JPH06206232A - 成形材料の硬化装置 - Google Patents

成形材料の硬化装置

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JPH06206232A
JPH06206232A JP5290359A JP29035993A JPH06206232A JP H06206232 A JPH06206232 A JP H06206232A JP 5290359 A JP5290359 A JP 5290359A JP 29035993 A JP29035993 A JP 29035993A JP H06206232 A JPH06206232 A JP H06206232A
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JP
Japan
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molding material
curing
mold
zone
curing zone
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Withdrawn
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JP5290359A
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English (en)
Inventor
Yuzo Hayakawa
雄三 早川
Masahiro Hakotani
昌宏 箱谷
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前以て賦形されたSMC材等の成形材料を硬
化する過程において、成形材料に過大な荷重をかけるこ
となく、硬化する。 【構成】 少なくとも一対の金型を配置し、これら金型
により構成されるキャビティ内に、賦形装置により所要
形状に賦形した半硬化成形材料を通過させて加熱硬化す
る構成とし、成形材料の入口側は一次硬化ゾーンとし、
該一次硬化ゾーンの出口側に連続する領域を二次硬化ゾ
ーンとし、該二次硬化ゾーンの金型の一方を可動型とし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形材料の硬化装置に
関し、特に、ガラス繊維等の強化繊維に、高温硬化剤等
を配合した不飽和ポリエステル樹脂あるいはエポキシ樹
脂を含浸してなる半硬化成形材(SMC材、TMC材)
を、賦形装置で所要の形状および所要の繊維方向で賦形
した後、加熱硬化する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の成形材料の成形方法およ
び成形装置として、本出願人は、先に、原材料を予め半
硬化状のシート状等に成形したSMC材あるいはTMC
材等の繊維強化樹脂材を用い、該複合材をプレス成形す
るドライ材料からの成形方法および成形装置を提供して
いる。(特願平4−52597号)
【0003】上記成形装置は、対向配置した金型とロー
ルとの間に、強化繊維に樹脂を含浸して形成した半硬化
の繊維強化樹脂材を供給し、上記ロールおよび/あるい
は金型の間で上記繊維強化樹脂材を相対的に移動させ
て、所要の圧下率に達するまで複数回押圧し、該押圧に
より強化繊維に所要の方向を与えると共に繊維強化樹脂
材に所要の形状を賦形するもので、微少加工を重畳的に
施し、繊維強化樹脂材に段階的圧下を加えることによ
り、繊維の配向性の制御を可能とすると共に、該成形時
における材料の不均一な流動を無くし、所要の断面形状
を有する成形品を成形出来るようにしている。
【0004】上記成形装置においては、成形材料に高温
硬化剤を含めて、上記対向配置したロールと金型とから
なる賦形装置では常温下で半硬化状態で賦形を行い、賦
形後に、賦形された半硬化成形材料を加熱硬化装置に入
れて硬化を行っている。即ち、賦形と硬化とは別個かつ
連続して行うことを特徴としており、硬化装置では硬化
のみを行うようにしている。
【0005】上記賦形装置に連続して設置する加熱硬化
装置として、前記出願の成形装置では、下記の2つの装
