JPH06196282A - 低圧ネオン管用インバータ点灯装置 - Google Patents
低圧ネオン管用インバータ点灯装置Info
- Publication number
- JPH06196282A JPH06196282A JP20584992A JP20584992A JPH06196282A JP H06196282 A JPH06196282 A JP H06196282A JP 20584992 A JP20584992 A JP 20584992A JP 20584992 A JP20584992 A JP 20584992A JP H06196282 A JPH06196282 A JP H06196282A
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- JP
- Japan
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- inverter
- lamp
- neon tube
- tube
- impedance
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価で、かつ簡単な回路構成で、管長の異な
るネオン管のランプ電流をほぼ一定にした低圧ネオン管
用インバータを提案することを目的とする。 【構成】 コンデンサを含む出力インピーダンスが90
KΩ以上のインバータと、このインバータの出力側に接
続されたインピーダンスが60KΩ以下の低圧ネオン管
からなり、前記コンデンサは低圧ネオン管と直列に接続
され、点灯周波数が16KHz〜30KHzの範囲のイ
ンバータ点灯装置。
るネオン管のランプ電流をほぼ一定にした低圧ネオン管
用インバータを提案することを目的とする。 【構成】 コンデンサを含む出力インピーダンスが90
KΩ以上のインバータと、このインバータの出力側に接
続されたインピーダンスが60KΩ以下の低圧ネオン管
からなり、前記コンデンサは低圧ネオン管と直列に接続
され、点灯周波数が16KHz〜30KHzの範囲のイ
ンバータ点灯装置。
Description
【発明の詳細な説明】 この発明は、管長の異なるネオン管のランプ電流をほぼ
一定にした低圧ネオン管用インバータに関するものであ
る。一般にネオン管は、種々の長さのものを組み合わせ
てネオンサインなどに使用されているが、長さによって
各管の輝度が異なると非常に見苦しいものになる。その
ため、各管には、ほぼ同一のランプ電流を流し、各管の
輝度のばらつきをなくしている。最近、屋内照明などに
低圧ネオン管が採用されているが、各管の輝度を一様に
するため各管の長さに適したインバータが必要になる。
そのため、インバータの種類が多様になり、実際工事施
行が煩雑になることはいなめなかった。そこで異なる管
長の低圧ネオン管に対して、一定のランプ電流を供給す
るインバータの要求が高まった。第1図は、一定のラン
プ電流で点灯させる代表的な従来の回路図である。この
回路図を使用して低圧ネオン管4を定電流点灯させる動
作を説明する。発振トランス6の出力コイル63に高電
圧が発生し、低圧ネオン管4が点灯すると、電流制限用
コンデンサ5により制限された電流が低圧ネオン管4に
流れる。この電流を検知回路1で検出し、検知信号をト
ランジスタ2のベースに接続された制御回路に帰還させ
ている。そしてトランジスタ2の発振を制御し、ランプ
電流が一定値になるようにしている。しかしこの方法
は、通常出力側の電流の波高値を検出して、トランジス
タ2の発振を制御する。管の長さにより、ランプ電流の
波高率が異なる場合は、一定のランプ電流に制御するこ
とが困難となる。波高率をランプ長の変化に対しても一
定にする必要があり、管長の変化による定電流回路は第
1図では、不可能である。また、第1図に於いて出力側
の電流の実効値を検出してトランジスタを制御すれば、
ランプ長の変化に対して、一定のランプ電流を供給する
ことができるが、回路が複雑になり、実用性が薄い。本
発明は、従来のネオン変圧器の定電流性が、変圧器のイ
ンピーダンスZT>ランプインピーダンスZLの関係に
よること、インバータ化は従来のものに比べ周波数が可
変できるので、容易にインバータのインピーダンスを目
的の値にできる点に着目したものである。一般に低圧ネ
オン管の管電圧の最大値は約900V、ランプ電流は1
5mAであるのでランプの最大インピーダンズは約60
KΩとなる。今第2図の回路で、管電圧900V(ラン
プインピーダンス60KΩ)および450V(ランプイ
ンピーダンス30KΩ)の低圧ネオン管4を二次電圧1
800Vおよび1200Vをもつインバータで点灯させ
たときのベクトル図を第3図に示す。
一定にした低圧ネオン管用インバータに関するものであ
る。一般にネオン管は、種々の長さのものを組み合わせ
てネオンサインなどに使用されているが、長さによって
各管の輝度が異なると非常に見苦しいものになる。その
ため、各管には、ほぼ同一のランプ電流を流し、各管の
輝度のばらつきをなくしている。最近、屋内照明などに
