JPH06210940A - インク吸蔵体 - Google Patents
インク吸蔵体Info
- Publication number
- JPH06210940A JPH06210940A JP398693A JP398693A JPH06210940A JP H06210940 A JPH06210940 A JP H06210940A JP 398693 A JP398693 A JP 398693A JP 398693 A JP398693 A JP 398693A JP H06210940 A JPH06210940 A JP H06210940A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- occluding member
- fibers
- amt
- ink occluding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 インク漏れや印字寿命の低下、印字濃度不良
などの問題を生じることなく安定的にインクを供給する
ことができるインク吸蔵体を提供する。 【構成】 インクリボンを一方向に走行させる走行用回
転体にその一端が圧接されるインク供給片の他端に圧接
されるインク吸蔵体であって、当該インク吸蔵体に含浸
されるインク量m(g)とインク吸蔵体中の繊維の総表
面積S(cm2 )との比が 【数5】
などの問題を生じることなく安定的にインクを供給する
ことができるインク吸蔵体を提供する。 【構成】 インクリボンを一方向に走行させる走行用回
転体にその一端が圧接されるインク供給片の他端に圧接
されるインク吸蔵体であって、当該インク吸蔵体に含浸
されるインク量m(g)とインク吸蔵体中の繊維の総表
面積S(cm2 )との比が 【数5】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインク吸蔵体に関する。
さらに詳しくは、エンドレスインクリボンカセットにお
けるインクリボンにインクを供給するために用いられる
インク吸蔵体であって、インク漏れ、印字寿命の低下や
印字濃度不良などの問題を生じることなく安定的にイン
クを供給することができるインク吸蔵体に関する。
さらに詳しくは、エンドレスインクリボンカセットにお
けるインクリボンにインクを供給するために用いられる
インク吸蔵体であって、インク漏れ、印字寿命の低下や
印字濃度不良などの問題を生じることなく安定的にイン
クを供給することができるインク吸蔵体に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、エンドレスインクリボンカセットにおけるインク
リボンなどにインクを供給するのに、ウィックと呼ばれ
る板状のインク供給片が用いられている。このウィック
はフェルト、発泡プラスチックや発泡ゴムなどで作製さ
れており、その一端がインクリボンを走行させるローラ
またはギヤに直接または間接的に接触するように配置さ
れており、また他端の側面は当該インク供給片にインク
を供給するインク吸蔵体に圧接されている。
より、エンドレスインクリボンカセットにおけるインク
リボンなどにインクを供給するのに、ウィックと呼ばれ
る板状のインク供給片が用いられている。このウィック
はフェルト、発泡プラスチックや発泡ゴムなどで作製さ
れており、その一端がインクリボンを走行させるローラ
またはギヤに直接または間接的に接触するように配置さ
れており、また他端の側面は当該インク供給片にインク
を供給するインク吸蔵体に圧接されている。
【0003】かかるインク吸蔵体の一例として、従来よ
り、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、羊毛な
どからなる繊維をフェルト状にしたものが用いられてい
る。
り、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、羊毛な
どからなる繊維をフェルト状にしたものが用いられてい
る。
【0004】しかしながら、従来のインク吸蔵体におい
ては、当該インク吸蔵体中のインク量の設定が経験やカ
ンに頼っておりあいまいであった。このためインク量が
多すぎると、インク吸蔵体からインクが漏れたり、イン
クリボンにインクが過剰に供給されて、印字時ににじみ
がでる。一方、少なすぎると、インクリボンへの供給が
不足して、印字寿命の低下や印字濃度不良などの問題が
発生していた。
ては、当該インク吸蔵体中のインク量の設定が経験やカ
ンに頼っておりあいまいであった。このためインク量が
多すぎると、インク吸蔵体からインクが漏れたり、イン
クリボンにインクが過剰に供給されて、印字時ににじみ
がでる。一方、少なすぎると、インクリボンへの供給が
不足して、印字寿命の低下や印字濃度不良などの問題が
発生していた。
【0005】本発明者らは、叙上の事情に鑑み、鋭意研
究を重ねた結果、インク吸蔵体中の繊維の総表面積と含
浸インク量との比を特定範囲に保ったときに適正なイン
ク供給を走行用回転体を介してインクリボンに行なうこ
とができることを見出し、本発明を完成するに至った。
究を重ねた結果、インク吸蔵体中の繊維の総表面積と含
浸インク量との比を特定範囲に保ったときに適正なイン
ク供給を走行用回転体を介してインクリボンに行なうこ
とができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のインク吸蔵体
