JPH06192615A - クレヨン及びその製造方法及び使用方法 - Google Patents

クレヨン及びその製造方法及び使用方法

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JPH06192615A
JPH06192615A JP20956893A JP20956893A JPH06192615A JP H06192615 A JPH06192615 A JP H06192615A JP 20956893 A JP20956893 A JP 20956893A JP 20956893 A JP20956893 A JP 20956893A JP H06192615 A JPH06192615 A JP H06192615A
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JP
Japan
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crayon
carnauba wax
colorant
crayons
triglyceride
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JP20956893A
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English (en)
Inventor
Brian W May
ブライアン・ダブリュー・メイ
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CREATIVE INTELLECTUAL PROPERTIES Inc
Original Assignee
CREATIVE INTELLECTUAL PROPERTIES Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 織物用クレヨンの固着性及び色堅牢度を向上
させる。 【構成】 織物に対する固着性に優れたクレヨンの製造
方法はトリグリセリド含有混合物、ステアリン酸及び着
色剤の混合物にカルナバ蝋を混合する段階を有する。こ
のクレヨンはカルナバ蝋、ステアリン酸、トリグリセリ
ド含有混合物及び着色剤を含有する。クレヨンの使用方
法は織物にマークを形成する段階と、マークを紙で被覆
した後加熱する段階とを有する。また、キットには複数
本のクレヨンと織物材とが含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はクレヨンに関する。さ
らに詳しくは、この発明は織物に着色するためのクレヨ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】子供は初めて手にするクレヨンによって
学校生活及び学習の始まりを実感する。多くの子供たち
にとって、それは筆記具を使って紙にものを描く最初の
経験である。クレヨンは主成分としてのパラフィン、蝋
(蜜蝋、カルナバ蝋等)、ステアリン酸及び毒性のない
着色用の顔料を含む。しかしながら、工業用に使用され
るクレヨンはクロム酸鉛等の有毒性の顔料を含む。パラ
フィンを主成分とするクレヨンの製造する場合、まず、
ステアリン酸と顔料とが160°F(71.1℃)に加
熱されたパラフィンと混合される。その混合物はさらに
210〜250°F(98.9〜121.1℃)に加熱
された後、成形用の型に流し込まれる。冷却後、型をは
ずすことによってクレヨンが得られる。クレヨンの製造
方法については、1991年2月11日に発行されたケ
ミカル・アンド・エンジニアリング・ニュース(Chemica
l & Engineering News) 、第2巻に記載されている。
【0003】その他のクレヨン絵具として、マーキング
クレヨン(marking crayon)が挙げられる。上記のクレヨ
ンと異なり、このマーキングクレヨンは紙以外の材料
(たとえば、織物)に着色するためのクレヨンである。
このようなマーキングクレヨンとしては、例えば、ハー
ドソープ(hard soap) 、粗製蜜蝋、粗製鯨蝋、カーボン
ブラック及び紺青顔料を成分として含有するものがあ
る。これについては、エイチ・ベネット(H. Bennett)に
よって編集されたザ・ケミカル・フォーミュラリー(The
Chemical Formulary)に開示されている。また、このザ
・ケミカル・フォーミュラリーには、上記成分の他にカ
ルバミン酸塩とステアリン酸塩との混合物を含有するマ
ーキングクレヨンも開示されている。マーキングクレヨ
ンの使用に際しては、多くの場合、その使用に先立って
織物の表面を処理する必要がある。この処理とは織物に
対する加湿処理等である。織物用のその他の絵具として
は、揮発性の有機化合物及び使用に際して香りを発する
化合物を含有するマーカーが挙げられる。このようなマ
ーカーは子供用の絵具としては適さず、また、耐久性の
ある明るい色の絵や文字の形成を可能にするものでもな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は織物
