JPH062135B2 - レーザ治療装置 - Google Patents

レーザ治療装置

Info

Publication number
JPH062135B2
JPH062135B2 JP3048621A JP4862191A JPH062135B2 JP H062135 B2 JPH062135 B2 JP H062135B2 JP 3048621 A JP3048621 A JP 3048621A JP 4862191 A JP4862191 A JP 4862191A JP H062135 B2 JPH062135 B2 JP H062135B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
kaleidoscope
light
treatment
guide light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3048621A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04212340A (ja
Inventor
靖明 七海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP3048621A priority Critical patent/JPH062135B2/ja
Publication of JPH04212340A publication Critical patent/JPH04212340A/ja
Publication of JPH062135B2 publication Critical patent/JPH062135B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、形成外科あるいは皮
膚科用のレーザ治療装置に関するものである。より詳細
には、異常血管群や異常色素群などのいわゆる有色性母
斑に適量エネルギのレーザ光を照射して、母斑の除去・
治療を行なうハンドピースを有する形成外科あるいは皮
膚科用のレーザ治療装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、母斑の治療に対しては、外科、皮
膚科、放射線科などいくつかの分野からアプローチがな
されてきた。外科的な治療法としては、切除縫縮術、植
皮術、表皮剥削術など、皮膚科的な治療法としては、薬
物療法、ドライアイス療法、電気分解法など、放射線的
な治療法としては、ラジウム療法、コバルト療法、スト
ロンチウム療法などが主なものである。これらはいずれ
も侵襲の大きさに比して効果が思わしくない、治療自体
が患者に苦痛を与え、そして入院などの必要性もあり、
しかも治療期間が長期となるなどの欠点があり、治療方
法の改良改善が願望されてきた。
【0003】そして、近年になり母斑の組織学的研究が
進み、母斑の解明が除々ではあるが明らかにされつつあ
る。いわゆる赤アザなどの有色性の異常細胞は正常細胞
と比較して一般に明度が低く、明度の高い細胞に比べて
可視光線をよく強く吸収する。従って、この異常細胞に
可視光線域の高いエネルギを有する光を照射すると、こ
の光は異常細胞に選択的に吸収されて熱エネルギに変え
られる。その結果異状細胞は強く焼けて破壊される。一
方正常細胞は一般に明度が高いため前記光の吸収は少な
い。そのため正常細胞の熱による細胞の損傷は少ない。
従って、異常血管群性母斑に対して、かかる光を照射す
れば異常細胞が選択的に焼かれて除去消滅するが、比較
的明度の高い正常細胞や汗線、皮膚などは光をほとんど
吸収しないので非可逆的損傷が避けられ光による正常細
胞や皮膚表面の火傷は微小の瘢痕形成とともに急速に治
癒する。以上のように、患部母斑の正常細胞には光エネ
ルギ吸収量が少なく、有色細胞に対しては、光エネルギ
吸収量が多くできるような可視光線域のある波長を選択
し、かつその波長の持つエネルギ密度を適した値に設定
することにより、有色性細胞を選択的に破壊消失するこ
とができ、前記可視光線領域のある波長の一例として出
現したのがレーザ光であり、このレーザ光を治療方法と
して利用したものがレーザ治療装置である。
【0004】現在、このレーザ治療に利用した各種の医
用装置が提案されており、たとえば第6図に示すような
レーザ治療装置がある。第6図は従来のレーザ治療装置
の斜視図であり、レーザ発振器1B、電源1A、操作パ
ネル1C、そしてレーザ発振に必要な部品が組み込まれ
装置本体を構成している。発振部1Bから照射されたレ
ーザ光は、コネクタ2を介して光導光路ファイバ3で導
びかれて、ハンドピース4の先端から、出射され治療の
エネルギ光として使われる。
【0005】前記有色性母斑の治療に有効な可視光線域
で比較的出力が大きく、実用化しているレーザとして
は、波長5.140Aに代表されるアルゴン・レーザや
波長6.943Aルビーレーザなどがあり、ルビーレー
ザはその出力が大きく照射面積も大きくとることができ
るが、パルス光であるため照射する時間が長いという欠
点を有している。一方アルゴン・レーザはその出力が約
数Wと比較的低いという欠点を有しているものの、レー