置を提案している。即ち、 賦形装置の金型を成形材料を保持した状態で加熱硬化
装置の内部に搬入し、該加熱硬化装置に内部に設置した
ヒータ、温風器等を加熱手段により所要時間加熱して硬
化する。 図12に示すように、ロール1とロール型金型2とを
対向配置した賦形装置3に連続して、成形品の断面形状
と対応させたガイド穴5を有する硬化手段4を設置し、
該硬化手段4を上流端より下流端に向けて、ガイド部4
A、一次硬化部4B、二次硬化部4C、三次硬化部4D
とに分けている。上記ガイド穴5は、ガイド部4Aおよ
び一次硬化部4Bでは賦形装置で賦形された外周面との
間にクリアランスを有する寸法に設定し、三次硬化部4
Dでは成形材料の熱的特性に応じて、その外周面より一
回り小さい寸法あるいは一回り大きい寸法に設定してい
る。尚、 図12において、6は成形材料、7は切断装
置である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記SMC材等からな
る半硬化材料は、賦形装置により所要形状に賦形された
後、加熱により硬化させる際、図11の実験結果に示す
ように、膨張した後に収縮し、所要量収縮した後に変形
が生じない特性があることが実験により判明した。ま
た、上記膨張、収縮の変位量も図中、実線、点線、一点
鎖線で示すようにSMCによって差がある。即ち、最大
膨張量が実線で示す結果では0.60mm、 点線では0.4
9mm、 一点鎖線では0.39mmと変化し、常に一定では
ないことが判明している。
【0007】前記装置は短い定尺の成形品を対象とし
ており、長尺あるいは連続した成形品の加熱硬化には適
用出来ない。
【0008】上記に記載した装置においても、成形材
料が通るガイド穴の断面形状が固定されているため、膨
張率および収縮率が可変した場合に対応出来ない。よっ
て、例えば、ガイド穴の断面形状と比較して膨張率が大
きい場合には成形材料に過大な荷重を付加することとな
り、一方、ガイド穴の断面形状と比較して膨張率が小さ
い場合にはガイド穴の型面を成形材料に接触させること
が出来ず、加熱が不十分となったり、成形品の外観面を
平滑面に仕上げることが出来なくなる。
【0009】本発明は上記した問題に鑑みて、前記した
本出願人の出願に係わる成形装置における硬化装置を改
良したもので、加熱硬化時の成形材料の膨張、収縮に対
応して、成形材料に過大な荷重をかけることなく、最適
な加熱を行うと共に、 特に、成形材料の外観面を平滑面
に仕上げることが出来るようにした成形材料の硬化装置
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、搬送通
路に沿って少なくとも一対の金型を配置し、これら金型
により構成されるキャビティ内に、成形材料を通過させ
て硬化する構成とし、上記金型の少なくとも一部を、キ
ャビティ断面を変化させる可動型としていることを特徴
とする成形材料の硬化装置を提供するものである。
【0011】上記成形材料の硬化は、金型内部での加熱
手段による加熱で硬化する他、成形材料に常温硬化剤が
混合されている場合に常温で硬化され、さらに、光で硬
化される場合もあり、成形材料を金型内部で硬化させる
全ての場合に採用でき、特に、硬化過程で成形材料に膨
張および収縮等の体積変動が生じる場合に適用出来る。
【0012】上記装置において、上記成形材料の入口側
を一次硬化ゾーンとし、該一次硬化ゾーンでは、上記一
対の金型により構成するキャビティ断面を一次硬化ゾー
ンの入口側から出口側に向かって次第にクリアランスを
小さくさせる一方、上記一次硬化ゾーンの出口側に連続
する二次硬化ゾーンでは、上記金型のいずれか一方を上
記可動型として、成形材料の体積変化に追従して上記キ
ャビティ断面を変化させる構成とすることが好ましい。
【0013】上記一次硬化ゾーンは成形材料が半硬化状
態より硬化が開始された段階で、成形材料の膨張が少な
い(一次硬化ゾーンの出口端で膨張が0.2mm程度)ゾー
ンである。該一次硬化ゾーンの入口側のキャビティ断面
は成形材料との間に十分なクリアランスを設けて、キャ
ビティ内への成形材料のスムーズな挿入を可能としてお
り、かつ、該一次硬化ゾーンでは出口側に向かってキャ
