JPH06197869A - 赤外線温度計のプローブ用使い捨てカバー - Google Patents
赤外線温度計のプローブ用使い捨てカバーInfo
- Publication number
- JPH06197869A JPH06197869A JP4360554A JP36055492A JPH06197869A JP H06197869 A JPH06197869 A JP H06197869A JP 4360554 A JP4360554 A JP 4360554A JP 36055492 A JP36055492 A JP 36055492A JP H06197869 A JPH06197869 A JP H06197869A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- probe
- cylindrical body
- film member
- opening edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フィルム部分の伸率を大きくして同フィルム
部分の破損事故を防ぐようにする。 【構成】 筒状体1内に袋状フィルム体2を挿入し且つ
当該袋状フィルム体2の開口縁3を同筒状体1の後端開
口縁4に溶着したものである。
部分の破損事故を防ぐようにする。 【構成】 筒状体1内に袋状フィルム体2を挿入し且つ
当該袋状フィルム体2の開口縁3を同筒状体1の後端開
口縁4に溶着したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、患者の体表面、特に患
者の外耳道等から放射される赤外線を検出し且つこれを
分析することによって、身体の芯の温度を測定する形式
の赤外線温度計のプローブ用使い捨てカバーに関する。
者の外耳道等から放射される赤外線を検出し且つこれを
分析することによって、身体の芯の温度を測定する形式
の赤外線温度計のプローブ用使い捨てカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衛生的使用を保証する有効な一つ
の方法として、身体と接触する温度計の部分に使い捨て
カバーを設ける手段すなわち、図7に示すような、プラ
スチック材料の射出成形で得た筒状体6の先端の開口に
薄いフィルム7を溶着により張設した使い捨てカバー8
をプローブ9に着脱自在に被せ嵌める手段を採用してい
る。(特開昭61−263438号公報参照)
の方法として、身体と接触する温度計の部分に使い捨て
カバーを設ける手段すなわち、図7に示すような、プラ
スチック材料の射出成形で得た筒状体6の先端の開口に
薄いフィルム7を溶着により張設した使い捨てカバー8
をプローブ9に着脱自在に被せ嵌める手段を採用してい
る。(特開昭61−263438号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て述べた使い捨てカバー8は、フィルム7が小さく、プ
ローブ9の先端10により押圧されて伸展するときには
当該フィルム全体の伸び範囲が少ないために次のような
問題点があった。 全体の伸び範囲(伸び量)が少ないために破れ事故、
特に筒状体6の先端縁に対するフィルム7の周縁の溶着
の剥れ事故が起き易い。 斯る事故はプロ−ブが身体に当る近くで発生するため
に往々にプローブ9が身体に直に接してしまう危険があ
って好ましくない。 上記を回避するためには溶着を丁寧に且つしっか
りとなす必要があり高度の溶着技術が要求され、生産性
アップ、低コスト化に不向きである。
て述べた使い捨てカバー8は、フィルム7が小さく、プ
ローブ9の先端10により押圧されて伸展するときには
当該フィルム全体の伸び範囲が少ないために次のような
問題点があった。 全体の伸び範囲(伸び量)が少ないために破れ事故、
特に筒状体6の先端縁に対するフィルム7の周縁の溶着
の剥れ事故が起き易い。 斯る事故はプロ−ブが身体に当る近くで発生するため
に往々にプローブ9が身体に直に接してしまう危険があ
って好ましくない。 上記を回避するためには溶着を丁寧に且つしっか
りとなす必要があり高度の溶着技術が要求され、生産性
アップ、低コスト化に不向きである。
【0004】上記問題点を解消するためにはフィルムの
面積を大きくして全体の伸び範囲(伸び量)を多くすれ
ばよい。
面積を大きくして全体の伸び範囲(伸び量)を多くすれ
ばよい。
【0005】本発明は、フィルムの全体の伸び範囲(伸
び量)を多くすることに成功した新規の赤外線温度計の
プローブ用使い捨てカバーを提供することを目的とす
る。
び量)を多くすることに成功した新規の赤外線温度計の
プローブ用使い捨てカバーを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明赤外線温度計のプローブ用使い捨てカバーは、
フィルムを袋状とし当該袋状フィルム体2の開口縁3を
筒状体1の後端開口縁4に溶着したものである。
に本発明赤外線温度計のプローブ用使い捨てカバーは、
フィルムを袋状とし当該袋状フィルム体2の開口縁3を
筒状体1の後端開口縁4に溶着したものである。
【0007】
【作用】本発明に係わる赤外線温度計のプローブ用使い
捨てカバーは、フィルム体2が袋状を呈しているのでこ
れがプローブ9の先端10により押圧されて伸展すると
きには、当該袋状フィルム体2において筒状体1の内周
面と対向する周壁面個所11が伸長して全体の伸び量を
大きくするものである。
捨てカバーは、フィルム体2が袋状を呈しているのでこ
れがプローブ9の先端10により押圧されて伸展すると
きには、当該袋状フィルム体2において筒状体1の内周
面と対向する周壁面個所11が伸長して全体の伸び量を
