JPH06211479A - 乗客コンベア移動手摺の接続装置 - Google Patents
乗客コンベア移動手摺の接続装置Info
- Publication number
- JPH06211479A JPH06211479A JP353893A JP353893A JPH06211479A JP H06211479 A JPH06211479 A JP H06211479A JP 353893 A JP353893 A JP 353893A JP 353893 A JP353893 A JP 353893A JP H06211479 A JPH06211479 A JP H06211479A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- moving handrail
- passenger conveyor
- connecting device
- holding
- steel cord
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 補強材の接続を誰にでも短時間に行うことの
できる乗客コンベア移動手摺の接続装置の提供。 【構成】 複数本の細鋼線からなるスチールコード１ｃ
を並列させた補強材を埋設させた断面路Ｃ字形の乗客コ
ンベアの移動手摺１の接続装置において、スチールコー
ド１ｃの両端部それぞれを楔作用で保持する保持体２
と、スチールコード１ｃの両端部に取り付けられた保持
体２を接続する接続体３とから構成される。
できる乗客コンベア移動手摺の接続装置の提供。 【構成】 複数本の細鋼線からなるスチールコード１ｃ
を並列させた補強材を埋設させた断面路Ｃ字形の乗客コ
ンベアの移動手摺１の接続装置において、スチールコー
ド１ｃの両端部それぞれを楔作用で保持する保持体２
と、スチールコード１ｃの両端部に取り付けられた保持
体２を接続する接続体３とから構成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は乗客コンベア移動手摺の
接続装置に係り、特に乗客コンベア移動手摺の補強材が
切断した時の暫定対策に好適な乗客コンベア移動手摺の
接続装置。
接続装置に係り、特に乗客コンベア移動手摺の補強材が
切断した時の暫定対策に好適な乗客コンベア移動手摺の
接続装置。
【０００２】
【従来の技術】乗客コンベア移動手摺は使用中の伸びの
防止や補強を行うためスチールコードなどの抗張体から
成る補強材を移動手摺内部に埋設させている。抗張体の
接続は特開昭５９−３１２８５４号公報記載のように、
抗張体の両端部を櫛歯状に切断し互いにラップさせて、
ラップ部に未加硫のゴム材を介在させ、これを加熱加硫
させることにより接続するものがある。
防止や補強を行うためスチールコードなどの抗張体から
成る補強材を移動手摺内部に埋設させている。抗張体の
接続は特開昭５９−３１２８５４号公報記載のように、
抗張体の両端部を櫛歯状に切断し互いにラップさせて、
ラップ部に未加硫のゴム材を介在させ、これを加熱加硫
させることにより接続するものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、移動
手摺を接続するために、抗張体からなる補強材を櫛歯状
に切断し、これらを互いにラップさせ、また、このラッ
プ部を未加硫のゴム材を加熱加硫して結合させるので、
接続作業に熟練を要すことや、加硫ガマなどの専用装置
が必要となったり、加硫ガマの予熱やゴムの冷却など作
業に長時間を要し、補強材の切断事故が発生すると、補
修するために乗客コンベアを長時間停止しなければなら
ないという問題があった。
手摺を接続するために、抗張体からなる補強材を櫛歯状
に切断し、これらを互いにラップさせ、また、このラッ
プ部を未加硫のゴム材を加熱加硫して結合させるので、
接続作業に熟練を要すことや、加硫ガマなどの専用装置
が必要となったり、加硫ガマの予熱やゴムの冷却など作
業に長時間を要し、補強材の切断事故が発生すると、補
修するために乗客コンベアを長時間停止しなければなら
ないという問題があった。
【０００４】本発明の目的は、補強材の接続を誰にでも
短時間に行うことのできる乗客コンベア移動手摺の接続
装置を提供することにある。
短時間に行うことのできる乗客コンベア移動手摺の接続
装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数本の細鋼線からなるスチールコード
の抗張体を並列させた補強材を埋設させた断面路Ｃ字形
の乗客コンベア移動手摺の接続装置において、前記抗張
体の両端部それぞれを楔作用で保持する保持体と、前記
抗張体の両端部に取付けられた保持体を接続する接続体
とから構成したものである。