ザ光の制御性が良好で、かつ照射面積が小さく、操作性
が良く取り扱い易いという特徴から精巧な治療を必要と
する部分の治療に適している。しかしながら、前述した
ようにかかる装置たとえばルビーレーザ装置は、治療時
に術者がハンドピース4を手で持ち、患部を肉眼で確認
しながら照射位置をハンドピース4の先端から照射され
るレーザ光束分だけ順次移動させ、足踏みスイッチなど
でレーザ光を断続的に照射して治療を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のレーザ治療装置では、位置決めするための指
標となるものがなかったため、治療すべき本来の位置か
ら若干ずれたりする恐れがあり、位置決めが困難だっ
た。
【0007】この発明は、上記の従来の欠点を除去する
ことを目的として成されたものである。
【0008】[発明の構成]
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記した従
来技術の課題を解決するために成されたもので、レーザ
光源からのレーザ光を治療操作用のハンドピース部に設
けたカライド・スコープを介して生体患部に照射し、治
療を行なうようにしたレーザ治療装置において、前記カ
ライド・スコープへのレーザ光入射端面位置にガイド用
の光を照射するガイド光源を設けたことを特徴としたも
のである。
【0010】
【作用】レーザ光を照射するハンドピースの位置決めの
際、ガイド光を照射することができるので、位置決めが
容易に行なえ治療すべき本来の位置からずれたりする恐
れを除去することができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0012】第1図にこの発明のカライド・スコープを
装備したハンドピース4の一部を切断した斜視図を示
す。第2図において、6は筒状のホルダーであって、こ
のホルダー8内には透明方形柱状のカライド・スコープ
7が挿入され、ハンドピース6の先端部分、すなわち、
ホルダー8の側面側より所定の長さ分だけ前記方形柱状
のカライド・スコープ7が突出しており、また、ホルダ
ー8の端部内側は、くぼみを形成してここに方形キャッ
プ状のカライド・スコープ端面保護具11を手動で嵌め
込み取り付けることができるように差込み穴34として
ある。
【0013】前記保護具11は方形筒状の透明筒状体1
2とその一開口部閉塞のための透明板状体13とから構
成されており、透明版状体13の端面14を生体患部に
当接することにより、カライド・スコープ7で強度分布
が一様化されたレーザ光が端面14を透過して患部に照
射される構造になっている。また透明板状体13は端面
14がレーザ光照射時に生体患部の組織片、炭化、焼灼
片などにより汚染されるため透明筒状体12から手軸に
て着脱自在な構造になっていて交換しながら使用する。
さらにハンドピース6の中央部分は、前記ホルダー8の
他端面がカライド・スコープ7を保持するための二分割
されてねじ36で固定された保持具15a、15bにね
じ37で固定されている。また、保持具15a、15b
の他端部には、カライド・スコープ7の光軸より外れた
位置にたとえば豆ランプ等によるガイド光源30を装着
し、またレーザ光を導く光導路32とガイド光源30へ
の電気供給のための電気接触子22、24を有してコネ
クタ36の一部を構成するレセプタクル16がねじ31
で固定されている。尚、ガイド光源30の出射光はカラ
イド・スコープ1の入射端面に向け出射される構成とし
てある。
【0014】上述の如き構成の場合、レーザ光特有の強
度分布を持つレーザビームを透明方形柱状を有するカラ
イド・スコープ7の一端から入射させてその内部を進行
する際に四方の壁に当って全反射を繰り返すうちに光強
度分布の均一化が行なわれ、前記カライド・スコープ7
の他端において四角形状のレーザビームとして外部すな
わち患部に出力され均一な照射面が得られて良好な治療
が行われる。次に、方形中空柱状カライドスコープを用
いた第2の実施例について説明する。
【0015】第2の実施例を示す第2図、第3図におい
て、101Aと101Bは相対する2枚の平行平板であ
る。さらに102Aと102Bは、前記平行平板101
A、101Bの横方向に位置する相対する2枚の平行平
板である。このようにして方形中空柱状カライドスコー
プ105を構成し、それぞれ平板の内側103a、10
3b、103c、103dは入射してきたレーザ光を効
率よく反射する反射面を有する構造でさらには、各コー
ナー部104はレーザ光がもれ、光の伝搬効率が悪くな
らないように、かつ強度分布の均一化の悪化を防止する
ように直角でかつすきまなく構成されている。この平板
101A、101B、102A、102Bの材料は、金
属ガラス等である。また第4図はこの発明の第2実施例
を示す一部を切断した斜視図で、平行平板型方形中空柱
状のカライド・スコープを実装したハンドピースを示し
たものであり、第1実施例を示す第2図に対応してい
る。第5図において、105は方形中空柱状カライドス
コープで、そのカライド・スコープ105の出力端部に
は、レーザ光を患部に照射した際に患部から発生する気
化蒸散した微細物からカライド・スコープ105の内面
