JPH06208253A - トナー組成物 - Google Patents

トナー組成物

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JPH06208253A
JPH06208253A JP5151782A JP15178293A JPH06208253A JP H06208253 A JPH06208253 A JP H06208253A JP 5151782 A JP5151782 A JP 5151782A JP 15178293 A JP15178293 A JP 15178293A JP H06208253 A JPH06208253 A JP H06208253A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 改良されたLC50値を示し、環境に優しく、
かつ非常に優れた電気特性を有するトナー及び現像液の
組成物を提供する。 【構成】 スチレン−n−ブチルメタクリレート共重合
体のようなトナー樹脂と、約0.35重量%から約0.
65重量%の少なくとも一種類のセチルピリジニウムク
ロライドのようなピリジニウム化合物又はその水和物
と、約1重量%から約2重量%の少なくとも一種類のジ
ステアリルジメチルアンモニウムサルフェートのような
四置換アンモニウム塩とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトナー及び現像液の組成
物と、画像形成方法に関する。より詳細には本発明は環
境に優しく、優れた電気特性を有する電荷増強添加剤の
組み合わせを含むトナー及び現像液の組成物に関する。
また本発明は、約0.35重量%から約0.65重量%
のピリジニウム化合物またはその水和物及び約1重量%
から約2重量%の四置換アンモニウム塩を含むトナーに
関し、任意的にキャリヤに関連し、それと共に画像現像
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多くのトナー及び現像液の組成物は、現
在ゼログラフィック技術に使用されている。しかし、こ
れらの組成物の多くは環境危険、特に水中環境の危険を
起こすおそれがある。アルキルピリジニウム化合物、特
に純粋なセチルピリジニウムクロライド(純度99%以
上)と、7%のPVファーストブルー顔料と2%の3,
5−ジアルキルサリチル酸のアルミニウム化合物と0.
5%のセチルピリジニウムクロライドと90.5%のス
チレン−ブタジエン共重合体とを含む3,5−ジアルキ
ルサリチル酸/CPC(セチルピリジニウムクロライ
ド)のアルミニウム化合物のような多くのトナー及び現
像液の組成物成分と、米国特許第4,298,672
号、第5,114,821号、第4,752,550
号、第5,151,338号に開示されている組成物と
は、環境中で、好ましくないレベルに終わるおそれがあ
る。このレベルは、水で洗い流すときにトナーから除去
される可溶なアルキルピリジニウムクロライドの量であ
る水で抽出可能なアルキルピリジニウムレベルに関係す
ると信じられている。
【0003】カリフォルニアのように、アメリカ合衆国
の幾つかの州は、使用後のゼログラフィックトナーのよ
うに埋め立て処理に指定されている材料の処理に厳しい
規制を課している。そのような材料が非危険物として分
類されるためには、急性致死評価試験に合格しなければ
ならない。2%のCPCを含む現行のトナーの多くは、
約68mg/リットルと同等のLC50(人口の50%の
致死濃度)を有しており、現在あるいは近いうちに、幾
つかのヨーロッパの国々同様幾つかの州で要求される厳
重なレベルには合致しないおそれがある。結果として、
そのようなトナーの使用者は不便でコストのかかる廃物
処理の事態に直面するおそれがある。
【0004】さらに、アルキルピリジニウム電荷増強添
加剤を有する正帯電トナー組成物は、ビトン(Vito
n)塗布した定着ロール(fuzer roll)を使
用する画像形成システムのような静電複写画像形成シス
テムに有益であるが、そのような電荷増強添加剤は、ビ
トン定着ロール上に含まれるポリマーと反応し、ロール
の分解を生ずるおそれがある。
【0005】静電複写コピー機に使用できるようなビト
ン定着ロールは酸化鉛、デュポン(du Pont)ビ
トンE−430樹脂、及びフッ化ビニリデン−ヘキサフ
ルオロプロピレン共重合体から作られる軟らかいロール
を備えている。優れた画像品質はそのようなビトン定着
ロールを用いて得られる。しかし、四置換アンモニウム
塩や、セチルピリジニウムクロライドのようなアルキル
ピリジニウム化合物のようなある特殊な電荷制御添加剤
は、そのようなビトン定着ロールのビトンと反応するよ
うに思われる。例えば、セチルピリジニウムクロライド