ビティ断面を小さく、出口端では完成した成形品の断面
形状と略一致あるいは僅かに大きくなり、型面が成形材
料と近接もしくは接触するように調整している。上記一
次硬化ゾーンにおいて、入口端ではクリアランスを大き
くしていることにより、加熱硬化の場合には、ふく射熱
で成形材料を硬化し、クリアランスが小さくなるに従っ
て成形材料を近接もしくは接触加熱して、十分な加熱を
行うようにしている。尚、上記したように、本装置は常
温もしくは加熱以外の手段で硬化する場合にも利用しえ
る。
【0014】上記二次硬化ゾーンは、前記図11に示す
ように、成形材料の膨張がピークに達した後に、収縮に
入る間のゾーンである。該二次硬化ゾーンでは、成形材
料の剛性が高くなっており、成形材料が膨張して金型と
圧接すると、その摩擦力により、成形材料の押出力だけ
では、成形材料の押し出しが不十分となる。よって、該
二次硬化ゾーンでは、上記のように金型側の一方を可動
させて、成形材料の膨張に追従させて、押し出し力で成
形材料の押し出しが十分に行えるようにしている。
【0015】さらに、上記可動型は、適宜な付勢手段に
より無圧もしくは低圧でキャビティ側に付勢して支持
し、成形材料を殆ど加圧することなく成形材料の体積変
化に追従させて可動させ、常に可動型の型面と成形材料
と接触させている。該可動型の型面は成形材料の外観面
と接触させるようにして、外観面が平滑面に仕上がるよ
うにしている。
【0016】一方、上記可動型と対向する固定型側に
は、型面に沿ってローラを設置し、成形材料の固定型側
との摩擦力を低減しても良い。上記ローラを弾性支持す
ると、摩擦力を低減できるために好ましい。
【0017】上記二次硬化ゾーンの出口側領域は、成形
材料が収縮した後に略一定に保持されて変形が生じない
完全硬化領域であるため、三次硬化ゾーンとして区別
し、該三次硬化ゾーンでは上記一対の金型をキャビティ
断面が一定となるように調整することが好ましい。該三
次硬化ゾーンのキャビティ断面は、略硬化した成形材料
が摺動しながら移動出来る程度の微少クリアランスを有
するように設定している。尚、上記三次硬化ゾーンを特
に区別して設けずに、二次硬化ゾーンを本硬化装置の出
口端まで設置しても良い。
【0018】上記各硬化ゾーンの金型内部には、加熱手
段を内蔵させる一方、成形材料が金型のキャビティ内部
を通過することにより加熱により硬化されるように、上
記加熱手段の温度を制御する手段を設置している。
【0019】上記硬化装置で加熱硬化される成形材料
は、繊維強化樹脂材料からなり、該繊維強化樹脂材とし
て、チョップドストランドに不飽和ポリエステル樹脂と
充填剤、増粘剤、離型剤、顔料などを混合した樹脂コン
パウンドを含浸し、ポリエチレンシートで両面をおお
い、次に熟成温度(約40℃)で樹脂コンパウンドを増粘
し、非粘着化したシート材料からなるFRPの一種であ
るSMC(シート・モールディング・コンパウンド)材が
好適に用いられる。上記SMCは前記特願平4−525
97号に記載した賦形装置により賦形した後、上記加熱
硬化装置に連続的に押し出して硬化することが好まし
い。
【0020】
【作用】本発明に係わる上記硬化装置は、一次硬化ゾー
ンの金型ではキャビティ断面を成形材料との間に必要に
して十分なクリアランスが生じるように調整しているた
め、成形材料をスムーズにキャビティ内に挿入できる。
かつ、漸次クリアランスを小さく出来るので、ふく射熱
による加熱から型面との近接もしくは接触加熱を施すよ
うにしているため、成形材料を十分に加熱硬化させるこ
とが出来る。
【0021】また、成形材料の剛性が高くなっていると
共に、成形材料の膨張および収縮からなる体積変化が大
きい二次硬化ゾーンでは、金型の一部を成形材料の膨張
および収縮に対応して可動させているため、金型との間
に大きな摩擦力を発生させず、押し出しがスムーズに行
える。また、膨張時に過大な荷重が成形材料に負荷され
ないため、成形材料の繊維の配向を賦形時に与えられた
理想的状態のままに保持することが出来る。即ち、加熱
硬化時に繊維配向を損なうことが防止出来る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1に示すように、本発明に係わる加熱硬化装置
