JPH0621304Y2 - 海苔採取装置 - Google Patents
海苔採取装置Info
- Publication number
- JPH0621304Y2 JPH0621304Y2 JP3237491U JP3237491U JPH0621304Y2 JP H0621304 Y2 JPH0621304 Y2 JP H0621304Y2 JP 3237491 U JP3237491 U JP 3237491U JP 3237491 U JP3237491 U JP 3237491U JP H0621304 Y2 JPH0621304 Y2 JP H0621304Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seaweed
- suction
- seawater
- suction pump
- air hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は吸引式海苔採取装置に関
するものである。
するものである。
【０００２】
【従来の技術】海苔葉片の採取方式として、海苔採取機
を吸引パイプで吸引ポンプに連結し、吸引ポンプの吸引
作用で海苔葉片を海水と共に吸込んで採取することが行
われている。
を吸引パイプで吸引ポンプに連結し、吸引ポンプの吸引
作用で海苔葉片を海水と共に吸込んで採取することが行
われている。
【０００３】ところがこのような吸引採取方式は、海苔
葉片以外の木片、ビニール袋、塵埃等の浮流物があった
り、植生している海苔葉片が腐敗している場合これらも
同時に吸引してしまい、採取後にこれらを分離しなけれ
ばならない煩わしさがあり、このような場合その都度海
苔採取機を慌てて他の箇所に移動しながら採取作業をし
なければならない。また海苔網が著しく弛んで張られて
いるときや海苔葉片の植生密度が著しく多いときには海
苔網が採取機内に吸込まれて切断されることも起こる。
葉片以外の木片、ビニール袋、塵埃等の浮流物があった
り、植生している海苔葉片が腐敗している場合これらも
同時に吸引してしまい、採取後にこれらを分離しなけれ
ばならない煩わしさがあり、このような場合その都度海
苔採取機を慌てて他の箇所に移動しながら採取作業をし
なければならない。また海苔網が著しく弛んで張られて
いるときや海苔葉片の植生密度が著しく多いときには海
苔網が採取機内に吸込まれて切断されることも起こる。
【０００４】そこでこれらの事態に対処するために従来
は吸引ポンプの原動機の回転を制御したり、原動機と吸
引ポンプとの間にクラッチや変速機を設けたりして海苔
採取機の吸引力を制御しているのが現状である。
は吸引ポンプの原動機の回転を制御したり、原動機と吸
引ポンプとの間にクラッチや変速機を設けたりして海苔
採取機の吸引力を制御しているのが現状である。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら前記吸引
ポンプの原動機の回転を制御する方式は、微調整制御が
困難であり、特に回転を落しているときに海苔葉片の多
い場所の採取を行い負荷が大きくなると原動機が停止し
てしまうと共に原動機の再起動に手間がかかる問題点が
ある。またクラッチや変速機による制御方式は、狭い船
内に複雑な設備を要し採取作業を阻害する欠陥がある。
ポンプの原動機の回転を制御する方式は、微調整制御が
困難であり、特に回転を落しているときに海苔葉片の多
い場所の採取を行い負荷が大きくなると原動機が停止し
てしまうと共に原動機の再起動に手間がかかる問題点が
ある。またクラッチや変速機による制御方式は、狭い船
内に複雑な設備を要し採取作業を阻害する欠陥がある。
【０００６】本考案はこれらの現状に鑑み、従来の欠陥
を改善して簡易な構成及び操作により吸引作用を円滑か
つ迅速に制御できるようにした海苔採取装置を提供する
ことを目的とするものである。
を改善して簡易な構成及び操作により吸引作用を円滑か
つ迅速に制御できるようにした海苔採取装置を提供する
ことを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するために、海苔採取機を吸引パイプで吸引ポンプに連
結し、海苔葉片を海水と共に吸込んで海水分離器に移送
し海水を分離して採取するようにした海苔採取装置にお
いて、前記吸引ポンプの吸引側に開閉調節自在の空気孔
を設けたものであり、前記空気孔の前部には逆止弁を設
けることもできる。
するために、海苔採取機を吸引パイプで吸引ポンプに連
結し、海苔葉片を海水と共に吸込んで海水分離器に移送
し海水を分離して採取するようにした海苔採取装置にお
いて、前記吸引ポンプの吸引側に開閉調節自在の空気孔
