JPH06208763A - 磁気記録媒体並びにその記録/再生装置及び方法 - Google Patents

磁気記録媒体並びにその記録/再生装置及び方法

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JPH06208763A
JPH06208763A JP1682693A JP1682693A JPH06208763A JP H06208763 A JPH06208763 A JP H06208763A JP 1682693 A JP1682693 A JP 1682693A JP 1682693 A JP1682693 A JP 1682693A JP H06208763 A JPH06208763 A JP H06208763A
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JP1682693A
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Yuzo Seo
雄三 瀬尾
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Digital Magnetic Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気録媒体及びその記録/再生装置に関し、
ウインドウマージンを低下させることなく、ビット記録
容量を高めることを目的とする。 【構成】 クロック信号が抽出されるクロック情報を光
学的に読出しが可能な情報として磁気記録媒体に記録
し、クロック情報から抽出されたクロック信号のタイミ
ングに従ってデータの書込み/読出しを行う。クロック
信号とデータの再生信号とは遅延回路によりタイミング
の整合が行われ、遅延回路は、記録/再生装置毎に定ま
る一定遅延時間成分と、読み出された信号の実際のタイ
ミング差に基づく可変遅延時間成分とをクロック信号に
与える。光学トラックには、更にサーボ情報が記録され
ており、サーボ情報及びクロック情報を共通の光学系で
読み出す。トラック密度及びビット記録密度の双方が高
密度化されて、フロッピーディスクの記録容量が飛躍的
に増大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体並びにそ
の記録/再生装置(記録及び/又は再生装置、以下同
様)及び方法に関し、特に、磁気信号の書込み/読出し
のタイミングを制御するクロック信号のための改良に関
する。
【0002】
【従来技術】表面に薄い磁性層を有する磁気記録媒体を
磁化させることによりデジタル信号を記録する装置は、
コンピュータの外部記憶装置として、現在広く用いられ
ている。このような装置では、一般に、データウインド
ウと呼ばれ、一定間隔で発生する特定のタイミングにお
ける磁化極性の反転の有無により、信号ビット1又は0
を記録し、またこれを識別する。信号の記録時と再生時
とでウインドウ位置を同一とするために、信号記録時に
は、記録すべきデータの他にクロック信号を媒体上に記
録し、信号再生時には、媒体から読み出された信号から
このクロック信号を分離してウインドウ位置を定める。
【0003】初期には、記録すべきデータと同じトラッ
ク上に、クロック信号とデータとを交互に記録するFM
記録方式が採用されていた。しかし、近年では、磁気記
録媒体の高密度化の要請に伴い、記録すべきデータ自体
をクロック信号として用いるMFM記録方式が主に採用
されている。この方式では、信号ビット0がデータとし
て連続して生起するためクロック信号が中断される場合
にのみ、クロック信号を挿入する。クロック信号の挿入
は、一般に、特定の時刻における磁化極性の反転として
行われる。この方法によると、クロック信号書込みのた
めの領域が不要となり、ビット記録容量を二倍に高める
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のMFM記録
方式によると、連続する信号ビット0の間に挿入される
クロック信号による磁化極性の反転と、読み出すべきデ
ータの信号ビット1による磁化極性の反転とを誤りなく
識別する必要がある。このため、MFM記録方式ではF
M記録方式に比してデータウインドウの幅が狭くなり、
ウインドウマージンが低下するという問題がある。かか
るウインドウマージンの低下は、エラーレートの増大を
招くため、MFM記録方式では、信頼性を確保するため
に、特に精度が高く、安定なデータウインドウが要求さ
れる。
【0005】上記MFM記録方式の他に、クロック信号
とデータとの組合せに更に工夫を凝らし、ビット記録密
度を高めるための方法が各種提案されているが、これら
提案されている方式では、いずれもウインドウマージン
が低下するため、同様に精度が高く、安定なデータウイ
ンドウを必要とするという問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の磁気記録媒体並びに