10の入口側に連続する上流側には前記図12に示す従
来例と同様の賦形装置3を設置している。ロール1とロ
ール型金型2とを対向配置した賦形装置3に連続して、
成形品の断面形状と対応させたガイド穴21を有する加
熱硬化装置10を設置し、該加熱硬化装置10を上流端
より下流端に向けて、一次硬化ゾーンZ1、二次硬化ゾ
ーンZ2、三次硬化ゾーンZ3とに分けている。上記ガ
イド穴21は、一次硬化ゾーンZ1では賦形装置3で賦
形された外周面との間にクリアランスを有する寸法に設
定し、三次硬化ゾーンZ3では成形材料の熱的特性に応
じて、成形製品の外周と略同一、もしくは僅かに小さい
寸法、あるいは僅かに大きい寸法に設定している。尚、
図1において、6は成形材料、7は切断装置である。
【0023】上記賦形装置3では、上下対向してロール
(roll)1とロール型金型(die roll)2を4段配置し、下
方のロール1は同一水平面に固定して矢印方向に回転さ
せる一方、上方のロール型金型2を回転自在とすると共
に下流側に行くほど下方に配置して、ロール1との距離
Sを狭くしている。成形材料6は強化繊維に不飽和ポリ
エステル樹脂を含浸してなる半硬化成形材のSMC材か
らなり、上記賦形装置3のロール1とロール型金型2と
の間に、シート状で半硬化状態のSMC材を連続的に押
し出して、常温下で、ロール1とロール型金型2により
段階的に加圧して、最終のロール1とロール型金型2の
間に通過したSMC材を所要形状(図3の金型のキャビ
ティ12Aで示す凹形状)に賦形している。
【0024】加熱硬化装置10は、成形材料(SMC材)
6の押出通路の上流側の入口端Xより下流側の出口端Y
にかけて、一次硬化ゾーンZ1、二次硬化ゾーンZ2、
三次硬化ゾーンZ3とに分けている。これら各ゾーンZ
1〜Z3には上下一対の金型を配置すると共に、これら
金型を連続させ、各上下金型により構成される一連のキ
ャビティ12を入口端Xより出口端Yに連続して設けて
いる。
【0025】図2に示す加熱硬化装置10では、上記一
次硬化ゾーンZ1の上下金型13、14は共に固定型と
し、二次硬化ゾーンZ2の上金型15は可動型、下金型
16は固定型とし、三次硬化ゾーンZ3の上下金型1
7、18は共に固定型としている。
【0026】具体的には、図2から図9に示す如く、一
次硬化ゾーンから三次硬化ゾーンの全ての金型を断熱材
からなる金型保持枠20の内部に設置している。該金型
保持枠20の入口側Xの端部には成形材料挿入口21を
開口すると共に、出口側Yの端部には成形材料取出口2
2を開口している。各硬化ゾーンZ1、Z2、Z3の下
金型14、16、18は上記保持枠20に固定し、各下
金型14、16、18と対向して設ける上金型13、1
5、17のうち13、17を上金型ホルダー23、25
に固定する一方、15を上金型ホルダー24に上下可動
に設け、かつ全上金型ホルダー23、24、25を保持
枠20に固定している。
【0027】一次硬化ゾーンZ1は、図3および図4に
示すように、上金型ホルダー23に上金型13をボルト
等で固定している。該上金型13と下金型14とにより
図示のように横断面凹形状の一次硬化ゾーンのキャビテ
ィ12Aを形成し、上下金型13、14を固定している
ため、キャビティ12Aは入口端aより出口端bにかけ
て一定寸法に固定されている。
【0028】上記上金型13は、図4の如く、入口端a
より出口端bにかけて、型面13aが下金型14の型面
14aに漸次近接するようにテーパをかけて形成し、一
次硬化ゾーンZ1のキャビティ12Aは入口端aより出
口端bにかけて断面を漸次小さくし、成形材料との間の
クリアランスが小さくなるように設定している。
【0029】上記入口端aのキャビティ12Aの断面
は、賦形装置3で賦形された成形材料の断面より大きく
設定して十分なクリアランスが生じるように設定してお
り、賦形装置3で賦形された半硬化成形材料が抵抗なく
スムーズにキャビティ12Aに挿入出来るようにしてい
る。一方、出口端bのキャビティ12Aの断面は、成形
品の設計断面と略同一もしくは僅かに大きく設定し、出
口端bにおいて、型面13a、14aに成形材料6が近
接するように設定している。
【0030】上記上下金型13、14および上金型ホル