低圧ネオン管が採用されているが、各管の輝度を一様に
するため各管の長さに適したインバータが必要になる。
そのため、インバータの種類が多様になり、実際工事施
行が煩雑になることはいなめなかった。そこで異なる管
長の低圧ネオン管に対して、一定のランプ電流を供給す
るインバータの要求が高まった。第1図は、一定のラン
プ電流で点灯させる代表的な従来の回路図である。この
回路図を使用して低圧ネオン管4を定電流点灯させる動
作を説明する。発振トランス6の出力コイル63に高電
圧が発生し、低圧ネオン管4が点灯すると、電流制限用
コンデンサ5により制限された電流が低圧ネオン管4に
流れる。この電流を検知回路1で検出し、検知信号をト
ランジスタ2のベースに接続された制御回路に帰還させ
ている。そしてトランジスタ2の発振を制御し、ランプ
電流が一定値になるようにしている。しかしこの方法
は、通常出力側の電流の波高値を検出して、トランジス
タ2の発振を制御する。管の長さにより、ランプ電流の
波高率が異なる場合は、一定のランプ電流に制御するこ
とが困難となる。波高率をランプ長の変化に対しても一
定にする必要があり、管長の変化による定電流回路は第
1図では、不可能である。また、第1図に於いて出力側
の電流の実効値を検出してトランジスタを制御すれば、
ランプ長の変化に対して、一定のランプ電流を供給する
ことができるが、回路が複雑になり、実用性が薄い。本
発明は、従来のネオン変圧器の定電流性が、変圧器のイ
ンピーダンスZT>ランプインピーダンスZLの関係に
よること、インバータ化は従来のものに比べ周波数が可
変できるので、容易にインバータのインピーダンスを目
的の値にできる点に着目したものである。一般に低圧ネ
オン管の管電圧の最大値は約900V、ランプ電流は1
5mAであるのでランプの最大インピーダンズは約60
KΩとなる。今第2図の回路で、管電圧900V(ラン
プインピーダンス60KΩ)および450V(ランプイ
ンピーダンス30KΩ)の低圧ネオン管4を二次電圧1
800Vおよび1200Vをもつインバータで点灯させ
たときのベクトル図を第3図に示す。
E12=二次電圧 1200V E18=二次電圧 1800V L1=ランプインピーダンス30KΩのランプ L2=ランプインピーダンス60KΩのランプ VT1=L1のランプ電圧 VT2=L2のランプ電圧 VZ1=E12 L1使用時のインバータの電圧下 VZ2=E12 L2使用時のインバータの電圧下 VZ3=E18 L1使用時のインバータの電圧下 VZ4=E18 L2使用時のインバータの電圧下 今、点灯周波数を一定とし、管電圧900Vのとき、ラ
ンプ電流が15mA流れたとすると、二次電圧1200
Vのときのインバータの出力インピーダンスは、800
÷0.015=53KΩとなる。従ってこのインバータ
で管電圧450Vのランプを点灯させると、ランプ電流
は1100÷53=20.8mAとなり、ランプ電流は
管電圧900Vのランプで点灯したときより5.8mA
も多くなる。同様にして二次電圧1800Vのときのイ
ンバータの出力インピーダンスを求めると104KΩと
なる。管電圧450Vのランプを点灯させると、ランプ
電流は16.7mAとなり管電圧900Vのランプで点
灯したときより1.7mAしか多くならない。ランプイ
ンピーダンスに比べ、インバータの出力インピーダンス
を高くすればする程、定電流特性がよくなることがわか
る。インバータの出力インピーダンスを高くするには、
インバータの二次電圧を高くすれば良いが、二次電圧が
たかすぎると、絶縁処理が困難となる。またランプを始
動させる電圧から考えて高くても2000V程度におさ
えるのが妥当と考えられる。第2図の回路で、インバー
タの出力インピーダンスは、コンデンサ5のインピーダ
ンスの大きさで左右されるので出力インピーダンスを高
めるには、点灯周波数を限定する必要がある。点灯周波
数は可聴周波数限度の16KHz以上が必要で、上限は
出力インピーダンスを高く保つため、30KHz以下に
設定した。次は第2図の回路で、点灯周波数30KH
z、ランプインピーダンス60KΩ、30KΩおよび0
Ωに対して、インバータの出力インピーダンスを90K
Ω、65KΩにしたときのランプ電流測定結果を下表に
示す。
ンプ電流が15mA流れたとすると、二次電圧1200
Vのときのインバータの出力インピーダンスは、800
÷0.015=53KΩとなる。従ってこのインバータ
で管電圧450Vのランプを点灯させると、ランプ電流
は1100÷53=20.8mAとなり、ランプ電流は
管電圧900Vのランプで点灯したときより5.8mA
も多くなる。同様にして二次電圧1800Vのときのイ
ンバータの出力インピーダンスを求めると104KΩと
なる。管電圧450Vのランプを点灯させると、ランプ
電流は16.7mAとなり管電圧900Vのランプで点
灯したときより1.7mAしか多くならない。ランプイ
ンピーダンスに比べ、インバータの出力インピーダンス
を高くすればする程、定電流特性がよくなることがわか
る。インバータの出力インピーダンスを高くするには、
インバータの二次電圧を高くすれば良いが、二次電圧が
