JPH06215685A - カラー受像管の陰極構体 - Google Patents

カラー受像管の陰極構体

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JPH06215685A
JPH06215685A JP633093A JP633093A JPH06215685A JP H06215685 A JPH06215685 A JP H06215685A JP 633093 A JP633093 A JP 633093A JP 633093 A JP633093 A JP 633093A JP H06215685 A JPH06215685 A JP H06215685A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cathode
tape
picture tube
cathodes
color picture
Prior art date
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Pending
Application number
JP633093A
Other languages
English (en)
Inventor
Eriko Sunayama
恵利子 砂山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd, Kansai Nippon Electric Co Ltd filed Critical Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH06215685A publication Critical patent/JPH06215685A/ja
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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インライン型のカラー受像管の陰極構体に関
し、長時間にわたり安定した電子放射特性が得られ、色
調の安定した陰極構体を提供する。 【構成】 陰極構体において3個の陰極のうち中央に位
置する陰極の陰極テープ9bの幅、厚さt2を、両側に
位置する陰極のテープ9a,9cの幅、厚さt1に比べ
大きくすることにより、中央に位置する陰極の陰極テー
プ9bの熱伝導量および放熱量が、両側に位置する陰極
テープ9a,9cの熱伝導量および放熱量に比べ大きく
なり、青,緑,赤用の3個の陰極の基体金属2a,2
b,2cの温度が同一温度となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー受像管の陰極構体
に関し、特にインライン型のカラー受像管の陰極構体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー受像管の陰極構体は、青,
緑,赤の3個の陰極がそれぞれの陰極支持体に支えられ
直線上に配置固定されているため、中央に位置する陰極
は両側に位置する陰極からの熱伝導や熱放射を受け、陰
極基体金属の温度が両側に位置する陰極の基体金属の温
度に比べ一般に高く、電子放出特性の劣化が速く、長時
間使用中ホワイトバランス崩れと呼ばれる色調の変化が
生じるなどの問題があった。
【0003】図2は、従来の陰極構体の構造の一例を示
す縦断面図である。青,緑,赤用のそれぞれの陰極は、
陰極スリーブ11a,11b,11cの上部に、還元剤
を含みキャップ状に整形された基体金属12a,12
b,12cが溶接され、その上にアルカリ土類金属酸化
物13a,13b,13cが被覆されている。ハーメチ
ックシール支持体20に固定された陰極支持体18a,
18b,18cの外側にはそれぞれ同じ厚さtの陰極テ
ープ19a,19b,19cが溶接されている。
【0004】陰極支持体18a,18b,18cの内側
に溶接固定された陰極スリーブ11a,11b,11c
内部にはヒータ14a,14b,14cが挿入されてお
り、ヒータ補助支持体15a,15b,15c、ヒータ
支持体16a,16b,16c、ヒータ連結体17a,
17b,17cによって支持固定され、これらを通して
電流が供給され、基体金属12a,12b,12cが7
00〜800℃になるように加熱される。
【0005】この動作温度で基体金属12a,12b,
12cに含まれるMg,Si等の還元剤が表面に拡散
し、被覆されたアルカリ土類金属酸化物13a,13
b,13cとの反応により長期にわたり安定した電子放
出が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のカラー受像管の陰極構体では青,緑,赤用の3個の陰
極が陰極スリーブ11a,11b,11cの上部に基体
金属12a,12b,12cが溶接され、その上にアル
カリ土類金属酸化物13a,13b,13cが被覆され
直線上に配置されている。
【0007】このため3個の陰極のうち中央に位置する
陰極は両側に位置する陰極の熱伝導や熱放射により陰極
の基体金属12bの温度が両側の陰極の基体金属12
a,12cの温度よりも10℃前後高くなり、基体金属
12bに含まれるMg,Si等の還元剤の拡散速度が大
きくなり、消耗が激しくなるため、陰極の電子放出特性
が両側の陰極よりも早期に劣化し始め、長時間使用中に
ホワイトバランス崩れと呼ばれる色調の変化が生じるな
どの問題点があった。
【0008】本発明の目的は、長時間にわたりホワイト
バランスがとれ、色調の安定したカラー受像管の陰極構
体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハーメチック
シール支持体に固定された陰極支持体の外側に陰極テー
プが溶接され、陰極支持体の内側に溶接固定された陰極
スリーブ内部にヒータが挿入された青,緑,赤用の3個
の陰極が夫々の陰極支持体に支えられて直線上に配置固
定されているカラー受像管の陰極構体において、前記3
個の陰極のうち、中央に位置する陰極の陰極テープの幅
・厚さを両側に位置する陰極の陰極テープに比べ大きく
して断面積を大きくしたものである。
【0010】