ダー23の内部には所要間隔をあけてシーズヒータの電
気ヒータ26を埋設し、所要温度に加熱している。尚、
電気ヒータにかえて、加圧蒸気あるいは加熱オイルを流
通させる加熱手段を設けてもよい。
【0031】二次硬化ゾーンZ2は、図5ないし図7に
示すように、下金型16を保持枠20に固定している
が、上金型15は上金型ホルダー24に固定せず、一対
の指示ロッド27を用いて、上金型ホルダー24および
保持枠上部20cに形成した貫通穴24a、20dを摺
動自在に貫通する支持ロッド27の下端に上金型15を
固定して該上金型15を上金型ホルダー24に対して指
示ロッド27と共に可動可に設けている。該支持ロッド
27は更に保持枠20の上面から突設した支持板28に
形成した貫通穴28aより上方へ突出させ、該突出した
上端にスプリング上受け27aを形成する一方、支持板
28の下方で保持枠20の貫通穴20dに嵌含した支持
ロッド27の軸受け31にスプリング下受け27bを形
成している。
【0032】上記ロッド27の外周には一対のバランス
コイルスプリング29、30を巻装しており、保持枠上
部20cの貫通穴20dに嵌合した軸受31のスプリン
グ下受27bの上面と支持板28の下面との間に下段の
スプリング29を、また支持板28の上面と支持ロッド
27の上端のスプリング上受け27aとの間に上段のス
プリング30を張架して該上段スプリング30は支持ロ
ッド27と共に上金型15を上方へ吊り上げるバネ力を
有する一方、下段スプリング29は支持ロッド27と共
に上金型15を下方へ押し下げるバネ力を有し、上下2
段のスプリング29、30の釣り合いで、支持ロッド2
7と共に上金型15を支持板15に対して上下躍動自在
に保持すると共に上金型15を下金型16に対して可動
可に設けている。このように一対のバランススプリング
29、30により支持ロッド27を保持して、該支持ロ
ッド27の下端に固定した上金型15を低圧(本実施例
では4900Pa)で下金型16側へ付勢している。し
たがって、上金型15と下金型との間に挿入される成形
材料6が加熱により膨張すると、この膨張に応じて上金
型15が支持ロッド27と共に上方へ移動して図6に示
す如き位置に自在に変位することができる。バランスス
プリングの一実験例は太径のバネ(30)1.58Kgf/mm小
径のバネ(29)1.31Kgf/mmで以上の2つによりなる系
のバネ定数(2.89Kgf/mm)である。各可動型は、上記の系
2つにより支持されるので各可動型のバネ定数は(2.89X
2=5.78Kgf/mm)可動型の投影面積は(75mmX300mm)である
ので変位が1mmの場合圧力は(5.78X1.0)/(7.5X30)=0.025
7Kgf/cm2=2520 Pa)となる。
【0033】なお、上記付勢手段はダブルスプリングに
限定されず、プレス等の成形材料の膨張および収縮に応
じて昇降する手段であれば良い。常態において、上金型
15の上面と上金型ホルダー24との間には、図5に示
すように隙間33を設け、該隙間33の寸法だけ上金型
15を上昇して、上下金型の型面15aと16aの間に
形成するキャビティ12Bの断面を可変できるようにし
ている。
【0034】図7に示す如く、二次硬化ゾーンZ2の上
金型15は入口b'から出口cにかけて同一断面形状と
しており、よって、上下金型の型面15aと16aの間
に形成するキャビティ12Bは入口b'から出口cにか
けて上金型15が同一断面となる。尚、支持ロッド27
による上金型15の支持は、二次硬化ゾーンZ2の長さ
が短い場合には、長さ方向の中央部を支持する1点支持
でよく、長い場合には、その長さに応じて適宜個数の支
持ロッド27により支持している。
【0035】下金型16には、型面16aに沿って、図
5ないし図7に示すように支持ローラ取付用段部16b
を凹設し、該段部16b内にその底面よりスプリング3
4を介して上下動自在に設けた支持ローラ35を複数個
並設している。これら支持ローラ35の上面は型面16
aに沿うように設定している。キャビティ12B内に挿
入される成形材料6が加熱で膨張すると、この膨張に応
じて複数個の支持ローラ35がスプリング34に抗して
下方へ変位して膨張を吸収することができる。尚、図示
の実施例では、支持ローラ35を並設する部分には長尺
