JPH06207934A - キュベットマトリックス - Google Patents

キュベットマトリックス

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JPH06207934A
JPH06207934A JP5304854A JP30485493A JPH06207934A JP H06207934 A JPH06207934 A JP H06207934A JP 5304854 A JP5304854 A JP 5304854A JP 30485493 A JP30485493 A JP 30485493A JP H06207934 A JPH06207934 A JP H06207934A
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    • B01L9/06—Test-tube stands; Test-tube holders

Abstract

(57)【要約】 【目的】概して診断検定に使用するためのスタンド中
で、安定に定置できるキュベットとそのマトリックスと
それらのためのスタンドの提供 【構成】２個以上の相互に連結したキュベットにより形
成されている少なくとも一つの列からなり、その列から
キュベットの開口部を持つスタンド中に置かれるための
一つのキュベットを取り外すことができるキュベットマ
トリックスであって；キュベットの外側表面上に、キュ
ベット列の縦方向から一定の角度で支持部材があり、そ
れが、キュベットを開口部中で回転した後、キュベット
が開口部の側面に密着することを容易にすることを特徴
とするキュベットマトリックス。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、実験室技術に関し、例
えば診断検定法で使用できるキュベットマトリックスに
関係する。
【０００２】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】例えば診
断検定方法では、キュベットの１列又はそれより多い列
からなるキュベットセットが一般に使用されている。標
準サイズの８×１２の微量滴定板とそれらの部分的マト
リックスは特に普及している。
【０００３】キュベットが取外しができるように相互に
連結してあるようなキュベットセットも使用されてい
る。この方法でもって、キュベットの、各々の場合に、
丁度要求される数を一度に使用できる。分解できる棹
（stem) を備えたそのようなキュベットセットは例えば
フィンランド特許出願公開ＦＩ−Ａ−８９４０２５（例
えば、米国公報−ＵＳ−５０９６６７２に該当する。）
から知られている。そのキュベットセットはスタンドに
接続しており、そのスタンドはキュベットに該当する正
方形の開口部を持ちそしてその開口部の各々にはキュベ
ットを所定位置に保持するための弾力性の支持手段があ
る。
【０００４】上述のマトリックスから取り外せる単一の
キュベットを使用する場合は、キュベットは常にスタン
ド中に充分に満足して定置されているとは限らない。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
（本発明の概要）本発明の主目的は、キュベットマトリ
ックスから取り外した単一のキュベットがスタンドの所
定位置に既知のキュベットよりよりよく定置されるキュ
ベットマトリックスを提供する。
【０００６】発明の最も本質的な特徴は、キュベットの
外側表面上キュベット列の縦方向に関して一定の角度で
支持部材があり、それはスタンドのキュベット用の開口
部の壁と一緒になって、キュベットを開口部中で回転し
た後キュベットを所定位置に緊密に保持することであ
る。
【０００７】本発明とそのある種の好ましい実施態様
は、特許請求の範囲で詳細に定義されている。
【０００８】本発明に従ったキュベットマトリックスは
１列又はそれより多いキュベット列からなり、そしてそ
のキュベットは、１個又はそれより多い使用するキュベ
ットを、所望の場合、一度に取外すことが可能であるよ
うに連結されている。キュベットマトリックスは、その
目的に適したポリスチレンのようなある種のプラスチッ
クから製造されているのが好ましい。光学的測定のため
には、キュベットの底は、所望の場合は、透明であるよ
うに製造されている。キュベットは特に液体試料で製造
されたいろいろの診断検定に使用するために特に適して
いる。所望の場合は、キュベットは、例えば測定する抗
体の抗原の塗布により前処理できる。
【０００９】キュベットは、各々のキュベットのための
開口部を持つ特定のスタンド中に設置されるように意図
されている。キュベットは摩擦手段により開口部中に定
置する。開口部は正方形であるのが好ましいが、それは
例えば６角形のような他の形であってもよい。そのキュ
ベットを付けたスタンドは、次いで分析のために例えば
垂直測定光電管中へ入れることができる。
【００１０】キュベットは好ましくはその外表面が下方
に僅かに先細になっていてそれによりスタンド中の位置
付けがより容易である。外表面上では、スタンドに関し
て或る高さでキュベットの位置付けを容易にする拡張部
又はそのようなものであってもよい。
【００１１】各々のキュベットは、その外表面上に支持
部材を持ち、それはキュベットを回転する際、キュベッ
トを開口部に対してより厳密にすら固定する。好ましく
は、支持部材はキュベット列に縦方向に対して実質的に
４５°の角度にあり、それによりキュベットは相応して
実質的に４５°まで回転する。好ましくは、キュベット
の反対側に２個の支持部材がある。
【００１２】好ましくは支持部材は、キュベットの表面
上の拡張部である。拡張部は垂直の平面であるのが最も