その記録/再生装置及び方法に鑑み、特に精度が高い安
定なデータウインドウを必要とすることなく、ビット記
録密度を高めることができる磁気記録媒体、並びにその
記録/再生装置及び方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の磁気記録媒体は、光学的に読出しが可能な
光学情報が記録されており、データの書込み/読出しが
磁気的に行われる磁気記録媒体において、前記光学情報
が、前記書込み/読出しのタイミングに使用されるクロ
ック信号が抽出されるクロック情報を含むことを特徴と
する。
【0008】また、本発明の磁気記録媒体のための記録
/再生装置は、クロック信号が抽出されるクロック情報
を少なくとも含み光学的に読出しが可能な光学情報が記
録されており、データの書込み/読出しが磁気的に行わ
れる磁気記録媒体のための記録/再生装置であって、前
記クロック情報から抽出されるクロック信号のタイミン
グに基づいて前記書込み/読出しを行う制御部を有する
ことを特徴とする。
【0009】更に、本発明の磁気記録媒体のための記録
/再生方法は、データの書込み/読出しが磁気的に行わ
れる磁気記録媒体の信号の記録/再生方法において、ク
ロック信号が抽出されるクロック情報を少なくとも含み
光学的に読出しが可能な光学情報を前記磁気記録媒体に
記録し、前記クロック情報から抽出されたクロック信号
のタイミングに基づいて前記データの書込み/読出しを
行うことを特徴とする。
【0010】本発明の磁気記録媒体において、光学情報
を読み出すために使用される光は、特にその種類が限定
されるものではなく、例えば赤外線、可視光線或いはレ
ーザ光線等が使用される。
【0011】また、データ及び光学情報が記録されるト
ラックの形状についても、特にその形状が限定されるも
のではないが、例えば、同心円或いは螺旋状等の形状が
採用できる。データ及び光学情報を夫々別のトラックに
記録して、1又は複数のデータトラックに対して1の光
学トラックを設けることができ、或いは、データ及び光
学情報を同じトラック上に記録することもできる。
【0012】本発明の記録/再生装置及び本発明の方法
を採用する記録/再生装置では、光学情報を読み出す光
学ヘッドと磁気データを読み出す磁気ヘッドとは、好ま
しくは1のヘッド支持機構上に支持される。この場合、
記録媒体の光学情報が、トラッキング制御のためのサー
ボ情報成分をも含むときには、好ましくは、磁気ヘッド
及び光学ヘッドの位置制御がこのサーボ情報から得られ
るサーボ信号により行われる。かかる構成を採用する
と、磁気記録媒体におけるビット記録密度及びトラック
密度の双方の高密度化が可能となり、磁気記録媒体の記
録容量が飛躍的に増大する。また、光学情報読出しのた
めの光学系を共用できる利点がある。光学情報は、これ
らクロック情報及びサーボ情報の他にも種々の情報を含
むことができる。
【0013】
【作用】磁気記録媒体に記録された光学情報が、クロッ
ク信号が抽出されるクロック情報を含むとする構成を採
用することにより、磁気記録媒体では、磁気データを記
録する際にクロック情報を記録する必要がないので、ウ
インドウマージンを低下させることなく、ビット記録容
量を増大させることができ、また、記録/再生装置で
は、書込み時にデータとクロック信号とを合成する回路
が不要となる。
【0014】
【実施例】図面を参照して本発明を更に詳しく説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係わる磁気記録媒体を
構成するフロッピーディスク30と、本発明の一実施例
に係わる記録/再生装置における記録/再生ヘッド(以
下、単にヘッドとも呼ぶ)10とを模式的に示す斜視図
である。なお、図面上、框体及びヘッドの一部を除いて
示した。ヘッド10は、光学ヘッド11及び磁気ヘッド
19から構成される。光学ヘッド11は、全体として框
体12内に配設されており、磁気ヘッド19と共に図示
しないヘッド支持機構に支持される。
【0015】磁気記録媒体を構成するフロッピーディス
ク30は、框体を成すジャケット31と磁気ディスク3
2とから成る。磁気ディスク32のサイド1を成す上面
には、データトラック33と、これら各データトラック
33と同心円状に且つこれらと交互に配設されるサーボ
トラック34とが設けられている。磁気ディスク32の
サイド0を成す下面はデータトラックのみから構成され
る。なお、図1では、サイド0側に配される磁気ヘッド
を省略して示した。
【0016】光学ヘッド11は、磁気ディスク32に向
けてその垂線N方向と角度θ1、例えば約20゜を成す
方向から赤外線20を照射する赤外線発光ダイオード1
3と、磁気ディスク32表面から反射する赤外線を集光
する集光レンズ14と、その赤外線の方向を変える反射
鏡15と、4つのセル領域16A〜16Dを有しその夫
