JPH062099U - ロータリキルンの粉体付着防止装置 - Google Patents

ロータリキルンの粉体付着防止装置

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JPH062099U
JPH062099U JP4827492U JP4827492U JPH062099U JP H062099 U JPH062099 U JP H062099U JP 4827492 U JP4827492 U JP 4827492U JP 4827492 U JP4827492 U JP 4827492U JP H062099 U JPH062099 U JP H062099U
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core tube
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俊治 岩崎
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Hirochiku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 炉心管内に付着する粉体を確実に脱落させる
こと。 【構成】 炉芯管がこれに同心の円板状に形成された冷
却フィン12を備えており、その冷却フィンの側面の所
定半径位置に駆動突起21を突設し、上記冷却フィンの
側面に平行な面内で回動するように基端部27を定位置
に軸28で支持されその基端部から柄部26を伸延形成
され先端に頭部25を形成されその頭部が下降回動位置
で上記炉芯管外面に当接しているハンマー22を設け、
そのハンマーとともに回動するようにハンマー側に設け
られており旋回する上記駆動突起の上昇区間の部分で一
時的に係合して離れるように被駆動部23を設けられて
いることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ロータリキルンの炉心管内を通る被処理物である粉体の付着を防 止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロータリキルンは乾燥、焼成、反応等に用いられ、その炉芯管は、傾斜状態で 回転せしめられ、入口側に供給された被処理物を自然落下を利用して攪拌しなが ら出口側へ移動させるようになっているものであるから、被処理物が粉体や粉体 を含むものでは内面に徐々に粉体が付着することが多い。特に反応しやすい粉体 、焼結しやすい粉体の場合はその付着した粉体によって炉芯管が詰まることもあ り、詰まると運転を中止して炉心管内の掃除をしなければならなかった。ロータ リキルンの炉芯管は、金属管の他にセラミック管があり、セラミック管の場合は 粉体が多量に付着すると部分的に温度差を生じて熱的スポーリングにより割れて しまうこともあった。このようなことから炉芯管内面に粉体が付着しないように することが望まれているが、好ましい装置がないのが現状である。
【0003】 一方、一般的に粉体を供給するホッパなどにおいてホッパの外面から粉体の付 着を防止する装置としては、ホッパの外面に取り付けて使用する空気式または電 気式のバイブレータがある。しかしながら、これらのものはロータリキルンの炉 芯管に対しては炉芯管が回転するために炉芯管に直接取り付けることが困難で、 使用できない。このため、炉芯管を回転するように支持している支持ローラを介 して間接的に炉芯管に振動を与えることや、炉芯管の外面に摺動可能に当接する 部材を設けこれにバイブレータを設けて間接的に炉芯管に振動を与える構成が考 えられるが、実験によれば炉芯管内面に付着した粉体を十分に脱落させる作用は ない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 この考案は、ロータリキルンの炉心管内に付着する粉体を確実に脱落させるこ とにより、付着量が増大して詰まるようなことのない粉体付着防止装置を提供す ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案のロータリキルンの粉体付着防止装置は、ロータリキルンの炉芯管が これに同心の円板状に形成された冷却フィンを備えており、その冷却フィンの側 面の所定半径位置に駆動突起を突設し、上記冷却フィンの側面に平行な面内で回 動するように基端部を定位置に軸支持されその基端部から柄部を伸延形成され先 端に頭部を形成されその頭部が下降回動位置で上記炉芯管外面に当接するハンマ ーを設け、そのハンマーとともに回動するようにハンマー側に設けられており旋 回する上記駆動突起の上昇区間の部分で一時的に係合して離れるように被駆動部 を設けられていることを特徴とする。上記駆動突起は必要に応じて1〜複数個を 適当な間隔で設けるのがよい。
