JPH06209753A

JPH06209753A - 紙巻きタバコを製造する方法および機械

Info

Publication number: JPH06209753A
Application number: JP5280773A
Authority: JP
Inventors: John Dawson; ドゥソンジョン; Derek H Dyett; ヘンリィドゥイエットデレック
Original assignee: Molins Ltd
Current assignee: Mpac Group PLC
Priority date: 1992-11-11
Filing date: 1993-11-10
Publication date: 1994-08-02
Also published as: ITRM930745A1; GB2272828B; GB9323172D0; ITRM930745A0; US5370136A; DE4338371A1; GB2272828A; IT1262430B

Abstract

(57)【要約】【目的】紙巻きタバコ中身流れのタバコを初め吸引バ
ンドによって特定の向きに運搬し次いでそれをロッド形
成セクションに達する前に再定向することによって紙巻
きタバコの引き締まり度を向上させる方法および機械を
提供する。【構成】紙巻きタバコ製造機械はロッド形成セクショ
ン１７に向かって紙巻きタバコ中身流れ１２を運搬する
ように配置された吸引バンド１４を有し、前記中身流れ
１２が主たる吸引バンド１４またはその連続部を形成す
る吸引バンドによってロッド形成セクション１７へ送ら
れる前にタバコ細片の少なくとも一部分を再定向するた
めの手段（例えば、第２の吸引バンド２４またはタバコ
を第２の吸引バンド２４と主たる吸引バンド１４との間
で移転するための手段）を有する。二つの吸引バンド上
の中身流れの横断面は好ましくは異なり、一方は他方に
比しより広くかつ薄い。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は紙巻きタバコ製造機械で
あって、後に規定長さの複数の部分に切断される連続す
る紙巻きタバコロッドを形成するためそこで紙巻きタバ
コ中身流れが連続する巻紙内に包囲される前記機械のロ
ッド形成セクションに向かって、吸引作用によって、紙
巻きタバコ中身流れを運搬するコンベヤバンド上に紙巻
きタバコ中身流れが形成されるタイプのものに関する。
ロッド形成セクション内に供給される前に、紙巻きタバ
コ中身流れはそれがそれを通過する吸引作用によって発
生される空気流れによって圧縮されている間に巻紙タバ
コ中身流れに対して働くトリミング装置によって通常ト
リミングされる。このタイプの普通の機械においては、
紙巻きタバコ中身流れは上方に延びている管状通路を通
じて前記コンベヤバンドの下面に対しシャワー状に注が
れるタバコによって形成され、紙巻きタバコ中身流れは
前記コンベヤバンドによって運搬されている間にトリミ
ングされる。

【０００２】

【課題を解決するためのの手段】本発明の一観点によれ
ば、紙巻きタバコ中身流れを（おそらくトリミングの後
に）連続する巻紙内に包み込むロッド形成装置に向かっ
て前記紙巻きタバコ中身流れが吸引バンドによって運搬
される紙巻きタバコを製造する方法において、前記紙巻
きタバコ中身流れのタバコは初め前記吸引バンドによっ
て一つの向きに運搬され、次いでロッド形成装置に到達
する前に再定向ないし再配向される。

【０００３】本発明のもう一つの観点によれば、紙巻き
タバコ製造機械は紙巻きタバコ中身流れを運搬するため
配置された第１の吸引バンド、および前記第１の吸引バ
ンドに平行または実質的に平行して走行する第２の吸引
バンドであってその上にタバコの少なくとも一部分が両
吸引バンドが互いに対し平行して走行する領域において
空気作用によって移転ないし転送されるものを有し、前
記移転されたタバコの横断面が二つの吸引バンド上で異
なり、従ってタバコ細片が一方の吸引バンドから他方の
吸引バンドへ移転する間に再定向される傾向を生じるよ
うに構成される。そのような再定向の利点は紙巻きタバ
コの引き締まり度の向上であると信じられる。

