JPH062124B2 - コロトコフ音認識方法及びその装置 - Google Patents

コロトコフ音認識方法及びその装置

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JPH062124B2
JPH062124B2 JP59142253A JP14225384A JPH062124B2 JP H062124 B2 JPH062124 B2 JP H062124B2 JP 59142253 A JP59142253 A JP 59142253A JP 14225384 A JP14225384 A JP 14225384A JP H062124 B2 JPH062124 B2 JP H062124B2
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korotkoff
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慶二 山口
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動血圧計におけるコロトコフ音認識方法及び
装置に関し、特に1チツプマイクロプロセツサによるリ
アルタイム処理に適した波形弁別方式によるコロトコフ
音認識方法及びその装置に関するものである。
[従来の技術] 従来のコロトコフ音検出方式はフイルタ及びコンパレー
タによる弁別方式(フイルタコンパレータ方式)が主流
であつた。第2図は従来のフイルタコンパレータ方式に
よるコロトコフ音弁別方式を示すブロツク図である。一
般にコロトコフ音のスペクトル分布は体動や外来の雑音
と周波数成分が異なることが知られてる。フイルタコン
パレータ方式はこのことを利用したものであり、腕帯に
取り付けたマイクから検出した信号をフイルタに通過さ
せ、コロトコフ音以外の周波数成分の振幅を下げ、コロ
トコフ音の周波数成分を予め設定した閾値により弁別す
る方式である。
しかしながら、コロトコフ音の周波数成分は被験者によ
つてばらつきがあるだけでなく同一被験者においても測
定時刻やカフ圧等によつてばらつきがある。従つて着目
すべき周波数帯域は数10Hzから200乃至300Hzと
かなり広いものとなり、脈音や雑音を除去してコロトコ
フ音成分だけを抽出することは非常に困難である。また
コロトコフ音の振幅も被験者によつて変わるだけでなく
同一被験者においても測定する毎に変化する。従つて脈
音に比べてコロトコフ音の周波数成分が小さいときは脈
音とコロトコフ音との区別が困難であり、しかもレベル
で弁別しているためコロトコフ音の振幅の差異により測
定精度が左右され易いという欠点があつた。
一方最近になつてコロトコフ音の波形形状による弁別方
式が一部で実用化されている。第3図(a)〜(e)は従来
の波形形状によるコロトコフ音弁別方式を示す図であ
る。同図(a)において、マイク21でピツクアツプされ
た信号は増幅器22において増幅される。増幅された検
出信号[同図(b)]はピーク値ホールド回路23に入力
されると共にレベル比較手段24のプラス側入力端子に
入力される。ピーク値ホールド回路23は検出信号のピ
ーク値をホールドして入力波形に応じたピーク値ホール
ド信号[同図(c)]を形成し、レベル比較手段24のマ
イナス側入力端子に加える。レベル比較手段24はその
両入力端子に加えられた信号を同図(b)に示す如く比較
することによつて同図(e)に示すようなパルス列信号を
出力する。このパルス列信号は認識手段25において調
べられ所定の条件を満足した信号B 及びC がコロト
コフ音として認識される訳である。尚、26はピークリ
セツト回路であり、認識手段25からのタイミング信号
によりピーク値ホールド回路23のピーク値をリセツト
する。
しかしながら、コロトコフ音波形を類型化すると第3図
(b)の信号B及びCに示すものばかりでなく血圧測定点
付近においては第4図(a)に示すような波形のものもあ
る。この場合に上記方法によるとピーク値ホールド回路
24から出力されるピークホールド信号は第4図(b)の
様になり、レベル比較手段24はコロトコフ音として認
識し得るようなパルス列信号を形成できない。
また第5図(a)に示す如く一般に検出信号波形の極値付
近では細かなリプルが生じ易い。しかし第5図(c)に示
す如くレベル比較手段24から出力されるパルス列信号
にはこの様なリプル及び一般的な細かい雑音とコロトコ
フ音波形を構成する陰性波との振幅の差異が現われない
のでそれだけ識別能力は良くない。
更に、上記問題を解決する試みとして、特開昭58−1
05741号にデジタル処理した信号波形のピーク間の
レベル及び時間関係からコロトコフ音波形を識別する技
術が開示されているが、その波形の認識は2つのピーク
間のレベル及び時間関係の判別の繰り返しからであるの
で、例えば第8図の右側に示すようなコロトコフ音でな
い波形をコロトコフ音と判定したり、レベル及び時間の
条件を厳しくすると上記周波数成分や固定レベルの閾値