は、定着ロールに含まれている酸化鉛によって接触分解
し、不飽和のビトンE−430材料と重合及び縮合する
不飽和化合物を作るように思われる。その結果、ビトン
定着ロールは黒変し、現像複式表面はひび割れ、表面が
硬化し、画像品質の低下に帰する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記電荷増強添加剤を
含むトナー組成物は、電荷発生層及び電荷輸送層を備え
る積層光反応性画像形成装置上に形成される画像の現像
を引き起こすのに有用である。これらの装置は、通常セ
レン光受容体を用いることでおこる正というよりはむし
ろ負に帯電している。従って光受容体表面上に得られる
静電潜像にトナー粒子が適当に引きつけられるよう正に
帯電しているトナー組成物が要求される。これらのこと
から、正に帯電したトナーを含む現像液組成物を得るた
めの努力がされてきた。多くの電荷制御添加剤がこの目
的用に知られている一方、新しい添加剤が必要とされ続
けている。特に、ビトンタイプの定着ロールと相互作用
しない添加剤が必要とされ続けている。さらに高速混練
帯電特性を有する正に帯電したトナー及び現像液の組成
物が必要とされ続けている。この特性はゼログラフィッ
ク現像液に入れたときに、帯電していないトナーが素早
く電荷を得ることを可能にする。さらにまた、経済的に
製造できる新しい電荷増強添加剤が必要とされ続けてい
る。加えて、実質的に無毒の電荷増強添加剤や、トナー
樹脂粒子中に容易かつ不変的に分散させることのできる
電荷増強添加剤が必要とされている。また、押出トナー
法により好ましい帯電安定性が得られるトナー組成物が
必要とされている。
【0007】ジメチルジステアリルアンモニウムメチル
サルフェートとジメチルジステアリルアンモニウムバイ
サルフェートと米国特許第4,560,635に記載さ
れているものとの混合物を含むトナー及び現像液の組成
物のようにアルキルピリジニウム化合物を使用しないト
ナー組成物を使用することによって、このような問題を
改善する試みがされているが、アルキルピリジニウム化
合物を使用することの利点が犠牲になっている。アルキ
ルピリジニウム化合物は、トナーの寿命を通して可能な
限り広い濃度範囲(典型的には約1から4重量%)で、
10-12 ohm−cm以上の許容レベルで存在する導電
率を有するトナーに使用される。この特性は、アルキル
ピリジニウム化合物、特にハロゲン化アルキルピリジニ
ウム化合物を含むトナーの独特の特性であると考えられ
ている。このことは、環境条件や標準のトナーの変化が
ゼログラフィック機内での摩擦の変動や相当するトナー
濃度の変動に帰するため、重要である。
【0008】アルキルピリジニウム化合物を含むトナー
及び現像液の組成物の利点を有するが、欠点を有しない
改良されたトナー及び現像液の組成物が必要とされてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係るトナー組成物は、トナー樹脂と、約0.35重量
%から約0.65重量%の少なくとも一種類のピリジニ
ウム化合物又はその水和物と、約1重量%から約2重量
%の少なくとも一種類の四置換アンモニウム塩と、を含
むことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明において、ピリジニウム化合物又はその水和物
が下記一般式(I)又は一般式(II)を有することを
特徴とする。
【0011】
【化3】
【0012】
【化4】
【0013】式中、Rは炭素原子数8から22を含む炭
化水素基であり、及びA- は塩化物、臭化物、フッ化
物、ヨウ化物、硫酸塩、スルホン酸塩、硝酸塩又はホウ
酸塩を含む。本発明は約0.35重量%から約0.65
重量%の、好ましくは約0.40重量%から約0.60
重量%の少なくとも一種類のピリジニウム化合物又はそ
の水和物及び約1重量%から約2重量%の、好ましくは
約1.3重量%から約1.8重量%の少なくとも一種類
の四置換アンモニウム塩を含むトナー組成物に関する。
これらのトナー組成物は、約500mg/リットルから
約1000mg/リットル、典型的には約700mg/
リットルから約750mg/リットルのLC50を有して
おり、環境的に優しい。本発明のトナー組成物は約10
-7から約10-1 2 ohm−cmの、好ましくは約10-7
から約10-10 ohm−cmの導電率の範囲を有してい
る。これらの導電率の範囲はトナー組成物の寿命を通し
て許容レベルで存在する。これらの配合物は、約2重量
%のセチルピリジニウムクロライドと約6重量%のカー
ボンブラックと約92重量%のスチレン−n−ブチルメ
タクリレート共重合体を含む配合物のような総計約30
0,000部のコピーを保証されているアルキルピリジ