【０００４】本発明のこの観点による一好適機械におい
て、紙巻きタバコ中身流れを形成するタバコは二つの吸
引バンドの間において２回横方向に移転される。この目
的のため、トリミングされた紙巻きタバコ中身流れを前
記機械のロッド形成セクション内に運搬する一方の吸引
バンド（“主”吸引バンド）は比較的狭く、その上に形
成される紙巻きタバコ中身流れは相応じて狭くかつ横断
面において比較的厚い；第２の吸引バンドはより広く、
紙巻きタバコ中身流れは前記主吸引バンドからそれに移
転するときより広くかつより薄くなる；前記紙巻きタバ
コ中身流れは前記第２の吸引バンドから前記主吸引バン
ドへ戻るように移転される結果として再びより狭くかつ
より厚くなり、または代替的に、（例えば、図１０から
図１５を参照して後に説明されるように）前記第２の吸
引バンドがＵ字形の断面になるように強制される結果と
して移転の前に狭い横断面に戻るように変形される。前
記紙巻きタバコ中身流れが前記第２の吸引バンドへ移転
される前に、またはそれが前記主吸引バンド上へ到達復
帰した後に、トリミングが生じ得る。

【０００５】本発明の他の一つの局面によれば、紙巻き
タバコ製造機械は紙巻きタバコロッド形成装置に向かっ
て紙巻きタバコ中身流れの通路の少なくとも一部分に沿
って紙巻きタバコ中身流れを運搬するように配置された
吸引バンドと、紙巻きタバコ中身流れを形成するタバコ
細片の少なくとも一部分を前記吸引バンドから横方向に
変位させかつ後で前記タバコ細片の少なくとも若干を再
定向しつつ前記タバコ細片を前記吸引バンドへ戻すため
の手段とを有する。前記紙巻きタバコ中身流れは前記タ
バコ細片の少なくとも若干がまさに説明された態様で再
定向された前または後にトリミングされ得る。用語“紙
巻きタバコ中身流れ”は適宜に解釈されるように意図さ
れる。

【０００６】本発明のこの局面による機械は、タバコ細
片が吸引バンドによって前方へ運搬されていない間前記
タバコ細片の少なくとも一部分の前進モーメンタムを少
なくとも部分的に維持するための第２のバンドまたはそ
の他の手段を有することが好ましい。そのような手段は
吸引バンドであり得る第２のバンドを有し得る。分離さ
れた細片の前進モーメンタムを少なくとも部分的に維持
するための代替または追加手段は、紙巻きタバコ中身流
れを収容する空間内へ導入されかつ主吸引バンドによっ
て部分的に制限される前方へ導かれる空気流れを発生さ
せるための手段を有し得る。そのような空気流れは吸引
バンドを通じて供給される吸引力によって発生され得、
それは例えば側壁および、または、吸引バンドに平行す
る底壁を通って進入し得る。

【０００７】本発明のもう一つの局面によれば、紙巻き
タバコ製造機械は紙巻きタバコロッド形成装置に向かっ
て紙巻きタバコ中身流れの通路の少なくとも一部分に沿
って紙巻きタバコ中身流れを運搬するように配置された
吸引バンドを有し、前記吸引バンドは一段階においてそ
の横断面が実質的に平らであって相応じて比較的広いが
薄い横断面を有するものとして紙巻きタバコ中身流れを
運搬し、他段階において横断面がＵ字形であるようにに
され、かくして、より狭くて厚い横断面を有するものと
して前記紙巻きタバコ中身流れを運搬する。

【０００８】本発明のその他の局面は以下の説明および
前掲請求項を参照することによって理解されるであろ
う。

【０００９】本発明による紙巻きタバコ製造機械の実施
例は添付図面に示されている。

【００１０】

【実施例】図１はタバコが吸引バンド１４の下面に紙巻
きタバコ中身流れ１２を形成するように煙突状通路即ち
チムニー１０を通じて上方に空気作用によってシャワー
状に注がれる在来の紙巻きタバコ製造機械と同様の機械
を示している。前記紙巻きタバコ中身流れ１２が前記吸
引バンド１４を通じて供給される吸引力によって吸引バ
ンド１４によって保持されている間にトリミング装置１
６が前記紙巻きタバコ中身流れ１２に対して働き、トリ
ミングされた前記中身流れ１２は次いで備品テープ(gar
nitune tape)２０によって運搬される連続する巻紙１８
を前記中身流れ１２の周囲に巻付けて封着する機械のロ
ッド形成セクション１７に送られる。

