JPH06213740A - ダイヤフラム板 - Google Patents

ダイヤフラム板

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Publication number
JPH06213740A
JPH06213740A JP769393A JP769393A JPH06213740A JP H06213740 A JPH06213740 A JP H06213740A JP 769393 A JP769393 A JP 769393A JP 769393 A JP769393 A JP 769393A JP H06213740 A JPH06213740 A JP H06213740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
curvature
ripple
diaphragm plate
height
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP769393A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Ookashi
真一 大樫
Toshinori Shimada
敏則 島田
Teruo Watanabe
照夫 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd filed Critical Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Priority to JP769393A priority Critical patent/JPH06213740A/ja
Publication of JPH06213740A publication Critical patent/JPH06213740A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Diaphragms And Bellows (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 微圧での撓みをより大きくする。 【構成】 素材板中心円形10の周りに、その周り任意
の点から渦巻き波紋Pを呈する波形断面とし、その渦巻
き波紋Pは前記中心円形10に向い上向き円弧状に傾斜
してなる。前記波形断面において、渦巻き波紋Pは、そ
の波の山部及び溝部が円弧状で、かつ各波山部頂点に接
する曲線が円弧状となって、波の高さtがその曲率半径
rとなっている。波紋Pの周縁部及び中心部は、前記波
の高さtが徐々に低くなっているとともに、その曲率r
が徐々に大きくなっている。このダイヤフラム板Dにお
いては、その撓み作用時、渦巻き波紋Pの周縁部の波の
高さtが徐々に低くなって反対にその曲率rが徐々に大
きくなっているため、その部分が他の部分に比べあまり
硬くならず、十分に撓む。このため、微圧でも立上りよ
く大きな撓みを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、素材中心円形の周り
に、その周り任意の点から渦巻き波紋を呈する波形断面
としたダイヤフラム板に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】本願出願人は、この種のダ
イヤフラム板を特願平1−341832号(特開平3−
199727号)、特願平1−341834号(特開平
3−199729号)等において種々提案した。そのダ
イヤフラム板Dは、図1、図2を参照して説明すると、
素材中心円形10の周りに、その周り任意の点から渦巻
き波紋Pを呈する波形断面とし、その渦巻き波紋Pは中
心円形10に向い上向き円弧状に傾斜してなるものであ
る。
【0003】それらのダイヤフラム板Dは、従来のもの
に比べ微圧で大きい変位(撓み)を得ることができる特
徴を有する。
【0004】しかしながら、特種機器においてはさらに
微圧での大きな撓みを要求される。
【0005】そこで、この発明の課題は、微圧での撓み
をより大きくすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明にあっては、上記の渦巻き波紋を呈するダ
イヤフラム板において、さらに下記の構成を成したので
ある。
【0007】記 「上記波形断面において、上記渦巻き波紋Pは、その波
の山部及び溝部が円弧状で、かつ各波山部頂点に接する
曲線が円弧状となって、波の高さがその曲率半径となっ
ており、波紋Pの周縁部及び中心部は、前記波の高さが
徐々に低くなっているとともに、その曲率を徐々に大き
くしてなる。」
【0008】
【作用】このように構成するダイヤフラム板は、中心円
形の突出側から加圧すると、その加圧に従い、渦巻き波
紋の周囲終端からその波紋に沿い中心に向かって撓む。
【0009】この撓み作用時、図3に示すように、渦巻
き波紋Pの周縁部の波の高さtが徐々に低くなって反対
にその曲率rが徐々に大きくなっているため、その部分
が他の部分に比べあまり硬くならず、十分に撓む。この
ため、微圧でも立上りよく大きな撓みを得ることができ
る。
【0010】
【実施例】まず、厚さ:0.015mmのステンレス箔の
フープ:34mmφを用意し、これを、プレス加工して、
図1、図2に示すように、中心円形10の周りの3等分
位から互に隣接された上向き円弧状渦巻き波紋Pが形成
された外径26.04mmφのダイヤフラム板Dに成形す
る。
【0011】その渦巻き波紋Pは図3に示すように波形
断面においてその波の山部及び溝部が円弧状で、かつ各
波山部頂点に接する曲線Cが円弧状となって、波の高さ
tがその曲率半径rとなっており、波紋Pの周縁部P2
及び中心部P1 は(図2参照)、前記波の高さtが徐々
に低くなっているとともに、その曲率rが徐々に大きく
なっている。
【0012】この構成のダイヤフラム板Dを表1に示す
各寸法でもって実施例1〜5のものを製作した。なお、
各実施例とも波紋Pの高さhは、0.8mmとし、波紋P
の曲率の中心Oは波紋Pの周縁の真上線上とした。図中
の波紋Pは山部の軸跡を示す。
【0013】一方、比較例1〜5として、図4に示すよ
うに、波紋Pの曲率半径Rの円弧Cを波紋Pの中立点を
通るものとし、その曲率半径R、波の曲率半径r、高さ
tを同じとし、波紋Pの周縁部P2 及び中心部P1 は、
曲率半径rが一定で、波の高さtを徐々に低くするとと
もに、曲率半径Rを徐々に短くしたものを制作した。
【0014】なお、図3、図4中、鎖線の丸は波紋P周
縁部P2 の曲率rの変化又は不変を示すものである。
【0015】
【表1】
【0016】この実施例と比較例を図5、図6に示す圧
力−変位測定装置にセットして得た圧力−変位量を表1
に示す。
【0017】この結果から、各実施例は、各比較例に比
べ圧力に対する変位量が大きいことがわかる。
【0018】なお、上記圧力−変位測定装置は、図5に
示すように、図6に示す測定器Aを基盤1にボルト締め
し、変位杆2の上下の動き量を周知の光センサー3によ
って検出するものとした。測定器Aは、図6に示すよう
に、ケーシング4内にパッキング5を介して実施例又は
比較例のダイヤフラム板Dをセットし、ポート6から圧
縮空気を導入し、その導入圧でダイヤフラム板Dを撓ま
せて、変位杆2をばね7に抗して押し下げるものであ
る。
【0019】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので、
微圧でも立上りよく大きな撓みを得ることができ、微圧
で大きな撓みを要求される各種機器に十分に対応し得る
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の概略正面図
【図2】同実施例の断面図
【図3】同実施例の要部拡大図
【図4】比較例の要部拡大図
【図5】圧力−変位測定装置の概略図
【図6】図5の要部断面図
【符号の説明】
1 基盤 2 変位杆 3 光センサー 4 ケーシング 5 パッキング 6 ポート 7 ばね 10 中心円形 D ダイヤフラム板 P 波紋 R 波紋曲率半径 r 波紋の溝曲率半径