々が赤外線を受けてこれを電気信号に変換するフォトダ
イオードアレイから成る光電変換器16と、この出力が
夫々入力されるトラッキング信号演算部17及びタイミ
ング制御部18から成る制御部とを有する。
【0017】図2(a)及び(b)は夫々、図1に示し
た磁気ディスク32の一部を拡大して示す平面図及び断
面図である。同図において、磁気ディスク32の基板3
5は、例えばポリエチレンから構成され、その上面には
データトラック33と、光学トラック34とが交互に且
つ同心円状に配される。各データトラック33の表面は
磁気記録のための磁性層36で被覆されており、赤外線
が照射されたときに光の反射領域を構成する。データト
ラック33の幅は例えば10μm程度、光学トラック3
4の幅は例えば5μm程度である。データトラック33
及び光学トラック34の配置により、ヘッドのトラッキ
ング制御のための情報が得られる。
【0018】各光学トラック34には、クロック情報を
形成するために、光の非反射領域34Aと反射領域34
Bとが、所定の周期に従い交互に形成されている。非反
射領域34Aは、例えば、極めて浅い細溝の集合から成
る。クロック情報の記録波長(1周期当りの長さ)は、
磁気記録の1ビット当りの記録長の整数倍、例えば4倍
である。
【0019】上記のように構成した実施例の磁気記録媒
体及び記録/再生装置における書込み/読出し制御は以
下のように行われる。
【0020】光学ヘッド11では、磁気ディスク32か
ら反射され、光学トラック34に記録された光学情報を
含んだ赤外線20を、フォトダイオードアレイ16の各
セル領域16A〜16Dにて検出する。トラッキング信
号演算部17では、フォトダイオードアレイ16の各セ
ル領域の出力から、光学トラックの配置により定まるサ
ーボ信号を抽出し、このサーボ信号に基づいてヘッド位
置を制御するためのトラッキング制御信号を生成する。
【0021】トラッキング信号演算部17の出力は、図
示しないヘッド位置決め機構に入力される。ヘッド位置
決め機構は、このトラッキング制御信号に基づいて、ク
ローズドループ制御を行い、書込み/読出しのためにア
クセスすべきデータトラックのトラック中心上に、磁気
ヘッドの磁気ギャップを位置させる。
【0022】一方、タイミング制御部18は、フォトダ
イオードアレイ16の出力から、非反射領域34A及び
反射領域34Bから成るクロック情報からクロック信号
を抽出し、このクロック信号に基づいて、データの書込
み/読出しのタイミングを定める。
【0023】図3は、本発明の実施例の記録/再生装置
におけるタイミング制御部18を含む、磁気信号の書込
み/読出し回路のブロック図である。同図において、フ
ォトダイオードアレイ16で検出された光学信号は、周
波数成分としてノイズ成分及びクロック信号成分を含ん
でおり、まず、アンプ及びフィルタを含む前処理部41
に入力される。前処理部41では、光学信号からノイズ
成分が除かれると共にクロック情報に基づくパルス信号
が抽出される。
【0024】パルス信号は、次に逓倍回路42に送られ
て、磁気記録に適した繰返し周波数の信号に変換され
る。例えば光学トラックにおけるクロック情報の記録波
長が1.6μm、磁気記録の1ビット当りの記録長が
0.4μmのときには、読み出されたパルス信号を4逓
倍する。逓倍回路42は、例えば位相同期回路(PL
L)として構成され、その出力は遅延回路43に入力さ
れる。遅延回路43では、その入力に対して遅延時間が
与えられ、この遅延時間には、一定遅延時間成分及び可
変遅延時間成分が含まれる。遅延回路43の出力は、書
込み/読出し制御に使用されるクロック信号CPとな
る。
【0025】クロック信号CPは、記録すべきデータ及
びロード信号が入力される書込み用のシフトレジスタ4
4に与えられ、シフトレジスタ44によるデータ書込み
タイミングを定める。クロック信号CPは、また、イン
バータ45を経由して、読出しデータを出力するDフリ
ップフロップ50に与えられ、磁気記録媒体から読み出
された信号の出力タイミングを定める。図4(a)〜
(j)に、書込み時のデータ及び磁気記録媒体から抽出
されたクロック信号をはじめとして記録/再生時の各部
の信号波形及びデータを例示した。以下、図3及び4を
参照して書込み/読出しの制御について述べる。
【0026】データ記録時には、シフトレジスタ44
は、データロードを指令するロード信号に従い、システ
ムコンピュータから与えられる記録データ(図4
(a))を例えば8ビットづつロードする。シフトレジ
スタ44は、このデータをシリアル信号としてライトア
ンプ51に与える。このデータ供給は、媒体から読み出
されたクロック信号CP(同図(b))のタイミングに
従い、その各クロックパルスの立上りに同期して行われ
る。クロック信号CPは、例えば、同図に示したように
50%のデューティ比を有する。
【0027】ライトアンプ51は、書込み指令信号を成
すライトゲート信号が供給されており、この信号がアク