【００１１】チムニー１０の上端の近くに存在するルー
バ２２は吸引力給源（図示されていない）と連通してい
てチムニー１０を通じてその上方へ空気を引張り、かく
してそれによってタバコがチムニー１０を通じて吸引バ
ンド１４上にシャワー状に注がれる空気流れの少なくと
も一部分を生じさせる。

【００１２】第２のバンド２４が本発明によって設けら
れてチムニー１０の下流の区域において吸引バンド１４
即ち主バンドに平行して延びている。図２は本機械のこ
のセクションの一部分の拡大縦断面図である。

【００１３】図２は吸引室２６から吸引バンド１４即ち
主バンドを通じて供給される吸引力の作用によって吸引
バンド１４によって初め運搬されている紙巻きタバコ中
身流れ１２を示す。この段階における前記中身流れ１２
の横断面は図３に示されている。固定されたサイドレー
ル２８および３０は中身流れ１２が吸引バンド１４によ
って運搬されている間前記紙巻きタバコ中身流れの幅を
決定する。

【００１４】図２に明細に示されるように、吸引バンド
１４即ち主バンドの下にそれに平行して第２のバンド２
４の能動（上）走行部分が存在する。バンド２４の下に
は吸引室２６に対向して室３１が存在する。室３１は吸
引バンド１４上に中身流れ１２を保持する上向空気流れ
を生じさせるため吸引室２６内の吸引作用に必要な空気
を供給するため大気圧にまたは大気圧より高い気圧に保
たれるている。

【００１５】吸引室２６および室３１の下流において、
吸引バンド１４および第２のバンド２４はそれぞれ室３
２および室３４を設けられている。室３４は吸引力給源
と連通しており、一方、室３２は大気または大気圧より
高い気圧の空気給源と連通している。従って、紙巻きタ
バコ中身流れ１２を形成するタバコは吸引バンド１４か
ら第２のバンド２４へ横方向に移動し、そのような運動
間に、その横断面は図３に示される初めの横断面より広
くかつより薄い図４に１２Ａで示される形状に変化す
る。この目的のため、図３および図４に示されるよう
に、サイドレール２８および３０の下面２８Ａおよび３
０Ａは漸開してしる。これに相応じて第２のバンド２４
は主バンド即ち吸引バンド１４より幅が広い。

【００１６】さらに下流において、図２に示されるよう
に、紙巻きタバコ中身流れ１２のタバコは室３６から吸
引バンド１４を通じて供給される吸引力によって吸引バ
ンド１４へ戻るように移転ないし転送される。第２のバ
ンド２４の下の対応する室３８は大気圧または大気圧よ
り高い気圧に保たれている。

【００１７】吸引バンド１４および第２のバンド２４は
一方のバンドから他方のバンドヘタバコの直接の移転が
生じないような距離によって互いから離されていること
に注目することが重要である。タバコ細片の総てのまた
は実質的な割合は、吸引バンド１４上の中身流れ１２の
形態から第２のバンド２４上の形態１２Ａへの移行間お
よびその逆の移行間、一方のバンドから他方のバンドへ
横方向に移動する。換言すると、前記形態の下面は第２
のバンド２４から離されており、前記形態１２Ａの上面
は吸引バンド１４からさらに大きく離されている。図示
されるように、両バンド間の距離は、形態１２（図３）
の下面が形態１２Ａ（図４）の上面より高い事実によっ
て示されるように、両バンドの運動方向において見たと
き、形態１２と形態１２Ａとの間にギャップを残すのに
十分である。

【００１８】形態１２Ａ（図４）から全てのタバコが同
時に吸引バンド１４へ戻るように移転されることに代え
て、前記タバコは２段階で移転され得る。第１の段階に
おいて、第２のバンド２４の下の室は長手方向に分割さ
れて一方の側がその上方のタバコが吸引バンド１４へ戻
るように移転することを許すように初め大気圧に保た
れ、一方、前記室の他方の側は吸引力給源と連通してい
る。第２の段階間、タバコ流れの第２の半分が吸引バン
ド１４によって運搬される第１の半分の下面上へ中身流
れの第２の半分が移転することを許すように吸引力給源
が大気圧または大気圧より高い気圧によって置き換えら
れる。