用クレヨンの織物に対する固着性を向上させることであ
る。この発明の別の目的は織物用クレヨンの色堅牢度を
向上させることである。この発明のさらに別の目的は従
来の織物用クレヨンの欠点を解消することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のクレヨンの製
造方法はトリグリセリド含有混合物、ステアリン酸及び
着色剤の混合物にカルナバ蝋を混合する段階を有する。
この発明のクレヨンはカルナバ蝋、ステアリン酸、トリ
グリセリド含有混合物及び着色剤を含有する。このクレ
ヨンによれば、織物に対して耐久性のある明るい色のマ
ークを形成することができる。この発明のクレヨンの使
用方法は織物にマークを形成する段階と、マークを紙で
被覆した後加熱する段階とを有する。また、この発明の
キットには複数本のクレヨンと織物材とが含まれる。
【0006】
【実施例】次に、この発明の好ましい実施例について説
明する。この発明には織物用の耐久性のあるマーキング
クレヨンの製造方法、織物用のマーキングクレヨン、そ
のマーキングクレヨンを用いて織物に耐久性のある絵や
文字(以下、マークという)を付着形成する方法、及び
複数のマーキングクレヨンとそのクレヨンを用いてマー
クを形成するための織物とから成るキットが含まれる。
ここで使用されるクレヨンは所定の色に着色されたワッ
クス組成物を棒状に成形されたもので、マーク形成及び
着色用として使用される。この発明の織物用の耐久性の
あるマーキングクレヨンの製造方法は、ステアリン酸、
トリグリセリド含有混合物及び着色剤を混合する段階
と、その混合物を加熱する段階と、加熱した混合物にカ
ルナバ蝋を添加する段階と、得られた混合物を成形型に
移す段階と、冷却した後成形体を成形型から取り出す段
階とを有する。また、別の実施例においては、この発明
の方法は、ステアリン酸とトリグリセリド含有混合物の
中にスクリーン印刷用のプラスチゾルインクを混合する
段階をさらに有する。その場合、着色剤はインクと一緒
に添加してもよいし、インクを添加してから(すなわ
ち、インクとは別に)添加してもよい。
【0007】この発明におけるトリグリセリド含有混合
物としては天然材料である獣脂が挙げられる。そして、
この獣脂は食用基準を満たすものである。なお、獣脂と
は牛や羊の脂肪組織である。獣脂は通常37〜43%の
オレイン酸を含有する。獣脂は、さらに、24〜32%
のパルミチン酸、20〜25%のステアリン酸、3〜6
%のミリスチン酸及び2〜3%のリノール酸を含有す
る。また、獣脂には微量成分としてコレステロール、ア
ラキドン酸、エライジン酸及びバクセン酸を含有する。
米国、ウィスコンシン州、カダヒーのパトリック・カダ
ヒー・インコーポレーテッド(Patrick Cudahy, Inc.)か
ら供給されている食用基準を満たす獣脂には次のような
特徴がある。すなわち、この獣脂は0.03の遊離脂肪
酸価、0.3の過酸化物価、2.0イエロー/0.3レ
ッドのカラー AOCSを有し、没食子酸プロピル及び
ブチルヒドロキシアニソールを含有する。この発明の方
法において使用される獣脂は硬化(水素添加)されてお
らず、十分に脱臭されている。
【0008】獣脂は、室温下においては、ペースト状で
存在する。上記の特性を有する獣脂の優れた点は、この
ような獣脂からは柔らかくて子供が使用しても安全な製
品(クレヨン)が得られることである。獣脂を含むクレ
ヨンは柔らかいため、織物に対する含浸性が高い。その
ため、そのクレヨンで織物に絵や文字を描くと、その部
分においては、織物の繊維がクレヨン材で被覆される。
なお、トリグリセリド含有混合物としては、獣脂以外に
幾つかの別の物質が挙げられる。これらの物質は獣脂に
代えて使用してもよいし、獣脂と共に使用してもよい。
これらの別の物質としては、たとえば部分的に水素添加
された植物油やラードが挙げられる。一般に、ラードは
193〜200の鹸化価及び46〜66の沃素価を有
し、1〜2%のミリスチン酸、28〜30%のパルミチ
ン酸、12〜18%のステアリン酸、1〜3%のパルミ
トレイン酸、41〜48%のオレイン酸及び6〜7%の
リノール酸を含有する。植物油やラードはこの発明にお
ける使用可能な物質であるが、最も適した物質とは言え
ない。その理由は、これらの物質のクレヨンに対する軟
化特性が獣脂のそれに比べて劣るからである。また、部
分的に水素添加された植物油を用いて製造されたクレヨ
ンの色堅牢度は獣脂を用いて製造されたクレヨンのそれ
に比べて劣る。
【0009】各物質を混合することによって調製された
混合物中のステアリン酸は織物の繊維にクレヨンを付着
させる機能を発揮する。また、ステアリン酸はヒドロキ
シル基を形成してカルナバ蝋に対して「化学フック(che
mical hooks)」を付与し、それによってクレヨンに耐水
性を付与すると考えられている。さらに、混合物中のス
テアリン酸はクレヨンに耐洗濯性を付与するとも考えら
れている。なお、ステアリン酸は混合物中に別途添加す
るのが望ましく、その許容添加量は最終クレヨン調合物
に対して0.01〜5重量%であることが望ましい。ス
テアリン酸の最適添加量は最終クレヨン調合物に対して