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素材板中心円形10の周りに、その周り
    任意の点から渦巻き波紋Pを呈する波形断面とし、その
    渦巻き波紋Pは前記中心円形10に向い上向き円弧状に
    傾斜してなるダイヤフラム板であって、 上記波形断面において、上記渦巻き波紋Pは、その波の
    山部及び溝部が円弧状で、かつ各波山部頂点に接する曲
    線が円弧状となって、波の高さtがその曲率半径rとな
    っており、波紋Pの周縁部及び中心部は、前記波の高さ
    が徐々に低くなっているとともに、その曲率tを徐々に
    大きくしたことを特徴とするダイヤフラム板。
JP769393A 1993-01-20 1993-01-20 ダイヤフラム板 Pending JPH06213740A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP769393A JPH06213740A (ja) 1993-01-20 1993-01-20 ダイヤフラム板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP769393A JPH06213740A (ja) 1993-01-20 1993-01-20 ダイヤフラム板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06213740A true JPH06213740A (ja) 1994-08-05

Family

ID=11672862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP769393A Pending JPH06213740A (ja) 1993-01-20 1993-01-20 ダイヤフラム板

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Country Link
JP (1) JPH06213740A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115465476A (zh) * 2022-07-28 2022-12-13 上海空间推进研究所 用于管理推进剂的挤压隔离装置

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