【0006】
【作用】
炉芯管の回転とともに冷却フィンに設けた駆動突起が旋回する。その駆動突起 が旋回の上昇区間の途中で被駆動部に係合し上昇しそして離れる。これによって ハンマーは頭部が上方に回動して放されることになるから、自重で下方に回動し て炉芯管の外面に衝突して衝撃を与え、炉芯管の内面に付着した粉体を落下させ る。
【0007】
【実施例】
この考案の一実施例を図1〜図3に基いて説明する。本考案の実施に必要な冷 却フィンを炉芯管に設けられたロータリキルンは、例えばその被処理物の供給側 部分が図3に示すような構成になっている。このロータリキルンは実験室用のも ので炉芯管1が外径60mmのセラミック製であり、本考案とは直接関係ないが 端部を外囲器2で覆われ外界と内部とがシール装置3で区画されている。炉芯管 1は、長手方の中間部が炉10内に位置し、両端部が炉壁11を貫通して炉外に 出ており、炉外に出た両側部分に冷却フィン12を夫々設けてあり、そのフィン の位置よりも外方位置の外周面をローラ13で支持され、さらにその外方で終端 している。図中、14は被処理物の粉体を供給する供給装置であり、この供給装 置14から被処理物供給管15が炉芯管1内に伸延して開口しており、炉心管1 内に被処理物を徐々に供給するようになっている。これらの炉10、ローラ13 、外囲器2、被処理物供給装置14等は基枠4に支持され、全体として図の右側 が少し上昇するようになっている。炉芯管1の左端部は図示していないが、右側 と略同様に、炉10から出た部分に冷却フィン、ローラ等を設けてある。この左 側のローラには回転駆動部を設けてあり、炉芯管1を毎分15回の速さで回転駆 動するようになっている。なお、炉芯管1は左側へ下降傾斜して回転するので左 側端部付近にはスラスト荷重を受けるローラを設けてある。
【0008】 このようなロータリキルンの炉芯管1に対して、粉体付着防止装置20は、冷 却フィン12を構成している金属円板の外方端のもの12aの位置する部分と、 ローラ13の位置する部分との間の炉芯管1の外周面を上方からハンマーで打撃 するようにしたものである。粉体付着防止装置20は、図1、図2に示すように 、駆動突起21、ハンマー22、被駆動部23とからなる。
【0009】 駆動突起21は、冷却フィン12aの側面の所定半径位置に周方向に等間隔で 短円柱状に形成されたものが4個突設されている。この駆動突起21は炉芯管の 回転とともに回転するから同一の軌跡を描いて旋回する。
【0010】 ハンマー22は、頭部25と、柄部26と、基端部27とからなる。頭部25 は円柱状に形成された木製のものであり、柄部26は一端を頭部に同軸的に結合 され他端に基端部27を形成された金属棒であり、基端部27は炉芯管1の軸線 と平行な支持軸28によって回動自在に基枠4側の定位置に支持されている。そ の支持状態は、図1に見られるように、柄部26が略水平な状態で頭部25が炉 芯管1の外周に当接する状態である。そして、必要に応じて、図4に示すように 、柄部26の適当な位置の下側の基枠4にボルト30を植立し、その途中にばね 支持板31を取付け、ばね32の下端を固定支持し、ばね32の上端にキヤップ 33を取付けて、ハンマー22をわずかに持上げた状態でばね支持できるように する。これは焼けこげ防止ハンマー支持装置である。すなわち、炉芯管1は冷却 フィン12があってもかなり高温であるから、ハンマー頭部25が駆動突起21 で持上げられていないとき、炉芯管1に当接したままであると、木製の頭部25 が焼けこげるのでこれを防止するためである。
【0011】 被駆動部23は、上記柄部26の途中に設けられ、冷却フィン12a側へ突出 してから柄部26に平行に頭部25側へ伸延した鉤状のものであり、頭部25が 炉芯管1に当接した図に実線で示す状態において駆動突起の旋回軌跡と交差する ようになっている。そしてその交差位置では被駆動部23の先端が旋回軌跡の少 し内側位置で終端している。
