JPH06193735A - ピストン - Google Patents
ピストンInfo
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- JPH06193735A JPH06193735A JP5249148A JP24914893A JPH06193735A JP H06193735 A JPH06193735 A JP H06193735A JP 5249148 A JP5249148 A JP 5249148A JP 24914893 A JP24914893 A JP 24914893A JP H06193735 A JPH06193735 A JP H06193735A
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- JP
- Japan
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- piston
- ring
- outer peripheral
- peripheral surface
- shoulder
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B21/00—Means for preventing relative axial movement of a pin, spigot, shaft or the like and a member surrounding it; Stud-and-socket releasable fastenings
- F16B21/10—Means for preventing relative axial movement of a pin, spigot, shaft or the like and a member surrounding it; Stud-and-socket releasable fastenings by separate parts
- F16B21/16—Means for preventing relative axial movement of a pin, spigot, shaft or the like and a member surrounding it; Stud-and-socket releasable fastenings by separate parts with grooves or notches in the pin or shaft
- F16B21/18—Means for preventing relative axial movement of a pin, spigot, shaft or the like and a member surrounding it; Stud-and-socket releasable fastenings by separate parts with grooves or notches in the pin or shaft with circlips or like resilient retaining devices, i.e. resilient in the plane of the ring or the like; Details
- F16B21/186—Means for preventing relative axial movement of a pin, spigot, shaft or the like and a member surrounding it; Stud-and-socket releasable fastenings by separate parts with grooves or notches in the pin or shaft with circlips or like resilient retaining devices, i.e. resilient in the plane of the ring or the like; Details external, i.e. with contracting action
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J1/00—Pistons; Trunk pistons; Plungers
- F16J1/005—Pistons; Trunk pistons; Plungers obtained by assembling several pieces
- F16J1/006—Pistons; Trunk pistons; Plungers obtained by assembling several pieces of different materials
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/16—Sealings between relatively-moving surfaces
- F16J15/32—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ばりの形成や、ダストおよびチップに対して
シール部材を十分に保護し、ひいては非シール性を回避
する。 【構成】 ピストン1が、シール部材7を収容するため
の肩部8を有しており、該肩部が、円筒状の摺動面9
と、外周面12を備えた区分10とを分離しており、前
記外周面12に、リング14を収容するための溝13が
加工成形されており、前記リング14がシール部材7を
