JPH06200830A - 気体燃料用キャブレタ - Google Patents
気体燃料用キャブレタInfo
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- JPH06200830A JPH06200830A JP36152392A JP36152392A JPH06200830A JP H06200830 A JPH06200830 A JP H06200830A JP 36152392 A JP36152392 A JP 36152392A JP 36152392 A JP36152392 A JP 36152392A JP H06200830 A JPH06200830 A JP H06200830A
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- JP
- Japan
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- venturi
- fuel
- carburetor
- internal combustion
- gaseous fuel
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- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 気体燃料用キャブレタに関し、内燃機関の全
負荷域において適正な空燃比の混合気を供給し得て、中
負荷域へのつながりや加速性及び高負荷時の最高出力を
向上し得るとともに出力損失を減少し得て、燃料消費率
の向上や排気有害成分値の低減に有利となし得て、又排
気量の異なる内燃機関に容易に設定し得る装置を実現す
る。 【構成】 複数のベンチュリ部8−1,8−2を設ける
と共にこれらベンチュリ部のベンチュリ部吸気通路10
−1,10−2に気体燃料を噴出させるノズル12−
1,12−2を夫々設け、機関の負荷に応じて複数のベ
ンチュリ部吸気通路を順次に開閉する開閉機構20を設
けたことを特徴とし、又気体燃料用キャブレタに単一の
ベンチュリ部を設けると共にベンチュリ部吸気通路に気
体燃料を噴出させるノズルを設け、機関の負荷に応じて
ベンチュリ部吸気通路の面積を拡縮する拡縮機構を設け
た。
負荷域において適正な空燃比の混合気を供給し得て、中
負荷域へのつながりや加速性及び高負荷時の最高出力を
向上し得るとともに出力損失を減少し得て、燃料消費率
の向上や排気有害成分値の低減に有利となし得て、又排
気量の異なる内燃機関に容易に設定し得る装置を実現す
る。 【構成】 複数のベンチュリ部8−1,8−2を設ける
と共にこれらベンチュリ部のベンチュリ部吸気通路10
−1,10−2に気体燃料を噴出させるノズル12−
1,12−2を夫々設け、機関の負荷に応じて複数のベ
ンチュリ部吸気通路を順次に開閉する開閉機構20を設
けたことを特徴とし、又気体燃料用キャブレタに単一の
ベンチュリ部を設けると共にベンチュリ部吸気通路に気
体燃料を噴出させるノズルを設け、機関の負荷に応じて
ベンチュリ部吸気通路の面積を拡縮する拡縮機構を設け
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は気体燃料用キャブレタ
に係り、特に内燃機関の全負荷域において適正な空燃比
の混合気を供給し得て、中負荷域へのつながりや加速性
及び高負荷時の最高出力を向上し得るとともに出力損失
を減少し得て、燃料消費率の向上や排気有害成分値の低
減に有利となし得て、また、排気量の異なる内燃機関に
容易に設定し得て、共通化によるコストダウンを果たし
得る気体燃料用キャブレタに関する。
に係り、特に内燃機関の全負荷域において適正な空燃比
の混合気を供給し得て、中負荷域へのつながりや加速性
及び高負荷時の最高出力を向上し得るとともに出力損失
を減少し得て、燃料消費率の向上や排気有害成分値の低
減に有利となし得て、また、排気量の異なる内燃機関に
容易に設定し得て、共通化によるコストダウンを果たし
得る気体燃料用キャブレタに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関には、ガソリン等の液体燃料を
燃料とする内燃機関や、液化石油ガス等の気体燃料を燃
料とする内燃機関がある。これら内燃機関には、燃料を
空気に混合して供給するために、キャブレタ等を設けて
いる。
燃料とする内燃機関や、液化石油ガス等の気体燃料を燃
料とする内燃機関がある。これら内燃機関には、燃料を
空気に混合して供給するために、キャブレタ等を設けて
いる。
【0003】気体燃料を燃料とする内燃機関は、気体燃
料用キャブレタにより気体燃料を空気に混合して供給さ
れる。気体燃料用キャブレタとしては、特開平1−24
7751号公報に開示されるものがある。この公報に開
示される気体燃料用キャブレタは、ベンチュリ部に設け
た2つのメインノズルから噴出される燃料流量を計量す
る2つのメインジェットをベンチュリ部下方のフロート
室内に設け、前記2つのメインジェットと前記フロート
室のドレーン孔を閉塞するドレーンプラグとを一直線上
に配置し、ドレーン孔から前記2つのメインジェットを
着脱可能にしたものである。
料用キャブレタにより気体燃料を空気に混合して供給さ
れる。気体燃料用キャブレタとしては、特開平1−24
7751号公報に開示されるものがある。この公報に開
示される気体燃料用キャブレタは、ベンチュリ部に設け
た2つのメインノズルから噴出される燃料流量を計量す
る2つのメインジェットをベンチュリ部下方のフロート
室内に設け、前記2つのメインジェットと前記フロート
室のドレーン孔を閉塞するドレーンプラグとを一直線上
に配置し、ドレーン孔から前記2つのメインジェットを
着脱可能にしたものである。