【００１９】図５はチムニー５０、主たる吸引バンド５
２、トリミング装置５４及び巻紙５８を運搬する備品テ
ープ(garnitune tape)５６を備えたロッド形成セクショ
ンを有することにおいて図１と同様である紙巻きタバコ
製造機械を示す。しかし、この場合紙巻きタバコ中身流
れはチムニー５０を通じてその上方へシャワー状に注が
れるタバコに対し上方へ傾斜した走行部分を提供するよ
うにプーリ６２、６４および６６をまわって通過する第
２のバンド６０上に初め（全体的または部分的に）形成
される。この場合、吸引ルーバ６８は第２のバンド６０
のシャワーを受ける走行部分に平行している。

【００２０】バンド６０上に形成される紙巻きタバコ中
身流れは主たる吸引バンド５２へ移転されて、さらに吸
引バンド５２からバンド６０へ移転され、次いで吸引バ
ンド５２へ戻された後、吸引バンド５２によって運搬さ
れてトリミング装置５４を通過してロッド形成セクショ
ンに達する。可能な運転モードは多数ある。例えば：１．前記中身流れが吸引バンド５２に平行している
バンド６０の上走行部分に達するまで前記中身流れをバ
ンド６０上に保持するように吸引力がバンド６０を通じ
てその内部の室から伝達され得る。この点において、前
記中身流れの横断面は図４に示された形態１２Ａに一致
する。バンド６０から吸引バンド５２への移転にともな
って、横断面は図３に示された横断面に一致するように
変化する。換言すると、バンド６０と吸引バンドとの間
には１回の移転が生じるに過ぎない。代替的に、タバコ
は、必要に応じて、吸引バンド５２で終わる３回の移転
を両バンド間において行われ得る。２．バンド６０上に初め形成される紙巻きタバコの
幅は図３に示された形態１２に一致し得る。この場合、
タバコ流れがプーリ６４を回って通過するにつれてバン
ド６０を通じて供給される吸引力はバンド６０上にタバ
コの一部分を保持するのに十分であり、一方、他のタバ
コはバンド６０から吸引バンド５２上に自由に飛散す
る。バンド６０上に残っているタバコは次いでプーリ６
４のすぐ下流で吸引バンド５２上に移転し、従って中身
流れは次いで図３に示された横断面を形成する。さらに
下流において、中身流れの側部を限定するレールは、第
１の実施例に関連して既に説明されたように、中身流れ
が（図４に示されるごとく）広くて薄い横断面を形成す
るようにバンド６０に移転し次いで吸引バンド５２上に
戻ることを可能にするように、図３および図４に示され
る形状に漸次的に変化している。３．バンド６０に供給される吸引力はバンド６０上
に収集されたタバコの事実上全てが図３に示された横断
面に一致する横断面を有する中身流れを形成するように
プーリ６４の区域において吸引バンド５２上にシャワー
状に注がれるようにプーリ６４においてまたはそれに近
接して終わり得る。これに続いて図１から図４を参照し
て既に説明されたようにバンド６０へ戻る１回の移転
と、吸引バンド５２への戻り移転が生じ得る。