での識別と同様に信号のばらつきに対応できずコロトコ
フ音を見逃してしまうことになる。又、前記出願は、条
件に合致するピークを探すのみで上記の極値付近のリプ
ルに対して考慮がなされていない。
[発明が解決しようとしている課題] 本発明は上述した先行技術の欠点を解決したものであ
り、その目的とする所は、コロトコフ音波形の特徴を直
接調べる方法により、従来のようにフイルタの周波数帯
域特性に制限を加えたりコロトコフ音の振幅に対して固
定した閾値を設定する必要がなく、又大ざつぱなコロト
コフ音の波形候補の選別と厳密なコロトコフ音波形の形
状による認識との2段階に分ける方法により、コロトコ
フ音を構成する周波数成分及び振幅の差異による影響に
よつて測定精度が左右されにくく、且つコロトコフ音波
形全体の形状を調べてより測定精度を高めた実時間処理
の可能なコロトコフ音認識方法及び装置を提供すること
にある。
本発明の他の目的は、各設定した時間領域内でコロトコ
フ音信号の構成部分が取り得る極値の最大値又は最小値
を検出する方法により、各特徴点候補の検出が容易に行
なえ、且つコロトコフ音波形の極値付近に生じる細かい
リプル(特にAD変換後に生じ易い変換誤差によるリプ
ル)によつて測定精度が左右されないコロトコフ音認識
方法及び装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、1チツプCPUに与えられる限ら
れたメモリと処理時間の中でコロトコフ音の複数の信号
パターンをリアルタイムで認識処理できるような簡単な
ソフトウエアで構成されたコロトコフ音認識方法及び装
置を提供することにある。
本発明の他の目的は、ダイナミツクに閾値を設定する閾
値設定手段によりコロトコフ音認識に不必要な雑音を効
率よく除去できるコロトコフ音認識方法及び装置を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 上述した本発明の目的は次のようなコロトコフ音認識方
法によつて達成される。
即ち、入力されるコロトコフ音信号のピークとボトムと
を信号レベルの変化に従つて検出するピーク・ボトム検
出工程と、前記ピークとボトムとから所定時間範囲内の
最大値及び最小値を抽出して特徴点とする特徴点抽出工
程と、連続する3つの前記特徴点の1番目と2番目との
間及び2番目と3番目との間の前記信号レベルの差と前
記信号レベルの変化の傾きとが所定のしきい値より大き
い場合に、前記3つの特徴点とその直後の特徴点との4
つの特徴点からなる集合をコロトコフ音の候補波形とし
て選別する候補波形選別工程と、前記コロトコフ音候補
波形の内で、前記4つの特徴点から作られる波形の形状
がそのサイズによらずコロトコフ音波形の形状を特徴付
ける条件を満足する波形をコロトコフ音と認識するコロ
トコフ音認識工程とを備えることを特徴とするコロトコ
フ音認識方法。
また、本発明の目的は次のようなコロトコフ音認識装置
によつて達成される。
即ち、入力されるコロトコフ音信号のピークとボトムと
を検出するピーク・ボトム検出手段と、入力時点迄の前
記ピークの最大値又は前記ボトムの最小値を第1の特徴
点とする第1特徴点検出手段と、コロトコフ音波形の条
件に基づいて設定される前記第1の特徴点から所定時間
領域内にあつて、且つ前記第1の特徴点との信号レベル
の差及び信号レベルの変化の傾きが所定のしきい値より
大きい場合に、前記第1の特徴点がピークの場合は前記
ボトムの最小値又は前記第1の特徴点がボトムの場合は
前記ピークの最大値を第2の特徴点とする第2特徴点検
出手段と、コロトコフ音波形の条件に基づいて設定され
る前記第2の特徴点から所定時間領域内にあつて、且つ
前記第2の特徴点との信号レベルの差及び信号レベルの
変化の傾きが所定のしきい値より大きい場合に、前記第
2の特徴点がボトムの場合は前記ピークの最大値又は前
記第2の特徴点がピークの場合は前記ボトムの最小値を
第3の特徴点とする第3特徴検出手段と、コロトコフ音
波形の条件に基づいて設定される前記第1の特徴点から
所定時間領域内にある、前記第1の特徴点がピークの場
合は前記ボトムの最小値又は前記第1の特徴点がボトム
の場合は前記ピークの最大値を第4の特徴点とする第4
特徴点検出手段と、前記第1乃至第4の特徴点から作ら
れる波形の形状がそのサイズによらずコロトコフ音波形
の形状を特徴付ける条件を満足する場合に、該入力され
たコロトコフ音信号をコロトコフ音と認識するコロトコ
フ音認識手段とを備えることを特徴とするコロトコフ音
認識装置。
又、入力されるコロトコフ音信号のピークとボトムとを
検出するピーク・ボトム検出手段と、入力時点迄の前記
ピークの最大値又は前記ボトムの最小値を第1の特徴点
とする第1特徴点検出手段と、前記第1の特徴点がボト
ムの場合に、前記ピーク・ボトム検出手段が検出した前
記ピークとボトムを所定の基準レベルに対して反転する
レベル反転手段と、コロトコフ音波形の条件に基づいて
設定される前記第1の特徴点から所定時間領域内にあつ
て、且つ前記第1の特徴点との信号レベルの差及び信号
レベルの変化の傾きが所定のしきい値より大きい場合
