孔と対応す
る位置に設けられた第2燃料ガス排出孔と、前記第2穴
と酸素供給溝を介して連通する第2燃料ガス供給孔と、
前記第2穴と酸素排出溝を介して連通する第2酸素排出
溝とを有してなるインタコネクタ部支持体とを、交互に
積層してなり、かつ前記発電部支持体とインタコネクタ
部支持体との少なくともガスシール部を要する接合面を
平面度の高い研摩面とし、これらの面に垂直な荷重をか
けることを特徴とする固体電解質燃料電池の支持体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固体電解質燃料電池の支
持体に関し、固体電解質電解装置,固体電解質酸素セン
サ等固体電解質のイオン導電性を利用する機器全般に適
用できるものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の平板型の固体電解質燃料
電池を示す。
【0003】図中の符号1は、発電部を示す。この発電
部1は、燃料電極2と電解質3と酸素電極4の3層の固
体膜を接合積層した構造となっている。前記発電部1
は、燃料流路5と酸素流路6とに挟まれ、燃料電極側は
燃料流路5を通る燃料に、酸素電極側は酸素流路6を通
る酸素あるいは空気に曝される位置に配置される。
【0004】前記発電部1の周縁は、発電部支持体7に
よって支持される。この発電部支持体7は、発電部1の
重量を支持する機能とともに、酸素流路6または燃料流
路5に接続してガスの通路を形成し、外部から発電部1
へ、また発電部1から外部へガスを供給・排出する通路
となる機能を併せもつ。
【0005】前記固体電解質燃料電池は、前記発電部1
を直列あるいは並列に複数個接合して発電ユニットを構
成することが多い。複数の発電部1を接合する場合は、
隣接する発電部1の間には、電気を導通する機能と、燃
料流路5を流れる燃料と酸素流路6を流れる酸素(ある
いは空気)との2種のガスを隔離する機能とを有するイ
ンタコネクタ部8が設けられている。このインタコネク
タ部8は、燃料流路渡り部9とガス隔離部10と酸素流路
渡り部11で構成される。
【0006】前記ガス隔離部10の周縁は、インタコネク
タ部支持体12で支持される。このインタコネクタ部支持
体12は、インタコネクタ部8の重量を支持する機能と共
に、燃料流路5または酸素流路6に接続してガスの通路
を形成し、外部から発電部1へ、また発電部1から外部
へガスを供給・排出する通路となる機能を併せもつ。燃
料と酸素あるいは空気とを隔離する部分の接合部には、
ガスシ−ルの機能をもつ材料・接合法を用いる必要があ
る。図4の例でいえば、発電部1と発電部支持体7との
間の接合部、インタコネクタ部(ガス隔離部)とインタ
コネクタ部支持体12との間の接合部、発電部支持体7と
インタコネクタ支持体12との間の接合部が、ガスシ−ル
機能を必要とする接合部に該当する。なお、図4におい
て、符号13は発電部縁のガスシ−ル部、符号14はインタ
コネクタ部縁のガスシ−ル部、符号15は支持体相互間の
ガスシ−ル部を夫々示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、固体電解質
燃料電池は、900℃〜1100℃の高温で運転される
ことが多い。しかるに、高温で運転され、かつ酸化雰囲
気に曝されるため、発電部支持体7、インタコネクタ部
支持体12には金属を用いることが困難で、酸化物系セラ
ミックスの焼結体を用いることが多い。また、発電部1
の構造的骨格を形成する電解質3は、例えばイットリア
安定化ジルコニアのような酸化物系セラミックスである
ことが多い。
【0008】前記ガス隔離部10には、例えばランタンク
ロマイト(LaCrO3 )のような電子導電性をもちか
つ酸化還元両雰囲気で安定なセラミックスを用いること
が多い。この場合、発電部1と発電部支持体7及びイン
タコネクタ(ガス隔離部)10と、インタコネクタ部支持
体12の接合部は、異種セラミックス相互間の接合とな
る。ここで、各セラミックス材料は、熱膨脹率が必ずし
も一致しておらず、また運転状態では温度の不均一も生
じ得るので、部品により熱膨脹による伸びは異なる。熱
膨脹の異なるセラミックスを剛に接合すると、部材内に
熱応力が発生し、部品多くは発電部1が破損する恐れが
ある。そのため、接合部では互いに接触する部材間の変
位拘束をできるだけ少なくすることが望ましい。
【0009】従来、この解決方法としては、接合部にセ
ラミックス接着剤を塗布し、焼付ける方法がとられてい
る。セラミックス接着剤は、焼付ける時に多孔質体にな
