JPH062129U - 気泡水準器 - Google Patents

気泡水準器

Info

Publication number
JPH062129U
JPH062129U JP3822292U JP3822292U JPH062129U JP H062129 U JPH062129 U JP H062129U JP 3822292 U JP3822292 U JP 3822292U JP 3822292 U JP3822292 U JP 3822292U JP H062129 U JPH062129 U JP H062129U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
closed container
glass
liquid
bubble level
liquid injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3822292U
Other languages
English (en)
Inventor
義信 今泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP3822292U priority Critical patent/JPH062129U/ja
Publication of JPH062129U publication Critical patent/JPH062129U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単に形成できる気泡水準器を得ることを目
的とする。 【構成】内面を曲面に加工した密閉容器20内に、少量
の気泡を残存させて液体を注入する為に、密閉容器20
に貫通孔8を形成し、その貫通孔8に密着するような外
形を有し、かつ密閉容器20と略同質材で形成される中
空ガラス棒7の一端を挿入したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、気泡水準器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の円形気泡水準器を図4に示す。図4に示す様に円形気泡水準器は、円形 ガラス31とガラス片32とから形成された密閉容器30と、液体34と、気泡 35とから構成されている。 円形ガラス31は、一方の面に曲面を有している。
【0003】 ガラス片32は、図5に示すようにガラスパイプ36を回転させながら端面3 9をガスバーナ37で熱し、端面39をピンセット等でつまんでガラスパイプ3 6の中心に寄せたものである。そして、密閉容器の底面及び側面と、図6に示す ように底面中央部に液体注入口38とを同時に成形したものである。 密閉容器30は、曲面が内面になるように円形ガラス31とガラス片32とを 接着材33で接着して形成されたものである。
【0004】 そして、密閉容器30の内部を真空状態にした後、液体注入口38から液体3 4を注入して気泡35を生じさせる。液体注入後、液体注入口38を再び熱して 液体注入口38を塞いで液体と気泡を密閉容器内に封入して気泡水準器を構成し ていた。 また、円形気泡水準器には、気泡35の位置合わせの為に、円形ガラス31の 外面または曲面に不図示の同心円のパターンが設けられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記の如き従来の技術において、密閉容器を形成するガラス片は、密閉容器の 側面、底面及び液体注入口が一つのガラスパイプを熱して成形される為、熟練を 要する作業であった。 また、大外径の密閉容器を有する気泡水準器を必要とした場合、ガラスパイプ からガラスの厚さが均一で、しかも大外径のガラス片を形成することは非常に困 難な作業であった。
【0006】 さらに、液体注入口を底面中央部付近以外に成形することは、ガラス片の強度 に問題が生じるので、底面中央部付近にしか液体注入口を成形することしかでき なかった。従って、底面中央部にパターンを設けることが不可能であった。 本考案は、この様な問題点に鑑みてなされたもので、液体注入口を自由に配置 でき、かつ密閉容器を簡単に形成できる気泡水準器を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本考案は、内面を曲面に加工した密閉容器(20)内に、少 量の気泡(6)を残存させて液体(5)を封入し、前記曲面の曲率を利用して少 なくとも一方向の傾きを前記気泡(6)の位置で検出する気泡水準器において、 密閉容器(20)に貫通孔(8)を形成して液体注入管(7)の一端を挿入し、 液体注入管(7)は、貫通孔(8)に密着するような外形を有し、かつ密閉容器 (20)と略同質材で形成され、液体注入管(7)から密閉容器(20)内に気 泡(6)を残存させるように液体(5)を封入した後に、液体注入管(7)の他 端を溶着した。
【0008】
【作用】
本考案における気泡水準器は、密閉容器に貫通孔を形成し、その貫通孔に中空 ガラス棒の一端を挿入して液体注入口を設けることにより、液体注入口を密閉容 器のどの面にでも自由に配置することができる。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の第1実施例を示す。図1に示す様に、密閉容器20は、一方の 面に曲面がある円形ガラス1と、円形ガラス1の外形と略同形の外形を有するガ ラス管3と、ガラス管3と略同径を有する平板ガラス2とを有しており、円形ガ ラス1の曲面がある面が内面となるように円形ガラス1とガラス管3と平板ガラ ス2とを接着材4で接着したものである。
【0010】 そして、平板ガラス2に小さい貫通孔8を形成し、その貫通孔8に平板ガラス 2と略同質材の細い中空ガラス棒7の一端を挿入し、接着材4で固定して液体注 入口を形成したものである。 上述の様に形成された密閉容器20の内部を真空状態にしておき、液体5の注 入口である中空ガラス棒7から、密閉容器20の内部に、液体5を注入して気泡 を生じさせ、液体注入後、中空ガラス棒7の他端をバーナ等で熱し、溶着して円 形気泡水準器を構成したものである。
【0011】 円形気泡水準器には、気泡6の位置を合わせる為に、円形ガラス1の外面また は曲面に不図示の同心円のパターンが設けられている。 上記の如く構成された気泡水準器は、測量機への取り付けの際、中空ガラス棒 7が密閉容器の底面にあるので、底面をパテ等で平らにして後に取り付けられる 。
【0012】 図2は本考案の第2実施例を示す。図2は、図1と同様に密閉容器が構成され たものである。 そして、ガラス管3に小さい貫通孔9を形成し、貫通孔9に平板ガラス2と略 同質材の細い中空ガラス棒13を挿入し、接着して液体注入口を形成したもので ある。
【0013】 従って、図2に示す気泡水準器は、液体注入口が側面にある為、気泡水準器の 外径を小さくすることができる。従って、測量機への取り付けの際、取り付け面 が小さい位置でも容易に取り付けることができる。 図3は本考案の第3実施例を示す。図3は、図1または図2と同様に密閉容器 が構成されたものである。
【0014】 そして、円形ガラス1に貫通孔10を形成し、貫通孔10に平板ガラス2と略 同質材の細い中空ガラス棒7を挿入し、接着して液体注入口を形成したものであ る。 従って、図3に示す気泡水準器は、液体注入口が上面にある為、気泡水準器の 取り付け面を大きくとることができ、取り付け面が平らなので測量機への取り付 けが容易になる。
【0015】 尚、本実施例における液体は、アルコールや、アルコールとエーテルの混合液 等が用いらている。 本考案の実施例において、液体5の注入口を中空ガラス棒7で構成する為、用 途に応じて液体注入口を自由に配置することができるので、底面にパターンを設 けることも可能になる。
【0016】 しかも、中空ガラス棒7が細いので、液体の注入後に溶着する際、簡単に溶着 でき、溶着の際に生じる密閉容器20への熱影響が少なくなる。 また、円形ガラス1、環状ガラス3、平板ガラス2及び中空ガラス棒7を同一 材質のもの使用することにより、温度変化による精度悪化を防止することができ る。
【0017】 さらに、接着材4の線膨張係数の値と、ガラス部材1、2、3、7の線膨張係 数の値を近いものを使用することにより温度変化による精度悪化を防止できる。 本実施例は、円形気泡水準器の密閉容器の厚みを重要視する静電容量型傾斜セ ンサに応用することができる。 また、本実施例の円形気泡水準器をガラスで形成したが透明プラスチックにて 形成してもよい。しかし、円形気泡水準器を透明プラスチックで形成した時は、 透明プラスチック専用の液体を使用しなければならない。
【0018】 本実施例では円形の気泡水準器に関するものであるが、特に円形のものに限定 されることはなく、棒状のものでもよい。さらに両面気泡水準器等でもよい。
【0019】
【考案の効果】
以上の様に本考案によれば、密閉容器に中空ガラス棒の一端を挿入して液体注 入口を形成することにより、液体注入口を自由に配置することができる。 また、熟練を要していた気泡水準器の密閉容器形成が比較的容易に行うことが でき、かつ大きい気泡水準器も形成も容易の行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による第1実施例を示す円形気泡水準器
の断面図である。
【図2】本考案による第2実施例を示す円形気泡水準器
の断面図である。
【図3】本考案による第3実施例を示す円形気泡水準器
の断面図である。
【図4】従来の円形気泡水準器の断面図である。
【図5】従来の液体注入口の成形方法を示す図である。
【図6】従来の液体注入口を示す図である。
【符号の説明】
1 円形ガラス 2 平板ガラス 3 ガラス管 4 接着材 5 液体 6 気泡 7 中空ガラス棒 8、9、10 貫通孔 20 密閉容器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面を曲面に加工した密閉容器内に、少量
    の気泡を残存させて液体を封入し、前記曲面の曲率を利
    用して少なくとも一方向の傾きを前記気泡の位置で検出
    する気泡水準器において、 前記密閉容器に貫通孔を形成して液体注入管の一端を挿
    入し、 前記液体注入管は、前記貫通孔と同程度の外形を有し、
    かつ前記密閉容器と略同質材で形成され、前記液体注入
    管から前記密閉容器内に前記気泡を残存させるように液
    体を封入した後に、前記液体注入管の他端を溶着するこ
    とを特徴とする気泡水準器。
JP3822292U 1992-06-08 1992-06-08 気泡水準器 Pending JPH062129U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3822292U JPH062129U (ja) 1992-06-08 1992-06-08 気泡水準器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3822292U JPH062129U (ja) 1992-06-08 1992-06-08 気泡水準器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH062129U true JPH062129U (ja) 1994-01-14