たかすぎると、絶縁処理が困難となる。またランプを始
動させる電圧から考えて高くても2000V程度におさ
えるのが妥当と考えられる。第2図の回路で、インバー
タの出力インピーダンスは、コンデンサ5のインピーダ
ンスの大きさで左右されるので出力インピーダンスを高
めるには、点灯周波数を限定する必要がある。点灯周波
数は可聴周波数限度の16KHz以上が必要で、上限は
出力インピーダンスを高く保つため、30KHz以下に
設定した。次は第2図の回路で、点灯周波数30KH
z、ランプインピーダンス60KΩ、30KΩおよび0
Ωに対して、インバータの出力インピーダンスを90K
Ω、65KΩにしたときのランプ電流測定結果を下表に
示す。
上記測定結果より、インバータの出力インピーダンスが
65KΩでは、ランプ電流を定電流にすることができな
いが、90KΩ以上であると、ランプインピーダンス6
0KΩ以下では、ほぼ定電流が達成できる。以上のよう
に、本発明は、点灯周波数を16KHz〜30KHzの
範囲で、容易にインバータの出力インピーダンスを90
KΩ以上にできることにより、ランプインピーダンス6
0KΩ以下の低圧ネオン管に対して、ほぼ一定のランプ
電流が確保できる。従来のネオン変圧器のように変圧器
のインピーダンスを多数のコイルをの捲回する必要もな
く安価でかつ簡単な回路構成で達成することができる。
65KΩでは、ランプ電流を定電流にすることができな
いが、90KΩ以上であると、ランプインピーダンス6
0KΩ以下では、ほぼ定電流が達成できる。以上のよう
に、本発明は、点灯周波数を16KHz〜30KHzの
範囲で、容易にインバータの出力インピーダンスを90
KΩ以上にできることにより、ランプインピーダンス6
0KΩ以下の低圧ネオン管に対して、ほぼ一定のランプ
電流が確保できる。従来のネオン変圧器のように変圧器
のインピーダンスを多数のコイルをの捲回する必要もな
く安価でかつ簡単な回路構成で達成することができる。
第1図は従来の放電点灯装置の回路図、第2図は本発明
の一実施例を示す回路図、第3図は本発明の理論を説明
するベクトル図である。 6:発振トランス
の一実施例を示す回路図、第3図は本発明の理論を説明
するベクトル図である。 6:発振トランス
Claims (1)
- 電源と、この電源に接続されたコンデンサーを含む出力
インピーダンスが90KΩ以上のインバータと、このイ
ンバータの出力側に接続されたインピーダンスが60K
Ω以下の低圧ネオン管からなり、前記コンデンサは前記
ネオン管と直列に接続され、点灯周波数16KHz〜3
0KHzで前記低圧ネオン管を点灯してなるインバータ
点灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20584992A JPH06196282A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 低圧ネオン管用インバータ点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20584992A JPH06196282A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 低圧ネオン管用インバータ点灯装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06196282A true JPH06196282A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=16513731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20584992A Pending JPH06196282A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 低圧ネオン管用インバータ点灯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06196282A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60151576A (ja) * | 1984-01-19 | 1985-08-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 赤外線人体検知装置 |
-
1992
- 1992-06-04 JP JP20584992A patent/JPH06196282A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60151576A (ja) * | 1984-01-19 | 1985-08-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 赤外線人体検知装置 |
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