に、反転後の前記ボトムの最小値を第2の特徴点とする
第2特徴点検出手段と、コロトコフ音波形の条件に基づ
いて設定される前記第2の特徴点から所定時間領域内に
あつて、且つ前記第2の特徴点との信号レベルの差及び
信号レベルの変化の傾きが所定のしきい値より大きい場
合に、反転後の前記ピークの最大値を第3の特徴点とす
る第3特徴検出手段と、コロトコフ音波形の条件に基づ
いて設定される前記第1の特徴点から所定時間領域内に
ある反転後の前記ボトムの最小値を第4の特徴点とする
第4特徴点検出手段と、前記第1乃至第4の特徴点から
作られる波形の形状がそのサイズによらずコロトコフ音
波形の形状を特徴付ける条件を満足する場合に、該入力
されたコロトコフ音信号をコロトコフ音と認識するコロ
トコフ音認識手段とを備えることを特徴とするコロトコ
フ音認識装置。
又、先行するコロトコフ音信号の振幅に応じてピーク及
びボトムを選別するためのしきい値を設定するしきい値
設定手段と、入力されるコロトコフ音信号の内前記しき
い値を越えるピークとボトムとを検出するピーク・ボト
ム検出手段と、入力時点迄の前記ピークの最大値又は前
記ボトムの最小値を第1の特徴点とする第1特徴点検出
手段と、コロトコフ音波形の条件に基づいて設定される
前記第1の特徴点から所定時間領域内にあつて、且つ前
記第1の特徴点との信号レベルの差及び信号レベルの変
化の傾きが所定のしきい値より大きい場合に、前記第1
の特徴点がピークの場合は前記ボトムの最小値又は前記
第1の特徴点がボトムの場合は前記ピークの最大値を第
2の特徴点とする第2特徴点検出手段と、コロトコフ音
波形の条件に基づいて設定される前記第2の特徴点から
所定時間領域内にあつて、且つ前記第2の特徴点との信
号レベルの差及び信号レベルの変化の傾きが所定のしき
い値より大きい場合に、前記第2の特徴点がボトムの場
合は前記ピークの最大値又は前記第2の特徴点がピーク
の場合は前記ボトムの最小値を第3の特徴点とする第3
特徴検出手段と、コロトコフ音波形の条件に基づいて設
定される前記第1の特徴点から所定時間領域内にある、
前記第1の特徴点がピークの場合は前記ボトムの最小値
又は前記第1の特徴点がボトムの場合は前記ピークの最
大値を第4の特徴点とする第4特徴点検出手段と、前記
第1乃至第4の特徴点から作られる波形の形状がそのサ
イズによらずコロトコフ音波形の形状を特徴付ける条件
を満足する場合に、該入力されたコロトコフ音信号をコ
ロトコフ音と認識するコロトコフ音認識手段とを備える
ことを特徴とするコロトコフ音認識装置。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明によるコロトコフ音認
識方法及び装置の実施例を詳細に説明する。第1図は本
発明による一実施例のコロトコフ音認識装置の基本構成
を示すブロツク図である。図において、1はコロトコフ
音をピツクアツプするためのマイクロホン、2はピツク
アツプしたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/
D変換器、3はA/D変換した一連の音データ信号を演
算処理してコロトコフ音を認識するための演算回路部、
4はコロトコフ音を認識したことを表示する表示器であ
る。尚、マイクロホンに換えてドツプラー効果を用いた
検出器を用いることができるのは勿論であり、本発明は
マイクロホンに限定されるものではない。
演算回路部3はRAM,ROMを有する1チツプCPU
から成り、その中にはプログラムの実行により実現され
る各種の機能がブロツク化して示されている。CPUに
与えられる限られたメモリと限られた処理時間の中でこ
れらの機能を効率よく実現することは本発明の特徴の1
つでもある。5はA/D変換器2の出力するデジタル信
号を演算回路部3に読み込むデータ読込部、6は一つ手
前で認識したコロトコフ音の大きさに従つてダイナミツ
クに閾値を設定する閾値設定部、7は閾値設定部6を通
過した音データ信号を順々に比較してその値が増加から
減少に変化する時点(ピーク)と減少から増加に変化す
る時点(ボトム)を検出するピーク・ボトム検出部、8
は時間情報を発生する時間発生部、9はピーク又はボト
ムを検出したときの音データ信号と共にその時点の時間
情報を記憶するメモリ(RAM)である。
ここで、引き続き機能ブロツク構成の説明を続ける前に
本実施例装置の認識対象であるコロトコフ音波形の典型
的なパターンについて述べておく。第6図は本実施例装
置が認識するコロトコフ音波形の典型的なパターンを示
す図である。同図(a)及び(b)にはコロトコフ音波形の
特徴的な2つのパターンを示し、同図(c)及び(d)には
その信号レベルを夫々基線レベルlについて反転させた
場合のパターンを示している。図中のP点はその信号
レベルが最も高いピーク又は最も低いボトムとして定義
されるものであり、後述するコロトコフ音認識のための
重要な意味をなす部分である。即ち、一度P点の波形
が求められればそれ以外のP,P,Pからなる各
特徴点の波形又はP,P,Pからなる各特徴点の