【作用】上記の構成のよると、カラー受像管の陰極構体
において、3個の陰極のうち中央に位置する陰極の陰極
テープの幅・厚さを両側に位置する陰極テープの幅およ
び厚さに比べ大きくして断面積を大きくすることによ
り、中央に位置する陰極の陰極テープの熱伝導量および
放熱量が両側に位置する陰極テープの熱伝導量に比べ大
きくなり、青,緑,赤用の3個の陰極の基体金属の温度
が同一温度となり、長期にわたり安定した電子放出特性
が得られホワイトバランス崩れと呼ばれる色調の変化の
ない高品質のカラー受像管が得られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0012】図1は、本発明の一実施例を示すカラー受
像管の陰極構体の縦断面図である。青,緑,赤用の3個
の陰極は、それぞれの陰極支持体に支えられ、直線上に
配置固定されている。
【0013】詳述すれば、それぞれの陰極は陰極スリー
ブ1a,1b,1cの上部に還元剤を含みキャップ状に
整形された基体金属2a,2b,2cが溶接され、その
上にアルカリ土類金属酸化物3a,3b,3cが被覆さ
れている。
【0014】ハーメチックシール支持体20に固定され
た3個の陰極支持体8a,8b,8cの外側に溶接され
たそれぞれの陰極テープ9a,9b,9cのうち、中央
に位置する陰極の陰極テープ9bの幅・厚さt2を、両
側に位置する陰極の陰極テープ9a,9cの幅・厚さt
1よりも大きくしている。
【0015】そして、陰極支持体8a,8b,8cの内
側に溶接固定された陰極スリーブ1a,1b,1cの内
部にはヒータ4a,4b,4cが挿入されており、ヒー
タ補助支持体5a,5b,5c、ヒータ支持体6a,6
b,6c、ヒータ連結体7a,7b,7cによって支持
固定され、これらを通して電流が供給され基体金属2
a,2b,2cが700〜800℃になるように加熱さ
れる。
【0016】この動作を温度で基体金属2a,2b,2
cに含まれているMg,Si等の還元剤が表面に拡散
し、被覆されたアルカリ土類金属酸化物3a,3b,3
cの反応により長期にわたり電子放出が行われる。
【0017】このとき、直線上に配置された3個の陰極
のうち中央に位置する陰極の基体金属2bの温度が両側
の陰極よりの熱伝導や熱放射により、両側の基体金属2
a,2cの温度よりも10℃前後高くなる。しかし、本
発明では中央に位置する陰極の陰極テープ9bの幅・厚
さt2を両側に位置する陰極の陰極テープ9a,9cの
幅、厚さtよりも大きくしているので、中央に位置する
陰極の陰極テープ9bからの放熱量が大きく、これによ
り、各陰極の基体金属2a,2b,2cの温度が均一化
され青、緑、赤用の3個の陰極とともに長期にわたり安
定した電子放出特性が得られ、ホワイトバランス崩れと
呼ばれる色調の変化のない高品質のカラー受像管が得ら
れる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は青、緑、
赤用の3個の陰極がそれぞれの陰極支持体に支えられて
直線上に配置固定されたカラー受像管の陰極構体におい
て、3個の陰極のうち中央に位置する陰極の陰極テープ
の幅、厚さを両側に位置する陰極テープに比べ大きく
し、断面積を大きくして放熱量を大きくすることによ
り、青、緑、赤用の3個の陰極の基体金属の温度が均一
化され、各陰極ともに長期にわたり安定した電子放出特
性が得られ、ホワイトバランス崩れと呼ばれる色調の変
化の生じない、信頼性の高い高品質のカラー受像管を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すカラー受像管の陰極
構体の縦断面図
【図2】 従来のカラー受像管の陰極構体の一例を示す
縦断面図
【符号の説明】
1a,1b,1c 陰極スリーブ 2a,2b,2c 基体金属 3a,3b,3c アルカリ土類金属酸化物 4a,4b,4c ヒータ 5a,5b,5c ヒータ補助支持体 6a,6b,6c ヒータ支持体 7a,7b,7c ヒータ連結体 8a,8b,8c 陰極支持体 9a,9b,9c 陰極テープ 20 ハーメチックシール支持体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陰極スリーブ上部に還元剤を含みキャップ
    状に整形された基体金属が固接され、その上にアルカリ
    土類金属酸化物が被覆され、陰極スリーブ内部にヒータ
    が挿入された青,緑,赤用の3個の陰極がそれぞれの陰
    極支持体に支えられて直線状に配位固定されたカラー受
    像管の陰極構体において、前記3個の陰極のうち中央に
    位置する陰極の陰極テープの断面積を、両側に位置する
    陰極の陰極テープよりも大きくしたことを特徴とするカ
    ラー受像管の陰極構体。
  2. 【請求項2】上記中央に位置する陰極の陰極テープの幅
    を、両側に位置する陰極の陰極テープよりも大きくした
    ことを特徴とする請求項1記載のカラー受像管の陰極構
    体。
  3. 【請求項3】上記中央に位置する陰極の陰極テープの厚
    さを、両側に位置する陰極の陰極テープよりも大きくし
    たことを特徴とする請求項1記載のカラー受像管の陰極
    構体。
JP633093A 1993-01-19 1993-01-19 カラー受像管の陰極構体 Pending JPH06215685A (ja)

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JP633093A JPH06215685A (ja) 1993-01-19 1993-01-19 カラー受像管の陰極構体

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JP633093A JPH06215685A (ja) 1993-01-19 1993-01-19 カラー受像管の陰極構体

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JPH06215685A true JPH06215685A (ja) 1994-08-05

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