は、インクリボンを一方向に走行させる走行用回転体に
その一端が圧接されるインク供給片の他端に圧接される
インク吸蔵体であって、当該インク吸蔵体に含浸される
インク量m(g)とインク吸蔵体中の繊維の総表面積S
(cm2 )との比が
は、インクリボンを一方向に走行させる走行用回転体に
その一端が圧接されるインク供給片の他端に圧接される
インク吸蔵体であって、当該インク吸蔵体に含浸される
インク量m(g)とインク吸蔵体中の繊維の総表面積S
(cm2 )との比が
【0007】
【数2】
【0008】の範囲であることを特徴としている。
【0009】
【実施例】本発明のインク吸蔵体は、通常用いられてい
る、ポリエステルなどからなる繊維のフェルトからなっ
ている。繊維の太さなどのサイズは、本発明においてと
くに限定されていないが、太さについていえば概ね1〜
10デニールが目安である。
る、ポリエステルなどからなる繊維のフェルトからなっ
ている。繊維の太さなどのサイズは、本発明においてと
くに限定されていないが、太さについていえば概ね1〜
10デニールが目安である。
【0010】本発明の特徴は、前記繊維の総表面積S
(cm2 )とインク吸蔵体に含浸されるインク量m(g)
との比を特定範囲内に入るように構成した点にある。な
お、繊維の総表面積Sは、インク吸蔵体の体積や密度、
インク吸蔵体を構成している繊維のデニールや密度から
求める。
(cm2 )とインク吸蔵体に含浸されるインク量m(g)
との比を特定範囲内に入るように構成した点にある。な
お、繊維の総表面積Sは、インク吸蔵体の体積や密度、
インク吸蔵体を構成している繊維のデニールや密度から
求める。
【0011】すなわち、前記比(m/s)が
【0012】
【数3】
【0013】の範囲にはいるようにしている。こうする
ことにより、インクをインク吸蔵体に含浸したのちある
一定時間経過すると、インクはインク吸蔵体の各繊維間
に均等に広がり、前記各繊維の表面に貯留できる量のイ
ンクが保持される。これにより、常に適量のインクをイ
ンク吸蔵体に含浸せしめることができ、含浸インク量の
過多や過少に起因するインク漏れ、印字時のにじみや印
字寿命の低下、印字濃度不良などの問題を効果的に防ぐ
ことができる。
ことにより、インクをインク吸蔵体に含浸したのちある
一定時間経過すると、インクはインク吸蔵体の各繊維間
に均等に広がり、前記各繊維の表面に貯留できる量のイ
ンクが保持される。これにより、常に適量のインクをイ
ンク吸蔵体に含浸せしめることができ、含浸インク量の
過多や過少に起因するインク漏れ、印字時のにじみや印
字寿命の低下、印字濃度不良などの問題を効果的に防ぐ
ことができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明のインク吸
蔵体においては、含浸されるインク量m(g)と当該イ
ンク吸蔵体を構成する繊維の総表面積S(cm2 )との比
が
蔵体においては、含浸されるインク量m(g)と当該イ
ンク吸蔵体を構成する繊維の総表面積S(cm2 )との比
が
【0015】
【数4】
【0016】の範囲内に入るようにしているので、イン
ク吸蔵体に適量のインクが保持され、常に適量のインク
がインク吸蔵体に含浸されるので、インク漏れ、印字時
のにじみや印字寿命の低下、印字濃度不良などが起こる
ことがない。
ク吸蔵体に適量のインクが保持され、常に適量のインク
がインク吸蔵体に含浸されるので、インク漏れ、印字時
のにじみや印字寿命の低下、印字濃度不良などが起こる
ことがない。
Claims (1)
- 【請求項1】 インクリボンを一方向に走行させる走行
用回転体にその一端が圧接されるインク供給片の他端に
圧接されるインク吸蔵体であって、当該インク吸蔵体に
含浸されるインク量m(g)とインク吸蔵体中の繊維の
総表面積S(cm2 )との比が 【数1】 の範囲であることを特徴とするインク吸蔵体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP398693A JPH06210940A (ja) | 1993-01-13 | 1993-01-13 | インク吸蔵体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP398693A JPH06210940A (ja) | 1993-01-13 | 1993-01-13 | インク吸蔵体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06210940A true JPH06210940A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=11572352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP398693A Pending JPH06210940A (ja) | 1993-01-13 | 1993-01-13 | インク吸蔵体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06210940A (ja) |
-
1993
- 1993-01-13 JP JP398693A patent/JPH06210940A/ja active Pending
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