Family

ID=12519280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3822292U Pending JPH062129U (ja) 1992-06-08 1992-06-08 気泡水準器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH062129U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5522288B1 (ja) * 1970-08-27 1980-06-16

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5522288B1 (ja) * 1970-08-27 1980-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5749152A (en) Spirit level vial construction
HRP20010313A2 (en) Pressure-compensating device for a dual container
EP0604342A2 (en) Fabrication method for vacuum microelectronic devices
JPS60195830A (ja) 静電容量形圧力検出器
CN106495464A (zh) 一种用于光子带隙光纤拉制的气压控制方法及装置
JPH062129U (ja) 気泡水準器
JP4546696B2 (ja) 試料保持具
JP3457001B2 (ja) 漏れ量を決定する毛管を有する試験漏洩部位
JPH03132788A (ja) 発光表示装置および発光表示装置用ステム
CN209584005U (zh) 一种真空玻璃
JP2001068032A (ja) フラット表示パネル用のポンプ管
JPH0626863A (ja) 表示装置およびその製造方法
JPH0534153A (ja) 気泡管とその製造方法
JPS62231213A (ja) 液晶セルの液晶注入方法
CN108761876A (zh) 显示组件制造装置及方法、显示组件
JPH0143164Y2 (ja)
JP3749691B2 (ja) ガラス電極の製造方法
CN220288568U (zh) 裂缝检测装置
JPS6244976Y2 (ja)
JPS6227221Y2 (ja)
JPS5836053Y2 (ja) ソフトコンタクトレンズケイソクテイル−ペ
CN207874664U (zh) 一种硅胶模具漏点检测装置
JPH066329Y2 (ja) 液体注入治具
US4993263A (en) Plastic hydrometer
JPH055940Y2 (ja)