【0004】気体燃料を供給される内燃機関は、気体燃
料用キャブレタにより気体燃料を空気に混合して供給さ
れる。気体燃料を供給される内燃機関としては、図5に
示すものがある。図5において、202は気体燃料を供
給される2サイクルの内燃機関、204は吸気通路、2
06は排気通路である。内燃機関202は、吸気通路2
04上流端にエアクリーナ208を設けている。エアク
リーナ208から取り入れられた空気は、気体燃料用キ
ャブレタ210により気体燃料を混合される。
料用キャブレタにより気体燃料を空気に混合して供給さ
れる。気体燃料を供給される内燃機関としては、図5に
示すものがある。図5において、202は気体燃料を供
給される2サイクルの内燃機関、204は吸気通路、2
06は排気通路である。内燃機関202は、吸気通路2
04上流端にエアクリーナ208を設けている。エアク
リーナ208から取り入れられた空気は、気体燃料用キ
ャブレタ210により気体燃料を混合される。
【0005】この気体燃料用キャブレタ210は、燃料
タンク(図示せず)に液相で溜められている気体燃料
を、図示しない圧力調整装置により調圧・気化・調量さ
れて供給される。
タンク(図示せず)に液相で溜められている気体燃料
を、図示しない圧力調整装置により調圧・気化・調量さ
れて供給される。
【0006】気体燃料用キャブレタ210により生成さ
れた混合気は、吸気パイプ212からスロットルボディ
214を経て吸気管216に至る吸気通路204を流れ
る間に、スロットルボディ214のスロットルバルブ
(図示せず)により流量を調整され、リードバルブ21
8を介してクランク室220に流入する。クランク室2
20の混合気は、掃気口222からシリンダ224内に
流入して燃焼され、排気口226から排気管228の排
気通路206に流出する。
れた混合気は、吸気パイプ212からスロットルボディ
214を経て吸気管216に至る吸気通路204を流れ
る間に、スロットルボディ214のスロットルバルブ
(図示せず)により流量を調整され、リードバルブ21
8を介してクランク室220に流入する。クランク室2
20の混合気は、掃気口222からシリンダ224内に
流入して燃焼され、排気口226から排気管228の排
気通路206に流出する。
【0007】気体燃料を調圧・気化・調量して気体燃料
用キャブレタに供給する圧力調整装置としては、図4に
示すものである。この圧力調整装置302は、本体30
4内に一次室減圧306を一次ダイヤフラム308によ
り区画して設け、燃料タンク(図示せず)に連通される
一次導入口310を開閉する一次減圧弁312を設け、
大気圧との差圧により作動して一次減圧弁312を開閉
動作させる一次減圧機構314を設け、一次減圧室30
6の気体燃料を一次圧に調整する。
用キャブレタに供給する圧力調整装置としては、図4に
示すものである。この圧力調整装置302は、本体30
4内に一次室減圧306を一次ダイヤフラム308によ
り区画して設け、燃料タンク(図示せず)に連通される
一次導入口310を開閉する一次減圧弁312を設け、
大気圧との差圧により作動して一次減圧弁312を開閉
動作させる一次減圧機構314を設け、一次減圧室30
6の気体燃料を一次圧に調整する。
【0008】前記圧力調整装置302は、一次減圧室3
06に二次導入口316により連通される二次減圧室3
18を二次ダイヤフラム320により区画して設け、二
次導入口316を開閉する二次減圧弁322を設け、大
気圧との差圧により作動して二次減圧弁322を開閉動
作させる二次減圧機構324を設け、二次減圧室318
の気体燃料を二次圧に調整する。
06に二次導入口316により連通される二次減圧室3
18を二次ダイヤフラム320により区画して設け、二
次導入口316を開閉する二次減圧弁322を設け、大
気圧との差圧により作動して二次減圧弁322を開閉動
作させる二次減圧機構324を設け、二次減圧室318
の気体燃料を二次圧に調整する。
【0009】また、前記圧力調整装置302は、一次減
圧室306にスロー導入口326により連通されるスロ
ー室328をスローダイヤフラム330により区画して
設け、スロー導入口326を開閉するスロー弁332を
設け、吸気負圧により作動してスロー弁332を開閉動
作させるスロー調整機構334を設けている。
圧室306にスロー導入口326により連通されるスロ
ー室328をスローダイヤフラム330により区画して
設け、スロー導入口326を開閉するスロー弁332を
設け、吸気負圧により作動してスロー弁332を開閉動
作させるスロー調整機構334を設けている。
【0010】この圧力調整装置302は、二次減圧室3
18の二次圧に調整された気体燃料を図示しない気体燃
料用キャブレタのメイン系に供給してメインノズルから
噴出させるとともに、一次減圧室306の一次圧に調整
された気体燃料をスロー室328を介して気体燃料用キ
ャブレタのスロー系に供給してスローノズルから噴出さ
せる。したがって、この気体燃料用キャブレタは、いわ
ゆる、一次スロー式のものである。
18の二次圧に調整された気体燃料を図示しない気体燃
料用キャブレタのメイン系に供給してメインノズルから
噴出させるとともに、一次減圧室306の一次圧に調整
された気体燃料をスロー室328を介して気体燃料用キ
ャブレタのスロー系に供給してスローノズルから噴出さ
せる。したがって、この気体燃料用キャブレタは、いわ
ゆる、一次スロー式のものである。
【0011】また、気体燃料用キャブレタとしては、図
3に示すものである。この気体燃料用キャブレタ402
は、本体404にキャブレタ吸気通路406を設け、こ
のキャブレタ吸気通路406にベンチュリ部408を設
けている。ベンチュリ部408の下流側には、スロット
ルバルブ410を設けている。ベンチュリ部408のベ