ニウム化合物を含む他の配合物と同等あるいはそれ以上
の性能を有し、1分間に90部、総計約500,000
部のコピーを生産することができる複写機に挿入するこ
とができる。さらに本発明のトナー組成物は、定着ロー
ルに及ぼすこれらのトナー組成物の前記効果が、電荷増
強添加剤のようなものを含む他のトナー組成物に比較し
て相当に減少されるので、ビトン定着ロールに一層適合
する。
【0014】本発明の実施に使用することができる好ま
しいピリジニウム化合物又は水和物は前記一般式(I)
又は一般式(II)を有する。ここで、A- はアニオン
であり、例えば、塩素、臭素、ヨウ素及びフッ素のよう
なハロゲン化物、硫酸塩、スルホン酸塩、硝酸塩、ホウ
酸塩から選ぶことができる。Rは炭素原子数8から2
2、好ましくは炭素原子数12から18を含む炭化水素
基である。そのような炭化水素基の例には、オクチル、
ノニル、ミリスチル、セチル、オレイル、ペンタデシ
ル、ヘプタデシル及びオクタデシルが含まれる。
【0015】本発明に有用なアルキルピリジニウム化合
物の例には、セチルピリジニウムクロライド、ヘプタデ
シルピリジニウムブロマイド、オクタデシルピリジニウ
ムクロライド、ミリスチルピリジニウムクロライド等及
びこれらの水和物が含まれるがこれに限定されない。こ
の発明に使用される2番目の電荷増強添加剤は少なくと
も一種類の四置換アンモニウム塩である。これらには、
硫酸4級アンモニウムが含まれるがこれに限定されな
い。使用することができる硫酸4級アンモニウムの例に
は、ジステアリルジメチルアンモニウムメチルサルフェ
ート及びベヘニルトリメチルアンモニウムメチルサルフ
ェートが含まれるが、これに限定されない。これらの四
置換アンモニウム塩は物質の既知組成物であり、従来技
術においてどんな適当な方法によっても製造することが
できる。そのような一つの方法が米国特許第4,56
0,635号に開示されており、その開示の全体は援用
して本明細書の一部としている。
【0016】他の適当な四置換アンモニウム塩には、化
学式R'2N+ R"2 X - で表すことができるテトラアルキル
アンモニウムバイサルフェートが含まれるが、これに限
定されない。ここでR’は、炭素原子数1から30、好
ましくは炭素原子数1から20を有するアルキルであ
り、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシ
ル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ステアリル
等がある。R”は、炭素原子数1から10、好ましくは
炭素原子数1から8を有するアルキルであり、例えばメ
チル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル等がある。X- は硫酸水素塩のアニオン
(HSO4 - )である。
【0017】他の適当な電荷増強添加剤には化学式R'2N
+ R"2 X - で表されるテトラアルキルアンモニウムスル
ホネートが含まれる。ここでR’は、炭素原子数1から
30、好ましくは炭素原子数1から20を有するアルキ
ルであり、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、
ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ステ
アリル等がある。R”は、炭素原子数1から10、好ま
しくは炭素原子数1から8を有するアルキルであり、例
えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、ヘ
プチル、オクチル等がある。X- は、スルホン酸から誘
導されるアニオン(RSO3 - )である。アニオンの例に
は、CH3SO3 - 、CF3SO3 - 、RSO3 -が含まれる。ここでR
は、例えば少なくとも2の炭素原子を含むアルキルかパ
ーフルオロアルキル等である。
【0018】他の適当な電荷増強添加剤には、テトラア
ルキルアンモニウムハライドが含まれ、上記化学式のX
- は塩素、臭素、フッ素又はヨウ素から誘導されるイオ
ンである。特殊な硫酸水素塩電荷増強添加剤の例には、
テトラアルキルアンモニウムバイサルフェートが含まれ
るが、これに限定されない。テトラアルキルアンモニウ
ムバイサルフェートには、例えばジステアリルジメチル
アンモニウムバイサルフェート、メチルアンモニウムバ
イサルフェート、テトラエチルアンモニウムバイサルフ
ェート、テトラブチルアンモニウムバイサルフェート、
ジオクチルジメチルアンモニウムバイサルフェート、ジ
ドデシルジメチルアンモニウムバイサルフェート、ジヘ
キサデシルジメチルアンモニウムバイサルフェート、ジ
