JPH0620884B2 - 熱収縮性フイルムによる容器口部のシ−ル方法及びその装置 - Google Patents

熱収縮性フイルムによる容器口部のシ−ル方法及びその装置

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JPH0620884B2
JPH0620884B2 JP60283939A JP28393985A JPH0620884B2 JP H0620884 B2 JPH0620884 B2 JP H0620884B2 JP 60283939 A JP60283939 A JP 60283939A JP 28393985 A JP28393985 A JP 28393985A JP H0620884 B2 JPH0620884 B2 JP H0620884B2
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container
container mouth
film
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shrinkable film
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庄次 福島
隆 望月
元三郎 加藤
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Pola Chemical Industries Inc
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Pola Chemical Industries Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は熱収縮性フィルムで容器口部をシールする手段
に関する。 〔従来の技術〕 従来、この種の手段として、特公昭56−12536号
公報、実開昭59−26702号公報に記載された容器
口部の熱シール手段が知られている。 これらは、いずれもシール材を容器口部に載置し、その
周囲を加熱して容器口部の開口縁に密着させるもので、
シール後において容器口部3を覆うシール材の形状はフ
ラットになっている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、このようなシール手段では、シール後における
シール材の形状がフラットであるため、たとえば容器内
に化粧用クリームなどを充填する場合、容器内を化粧用
クリームで満杯にして容器口部からあふれ出る程に充填
しない限り、容器口部内において化粧用クリームの表面
とシール材との間に空気が残存してしまう。 そして、容器口部内に空気が残存すると、容器内の充
填物に空気が触れて充填物の変質を招くおそれがあり、
また、流動性のあるクリーム等を充填した場合、容器
を横転させた時、シール材の内面にそのクリームが付着
し、シール材が透明フィルムであると、その付着部分が
外部から汚く見え、外観上好ましくない。さらに、シ
ール材が透明である場合、容器口部内における充填物の
高さ位置が見えるので、容器の容積にバラツキがある
と、同一量の充填物を充填したとしても、その容器口部
内における充填物の上面の高さが容器毎に異なってしま
い、そのため、消費者に不平等感を与えてしまう。そこ
で、従来は容器口部内の充填物の高さ位置を補正する補
充作業を要していた。 このような問題点は高価な化粧用クリーム等の容器への
充填に際して、とりわけ大きな問題として現れるもので
あり、本発明の技術的課題は、このような問題点を解決
することのできる容器口部のシール手段を提供すること
にある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、シール材として熱収縮性フィルム1を用いる
もので、このフィルム1は透明であるのが望ましく、シ
ールすべき容器口部3の外径より大径に形成されてい
る。また、容器2内に充填すべき流動体は化粧用クリー
ム、化粧液、マヨネーズ等の食品などである。 そして、このフィルム1を用いて容器口部3をシールす
るには、まず前提として、容器2内に流動体を容器口部
3付近まで充填する。その後、フィルム1を容器口部3
上に載置し、前記熱収縮性フィルム1を容器口部3内へ
と湾曲するよう上方から圧縮空気を吐出させて押圧し、
容器口部3内に残存する空気を容器2外に逃がして、流
動体の表面に前記熱収縮性フィルム1を密着させる。こ
の状態で、フィルム1の周縁部を加熱収縮させて、容器
口部3の周囲に密着させ、シールを完了する。 なお、フィルム1の加熱は熱風による場合、ヒータによ
り加熱された加熱体を圧着する場合等がある。 次に、このシール方法に用いる装置としては、次のよう