るために、変位拘束は比較的弱くなるが、ガスシ−ルの
機能は十分ではない。
【0010】また、接合部に例えば釉薬のようなガラス
系材料を塗布する方法もとられることがある。釉薬は、
運転温度付近、既ね700〜900℃以上の温度域では
溶融する。運転時にガスシ−ルを必要とする部分は80
0〜1100℃となり、釉薬は液体となるので、変位拘
束はほとんどなく、ガスシ−ルの機能も優れているが、
長時間使用しているうちに、流失してガスシ−ル機能を
損なう恐れがある。そこで、釉薬等の流失を防止あるい
は抑制する措置を講じる必要がある。また、燃料ガスと
酸素又は空気ガスとの間に差圧があると、液体シ−ル剤
が吹き飛びやすく、運転時に差圧を最小限に抑えるよう
な運転制限上の措置を講じる必要がある。
【0011】前記発電部1と発電部支持体7、インタコ
ネクタ部(ガス隔離部10)とインタコネクタ部支持体12
の接合部の他に、発電部支持体7とインタコネクタ支持
体12との間もガスシ−ルを要する接合部となる。この部
分についての接合法の従来技術としては、セラミックス
接着剤は焼付け後、多孔質となるためにガスシ−ル機能
が不十分であり、ガラス系材料は流失・吹き飛びの恐れ
があるため、いずれもガスシ−ルの方法としては不十分
なものとなる。
【0012】前記発電部支持体7とインタコネクタ部支
持体12とは、燃料流路5及び酸素流路6に接続してガス
の通路を形成する機能も有する。また、発電部1を複数
個接合して発電ユニットを構成する場合には、各々の発
電部1へ燃料ガス及び空気(又は酸素)ガスを分配する
機能、即ちガスマニホ−ルドとしての機能が必要とな
る。ガスマニホールドは、支持体と別部品とする方法
と、支持体に一体化してしまう方法とがあるが、マニホ
ールドを別部品とす場合には、支持体の形状は単純にな
るが、マニホールドと支持体との間にガスシ−ルを必要
とする接合部ができ、ガスシ−ルのための措置を講ずる
必要が生じる。
【0013】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、発電部支持体とインタコネクタ支持体との間のガス
シールを要する接合部を平面度の高い研摩面とし、かつ
その面に垂直な荷重をかえる構成とすることにより、前
記支持体でのガスシールを確実になしえる固体電解質燃
料電池の支持体を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、中央に設けら
れた第1穴と、前記第1穴の周囲に設けられ,発電部を
のせる第1段と、前記第1段に隣接して設けられ,前記
第1穴と燃料ガス供給溝を介して連通する第1燃料ガス
供給孔と、前記第1段に隣接して設けられ,前記第1穴
と燃料ガス排出溝を介して連通する第1燃料ガス排出孔
と、前記第1穴と離間して設けられた第1酸素供給孔及
び第1酸素排出孔とを有してなる発電層支持体と、
【0015】前記第1穴と対応する位置に設けられた第
2穴と、前記第2穴の周囲に設けられ,ガス隔離部をの
せる第2段と、前記第2穴と離間するとともに,前記発
電層支持体との積層時前記第1燃料ガス供給孔と対応す
る位置に設けられた第2燃料ガス供給孔と、前記第2穴
と離間するとともに,前記前記発電層支持体との積層時
第1燃料ガス排出孔と対応する位置に設けられた第2燃
料ガス排出孔と、前記第2段に隣接して設けられ,前記
第2穴と酸素供給溝を介して連通する第2燃料ガス供給
孔と、前記第2段に隣接して設けられ,前記第2穴と酸
素排出溝を介して連通する第2酸素排出溝とを有してな
るインタコネクタ部支持体とを、交互に積層してなり、
【0016】かつ前記発電層支持体とインタコネクタ部
支持体との少なくともガスシール部を要する接合面を平
面度の高い研摩面とし、これらの面に垂直な荷重をかけ
ることを特徴とする固体電解質燃料電池の支持体であ
る。
【0017】
【作用】この発明によれば、従来のセラミックス接着剤
又は液体シール剤にない耐差圧性をもったガスシール部
を形成することができ、かつシール剤充填の工程が省略
でき、シ−ル剤充填の工程が省略できる。また、シール
剤がないので、運転後の開放が容易で、点検,部品交換
等が容易にできる。
【0018】また、この発明において、ガスシールを要
する接合部の研摩レベルは表面粗さが小さければ小さい
ほど垂直荷重を小さくできる。更に、発電部支持体とイ
ンタコネクタ部支持体の材質を使用温度域(800℃〜
1100℃)で若干の塑性変形を起こすもにすれば、研
摩レベルを機械研摩のレベル(Rmax :0.1μm〜1
