JPH0621032Y2 - 超音波センサ - Google Patents
超音波センサInfo
- Publication number
- JPH0621032Y2 JPH0621032Y2 JP5199688U JP5199688U JPH0621032Y2 JP H0621032 Y2 JPH0621032 Y2 JP H0621032Y2 JP 5199688 U JP5199688 U JP 5199688U JP 5199688 U JP5199688 U JP 5199688U JP H0621032 Y2 JPH0621032 Y2 JP H0621032Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wave
- ultrasonic
- ultrasonic sensor
- ultrasonic wave
- transmitter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 《考案の分野》 この考案は主に至近距離にある物体の有無検出あるいは
至近距離の物体までの距離を測定するのに好適な超音波
センサに関する。
至近距離の物体までの距離を測定するのに好適な超音波
センサに関する。
《考案の概要》 この考案はホルダ内に所定の角度をもって実装された超
音波送波子と超音波受波子との中間部分に多重反射防止
板を設けることにより、反射した超音波信号が超音波受
波子に入射するのを防止して、誤動作を防止しようとす
るものである。
音波送波子と超音波受波子との中間部分に多重反射防止
板を設けることにより、反射した超音波信号が超音波受
波子に入射するのを防止して、誤動作を防止しようとす
るものである。
《従来技術とその問題点》 第3図に示すものは本出願人が先に提案しているクロス
ビーム型の超音波センサ(特願昭63−104939
号)を示すもので、この超音波センサは超音波送波子1
1と超音波受波子12が所定の角度をもってホルダ13
内に実装され、このホルダ13はケース14の前面開口
部に取付けられるとともに、上記送波子11と受波子1
2はケーブル15を介して外部と電気的に接続されてい
る。
ビーム型の超音波センサ(特願昭63−104939
号)を示すもので、この超音波センサは超音波送波子1
1と超音波受波子12が所定の角度をもってホルダ13
内に実装され、このホルダ13はケース14の前面開口
部に取付けられるとともに、上記送波子11と受波子1
2はケーブル15を介して外部と電気的に接続されてい
る。
すなわち、超音波送波子11から送信された超音波信号
が超音波受波子12に到達されるまでの時間を測定する
か、もしくは超音波送波子11から周波数変調された超
音波信号を送波するようにして超音波受波子12に受波
された超音波信号との周波数差を測定することで、物体
までの距離を測定することができ、特に上記の如き構成
によれば30〜70mmという至近距離までの物体を測定
できるという優れた特長を有する。
が超音波受波子12に到達されるまでの時間を測定する
か、もしくは超音波送波子11から周波数変調された超
音波信号を送波するようにして超音波受波子12に受波
された超音波信号との周波数差を測定することで、物体
までの距離を測定することができ、特に上記の如き構成
によれば30〜70mmという至近距離までの物体を測定
できるという優れた特長を有する。
しかしながら、上記のような構成に係る超音波センサに
は次のような問題点があることがその後知見された。す
なわち、第4図に示すように測定物体24がこのセンサ
に近接した状態においては、超音波送波子11から超音
波受波子12を到達する超音波の伝播パスには実線に示
す1次反射のパス(a)のほかに、点線に示すような2次
反射のパスが存在するため、この2次反射のパス(b)を
もって距離を測定してしまい、またさらに測定物体24
が近接した状態においては上記のような2次反射のほか
に3次反射や4次反射も存在することがあり、センサの
誤動作する可能性の大きいことが知見された。
は次のような問題点があることがその後知見された。す
なわち、第4図に示すように測定物体24がこのセンサ
に近接した状態においては、超音波送波子11から超音
波受波子12を到達する超音波の伝播パスには実線に示
す1次反射のパス(a)のほかに、点線に示すような2次
反射のパスが存在するため、この2次反射のパス(b)を
もって距離を測定してしまい、またさらに測定物体24
が近接した状態においては上記のような2次反射のほか
に3次反射や4次反射も存在することがあり、センサの
誤動作する可能性の大きいことが知見された。
《考案の目的》 この考案は上記のような問題点に鑑みなされたもので、
測定物体が30〜70mmという近接した状態において
も、正確に物体の有無あるいは物体までの距離測定を可
能とした超音波センサを提供することを目的とするもの