波形の有無は夫々P点から開始した所定の解析方法に
より求められるからである。
以下に説明する各機能ブロツク構成は上述したコロトコ
フ音波形のパターンを高い信頼性と共に効率良く認識す
るための手段である。第1図において、10はメモリ9
から読み出した音データがピークの最大値か又はボトム
の最小値かを検出するためのP検出部、11はコロト
コフ音認識のためにメモリ9からの読み出される音デー
タのレベルに必要に応じて反転させるレベル反転部、1
2はメモリ9から読み出された音データと時間データに
ついて所定の演算を行ない各特徴点P,P,P
はP,P,Pに位置するような波形の存在の有無
を調べる特徴点検出部である。特徴点検出部12は所定
の時間領域データを発生する時間領域設定部13とその
時間領域内に既に検出された特徴点の信号レベルと所定
関係にある信号レベルの音データが存在するか否かを判
別するK(コロトコフ)音判定部14から成つており、
検出部10からP点を検出した旨の信号が送られ
ると所定の演算手順に従つて各特徴点の検出を行なう。
15は特徴点検出部12で求められた各特徴点の集合に
ついて相互の位置関係を調べコロトコフ音を認識するK
(コロトコフ)音認識部である。
以上の構成により以下にその動作を説明する。マイクロ
ホン1でピツクアツプされたコロトコフ音のピツクアツ
プ電気信号101はA/D変換器2により所定周期でデ
ジタル信号102に変換される。デジタル信号102は
データ読込部5に読み込まれ時系列に沿つた一連の音デ
ータ103として閾値設定部6に入力される。閾値設定
部6は一つ手前に出現したコロトコフ音の大きさを示す
信号117に応じてダイナミツクに閾値を設定し、音デ
ータ103に含まれる雑音の影響を軽減する。但し測定
開始時には閾値を設定しない。どのような振幅の信号パ
ターンが入力されても適正に対処するためである。しか
し測定開始後は一つ手前のコロトコフ音の大きさから次
のコロトコフ音がとり得る最小の大きさを予測してダイ
ナミツクに閾値を設定する。従つて本実施例装置の閾値
設定部6は単にコロトコフ音の振幅に対して固定された
閾値を設定する従来のコンパレータ方式における閾値手
段とは性質が異なる。
閾値を越えた音データ104はピーク・ボトム検出部7
に入力される。ピーク・ボトム検出部7は一つ手前に現
れた音データ104のレベルと現時点の音データ104
のレベルを毎回比較し、そのレベル差が増加から減少に
変化するときはその時点の音データ(ピーク)106を
メモリ9に書き込み、またレベル差が減少から増加に変
化するときもその時点の音データ(ボトム)106をメ
モリ9に書き込む。またピーク・ボトム検出部7は音デ
ータ104のピーク又はボトムを検出したときの検出タ
イミング信号105を時間発生部8に出力する。時間発
生部8は例えば1ms毎に増加する時間情報を巡回的に計
数しているユニツトである。時間発生部8はピーク又は
ボトムの検出タイミング信号105を受け取るとメモリ
9に書き込まれる当該音データ106と所定の関係にあ
る番地に時間情報107を書き込む。こうして、メモリ
9の中には音データ104の中からピークとボトムに対
応する音データ106のみがその検出時点の時間情報1
07と共に記憶されることになる。従つてメモリ9には
音データ104の全てを記憶しておく必要がないから限
られたメモリ容量で足り、且つ有効に利用される。
検出部10はメモリ9から読み出した音データ10
8を順番に調べて第6図に示すような信号パターンのP
点を検出するように働く。即ち、最初はメモリ9から
読み出した最初の音データ108をP点とみなす。し
かし次の時点でそれより大きな音データ108を読み出
すとそのデータをP点とみなす。P検出部10は測
定開始時ならば閾値を設定せずにメモリ9から読み出さ
れた音データ108のプラス側のピーク又はマイナス側
のボトムをPとする。しかし測定の途中で既にコロト
コフ音が出現している場合にはK音認識部15から送ら
れるコロトコフ音の大きさを示す信号117に応じてダ
イナミツクに閾値を設定し、P点の正確且つ迅速な検
出を可能にする。こうしてP点がピークの最大値か又
はボトムの最小値かという符号と共に検出されるとレベ
ル反転部11には指示信号109が送られる。
レベル反転部11はコロトコフ音認識のためにメモリ9
からの読み出される音データ110のレベルを指示信号
109に従つて反転させる。第6図を参照して具体的に
いうと、例えばP検出部10が同図(c)の信号パター
ンのP点を検出したときにはレベル反転部11にレベ
ル反転の指示信号109を送る。レベル反転部11は各
特徴点P〜Pに相当する音データ110のレベルを
同図(a)の信号パターンになるよう基線レベルlについ
て夫々反転させて特徴点検出部12に送る。同図(d)と
同図(c)との関係についても同様である。こうすること
により本実施例装置は同図(a),(b)の信号パターンを
認識するプログラムそのもので同図(c),(d)の信号パ
ターンの認識が可能であることが容易に理解させる。