【００２１】図６から図９は図３に一致する位置におい
て截断された図１に基づく修正された紙巻きタバコ製造
機械の拡大された横断面である。

【００２２】図６はサイドレール７０および７２が紙巻
きタバコ中身流れ１２が、図１から図４に示された実施
例におけるがごとく、吸引バンド１４によって運搬され
ている間紙巻きタバコ中身流れ１２の両側を限定する配
列を示す。しかし、第２のバンドの代わりに、紙巻きタ
バコ中身流れ１２を収容する空間７７をサイドレール７
０、７２および吸引バンド１４と一緒に画成している収
束する固定された壁７４および７６が存在する。図６の
横断面の下流へ向かって、紙巻きタバコ中身流れ１２
は、図２に示された室３２のごとき室から吸引バンド１
４を通じて下方へ吹込まれる空気によって吸引バンド１
４から変位される。かくのごとく吸引バンド１４から移
転されるたタバコ細片は、図６から図９のおのおのに示
されるように、吸引バンド１４から完全に落下して図６
において壁７４および７６によって閉じ込められること
を防止されることが好ましい。これら壁７４および７６
は空気入口７８を有し、これら空気入口を通って空間７
７内の吸引力によって空気流れが発生される。この吸引
力は図２に示された室２６および３６のごとき室から吸
引バンド１４を通じて供給される吸引力の結果である。
空気入口７８は前方へ傾斜されており、従って空気入口
を通じて発生される空気流れは少なくとも若干のタバコ
細片の前進モーメンタムを維持する傾向を有する。タバ
コ細片が説明された態様で吸引バンド１４から分離され
た後、それらは図２に示された室３６のごとき室から吸
引バンド１４上に供給される吸引力によって吸引バンド
１４上へ引き戻される。

【００２３】サイドレール７０および７２の内側面は全
体的に垂直であり得る。しかし、図６に示されるよう
に、それらは紙巻きタバコ中身流れをそれが吸引バンド
１４によって運搬されている間閉じ込めるための垂直部
分７０Ａおよび７２Ｂと、タバコ細片の再定向を促進す
るための末広下部分７０Ｂおよび７２Ｂとを有すること
が好ましい。

【００２４】図７は図６の一修正形式であって収束する
固定された壁７４および７６に代えて図６における空気
入口と同じ目的のための空気入口８０Ａをやはり有する
平坦な固定された壁８０が設けられていることを除いて
概ね同様であるものを示している。

【００２５】図８は固定された壁８０に代えて、図１の
場合と同じように、吸引バンド１４に対し平行して走る
ように配列されたバンド８２が設けられていることを除
いて図７と概ね同じであるもう一つの修正形式を示して
いる。バンド８２はソリッドまたは空気透過性であり得
る。タバコ細片の前進モーメンタムを維持するための前
進成分を有する空気流れはサイドレール８６および８８
の空気入口８４を通じて発生される。

【００２６】図９は図２において吸引バンド１４および
バンド２４から、図８において吸引バンド１４およびバ
ンド８２から、または図６、図７または図８において吸
引バンド１４から、タバコを機械的に移転するための可
能修正形式を例示する。図９において示されるように、
吸引バンド１４はスキッド９０をまわり次いで吸引バン
ドをその初めの運動方向へ戻るように導くための案内９
２を回って通過する。スキッド９０は紙巻きタバコ中身
流れを吸引バンド１４から下方へ偏向させ、かくして既
に説明された空気偏向方式に取って代わる。この修正形
式による紙巻きタバコ中身流れの吸引バンド１４からの
機械的偏向は、また、図６から図８に示された実施例に
も適用され得る。

【００２７】図９は、また、図２におけるバンド２４か
らまたは図８におけるバンド８２からタバコを上方に偏
向させて吸引バンド１４へ戻すための対応する案内９６
を備えた同様のスキッド９４をも示している。

【００２８】図１０から図１３は一代替機械におけるタ
バコの様々の取扱い段階を示す横断面図である。

【００２９】図１０はトリマ１０６によってトリミング
された後に図１１に示される中身流れ１０４を形成する
ために、タバコがチムニー１０２を通じて空気作用によ
りシャワー状に注がれる吸引バンド１００を有する機械
を示す。図１１に示されるように、吸引バンド１００の
幅はサイドレール１０８、１１０によってその両側を限
定されている中身流れ１０４より実質的に広い。

【００３０】図１０は、図１１によって表される段階に
おいて、吸引バンド１００からタバコをまさに受取ろう
としている第２の吸引バンド１１２を示している。吸引
バンド１１２への移転後におけるタバコの上面は図１１
において鎖線１１４によってほぼ示されている。