μm)、垂直荷重を0.1〜1Kgf/cm2 ・gのレベ
ルにすることができ、比較的簡単に製作及び機器構成が
できるようになる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。但
し、従来(図6)と同部材は同符号を付して説明を省略
する。
【0020】図1は、本発明の一実施例に係る外形が円
状の発電部支持体20の一例を示す。ここで、図1(A)
は平面図、図1(B)は断面図、図1(C)は図1
(A)の底面図である。図中の21は、中央部に設けられ
た正方形状の第1穴である。この第1穴21の周囲に正方
形薄板状の発電部をのせる第1段22が設けてある。ここ
に、既述した発電部1を配置し、従来と同様の液体シー
ル剤を用いて発電部縁のガスシール部13が形成される。
前記第1段22の外側の所定の位置には、第1段22に近接
して燃料ガス供給溝23,燃料ガス排出溝24が互いに対称
となるように設けられている。
【0021】前記燃料ガス供給溝23,燃料ガス排出溝24
の外側には、これら溝23,24に夫々連通するように第1
燃料ガス供給孔25,第1燃料ガス排出孔26が互いに対称
となるように設けられている。前記第1穴21の外側で前
記第1燃料ガス供給孔25,第1燃料ガス排出孔26の位置
から前記第1穴21の中心点Pを中心として90度回動し
た位置(燃料ガスの流れる方向と直交する方向)には、
第1酸素供給孔27,第1酸素排出孔28が互いに対称とな
るように設けられている。前記ガスシール部13により、
発電部1より上側の燃料流路5と発電部1より下側の酸
素流路6を流れるガス相互間の漏れを遮断する。なお、
前記燃料流路5と酸素流路6の配置は逆でもよいが、以
下、燃料流路5が上側にあるものとして説明する。
【0022】前記発電部1に対して燃料は図1の例で
は、鉛直方向から第1燃料ガス供給孔25,燃料ガス供給
溝23を経て発電部1の上側に供給され、燃料ガス排出溝
24,燃料ガス排出孔26を経て鉛直方向に排出される。酸
素は、発電部支持体20の下側に配置されるインタコネク
タ部支持体に設けた酸素流路を経て発電部1の下側に供
給及び排出される。発電部支持体27の内部は、第1燃料
ガス供給孔25,燃料ガス供給溝23,発電部1の上側、燃
料ガス排出溝24及び第1燃料ガス排出孔26は燃料ガスで
満たされ、第1酸素供給孔27及び第1酸素排出孔28は酸
素を含むガスで満たされる。また、発電部支持体20の外
側は、別種のガス(通常は空気)で満たされる。
【0023】燃料ガス,酸素を含むガス及び外側のガス
の混合を避けるために、本発明の主要な特徴であるシ−
ル構造を用いる。即ち、発電部支持体20の上面にシ−ル
部を形成する機械研摩面29と、その直上に配置される構
造体(インタコネクタ部支持体又は後述する上蓋)下面
のシール部を形成する機械的研摩面とを密着させ、上蓋
及び後述する下蓋の外側に設けた垂直荷重付与装置によ
り、シール部を形成する面に垂直な荷重をかけ、支持体
相互間のガスシール部15を形成する。支持体相互間のガ
スシール部の模式図は、後述する図3に示す通りであ
る。また、発電部支持体20の直下に配置されるインタコ
ネクタ部支持体との間の支持体相互間のガスシール部15
を形成するために、発電部支持体20の下面にシール部を
形成する機械研摩面30が設けられている。
【0024】図2(A)〜(C)は、本発明に係るイン
タコネクタ部支持体40の例を示す。ここで、図2(A)
は平面図、図2(B)は断面図、図2(C)は図2
(A)の底面図である。図中の符号41は中央に設けられ
た正方形状の第2穴であり、発電部支持体20とインタコ
ネクタ部支持体40とを積層した際、前記第1穴21に対応
する位置にある。前記第2穴41の周囲には、正方形薄板
状のガス隔離部10をのせる第2段42が設けられている。
ここに、ガス隔離部10を配置し、従来と同様の液体シー
ル剤を用いてインタコネクタ部縁のガスシール部14が形
成される。このインタコネクタ部縁のガスシール部14に
より、ガス隔離部10より上側の酸素流路6とガス隔離部
10より下側の燃料流路5を流れるガス相互間の漏れを遮
断する。
【0025】前記第2段42の近くには、第2燃料供給孔
43,第2燃料排出孔44が前記発電部支持体20の第1燃料
供給孔18,第2燃料排出孔26に対応する位置に夫々設け
られている。前記第2段42の外側の所定の位置には、第
2段42に近接して酸素供給溝45,酸素排出溝46が互いに
対称となるように設けられている。前記酸素供給溝45,
酸素排出溝46の外側には、これら溝45,46に夫々連通す