に、本発明は、複数本の細鋼線からなるスチールコード
の抗張体を並列させた補強材を埋設させた断面路Ｃ字形
の乗客コンベア移動手摺の接続装置において、前記抗張
体の両端部それぞれを楔作用で保持する保持体と、前記
抗張体の両端部に取付けられた保持体を接続する接続体
とから構成したものである。
【０００６】
【作用】このように構成されているので、抗張体の両端
部に取付けた保持体は楔作用で抗張体を保持し、さらに
抗張体の両端に取付けたそれぞれの保持体を接続体で接
続するだけで、抗張体の接続を行えるので、抗張体接続
の品質の均一化と、作業時間の短縮ができる。
部に取付けた保持体は楔作用で抗張体を保持し、さらに
抗張体の両端に取付けたそれぞれの保持体を接続体で接
続するだけで、抗張体の接続を行えるので、抗張体接続
の品質の均一化と、作業時間の短縮ができる。
【０００７】
【実施例】以下本発明の一実施例を図に基づいて説明す
る。
る。
【０００８】図において、乗客コンベア（図示せず）の
移動手摺１は、化粧ゴム被覆１ａと帆布積層体１ｂと移
動手摺の伸びの防止や補強を行う補強材である複数本の
細鋼線からなるスチールコード１ｃから構成される。
移動手摺１は、化粧ゴム被覆１ａと帆布積層体１ｂと移
動手摺の伸びの防止や補強を行う補強材である複数本の
細鋼線からなるスチールコード１ｃから構成される。
【０００９】また、移動手摺１を接続するときのスチー
ルコード１ｃの両端部を接続する保持体２は、台形空間
２ａがケース２ｂの長手方向の相反する向きに２個所設
けてあり、それぞれの台形空間２ａ内に楔２ｃが対応す
る向きに２個挿入されており、これらの楔２ｃの脱落を
防止するカバー２ｄと、カバー２ｄを固着するビス２ｅ
から構成されている。
ルコード１ｃの両端部を接続する保持体２は、台形空間
２ａがケース２ｂの長手方向の相反する向きに２個所設
けてあり、それぞれの台形空間２ａ内に楔２ｃが対応す
る向きに２個挿入されており、これらの楔２ｃの脱落を
防止するカバー２ｄと、カバー２ｄを固着するビス２ｅ
から構成されている。
【００１０】また、スチールコード１ｃの両端部を接続
する保持体２を接続する接続体３は、スチールコード１
ｃと同じ材質とされている。また、スチールコード１ｃ
の両端部と接続体３の両端部に圧着して取付けられる作
動体４は、保持体２の台形空間２ａ内の楔２ｃがスチー
ルコード１ｃを楔作用で保持させる方向に働くととも
に、スチールコード１ｃが保持される楔２ｃの楔作用の
保持力の保護を兼ねている。
する保持体２を接続する接続体３は、スチールコード１
ｃと同じ材質とされている。また、スチールコード１ｃ
の両端部と接続体３の両端部に圧着して取付けられる作
動体４は、保持体２の台形空間２ａ内の楔２ｃがスチー
ルコード１ｃを楔作用で保持させる方向に働くととも
に、スチールコード１ｃが保持される楔２ｃの楔作用の
保持力の保護を兼ねている。
【００１１】次に、移動手摺１のスチールコード１ｃの
接続について説明する。
接続について説明する。
【００１２】まず、移動手摺１の化粧ゴム被覆１ａをス
チールコード１ｃが露出するようにはがす。次に、スチ
ールコード１ｃの両端部を所定の長さにし、スチールコ
ード１ｃの両端部にそれぞれ作動体４を圧着接続し、ス
チールコード１ｃの両端部それぞれを保持体２の一方の
楔２ｃ間にセットする。また、スチールコード１ｃの両
端部にセットした保持体２の楔２ｃの他方の楔２ｃ間
に、作動体４を両端部に圧着接続した所定長さの接続体
３をそれぞれセットして、スチールコード１ｃの接続を
行う。さらに、スチールコード１ｃと接続体３の端部そ
れぞれをセットした保持体２のケース２ｂにカバー２ｄ
をビス２ｅにて固着する。以上の手順を切断したスチー
ルコード１ｃ全本数くり返し実施する。
チールコード１ｃが露出するようにはがす。次に、スチ
ールコード１ｃの両端部を所定の長さにし、スチールコ
ード１ｃの両端部にそれぞれ作動体４を圧着接続し、ス
チールコード１ｃの両端部それぞれを保持体２の一方の
楔２ｃ間にセットする。また、スチールコード１ｃの両
端部にセットした保持体２の楔２ｃの他方の楔２ｃ間
に、作動体４を両端部に圧着接続した所定長さの接続体
３をそれぞれセットして、スチールコード１ｃの接続を
行う。さらに、スチールコード１ｃと接続体３の端部そ
れぞれをセットした保持体２のケース２ｂにカバー２ｄ
をビス２ｅにて固着する。以上の手順を切断したスチー
ルコード１ｃ全本数くり返し実施する。
【００１３】次に、化粧ゴム被覆１ａをはがした所に充
填剤５（例えば速乾性のシリコンゴム）を充填し、この
充填部を覆うようにゴムシート７の貼付を行う。
填剤５（例えば速乾性のシリコンゴム）を充填し、この
充填部を覆うようにゴムシート７の貼付を行う。
【００１４】以上の説明は、スチールコード１ｃが切断