軸方向で位置固定している。
シール部材を十分に保護し、ひいては非シール性を回避
する。 【構成】 ピストン1が、シール部材7を収容するため
の肩部8を有しており、該肩部が、円筒状の摺動面9
と、外周面12を備えた区分10とを分離しており、前
記外周面12に、リング14を収容するための溝13が
加工成形されており、前記リング14がシール部材7を
軸方向で位置固定している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピストンであって、環
状のシール部材を備えており、該シール部材が、ケーシ
ングブロックのような構成部分に設けられた円筒状の収
容孔に滑動可能に嵌合されていて、少なくとも片側で圧
力を負荷されるようになっている形式のものに関する。
状のシール部材を備えており、該シール部材が、ケーシ
ングブロックのような構成部分に設けられた円筒状の収
容孔に滑動可能に嵌合されていて、少なくとも片側で圧
力を負荷されるようになっている形式のものに関する。
【0002】さらに本発明は、このような形式のピスト
ンを製造するための工具に関する。
ンを製造するための工具に関する。
【0003】
【従来の技術】このような形式のピストンは、多種多様
の形と構成で使用されている。たとえば、特にこのよう
なピストンはハイドロリック式のブレーキシステムに用
いられるケーシングブロックのような構成部分で使用さ
れている。たとえば、国際公開第91/16220号パ
ンフレットに開示されているように、ハイドロリック式
のブレーキシステムに用いられるケーシングブロックに
は、複数のピストンが、対応する収容孔内に滑動可能に
支承されていて、片側で圧力を負荷されるようになって
おり、これによって、収容孔内での前記ピストンの滑動
が、ばねの圧力に抗して行なわれる。
の形と構成で使用されている。たとえば、特にこのよう
なピストンはハイドロリック式のブレーキシステムに用
いられるケーシングブロックのような構成部分で使用さ
れている。たとえば、国際公開第91/16220号パ
ンフレットに開示されているように、ハイドロリック式
のブレーキシステムに用いられるケーシングブロックに
は、複数のピストンが、対応する収容孔内に滑動可能に
支承されていて、片側で圧力を負荷されるようになって
おり、これによって、収容孔内での前記ピストンの滑動
が、ばねの圧力に抗して行なわれる。
【0004】このようなピストンは一般にシールリング
を介して収容孔の内壁に支持される。これによって、圧
力室は一般に圧力を供給されない室と隔離される。この
室には、たとえば前記国際公開第91/16220号パ
ンフレットに記載されているように、ばねが配置されて
おり、このばねは、圧力が低減するとピストンを出発位
置に戻す。
を介して収容孔の内壁に支持される。これによって、圧
力室は一般に圧力を供給されない室と隔離される。この
室には、たとえば前記国際公開第91/16220号パ
ンフレットに記載されているように、ばねが配置されて
おり、このばねは、圧力が低減するとピストンを出発位
置に戻す。
【0005】シール部材に関しては、このシール部材が
ピストンの外周面に保持されて、損傷に対して保護され
ることが重要となる。このような保持は、たとえばピス
トンに設けられた環状通路によって行なわれるが、しか
しこれによって、たとえば射出成形法におけるピストン
の製造が困難になってしまう。特に、型抜きが難しくな
り、ピストンの固有の摺動面と、シール部材のための支
持面とにばりが生じてしまう。このようなばりは後加工
を必要とする。また、シール部材はたとえば蓄圧室への
接続通路からのダストやチップに対して保護されていな
い。したがって、シール部材の損傷、ひいては非シール
性が生じてしまうおそれがある。
ピストンの外周面に保持されて、損傷に対して保護され
ることが重要となる。このような保持は、たとえばピス
トンに設けられた環状通路によって行なわれるが、しか
しこれによって、たとえば射出成形法におけるピストン
の製造が困難になってしまう。特に、型抜きが難しくな
り、ピストンの固有の摺動面と、シール部材のための支
持面とにばりが生じてしまう。このようなばりは後加工
を必要とする。また、シール部材はたとえば蓄圧室への
接続通路からのダストやチップに対して保護されていな
い。したがって、シール部材の損傷、ひいては非シール
性が生じてしまうおそれがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式のピストンを改良して、前記欠点が回避さ
れ、ばりの形成が阻止され、ダストおよびチップに対し
てシール部材が十分に保護されており、ひいては非シー
ル性が回避されるようなピストンを提供することであ
る。
で述べた形式のピストンを改良して、前記欠点が回避さ
れ、ばりの形成が阻止され、ダストおよびチップに対し
てシール部材が十分に保護されており、ひいては非シー
ル性が回避されるようなピストンを提供することであ
る。
【0007】さらに本発明の課題は、このようなピスト
ンを製造するための有利な工具を提供することである。
ンを製造するための有利な工具を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のピストンの構成では、ピストンが、シール部
材を収容するための肩部を有しており、該肩部が、円筒
状の摺動面と、外周面を備えた区分とを分離しており、
前記外周面に、リングを収容するための溝が加工成形さ
れており、前記リングがシール部材を軸方向で位置固定
しているようにした。