ンチュリ部吸気通路412には、メインノズル414を
設けている。また、スロットルバルブ410の近傍のキ
ャブレタ吸気通路406には、スローノズル416を設
けている。
3に示すものである。この気体燃料用キャブレタ402
は、本体404にキャブレタ吸気通路406を設け、こ
のキャブレタ吸気通路406にベンチュリ部408を設
けている。ベンチュリ部408の下流側には、スロット
ルバルブ410を設けている。ベンチュリ部408のベ
ンチュリ部吸気通路412には、メインノズル414を
設けている。また、スロットルバルブ410の近傍のキ
ャブレタ吸気通路406には、スローノズル416を設
けている。
【0012】この気体燃料用キャブレタ402は、圧力
調整装置418により二次圧に調整された気体燃料をメ
インノズル414に供給され、ベンチュリ部吸気通路4
12に噴出させる。また、この気体燃料用キャブレタ4
02は、メインノズル414に供給される二次圧に調整
された気体燃料の一部を圧力調整装置418のコーステ
ィングリッチャ420により取り出してスローノズル4
16に供給され、キャブレタ吸気通路406に噴出させ
る。したがって、この気体燃料用キャブレタ402は、
いわゆる、二次スロー式のものである。
調整装置418により二次圧に調整された気体燃料をメ
インノズル414に供給され、ベンチュリ部吸気通路4
12に噴出させる。また、この気体燃料用キャブレタ4
02は、メインノズル414に供給される二次圧に調整
された気体燃料の一部を圧力調整装置418のコーステ
ィングリッチャ420により取り出してスローノズル4
16に供給され、キャブレタ吸気通路406に噴出させ
る。したがって、この気体燃料用キャブレタ402は、
いわゆる、二次スロー式のものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の気体
燃料用キャブレタは、固定式のベンチュリ部を設けてい
ることにより、内燃機関の全負荷域において適正な空燃
比の混合気を供給し得ない不都合があった。
燃料用キャブレタは、固定式のベンチュリ部を設けてい
ることにより、内燃機関の全負荷域において適正な空燃
比の混合気を供給し得ない不都合があった。
【0014】即ち、内燃機関の高負荷における出力を高
めるべく、ベンチュリ部のベンチュリ吸気通路の通路径
を大きく設定すると、低負荷における気体燃料の噴出状
態が悪化し、低負荷から中負荷域へのつながりや加速性
が悪化するという不都合があった。
めるべく、ベンチュリ部のベンチュリ吸気通路の通路径
を大きく設定すると、低負荷における気体燃料の噴出状
態が悪化し、低負荷から中負荷域へのつながりや加速性
が悪化するという不都合があった。
【0015】また、低負荷における出力を高めるべく、
ベンチュリ部のベンチュリ吸気通路の通路径を小さく設
定すると、吸気抵抗の増大を招くことにより、高負荷に
おける出力増大を果たし得ず、最高出力が低下するとい
う不都合があった。
ベンチュリ部のベンチュリ吸気通路の通路径を小さく設
定すると、吸気抵抗の増大を招くことにより、高負荷に
おける出力増大を果たし得ず、最高出力が低下するとい
う不都合があった。
【0016】さらに、従来のメイン系とスロー系とを設
けた気体燃料用キャブレタにおいては、スロットルバル
ブの中間開度におけるつながりを補正するために、両系
統の供給する気体燃料を空燃比が濃側になるように設定
しなければならない問題があった。このため、燃料消費
率の向上や排気有害成分値の低減について不利となる不
都合があった。
けた気体燃料用キャブレタにおいては、スロットルバル
ブの中間開度におけるつながりを補正するために、両系
統の供給する気体燃料を空燃比が濃側になるように設定
しなければならない問題があった。このため、燃料消費
率の向上や排気有害成分値の低減について不利となる不
都合があった。
【0017】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去すべく、空気に気体燃料を混合して内燃
機関に供給する気体燃料用キャブレタにおいて、この気
体燃料用キャブレタに複数のベンチュリ部を設けるとと
もにこれら複数のベンチュリ部のベンチュリ部吸気通路
に気体燃料を噴出させるノズルを夫々設け、前記内燃機
関の負荷に応じて前記複数のベンチュリ部のベンチュリ
部吸気通路を順次に開閉する開閉機構を設けたことを特
徴とする。また、空気に気体燃料を混合して内燃機関に
供給する気体燃料用キャブレタにおいて、この気体燃料
用キャブレタに単一のベンチュリ部を設けるとともにこ
のベンチュリ部のベンチュリ部吸気通路に気体燃料を噴
出させるノズルを設け、前記内燃機関の負荷に応じて前
記ベンチュリ部吸気通路の面積を拡縮する拡縮機構を設
けたことを特徴とする。
述不都合を除去すべく、空気に気体燃料を混合して内燃
機関に供給する気体燃料用キャブレタにおいて、この気
体燃料用キャブレタに複数のベンチュリ部を設けるとと
もにこれら複数のベンチュリ部のベンチュリ部吸気通路
に気体燃料を噴出させるノズルを夫々設け、前記内燃機
関の負荷に応じて前記複数のベンチュリ部のベンチュリ
部吸気通路を順次に開閉する開閉機構を設けたことを特
徴とする。また、空気に気体燃料を混合して内燃機関に
供給する気体燃料用キャブレタにおいて、この気体燃料
用キャブレタに単一のベンチュリ部を設けるとともにこ
のベンチュリ部のベンチュリ部吸気通路に気体燃料を噴
出させるノズルを設け、前記内燃機関の負荷に応じて前
記ベンチュリ部吸気通路の面積を拡縮する拡縮機構を設
けたことを特徴とする。
【0018】
【作用】この発明の構成によれば、気体燃料用キャブレ
タは、開閉機構によって、複数のベンチュリ部のベンチ
ュリ部吸気通路を内燃機関の負荷に応じて順次に開閉す
ることにより、複数のベンチュリ部に夫々設けたノズル