ステアリルメチルハイドロゲンアンモニウムバイサルフ
ェート等があり、ジステアリルメチルハイドロゲンアン
モニウムバイサルフェートが好ましい。テトラアルキル
アンモニウムスルホネート電荷増強添加剤の例には、ジ
ステアリルジメチルアンモニウムメチルスルホネート、
トリフルオロメチルスルホネート、テトラメチルアンモ
ニウムメチルスルホネート、テトラメチルアンモニウム
トリフルオロメチルスルホネート、テトラブチルアンモ
ニウムメチルスルホネート、テトラブチルアンモニウム
トリフルオロメチルスルホネート、ジオクチルジメチル
アンモニウムメチルスルホネート、ジオクチルジメチル
アンモニウムトリフルオロメチルスルホネート、ジドデ
シルジメチルアンモニウムメチルスルホネート、ジドデ
シルジメチルアンモニウムトリフルオロメチルスルホネ
ート、ジヘキサデシルジメチルアンモニウムメチルスル
ホネート、ジヘキサデシルジメチルアンモニウムトリフ
ルオロメチルスルホネート、ジステアリルジメチルアン
モニウムトリフルオロメチルスルホネート等が含まれる
がこれに限定されない。又、ジステアリルジメチルアン
モニウムトリフルオロメチルスルホネートが好ましい。
テトラアルキルアンモニウムハライドの例には、ジステ
アリルジメチルアンモニウムクロライドやジステアリル
ジメチルアンモニウムブロマイドが含まれるがこれに限
定されない。
【0019】テトラアルキルアンモニウムバイサルフェ
ート、テトラアルキルアンモニウムアルキルスルホネー
ト及びテトラアルキルアンモニウムハライドは従来技術
において既知のどんな適当な方法によっても製造するこ
とができる。本発明のトナー及び現像液の組成物は、多
くの既知の方法で製造することができる。トナー組成物
は、スチレン−ブタジエン共重合体のような樹脂と、マ
グネタイト、カーボンブラック、又はそれらの混合物の
ような顔料粒子のような任意の着色剤と前出の電荷増強
添加剤の混合物とを、ワーナー アンド プフライデラ
ー(Werner & Pfleiderer)から入
手できるZSK53のようなトナー押出装置内で混練、
加熱し、形成されたトナー組成物を装置から取り出すよ
うな方法で製造することも可能である。冷却後、コール
ターカウンタ(Coulter Counter)によ
って決定されるメジアン体積径が約25ミクロン未満、
好ましくは約8から約13ミクロンのトナー粒子を得る
目的で、トナー組成物は例えばスターテバント(Stu
rtevant)粉砕機を利用して粉砕される。その
後、メジアン体積径が約4ミクロン未満の細かいトナー
粒子を除去する目的で、トナー組成物は例えばドナルド
ソンモデル(Donaldson Model)B分級
機を利用して分級される。
【0020】現像液組成物は、適当なキャリヤ成分及び
他の適当な成分と一緒にトナー組成物を押出溶融混練
し、引き続き機械的縮小(粉砕)及び分級することによ
り製造される。他の方法には、噴霧乾燥、溶融分散、押
出方法、分散重合、懸濁重合のような従来技術において
よく知られた方法が含まれる。本発明のトナー及び現像
液の組成物に選択される適当なトナー樹脂の例には、ポ
リアミド、ポリオレフイン、スチレン−アクリレート共
重合体、スチレン−メタクリレート共重合体、スチレン
−ブタジエン共重合体、架橋スチレンポリマー、エポキ
シ、ポリウレタン、ビニルモノマーのホモポリマー及び
2以上のビニルモノマーの共重合体を含むビニル樹脂、
及びジカルボン酸とジフエノールを含むジオールのエス
テル重合生成物が含まれる。ビニルモノマーには、スチ
レンや、p−クロロ−スチレンや、エチレン、プロピレ
ン、ブチレン、イソブチレン等のような不飽和モノオレ
フィンや、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート、
ビニルブチレートのような不飽和モノオレフインや、メ
チルアクリレート、エチルアクリレート、n−ブチルア
クリレート、イソブチルアクリレート、ドデシルアクリ
レート、n−オクチルアクリレート、フエニルアクリレ
ート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、
ブチルメタクリレートを含むモノカルボン酸のエステル
のようなビニルエステルや、アクリロニトリル、メタク
リロニトリル、アクリルアミド、それらの混合物や、同
等物や、約75から約95重量%のスチレン含量を有す
るスチレン−ブタジエン共重合体が含まれる。加えて、
前出のモノマーのポリマー、共重合体、ホモポリマーを
含む架橋樹脂を選択することができる。一般に、トナー
組成物の樹脂含量は、組成物の約80から約95重量%
であり、約85から約92重量%であることが好まし
い。
【0021】特殊なトナー樹脂の例には、ジカルボン酸
及びジフエノールを含むジオールのエステル化生成物が