【００３１】この実施例において、吸引バンド１１２は
横断面が平らな状態で出発するが、例えば固定案内およ
び／またはローラによって、図１２に示されるようにＵ
字形になるように強制される。吸引バンド１１２の下流
端の近くで、この段階で吸引バンド１１２の湾曲によっ
てより狭くなった中身流れ１０４はもう一つの吸引バン
ド１１６へ移転され、該吸引バンドは前記中身流れをロ
ッド形成セクション１１８に運搬し、該ロッド形成セク
ションにおいて前記中身流れは巻紙１２０によって包囲
される。吸引バンド１１６は吸引バンド１００の連続部
を効果的に形成しており、一方、吸引バンド１１２は吸
引バンド１００から吸引バンド１１２へのタバコの移転
間に且つまた吸引バンド１１２がＵ字形の横断面になる
ことによってタバコを再定向するように働くことが理解
されるであろう。

【００３２】前記中身流れが図１０に示される位置にお
いてトリマ１０６によってトリミングされることに代え
て、前記中身流れはそれが吸引バンド１１６上に在る間
にトリミングされ得る。代替的に、トリミングは両位置
において生じ得る。

【００３３】図１３はやはり中身流れ２００が空気作用
によりチムニー２０２を上ってシャワー状に注がれるタ
バコによって形成される異なる機械を示す。しかし、こ
の実施例においては、シャワー状に注がれるタバコは二
つの多孔性バンド、即ち該段階において横断面がＵ字形
である広いバンド２０４および前記バンド２０４の中心
に沿って横たわる狭いバンド２０６、によって受取られ
る。両バンドに向かってシャワー状に注がれる最初のタ
バコが狭いバンド２０６に到達することを保証するた
め、前記バンド２０６の幅に概ね一致する中心区域に吸
引力が初めに制限される。チムニー２０２の頂部に沿う
両バンドのさらなる運動間、吸引力は湾曲支持部材２０
７の複数の孔を通じて広いバンド２０４の全面を実質的
に横切って供給され、中身流れがトリミング装置２０８
によってトリミングされる間、前記の態様で供給され続
ける。

【００３４】トリミングの後、広いバンド２０４は、図
１５に示されるように、タバコが比較的広いもう一つの
吸引バンド２１０へ空気作用により移転される間、Ｕ字
形の横断面を維持する。前記移転間に、タバコは図１か
ら図４を参照して説明された方式で再定向され、さら
に、上方のバンドへ戻るように移転するとき再定向され
る。これは図１５に示される段階である。図１５に示さ
れるように、上方の前記バンドはこの段階において平ら
な横断面を有する。

【００３５】代替的に、吸引バンド２１０は、図１０お
よび図１１における実施例において示されるように、横
断面が平坦な状態で出発するが横断面はＵ字形になる。

【００３６】図１３に示されるように、広いバンド２０
４はプーリ２１４を回って戻るが、狭いバンド２０６は
連続して在来構造の付属装備（ロッド形成装置）２１６
内に前記中身流れを運搬する。一方が他方の内側に位置
する二つのバンドの前記のごとき使用は、米国特許第４
２０７９０７号に基本的に説明されて、それに包含され
ている。

【００３７】本発明の幾つかの局面は請求項によって規
定されている。その他は以上の説明から明らかであろ
う。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による一紙巻きタバコ製造機械の概略前
面図。

【図２】二つの吸引バンドを有する図１の一部分の拡大
図。

【図３】図２のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿った拡大断面図。

【図４】図２のＩＶ−ＩＶ線に沿った拡大断面図。

【図５】その細部において異なる別の紙巻きタバコ製造
機械の概略前面図。

【図６】異なるタバコ再定向機構の横断面図。

【図７】別の異なるタバコ再定向機構の横断面図。

【図８】さらに別の異なるタバコ再定向機構の横断面
図。

【図９】バンドからタバコを機械的に移転するための可
能修正機構の概略図。

【図１０】本発明によるさらに別の紙巻きタバコ製造機
械の概略前面図。

【図１１】図１０のＸＩ−ＸＩ線に沿った横断面図。

【図１２】図１０のＸＩＩ−ＸＩＩ線に沿った横断面
図。

【図１３】本発明によるさらに別の紙巻きタバコ製造機
械の概略前面図。

【図１４】図１３のＸＩＶ−ＸＩＶ線に沿った横断面
図。

【図１５】図１３のＸＶ−ＸＶ線に沿った横断面図。

【符号の説明】

１０チムニー１２紙巻きタバコ中身流れ１４吸引バンド１６トリミング装置１７ロッド形成セクション１８巻紙２２ルーバ２４バンド２６吸引室２８サイドレール３０サイドレール３１室３２室３４室３６室３８室