な段部16bを形成しているが、各支持ローラを設置す
る凹部を個別に設け、該凹部より支持ローラの上面を型
面16aに露出させて、言わば支持ローラを埋設する構
成とすることが好ましい。この支持ローラ35の設置位
置、取付個数は成形材料の膨張が最大となる点の振れ、
および、最大膨張を持続する時間に対応して設定され
る。また、支持ローラは必ずしもスプリング34を介設
して取り付ける必要はないが、スプリングを介設した場
合、摩擦力の低減効果が大きい。
【0036】上記二次硬化ゾーンZ2の上下金型15、
16および上金型ホルダー24に、一次硬化ゾーンZ1
と同様にシーズヒータ26を内蔵している。
【0037】三次硬化ゾーンZ3は、図8、図9に示す
如く、一次硬化ゾーンZ1と同様に、上金型17を上金
型ホルダー25に固定している。該三次硬化ゾーンZ3
の上金型17は入口c'から出口dにかけて同一形状と
し、よって、上下金型の型面17aと18aの間に形成
するキャビティ12Cを入口c'から出口dにかけて同
一断面としている。この三次硬化ゾーンZ3のキャビテ
ィ12Cの断面は製品設計断面と略同一もしくは僅かに
大きく設定し、略完全に硬化した成形材料が型面17
a、18aに摺接しながら移動するようにしている。た
だし、必ずしも摺接させる必要はない。
【0038】次に、上記構成からなる硬化装置による成
形材料(SMC材)の加熱硬化作用について説明する。図
1において、所要の厚さを有するシート状で半硬化のS
MC材6を賦形装置3のロール1とロール型金型2との
間に押し出す。SMC材6は賦形装置3で段階的に圧下
されて所要厚さの凹形状となり、図2の硬化装置10へ
と連続的に押し出される。
【0039】硬化装置10の挿入口21より図3、図4
の一次硬化ゾーンZ1に押し出されたSMC材6は、キ
ャビティ12Aの断面をSMC材の断面より大きくし
て、クリアランスを設けているため、スムーズにキャビ
ティ12A内に挿入して移動する。キャビティ12A内
で入口側ではクリアランスがあるため、ふく射熱により
加熱される。一次硬化ゾーン側の出口bに近付くにつれ
てクリアランスが小さくなり、型面13a、14aと接
触しだすと、直接的に金型より熱が伝導されて加熱され
る。
【0040】上記のように、一次硬化ゾーンZ1での加
熱で、SMC材6の硬化がすすみ、出口bに達する位置
では剛性を有する状態となっている。
【0041】次に、図5、図6、図7の二次硬化ゾーン
Z2に入ると、SMC材6が所定時間以上加熱されて、
図11に示すように膨張を始める。SMC材6が膨張す
ると、SMC材6の上下両面が上下金型の型面15a、
16aに圧接するようになる。その時、下金型16の型
面16aは固定であるが、上金型15が可動であるた
め、上金型15の型面15aが十分な剛性を有するSM
C材6の膨張によりバランススプリング29、30のバ
ネ力に抗して上昇して、SMC材6の膨張を吸収する。
【0042】上金型15の上昇はSMC材6の膨張に対
応して上昇し、膨張がピークに達する位置で上限に達
し、ついで、SMC材6が収縮に入ると、バランススプ
リング29、30のバネ力により上金型15が押し下げ
られてSMC材6の収縮にが追従する。尚、SMC材6
は上金型15と下金型16の間に連続的に供給されるた
め、SMC材の搬送方向に対して直交する方向で見た場
合、SMC材6は入口より一定距離にある略同一位置で
膨張がピークに達すると共にこの同一位置から収縮に入
って、これらの膨張と収縮とが同一カーブを描くように
なる。よって、SMC材6の体積変化に追従して変位す
る上金型15の変位量は同一位置では略一定であり、上
金型15は変位した一定位置に保持された状態を維持す
るようになる。
【0043】SMC材6は賦形装置3で所定の形状とし
ているため、硬化装置ではSMC材6を加圧することは
好ましくないが、本装置では、可動型の上金型15をバ
ランススプリング29、30で極めて低圧もしくは無圧
で付勢しているため、SMC材6に過大な荷重をかける
ことなく、その体積変化に追従させることが出来る。即
ち、二次硬化ゾーンZ2の上金型15はSMC材6の表
面に常に接触しながら、昇降、下降を繰り返すようにな
る。
【0044】上記上金型15の型面15aと接触するS