ある。これらの樹脂は、米国特許第3,590,000
に説明されており、その開示の全体は援用して本明細書
の一部としている。他の特殊なトナー樹脂には、スチレ
ン−メタクリレート共重合体、スチレン−ブタジエン共
重合体、プリオライト(Pliolites)、米国特
許第4,558,108に記載されているスチレン−ブ
タジエンの懸濁重合体、ビスフエノールAとプロピレン
オキシドとを反応させ、その後その反応生成物をフマル
酸と反応させて得られるポリエステル樹脂、ジメチルテ
レフタレートと1,3−ブタンジオール、1,2−プロ
パンジオール、ペンタエリトリトールとの反応の結果で
ある分岐を有するポリエステル樹脂、スチレン−アクリ
レート共重合体及びそれらの混合物が含まれる。なお、
米国特許第4,558,108の開示の全体は援用して
本明細書の一部としている。
【0022】ポリエチレン、ポリプロピレン、ユニリン
(UNILINTM)ヒドロキシアルコールのように約
1,000から約6,000の分子量を有するワックス
及びパラフィンワックスは定着ロールの離型剤としてト
ナー組成物中あるいはトナー組成物上に含ませることが
できる。低分子量のワックス材料は本発明のトナー組成
物中に種々の量で存在することができるが、一般にこれ
らのワックスはトナー組成物の約1重量%から約10重
量%の量で存在しており、約3重量%から約6重量%の
量であることが好ましい。
【0023】多数のよく知られた適当な顔料または染料
をトナー粒子の着色剤として選択することができ、例え
ば、リーガル(Regal)(登録商標)330のよう
なカーボンブラック、ニグロシン染料、アニリンブル
ー、マグネタイトやそれらの混合物が含まれる。着色剤
はトナー組成物を高度に着色するのに充分な量で存在す
ることが好ましい。一般に、顔料粒子はトナー組成物の
総重量を基礎として約1重量%から約15重量%の量で
存在しており、約4重量%から約6重量%の量であるこ
とが好ましい。
【0024】顔料粒子がマグネタイトを含む場合は、い
くつかの実例で1成分トナーが可能であり、そのマグネ
タイトとしては、マピコブラック(Mapico Bl
ack)として市販されている酸化鉄を含む酸化鉄の混
合物(FeO ・Fe2O3 )であるのが好ましい。そのような
粒子はそのようなトナー組成物中に約10重量%から約
30重量%の量で存在することが好ましく、特に約10
重量%から約15重量%の量であることが好ましい。
【0025】トナー樹脂粒子と、ここで説明された電荷
増強添加剤の組み合わせと、顔料又は着色剤として赤、
青、緑、茶、マゼンタ、シアン及び/又はイエロー粒
子、その混合物とを含む着色されたトナー組成物が、本
発明の範囲に含まれる。顔料として選択することができ
るマゼンタ材料の例には、例えば、CI 60710と
してカラーインデックスで識別される2,9−ジメチル
−置換キナクリドン及びアントラキノン染料、CIディ
スパーストレッド(Dispersed Red)1
5、CI 26050としてカラーインデックスで識別
されるジアゾ染料、CIソルベントレッド(Solve
nt Red)19等が含まれる。顔料として用いるこ
とができるシアン材料の例には、銅 テトラ−4−(オ
クタデシルスルホンアミド)フタロシアニン、CI 7
4160としてカラーインデックスに記録されているX
−銅フタロシアニン顔料、CIピグメントブルー(Pi
gment Blue)、CI 69810としてカラ
ーインデックスで識別されるアントラセンブルー(An
thracene Blue)、スペシャルブルー(S
pecial Blue)Xー2137等が含まれる。
選択することができるイエロー顔料の例には、ジアリー
リド(diarylide) イエロー 3,3−ジク
ロロベンジデン アセトアセトアニリド、CI 127
00としてカラーインデクッスで識別されるモノアゾ顔
料、CIソルベントイエロー(Solvent Yel
low)16、フォロンイエロー(Foron Yel
low)SE/GLNとしてカラーインデクッスで識別
されるニトルフェニルアミンスルホンアミド、CIディ
スパーストイエロー(Dispersed Yello
w)33、2,5−ジメトキシ−4−スルホンアニリド
フェニルアゾ−4’−クロロ−2,5−ジメトキシア
セトアセトアニリド、パーマネントイエロー(Perm
anent Yellow)FGLが含まれる。前出の
顔料は種々の適当な有効量でトナー組成物に組み入れる
ことができる。
【0026】添加剤は通常トナー粒子の表面上に存在す
るが、トナー粒子中に混練してもよく、流出補助添加剤
を含む外添剤粒子も、本発明のトナー組成物と混練する
ことができる。これらの添加剤の例には、アエロシル
(Aerosil)のようなコロイダルシリカ、金属塩