特徴点検出手段12はP検出部10からP点を検出
した旨の信号113を受け取ることによりコロトコフ音
を構成する信号パターンの各特徴点検出を開始する。即
ち、時間領域設定部13は所定の時間領域を設定しK音
判定部14に時間領域信号114を出力する。K音判定
部14は先ずP点との関係において設定された時間領
域内にコロトコフ音を構成するようなピークの最大値又
はボトムの最小値を示す音データ111があるか否かを
検出し、あればこれを特徴点とする。次にK音判定部1
4は検出された特徴点との関係において設定された時間
領域内にコロトコフ音を構成するようなピークの最大値
又はボトムの最小値を示す次の音データ111があるか
否かを検出し、あればこれを特徴点とする。この方法は
特徴点の検出方法として非常に簡単なので1チツプCP
Uのリアルタイム処理に適している。また各所定の時間
領域内でピークの最大値又はボトムの最小値を検出する
のであるからコロトコフ音波型の極値付近に生じた雑音
[第5図(a)]に影響され難い利点がある。尚、時間領
域設定部13は固定の時間領域を設定するのみならずそ
れ以前のコロトコフ音認識において検出された各特徴点
の絶対レベル、又はレベル差及び時間差等に応じた時間
領域をダイナミツクに設定するようにしている。
K音認識部15は特徴点検出部12で求められたP
,P,P又はP,P,P,Pの4つの
特徴点の位置関係を調べる条件命題の集合であり、これ
は任意に決められる。
第7図は上述した特徴点検出からコロトコフ音認識に至
る処理手順を詳細に示すフローチヤートである。図にお
いて、ステツプS1ではP点を検出する。P検出部
10は測定開始時ならば閾値を設定せずにメモリ9から
読み出された音データ108のプラス側のピーク又はマ
イナス側のボトムをPとする。測定の途中で既にコロ
トコフ音が出現している場合には一つ手前のコロトコフ
音の振幅の数分の1の領域を基線を中心にして設定しそ
の領域外のプラス側のピーク又はマイナス側のボトムを
とする。そしてPがピークなら以後の手順におい
てメモリ9から読み出される音データ110をそのまま
用いるよう指示するためレベル反転部11に指示信号1
09を送りレベル反転フラグを0にリセツトする。また
がボトムならメモリ9から読み出される音データ1
10の値Pをそのまま用いずに2P−P(P:基線
レベルlのデジタル値)に変換して用いるよう指示する
ためレベル反転フラグを1にセツトする。これは音デー
タ110のレベルを反転することに等しい。Pを検出
したらステツプS2に進み、必要があればレベル反転部
11のフラグに従うレベル反転処理を受け、ステツプS
3に進む。
ステツプS3ではP点の発生時刻tからある時間領
域(位相差)τ以前の範囲内でボトムの最小値を検出
しそこをPとする。但しその範囲内にPを越えるデ
ータがあればステツプS1に戻り前記Pの次のデータ
からPの検出が開始する(第7図中のの方向)。時
間領域τの設定は固定された定数又はPのレベル等
に順じた変数であつてもよい。時間領域τ〜τにつ
いても同様である。
時間領域τ〜τの設定方法は例えば次の通りであ
る。このうち時間領域τ,τ,τ,τは固定さ
れた定数で大体充分である。時間領域τについては後
述する。時間領域τは次式によつて与えられる。
τ=C−(t−t)(Cは定数) …(1) この様にしたのは(t−t)の間隔よりも(t
)の間隔の方が経験的に安定しており閾値が設定し
易いからである。定数Cは(P−P)の大きさに
比例した値をとる。比例定数はあらかじめ設定してお
く。この様にするのは小さなコロトコフ音に対してあま
りτを大きくするとコロトコフ音の直前の細かな雑音
のピークをPと誤認識してしまう可能性があるからで
ある。
ステツプS3においてP及びPの位置関係がコロト
コフ音波形としての後述する条件を満足していたらス
テツプS4に進む(第7図中のの方向)。但しその範
囲内にPを越えるデータがあればPの検出に戻る
(同図中のの方向)。また条件を満足しなければP
の検出に進む(同図中のの方向)。この条件をは
じめとして以後の説明に現れる各条件はすべて経験的に
且つ任意に、正し1チツプCPUでリアルタイム処理が
可能な範囲で設定されるものである。
即ち条件〜の一具体例は次の通りである。
条件 IF (a−a)>c &(a−a)/(t−t)>c THEN K音判定 ELSE K音判定でない。
条件 IF (a−a)>c &(a−a)/(t−t)>c THEN K音判定 ELSE K音判定でない。
条件 IF (a−a)>c &(a−a)/(t−t)>c THEN K音判定 ELSE K音判定でない。
条件 IF (a−a)>c &(a−a)/(t−t)>c THEN K音判定 ELSE K音判定でない。
ここで、ci(i=1,2,3,…8)は予め設定した
定数である。また記号“&”は論理積することを意味す
る。
ステツプS4ではtからある時間領域τ以前の範囲
内でピークの最大値を検出してそこをPとする。ステ
ツプS4でPを検出したら更にP,Pについてコ
ロトコフ音としての条件を満足しているか否かを調