大きくするものである。
【0008】
【発明の効果】本発明は、上記のように筒状体1内に袋
状フィルム体2を挿入し且つ当該袋状フィルム体2の開
口縁3を同筒状体1の後端開口縁4に溶着したことを特
徴とするので、上記作用において述べたように伸び範囲
(伸び量)を顕著に大きくすることができ、剥れ事故等
の発生が起きにくくすることができ、また筒状体1に対
する袋状フィルム体2の溶着個所はプローブ9の先端が
身体に当る個所から遠くなっているので、不測にして剥
れ事故が発生しても身体にプローブ9が直に接触してし
まうような危険がなく安全であり、更に上記のように伸
び範囲(伸び量)が大きくなり且つ或る程度までの剥れ
事故であれば危険がないので、上記溶着個所の溶着は敢
えて丁寧に且つしっかりとなす必要がなく高度な溶着技
術も必要ないものであって、生産性アップ、低コスト化
に向いているものである。
状フィルム体2を挿入し且つ当該袋状フィルム体2の開
口縁3を同筒状体1の後端開口縁4に溶着したことを特
徴とするので、上記作用において述べたように伸び範囲
(伸び量)を顕著に大きくすることができ、剥れ事故等
の発生が起きにくくすることができ、また筒状体1に対
する袋状フィルム体2の溶着個所はプローブ9の先端が
身体に当る個所から遠くなっているので、不測にして剥
れ事故が発生しても身体にプローブ9が直に接触してし
まうような危険がなく安全であり、更に上記のように伸
び範囲(伸び量)が大きくなり且つ或る程度までの剥れ
事故であれば危険がないので、上記溶着個所の溶着は敢
えて丁寧に且つしっかりとなす必要がなく高度な溶着技
術も必要ないものであって、生産性アップ、低コスト化
に向いているものである。
【0009】
【実施例】図1〜6に示す本発明の実施例は、プラスチ
ック材料を以て先端に向うに従って徐々に細い径となる
円錐の筒状体1を多数個まで構成し、これ等各筒状体1
の後縁の外周面に外向き鍔部11を、同じく内周面に環
状の係合突条12を一体に設ける。また、これ等筒状体
1とは別個に当該筒状体1の外形と同じ形の凹所13を
多数個(図には1個のみ示す)までもつ下型14を構成
し、各凹所13に筒状体1を抜去可能に落し込み嵌める
と共に下型14の上すなわち筒状体1の上に赤外線を通
す合成樹脂製フィルム15を被せ且つ真空を利用して当
該フィルム15を各筒状体1内に引き入れ、よって各筒
状1内に袋状フィルム体2を構成する。然るのち、下型
14の上方に予め配装された下面にリング状溶着・溶断
部16をもつ上型17を押下し、よって袋状フィルム体
2の開口縁3を外向き鍔部11に溶着し且つ同縁3より
外の余剰部18を切り落して完成品19を得るようにし
たものである。尚、袋状フィルム体2は、プローブ9に
嵌めた状態のときに当該プローブ9の窓(先端10)の
前においてシワのできないように伸展する深さとするこ
とが望ましい。
ック材料を以て先端に向うに従って徐々に細い径となる
円錐の筒状体1を多数個まで構成し、これ等各筒状体1
の後縁の外周面に外向き鍔部11を、同じく内周面に環
状の係合突条12を一体に設ける。また、これ等筒状体
1とは別個に当該筒状体1の外形と同じ形の凹所13を
多数個(図には1個のみ示す)までもつ下型14を構成
し、各凹所13に筒状体1を抜去可能に落し込み嵌める
と共に下型14の上すなわち筒状体1の上に赤外線を通
す合成樹脂製フィルム15を被せ且つ真空を利用して当
該フィルム15を各筒状体1内に引き入れ、よって各筒
状1内に袋状フィルム体2を構成する。然るのち、下型
14の上方に予め配装された下面にリング状溶着・溶断
部16をもつ上型17を押下し、よって袋状フィルム体
2の開口縁3を外向き鍔部11に溶着し且つ同縁3より
外の余剰部18を切り落して完成品19を得るようにし
たものである。尚、袋状フィルム体2は、プローブ9に
嵌めた状態のときに当該プローブ9の窓(先端10)の
前においてシワのできないように伸展する深さとするこ
とが望ましい。
【図1】本発明に係わる赤外線温度計のプローブ用使い
捨てカバーの実施例をプローブに嵌めた状態で示す斜視
図である。
捨てカバーの実施例をプローブに嵌めた状態で示す斜視
図である。
【図2】図1A−A線に沿う断面図である。
【図3】筒状体を凹所に嵌めフイルムを被せた状態を示
す断面略図である。
す断面略図である。
【図4】フイルムを筒状体内に引き入れた状態を示す断
面略図である。
面略図である。
【図5】上型で溶着している状態を示す断面略図であ
る。
る。
【図6】完成品を凹所から抜き取った状態を示す断面略
図である。
図である。
【図7】従来例を示す断面図である。
1 筒状体 2 袋状フィルム 3 開口縁 4 開口縁 6 筒状体 7 フィルム 8 使い捨てカバー 9 プローブ 10 先端 11 外向き鍔部 12 係合突条 13 凹所 14 下型 15 フィルム 16 リング状溶着・溶断部 17 上型 18 余剰部 19 完成品 20 プローブの基端に設けた係合凹条
Claims (1)
- 【請求項1】 筒状体1内に袋状フィルム体2を挿入し
且つ当該袋状フィルム体2の開口縁3を同筒状体1の後
端開口縁4に溶着したことを特徴とする赤外線温度計の