から夫々のベンチュリ部吸気通路に、内燃機関の負荷に
応じた適切な量の気体燃料を噴出させることができる。
また、気体燃料用キャブレタは、拡縮機構によって、単
一のベンチュリ部のベンチュリ部吸気通路の面積を内燃
機関の負荷に応じて拡縮することにより、単一のベンチ
ュリ部に設けたノズルからベンチュリ部吸気通路に、内
燃機関の負荷に応じた適切な量の気体燃料を噴出させる
ことができる。
タは、開閉機構によって、複数のベンチュリ部のベンチ
ュリ部吸気通路を内燃機関の負荷に応じて順次に開閉す
ることにより、複数のベンチュリ部に夫々設けたノズル
から夫々のベンチュリ部吸気通路に、内燃機関の負荷に
応じた適切な量の気体燃料を噴出させることができる。
また、気体燃料用キャブレタは、拡縮機構によって、単
一のベンチュリ部のベンチュリ部吸気通路の面積を内燃
機関の負荷に応じて拡縮することにより、単一のベンチ
ュリ部に設けたノズルからベンチュリ部吸気通路に、内
燃機関の負荷に応じた適切な量の気体燃料を噴出させる
ことができる。
【0019】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0020】図1は、この発明の実施例を示すものであ
る。図において、2は気体燃料用キャブレタ、4は本体
である。気体燃料用キャブレタ2は、本体4にキャブレ
タ吸気通路6を設け、このキャブレタ吸気通路6に複数
のベンチュリ部を設けている。この実施例においては、
第1ベンチュリ部8−1及び第2ベンチュリ部8−2を
設け、夫々第1ベンチュリ部吸気通路10−1及び第2
ベンチュリ部吸気通路10−2を設けている。
る。図において、2は気体燃料用キャブレタ、4は本体
である。気体燃料用キャブレタ2は、本体4にキャブレ
タ吸気通路6を設け、このキャブレタ吸気通路6に複数
のベンチュリ部を設けている。この実施例においては、
第1ベンチュリ部8−1及び第2ベンチュリ部8−2を
設け、夫々第1ベンチュリ部吸気通路10−1及び第2
ベンチュリ部吸気通路10−2を設けている。
【0021】これら第1・第2ベンチュリ部8−1・8
−2の第1・第2ベンチュリ部吸気通路10−1・10
−2は、空気の流通方向に並列に設けられている。これ
ら第1・第2ベンチュリ部吸気通路10−1・10−2
の各面積の総和は、通常の単一のベンチュリ部を設けた
キャブレタのベンチュリ部吸気通路の面積に、略等しい
面積になるように設定している。この実施例における第
1・第2ベンチュリ部吸気通路10−1・10−2の各
面積は、通常の単一のベンチュリ部を設けたキャブレタ
のベンチュリ部吸気通路の面積の約1/2以下の面積に
設定している。
−2の第1・第2ベンチュリ部吸気通路10−1・10
−2は、空気の流通方向に並列に設けられている。これ
ら第1・第2ベンチュリ部吸気通路10−1・10−2
の各面積の総和は、通常の単一のベンチュリ部を設けた
キャブレタのベンチュリ部吸気通路の面積に、略等しい
面積になるように設定している。この実施例における第
1・第2ベンチュリ部吸気通路10−1・10−2の各
面積は、通常の単一のベンチュリ部を設けたキャブレタ
のベンチュリ部吸気通路の面積の約1/2以下の面積に
設定している。
【0022】第1・第2ベンチュリ部8−1・8−2
は、第1・第2ベンチュリ部吸気通路10−1・10−
2の最狭部に、気体燃料を噴出させる第1・第2ノズル
12−1・12−2を夫々設けている。第1・第2ノズ
ル12−1・12−2には、第1・第2連絡通路14−
1・14−2が連通されている。第1・第2連絡通路1
4−1・14−2は、燃料流量を計量する第1・第2ジ
ェット16−1・16−2を介して燃料通路18に集合
して連通されている。燃料通路18は、図示しない圧力
調整装置に連通されている。圧力調整装置は、図示しな
い燃料タンクの液相の気体燃料を調圧・気化・調量し、
燃料通路18に供給する。
は、第1・第2ベンチュリ部吸気通路10−1・10−
2の最狭部に、気体燃料を噴出させる第1・第2ノズル
12−1・12−2を夫々設けている。第1・第2ノズ
ル12−1・12−2には、第1・第2連絡通路14−
1・14−2が連通されている。第1・第2連絡通路1
4−1・14−2は、燃料流量を計量する第1・第2ジ
ェット16−1・16−2を介して燃料通路18に集合
して連通されている。燃料通路18は、図示しない圧力
調整装置に連通されている。圧力調整装置は、図示しな
い燃料タンクの液相の気体燃料を調圧・気化・調量し、
燃料通路18に供給する。
【0023】前記気体燃料用キャブレタ2には、内燃機
関(図示せず)の負荷に応じて、第1・第2ベンチュリ
部吸気通路10−1・10−2を順次に開閉する開閉機
構20を設けている。開閉機構20は、第1・第2ベン
チュリ部8−1・8−2の直下流の本体4に空気流通方
向に対して交差する方向に案内溝22を設け、この案内
溝22に開閉体24を摺動可能に装着している。
関(図示せず)の負荷に応じて、第1・第2ベンチュリ
部吸気通路10−1・10−2を順次に開閉する開閉機
構20を設けている。開閉機構20は、第1・第2ベン
チュリ部8−1・8−2の直下流の本体4に空気流通方
向に対して交差する方向に案内溝22を設け、この案内
溝22に開閉体24を摺動可能に装着している。
【0024】開閉体24は、一端側を本体4のキャブレ
タ吸気通路6の内壁26の窪所28に係脱可能とし、他
端側を案内溝22の延設方向に挿入位置させるとともに
この他端側に駆動具30を連結している。駆動具30
は、内燃機関(図示せず)の負荷に応じて開閉体24を
開閉作動させるべく、アクセル等に連絡されている。
タ吸気通路6の内壁26の窪所28に係脱可能とし、他
端側を案内溝22の延設方向に挿入位置させるとともに
この他端側に駆動具30を連結している。駆動具30
は、内燃機関(図示せず)の負荷に応じて開閉体24を