ティブであるときに、磁気ヘッドのコイル60に対して
書込み電流(図4(c))を供給する。これにより、磁
気ギャップは、データトラックに対し、書込みデータに
対応する磁化記録を行う(同図(d))。データトラッ
クの記録磁化は、記録されるデータの信号ビットが1の
とき及び0のときで方向が相互に異なる。
【0028】再生時には、トラックに記録された磁化に
より、図4(e)に示したごとき電圧信号が磁気ヘッド
のコイル60に誘起される。この再生信号は、リードア
ンプ52で増幅され、フィルタ回路46に入力されて平
滑化される。フィルタ回路46では、磁気ディスクの内
周部と外周部とで信号波形が同じとなるように、フィル
タ制御信号によりカットオフ周波数を調整するフィルタ
特性の制御が行われる。フィルタ回路46の出力は、極
大及び極小検出回路47及び48に与えられ、再生信号
の極大及び極小の検出が行われる。
【0029】極大及び極小検出回路47及び48の出力
(同図(f)及び(g))は夫々、R/Sフリップフロ
ップ49のセット入力S及びリセット入力Rに与えられ
る。なお、極大及び極小検出回路47及び48は、例え
ば、入力を微分してそのゼロクロス点を検出する回路、
或いは積分回路等として構成できる。R/Sフリップフ
ロップ49の出力には、書き込まれたデータに対応する
信号(図4(h))が得られる。
【0030】R/Sフリップフロップ49の出力は、ク
ロック信号CPと同期しており、そのまま記録/再生装
置の再生出力信号として用いることが出来る。しかし、
この実施例では、エラーレートをできるだけ小さくする
ため、より記録信号に近い再生信号波形を得ることとし
ている。即ち、R/Sフリップフロップ49の出力を、
Dフリップフロップ50に入力し、Dフリップフロップ
50のクロック入力によりサンプリングする構成を採用
する。
【0031】Dフリップフロップ50は、クロック信号
CPのパルス立上がり時点で変化するR/Sフリップフ
ロップ49の出力を、再生信号を検出するのに最も適し
た時点である、連続する2つのクロックパルスの立上り
の中間点、即ちクロックパルスの立下り時点でサンプリ
ングする。このため、Dフリップフロップ50における
サンプリングでは、クロック信号CPの反転信号が使用
される。Dフリップフロップ50の出力信号及びそのビ
ット表示が、図5(i)及び(j)に示されている。
【0032】遅延回路における一定遅延時間成分は、個
々の記録/再生装置毎に設定される。一般に、磁気ギャ
ップによる磁気記録の書込み/読出し位置と、光学ヘッ
ドによる光学情報の読出し位置との間には、個々の記録
/再生装置毎に異なる微妙なずれが生ずるので、この一
定遅延時間成分により、各記録/再生装置毎に一定の補
正を行う。かかる目的のために、例えば、データと光学
情報とが位置ずれなく記録された標準ディスクを用意
し、個々の記録/再生装置の調整時にこの標準ディスク
からデータ及びクロック信号の双方を再生する。
【0033】再生された双方の信号において、クロック
信号のタイミングとデータ再生信号の変化するタイミン
グとが一致するように遅延回路の定数を調整する。この
定数は、例えば、記録/再生装置の出荷時に個々の記録
/再生装置のROMに書き込まれ、調整時以外の再生
時、即ち通常の再生時にROMから読み出されて、クロ
ック信号に一定の遅延時間成分を与える。
【0034】通常の再生時には、遅延回路は、遅延制御
信号で制御されて、クロック信号に対して更に可変遅延
時間成分から成る遅延を微調整分として与える。この可
変遅延時間成分は、例えば図5に示した回路により得ら
れる。同図において、立下り検出回路53は、クロック
信号CPの立下りを検出しており、積分回路54は一定
値を時間積分する回路である。積分回路54は、立下り
検出回路53の出力がリセット入力Rに入力されてお
り、クロック信号CPのパルス立下りの都度リセットさ
れる。
【0035】積分回路54の出力は、図示の如くリセッ
ト時点から立ち上がる鋸歯状波であり、サンプルホール
ド回路55において、前述の極大及び極小検出回路47
及び48の各検出パルス信号が入力されたOR回路58
の出力によりサンプリングされる。サンプルホールド回
路55の出力は、ローパスフィルタ56により高周波成
分がカットされ、遅延制御信号として図3の遅延回路4
3に与えられる。
【0036】一般に、理想的な状態では、データの再生
信号はクロック信号の立上りで得られる。この場合、ク
ロック信号のデューティ比を50%とすると、図5のサ
ンプルホールド回路55の出力は、鋸歯状波の波高値の
1/2の波高値として得られる。サンプルホールド回路
55の出力が、鋸歯状波の1/2の波高値と異なる場合
には、クロックパルスの立上りと再生信号の変化タイミ
ングとが整合しておらず、従ってクロック信号に与えら
れた遅延時間が適当でないことを意味する。
【0037】そこで、サンプルホールド回路55の出力
を遅延回路43に与え、遅延時間をフィードバック制御