及びステアリン酸亜鉛、酸化アルミニウム、酸化セリウ
ム、及びそれらの混合物を含む脂肪酸の金属塩が含まれ
る。そのような添加剤は一般に約0.1重量%から約5
重量%の量で存在しており、約0.1重量%から約1重
量%の量であることが好ましい。前出の添加剤のいくつ
かは、米国特許第3,590,000号及び第3,80
0,588に記載されており、その開示の全体は援用し
て本明細書の一部としている。
【0027】現像液組成物を配合するため、キャリヤ成
分、特に摩擦電気的にトナー組成物の極性と反対の極性
をとることのできるキャリヤ成分をトナー粒子と混合し
てもよい。従って、本発明では正に帯電しているトナー
粒子を付着できる負極性のキャリヤ粒子を選択すること
ができる。キャリヤ粒子の例には、鉄粉、鋼鉄、ニッケ
ル、鉄フェライト、銅亜鉛フェライト等が含まれる。さ
らに、キャリヤ粒子として米国特許第3,847,60
4号に記載されているニッケルベリー(berry)キ
ャリヤを選択することができ、その開示の全体は援用し
て本明細書の一部としている。選択されたキャリヤ粒子
はコーティングされ、あるいはコーティングなしで使用
することができる。コーティングには一般に米国特許第
3,526,533号及び第3,467,634号に記
載されているスチレンとメチルメタクリレートとトリエ
トキシシランのようなシランとの三元共重合体と、ポリ
メチルメタクリレートと、従来技術において他の既知の
コーティング等が含まれる。上記米国特許第3,52
6,533号及び第3,467,634号の開示の全体
は援用して本明細書の一部としている。キャリヤ粒子に
はカーボンブラックのような導電性物質を約0.1重量
%から約3重量%有するコーテイングを含ませることが
できる。使用可能な他のポリマーコーティングは米国特
許第4,937,166号及び第4,935,326号
に記載されているものを含むが、これに限定されない。
米国特許第4,937,166号及び第4,935,3
26号の開示の全体は援用して本明細書の一部としてお
り、例えば、キナル(Kynar)及びポリメチルメタ
クリレートの混合物(40/60)が含まれる。コーテ
ィングの重量は約0.05から約2重量%に変化させる
ことができ、約0.1から約1.0重量%であることが
好ましい。
【0028】さらに、キャリヤ粒子は形状が球形である
ことが好ましく、その直径は一般に約50ミクロンから
約1,000ミクロンであり、これによりキャリヤ粒子
は、現像の間キャリヤ粒子が静電画像に付着するのを避
けるのに充分な密度と不活性とを有することができる。
キャリヤ成分はトナー組成物と、キャリヤとトナーの重
量割合が約100対約1から5であるような種々の適当
な組み合わせで混合することができる。
【0029】本発明のトナー及び現像液の組成物は、内
部に伝統的な光受容体を含む静電複写画像形成装置用と
して選択することができる。従って本発明のトナー及び
現像液の組成物は米国特許第4,265,990に記載
されているような積層光受容体と共に使用することがで
きる。この米国特許第4,265,990の開示の全体
は援用して本明細書の一部としている。画像形成及び印
刷方法に選択できる無機光受容体の例には、セレンと、
セレン・ヒ素やセレン・テルリウム等のようなセレン合
金と、ハロゲンドープセレン物質と、ハロゲンドープセ
レン合金を含む光受容体が含まれる。他の同様の光受容
体を選択することもできる。
【0030】本発明に有用な有機光反応性装置には、ポ
リビニルカルバゾール 4−ジメチルアミノベンジリデ
ン、ベンズヒドラジド、2−ベンジリデン−アミノ−カ
ルバゾール、4−ジメチルアミノ−ベンジリデン、(2
−ニトロベンジリデン)−p−ブロモアニリン、2,4
−ジフェニル−キナゾリン、1,2,4−トリアジン、
1,5−ジフェニル−3−メチルピラゾリン、2−
(4’−ジメチル−アミノフェニル)ベンゾアゾール、
3−アミノ−カルバゾール、ポリビニルカルバゾール−
トリニトロフルオレノン電荷輸送錯体及びその混合物を
含む感光装置が含まれる。
【0031】本発明のトナー組成物は、電荷スペクトロ
グラフにより決定される1ミクロン当たり約0.1から
約2フェムトクーロンの摩擦電荷を有する。本発明のト
ナーは混練時間が約15秒から約1分、特に約15秒か
ら約30秒まではその効果が等しい。混練時間は現像液
ハウジングに付加されるトナーの帯電速度に関係する。
混練時間を速くすればするほど、印刷している間、より
速い速度でより望ましい量で、使用済の帯電トナーに代
わることができる新しい帯電トナーを供給することがで
きる。高速混練特性を有するトナー組成物は例えば、高
トナー分配速度、例えば1分間に20グラムを超える分
配速度でさえ、実質的に背景部に付着物のない電子写真