を設けたものであり、前記空気孔の前部には逆止弁を設
けることもできる。
【０００８】
【作用】本考案は吸引ポンプが作動すると海苔採取機は
海苔葉片を海水と共に吸込みこれを切断採取して吸引パ
イプを介して海水分離器に移送して海水を分離採取する
ものであり、この採取中において空気孔の開閉度を制御
し海苔葉片の吸込み採取量を調節するものである。
海苔葉片を海水と共に吸込みこれを切断採取して吸引パ
イプを介して海水分離器に移送して海水を分離採取する
ものであり、この採取中において空気孔の開閉度を制御
し海苔葉片の吸込み採取量を調節するものである。
【０００９】
【実施例】本考案の実施例を図面について説明すると、
採取船１には原動機２で駆動される公知の吸引ポンプ３
が設置され、該吸引ポンプ３の吸引口側は吸引パイプ４
を介して公知の海苔採取機５に、吐出口側は公知の海水
分離器６に夫々連結されており、原動機２を駆動して吸
引ポンプ３の羽根車を回動することにより、海苔採取機
５は海苔葉片を海水と共に吸込んで海水分離器６に吸引
移送し、海水分離器６は海水を排出孔６′に分離して海
苔葉片を採取孔６″から採取できるように構成されてい
る。
採取船１には原動機２で駆動される公知の吸引ポンプ３
が設置され、該吸引ポンプ３の吸引口側は吸引パイプ４
を介して公知の海苔採取機５に、吐出口側は公知の海水
分離器６に夫々連結されており、原動機２を駆動して吸
引ポンプ３の羽根車を回動することにより、海苔採取機
５は海苔葉片を海水と共に吸込んで海水分離器６に吸引
移送し、海水分離器６は海水を排出孔６′に分離して海
苔葉片を採取孔６″から採取できるように構成されてい
る。
【００１０】また吸引パイプ４における吸引ポンプ３の
吸引口側には任意の手段で開閉度を調節できる空気孔７
が海面より上の位置に設けられると共に該空気孔７の前
部には吸引ポンプ３が作動しないときには吸引パイプ４
を閉止し吸引ポンプ３の吸引力に応じて開放度が大きく
なる逆止弁８が海面より上の位置に設けられている。
吸引口側には任意の手段で開閉度を調節できる空気孔７
が海面より上の位置に設けられると共に該空気孔７の前
部には吸引ポンプ３が作動しないときには吸引パイプ４
を閉止し吸引ポンプ３の吸引力に応じて開放度が大きく
なる逆止弁８が海面より上の位置に設けられている。
【００１１】しかして前記空気孔７の開閉手段は手動で
も動力でも或は遠隔操作しても差し支えなく、また前記
海苔採取機５は公知のように海苔網上を自由に移動でき
るように構成されており、その採取回転刃は吸引ポンプ
３の吸引作用で回動させるか、あるいは吸引ポンプ３と
は別個の駆動源で積極的に回動させることができる。
も動力でも或は遠隔操作しても差し支えなく、また前記
海苔採取機５は公知のように海苔網上を自由に移動でき
るように構成されており、その採取回転刃は吸引ポンプ
３の吸引作用で回動させるか、あるいは吸引ポンプ３と
は別個の駆動源で積極的に回動させることができる。
【００１２】本考案の実施例は上記のように構成されて
いるので原動機１で吸引ポンプ３を作動すると、海苔葉
片は海水と共に海苔採取機５により切断採取されて吸引
パイプ４及び吸引ポンプ３を介して海水分離器６に移送
され、海水を分離されて採取されるものであり、この採
取作業中に空気孔７を開閉するとその開閉度により吸引
ポンプ３の吸引力は減殺され逆止弁８も閉じて吸込力は
弱くなる。
いるので原動機１で吸引ポンプ３を作動すると、海苔葉
片は海水と共に海苔採取機５により切断採取されて吸引
パイプ４及び吸引ポンプ３を介して海水分離器６に移送
され、海水を分離されて採取されるものであり、この採
取作業中に空気孔７を開閉するとその開閉度により吸引
ポンプ３の吸引力は減殺され逆止弁８も閉じて吸込力は
弱くなる。
【００１３】従って海苔網上に浮流物等の異物がある場
合、腐敗した海苔葉片のある場合、海苔網が弛み過ぎて
いて網糸を切断する恐れのある場合、更には海苔葉片の
植生密度の著しく多い海苔網の場合等には空気孔７の開
閉度の調節によりこれら迅速に対応して異物の吸込み、
海苔網の切断、原動機の停止等を防止することができ
る。
合、腐敗した海苔葉片のある場合、海苔網が弛み過ぎて
いて網糸を切断する恐れのある場合、更には海苔葉片の
植生密度の著しく多い海苔網の場合等には空気孔７の開
閉度の調節によりこれら迅速に対応して異物の吸込み、
海苔網の切断、原動機の停止等を防止することができ
る。
【００１４】
【考案の効果】本考案は吸引採取方式の海苔採取装置に
おいて、吸引ポンプの吸引側に空気孔を調節自在に設け
たので、海苔網上にビニール袋、流木、その他の異物が
あるとき、海苔網に腐敗葉片があるとき、海苔網が弛み