べ、満足していればステツプS5に進んでPの検出を
行ない、満足しなければPの検出を行なう。Pはt
からある時間領域τ以後の範囲内で最小値となるボ
トムとする。正しその範囲内にPを越えるデータがあ
ればPの検出に進む。またPを検出したらステツプ
S6に進みK音認識部15でP,P,P,P
ついてコロトコフ音波形としての条件を満足しているか
否かを調べ、満足していたらステツプS11に進みコロ
トコフ音の検出を知らせる“表示”を行ない、満足して
いなければPの検出に進む。
からPの検出は以下の通りである。ステツプS7
においてPから時間領域τ以後の範囲内で最小値の
ボトムを検出してそこをPとする。但しその範囲内で
を越えるデータがあればPの次のデータからP
の検出を開始する。ステツプS7においてP,P
コロトコフ音としての条件を満足していたらステツプ
S8に進みtから時間領域τの範囲内で最大値のピ
ークを検出してそこをPとする。ここで時間領域τ
=(tc−t)であり、τがある決められた範囲内
になければPの次のデータからPの検出を開始す
る。ステツプS8でPが検出されたらP,Pにつ
いて条件の判断を行ない、満足していたらステツプS
9に進みtcから時間領域τ以後の範囲内で最小値の
ボトムを検出してそこをPとする。満足していなけれ
ばステツプS1に戻りPの次のデータからPの検出
を開始する。ステツプS9でPが検出されたらP
,P,Pについて条件判断を行ない、これら4
つの特徴点がコロトコフ音波形としての条件を満足して
いたらステツプS11に進みコロトコフ音の検出を知ら
せる“表示”を行ない、満足していなければステツプS
1に戻りPの次のデータからPの検出を開始する。
上述した方法において注意すべきことは時間領域τ
必ず(t−t)>τ>(tc−t)となるよう
に設定することである。この範囲をはずしてτを設定
してしまうと正しいPが得られない。時間領域τ
外については設定可能な範囲が比較的広いため問題は無
い。
時間領域τを前記範囲に設定することが難しい場合に
はP以降の検出を以下の方法で行なつてもよい。
<P検出> P以後のボトムを調べ、ボトムがPの条件(a
)≧cを満足していたらそれをPとする。そう
でなければさらにボトムを検出するがPからある時間
τたつてもPが検出されない場合はPの検出から
スタートする。またPの検出の途中でPを越えるデ
ータがあるときもPの検出からスタートする。
<P検出> P以後のピークを調べ、ピークがPの条件(a
)≧cを満足していたらそれをPとする。そう
でなければ次のボトムを調べ、それと現在のPを比較
してレベルの低い方を新しいPとし、再びPの検出
を始める。Pからある時間領域τたつてもPが検
出されない場合はPの検出からスタートする。
<Pの検出> P以後のボトムを調べ、ボトムがPの条件(a
)≧cを満足していたらそれをPとする。そう
でなければ次のピークを調べそれと現在のPを比較し
て高い方を新しいPとし、再びPの検出を始める。
から時間τたつてもPが検出されない場合はP
の検出からスタートする。
このようにして検出された各特徴点の集合はK音認識部
15において認識処理のため使用される。K音認識部1
5はK音認識のための条件命題の集合であるが、以下に
特徴点P〜Pに対する一実施例の条件命題の一部を
示す。また各条件命題の右側には第8図(a)〜(e)の参
照記号を付し、併せて同図(a)〜(e)にはコロトコフ音
認識のための各条件命題に適合するパターンと適合しな
いパターンの典型例を対比して示す。
前提条件を da=(a−a) da=(a−a) da=(a−a) dt=(t−t) dt=(t−t) dt=(t−t) da=max(da,da) dt=(t−t) とするときに、コロトコフ音認識のための条件命題は IF da≧dt×c10 …第8図(a) &da≦da×c11 …第8図(b) &da≧da×c12 …第8図(c) &da≦dt×c13 …第8図(d) &da≦D ×c14 …第8図(e) : : THEN K音認識 ELSE K音認識でない である。
各条件命題を全て満足して“K音認識”と判定したとき
はステツプS11に進みその旨を表示器4に表示する。
また“K音認識でない”と判定したときはステツプS7
に進み、或いはステツプS1に戻り再スタートする。こ
こで、ci(i=10,11,12,…)は予め設定した定数であ
る。こうしてコロトコフ音波形を認識したらコロトコフ
音波形の帯域及びコロトコフ音波形の直後に発生した雑
音による誤認識を防ぐためにある一定時間マスキングを
行なう。
上述した実施例に基づいて実験を行なつた結果の一部を
第9〜12図に示す。第9図(a)〜(e)は最も認識がし
易いタイプの波形である。認識した箇所には下に“▽”
のマークが付してあり、また4つの特徴点の位置には
“・”のマークが付してある。ここでコロトコフ音波形
の時間軸は図の(a)〜(e)の順で進む。他も同様であ
る。第10図(a)〜(e)は雑音が多く、かつ脈音が大き
い例のコロトコフ音波形である。第11図(a)〜(e)は
第6図(c)のパターンに相当するコロトコフ音波形であ