画像形成装置内での画像の現像を可能にする。さらに、
そのようなトナー組成物は1分間に70部のコピーを超
える高速電子写真装置に選択することができる。
【0032】
【実施例】表1は下記実施例IからIVに製造された現
像液組成物の図1から図3に示されるプロットを表して
いる。
【0033】
【表1】
【0034】[実施例I] 対照現像液 トナー組成物は、ワーナー アンド プフライデラーか
らZSK53として入手できる押出装置に、約92重量
%の懸濁重合スチレン−n−ブチルメタクリレート共重
合樹脂粒子(87/13)、約6重量%のリーガル33
0カーボンブラック、及び約2重量%の電荷増強添加剤
セチルピリジニウムクロライドが加えられ製造される。
トナー組成物は約410°Fの温度で1時間当たり約1
5ポンドの速度で押出される。押出機から出る溶融混練
生成物のストランドは約25℃の温度に維持されている
水浴に浸されて冷却される。空気乾燥後、コールターカ
ウンタによって測定されるメジアン体積径が約8から約
12ミクロンであるトナー粒子とするために、生成した
トナーはスターテバント粉砕機で粉砕される。その後、
メジアン体積径が約4ミクロン未満の細かいトナー粒子
を除去する目的で、トナー粒子はドナルドソンモデルB
分級機を利用して分級される。
【0035】その後、上記配合されたトナー約3重量部
に対し、約97重量部のキャリヤを混練する。キャリヤ
は鋼鉄のコアを含み、コア上には約50重量部のフッ化
ポリビニリデンと約50重量部のポリメチルメタクリレ
ートを含んでいるポリマー混合物約0.7重量%を有す
る。混練はペイントシェイカー内で約10分間なされ
る。その結果現像液組成物は約10-14 ohm−cmの
導電率を有する。
【0036】[実施例II]トナー組成物は、ワーナー
アンド プフライデラーからZSK53として入手で
きる押出装置に、約92重量%の懸濁重合スチレン−n
−ブチルメタクリレート共重合樹脂粒子(87/1
3)、約6.5重量%のリーガル330カーボンブラッ
ク、約0.5重量%のセチルピリジニウムクロライド、
及び約1重量%のジステアリルジメチルアンモニウムメ
チルサルフェートが加えられ製造される。トナー組成物
は約410°Fの温度で1時間当たり約15ポンドの速
度で押出される。押出機から出る溶融混練生成物のスト
ランドは約25℃の温度に維持されている水浴に浸され
て冷却される。空気乾燥後、コールターカウンタによっ
て測定されるメジアン体積径が約8から約12ミクロン
であるトナー粒子とするために、生成したトナーはスタ
ーテバント粉砕機で粉砕される。その後、メジアン体積
径が約4ミクロン未満の細かいトナー粒子を除去する目
的で、トナー粒子はドナルドソンモデルB分級機を利用
して分級される。
【0037】その後、上記配合されたトナー約3重量部
に対し、約97重量部のキャリヤをペイントシェイカー
内で約10分間混練する。キャリヤは鋼鉄のコアを含
み、コア上には約50重量部のフッ化ポリビニリデンと
約50重量部のポリメチルメタクリレートを含んでいる
ポリマー混合物約0.7重量%を有する。生成した現像
液組成物は約10-10 ohm−cmの導電率を有する。
【0038】[実施例III]現像液組成物は、トナー
組成物が約91.5重量%のスチレン−n−ブチルメタ
クリレート共重合体、約6.0重量%のリーガル330
カーボンブラック、約0.5重量%のセチルピリジニウ
ムクロライド、約2重量%のジステアリルジメチルアン
モニウムメチルサルフェートを含むものであることを除
いて実施例IIに記載された方法で製造される。その現
像液組成物の導電率は約10-7ohm−cmである。
【0039】[実施例IV]現像液組成物は、トナー組
成物が約92重量%のスチレン−n−ブチルメタクリレ
ート共重合体、約6.0重量%のリーガル330カーボ
ンブラック、約0.5重量%のセチルピリジニウムクロ
ライド、約1.5重量%のジステアリルジメチルアンモ
ニウムメチルサルフェートを含むものであることを除い
て実施例IIの方法で製造される。その現像液組成物の
導電率は約10-12 ohm−cmである。
【0040】[実施例V]実施例IからIVに製造され
た各々の現像液組成物の導電率がある期間にわたって測
定される。各現像液組成物の3%試験製造品の導電率
は、熟練者によってトナーの電圧を測定するための電極
を追加する修正がされた磁気ブラシ現像液ハウジング上
で測定される。4つのサンプルが試験される実施例4の
現像液を除いて、各組成物から8つのサンプルが試験さ
れる。
【0041】下記表2は、実施例Iに基づき製造された
現像液の結果を示す。表3は、実施例IIで製造された
組成物の結果を示し、表4及び表5は、それぞれ実施例
IIIと実施例IVで製造された現像液に行われた試験
の結果を示す。