な装置が考えられる。 すなわち、昇降自在の昇降ヘッド6を形成し、その下面
に、この昇降ヘッド6の下降時に下方に配置された容器
口部3の開口縁との間で前記フィルム1を挾持する環状
のパッキン7を設ける。さらに、前記昇降ヘッド6の下
面中央にコンプレッサ10からの圧縮空気を吐出する吐出
口8を形成する。また、容器口部3の外周に熱風を下向
きに吹き付けるノズル11を備え、容器口部3のシール装
置とする。 ここで、前記ノズル11は昇降ヘッド6の周囲に一体に設
けても、別体として設けてもよい。また、パッキン7は
柔軟性を有するゴムやプラスチック等が好適である。 〔作用〕 フィルム1は上方から圧縮空気により押圧されることに
より、容器口部3内に侵入して、凹状に湾曲し、容器口
部3内から空気を排除して充填物の上面に密着する。よ
って、容器2内の充填物はフィルム1を排除しない限り
2度と外気に触れることはない。 そして、フィルム1の押圧を圧縮空気により行っている
ので、あらゆる形状、寸法(径、高さ等)の容器口部3
をシールする場合にも、フィルム1を所定形状に凹状に
湾曲させることができ、極めて汎用性が高い。 さらに、量産化ラインにおいて多数の容器2の容器口部
3を順次連続的にフィルム1でシールする場合にも、各
容器口部3をシールするフィルム1の上方からは常に新
しい圧縮空気が吐出されるので熱がこもらず、熱により
フィルム1に皺等が生じることがなく、フィルム1を綺
麗な凹状の湾曲面に形成することができる。 また、フィルム1が凹状に湾曲してその内面に充填物が
密着しているため、フィルム1が透明であると、内容物
が均一に見え、外観上の見栄えが良い。 なお、この発明は特に容器口部3の内径が20mm以上、容
器2の高さが20mm以上の広口容器に適用した場合にとり
わけ効果的である。 〔実施例〕 以下、本発明の一実施例を第1図乃至第4図に基づいて
説明する。 この実施例において使用した熱収縮性フィルム1は、透
明な塩化ビニル延伸フィルム1で、このフィルム1はシ
ールすべき容器口部3の外径より大径に形成されてい
る。 このフィルム1を用いて容器口部3をシールするシール
装置5は、第2図に示すように、エアーシリンダ装置に
より昇降自在に設けられた昇降ヘッド6を備えている。
この昇降ヘッド6は、下面に環状のパッキン7を有し、
このパッキン7は柔軟性のある素材で形成され、昇降ヘ
ッド6の下降時に下方に配置された容器口部3の開口縁
との間で前記フィルム1を挾持するようになっている。
さらに、前記昇降ヘッド6の下面中央に圧縮空気の吐出
口8が穿設され、この吐出口8は給気管9を介してコン
プレッサ10に接続されている。また、昇降ヘッド6を取
り巻いて、熱風を先端から斜め下向きに吹き出す環状ノ
ズル11が設けられており、この環状ノズル11の先端は、
昇降ヘッド6の下方中央へと斜めに向き、昇降ヘッド6
の下方に位置する容器口部3の周囲を取り巻いている。 次に、この装置により前記フィルム1で容器口部3のシ
ールをする方法について第1図に基づき説明する。 まず、前提として、容器2内に流動体として化粧用クリ
ームを容器口部3付近まで充填しておく。その後、容器
2を上昇位置にある昇降ヘッド6の下方に配置し、フィ
ルム1を容器口部3上に載置する
【第1図(a)】。次
に、昇降ヘッド6を下降させ、フィルム1を容器口部3
とパッキン7とで挾持し、押さえ付ける
【第1図
(b)】。 そして、コンプレッサ10の作動により圧縮空気を吐出口
8から吐出させると、フィルム1は上方から押圧され、
容器口部3内へと湾曲して凹む。すると、容器口部3内
に残存する空気がフィルム1と容器口部3の開口縁との
間から容器2外に逃げて、流動体の表面に前記フィルム
1が密着する
【第1図(c)】。この状態で、ノズル11か
ら熱風を吐出し、フィルム1の周縁部を下方に折り曲げ
るとともに、加熱収縮させる
【第1図(d)】。すると、
容器口部3の周囲にフィルム1が密着するので
【第1図
(e)】、昇降ヘッド6を上昇させてシールの完了した容
器2を取り出す
【第1図(f)】。 シールの完了した容器2は第4図に示すように、フィル
ム1が容器口部3内に侵入して、凹状に湾曲し、容器口
部3内から空気を排除して充填物の上面に密着している
ため、容器2内の化粧用クリームはフィルム1を排除し
ない限り2度と外気に触れることが無く、真空パックを
した状態となって、変質のおそれが無くなる。 また、フィルム1が凹状に湾曲してその内面に化粧用ク
リームが密着しているため、透明であるこのフィルム1
の外側から化粧用クリームが均一に見え、外観の見栄え
が良い。 そして、化粧用クリームは一般にガラスびんに充填する
ことが多いが、このガラスびんは製造上の問題から同一
のものでもその容積にバラツキがあり、同一量の化粧用