る。第12図(d)の一番最後の波形は第6図(b)のパタ
ーンに相当するコロトコフ音波形である。いずれも最低
血圧の測定点は検出できていることが分る。
[発明の効果] 以上述べた如く本発明によればコロトコフ音波形の特徴
を直接調べる方法により、従来のようにフイルタの周波
数帯域特性に制限を加えたりコロトコフ音の振幅に対し
て固定した閾値を設定する必要がなく、又大ざつぱなコ
ロトコフ音の波形候補の選別と厳密なコロトコフ音波形
の形状による認識との2段階に分ける方法により、コロ
トコフ音を構成する周波数成分及び振幅の差異による影
響によつて測定精度が左右されにくく、且つコロトコフ
音波形全体の形状を調べてより測定精度を高めた実時間
処理の可能なコロトコフ音認識が可能となつた。
また、本発明によれば、各設定した時間領域内でコロト
コフ音信号の構成部分が取り得る極値の最大値又は最小
値を検出するので、各特徴点候補の検出が非常に短いプ
ログラムで容易に行なえ、且つコロトコフ音波形の極値
付近に生じる細かいリプル(特にAD変換後に生じ易い
変換誤差によるリプル)によつて測定精度が左右されな
い。
また、本発明によればコロトコフ音波形の代表的なパタ
ーンを認識するよう構成された簡単なソフトウエアによ
り1チツプCPUに与えられる限られたメモリと処理時
間の中でコロトコフ音の複数の信号パターンをリアルタ
イムで効率よく認識処理できる。特にレベル反転手段を
設けた構成により、例えば第6図(a),(b)のパターン
を認識するプログラムで同図(c),(d)のパターンが認
識できる。即ち、短いプログラムで4つのパターンの認
識が可能になる。
また、本発明によればダイナミツクに閾値を設定する閾
値設定手段を設けたことによりコロトコフ音認識に不必
要な雑音を効率よく除去できる。即ち、測定開始時には
小さなレベルの信号をも捕えまた一度コロトコフ音を認
識した後は所定の関係に基づいて閾値を設定するので、
コロトコフ音信号のように周期性の予測される測定対象
を他の信号から弁別する雑音除去の目的には極めて有効
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による一実施例のコロトコフ音認識装置
の基本構成を示すブロツク図、 第2図は従来のフイルタコンパレータ方式によるコロト
コフ音弁別方式を示すブロツク図、 第3図(a)〜(e)は従来の波形形状によるコロトコフ音
弁別方式を説明するための図、 第4図(a),(b)は血圧測定点付近において生ずること
のあるコロトコフ音波形と従来の波形弁別方式との関係
を示す図、 第5図(a)〜(c)は極値付近で細かなリプルが生じてい
るコロトコフ音波形と従来の波形弁別方式との関係を示
す図、 第6図(a)〜(d)は本実施例装置が認識するコロトコフ
音波形の典型的なパターンを示す図、 第7図は本実施例に基づいてコロトコフ音波形の各特徴
点の検出からコロトコフ音認識に至る処理手順を示すフ
ローチヤート、 第8図(a)〜(e)はコロトコフ音認識のための各条件命
題に適合するパターンと適合しないパターンの典型例を
対比して示す図、 第9図〜第12図は本実施例に基づいてコロトコフ音認
識を行なつた結果の一部を示す波形図である。 図中、1…マイクロホン、2…A/D変換器、3…演算
回路部、4…表示器、5…データ読入部、6…閾値設定
部、7…ピーク・ボトム検出部、8…時間発生部、9…
メモリ(RAM)、10…P検出部、11…レベル反
転部、12…特徴点検出部、13…時間領域設定部、1
4…K音判定部、15…K音認識部である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されるコロトコフ音信号のピークとボ
    トムとを信号レベルの変化に従つて検出するピーク・ボ
    トム検出工程と、 前記ピークとボトムとから所定時間範囲内の最大値及び
    最小値を抽出して特徴点とする特徴点抽出工程と、 連続する3つの前記特徴点の1番目と2番目との間及び
    2番目と3番目との間の前記信号レベルの差と前記信号
    レベルの変化の傾きとが所定のしきい値より大きい場合
    に、前記3つの特徴点とその直後の特徴点との4つの特
    徴点からなる集合をコロトコフ音の候補波形として選別
    する候補波形選別工程と、 前記コロトコフ音候補波形の内で、前記4つの特徴点か
    ら作られる波形の形状がそのサイズによらずコロトコフ
    音波形の形状を特徴付ける条件を満足する波形をコロト
    コフ音と認識するコロトコフ音認識工程とを備えること
    を特徴とするコロトコフ音認識方法。
  2. 【請求項2】入力されるコロトコフ音信号のピークとボ
    トムとを検出するピーク・ボトム検出手段と、 入力時点迄の前記ピークの最大値又は前記ボトムの最小
    値を第1の特徴点とする第1特徴点検出手段と、 コロトコフ音波形の条件に基づいて設定される前記第1
    の特徴点から所定時間領域内にあつて、且つ前記第1の
    特徴点との信号レベルの差及び信号レベルの変化の傾き
