JPH0619833Y2 - 絞り出し式流体ポンプのローラ支持装置 - Google Patents
絞り出し式流体ポンプのローラ支持装置Info
- Publication number
- JPH0619833Y2 JPH0619833Y2 JP1990116497U JP11649790U JPH0619833Y2 JP H0619833 Y2 JPH0619833 Y2 JP H0619833Y2 JP 1990116497 U JP1990116497 U JP 1990116497U JP 11649790 U JP11649790 U JP 11649790U JP H0619833 Y2 JPH0619833 Y2 JP H0619833Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- roller
- rotor
- fluid pump
- eccentric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Reciprocating Pumps (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、コンクリート等の流体を圧送する際に使用す
る絞り出し式流体ポンプに関する。
る絞り出し式流体ポンプに関する。
（従来の技術） 絞り出し式流体ポンプは、ポンプケーシングの内周面に
沿設したポンピングチューブを、回転するロータに軸支
したローラで押圧転動することにより、同ポンピングチ
ューブ内の流体を圧送するものである。
沿設したポンピングチューブを、回転するロータに軸支
したローラで押圧転動することにより、同ポンピングチ
ューブ内の流体を圧送するものである。
従って、同ポンピングチューブを押圧転動するローラと
同ポンプケーシングとの間隔（以下、クリアランスとい
う）は一定化させる必要がある。
同ポンプケーシングとの間隔（以下、クリアランスとい
う）は一定化させる必要がある。
しかし、従来の絞り出し式流体ポンプでは、このクリア
ランスを調整する機構がなかったので、長時間運転して
同ポンピングチューブが劣化したり、同ローラが摩耗し
たりすると同クリアランスが変化してしまいポンプとし
ての性能が低下することが多かった。
ランスを調整する機構がなかったので、長時間運転して
同ポンピングチューブが劣化したり、同ローラが摩耗し
たりすると同クリアランスが変化してしまいポンプとし
ての性能が低下することが多かった。
同クリアランスが広すぎると流体を圧送できなくなった
り、流体が逆流する。逆に同クリアランスが狭すぎると
抵抗が増し、部品を損傷する原因となる。
り、流体が逆流する。逆に同クリアランスが狭すぎると
抵抗が増し、部品を損傷する原因となる。
（考案が解決しようとする課題） 本考案が解決しようとする課題は、従来の絞り出し式流
体ポンプに改良を加え、ポンプケーシングとローラとの
間のクリアランス調整を容易かつ正確に行うことが可能
な、絞り出し式流体ポンプのローラ支持装置を提供する
ことにある。
体ポンプに改良を加え、ポンプケーシングとローラとの
間のクリアランス調整を容易かつ正確に行うことが可能
な、絞り出し式流体ポンプのローラ支持装置を提供する
ことにある。
（課題を解決するための手段） かかる課題を解決した本考案の要旨は、円筒形状のポン
プケーシング内に回転自在なロータを設け、同ポンプケ
ーシングの内周面に沿設したポンピングチューブを同ロ
ータに軸支したローラで押圧転動する絞り出し式流体ポ
ンプにおいて、ローラを回転自在に支持する支持軸の左
右両端それぞれに支持軸の軸心と偏心した位置に軸心を
有する偏心軸を水平に突設し、同左右の偏心軸をロータ
で軸支するとともに、同偏心軸の軸端に調整部材を軸着
し、同調整部材を偏心軸まわりの複数の回転角度位置で
ロータに固定できる固着手段を備えたことを特徴とする
絞り出し式流体ポンプのローラ支持装置にある。
プケーシング内に回転自在なロータを設け、同ポンプケ
ーシングの内周面に沿設したポンピングチューブを同ロ
ータに軸支したローラで押圧転動する絞り出し式流体ポ
ンプにおいて、ローラを回転自在に支持する支持軸の左
右両端それぞれに支持軸の軸心と偏心した位置に軸心を
有する偏心軸を水平に突設し、同左右の偏心軸をロータ
で軸支するとともに、同偏心軸の軸端に調整部材を軸着
し、同調整部材を偏心軸まわりの複数の回転角度位置で
ロータに固定できる固着手段を備えたことを特徴とする
絞り出し式流体ポンプのローラ支持装置にある。
（作用） 本考案の絞り出し式流体ポンプのローラ支持装置では、
ローラを直接支持している支持軸を回動自在な偏心軸で
ロータに軸支する構造としている。これによって、ロー
ラの回転中心線即ち支持軸の軸心の回動中心線と、偏心
軸自体の軸心の回動中心線とが所定距離だけ離れ、互い
に平行となっている。
ローラを直接支持している支持軸を回動自在な偏心軸で
ロータに軸支する構造としている。これによって、ロー
ラの回転中心線即ち支持軸の軸心の回動中心線と、偏心
軸自体の軸心の回動中心線とが所定距離だけ離れ、互い
に平行となっている。
従って同偏心軸を同回動中心線を中心として所定角度だ
け回動させると、同ローラの回転中心線は同回動中心線
を中心として所定角度だけ移動することになる。同ロー
ラの回転中心線が移動すると、同ローラとポンプケーシ
ングとの距離が変化するのでクリアランスを調整するこ
とができる。
け回動させると、同ローラの回転中心線は同回動中心線
