JPH06213163A - 複膜型圧送装置 - Google Patents

複膜型圧送装置

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JPH06213163A
JPH06213163A JP2594093A JP2594093A JPH06213163A JP H06213163 A JPH06213163 A JP H06213163A JP 2594093 A JP2594093 A JP 2594093A JP 2594093 A JP2594093 A JP 2594093A JP H06213163 A JPH06213163 A JP H06213163A
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driving fluid
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Shigeyuki Uchiyama
茂幸 内山
Shunji Uryu
俊次 瓜生
Masao Shimoda
雅夫 下田
Mitsuya Murata
光也 村田
Kenichi Imokawa
憲一 妹川
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可撓性弾性体膜の膨縮性を利用し、液体を圧
送する装置において、膜破損をきたしても設備に致命的
なダメージを与えず、又破損の早期検出に便なる構造の
複膜型圧送装置を提供する。 【構成】 複膜構造とすることにより、圧送装置の本体
となる圧力容器内を駆動流体室、被圧送流体室および中
間液室とした。 【効果】 中間液室を設けることにより、膜破断事故時
でも性状の確かでない被圧送流体が直接駆動流体に混入
することを避けることができる。又、状態の安定した中
間液の変化をとらえることにより膜破断現象をとらえる
検知手段を構じやすくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体物の圧送装置、主
として、被圧送流体が磨耗性、腐食性、毒性等を有する
流体、または、駆動流体が混入することが好ましくない
流体物の圧送に特に有効な複膜型圧送装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】圧送装置を使用している応用分野の設備
例を図4に示す。本図に示すものは、攪拌タンク3に溜
められた被圧送流体4は圧送装置(圧力容器)2aへ送
給され、該圧送装置2aにて加圧された後、濾過装置1
(本例では所謂フィルタープレスを示す。)に打ち込ま
れ、固形分と水分に分離処理させる、所謂加圧脱水設備
と称されるものである。5は駆動流体発生器である。
【0003】本設備で用いられている圧送装置2a関す
る公知技術として、特開昭54−86803号公報に開
示されている固液分離用圧送機構例を図5に示す。圧送
装置2aは、外筒6と、外筒6の一端に取り付けたフラ
ンジ9と、外筒6とフランジ9で固定した1個の可撓性
弾性体膜7とにより構成されている。圧送装置2aの外
筒6とフランジ9で形成される密閉空間は、フランジ9
と可撓性弾性体膜7で形成される加圧室13aと、外筒
6と可撓性弾性体膜7で形成される被加圧室14aに仕
切られている。10は吸入弁、11は吐出弁である。
【0004】加圧室13aに駆動流体12を流入するこ
とにより可撓性弾性体膜7を膨張収縮させ、被加圧室1
4a内の被加圧流体4を圧送する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のような単一
の可撓性弾性体膜構造の圧送装置では、次のような課題
を内包していた。
【0006】 単一の可撓性弾性体膜が疲労または被
圧送流体に内包する鋭い形状粒子による刺し傷等により
膜破断することが考えられる。このような膜破断事故の
場合には、駆動流体中に被圧送流体が直接に混入し、ひ
いては駆動流体発生器を破損してしまうことが十分に想
定される。結果的には設備の即停止等の処置を必要と
し、操業の安定性を欠き、設備稼働率低下の原因とな
る。
【0007】 前項に関連し、事故時の影響を最小
限にするための予防策として弾性体膜を定期交換する手
段が考慮されるが、結果的には弾性体膜の有する寿命を
十分に活しきれなく、経済性を低下させる原因となる。
【0008】 前項に関連し、事故時の影響を最小
限にするための予防策として事故現象を即時的に認知し
影響を最小限にとどめる手段が考慮されるが、動的に常
時変化する駆動流体または被圧送流体の変化をとらえる
検知方法は極めて困難で、検知精度も十分なものが期待
できない。
【0009】 単一膜のため、膜材質は被圧送流体お
よび駆動流体を対象とした2種類の流体に敵した材質を
選ぶ必要がある。特に被圧送流体には多種多様のものが
存在し、両流体の特性に対し許容できる膜材質の選定に
制限があった。結果的には、従来法の単膜式のもので
は、対象となしえる被圧送流体の種類が限られることに
つながる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術におい
て発生する種々の課題は、圧送装置に用いる可撓性弾性
体膜が単一であることに起因しており、解決のための手
段として本発明は可撓性弾性体膜を複膜構造により解決
することを基本としている。
【0011】具体的には、本発明の特徴とするところ
は、圧力容器の内部に設けた可撓性弾性体膜の膨縮を利
用し流体を圧送する膜型圧送装置において、圧力容器の
端部または内部に、一対の可撓性弾性体膜を設け、該可
撓性弾性体膜により圧力容器の内部に駆動流体室、中間
流体室、被圧送流体室を形成したことを特徴とする複膜
型圧送装置である。
【0012】
【作用】図1に示すように、本発明の構造のものは、複
膜構造とすることにより、圧力容器2内を順次、駆動流
体室13、中間液室15および被圧送流体室14に形成
することができ、駆動流体室13に駆動流体12を流入
・流出することにより可撓性弾性体膜7を膨張・収縮さ
せ、中間液室15の中間液および可撓性弾性体膜7’の