プローブ用使い捨てカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4360554A JPH06197869A (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 赤外線温度計のプローブ用使い捨てカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4360554A JPH06197869A (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 赤外線温度計のプローブ用使い捨てカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06197869A true JPH06197869A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=18469906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4360554A Pending JPH06197869A (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 赤外線温度計のプローブ用使い捨てカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06197869A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997042475A1 (en) * | 1996-05-07 | 1997-11-13 | Thermoscan, Inc. | Protective cover for an infrared thermometer |
US7927012B2 (en) | 2003-01-06 | 2011-04-19 | Covidien Ag | Probe cover cassette with improved probe cover support |
-
1992
- 1992-12-29 JP JP4360554A patent/JPH06197869A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997042475A1 (en) * | 1996-05-07 | 1997-11-13 | Thermoscan, Inc. | Protective cover for an infrared thermometer |
US7927012B2 (en) | 2003-01-06 | 2011-04-19 | Covidien Ag | Probe cover cassette with improved probe cover support |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6254271B1 (en) | Probe cover of tympanic thermometer | |
US5609564A (en) | Speculum cover, method of manufacturing same and cover accommodating case | |
EP0995089B1 (en) | Ear type clinical thermometer | |
US5088834A (en) | Unitary probe cover | |
JP2537033B2 (ja) | 検 鏡 | |
US4640273A (en) | Mouth guard for use with a diagnostic instrument | |
US6610025B2 (en) | Tampon applicator arrangement | |
US7354194B2 (en) | Tympanic thermometer probe cover with film support mechanism | |
US5121856A (en) | Sleeved dispensing vial | |
US6390671B1 (en) | Probe cover with film insert | |
CA2464482C (en) | Eyedropper with step portion | |
US6152596A (en) | Protective cover for infrared thermometer | |
US6647284B1 (en) | Probe cover of a tympanic thermometer and tympanic thermometer assembly | |
US5906437A (en) | Probe cover for a tympanic thermometer | |
GB1470023A (en) | Catheter and process for manufacturing same | |
EP0472490B1 (en) | Unitary probe cover | |
JP2005211428A (ja) | 生理用タンポン | |
JPH06197869A (ja) | 赤外線温度計のプローブ用使い捨てカバー | |
US6416602B1 (en) | Method of producing a disposable protective cap for an infrared radiation thermometer | |
JP3615359B2 (ja) | 耳式体温計 | |
US20030176809A1 (en) | Probe cover of a tympanic thermometer and method for manufacturing the same | |
JP4049243B2 (ja) | 耳式体温計用プローブカバー | |
JP3515331B2 (ja) | 体温計用プローブカバー | |
CN208140264U (zh) | 一种耳温枪套 | |
JP3613035B2 (ja) | プローブカバー |