した場合の例であるが、移動手摺１が完全に切断した場
合は、図５に示すように移動手摺１の切断した面よりス
チールコード１ｃが所定の長さ露出するように移動手摺
１の化粧ゴム被覆１ａと帆布積層体１ｂを削除し、以下
スチールコード１ｃが切断した場合の手順で作動体４と
保持体２と接続体３を取付け、帆布積層体１ｂと同じ継
ぎ帆布積層体６を帆布積層体１ｂに連結させるように接
着させた後、充填剤５を充填し、ゴムシート７で充填部
を覆うように貼付することで移動手摺が接続できる。
した場合の例であるが、移動手摺１が完全に切断した場
合は、図５に示すように移動手摺１の切断した面よりス
チールコード１ｃが所定の長さ露出するように移動手摺
１の化粧ゴム被覆１ａと帆布積層体１ｂを削除し、以下
スチールコード１ｃが切断した場合の手順で作動体４と
保持体２と接続体３を取付け、帆布積層体１ｂと同じ継
ぎ帆布積層体６を帆布積層体１ｂに連結させるように接
着させた後、充填剤５を充填し、ゴムシート７で充填部
を覆うように貼付することで移動手摺が接続できる。
【００１５】また、楔２ｃとスチールコード１ｃの当接
する面と楔２ｃと接続体３の当接する面にローレット加
工などの摩擦力が増加する加工を実施することにより楔
作用による保持力を増加させることができる。
する面と楔２ｃと接続体３の当接する面にローレット加
工などの摩擦力が増加する加工を実施することにより楔
作用による保持力を増加させることができる。
【００１６】
【発明の効果】以上、本発明によれば、抗張体の両端部
に取付けた保持体は楔作用で抗張体を保持し、さらに抗
張体の両端に取付けたそれぞれの保持体を接続体で接続
するだけで、抗張体の接続を行えるので、抗張体接続の
品質の均一化と、作業時間の短縮ができる。
に取付けた保持体は楔作用で抗張体を保持し、さらに抗
張体の両端に取付けたそれぞれの保持体を接続体で接続
するだけで、抗張体の接続を行えるので、抗張体接続の
品質の均一化と、作業時間の短縮ができる。
【図１】本発明の乗客コンベア移動手摺の接続装置の一
実施例を示す移動手摺スチールコードの要部破断図であ
る。
実施例を示す移動手摺スチールコードの要部破断図であ
る。
【図２】図１に示す接続装置の保持体の斜視図である。
【図３】図１に示す接続装置の上断面図である。
【図４】移動手摺接続状態を示す要部長手方向縦断面図
である。
である。
【図５】本発明の乗客コンベアの移動手摺の接続装置の
他の実施例を示す縦断面図である。
他の実施例を示す縦断面図である。
１ 移動手摺 １ｃ スチールコード ２ 保持体 ２ａ 台形空間 ２ｂ ケース ２ｃ 楔 ３ 接続体 ４ 作動体
Claims (1)
- 【請求項１】 複数本の細鋼線からなるスチールコード
の抗張体を並列させた補強材を埋設させた断面路Ｃ字形
の乗客コンベア移動手摺の接続装置において、前記抗張
体の両端部それぞれを楔作用で保持する保持体と、前記
抗張体の両端部に取付けられた保持体を接続する接続体
とから構成される乗客コンベア移動手摺の接続装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP353893A JPH06211479A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | 乗客コンベア移動手摺の接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP353893A JPH06211479A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | 乗客コンベア移動手摺の接続装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06211479A true JPH06211479A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=11560190
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP353893A Pending JPH06211479A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | 乗客コンベア移動手摺の接続装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06211479A (ja) |
-
1993
- 1993-01-12 JP JP353893A patent/JPH06211479A/ja active Pending
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