に本発明のピストンの構成では、ピストンが、シール部
材を収容するための肩部を有しており、該肩部が、円筒
状の摺動面と、外周面を備えた区分とを分離しており、
前記外周面に、リングを収容するための溝が加工成形さ
れており、前記リングがシール部材を軸方向で位置固定
しているようにした。
【0009】さらに上記課題を解決するために本発明の
工具の構成では、前記摺動面と、前記肩部と、前記外周
面の一部とを形成するための成形体に対して相対的に、
前記溝を備えた前記外周面の残りの部分を形成するため
の少なくとも2つのスライダが可動に配置されており、
該スライダの開放運動方向が、ピストン軸線に対して直
角に延びているようにした。
工具の構成では、前記摺動面と、前記肩部と、前記外周
面の一部とを形成するための成形体に対して相対的に、
前記溝を備えた前記外周面の残りの部分を形成するため
の少なくとも2つのスライダが可動に配置されており、
該スライダの開放運動方向が、ピストン軸線に対して直
角に延びているようにした。
【0010】
【発明の効果】本発明によるピストンは、次のような大
きな利点を持っている。すなわち、シール部材に被せら
れるリングが、組付け固定体としても、かき取りリング
としても働くようになっている。かき取りリングは、特
にリングが、収容孔の内径にほぼ相当する外径を有して
いる場合に有効となる。したがって、リングは使用位置
において、収容孔の内面に同じくスライド式に接触して
いる。これによって、リングはダストやチップをシール
部材から遠ざける。
きな利点を持っている。すなわち、シール部材に被せら
れるリングが、組付け固定体としても、かき取りリング
としても働くようになっている。かき取りリングは、特
にリングが、収容孔の内径にほぼ相当する外径を有して
いる場合に有効となる。したがって、リングは使用位置
において、収容孔の内面に同じくスライド式に接触して
いる。これによって、リングはダストやチップをシール
部材から遠ざける。
【0011】本発明によれば、回転対称的に段付けされ
たピストンが製造されており、このピストンの外輪郭は
2つの区分から成っている。第1の区分は円筒状の摺動
面であり、この摺動面は構成部材に設けられた円筒状の
収容孔の内面にスライド式に接触している。この摺動面
は、第2の区分の直径よりも大きく形成された直径を有
している。これによって肩部が形成されており、この肩
部には、上記シール部材が嵌め込まれる。この肩部は円
筒状の外周面をも形成していると有利であるが、しかし
僅かに円錐状に形成されていてもよい。このような外周
面には、リングを収容するための前記溝が加工成形され
ている。
たピストンが製造されており、このピストンの外輪郭は
2つの区分から成っている。第1の区分は円筒状の摺動
面であり、この摺動面は構成部材に設けられた円筒状の
収容孔の内面にスライド式に接触している。この摺動面
は、第2の区分の直径よりも大きく形成された直径を有
している。これによって肩部が形成されており、この肩
部には、上記シール部材が嵌め込まれる。この肩部は円
筒状の外周面をも形成していると有利であるが、しかし
僅かに円錐状に形成されていてもよい。このような外周
面には、リングを収容するための前記溝が加工成形され
ている。
【0012】このようなピストンを製造するための本発
明による工具は、主として基体と、この基体に対して相
対的に可動な成形体とから成っており、前記基体と前記
成形体とによって特に摺動面と、肩部と、外周面の一部
とが形成される。一般に、基体の内部にはさらにコアが
設けられ、このコアはピストンの所望の内輪郭、たとえ
ばばねを収容するための盲孔を加工成形する。
明による工具は、主として基体と、この基体に対して相
対的に可動な成形体とから成っており、前記基体と前記
成形体とによって特に摺動面と、肩部と、外周面の一部
とが形成される。一般に、基体の内部にはさらにコアが
設けられ、このコアはピストンの所望の内輪郭、たとえ
ばばねを収容するための盲孔を加工成形する。
【0013】前記可動の部分には、少なくとも2つのス
ライダが所属しており、これらのスライダは、リングを
収容するための溝を備えた外周面の残りの部分の形成
や、ピストン底部への移行部の形成のために役立つ。こ
れらのスライダの開放運動はピストン軸線に対してほぼ
直角に行なわれる。
ライダが所属しており、これらのスライダは、リングを
収容するための溝を備えた外周面の残りの部分の形成
や、ピストン底部への移行部の形成のために役立つ。こ
れらのスライダの開放運動はピストン軸線に対してほぼ
直角に行なわれる。
【0014】前記スライダと前記成形体との間に射出ば
りが生じることは回避され得ない。しかし、このような
射出ばりは、決して不都合にはならないような位置に位
置している。したがって、ピストンの後加工も不要とな
る。このようなばりは摺動面にもシール面範囲にも存在
していない。
りが生じることは回避され得ない。しかし、このような
射出ばりは、決して不都合にはならないような位置に位
置している。したがって、ピストンの後加工も不要とな
る。このようなばりは摺動面にもシール面範囲にも存在
していない。
【0015】ピストンの製造後には、シール部材が装着
される。この場合、このシール部材は肩部に位置してい
る。その後に、リングをスナップインによってピストン
に簡単に装着することができる。このリングは一般にO
リングとして形成されたシール部材の滑脱や、損傷をも
阻止している。
される。この場合、このシール部材は肩部に位置してい
る。その後に、リングをスナップインによってピストン