の反射面を保護する保護カバー202が着脱自在に取り
付けられている。そして、カライド・スコープ105の
入射部には、レーザ発振源からコネクタを介して光導光
路ファイバ205の出力端が位置している。カライド・
スコープ105はコネクタ203本体にねじ204で固
着され、ハンドピース207を構成している。
【0016】以上のように構成されたレーザ治療装置
は、術者がハンドピース207を握り持ち患者の必要部
位に位置を確認して、保護カバ202を密着させて、ス
イッチ操作によりレーザ光をファイバ205の出力部か
ら照射して、照射されたレーザ光はカライドスコープ1
05の内部を進行するうちに四方の壁で反射を繰り返し
て、カライド。スコープの出力端から出力され、保護カ
バ202の出力板202Aを透過して患部に照射され強
度分布の均一化された照射むらのない良好な治療を行な
うことができる。
【0017】また、カライド・スコープ201のレーザ
光入射端面位置にガイド用の光を照射するガイド光源2
06を設け、前記ガイド光源からの光を前記カライド・
スコープを介して患部に照射して治療の際の照射位置決
めと方形柱状カライド入射端面から反射した前記ガイド
光を利用してファイバの状況チェックや故障チェックを
行なう場合は次のようにすることにより実施できる。
【0018】まず、ガイド光については、ファイバ出力
端から出射してカライド・スコープ201内壁を伝搬し
てカライド・スコープ出力端に至るのと同様にガイド光
源206からのガイド光も前記カライドスコープ105
内を伝搬して出力端に設けられた保護カバ202の出力
板202Aを透過して患部に照射され位置決めのための
ガイド光として供される。つぎにファイバの状況チェッ
クおよび故障チェックについては、方形柱状カライド・
スコープでなく方形中空柱状であるため入射端面からの
反射は利用できない。そこで、カライド・スコープ10
5の出射端部に設けられた保護カバ202の出力板20
2Aの出力部側にガイド光を反射する部材たとえば白い
紙などを当接することによりカライド・スコープ105
内を伝搬してきたガイド光源206からのガイド光を反
射させて戻し、ファイバ出射部でガイド光を入射させる
ことができる。この戻ったガイド光を処理することによ
りファイバをチェックすることができる。
【0019】以上、この発明の一実施例について説明し
たが、この発明は前記実施例に限定されるものではな
く、この発明の要旨を変更しない範囲内で種々の変形が
可能なことはいうまでもない。
【0020】前記実施例においては、カライド・スコー
プを構成する板は、相対する2組の平行平板であった
が、第5図に示すように、内面に反射面303aを具備
した凹形平行版と片面に反射面303bを具備した板3
02とを組合わせてカライド・スコープを構成すること
もできる。
【0021】尚、第4図にはカライド・スコープ105
をむき出しのままでの使用状態を示したが、カライド・
スコープ105を形成する材料が金属のような強固なも
ので形成する場合には、従来のようなホルダに納めるの
がよい。
【0022】
【発明の効果】以上記載したとうりこの発明によれば、
レーザ光を照射するハンドピースの位置決めの際、ガイ
ド光を照射することができるので、位置決めが容易に行
なえ治療すべき本来の位置からずれたりする恐れを除去
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す一部断面斜視図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例における要部を示す斜視図
である。
【図3】第3図の任意の位置における断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す一部断面斜視図であ
る。
【図5】第5図のカライド・スコープの変形例を示す断
面図である。
【図6】レーザ治療装置の全体を示す斜視図である。
【符号の説明】 7……透明方形柱状カライド・スコープ 105……方形中空柱状カライド・スコープ 202……保護カバー 206……ガイド光源 207……ハンドピース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源からのレーザ光を治療操作用
    のハンドピース部に設けたカライド・スコープを介して
    生体患部に照射し、治療を行なうようにしたレーザ治療
    装置において、前記カライド・スコープへのレーザ光入
    射端面位置にガイド用の光を照射するガイド光源を設け
    たことを特徴とするレーザ治療装置。
JP3048621A 1991-02-22 1991-02-22 レーザ治療装置 Expired - Lifetime JPH062135B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3048621A JPH062135B2 (ja) 1991-02-22 1991-02-22 レーザ治療装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3048621A JPH062135B2 (ja) 1991-02-22 1991-02-22 レーザ治療装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57152541A Division JPS5944274A (ja) 1982-09-03 1982-09-03 レ−ザ治療装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04212340A JPH04212340A (ja) 1992-08-03