開閉作動させるべく、アクセル等に連絡されている。
【0025】また、開閉体24の一端側の係脱される窪
所28には、気体燃料を噴出させる開閉体用ノズル32
を設けている。この開閉体用ノズル32には、分岐通路
34が連通されている。分岐通路34は、計量用の開閉
体用ジェット36を介して第1ジェット16−1下流側
の第1連絡通路14−1に連通されている。
所28には、気体燃料を噴出させる開閉体用ノズル32
を設けている。この開閉体用ノズル32には、分岐通路
34が連通されている。分岐通路34は、計量用の開閉
体用ジェット36を介して第1ジェット16−1下流側
の第1連絡通路14−1に連通されている。
【0026】次に作用を説明する。
【0027】気体燃料用キャブレタ2は、内燃機関の駆
動中に、開閉体24が駆動具30により案内溝22内を
摺動される。
動中に、開閉体24が駆動具30により案内溝22内を
摺動される。
【0028】気体燃料用キャブレタ2は、内燃機関の低
負荷から中負荷にかけて、開閉体24が案内溝22内を
延設方向に作動されて窪所28から離間され、第1ベン
チュリ部8−1の第1ベンチュリ部吸気通路10−1が
次第に開かれる。第1ベンチュリ部吸気通路10−1
は、次第に開かれることにより流れる空気量が増大し、
第1ノズル12−1から噴出される気体燃料の量が増加
する。
負荷から中負荷にかけて、開閉体24が案内溝22内を
延設方向に作動されて窪所28から離間され、第1ベン
チュリ部8−1の第1ベンチュリ部吸気通路10−1が
次第に開かれる。第1ベンチュリ部吸気通路10−1
は、次第に開かれることにより流れる空気量が増大し、
第1ノズル12−1から噴出される気体燃料の量が増加
する。
【0029】このとき、第1ベンチュリ部吸気通路10
−1は、面積が小さいことにより、空気の流速を速める
ことができる。これにより、気体燃料用キャブレタ2
は、内燃機関の低・中負荷時に、第1ベンチュリ部8−
1において気体燃料を良好に噴出させることができる。
このため、内燃機関の低・中負荷時におけるつながりや
加速性を向上することができる。
−1は、面積が小さいことにより、空気の流速を速める
ことができる。これにより、気体燃料用キャブレタ2
は、内燃機関の低・中負荷時に、第1ベンチュリ部8−
1において気体燃料を良好に噴出させることができる。
このため、内燃機関の低・中負荷時におけるつながりや
加速性を向上することができる。
【0030】また、この気体燃料用キャブレタ2は、第
1ベンチュリ部吸気通路10−1を開かれると、開閉体
24が窪所28から離間されることにより、開閉体用ノ
ズル32から気体燃料が噴出される。この開閉体用ノズ
ル32からは、開閉体24が小さく開かれているときに
気体燃料が噴出される。このため、面積の小さい第1ベ
ンチュリ部吸気通路10−1に第1ノズル12−1から
良好に噴出される気体燃料と併せて、内燃機関の低・中
負荷時における気体燃料をより良好に噴出させ得て、つ
ながりや加速性をさらに向上することができる。
1ベンチュリ部吸気通路10−1を開かれると、開閉体
24が窪所28から離間されることにより、開閉体用ノ
ズル32から気体燃料が噴出される。この開閉体用ノズ
ル32からは、開閉体24が小さく開かれているときに
気体燃料が噴出される。このため、面積の小さい第1ベ
ンチュリ部吸気通路10−1に第1ノズル12−1から
良好に噴出される気体燃料と併せて、内燃機関の低・中
負荷時における気体燃料をより良好に噴出させ得て、つ
ながりや加速性をさらに向上することができる。
【0031】気体燃料用キャブレタ2は、内燃機関が高
負荷になり、開閉体24により第1ベンチュリ部吸気通
路10−1を全開されると、次いで、第2ベンチュリ部
8−2の第2ベンチュリ部吸気通路10−2が次第に開
かれる。第2ベンチュリ部吸気通路10−2は、次第に
開かれることにより流れる空気量が増大し、第2ノズル
12−2から噴出される気体燃料の量が増加する。
負荷になり、開閉体24により第1ベンチュリ部吸気通
路10−1を全開されると、次いで、第2ベンチュリ部
8−2の第2ベンチュリ部吸気通路10−2が次第に開
かれる。第2ベンチュリ部吸気通路10−2は、次第に
開かれることにより流れる空気量が増大し、第2ノズル
12−2から噴出される気体燃料の量が増加する。
【0032】これにより、気体燃料キャブレタ2は、内
燃機関の高負荷時に、第1ベンチュリ部8−1に併せて
第2ベンチュリ部8−2からも気体燃料を噴出させるこ
とができる。このため、内燃機関の高負荷時における出
力を増大させ、高負荷時の最高出力を向上することがで
きる。
燃機関の高負荷時に、第1ベンチュリ部8−1に併せて
第2ベンチュリ部8−2からも気体燃料を噴出させるこ
とができる。このため、内燃機関の高負荷時における出
力を増大させ、高負荷時の最高出力を向上することがで
きる。
【0033】このように、この気体燃料用キャブレタ2
は、開閉機構20によって、第1・第2ベンチュリ部8
−1・8−2の第1・第2ベンチュリ部吸気通路10−
1・10−2を内燃機関の負荷に応じて順次に開閉する
ことにより、第1・第2ベンチュリ部8−1・8−2に
夫々設けた第1・第2ノズル12−1・12−2から夫
々の第1・第2ベンチュリ部吸気通路10−1・10−
2に、内燃機関の負荷に応じた適切な量の気体燃料を噴
出させることができる。
は、開閉機構20によって、第1・第2ベンチュリ部8
−1・8−2の第1・第2ベンチュリ部吸気通路10−
1・10−2を内燃機関の負荷に応じて順次に開閉する
ことにより、第1・第2ベンチュリ部8−1・8−2に
夫々設けた第1・第2ノズル12−1・12−2から夫
々の第1・第2ベンチュリ部吸気通路10−1・10−
2に、内燃機関の負荷に応じた適切な量の気体燃料を噴