することにより、クロック信号と再生信号とのタイミン
グを整合させる。この構成により、常に再生信号とのタ
イミングが適切なクロック信号を得ることが出来る。な
お、サンプルホールド回路55の出力をローパスフィル
タ56で平滑化するのは、読み出された再生信号におけ
るピークシフトの影響を避けるためである。
【0038】上記実施例の構成によると、データにクロ
ック信号を含める必要がないので、磁気記録媒体の各ト
ラックのビット記録容量を高めることが出来る。一方、
記録/再生装置においては、ウインドウマージンの低下
が生じないので、ピークシフトによる読み誤りの可能性
が小さく、信頼性の高い再生が可能である。また、磁気
信号とクロック信号とを合成する必要がないため、記録
/再生装置の回路構成が簡素になる利点もある。
【0039】上記実施例では、遅延回路の遅延時間制御
により、クロック信号を再生データの変化のタイミング
に整合させる構成を採用したので、記録/再生装置の経
時変化等に起因するビット読誤りの可能性を特に低くす
ることが出来、データ再生時における信頼性が向上す
る。
【0040】なお、上記実施例では光学情報が光サーボ
情報を含むとした本発明の好適な実施例を示したが、本
発明に係わる磁気記録媒体及びその記録/再生装置とし
ては、必ずしも光サーボ情報を有し又はこれを利用する
ことをその必須の構成とするものではない。また、これ
とは別に、光学情報がクロック情報及びサーボ情報の他
に別の情報、例えば、媒体識別コード、トラック番号及
びセクタ番号等の情報を含むとする構成も採用できる。
この場合、これらの情報は、例えば、クロック信号等と
は別の周波数成分として光学信号中に含まれ、タイミン
グ制御部の前処理部で分離される。
【0041】更に、上記実施例の光学トラックの構成、
記録/再生装置における回路構成は夫々単に例示であ
り、これに代えて種々の構成が採用できる。例えば磁気
ディスクにおける各トラックの光の反射領域及び非反射
領域或いは低反射領域の構成に代えて、各トラックを光
の透過領域及び非透過領域或いは低透過領域とすること
ができる。また、光学情報をデータトラック上に記録す
ることもできる。この場合、例えば、データトラックの
磁性層上に光の反射率が相互に異なる2種類の被覆を設
ける。
【0042】本発明の磁気記録媒体は、フロッピーディ
スクに限らず、例えばハードディスク装置の磁気ディス
クとして構成することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、磁
気記録にクロック信号を含める必要がないため、ウイン
ドウマージンを低下させることなく、磁気記録媒体のビ
ット記録密度の高密度化が可能となり、また、記録/再
生装置の回路構成が簡素になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の磁気記録媒体を成すフロ
ッピーディスク及びその記録/再生装置のヘッドを模式
的に示す斜視図。
【図2】 (a)及び(b)は夫々、図1のフロッピー
ディスクの一部を拡大して示す平面図及び断面図。
【図3】 図1のタイミング制御部を含む書込み/読出
し回路の構成を例示するブロック図。
【図4】 (a)〜(j)は夫々、図3における各部の
信号波形及びデータ構成を例示するグラフ及び表。
【図5】 遅延回路のための遅延制御信号を生成する回
路を例示するブロック図。
【符号の説明】
10:記録/再生ヘッド 11:光学ヘッド 13:発光ダイオード 16:フォトダイオードアレイ 17:トラッキング信号演算部 18:タイミング制御部 19:磁気ヘッド 20:赤外線 30:フロッピーディスク 32:磁気ディスク 33:データトラック 34:光学トラック 34A:非反射領域 34B:反射領域
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 図2(a)及び(b)は夫々、図1に示
した磁気ディスク32の一部を拡大して示す平面図及び
断面図である。同図において、磁気ディスク32の基板
35は、例えばポリエチレンテレフタレートから構成さ
れ、その上面にはデータトラック33と、光学トラック
34とが交互に且つ同心円状に配される。各データトラ
ック33の表面は磁気記録のための磁性層36で被覆さ
れており、赤外線が照射されたときに光の反射領域を構
成する。データトラック33の幅は例えば10μm程
度、光学トラック34の幅は例えば5μm程度である。
データトラック33及び光学トラック34の配置によ
り、ヘッドのトラッキング制御のための情報が得られ
る。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 図2(a)及び(b)は夫々、図1に示
した磁気ディスク32の一部を拡大して示す平面図及び
断面図である。同図において、磁気ディスク32の基板
35は、例えばポリエチレンテレフタレートから構成さ
れ、その上面にはデータトラック33と、光学トラック