【0012】 このように構成されたロータリキルンの粉体付着防止装置は、ロータリキルン の運転を開始すると芯管1が回転をはじめるから、4個の駆動突起21も旋回を 始め各々が順次被駆動部21を駆動する。すなわち、各駆動突起21はハンマー 22の柄部26の側方を上昇するとき、被駆動部23と一時的に係合してから離 れることを繰り返す。その係合期間中はハンマー21を持ち上げるから、ハンマ ー21は図1に仮想線で示すように上昇し、係合が離れるとハンマー21は自重 で落下して頭部25が炉芯管1に衝突する。そして焼けこげ防止ハンマー支持装 置によってわずかに持上げられた状態となる。この衝突は炉芯管1の1回転中に 駆動突起21の数だけこの場合は4回行われ、衝突による衝撃作用で炉芯管1の 内面に付着した粉体が落下する。
【0013】 従って、炉芯管1に対するハンマー21による打撃はロータリキルンの運転中 引き続き行われるから、粉体の付着が確実に防止される。なお、一般的に粉体の よく付着する位置は、炉芯管1の粉体供給位置付近であり、冷却フィン12aに 駆動突起21を設けた構成は、その粉体のよく付着する位置を打撃することにな り、効果的である。
【0014】 上記実施例において、炉芯管1の被処理物供給側の冷却フィンを利用して粉体 付着防止装置を構成したものを示したが、必要に応じて出口側の冷却フィンも利 用してもう一つ増設してもよい。
【0015】 上記実施例において、炉芯管1がセラミック製のものについて説明したが、当 然金属製のものの場合にも使用できる。炉芯管がセラミック製の場合にはあまり 衝撃力が大きいと割れる恐れがあり、その衝撃力の大きさはハンマーの重量や振 り上げ高さを調整することによって可能であり、直接炉芯管に衝突するハンマー の頭部は木製とすることが適当であるが、耐熱ゴムを用いてもよい。ハンマーの 振り上げ高さの調節は被駆動部23の突出量の変更で調節できるから、必要に応 じて突出長さを変更できるようにしておくのがよい。なお、ハンマー頭部は、炉 芯管が金属である場合には金属製としてもよい。その場合は焼けこげ防止ハンマ ー支持装置を省略してもよい。
【0016】 上記実施例において、駆動突起21を4個設けた構成のものを示したが、必要 に応じて増減してもよい。
【0017】
【考案の効果】
この考案によれば、ロータリキルンの炉心管内に付着する粉体を、ハンマーに よる衝撃で確実に脱落させることができるので、付着量が増大して炉芯管が詰ま ることを確実に防止できる。また、ハンマーの動作は炉芯管に固定されている冷 却フィンを利用しているので、別の駆動源を用いないでよく、構成が簡単になる とともに故障の恐れもほとんど無いものを、安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の主要部を示す側面図であ
る。
【図2】同実施例の図1に対応する平面図である。
【図3】同実施例を適用したロータリキルンの一部を示
す部分断面正面図である。
【図4】同実施例の部分拡大縦断面側面図である。
【符号の説明】
1 炉芯管 12 冷却フィン 20 粉体付着防止装置 21 駆動突起 22 ハンマー 23 被駆動部 25 頭部 26 柄部 27 基端部 28 軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータリキルンの炉芯管がこれに同心の
    円板状に形成された冷却フィンを備えており、その冷却
    フィンの側面の所定半径位置に駆動突起を突設し、上記
    冷却フィンの側面に平行な面内で回動するように基端部
    を定位置に軸支持されその基端部から柄部を伸延形成さ
    れ先端に頭部を形成されその頭部が下降回動位置で上記
    炉芯管外面に当接するハンマーを設け、そのハンマーと
    ともに回動するようにハンマー側に設けられており旋回
    する上記駆動突起の上昇区間の部分で一時的に係合して
    離れるように被駆動部を設けられていることを特徴とす
    るロータリキルンの粉体付着防止装置。
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