出させることができる。
【0034】これにより、気体燃料用キャブレタ2は、
内燃機関の全負荷域において適正な空燃比の混合気を供
給することができる。このため、中負荷域へのつながり
や加速性及び高負荷時の最高出力を向上し得て、出力損
失を減少し得て、燃料消費率の向上や排気有害成分値の
低減に有利となし得る。また、排気量の異なる内燃機関
に容易に設定し得て、共通化によるコストダウンを果た
し得る。
内燃機関の全負荷域において適正な空燃比の混合気を供
給することができる。このため、中負荷域へのつながり
や加速性及び高負荷時の最高出力を向上し得て、出力損
失を減少し得て、燃料消費率の向上や排気有害成分値の
低減に有利となし得る。また、排気量の異なる内燃機関
に容易に設定し得て、共通化によるコストダウンを果た
し得る。
【0035】図2は、この発明の別の実施例を示すもの
である。図において、102は気体燃料用キャブレタ、
104は本体である。気体燃料用キャブレタ102は、
本体104にキャブレタ吸気通路106を設け、このキ
ャブレタ吸気通路106に単一のベンチュリ部108を
設け、ベンチュリ部吸気通路110を設けている。
である。図において、102は気体燃料用キャブレタ、
104は本体である。気体燃料用キャブレタ102は、
本体104にキャブレタ吸気通路106を設け、このキ
ャブレタ吸気通路106に単一のベンチュリ部108を
設け、ベンチュリ部吸気通路110を設けている。
【0036】ベンチュリ部108には、ベンチュリ部吸
気通路110の最狭部に、気体燃料を噴出させるノズル
112を設けている。ノズル112には、連絡通路11
4が連通されている。連絡通路114は、図示しない
が、前述実施例と同様に、燃料流量を計量するジェット
を介して燃料通路に連通され、この燃料通路を圧力調整
装置に連通されている。圧力調整装置は、図示しない燃
料タンクの液相の気体燃料を調圧・気化・調量し、燃料
通路に供給する。
気通路110の最狭部に、気体燃料を噴出させるノズル
112を設けている。ノズル112には、連絡通路11
4が連通されている。連絡通路114は、図示しない
が、前述実施例と同様に、燃料流量を計量するジェット
を介して燃料通路に連通され、この燃料通路を圧力調整
装置に連通されている。圧力調整装置は、図示しない燃
料タンクの液相の気体燃料を調圧・気化・調量し、燃料
通路に供給する。
【0037】前記気体燃料用キャブレタ102には、内
燃機関(図示せず)の負荷に応じてベンチュリ部吸気通
路110を拡縮する拡縮機構116を設けている。拡縮
機構116は、ベンチュリ部吸気通路110の空気流通
方向の中心に拡縮体118を設けている。拡縮体118
は、本体104の支持孔120に、空気流通方向に移動
可能に支持されている。
燃機関(図示せず)の負荷に応じてベンチュリ部吸気通
路110を拡縮する拡縮機構116を設けている。拡縮
機構116は、ベンチュリ部吸気通路110の空気流通
方向の中心に拡縮体118を設けている。拡縮体118
は、本体104の支持孔120に、空気流通方向に移動
可能に支持されている。
【0038】前記拡縮体118は、一端側に上流側から
下流側に向い漸次径小となる円錐形状の円錐部122を
設け、中間部位にこの円錐部122に連続する一定径の
円柱部124を設け、他端側に前記支持孔120に支持
される支持部126を設けている。拡縮体118の他端
側には、レバー128の一端側が係合軸130により回
動可能に係合されている。レバー128は、中央の支軸
132により揺動可能に支持され、他端側を連絡体13
4により、例えば、スロットル(図示せず)に連絡され
ている。
下流側に向い漸次径小となる円錐形状の円錐部122を
設け、中間部位にこの円錐部122に連続する一定径の
円柱部124を設け、他端側に前記支持孔120に支持
される支持部126を設けている。拡縮体118の他端
側には、レバー128の一端側が係合軸130により回
動可能に係合されている。レバー128は、中央の支軸
132により揺動可能に支持され、他端側を連絡体13
4により、例えば、スロットル(図示せず)に連絡され
ている。
【0039】拡縮体118は、スロットルバルブの開度
の小さい内燃機関の低負荷においては中間の円柱部12
4がベンチュリ部吸気通路110の最狭部に位置される
ことにより有効面積を小とし、スロットルバルブが開か
れて負荷が大きくなるにしたがい円錐部122の径大部
から径小部がベンチュリ部吸気通路110の最狭部に移
動されることにより有効面積を次第に増加させる。した
がって、拡縮体118は、いずれの開度状態においても
空気流速が一定となり、各開度において一定の適正な空
燃比を得られるように、その形状を設定する。
の小さい内燃機関の低負荷においては中間の円柱部12
4がベンチュリ部吸気通路110の最狭部に位置される
ことにより有効面積を小とし、スロットルバルブが開か
れて負荷が大きくなるにしたがい円錐部122の径大部
から径小部がベンチュリ部吸気通路110の最狭部に移
動されることにより有効面積を次第に増加させる。した
がって、拡縮体118は、いずれの開度状態においても
空気流速が一定となり、各開度において一定の適正な空
燃比を得られるように、その形状を設定する。
【0040】これにより、拡縮機構116は、スロット
ルバルブの開閉に応じて、レバー130により拡縮体1
18をベンチュリ部吸気通路110の空気流通方向に移
動させ、ベンチュリ部吸気通路110の面積を増減させ
ることにより、空気流速を一定にして適正な空燃比の混
合気を生じさせ得る。
ルバルブの開閉に応じて、レバー130により拡縮体1
18をベンチュリ部吸気通路110の空気流通方向に移
動させ、ベンチュリ部吸気通路110の面積を増減させ
ることにより、空気流速を一定にして適正な空燃比の混
合気を生じさせ得る。