MC材6の表面は外観面としており、よって、型面15
aと常時接触させることによりSMC材6の外観面を平
滑な面に仕上げることが出来る。
【0045】一方、下金型16側でも、SMC材6が膨
張すると、下金型16の型面16aにSMC材6が圧接
して摩擦力が生じ、SMC材の押し出しがスムーズに行
えないようになる恐れが生じる。このため、型面16a
に沿って下金型16の段部16b内にローラ35を複数
個設置して、該ローラ35の上面とSMC材6の下面を
点接触させることにより、摩擦力を低減出来て、SMC
材6の円滑な移動を行うことができる。したがって、S
MC材6は二次硬化ゾーンZ2内でその押出力だけでも
スムーズに移動させることが出来る。
【0046】SMC材6が収縮した後、収縮量が一定に
達すると、体積変化はほどんどなくなる。この時点で、
二次硬化ゾーンの出口cより出て、図8、図9の三次硬
化ゾーンZ3に入る。三次硬化ゾーンZ3のキャビティ
断面12Cは入口c'より出口dまで同一断面であり、
体積変化のないSMC材6の外周面と上下金型の型面1
7a、18aを摺接させて、型面よりSMC材6にシー
ズヒータ26の加熱を伝導して、加熱硬化を完成させ
る。
【0047】三次硬化ゾーンZ3の出口d、即ち、硬化
装置の取出口22より出てきたSMC材6は硬化が完了
した状態となっている。
【0048】本発明に係わる装置は、上記実施例に限定
されず、一次硬化ゾーン及び三次硬化ゾーンを二次硬化
ゾーンと区別して設けずに、図10に示す如く上金型を
可動型とした図5ないし図7の二次硬化ゾーンを硬化装
置の入口側から出口側まで一連に設置しても良い。ま
た、二次硬化ゾーンZ2の下金型側に必ずしもローラを
設ける必要はない。さらに、二次硬化ゾーンZ2の可動
型の上金型の可動機構も、上記バランススプリングを設
けた構成に限定されず、上金型をSMC材の体積変化に
追従させることが出来る機構であれば良い。
【0049】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、長尺に
賦形されたSMC材等の成形材料を加熱硬化する装置に
おいて、本発明では、成形材料が硬化過程で膨張、収縮
の体積変化が生じる特性に対応して、成形材料と接する
金型を可動型としているため、過大な荷重を成形材料に
負荷することを防止出来る。よって、前工程の賦形装置
で与えられた所定形状を崩さず、かつ、成形材料中の繊
維の配向を理想状態のままに保持することが出来る。
【0050】また、可動型の型面を常時成形材料の表面
に当接させることができ、該成形材料の表面を外観面と
すると、平滑で美麗な外観面を与える事ができる。
【0051】さらに、硬化装置の入口側では、キャビテ
ィ断面を成形材料の断面より大きくして、十分なクリア
ランスを与えているため、成形材料を押出力でスムーズ
に移動させることが出来る。かつ、剛性が高くなると共
に最大膨張点に達する二次硬化ゾーンでは、一方の金型
を可動とし、他方の金型型面にローラを設置すれば更に
摩擦力を低減でき、二次硬化ゾーンにおいても押出力で
スムーズな移動を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる成形装置の全体概略図であ
る。
【図2】 本発明に係わる硬化装置の縦断面図である。
【図3】 図2のA−A線における横断面図である。
【図4】 図3の一部を拡大した概略断図面である。
【図5】 図2のB−B線における横断面図である。
【図6】 図5の可動型が可動した時の断面図である。
【図7】 図5の一部を拡大した概略断面図である。
【図8】 図2のC−C線における横断面図である。
【図9】 図8の一部を拡大した概略断面図である。
【図10】図2の変形例を示す硬化装置の縦断面図であ
る。
【図11】SMC材の硬化過程における厚みの変化を示
す線図である。
【図12】従来の成形装置の全体概略図である。
【符号の説明】
6 成形材料(SMC材) 10 硬化装置 12、12A、12B、12C キャビティ 13、15、17 上金型 14、16、18 下金型 23、24、25 上金型ホルダー 26 電気カートリッジ型ヒータ 27 支持ロッド 29、30 スプリング 33 隙間 Z1 一次硬化ゾーン Z2 二次硬化ゾーン Z3 三次硬化ゾーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送通路に沿って少なくとも一対の金型