良く、それは、キュベットを回転した時、スタンドの開
口部の垂直壁に対して着実に位置する。拡張部は例えば
小節又はある種の隆起であってもよく、その際開口部の
壁はそれらに該当する窪み又は溝を持っていてよい。
【００１３】好ましくはスタンドの開口部は更に弾力性
の圧縮部材も持っていてよく、それはキュベットを所定
位置に保持する。
【００１４】
【実施例】次に、本発明の実施態様を実施例として記載
する。図面に就いて記述する：図１はキュベットマトリ
ックスの正面からの断面図である。図２は図１と同じマ
トリックスの上面図である。図３はキュベットの側面か
らの断面図である。図４は図３と同じキュベットの断面
図である。図５はキュベットマトリックスのためのスタ
ンドの上面からの図である。
【００１５】図のキュベットマトリックスと、そのスタ
ンドは、米国公報５０９６６７２号に記載されたのと同
様の基本的問題解決による。該公報はここで引用として
包含される。
【００１６】キュベットマトリックス１では、キュベッ
ト２の間に棹３を組み込むことによりキュベットの所望
数をマトリックスから取り外すことができるように、キ
ュベット２を互いに接続する。キュベットはその断面は
円形でありそれらの低い方の部分程微かにより狭くな
る。全体のマトリックス又はそれらの部分はスタンド４
中に設置でき、そのスタンド４は正方形の断面の８×１
２個の孔５を持つ。孔の側面はキュベットの底部の直径
より僅かに広い。かくして、キュベットはスタンドの孔
中へ位置付けできる。しかし、孔の側面は、底部より上
の部分のキュベットの直径より僅かに狭い。かくして、
キュベットは摩擦により孔に密着する。
【００１７】組み込みを容易にするために、棹３は次第
に狭くしてある。図の解決では各々の末端においてより
狭くなっているが、例えば一つの狭窄は中央部内に作ら
れてもよく、それにより棹はいつも対称的に割れる。
【００１８】孔５は、文字（Ａ−Ｈ）により記号付けし
た８個の水平列と数字（１−１２）により記号付けした
１２個の垂直欄を形成する。孔は長方形の枠とその中間
壁により結合されている。垂直欄と平行の中間壁６は堅
固で連続的である。水平列の第２番目の各々の中間壁７
も連続的で堅固である。
【００１９】水平列に平行な端から第１番目の中間壁か
ら数えて、その列に平行な全ての第２番目の中間壁は、
垂直欄の中央線で、切断末端の間に小さい間隔が形成さ
れるようにして、垂直にしかし中間壁に対して斜めに切
断されている。かくして指部８が、水平平面上僅かに曲
がって中間壁と平行に形成される。中間壁は指部の所で
僅かに厚い。
【００２０】スタンド４の一つの角は面取りしてあり、
それがスタンドの分析装置中の正確な位置を同定、例え
ば自動的に同定するのを容易にする。
【００２１】中間壁６と７の上面と枠の内面の端上の拡
張は、キュベットの外表面上の肩部９上に隣接する。こ
の方法でもって、キュベットはスタンド上で同じに高さ
に常時位置する。
【００２２】各々のキュベット２には、キュベット列の
縦方向から４５°の角度で、肩部９の下、反対側に、垂
直の平面状拡張部１０がある。二つ又はそれより多いキ
ュベットにより形成される列をスタンド中に配列する場
合、孔５の角部上に拡張部は位置する。連続的キュベッ
ト列は、強力な歪みによる摩擦と、所謂「引き出し効
果」に因って所定位置内に常時よく定置される。単一の
分離キュベットが使用されると、それは拡張部が孔の壁
に対立して位置するようにしてスタンドの孔中で回転す
る。この場合、指部８はキュベットを更に堅く押し付
け、キュベットはよく固定して定置する。
【図面の簡単な説明】
【図１】キュベットマトリックスの正面からの断面図で
ある。
【図２】図１と同じマトリックスの上面図である。
【図３】キュベットの側面からの断面図である。
【図４】図３と同じキュベットの上面からの断面図であ
る。
【図５】キュベットマトリックスのためのスタンドの上
面図である。
【符号の説明】
１・・・キュベットマトリックス ２・・・キュベット ３・・・棹 ４・・・スタンド ５・・・孔又は開口部 ６・・・中間壁 ７・・・中間壁 ８・・・指部 ９・・・肩部 １０・・・拡張部又は支持部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】２個又はそれより多い相互に連結している
    キュベットにより形成されている少なくとも一つの列か
    らなり、その列からキュベット用の開口部を持つスタン
    ド中に置かれるための一つのキュベットを取り外すこと
    ができるキュベットマトリックスであって；キュベット
    の外側表面上に、キュベット列の縦方向から一定の角度
    で支持部材（１０）があり、そして該部材がキュベット
    が開口部の側面に密着することを容易にすることを特徴
    とするキュベットマトリックス。
  2. 【請求項２】キュベットのための断面が正方形の開口部
    よりなる請求項１記載のキュベットマトリックスであっ
    て；支持部材がキュベット列の縦方向から実質的に４５
    °の角度にあることを特徴とするキュベットマトリック
    ス。
  3. 【請求項３】支持部材が拡張部（１０）であることを特
    徴とする請求項１又は２に記載のキュベットマトリック
    ス。
  4. 【請求項４】拡張部が平面（１０）であることを特徴と
    する請求項３に記載のキュベットマトリックス。
  5. 【請求項５】キュベットの反対側上に位置している２個
    の支持部材（１０）があることを特徴とする請求項１な
    いし４のいずれかに記載のキュベットマトリックス。
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