JPH06197637A - 植物工場の照明装置 - Google Patents

植物工場の照明装置

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JPH06197637A
JPH06197637A JP35878792A JP35878792A JPH06197637A JP H06197637 A JPH06197637 A JP H06197637A JP 35878792 A JP35878792 A JP 35878792A JP 35878792 A JP35878792 A JP 35878792A JP H06197637 A JPH06197637 A JP H06197637A
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JP
Japan
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lighting
illumination
illuminator
plant
space
Prior art date
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Application number
JP35878792A
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English (en)
Inventor
Yoichi Yabumoto
陽一 藪本
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Iwasaki Denki KK
Original Assignee
Iwasaki Denki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】照明器具の台数を減少することができ、また消
費電力の少ない植物工場の照明装置を提供することを目
的とする。 【構成】装置本体の上部に複数の照明灯を可動自在に配
置し、その複数の照明灯を複数のブロックに分け、各ブ
ロック間を独立した照明空間とし、照明時間が暗期時間
より長くなるように構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は植物工場の照明装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年はサラダ菜、レタス等を人工照明を
利用した植物工場で育成することが実施されている。と
ころで、完全制御型の植物工場で栽培する場合は、栽培
面で約20,000ルクス近辺の高照度を必要とする。
そこで植物工場の天井面全域に高輝度放電灯を収納した
照明器具が設置されている。また完全制御型の植物工場
では、通常約16時間光源を点灯した後、光合成産物を
転流させるために約8時間消灯する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した完全制御型の
植物工場では、無農薬で清浄で且つ周年栽培ができる等
のメリットがある。しかし、植物の栽培には高照度のエ
ネルギーが必要なため、植物工場の天井面全域に高輝度
放電灯を収納した照明器具を設置するので、多数の照明
器具を必要とする欠点がある。また多数の照明器具を同
時に点灯するので、熱放出総量が多く特に気温の高い夏
場は冷房のための消費電力が大きくなる欠点がある。
【0004】本発明は上記の点に鑑み発明したものであ
って、照明器具の台数を減少することができ、且つ消費
電力の少ない植物工場の照明装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために次の構成とする。つまり装置本体の上部に複
数の照明灯を可動自在に配置する。また複数の照明灯を
複数のブロックに分け、各ブロック間を独立した照明空
間とする。そして各照明空間の照明時間が暗期時間より
長くなるように構成する。
【0006】
【作用】上記した構造の植物工場の照明装置によると、
装置本体の照明灯を複数のブロックに分け、各ブロック
間を独立した照明空間としてあるので、照明器具を移動
しながら順次明期と暗期を繰り返すことにより、少ない
照明器具で植物に必要な光合成産物を転流させることが
できる。また点灯する光源が少ないので、熱放出総量が
少なく冷房機の能力が小さくとも装置内の温度を所定範
囲に維持し、植物の育成を図ることができる。
【0007】
【実施例】以下本発明を図1ないし図3について説明す
る。図1において、1は植物工場における装置本体の全
体図、2は装置本体1の天井面の近傍に設置したレー
ル、3はレール2に所定の間隔で可動自在に配置してな
る照明器具であつて、400ワットないし700ワット
程度の高輝度放電ランプを装着して構成してある。4は
植物載置部材であって、固定式に構成してある。また同
植物載置部材4はコンベアーで構成し、可動するように
構成してもよい。5は植物載置部材4に載置する植物で
あって、例えばサラダ菜、レタスである。6は照明灯を
複数のブロックに分けるための仕切材であって、同仕切
材で各ブロック間を独立した照明空間として構成してあ
る。
【0008】次に、上記した植物育成装置の使用例につ
いて説明する。仕切材6で複数のブロックに分けられた
独立した照明空間A,B,Cの区域の中、例えば最初の
8時間は、照明器具はA,Bの照明空間に位置し、光源
を点灯する。次の8時間は照明器具はB,Cの照明空間
に移動し、光源を点灯する。さらに次の8時間はA,C
の照明空間に移動し、光源を点灯する。
【0009】このように各照明空間を照明器具が一定の
間隔をおいて移動し、光源を順次点灯すると、照明器具
の設置台数は従来の方式に較べて減少し、また光合成産
物を転流させるための明期と暗期のバランスをとること
ができる。また上記した実施例では、各照明空間A,
B,Cでは、照明時間が16時間で、暗期が8時間であ
り、照明時間が暗期時間より長くなるように構成されて
いる。なお照明時間と暗期時間の割合は、植物や生産計
画により変えて生育をコントロールすることも可能であ
る。例えば、Aブロックを20時間照明して、Bブロッ
クは14時間にする。このように設定することにより植
物は生育が早くなり収穫までの期間が短縮される。
【0010】
【発明の効果】本発明は上記したように、装置本体の上
部に複数の照明灯を可動自在に配置し、さらに複数の照
明灯を複数のブロックに分け、各ブロック間を独立した
照明空間とし、各照明空間の照明時間が暗期時間より長
くなるように構成してあるので、照明器具を移動しなが
ら順次照明と暗期を繰り返すことにより、少ない照明器
具で植物に必要な光合成産物を転流させることができ、
植物の育成を図ることができる特有な効果を有する。ま
た点灯する光源は従来の装置に比較して少ないので、熱
放出総量が少なく、冷房機の能力を小さくしても装置内
の温度を所定範囲に維持することができ、少ない消費電
力で植物の育成を図ることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の植物工場の照明装置の実施例を示す
正面図。
【図2】 図1の植物工場の照明装置の照明器具を移動
したときの正面図。
【図3】 図2の植物工場の照明装置の照明器具を移動
したときの正面図。
【符号の説明】
1 装置本体 2 レール 3 照明器具 4 植物載置部材 5 植物 6 仕切材 A 照明空間 B 照明空間 C 照明空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体の上部に複数の照明灯を可動自在
    に配置し、且つ複数の照明灯を複数のブロックに分け、
    各ブロック間を独立した照明空間とし、各照明空間の照
    明時間が暗期時間より長くなるように構成したことを特
    徴とする植物工場の照明装置。
JP35878792A 1992-12-28 1992-12-28 植物工場の照明装置 Pending JPH06197637A (ja)

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JP35878792A JPH06197637A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 植物工場の照明装置

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JPH06197637A true JPH06197637A (ja) 1994-07-19

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013121490A1 (ja) * 2012-02-15 2013-08-22 パナソニック株式会社 栽培システム、および、栽培方法
WO2016190017A1 (ja) * 2015-05-28 2016-12-01 グリーンアース株式会社 人工水耕栽培装置

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WO2013121490A1 (ja) * 2012-02-15 2013-08-22 パナソニック株式会社 栽培システム、および、栽培方法
WO2016190017A1 (ja) * 2015-05-28 2016-12-01 グリーンアース株式会社 人工水耕栽培装置
JPWO2016190017A1 (ja) * 2015-05-28 2018-09-13 グリーンアース株式会社 人工水耕栽培装置

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