【0041】次に作用を説明する。
【0042】気体燃料用キャブレタ102は、内燃機関
の駆動中に、スロットルバルブ(図示せず)の開閉に応
じて拡縮体118が連絡体134及びレバー130を介
してベンチュリ部吸気通路110の空気流通方向に移動
される。
の駆動中に、スロットルバルブ(図示せず)の開閉に応
じて拡縮体118が連絡体134及びレバー130を介
してベンチュリ部吸気通路110の空気流通方向に移動
される。
【0043】気体燃料用キャブレタ102は、スロット
ルバルブの開度が小さい内燃機関の低負荷において、拡
縮体118の円柱部124がベンチュリ部吸気通路11
0の最狭部に位置されることになり、有効面積を小とし
ている。
ルバルブの開度が小さい内燃機関の低負荷において、拡
縮体118の円柱部124がベンチュリ部吸気通路11
0の最狭部に位置されることになり、有効面積を小とし
ている。
【0044】したがって、ベンチュリ部吸気通路110
は、面積を小さくされていることにより、空気の流速を
速めてノズル112から気体燃料を良好に噴出させるこ
とができる。これにより、気体燃料用キャブレタ102
は、内燃機関の低負荷時に、ベンチュリ部108におい
て気体燃料を良好に噴出させることができ、運転を安定
させることができる。
は、面積を小さくされていることにより、空気の流速を
速めてノズル112から気体燃料を良好に噴出させるこ
とができる。これにより、気体燃料用キャブレタ102
は、内燃機関の低負荷時に、ベンチュリ部108におい
て気体燃料を良好に噴出させることができ、運転を安定
させることができる。
【0045】気体燃料用キャブレタ102は、スロット
ルバルブの開度が次第に開かれて内燃機関が中負荷域に
なると、拡縮体118の円錐部122の径大部がベンチ
ュリ部吸気通路110の最狭部に移動されることによ
り、有効面積を次第に増加させることになる。
ルバルブの開度が次第に開かれて内燃機関が中負荷域に
なると、拡縮体118の円錐部122の径大部がベンチ
ュリ部吸気通路110の最狭部に移動されることによ
り、有効面積を次第に増加させることになる。
【0046】したがって、ベンチュリ部吸気通路110
は、スロットルバルブが開かれて流れる空気量が増加す
ることに応じて面積を増加されることにより、吸気抵抗
の増大を招くことなく、空気の流速を速めることができ
る。これにより、気体燃料用キャブレタ102は、内燃
機関の中負荷時に、ベンチュリ部108において吸気体
燃料を良好に噴出させることができる。このため、内燃
機関の低・中負荷時におけるつながりや加速性を向上す
ることができる。
は、スロットルバルブが開かれて流れる空気量が増加す
ることに応じて面積を増加されることにより、吸気抵抗
の増大を招くことなく、空気の流速を速めることができ
る。これにより、気体燃料用キャブレタ102は、内燃
機関の中負荷時に、ベンチュリ部108において吸気体
燃料を良好に噴出させることができる。このため、内燃
機関の低・中負荷時におけるつながりや加速性を向上す
ることができる。
【0047】気体燃料用キャブレタ102は、スロット
ルバルブの開度が大きく開かれて内燃機関が高負荷にな
ると、拡縮体118の円錐部122の径小部がベンチュ
リ部吸気通路110の最狭部に移行することにより、有
効面積を最大に増加させることになる。
ルバルブの開度が大きく開かれて内燃機関が高負荷にな
ると、拡縮体118の円錐部122の径小部がベンチュ
リ部吸気通路110の最狭部に移行することにより、有
効面積を最大に増加させることになる。
【0048】したがって、ベンチュリ部吸気通路110
は、スロットルバルブが開かれて流れる空気量が増加す
ることに応じて面積を増加されることにより、吸気抵抗
の増大を回避し得て、空気の流速を速めることができ
る。これにより、気体燃料用キャブレタ102は、内燃
機関の孔負荷時に、ベンチュリ部108において吸気体
燃料を良好に噴出させることができる。このため、内燃
機関の高負荷時における出力を増大させ、高負荷時の最
高出力を向上することができる。
は、スロットルバルブが開かれて流れる空気量が増加す
ることに応じて面積を増加されることにより、吸気抵抗
の増大を回避し得て、空気の流速を速めることができ
る。これにより、気体燃料用キャブレタ102は、内燃
機関の孔負荷時に、ベンチュリ部108において吸気体
燃料を良好に噴出させることができる。このため、内燃
機関の高負荷時における出力を増大させ、高負荷時の最
高出力を向上することができる。
【0049】このように、この気体燃料用キャブレタ1
02は、拡縮機構116によって、内燃機関(図示せ
ず)の負荷に応じて開閉されるスロットルバルブの開閉
動作によってベンチュリ部吸気通路110を拡縮するこ
とにより、ベンチュリ部108に設けたノズル112か
らベンチュリ部吸気通路110に、内燃機関の負荷に応
じた適切な量の気体燃料を噴出させ、空気流速を一定に
して適正な空燃比の混合気を生じさることができる。
02は、拡縮機構116によって、内燃機関(図示せ
ず)の負荷に応じて開閉されるスロットルバルブの開閉
動作によってベンチュリ部吸気通路110を拡縮するこ
とにより、ベンチュリ部108に設けたノズル112か
らベンチュリ部吸気通路110に、内燃機関の負荷に応
じた適切な量の気体燃料を噴出させ、空気流速を一定に
して適正な空燃比の混合気を生じさることができる。
【0050】これにより、気体燃料用キャブレタ102
は、内燃機関の全負荷域において適正な空燃比の混合気
を供給することができる。このため、中負荷域へのつな
がりや加速性及び高負荷時の最高出力を向上し得て、出
力損失を減少し得て、燃料消費率の向上や排気有害成分
値の低減に有利となし得る。また、排気量の異なる内燃
機関に容易に設定し得て、共通化によるコストダウンを
果たし得る。