を中心として所定角度だけ移動することになる。同ロー
ラの回転中心線が移動すると、同ローラとポンプケーシ
ングとの距離が変化するのでクリアランスを調整するこ
とができる。
同偏心軸の回動角度を調整する調整部材を同偏心軸の端
部付近に取り付けているので、同調整部材を所定角度だ
け回動させることにより同クリアランスを調整すること
ができる。そして同調整部材の一部を同ロータの一部に
固着手段で固定することにより、同クリアランスを決定
するようになっている。同調整部材の固定位置は移動自
在となっているので、固定位置を変えることにより、同
クリアランスを変化させることができる。
部付近に取り付けているので、同調整部材を所定角度だ
け回動させることにより同クリアランスを調整すること
ができる。そして同調整部材の一部を同ロータの一部に
固着手段で固定することにより、同クリアランスを決定
するようになっている。同調整部材の固定位置は移動自
在となっているので、固定位置を変えることにより、同
クリアランスを変化させることができる。
（実施例） 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第１図は実施例を示す一部切欠側面図、第２図は第１図
のＡ−Ａにおける一部切欠断面図、第３図は同一部切欠
側面図、第４図は第２図の矢線Ｂ付近の説明図、第５図
は偏心軸の回動説明図、第６図は調整部材のボルト孔の
説明図、第７図はロータのボルト孔の説明図である。
のＡ−Ａにおける一部切欠断面図、第３図は同一部切欠
側面図、第４図は第２図の矢線Ｂ付近の説明図、第５図
は偏心軸の回動説明図、第６図は調整部材のボルト孔の
説明図、第７図はロータのボルト孔の説明図である。
本実施例では、円筒形状のポンプケーシング１内に回転
自在なロータ２を設け、ポンプケーシング１の内周面に
沿設したポンピングチューブ３をロータ２に軸支したロ
ーラ４で押圧転動する絞り出し式流体ポンプ５におい
て、ローラ４を支持軸１６で回動自在に支持し、同支持
軸１６の左右軸端に偏心軸６を水平に突設し、同偏心軸
をロータ２に軸支し、偏心軸６の回動角度を調整する調
整部材７を偏心軸６の端部に取り付け、調整部材７の一
部をロータ２の一部にボルト８で固定している。ポンプ
ケーシング１とポンピングチューブ３との間にはパッド
９を挟んでいる。
自在なロータ２を設け、ポンプケーシング１の内周面に
沿設したポンピングチューブ３をロータ２に軸支したロ
ーラ４で押圧転動する絞り出し式流体ポンプ５におい
て、ローラ４を支持軸１６で回動自在に支持し、同支持
軸１６の左右軸端に偏心軸６を水平に突設し、同偏心軸
をロータ２に軸支し、偏心軸６の回動角度を調整する調
整部材７を偏心軸６の端部に取り付け、調整部材７の一
部をロータ２の一部にボルト８で固定している。ポンプ
ケーシング１とポンピングチューブ３との間にはパッド
９を挟んでいる。
本実施例では、ローラ４をロータ２に軸支しているのは
支持軸１６と偏心軸６である。第４図に示すように偏心
軸６においては、ローラ４の回転中心線１０即ち支持軸
１６の軸心と偏心軸６自体の回動中心線１１とが所定距
離だけ離れ、互いに平行をなしている。
支持軸１６と偏心軸６である。第４図に示すように偏心
軸６においては、ローラ４の回転中心線１０即ち支持軸
１６の軸心と偏心軸６自体の回動中心線１１とが所定距
離だけ離れ、互いに平行をなしている。
従って、第５図に示すように偏心軸６を回動中心線１１
を中心として所定角度だけ回動させると、ローラ４の回
転中心線１０は回動中心線１１を中心として所定角度だ
け移動することになる。ローラ４の回転中心線１０が移
動するとローラ４とポンプケーシング１との距離が変化
するのでクリアランス１３を調整することができる。
を中心として所定角度だけ回動させると、ローラ４の回
転中心線１０は回動中心線１１を中心として所定角度だ
け移動することになる。ローラ４の回転中心線１０が移
動するとローラ４とポンプケーシング１との距離が変化
するのでクリアランス１３を調整することができる。
偏心軸６の端部には調整部材７を取り付けているので、
ボルト８を緩めて調整部材７を所定角度だけ回動させる
ことによりクリアランス１３を調整することができる。
そしてボルト８を締めて調整部材７をロータ２に固定す
ることにより、クリアランス１３を決定する。第６図及
び第７図に示すように、調整部材７とロータ２とにはそ
れぞれ所定角度だけずらして複数のボルト孔１４，１５
を設けているのでボルト孔１４とボルト孔１５とを適当
に組み合わせてボルト８で固定することにより、調整部
材７の固定位置を変更し、クリアランス１３を変えられ
る。
ボルト８を緩めて調整部材７を所定角度だけ回動させる
ことによりクリアランス１３を調整することができる。
そしてボルト８を締めて調整部材７をロータ２に固定す
ることにより、クリアランス１３を決定する。第６図及
び第７図に示すように、調整部材７とロータ２とにはそ
れぞれ所定角度だけずらして複数のボルト孔１４，１５
を設けているのでボルト孔１４とボルト孔１５とを適当
に組み合わせてボルト８で固定することにより、調整部
材７の固定位置を変更し、クリアランス１３を変えられ
る。
クリアランス１３が狭すぎるとポンピングチューブ３や
パッド９を傷めやすく、広すぎると流体圧送不能になっ
たり逆流したりすることがあったが、本実施例によりク
リアランス１３を適切に調整することができるようにな
った。またポンピングチューブ３の劣化、ローラ４の摩
耗等が原因でクリアランス１３が変化したときでも、容