膨張・収縮動作を介して被圧送流体室14内の被圧送流
体4を吸入弁10,吐出弁11の動きと連動させること
により吸入、吐出することができる。
【0013】従来法では駆動流体12による直接的な被
圧送流体4の加圧圧送作用を基本としていたが、本発明
の場合は、中間液を介した間接的な加圧圧送作用を得る
ことができる。したがって、いずれかの膜が破断しても
即時的な事故につながることを防ぐことができ、又液の
動きが安定した中間液(例えば水溶液)部分を設けるこ
とができ、汎用的な検出器(例えば濁度計)にて膜破断
の検出が行ない易くなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を好ましい実施例に則して詳細
に説明する。
【0015】実施例1 図1に本発明の実施例を示す。圧力容器2の本体となる
外筒6と該外筒6の端部にフランジ9,9’を配し、該
フランジ9,9’にて外筒6内を区切る形に同一形状の
可撓性弾性体膜7,7’を対向する形状に固定すること
により、圧力容器2内を駆動流体室13、被圧送流体室
14および中間液室15を形成し、前記の〔作用〕項で
述べたごとき圧送作用を行う。
【0016】中間液室15内に封入する液としては、例
えば水のごとき性質がよく知られた液を適用することに
より、膜破断の検用が濁度計のような汎用性のある検出
器を適用できるのが好ましい。本発明例のごとき同一形
状の弾性体膜を互いに対する方向に取付ける構造のもの
では、構造が最も簡単で、弾性体膜の交換が最も行いや
すい特長がある。
【0017】実施例2 図2に本発明の他の実施例を示す。基本的には実施例1
と同じであるが、可撓性弾性体膜7,7’の取付方向を
同一にしたところが異なっている。かかる構造にするこ
とにより装置の大きさを小型化することが可能となる。
【0018】実施例3 図3に本発明のさらに他の実施例を示す。基本的には実
施例1および2と同じであるが、可撓性弾性体膜7,
7’の形状を異なったものにしたところに差がある。一
般的に被圧送流体が磨耗性,腐食性の高い場合には、被
圧送流体と接触する側の膜(図では7’側)の方が寿命
に関する外的要因は厳しい。
【0019】したがってこれを補完するためには、膜の
歪みを小さくしてやることが最も効果的である。本発明
例では、膜の変位をプラス側とマイナス側の両域を使用
することにより変位の絶対値を低目にしようとしたもの
で、極めて延命策として効果的なものとなし得るととも
に、寸法的にも小型化することができる。
【0020】上述のごとく、それぞれの目的に合った互
いに異なる形状の弾性体膜を適用することにより、設備
の長寿命化が図れるとともに実施例1および2と同様の
効果に資することができる。
【0021】
【発明の効果】従来の単一膜型構造から本発明の複膜型
構造にすることにより、以下のごとき効果が期待でき
る。
【0022】 いずれかの弾性体膜が破断事故を生じ
ても、駆動流体と被圧送流体が直接的に混入しあうこと
はなく、事故影響を最小限にとどめ得る。
【0023】 液量が変化しなく、比較的静かな液移
動の状態にある中間液室を有しており、中間液に水溶液
系の液を使用することと相まって濁度計のごとき汎用性
を有し、精度の高い膜破断検知が期待できる。
【0024】 膜材質を駆動流体および被圧送流体の
特性に合わせて最適なものに独立して選定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であって、圧力容器の内
部構造の説明図である。
【図2】本発明の第2の実施例であって、圧力容器の内
部構造の説明図である。
【図3】本発明の第3の実施例であって、圧力容器の内
部構造の説明図である。
【図4】従来の圧送装置の設備例を示す図である。
【図5】従来技術の圧送装置の例を示す図である。
【符号の説明】
1 濾過装置 2 圧力容器 2a 圧送装置 3 攪拌タンク 4 被圧送流体 5 駆動流体発生器 6 外筒 7,7’ 可撓性弾性体膜 9,9’ フランジ 10 吸入弁 11 吐出弁 12 駆動流体 13 駆動流体室 13a 加圧室 14 被圧送流体室 14a 被加圧室 15 中間液室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 光也 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 新 日本製鐵株式会社機械・プラント事業部内 (72)発明者 妹川 憲一 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 新 日本製鐵株式会社機械・プラント事業部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力容器の内部に設けた可撓性弾性体膜
    の膨縮を利用し流体を圧送する膜型圧送装置において、
    圧力容器の端部または内部に、一対の可撓性弾性体膜を
    設け、該可撓性弾性体膜により圧力容器の内部に駆動流
    体室、中間流体室、被圧送流体室を形成したことを特徴
    とする複膜型圧送装置。
JP5025940A 1993-01-22 1993-01-22 複膜型圧送装置 Expired - Lifetime JP2762011B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009167903A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Itec Co Ltd 流体供給装置および流体供給方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62131986A (ja) * 1985-12-02 1987-06-15 Takeshi Hoya 圧送機構造
JP3087884U (ja) * 2002-01-09 2002-08-23 富士喜視 川上 間伐材を利用した円柱指圧具

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