に簡単に装着することができる。このリングは一般にO
リングとして形成されたシール部材の滑脱や、損傷をも
阻止している。
【0016】本発明によるピストンは、充填材としてガ
ラス繊維と鉱物質充填材とを有しているポリフェニレン
スルフィド(PPS)または熱硬化性樹脂から成ってい
ると有利である。前記かき取りリングは比較的耐摩耗性
に形成されていると望ましい。この理由から、かき取り
リングは、補強材を有するか、または有しないポリプロ
ピレンまたはポリアミドから成っていてよい。
ラス繊維と鉱物質充填材とを有しているポリフェニレン
スルフィド(PPS)または熱硬化性樹脂から成ってい
ると有利である。前記かき取りリングは比較的耐摩耗性
に形成されていると望ましい。この理由から、かき取り
リングは、補強材を有するか、または有しないポリプロ
ピレンまたはポリアミドから成っていてよい。
【0017】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく
説明する。
説明する。
【0018】本発明によるピストン1は図1に示したよ
うに、構成部材、たとえばケーシングブロック3に設け
られた円筒状の収容孔2に配置されていて、この収容孔
2内で、プレロードをかけられたばね4のばね力に抗し
て滑動する。このばねは、圧力が低減すると、ピストン
1を再び図1に示した出発位置に戻す。
うに、構成部材、たとえばケーシングブロック3に設け
られた円筒状の収容孔2に配置されていて、この収容孔
2内で、プレロードをかけられたばね4のばね力に抗し
て滑動する。このばねは、圧力が低減すると、ピストン
1を再び図1に示した出発位置に戻す。
【0019】ピストン1は片側から圧力を負荷され、こ
の場合、増大する圧力室5が形成される。それに対し
て、室6は圧力室5に比べて縮小していく。
の場合、増大する圧力室5が形成される。それに対し
て、室6は圧力室5に比べて縮小していく。
【0020】室6に対して圧力室5をシールするために
は、シール部材7が設けられており、このシール部材は
ピストン1に設けられた肩部8に装着されている。肩部
8によって、ピストン1は回転対称的に段付けされて形
成されている。この場合、円筒状の摺動面9は、収容孔
2の直径にほぼ相当している直径dを有しており、それ
に対して肩部8に続いて、直径d1を有する円筒状の区
分10が設けられている。直径d1は直径dよりも小さ
く形成されている。直径d1に続いて、さらにピストン
底部11が設けられている。
は、シール部材7が設けられており、このシール部材は
ピストン1に設けられた肩部8に装着されている。肩部
8によって、ピストン1は回転対称的に段付けされて形
成されている。この場合、円筒状の摺動面9は、収容孔
2の直径にほぼ相当している直径dを有しており、それ
に対して肩部8に続いて、直径d1を有する円筒状の区
分10が設けられている。直径d1は直径dよりも小さ
く形成されている。直径d1に続いて、さらにピストン
底部11が設けられている。
【0021】先細りされた円筒状の区分10は外周面1
2を有しており、この外周面には、シール部材7の上方
で溝13が加工成形されている。溝13はリング14を
収容するために働く。このリングはシール部材7の脱落
もしくは滑脱を防止する。さらに、前記リング14は、
シール部材7を損傷させてしまうおそれのあるアキュム
レータ室またはこれに類するものに設けられた接続通路
からのダストやチップからシール部材7を保護してい
る。これによって、損傷に基づいて生ぜしめられる非シ
ール性が回避される。
2を有しており、この外周面には、シール部材7の上方
で溝13が加工成形されている。溝13はリング14を
収容するために働く。このリングはシール部材7の脱落
もしくは滑脱を防止する。さらに、前記リング14は、
シール部材7を損傷させてしまうおそれのあるアキュム
レータ室またはこれに類するものに設けられた接続通路
からのダストやチップからシール部材7を保護してい
る。これによって、損傷に基づいて生ぜしめられる非シ
ール性が回避される。
【0022】ピストン1には、さらに盲孔15が加工成
形されており、この盲孔は、たとえば周方向で分配され
た3つのばねセンタリング突起15aを備えている。こ
のばねセンタリング突起はばね4を収容するために働
く。他面において、ばね4は受け16に支持されてお
り、この受けはスナップリング17によってケーシング
ブロック3の収容孔2に保持される。この場合、スナッ
プリング17は受け16に設けられたフランジ18に下
方から係合して、収容孔2に設けられた切欠き19に嵌
合している。
形されており、この盲孔は、たとえば周方向で分配され
た3つのばねセンタリング突起15aを備えている。こ
のばねセンタリング突起はばね4を収容するために働
く。他面において、ばね4は受け16に支持されてお
り、この受けはスナップリング17によってケーシング
ブロック3の収容孔2に保持される。この場合、スナッ
プリング17は受け16に設けられたフランジ18に下
方から係合して、収容孔2に設けられた切欠き19に嵌
合している。
【0023】受け16には、プラスチックから成る保護
キャップ20が装着されている。この保護キャップを固
定するためには、スナップ舌片21が、受け16に設け
られた孔22に係合している。この保護キャップ20は
収容孔2をカバーしている。
キャップ20が装着されている。この保護キャップを固
定するためには、スナップ舌片21が、受け16に設け
られた孔22に係合している。この保護キャップ20は
収容孔2をカバーしている。
