JPH0621468U - 受け板調節器つき皿立て - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕従来の皿立ては、横受け軸に対し、縦受け軸が
長く、傾斜角度がほぼ一定であるために、展示できる形
容は限られていた。この考案は、皿立ての受け板と、横
受け軸に移動調節溝があり、受け板と横受け軸の交点
を、差し替え移動することにより、必要な開度を得るこ
とができ、各種デザインの器に対して、展示に必要な傾
斜角度を受ることができる。かつ、皿立ての構造を簡略
化して、安価に供給できることを、目的とする。 〔構成〕皿立ての受け板と、横受け軸とに移動調節溝が
あり、展示する器の形容、必要な開度、傾斜角度に応じ
て、横受け軸を、受け板にはめ込んで固定し、器の深浅
に合わせて、必要な傾斜をもって 縦受け軸を、横受け
軸にはめ込み、縦受け軸に、開度固定板を差し込み固定
する。以上の構成により、展示デザイン及び、展示方法
の多様化をはかるとともに、安定性、安全性を保持する
展示を可能とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、業務展示用、並びに個人観賞用の皿立てである。

従来の技術 従来の皿立ては、横受け軸に対し、縦受け軸が長く、傾斜角度が一定であり、 横受け軸の開度も一定であるため、皿立てに展示できる形容は固定化されており 、奥行のある鉢類、高台の高い器類、縁高な額皿類等は、展示不能であった。

考案が解決しようとする課題点 この考案は、面積及び容積の異なる器類を必要な開度を保持し、傾斜をつけて 安全な展示をはかり、皿立ての構造を簡略化して、安価に供給できるものであ る。

課題点を解決するための手段 いまこれを図面について 説明すれば 第１図の受け板１に移動調節溝があり 、横受け軸２に差し込み溝がある。

作用 以上の構造であるから、受け板１の移動調節溝に、横受け軸２を差し込み、受 け板１と横受け軸２の交点を、器の形容に合わせて、２交点に分化移動させるこ とにより、必要な開度の調節がはかられる。

実施例 （１） 受け板１に、開度を調節する、移動調節溝がある。

（２） 横受け軸２の後部に、差し込み溝がある。

（３） 横受け軸２に、傾斜角度を調節する。移動調節溝を設け、縦受け軸３を 差し込む。

（４） 縦受け軸３に、開度固定板４を差し込み固定する。

考案の効果 そのような構造であるから、受け板１の移動調節溝に、器の形容に従い、必要 適切な開度を合わせ、横受け軸２を差し込む。受け板１に対して、移動調節溝に 従い、左右の横受け軸２を順次拡大させてゆくと、面積の広いもの、たとえば横 長の額皿等の展示が可能となる。又、受け板１の移動調節溝に従い、左右の横受 け軸２を、順次縮小して、左右の両横受け軸２を近づけてゆくと、面積の小さい ものが展示できる。最縮小時には、従来の皿立ての開度と同等になる。又、変型 の器、たとえば左右の長さの違う器等の展示も可能となる。受け板１と、横受け 軸２の必要開度を保持することは、展示の安定性に、多大に寄与する。

横受け軸２の移動調節溝に、器の深浅に合わせて、必要な傾斜を見い出し、縦 受け軸３の差し込み溝を差し込む。横受け軸２の後方側に、縦受け軸３を差し込 むことにより、深みのある器の展示ができ、横受け軸２の前方側に、縦受け軸３ を差し込むことにより、浅い器の展示ができる。縦受け軸３に、開度固定板４を 差し込み、展示の安定性、安全性の強化をはかる。

単一の皿立てが 上記の様に多機能を発するのは、移動調節溝をそなえた 受 け板１を設け、横受け軸２を２分化したことによる。多様な開度の展開によって 、面積の異なるもの、容積の異なるもの、各種個性的なデザインの器の展示に対 応できる。

よって、近来多様化する器の形態に合わせ立体展示に必要な安定性と安全性を 重視し、傾斜角度を保ち、かつ、ひとつの皿てで、多様な展示が可能なため、利 用範囲が広がり、器のみならず、箱類他の展示にも利用できる。展示を必要とす る業界においても、又、個人の観賞用においても、多大に寄与でき、経済性にも 優れている。

【図面の簡単な説明】 第１図は 本考案の前方斜面図である。第２図は 本考
案の後方斜面図である。 １は受け板 ２は横受け軸 ３は縦受け軸 ４は
開度固定板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 受け板１に、移動調節溝があり、横受け軸２が移動す
   る。以上のごとく構成された皿立て。