JPH062135B2 true JPH062135B2 (ja) 1994-01-12

Family

ID=12808479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3048621A Expired - Lifetime JPH062135B2 (ja) 1991-02-22 1991-02-22 レーザ治療装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH062135B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004170484A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Yuji Matsuura ビームホモジナイザ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004170484A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Yuji Matsuura ビームホモジナイザ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04212340A (ja) 1992-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100434195B1 (ko) 외과용레이저장치및그사용방법
US5643334A (en) Method and apparatus for the diagnostic and composite pulsed heating and photodynamic therapy treatment
US6527764B1 (en) Device and method for laser biomodulation in PDT/surgery
KR100422735B1 (ko) 치료용전자기처치장치
US6529543B1 (en) Apparatus for controlling laser penetration depth
US20060084959A1 (en) Method and system for photoselective vaporization of the prostate, and other tissue
JPS60148566A (ja) レ−ザ治療装置
JPS60148567A (ja) レ−ザ治療装置
US20050256513A1 (en) Method and system for vaporization of tissue using direct visualization
WO1996028212A1 (en) Laser surgical device and method of its use
JPH0237191B2 (ja)
Sulieman An overview of the use of lasers in general dental practice: 1. Laser physics and tissue interactions
JPH0349591B2 (ja)
AU778495B2 (en) Tissue rejuvenation by illuminating radiation
RU2220678C2 (ru) Устройство для удаления волос и/или для атрофии волосяных мешочков
JPH062135B2 (ja) レーザ治療装置
JPS6326660B2 (ja)
JPH02154769A (ja) レーザ治療装置
US11484361B2 (en) Tip for multiple beam tissue therapy
JP2002253600A (ja) 医療用レーザ治療機器
RU2113827C1 (ru) Лазерное хирургическое устройство и способ его использования
JPS5944274A (ja) レ−ザ治療装置
JP2892763B2 (ja) レーザーメス
RU2379071C1 (ru) Устройство для внутритканевого облучения биологической ткани лазерным излучением
Pankratov et al. Comparative laser-tissue interaction effects at 1.96 and 2.01 um of Cr; Tm: YAG laser