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】
【表5】
【0046】各現像液組成物に対し得られた値は、本発
明の現像液組成物の改良された導電性能を示すために、
別々のグラフ(図1、2及び3)にプロットされてい
る。図1は本発明の現像液組成物の改良された導電率が
対照組成物(実施例I)の導電率を超えていることを示
す。実施例IIIの現像液は終始最も良い導電性能を示
している。
【0047】図2は対照組成物に対する本発明の現像液
の改良されたアルファ値を示す。アルファ値は、下記数
式1で表される、トナー濃度の変化に対する現像液の導
電率の感度の測定値である。式中でTCはトナー濃度で
ありσ0 はトナー濃度が0であるときの現像液の導電率
であり、αはトナー濃度の変化に対する現像液の導電率
の感度の測定値である。対照組成物に対し、本発明の現
像液の低い方のアルファ値は、終始トナー濃度に対して
導電率があまり変化しないことを示し、製造された現像
液の改良性を示している。
【0048】
【数1】
【0049】図3はキャリヤをトナー組成物と接触さ
せ、トナー組成物をキャリヤから除去した後のキャリヤ
の導電率の測定値であるσC0 の対数を示す。プロット
は実施例IIからIVの試験サンプルのσC0 の対数が
実施例Iの対照サンプルと重大な相違がないことを示し
ている。このことは、本発明の現像液組成物の改良され
た導電率とアルファ値は、トナー組成物に起因するもの
であって、現像液組成物に使用されたキャリヤに起因す
るものではないことを示している。
【0050】[実施例VI]図4、5及び6は本発明の
現像液組成物の導電率、アルファ値、σC0 の対数と、
約2重量%の電荷増強添加剤ジステアリルジメチルアン
モニウムメチルサルフェート、約92重量%の懸濁重合
スチレン−n−ブチルメタクリレート共重合樹脂粒子
(87/13)、約6重量%のリーガル330カーボン
ブラックから成るトナー組成物を含む現像液組成物の導
電率、アルファ値、σC0 の対数とを対比する。この現
像液組成物は実施例Iに開示された方法に従って製造さ
れる。
【0051】2重量%のジステアリルジメチルアンモニ
ウムメチルサルフェート及び0.25重量%のセチルピ
リジニウムクロライド又は0.5重量%セチルピリジニ
ウムクロライドを含む現像液組成物は実施例IIに記載
された方法に従って製造される。導電率、アルファ値、
σC0 の対数は、各現像液組成物に対し5つの試験サン
プルが試験されることを除いて、実施例Vに従い決定さ
れる。試験された各現像液組成物の導電率、アルファ
値、σC0 の対数の平均は、図4、5及び6で対比され
る。
【0052】図4と図5は、本発明の現像液組成物の改
良された導電率とアルファ値が、ジステアリルジチルア
ンモニウムメチルサルフェートを含むがセチルピリジニ
ウムクロライドを含まない対照現像液組成物の値を超え
ていることをそれぞれ示している。図6は試験された3
種の現像液のσC0 の対数が殆ど等しいことを示してい
る。結果としては、本発明の現像液組成物の改良された
特性はトナー組成物に起因するものであり、使用された
キャリヤに起因するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は現像液組成物の導電率の対数と現像液の
熟成時間のグラフである。
【図2】図2は現像液組成物のアルファ値と現像液の熟
成時間のグラフである。
【図3】図3は現像液組成物のシグマ濃度の対数と現像
液の熟成時間のグラフである。
【図4】図4は現像液組成物の導電率の対数と電荷増強
添加剤の組成率のグラフである。
【図5】図5は現像液組成物のアルファ値と電荷増強添
加剤の組成率のグラフである。
【図6】図6は現像液組成物のシグマ濃度の対数と電荷
増強添加剤の組成率のグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー樹脂と、約0.35重量%から約
    0.65重量%の少なくとも一種類のピリジニウム化合
    物又はその水和物と、約1重量%から約2重量%の少な
    くとも一種類の四置換アンモニウム塩と、を含むことを
    特徴とするトナー組成物。
  2. 【請求項2】 ピリジニウム化合物又はその水和物が下
    記一般式(I)又は一般式(II)を有することを特徴
    とする請求項1記載のトナー組成物。 【化1】 【化2】 式中、Rは炭素原子数8から22を含む炭化水素基であ
    り、及びA- は塩化物、臭化物、フッ化物、ヨウ化物、
    硫酸塩、スルホン酸塩、硝酸塩又はホウ酸塩を含む。
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