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】紙巻きタバコ中身流れがそれを（好まし
くはトリミングの後に）連続する巻紙内に包み込むロッ
ド形成装置に向かって吸引バンドによって運搬されるよ
うにした紙巻きタバコを製造する方法において、前記紙
巻きタバコ中身流れのタバコが初め前記吸引バンドによ
って一特定向きに運搬され次いで前記ロッド形成装置に
到達する前に再定向されることを特徴とする紙巻きタバ
コを製造する方法。
【請求項２】請求項１による方法において、前記紙巻
きタバコ中身流れのタバコが前記（主）吸引バンドから
それに実質的に平行して走る第２吸引バンドへ移転され
ることによって再定向され、次いで前記主吸引バンドへ
戻される紙巻きタバコを製造する方法。
【請求項３】請求項２による方法において、前記紙巻
きタバコ中身流れのタバコが前記二つの吸引バンドの間
において空気作用により移転される紙巻きタバコを製造
する方法。
【請求項４】請求項２による方法において、前記紙巻
きタバコ中身流れのタバコが一方の前記バンドから他方
の前記バンドへ機械的作用によって変位される紙巻きタ
バコを製造する方法。
【請求項５】請求項１から請求項４の何れか一つの項
による方法において、前記紙巻きタバコ中身流れが一方
の前記バンドから他方の前記バンドへ移転するときその
横断面が強制的に変えられる紙巻きタバコを製造する方
法。
【請求項６】請求項１から請求項５の何れか一つの項
による方法において、前記紙巻きタバコ中身流れが一段
階において比較的広くかつ浅い横断面として同じバンド
によって運搬され、他段階において前記バンドが該段階
でＵ字形横断面に形づくられることによってより狭くか
つ厚い横断面として同じバンドによって運搬される紙巻
きタバコを製造する方法。
【請求項７】紙巻きタバコ中身流れを（好ましくはト
リミングの後に）連続する巻紙内に包み込むロッド形成
装置に向かって前記紙巻きタバコ中身流れを運搬するよ
うに構成された吸引バンドを有する機械であって、前記
紙巻きタバコ中身流れが第１の吸引バンドまたはその連
続部を形成するもう一つの吸引バンド（１１６）によっ
て前記ロッド形成装置へ送られる前に、タバコ細片の少
なくとも一部分を再定向するための手段（例えば第２の
吸引バンド（２４、６０、１１２または２１０）および
該第２の吸引バンドと第１の吸引バンド（１４、５２、
１００または２０６）との間でタバコを移転する手段）
を有することを特徴とする吸引バンドを有する機械。
【請求項８】請求項７による機械において、タバコ細
片の向きを変える前記手段が第２の吸引バンド（２４；
６０；１１２；２１０）および二つの吸引バンドの間で
タバコを移転する空気作用によるまたはその他の手段を
有する吸引バンドを有する機械。
【請求項９】請求項７または請求項８による機械にお
いて、タバコ細片の向きを変える前記手段が、タバコを
運搬する前記吸引バンドまたは前記吸引バンドの一つの
横断面形状を変える手段を有する吸引バンドを有する機
械。
【請求項１０】請求項８による機械であって、前記吸
引バンドのおのおのの上に在る間における前記紙巻きタ
バコ中身流れの両側を限定しかつ前記紙巻きタバコ中身
流れの幅がそれぞれの吸引バンド上に在る間において異
なるように配列されたレール（２８、３０；８６、８
８；１０８、１１０）を有する吸引バンドを有する機
械。
【請求項１１】請求項７から請求項１０までの何れか
一つの項による機械において、前記紙巻きタバコ中身流
れが第１の吸引バンド（１４；５２；２０６）から第２
の吸引バンド（２４；６０；８２；２１０）へ移転し、