34とが交互に且つ同心円状に配される。各データトラ
ック33の表面は磁気記録のための磁性層36で被覆さ
れており、赤外線が照射されたときに光の反射領域を構
成する。データトラック33の幅は例えば10μm程
度、光学トラック34の幅は例えば5μm程度である。
データトラック33及び光学トラック34の配置によ
り、ヘッドのトラッキング制御のための情報が得られ
る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的に読出しが可能な光学情報が記録
    されており、データの書込み/読出しが磁気的に行われ
    る磁気記録媒体において、 前記光学情報が、前記書込み/読出しのタイミングに使
    用されるクロック信号が抽出されるクロック情報を含む
    ことを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記光学情報が更に、前記書込み/読出
    しのためのトラッキング制御に使用されるサーボ信号が
    抽出されるサーボ情報を含むことを特徴とする請求項1
    に記載の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 クロック信号が抽出されるクロック情報
    を少なくとも含み光学的に読出しが可能な光学情報が記
    録されており、データの書込み/読出しが磁気的に行わ
    れる磁気記録媒体のための記録/再生装置であって、 前記クロック情報から抽出されるクロック信号のタイミ
    ングに基づいて前記書込み/読出しを行う制御部を有す
    ることを特徴とする記録/再生装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部が、前記磁気記録媒体から読
    み出された磁気信号及びクロック信号のタイミングを整
    合させる遅延手段を備えることを特徴とする請求項3に
    記載の記録/再生装置。
  5. 【請求項5】 前記遅延手段による遅延時間が、記録/
    再生装置の特性に基づいて設定された一定遅延時間成分
    を有することを特徴とする請求項4に記載の記録/再生
    装置。
  6. 【請求項6】 前記遅延手段による遅延時間が、前記磁
    気記録媒体から読み出された前記磁気信号と前記クロッ
    ク信号とのタイミング差に基づいて可変に設定される可
    変遅延時間成分を有することを特徴とする請求項4又は
    5に記載の記録/再生装置。
  7. 【請求項7】 データの書込み/読出しが磁気的に行わ
    れる磁気記録媒体の信号の記録/再生方法において、 クロック信号が抽出されるクロック情報を少なくとも含
    み光学的に読出しが可能な光学情報を前記磁気記録媒体
    に記録し、 前記クロック情報から抽出されたクロック信号のタイミ
    ングに基づいて前記データの書込み/読出しを行うこと
    を特徴とする記録/再生方法。
  8. 【請求項8】 前記光学情報が更にサーボ情報を含んで
    おり、前記データの書込み/読出しの際に、前記サーボ
    情報から抽出されるサーボ信号に基づいてトラッキング
    制御を行うことを特徴とする請求項7に記載の記録/再
    生方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100440807B1 (ko) * 1997-09-23 2004-09-18 삼성전자주식회사 하드 디스크 드라이브에서의 클럭신호 기록, 독출 장치 및방법과 그를 위한 구조의 디스크
JP2008130187A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Samsung Electronics Co Ltd 磁気記録装置および磁気記録方法
US7796353B2 (en) 2008-10-09 2010-09-14 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Patterned-media magnetic recording disk with optical contrast enhancement and disk drive using optical contrast for write synchronization
US7852587B2 (en) 2008-09-11 2010-12-14 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Thermal assisted recording (TAR) disk drive capable of controlling the write pulses

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