【0024】本発明によるピストン1は図2に示したよ
うに、工具23で射出成形によって製造される。この場
合、工具23は基体24と、別の成形体24a,24
b,25,26とを有しており、これらの基体と成形体
とによって、特に円筒状の摺動面9と、肩部8と、円筒
状の区分10の一部とが製造される。特に溝13と、ピ
ストン1の外輪郭の残りの部分とを製造するためには、
スライダ25,26が成形体として設けられている。こ
の成形体は工具23の開放時に、矢印27の方向で成形
体24aと成形体24bとの間の各1つの通路状の切欠
き内を移動する。スライダ25,26はさらに、溝13
を形成するための隆起部状の一体成形部30をも有して
いる。このような配置により、溝13の製造が可能とな
り、この場合、ピストンの円筒状の摺動面9にも、シー
ル面範囲にも、射出ばりは生じない。したがって、後加
工も不要となる。
うに、工具23で射出成形によって製造される。この場
合、工具23は基体24と、別の成形体24a,24
b,25,26とを有しており、これらの基体と成形体
とによって、特に円筒状の摺動面9と、肩部8と、円筒
状の区分10の一部とが製造される。特に溝13と、ピ
ストン1の外輪郭の残りの部分とを製造するためには、
スライダ25,26が成形体として設けられている。こ
の成形体は工具23の開放時に、矢印27の方向で成形
体24aと成形体24bとの間の各1つの通路状の切欠
き内を移動する。スライダ25,26はさらに、溝13
を形成するための隆起部状の一体成形部30をも有して
いる。このような配置により、溝13の製造が可能とな
り、この場合、ピストンの円筒状の摺動面9にも、シー
ル面範囲にも、射出ばりは生じない。したがって、後加
工も不要となる。
【0025】成形体24bには、熱可塑性プラスチック
のための射出通路32が貫通している。射出成形型部分
31には、側方からスライド25,26が当接するの
で、この場合にもピストン底部11に生じるおそれのあ
るばりは、不都合にならない。
のための射出通路32が貫通している。射出成形型部分
31には、側方からスライド25,26が当接するの
で、この場合にもピストン底部11に生じるおそれのあ
るばりは、不都合にならない。
【0026】盲孔15はコア28によって形成される。
【0027】ピストンの製造後に、前記成形体は分離平
面33に沿って基体から分離される。ピストンは次い
で、矢印29の方向で基体24から取り出される。
面33に沿って基体から分離される。ピストンは次い
で、矢印29の方向で基体24から取り出される。
【0028】ピストン1が工具23から取り出されるや
いなや、シール部材7を外周面12に沿って肩部8にま
で被せ嵌めることができる。その後に、組付け固定とし
て溝13にリング14が挿入され、この場合、リング1
4は、溝13にスナップインして、さらにその外周面の
範囲でもかき取りリングとして作用し得るように構成さ
れている。
いなや、シール部材7を外周面12に沿って肩部8にま
で被せ嵌めることができる。その後に、組付け固定とし
て溝13にリング14が挿入され、この場合、リング1
4は、溝13にスナップインして、さらにその外周面の
範囲でもかき取りリングとして作用し得るように構成さ
れている。
【図1】本発明によるピストンをケーシングブロックの
構成部分に設けられた収容孔に挿入された状態で示す横
断面図である。
構成部分に設けられた収容孔に挿入された状態で示す横
断面図である。
【図2】本発明によるピストンを製造するための成形体
の横断面図である。
の横断面図である。
1 ピストン、 2 収容孔、 3 ケーシングブロッ
ク、 4 ばね、 5圧力室、 6 室、 7 シール
部材、 8 肩部、 9 摺動面、 10区分、 11
ピストン底部、 12 外周面、 13 溝、 14
リング、15 盲孔、 15a ばねセンタリング舌
片、 16 受け、 17 スナップリング、 18
フランジ、 19 切欠き、 20 保護キャップ、
21 スナップ舌片、 22 孔、 23 工具、 2
4 基体、 24a,24b 成形体、 25,26
スライダ、 27 矢印、 28 コア、 29矢印、
30 一体成形部、 31 射出成形型部分、 32
射出通路、 33 分離平面
ク、 4 ばね、 5圧力室、 6 室、 7 シール
部材、 8 肩部、 9 摺動面、 10区分、 11
ピストン底部、 12 外周面、 13 溝、 14
リング、15 盲孔、 15a ばねセンタリング舌
片、 16 受け、 17 スナップリング、 18
フランジ、 19 切欠き、 20 保護キャップ、
21 スナップ舌片、 22 孔、 23 工具、 2
4 基体、 24a,24b 成形体、 25,26
スライダ、 27 矢印、 28 コア、 29矢印、
30 一体成形部、 31 射出成形型部分、 32
射出通路、 33 分離平面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハラルト オット ドイツ連邦共和国 ディッツィンゲン ゾ リトゥーデシュトラーセ 6 (72)発明者 バルバラ シュヴィント−グレルマン ドイツ連邦共和国 ヴィネンデン フリー デルヴェーク 6 (72)発明者 ハインツ ジーゲル ドイツ連邦共和国 シュツットガルト 40 ホーエンローアーシュトラーセ 86 (72)発明者 アレクサンダー バライス アメリカ合衆国 サウス カロライナ ノ ース チャールストン ウェイヴァリー プレイス サークル ナンバー 2エイ 100
Claims (6)
- 【請求項1】 ピストンであって、環状のシール部材