    を配置し、これら金型により構成されるキャビティ内を
    賦形装置により所要形状に賦形された半硬化成形材料を
    通過させて加熱硬化する構成とし、 上記金型の少なくとも一部を、硬化過程で成形材料に生
    じる膨張・収縮に追従してキャビティ断面を変化させる
    可動型としていることを特徴とする成形材料の硬化装
    置。
  2. 【請求項2】 上記硬化装置の成形材料の入口側は一次
    硬化ゾーンとし、該硬化ゾーンでは、上記一対の金型を
    固定すると共に、これら金型により構成するキャビティ
    断面を入口側から出口側に向かって漸次縮小させる一
    方、 上記一次硬化ゾーンの出口側に連続する領域を二次硬化
    ゾーンとし、該二次硬化ゾーンの金型の一方を上記した
    可動型としている請求項1記載の成形材料の硬化装置。
  3. 【請求項3】 上記二次硬化ゾーンの出口側領域を三次
    硬化ゾーンとして、第3次硬化ゾーンでは一対の金型を
    固定して、キャビティ断面を一定としている請求項2記
    載の成形材料の硬化装置。
  4. 【請求項4】 上記一次硬化ゾーンのキャビティ断面
    は、入口側では成形材料との間に十分なクリアランスが
    生じるように調整すると共に、出口端では成形品の設計
    断面形状と略同一もしくは僅かに大きく調整しているこ
    とを特徴とする請求項2、3のいずれか1項に記載の成
    形材料の硬化装置。
  5. 【請求項5】 上記二次硬化ゾーンの可動型と対向する
    固定型側には、型面に沿ってローラを設置していること
    を特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の成
    形材料の硬化装置。
  6. 【請求項6】 上記ローラが弾性支持されていることを
    特徴とする請求項5記載の成形材料の硬化装置。
  7. 【請求項7】 上記可動金型は付勢手段でキャビティ側
    に付勢して支持し、成形材料に過大な荷重をかけること
    なく成形材料の体積変化に追従して可動する構成として
    いる前記請求項のいずれか1項に記載の成形材料の硬化
    装置。
  8. 【請求項8】 上記付勢手段はダブルスプリングからな
    る請求項7記載の成形材料の硬化装置。
  9. 【請求項9】 上記可動型の型面は、成形品外観面と接
    触するものである前記請求項のいずれか1項に記載の成
    形材料の硬化装置。
  10. 【請求項10】 上記各硬化ゾーンの金型内部に、加熱
    手段を内蔵させていることを特徴とする前記請求項のい
    ずれか1項に記載の成形材料の硬化装置。
  11. 【請求項11】 上記加熱手段がシーズヒータの電気ヒ
    ータからなる請求項10記載の成形材料の硬化装置。
  12. 【請求項12】 上記加熱手段が加圧蒸気からなる請求
    項10記載の成形材料の硬化装置。
  13. 【請求項13】 上記加熱手段が加熱オイルからなる請
    求項10記載の成形材料の硬化装置。
  14. 【請求項14】 上記成形材料は繊維強化樹脂材料から
    なる前記請求項のいずれか1項に記載の成形材料の硬化
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020175266A1 (ja) * 2019-02-25 2020-09-03 Dic株式会社 シート材押圧装置、シート材押圧方法、押圧ローラ及びシート材の製造方法

Cited By (2)

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CN113518697A (zh) * 2019-02-25 2021-10-19 Dic株式会社 片材按压装置、片材按压方法、按压辊以及片材的制造方法

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