である。
測定物体が30〜70mmという近接した状態において
も、正確に物体の有無あるいは物体までの距離測定を可
能とした超音波センサを提供することを目的とするもの
である。
《考案の構成と効果》 この考案は上記の如き目的を達成するために、検知域に
存在する物体に向けて超音波を送波する送波部と、前記
物体からの反射波を受波する受波部とを、それぞれの指
向域が重なるように所定の角度をもって配置した超音波
センサであって、 前記送波部と前記受波部との中間部分に多重反射防止部
を設け、 この多重反射防止部が、前記反射波を前記送波部と受波
部の指向域が重なる領域以外の方向に反射させる面を有
する、 ことを特徴とする。
存在する物体に向けて超音波を送波する送波部と、前記
物体からの反射波を受波する受波部とを、それぞれの指
向域が重なるように所定の角度をもって配置した超音波
センサであって、 前記送波部と前記受波部との中間部分に多重反射防止部
を設け、 この多重反射防止部が、前記反射波を前記送波部と受波
部の指向域が重なる領域以外の方向に反射させる面を有
する、 ことを特徴とする。
すなわち、本願考案によれば、所定の角度をもって実装
された超音波送波子と超音波受波子との間に多重反射防
止板を設けたものであるから、仮に多重反射防止板に超
音波信号が入射しても、この超音波信号は超音波送波子
の音軸と超音波受波子の音軸とが交差する面とは別の方
向に反射される。従って多重反射防止板で反射した超音
波信号が再び測定物体に反射して超音波受波子に入射す
ることを防止できるので、多重反射によって超音波セン
サが誤動作するおそれはなく、特に近接した状態の物体
の有無の検出および近接した測定物体までの距離を正確
に測定することができる等の効果を有する。
された超音波送波子と超音波受波子との間に多重反射防
止板を設けたものであるから、仮に多重反射防止板に超
音波信号が入射しても、この超音波信号は超音波送波子
の音軸と超音波受波子の音軸とが交差する面とは別の方
向に反射される。従って多重反射防止板で反射した超音
波信号が再び測定物体に反射して超音波受波子に入射す
ることを防止できるので、多重反射によって超音波セン
サが誤動作するおそれはなく、特に近接した状態の物体
の有無の検出および近接した測定物体までの距離を正確
に測定することができる等の効果を有する。
《実施例の説明》 第1図に示すものは本願考案に係る超音波センサの概略
構成図であり、ホルダ13の上下には先の提案例と同
様、所定角度をもって超音波送波子11と超音波受波子
12とが各々独立して所定間隔を設けて実装されてお
り、これら送波子11および受波子12を実装したホル
ダ13はケース14の前面開口部に取付けられていると
ともに、各送波子11および受波子12はケーブル15
を介して外部と電気的に接続されている。
構成図であり、ホルダ13の上下には先の提案例と同
様、所定角度をもって超音波送波子11と超音波受波子
12とが各々独立して所定間隔を設けて実装されてお
り、これら送波子11および受波子12を実装したホル
ダ13はケース14の前面開口部に取付けられていると
ともに、各送波子11および受波子12はケーブル15
を介して外部と電気的に接続されている。
また、上記超音波送波子11と超音波受波子12の中間
にあって、ホルダ13上には多重反射防止板16が設け
られており、この多重反射防止板16は第1図に明らか
なように屋根状の形状をしているとともに、超音波送波
子11の音軸と超音波受波子12の音軸を含む面に直交
する方向に2つの傾斜面16a,16bを有している。
にあって、ホルダ13上には多重反射防止板16が設け
られており、この多重反射防止板16は第1図に明らか
なように屋根状の形状をしているとともに、超音波送波
子11の音軸と超音波受波子12の音軸を含む面に直交
する方向に2つの傾斜面16a,16bを有している。
しかして、超音波送波子11から送信された超音波信号
が近接物体24によって反射され、多重反射防止板16
に超音波信号が入射したとする。ここで上記多重反射防
止板16の2つの傾斜面16a,16bは超音波送波子
11の音軸と超音波受波子12の音軸を含む面と異なる
方向に向いているため、超音波信号の大部分は図中点線
で示す方向に反射される。すなわち、超音波受波子12
の方向にはほとんど入射されず、このため超音波センサ
が誤動作することを防止でき、これによって近接した状
態の物体の有無を正確に検出することができるととも
に、近接した状態の物体までの距離も正確に測定するこ
とができる。
が近接物体24によって反射され、多重反射防止板16
に超音波信号が入射したとする。ここで上記多重反射防
止板16の2つの傾斜面16a,16bは超音波送波子
11の音軸と超音波受波子12の音軸を含む面と異なる
方向に向いているため、超音波信号の大部分は図中点線
で示す方向に反射される。すなわち、超音波受波子12