次いで前記第１の吸引バンドへ戻るように配置される吸
引バンドを有する機械。
【請求項１２】請求項７から請求項１１までの何れか
一つの項による機械において、前記紙巻きタバコ中身流
れが前記二つの吸引バンドの間で空気作用によって移転
される吸引バンドを有する機械。
【請求項１３】請求項７から請求項１１までの何れか
一つの項による機械において、前記紙巻きタバコ中身流
れが一つ以上の固定偏向部材（９０、９４）によって偏
向されることによって前記二つの吸引バンドの間で移転
される吸引バンドを有する機械。
【請求項１４】紙巻きタバコ中身流れを運搬するよう
に配置された吸引バンドを有する紙巻きタバコ製造機械
において、第１の吸引バンド（１４；５２；１００；２
０６）に平行または実質的に平行して走行する第２の吸
引バンド（２４；６０；８２；１１２；２１０）であっ
てその上にタバコの少なくとも一部分が前記吸引バンド
が互いに実質的に平行して走行する領域で空気作用によ
ってまたは機械的作用によって移転されるものを有し、
前記移転されたタバコの横断面が前記二つの吸引バンド
上において異なるように構成されており、従ってタバコ
細片が一方の吸引バンドから他方の吸引バンドへ移転す
る間に再定向される傾向を生じることを特徴とする紙巻
きタバコ製造機械。
【請求項１５】請求項１４による紙巻きタバコ製造機
械において、タバコの少なくとも一部分が一方の吸引バ
ンドから他方の吸引バンドへ移転し、次いで復帰するよ
うに配置される紙巻きタバコ製造機械。
【請求項１６】請求項１４または請求項１５による紙
巻きタバコ製造機械において、一方の前記吸引バンド
（１４；２０６）が前記紙巻きタバコ中身流れを前記機
械のロッド形成セクション内へ運搬しそして比較的狭
く、前記紙巻きタバコ中身流れが相応じて狭くかつ横断
面において比較的厚く、前記第２の吸引バンド（２４、
２１０）がより広くそして相応じて比較的広く薄い横断
面を有するものとして前記紙巻きタバコ中身流れを運搬
するように配置されている紙巻きタバコ製造機械。
【請求項１７】請求項１４または請求項１５による紙
巻きタバコ製造機械において、一方の前記吸引バンド
（１１２；２１０）が比較的広くそして一段階において
比較的広く薄い横断面を有するものとして前記紙巻きタ
バコ中身流れを運搬するように配置され、他段階におい
て前記吸引バンドの横断面がＵ字形になることによって
前記中身流れがより狭くより厚い横断面を有する紙巻き
タバコ製造機械。
【請求項１８】紙巻きタバコロッド形成装置に向かっ
て紙巻きタバコ中身流れの通路の少なくとも一部分に沿
って前記紙巻きタバコ中身流れを運搬するように配置さ
れた吸引バンドを有する紙巻きタバコ製造機械であっ
て、紙巻きタバコ中身流れ（１２；１００）を形成する
タバコの少なくとも一部分を前記吸引バンドから横方向
に変位させ、あとでタバコ細片の少なくとも若干を再定
向しつつタバコ細片を前記吸引バンドへ戻すための手段
（例えば吸引マニホルド（３４、３６または１１８、ま
たは機械的偏向装置（９０、９４））を有することを特
徴とする紙巻きタバコ製造機械。
【請求項１９】紙巻きタバコロッド形成装置に向かっ
て紙巻きタバコ中身流れの通路の少なくとも一部分に沿
って前記紙巻きタバコ中身流れを運搬するように配置さ
れた吸引バンドを有する紙巻きタバコ製造機械におい
て、前記吸引バンド（１１２；２０４）が一段階におい
て横断面において実質的に平らであり、相応じて比較的
広いが薄い横断面を有するものとして前記紙巻きタバコ
中身流れを運搬し、他段階において横断面をＵ字形にさ
れ従って前記紙巻きタバコ中身流れをより狭くて厚い横
断面を有するものとして運搬することを特徴とする紙巻
きタバコ製造機械。