は、内燃機関の全負荷域において適正な空燃比の混合気
を供給することができる。このため、中負荷域へのつな
がりや加速性及び高負荷時の最高出力を向上し得て、出
力損失を減少し得て、燃料消費率の向上や排気有害成分
値の低減に有利となし得る。また、排気量の異なる内燃
機関に容易に設定し得て、共通化によるコストダウンを
果たし得る。
【0051】
【発明の効果】このように、この発明によれば、内燃機
関の負荷に応じた適切な量の気体燃料を噴出させること
ができ、内燃機関の全負荷域において適正な空燃比の混
合気を供給することができる。
関の負荷に応じた適切な量の気体燃料を噴出させること
ができ、内燃機関の全負荷域において適正な空燃比の混
合気を供給することができる。
【0052】このため、中負荷域へのつながりや加速性
及び高負荷時の最高出力を向上し得て、出力損失を減少
し得て、燃料消費率の向上や排気有害成分値の低減に有
利となし得る。また、排気量の異なる内燃機関に容易に
設定し得て、共通化によるコストダウンを果たし得る。
及び高負荷時の最高出力を向上し得て、出力損失を減少
し得て、燃料消費率の向上や排気有害成分値の低減に有
利となし得る。また、排気量の異なる内燃機関に容易に
設定し得て、共通化によるコストダウンを果たし得る。
【図1】この発明の実施例を示す気体燃料用キャブレタ
の断面図である。
の断面図である。
【図2】この発明の別の実施例を示す気体燃料用キャブ
レタの断面図である。
レタの断面図である。
【図3】従来の気体燃料用キャブレタを示す断面図であ
る。
る。
【図4】圧力調整装置の断面図である。
【図5】気体燃料用キャブレタを備えた内燃機関の概略
構成図である。
構成図である。
2 気体燃料用キャブレタ 4 本体 6 キャブレタ吸気通路 8−1 第1ベンチュリ部 8−2 第2ベンチュリ部 10−1 第1ベンチュリ部吸気通路 10−2 第2ベンチュリ部吸気通路 12−1 第1ノズル 12−2 第2ノズル 14−1 第1連絡通路 14−2 第2連絡通路 16−1 第1ジェット 16−2 第2ジェット 18 燃料通路 20 開閉機構 22 案内溝 24 開閉体 26 内壁 28 窪所 30 駆動具 32 開閉体用ノズル 34 分岐通路 36 開閉体用ジェット
Claims (2)
- 【請求項1】 気体燃料を空気に混合して内燃機関に供
給する気体燃料用キャブレタにおいて、この気体燃料用
キャブレタに複数のベンチュリ部を設けるとともにこれ
ら複数のベンチュリ部のベンチュリ部吸気通路に気体燃
料を噴出させるノズルを夫々設け、前記内燃機関の負荷
に応じて前記複数のベンチュリ部のベンチュリ部吸気通
路を順次に開閉する開閉機構を設けたことを特徴とする
気体燃料用キャブレタ。 - 【請求項2】 気体燃料を空気に混合して内燃機関に供
給する気体燃料用キャブレタにおいて、この気体燃料用
キャブレタに単一のベンチュリ部を設けるとともにこの
ベンチュリ部のベンチュリ部吸気通路に気体燃料を噴出
させるノズルを設け、前記内燃機関の負荷に応じて前記
ベンチュリ部吸気通路の面積を拡縮する拡縮機構を設け
たことを特徴とする気体燃料用キャブレタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36152392A JPH06200830A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 気体燃料用キャブレタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36152392A JPH06200830A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 気体燃料用キャブレタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06200830A true JPH06200830A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=18473926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36152392A Pending JPH06200830A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 気体燃料用キャブレタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06200830A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001055932A (ja) * | 1999-08-16 | 2001-02-27 | Toshiba Corp | ガスエンジンシステムおよびその運転方法 |
JP2019196863A (ja) * | 2018-05-09 | 2019-11-14 | 株式会社パロマ | 予混合装置及び燃焼装置 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP36152392A patent/JPH06200830A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001055932A (ja) * | 1999-08-16 | 2001-02-27 | Toshiba Corp | ガスエンジンシステムおよびその運転方法 |
JP2019196863A (ja) * | 2018-05-09 | 2019-11-14 | 株式会社パロマ | 予混合装置及び燃焼装置 |
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