の方向にはほとんど入射されず、このため超音波センサ
が誤動作することを防止でき、これによって近接した状
態の物体の有無を正確に検出することができるととも
に、近接した状態の物体までの距離も正確に測定するこ
とができる。
第2図(a)〜(f)に示すものは、本願超音波センサ
に用いられる多重反射防止板の他の実施例を示すもので
あり、 (a)はピラミッド型の多重反射防止板であり、クロス
ビーム面と異なる方向に4つの斜面を有するものであ
る。
に用いられる多重反射防止板の他の実施例を示すもので
あり、 (a)はピラミッド型の多重反射防止板であり、クロス
ビーム面と異なる方向に4つの斜面を有するものであ
る。
(b)は楔形の多重反射防止板であり、クロスビーム面
と異なる方向に1つの斜面を有する。
と異なる方向に1つの斜面を有する。
(c)は凸面型の多重反射防止板であり、クロスビーム
面と異なる方向に1つの曲面を有する。
面と異なる方向に1つの曲面を有する。
(d)は鋸型の多重反射防止板であり、クロスビーム面
と異なる方向に多数の斜面を有する。
と異なる方向に多数の斜面を有する。
(e)はピラミッド形状の集合体からなる多重反射防止
板である。
板である。
(f)は凸形状の集合体からなる多重反射防止板であ
る。
る。
なお上記多重反射防止板はホルダ上に別部材として設け
ることも可能であり、またホルダと一体に構成してもよ
いことはいうまでもない。
ることも可能であり、またホルダと一体に構成してもよ
いことはいうまでもない。
第1図は本願考案に係る超音波センサの概略構成図、第
2図(a)〜(f)は本願センサに用いられる多重反射
防止板の他の実施例を示す斜視図、第3図は本出願人が
先に提案したクロスビーム型の超音波センサの概略構成
図、第4図は第3図に示す超音波センサにおいて多重反
射の状態を説明する説明図である。 11……超音波送波子 12……超音波受波子 13……ホルダ 14……ケース 16……多重反射防止板 24……測定物体
2図(a)〜(f)は本願センサに用いられる多重反射
防止板の他の実施例を示す斜視図、第3図は本出願人が
先に提案したクロスビーム型の超音波センサの概略構成
図、第4図は第3図に示す超音波センサにおいて多重反
射の状態を説明する説明図である。 11……超音波送波子 12……超音波受波子 13……ホルダ 14……ケース 16……多重反射防止板 24……測定物体
Claims (1)
- 【請求項1】検知域に存在する物体に向けて超音波を送
波する送波部と、前記物体からの反射波を受波する受波
部とを、それぞれの指向域が重なるように所定の角度を
もって配置した超音波センサであって、 前記送波部と前記受波部との中間部分に多重反射防止部
を設け、 この多重反射防止部が、前記反射波を前記送波部と受波
部の指向域が重なる領域以外の方向に反射させる面を有
する、 ことを特徴とする超音波センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5199688U JPH0621032Y2 (ja) | 1988-04-18 | 1988-04-18 | 超音波センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5199688U JPH0621032Y2 (ja) | 1988-04-18 | 1988-04-18 | 超音波センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01154488U JPH01154488U (ja) | 1989-10-24 |
JPH0621032Y2 true JPH0621032Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31278009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5199688U Expired - Lifetime JPH0621032Y2 (ja) | 1988-04-18 | 1988-04-18 | 超音波センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621032Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5408976B2 (ja) * | 2008-12-02 | 2014-02-05 | パナソニック株式会社 | 超音波探触子 |
-
1988
- 1988-04-18 JP JP5199688U patent/JPH0621032Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01154488U (ja) | 1989-10-24 |
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