るように第2酸素供給孔47,第2酸素排出孔48が互いに
対称となるように設けられている。
【0026】空気は、鉛直方向から第2酸素供給孔47、
酸素供給溝45を経てインタコネクタ部支持体40の直上に
配置されている発電部1の下部に供給され、酸素排出溝
46、第2酸素排出孔48を経て、鉛直方向に排出される。
前記インタコネクタ部支持体40の内部は、第2燃料ガス
供給孔43及び第2燃料ガス排出孔44は燃料ガスで満たさ
れ、第2酸素供給孔47、酸素供給溝45、ガス隔離部10の
上側、酸素排出溝40及び第2酸素排出孔48は酸素を含む
ガスで満たされる。また、インタコネクタ部支持体40の
外側は、別種のガス(通常は空気)で満たされる。
【0027】燃料ガス,酸素を含むガス及び外側のガス
の混合を避けるために、本発明の主要な特徴であるシ−
ル構造を用いる。即ち、インタコネクタ部支持体40の上
面のシ−ル部を形成する機械研摩面49と、その直上に配
置される発電部支持体20下面のシール部を形成する機械
研摩面30とを密着させ、後記上蓋及び下蓋の外側に設け
た垂直荷重付与装置によりシール部を形成する面に垂直
な荷重をかけ、発電部,インタコネクタ部支持体相互間
のガスシール部15を形成する。また、インタコネクタ部
支持体40の直下に配置される構造体(発電部支持体207
又は下蓋)との間の支持体相互間のガスシ−ル部15を形
成するために、インタコネクタ部支持体40の下面のシー
ル部を形成する機械研摩面50を設ける。
【0028】図4は、前記発電部支持体とインタコネク
タ部支持体とを積層させ、内部に発電部等を組み込んだ
固体電解質燃料電池の支持体の模式図を示す。図4に示
すように、発電部支持体20とインタコネクタ部支持体40
が交互に積層されて配置されており、全体を上蓋51と下
蓋52とで挟む構成になっている。前記発電部支持体20の
第1燃料ガス供給25に対応する前記上蓋51には、第1燃
料ガス供給孔35と連通する第3燃料ガス供給孔55が設け
られ、この第3燃料ガス供給孔55には燃料ガス供給管56
が接続されている。また、前記発電部支持体20の第1燃
料ガス排出孔26に対応する前記上蓋51には、第1燃料ガ
ス排出給孔26と連通する第3燃料ガス排出孔57が設けら
れ、この第3燃料ガス供給孔57には燃料ガス排出管58が
接続されている。前記上蓋51の下面の一部には、端部集
電板59を配置する凹部60が設けられている。
【0029】一方、前記下蓋52の上面の一部にも、端部
集電板59を配置される凹部61が設けられている。前記上
蓋51と下蓋52の外側には、垂直荷重付与装置62,62が夫
々配置されている。これらの垂直荷重付与装置62,62に
より、複数の発電部支持体20とインタコネクタ部支持体
40のガスシール部15に同時に垂直荷重を付与するように
なっている。ここで、垂直荷重付与装置については、運
転中も十分低温となる個所に、ばね,空気圧,油圧等を
装置を配置する。また、前記発電部支持体20やインタコ
ネクタ部支持体40の材質としては、使用温度域(800
〜1000℃)で若干の塑性変形を起こすものとして、
例えばマイカ系マシナブルセラミック等の成分を主成分
とする材質を用いる。なお、図4中の符号63は液体シー
ル剤を示す。しかして、上記実施例によれば、以下に列
挙する効果を有する。
【0030】(1) 固体電解質燃料電池の発電部支持体20
とインタコネクタ部支持体40相互間のガスシール部を平
面度の高い機械研摩面で形成し、シール面に垂直な荷重
を付与してガスシールを行う構成とすることにより、当
該部分にシール材を充填する工程が省略でき、組立が容
易になる。また、当該部分にシール材を使用しないた
め、除荷するだけで開放ができ、点検,修理,部品交換
等が容易になる。
【0031】(2) 運転中のみ垂直荷重を付与してガスシ
ールの機能を発現することができ、起動時の常温から運
転温度域への昇温、停止時の運転温度域から常温への高
温の際には、垂直荷重を除荷して発電部支持体20とイン
タコネクタ部支持体40相互間の力のやりとりをなくし、
熱膨脹係数差による熱応力の発生をなくすことができ
る。
【0032】事実、発電部支持体20とインタコネクタ部
支持体40の材質に軟化点約1200℃のマイカ系マシナ
ブルエラミックスを用いてシール部を形成する面をRma
x 1μmの粗さに仕上げた場合、垂直荷重約1Kgf/
cm2 で構造体内部のガスと外部のガスの差圧100mm
Aq程度まで相互の漏れなく、ガスシールすることがで
きた。