クリームを入れても容器口部3内に位置する化粧用クリ
ームの上面の高さがガラスびん毎に異なってしまうが、
前記のようなシール手段にれば、凹状のフィルム1によ
り、高さが均一のように見え、高さの低いものについて
高さ調整の充填をしなくともよい。 前記のようにフィルム1の押圧を圧縮空気により行って
いるので、あらゆる形状、寸法(径、高さ等)の容器口
部3をシールする場合にも、フィルム1を所定形状に凹
状に湾曲させることができ、極めて汎用性が高い。 さらに、量産化ラインにおいて多数の容器2の容器口部
3を順次連続的にフィルム1でシールする場合にも、各
容器口部3をシールするフィルム1の上方からは常に新
しい圧縮空気が吐出されるので熱がこもらず、熱により
フィルム1に皺等が生じることがなく、フィルム1を綺
麗な凹状の湾曲面に形成することができる。 なお、容器口部3の開口縁に溝を形成しておくと、容器
2内の空気を外部に抜きやすくすることができる。 〔発明の効果〕 本発明によれば、容器口部内から空気を排除できるた
め、フィルムの開封前に充填物が空気に触れて変質する
ことが無い。 また、フィルムが透明であると、空気が容器口部3内か
ら排除されていることにより、空気が残存している場合
に比べて容器口部内の充填物がフィルムにつ付着して汚
らしく見えることはなくなって、見栄えがよい。 さらに、容器口部内における充填物の上面高さにバラツ
キがあっても、フィルムが凹状に湾曲して充填物に密着
するため、充填物の上面高さがどの容器のものも均一に
見えて見栄えがよく、消費者に内容量が容器により不均
一であるとの悪いイメージを与えることが無い。 さらに、従来行っていた容器口部における充填物の高さ
調整の充填作業も不要となるので、調整用充填物の節約
ができ、製造工程も少なくなりコストダウンを図ること
ができる。 また、フィルムの押圧を圧縮空気により行っているの
で、あらゆる形状、寸法の容器口部をシールする場合に
も、フィルムを所定形状に凹状に湾曲させることがで
き、極めて汎用性が高い。 さらに、多数の容器の容器口部を順次連続的にフィルム
でシールする場合にも、フィルムに皺等を生じさせるこ
となくフィルムを綺麗な凹状の湾曲面に形成することが
でき、量産システムに最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すシール方法の工程図、
第2図はそのシール方法に用いる装置の縦断面図、第3
図は第2図におけるA−A断面図、第4図はシール完了
後の容器の縦断面図である。 1……熱収縮性フィルム、2……容器、 3……容器口部、6……昇降ヘッド、 7……パッキン、8……吐出口、 10……コンプレッサ、11……ノズル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器2内に流動体を容器口部3付近まで充
    填した後、容器口部3の径より大径の熱収縮性フィルム
    1を容器口部3上に載置し、前記熱収縮性フィルム1を
    容器口部3内へと湾曲するよう上方から圧縮空気を吐出
    させて押圧し、容器口部3内に残存する空気を容器2外
    に逃がして、流動体の表面に前記熱収縮性フィルム1を
    密着させた状態で、熱収縮性フィルム1の周縁部を加熱
    収縮させて、容器口部3の周囲に密着させることを特徴
    とする熱収縮性フィルムによる容器口部のシール方法。
  2. 【請求項2】昇降自在に設けられた昇降ヘッド6の下面
    に、この昇降ヘッド6の下降時に下方に配置された容器
    口部3の開口縁との間で熱収縮性フィルム1を挟持する
    環状のパッキン7を設けるとともに、前記昇降ヘッド6
    の下面中央にコンプレッサ10からの圧縮空気を吐出する
    吐出口8を形成し、さらに、容器口部3の外周に熱風を
    下向きに吹き付けるノズル11を備えたことを特徴とする
    熱収縮性フィルムによる容器口部のシール装置。
JP60283939A 1985-12-17 1985-12-17 熱収縮性フイルムによる容器口部のシ−ル方法及びその装置 Expired - Lifetime JPH0620884B2 (ja)

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JPS62146108A JPS62146108A (ja) 1987-06-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5923375B2 (ja) * 1979-07-12 1984-06-01 株式会社井上ジャパックス研究所 流体の性状判別装置

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