(7)を備えており、該シール部材が、ケーシングブロ
ックのような構成部分に設けられた円筒状の収容孔
(2)に摺動可能に嵌合されていて、少なくとも片側で
圧力を負荷されるようになっている形式のものにおい
て、ピストン(1)が、シール部材(7)を収容するた
めの肩部(8)を有しており、該肩部が、円筒状の摺動
面(9)と、外周面(12)を備えた区分(10)とを
分離しており、前記外周面(12)に、リング(14)
を収容するための溝(13)が加工成形されており、前
記リング(14)がシール部材(7)を軸方向で位置固
定していることを特徴とするピストン。 - 【請求項2】 前記リング(14)が、使用位置で前記
収容孔(2)の内面にスライド式に接触している、請求
項1記載のピストン。 - 【請求項3】 前記摺動面(9)の直径(d)が、前記
外周面(12)の直径(d1)よりも大きく形成されて
いる、請求項1または2記載のピストン。 - 【請求項4】 前記リング(14)がポリプロピレンま
たはポリアミドから成っている、請求項1から3までの
いずれか1孔記載のピストン。 - 【請求項5】 請求項1から4までのいずれか1項記載
のピストンを製造するための工具において、前記摺動面
(9)と、前記肩部(8)と、前記外周面(12)の一部と
を形成するための成形体(24a)に対して相対的に、
前記溝(13)を備えた前記外周面(12)の残りの部
分を形成するための少なくとも2つのスライダ(25,
26)が可動に配置されており、該スライダの開放運動
方向が、ピストン軸線(A)に対して直角に延びている
ことを特徴とする工具。 - 【請求項6】 前記スライダ(25,26)が、前記溝
(13)を形成するための隆起部状の一体成形部(3
0)を有している、請求項5記載の工具。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4233896.4 | 1992-10-08 | ||
DE4233896A DE4233896C2 (de) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | Kolben |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06193735A true JPH06193735A (ja) | 1994-07-15 |
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ID=6469963
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5249148A Pending JPH06193735A (ja) | 1992-10-08 | 1993-10-05 | ピストン |
Country Status (4)
Country | Link |
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US (1) | US5377580A (ja) |
EP (1) | EP0600167B1 (ja) |
JP (1) | JPH06193735A (ja) |
DE (2) | DE4233896C2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003508709A (ja) * | 1999-09-04 | 2003-03-04 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 注型成形されたピストン |
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FR2872558B1 (fr) * | 2004-07-02 | 2006-09-29 | Skf Ab | Butee de debrayage et procede de fabrication |
EP1848897A1 (fr) * | 2005-02-15 | 2007-10-31 | Aktiebolaget SKF (publ) | Dispositif de roulement codeur et machine tournante |
FR2902699B1 (fr) * | 2006-06-26 | 2010-10-22 | Skf Ab | Dispositif de butee de suspension et jambe de force. |
FR2906587B1 (fr) * | 2006-10-03 | 2009-07-10 | Skf Ab | Dispositif de galet tendeur. |
FR2906858B1 (fr) * | 2006-10-04 | 2008-12-05 | Skf Ab | Dispositif de poulie debrayable. |
FR2910129B1 (fr) * | 2006-12-15 | 2009-07-10 | Skf Ab | Dispositif de palier a roulement instrumente |
FR2913081B1 (fr) * | 2007-02-27 | 2009-05-15 | Skf Ab | Dispositif de poulie debrayable |