易かつ正確に再調整して対応することができる。ポンピ
ングチューブ３を取換えた場合のクリアランス１３の調
整も容易である。
パッド９を傷めやすく、広すぎると流体圧送不能になっ
たり逆流したりすることがあったが、本実施例によりク
リアランス１３を適切に調整することができるようにな
った。またポンピングチューブ３の劣化、ローラ４の摩
耗等が原因でクリアランス１３が変化したときでも、容
易かつ正確に再調整して対応することができる。ポンピ
ングチューブ３を取換えた場合のクリアランス１３の調
整も容易である。
（考案の効果） 本考案により、ポンプケーシングとローラとの間のクリ
アランス調整を容易かつ正確に行うことが可能な、絞り
出し式流体ポンプのローラ支持装置を提供することがで
きる。
アランス調整を容易かつ正確に行うことが可能な、絞り
出し式流体ポンプのローラ支持装置を提供することがで
きる。
第１図は実施例を示す一部切欠側面図、第２図は第１図
のＡ−Ａにおける一部切欠断面図、第３図は同一部切欠
側面図、第４図は第２図の矢線Ｂ付近の説明図、第５図
は偏心軸の回動説明図、第６図は調整部材のボルト孔の
説明図、第７図はロータのボルト孔の説明図である。 １：ポンプケーシング、２：ロータ ３：ポンピングチューブ、４：ローラ ５：絞り出し式流体ポンプ、６：偏心軸 ７：調整部材、８：ボルト ９：パッド、１０：回転中心線 １１：回動中心線、１２：所定距離 １３：クリアランス
のＡ−Ａにおける一部切欠断面図、第３図は同一部切欠
側面図、第４図は第２図の矢線Ｂ付近の説明図、第５図
は偏心軸の回動説明図、第６図は調整部材のボルト孔の
説明図、第７図はロータのボルト孔の説明図である。 １：ポンプケーシング、２：ロータ ３：ポンピングチューブ、４：ローラ ５：絞り出し式流体ポンプ、６：偏心軸 ７：調整部材、８：ボルト ９：パッド、１０：回転中心線 １１：回動中心線、１２：所定距離 １３：クリアランス
Claims (1)
- 【請求項１】円筒形状のポンプケーシング内に回転自在
なロータを設け、同ポンプケーシングの内周面に沿設し
たポンピングチューブを同ロータに軸支したローラで押
圧転動する絞り出し式流体ポンプにおいて、ローラを回
転自在に支持する支持軸の左右両端それぞれに支持軸の
軸心と偏心した位置に軸心を有する偏心軸を水平に突設
し、同左右の偏心軸をロータで軸支するとともに、同偏
心軸の軸端に調整部材を軸着し、同調整部材を偏心軸ま
わりの複数の回転角度位置でロータに固定できる固着手
段を備えたことを特徴とする絞り出し式流体ポンプのロ
ーラ支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990116497U JPH0619833Y2 (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | 絞り出し式流体ポンプのローラ支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990116497U JPH0619833Y2 (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | 絞り出し式流体ポンプのローラ支持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0471785U JPH0471785U (ja) | 1992-06-25 |
| JPH0619833Y2 true JPH0619833Y2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=31864328
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990116497U Expired - Lifetime JPH0619833Y2 (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | 絞り出し式流体ポンプのローラ支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0619833Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5237284U (ja) * | 1975-09-09 | 1977-03-16 | ||
| JPS5416806U (ja) * | 1977-07-07 | 1979-02-02 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62133983U (ja) * | 1986-02-17 | 1987-08-24 |
-
1990
- 1990-11-05 JP JP1990116497U patent/JPH0619833Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5237284U (ja) * | 1975-09-09 | 1977-03-16 | ||
| JPS5416806U (ja) * | 1977-07-07 | 1979-02-02 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0471785U (ja) | 1992-06-25 |
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