    が所定のしきい値より大きい場合に、前記第1の特徴点
    がピークの場合は前記ボトムの最小値又は前記第1の特
    徴点がボトムの場合は前記ピークの最大値を第2の特徴
    点とする第2特徴点検出手段と、 コロトコフ音波形の条件に基づいて設定される前記第2
    の特徴点から所定時間領域内にあつて、且つ前記第2の
    特徴点との信号レベルの差及び信号レベルの変化の傾き
    が所定のしきい値より大きい場合に、前記第2の特徴点
    がボトムの場合は前記ピークの最大値又は前記第2の特
    徴点がピークの場合は前記ボトムの最小値を第3の特徴
    点とする第3特徴検出手段と、 コロトコフ音波形の条件に基づいて設定される前記第1
    の特徴点から所定時間領域内にある、前記第1の特徴点
    がピークの場合は前記ボトムの最小値又は前記第1の特
    徴点がボトムの場合は前記ピークの最大値を第4の特徴
    点とする第4特徴点検出手段と、 前記第1乃至第4の特徴点から作られる波形の形状がそ
    のサイズによらずコロトコフ音波形の形状を特徴付ける
    条件を満足する場合に、該入力されたコロトコフ音信号
    をコロトコフ音と認識するコロトコフ音認識手段とを備
    えることを特徴とするコロトコフ音認識装置。
  3. 【請求項3】入力されるコロトコフ音信号のピークとボ
    トムとを検出するピーク・ボトム検出手段と、 入力時点迄の前記ピークの最大値又は前記ボトムの最小
    値を第1の特徴点とする第1特徴点検出手段と、 前記第1の特徴点がボトムの場合に、前記ピーク・ボト
    ム検出手段が検出した前記ピークとボトムを所定の基準
    レベルに対して反転するレベル反転手段と、 コロトコフ音波形の条件に基づいて設定される前記第1
    の特徴点から所定時間領域内にあつて、且つ前記第1の
    特徴点との信号レベルの差及び信号レベルの変化の傾き
    が所定のしきい値より大きい場合に、反転後の前記ボト
    ムの最小値を第2の特徴点とする第2特徴点検出手段
    と、 コロトコフ音波形の条件に基づいて設定される前記第2
    の特徴点から所定時間領域内にあつて、且つ前記第2の
    特徴点との信号レベルの差及び信号レベルの変化の傾き
    が所定のしきい値より大きい場合に、反転後の前記ピー
    クの最大値を第3の特徴点とする第3特徴検出手段と、 コロトコフ音波形の条件に基づいて設定される前記第1
    の特徴点から所定時間領域内にある反転後の前記ボトム
    の最小値を第4の特徴点とする第4特徴点検出手段と、 前記第1乃至第4の特徴点から作られる波形の形状がそ
    のサイズによらずコロトコフ音波形の形状を特徴付ける
    条件を満足する場合に、該入力されたコロトコフ音信号
    をコロトコフ音と認識するコロトコフ音認識手段とを備
    えることを特徴とするコロトコフ音認識装置。
  4. 【請求項4】先行するコロトコフ音信号の振幅に応じて
    ピーク及びボトムを選別するためのしきい値を設定する
    しきい値設定手段と、 入力されるコロトコフ音信号の内前記しきい値を越える
    ピークとボトムとを検出するピーク・ボトム検出手段
    と、 入力時点迄の前記ピークの最大値又は前記ボトムの最小
    値を第1の特徴点とする第1特徴点検出手段と、 コロトコフ音波形の条件に基づいて設定される前記第1
    の特徴点から所定時間領域内にあつて、且つ前記第1の
    特徴点との信号レベルの差及び信号レベルの変化の傾き
    が所定のしきい値より大きい場合に、前記第1の特徴点
    がピークの場合は前記ボトムの最小値又は前記第1の特
    徴点がボトムの場合は前記ピークの最大値を第2の特徴
    点とする第2特徴点検出手段と、 コロトコフ音波形の条件に基づいて設定される前記第2
    の特徴点から所定時間領域内にあつて、且つ前記第2の
    特徴点との信号レベルの差及び信号レベルの変化の傾き
    が所定のしきい値より大きい場合に、前記第2の特徴点
    がボトムの場合は前記ピークの最大値又は前記第2の特
    徴点がピークの場合は前記ボトムの最小値を第3の特徴
    点とする第3特徴検出手段と、 コロトコフ音波形の条件に基づいて設定される前記第1
    の特徴点から所定時間領域内にある、前記第1の特徴点
    がピークの場合は前記ボトムの最小値又は前記第1の特
    徴点がボトムの場合は前記ピークの最大値を第4の特徴
    点とする第4特徴点検出手段と、 前記第1乃至第4の特徴点から作られる波形の形状がそ
    のサイズによらずコロトコフ音波形の形状を特徴付ける
    条件を満足する場合に、該入力されたコロトコフ音信号
    をコロトコフ音と認識するコロトコフ音認識手段とを備
    えることを特徴とするコロトコフ音認識装置。
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