DE102016226304A1 (de) * | 2016-12-29 | 2018-07-05 | Robert Bosch Gmbh | Hydraulikblock für ein Hydraulikaggregat einer Bremsregelung einer hydraulischen Fahrzeugbremsanlage |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US2476021A (en) * | 1946-02-11 | 1949-07-12 | Wingfoot Corp | Packing |
US2739855A (en) * | 1951-12-21 | 1956-03-27 | Earl F Bruning | Composite packing |
US2799523A (en) * | 1954-05-06 | 1957-07-16 | Linear Inc | Pressure-actuated seals |
US2862736A (en) * | 1956-09-28 | 1958-12-02 | Parker Hannifin Corp | Sealing assembly of packing rings of different qualities |
US3388915A (en) * | 1965-07-19 | 1968-06-18 | Gen Motors Corp | Sealing means |
FR1597230A (ja) * | 1968-02-26 | 1970-06-22 | ||
GB1260523A (en) * | 1968-04-10 | 1972-01-19 | Hoechst Ag | Snap ring of plastic material for rolling bearings |
IT7822156V0 (it) * | 1978-06-21 | 1978-06-21 | Monacelli Umberto | Pistone per servocomando pneumatico, in particolare per apparecchi di infissione. |
JPS56136176U (ja) * | 1980-03-14 | 1981-10-15 | ||
DE3534135A1 (de) * | 1985-09-25 | 1987-04-02 | Hp & Hp Chemie Stellglieder | Abdichtungseinrichtung an einer kolben-zylinderanordnung, insbesondere zur abdichtung des ventilkegels an ventilen mit druckausgleich |
GB2216629B (en) * | 1988-03-08 | 1991-12-04 | Nippon Air Brake Co | Piston for a master cylinder |
JPH02119567U (ja) * | 1989-03-14 | 1990-09-26 | ||
DE4013160A1 (de) * | 1990-04-25 | 1991-10-31 | Bosch Gmbh Robert | Gehaeuseblock fuer ein hydraulisches bremssystem |
US5118119A (en) * | 1991-07-29 | 1992-06-02 | Allied-Signal Inc. | High temperature and high pressure seal retainer ring |
-
1992
- 1992-10-08 DE DE4233896A patent/DE4233896C2/de not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-09-06 DE DE59309541T patent/DE59309541D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-09-06 EP EP93114228A patent/EP0600167B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1993-09-24 US US08/127,036 patent/US5377580A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-10-05 JP JP5249148A patent/JPH06193735A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003508709A (ja) * | 1999-09-04 | 2003-03-04 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 注型成形されたピストン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5377580A (en) | 1995-01-03 |
EP0600167B1 (de) | 1999-04-28 |
DE4233896C2 (de) | 1995-06-08 |
DE4233896A1 (de) | 1994-04-14 |
EP0600167A1 (de) | 1994-06-08 |
DE59309541D1 (de) | 1999-06-02 |
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