過ぎているとき、更には海苔葉片の着生量が著しく多い
ときにはこれらに対応して空気孔により吸込力を迅速に
制御調節し採取作業中の異物の吸込み、海苔網の切断或
は原動機の停止等を確実に防止して品質の良い海苔葉片
を効率良く採取できると共にその構成も極めて簡易で低
コストである優れた特徴と実用性を有する。
おいて、吸引ポンプの吸引側に空気孔を調節自在に設け
たので、海苔網上にビニール袋、流木、その他の異物が
あるとき、海苔網に腐敗葉片があるとき、海苔網が弛み
過ぎているとき、更には海苔葉片の着生量が著しく多い
ときにはこれらに対応して空気孔により吸込力を迅速に
制御調節し採取作業中の異物の吸込み、海苔網の切断或
は原動機の停止等を確実に防止して品質の良い海苔葉片
を効率良く採取できると共にその構成も極めて簡易で低
コストである優れた特徴と実用性を有する。
【００１５】また空気孔の前部にその開閉度と連動する
逆止弁を設けるときには前記吸込み作用を一層迅速かつ
円滑に制御することができ、採取作業を容易に行うこと
ができる。
逆止弁を設けるときには前記吸込み作用を一層迅速かつ
円滑に制御することができ、採取作業を容易に行うこと
ができる。
【図１】本考案の説明図。
１ 採取船 ２ 原動機 ３ 吸引ポンプ ４ 吸引パイプ ５ 海苔採取機 ６ 海水分離器 ７ 空気孔 ８ 逆止弁
Claims (2)
- 【請求項１】 海苔採取機を吸引パイプで吸引ポンプに
連結し、海苔葉片を海水と共に吸込んで海水分離器に移
送し海水を分離して採取するようにした海苔採取装置に
おいて、前記吸引ポンプの吸引側に開閉調節自在の空気
孔を設けたことを特徴とする海苔採取装置。 - 【請求項２】 空気孔の前部に逆止弁を設けた請求項１
記載の海苔採取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3237491U JPH0621304Y2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 海苔採取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3237491U JPH0621304Y2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 海苔採取装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04120424U JPH04120424U (ja) | 1992-10-28 |
| JPH0621304Y2 true JPH0621304Y2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=31915357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3237491U Expired - Lifetime JPH0621304Y2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 海苔採取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0621304Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9741480B2 (en) | 2012-02-02 | 2017-08-22 | Siemens Healthcare Limited | Mechanical superconducting switch |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5656764B2 (ja) * | 2011-07-08 | 2015-01-21 | 東亜建設工業株式会社 | 海藻類の採集装置 |
-
1991
- 1991-04-11 JP JP3237491U patent/JPH0621304Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9741480B2 (en) | 2012-02-02 | 2017-08-22 | Siemens Healthcare Limited | Mechanical superconducting switch |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04120424U (ja) | 1992-10-28 |
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