【0033】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、発電
部支持体とインタコネクタ支持体との間のガスシールを
要する接合部を平面度の高い研摩面とし、かつその面に
垂直な荷重をかえる構成とすることにより、従来のセラ
ミックス接着剤又は液体シール剤にない耐差圧性をもっ
たガスシール部を形成することができ、かつシ−ル剤充
填の工程が省略でき、更に運転後の開放が容易で点検,
部品交換等が容易になしえる固体電解質燃料電池の支持
体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発電部支持体の説明図で、図1
(A)は平面図、図1(B)は断面図、図1(C)は図
1(A)の底面図。
【図2】本発明に係るインタコネクタ部支持体の説明図
で、図2(A)は平面図、図2(B)は断面図、図2
(C)は図2(A)の底面図。
【図3】本発明の実施例に係る固体電解質燃料電池の支
持体の説明図。
【図4】平板形の固体電解質燃料電池の説明図。
【符号の説明】
1…発電部、 2…燃料電極、 3…
電解質、4…酸素電極、 20…発電部支持体、
21,41…穴、22,42…段、 23…燃料ガス
供給溝、24…燃料ガス供給溝、 25,43…燃料ガス供給
孔、26,44…燃料ガス排出孔、27,47…酸素供給孔、
28,48…酸素排出孔、29,30,49,50…機械研摩面、40
…インタコネクタ部支持体、 45…酸
素供給溝、46…酸素排出溝、 51…上蓋、
52…下蓋、62…垂直荷重付与装置。
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 恭史 東京都調布市西つつじケ丘二丁目4番1号 東京電力株式会社技術研究所内 (72)発明者 加幡 達雄 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 内田 聡 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 高月 誠治 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に設けられた第1穴と、前記第1穴
    の周囲に設けられ,発電部をのせる第1段と、前記第1
    段に隣接して設けられ,前記第1穴と燃料ガス供給溝を
    介して連通する第1燃料ガス供給孔と、前記第1段に隣
    接して設けられ,前記第1穴と燃料ガス排出溝を介して
    連通する第1燃料ガス排出孔と、前記第1穴と離間して
    設けられた第1酸素供給孔及び第1酸素排出孔とを有し
    てなる発電層支持体と、 前記第1穴と対応する位置に設けられた第2穴と、前記
    第2穴の周囲に設けられ,ガス隔離部をのせる第2段
    と、前記第2穴と離間するとともに,前記発電層支持体
    との積層時前記第1燃料ガス供給孔と対応する位置に設
    けられた第2燃料ガス供給孔と、前記第2穴と離間する
    とともに,前記前記発電層支持体との積層時第1燃料ガ
    ス排出孔と対応する位置に設けられた第2燃料ガス排出
    孔と、前記第2段に隣接して設けられ,前記第2穴と酸
    素供給溝を介して連通する第2燃料ガス供給孔と、前記
    第2段に隣接して設けられ,前記第2穴と酸素排出溝を
    介して連通する第2酸素排出溝とを有してなるインタコ
    ネクタ部支持体とを、交互に積層してなり、 かつ前記発電層支持体とインタコネクタ部支持体との少
    なくともガスシール部を要する接合面を平面度の高い研
    摩面とし、これらの面に垂直な荷重をかけることを特徴
    とする固体電解質燃料電池の支持体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009087666A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Dainippon Printing Co Ltd 固体酸化物形燃料電池用インターコネクター、及びこれを用いたスタック構造
EP2819230A1 (en) 2013-06-27 2014-12-31 Toto Ltd. Solid oxide fuel cell and manufacturing method and manufacturing apparatus for same
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