0.01〜0.5重量%である。トリグリセリド含有混
合物及びステアリン酸と混合される着色剤としては数種
類のものが使用されている。第1実施例においては、着
色剤は可溶性の染料であり、第2実施例においては、着
色剤は分散顔料である。ある分散顔料の試料中の重金属
含有率の代表的な分析結果を表1に示す。なお、可溶性
の染料や分散顔料の代表的な物理的形態は粉末状であ
る。
【0010】
【表1】 ────────────────────────────────── 成分 試料 LDL 分析方法番号* (ppm) (ppm) ────────────────────────────────── 砒素 2.1 0.8 7060 バリウム 42 1 6010 カドミウム ND 1 7130 クロム 2 2 7190 鉛 10 4 7420 水銀 ND 0.08 7471 セレン ND 0.4 7740 銀 ND 2 7760 ────────────────────────────────── *:米国環境保護局による固体廃棄物評価テスト方法、
SW-846(1986年11月) ND:未検出
【0011】第3実施例においては、着色剤は毒性のな
いブロンジング(bronzing)用の金属粉末である。混合
される金属粉末の量は材料の種類及び粒子の粗さによっ
て異なる。好ましい金属粉末としては毒性のないアルミ
ニウム、銅、銅合金、青銅等を挙げることができる。な
お、金属粉末はポリマーで被覆することによって無毒化
されているのが一般的である。また、毒性のない合成材
料粉末を金属粉末の代わりに使用することも可能であ
る。金属粉末の粒子は、一般に、厚さが1ミクロン未満
で、長さが50ミクロン未満である。粒子が小さくなれ
ばなるほど透明度が低下して隠蔽力が増大し、灰色がか
った色になる。逆に、粒子が大きくなればなるほど明度
及び反射力が増大する。金属粉末はリーフィング性を有
するものでもよいし、そうでないものでもよい。第4実
施例においては、トリグリセリド含有混合物及びステア
リン酸と混合される着色剤は反射性粉末を含有する。こ
の反射性粉末の反射成分は粒子のサイズが小さく、極め
て高い反射率を有する。第5実施例においては、着色剤
は蛍光顔料を含有する。蛍光顔料は可視光又は紫外光を
吸収するともに、吸収した光のエネルギーを長波長の光
として再放出する。このような顔料は日光に当たると発
光するが、これは放出された光がクレヨンの色に対応す
る反射光と重なり合うからである。蛍光顔料の活性成分
は一般に有機分子より成る。蛍光を発する成分は所定の
条件下で燐光も発する。なお、燐光とは励起源が取り去
られても持続するルミネッセンスを言い、蛍光とは励起
源の除去と同時に止んでしまうルミネッセンスを言う。
溶媒やその他の溶質は消光の原因となり、蛍光強度を減
少させる。日光で蛍光を発する顔料は所定のマトリック
スに結合した蛍光化合物より成る。第6実施例において
は、着色剤は燐光顔料を含有する。燐光顔料は可視領域
及び紫外領域の特定波長の光によって励起され、その波
長よりも長波長の光を放出する。なお、既に述べたよう
に、燐光とは励起源が取り去られても持続するルミネッ
センスである。
【0012】燐光着色剤としては、珪酸塩系のもの(カ
チオン不純物を含む亜鉛化合物又はカルシウム化合物)
も使用されているが、もっとも一般的には亜鉛の一部又
は全部をカドミウム、カルシウム等の二価のカチオンで
置換した硫化亜鉛構造のものが使用される。結晶の格子
欠陥の原因となる不純物を含む活性剤(結晶にルミネッ
センスを与える物質)としては銅、マンガン等が挙げら
れる。燐光顔料は黄色〜青色の領域で極めて高い明度を
示す。そして、燐光は青色領域において最長である。着
色剤をステアリン酸及びトリグリセリド含有混合物と混
合することによって調製された調合物はおよそ225〜
250°F(107.2 〜121.1 ℃)に加熱される。調合物
の温度がこの温度範囲に上昇したら、カルナバ蝋が添加
され、2〜3分間攪拌される。カルナバ蝋はカルナバ蝋
とトリグリセリド含有混合物との合計量に対する重量比
で0.15〜0.35となるような量だけ添加される。
なお、その最適重量比は0.20〜0.25である。
【0013】また、着色剤をステアリン酸及びトリグリ
セリド含有混合物と混合することによって調製された調
合物に対してスクリーン印刷用のプラスチゾルインクが
添加される別の実施例においては、調製された調合物は
およそ190〜200°F(87.8〜93.3℃)に加熱され
る。その後、カルナバ蝋が添加され、最長で3分間攪拌
される。反応体としてのカルナバ蝋はブラジル蝋ヤシの
木、コペルニカ(Copernic)、セリフェラ(Cerifer
a)、プルーナエ(Prunae)の葉の細孔からの滲出液で
ある。カルナバ蝋は7段階(1〜7)の等級に分類され
ている。この発明の反応体としてはいずれの等級のもの
でもよいが、等級数の小さいもの方が等級数の大きいも
のよりも好ましい。また、カルナバ蝋の好ましい物理的
形態はフレーク状である。この発明の方法において必要
とされるカルナバ蝋の特性を表2に示す。カルナバ蝋の
製造販売会社としては、たとえば、米国、ニューヨーク
州、ウェスト・バビロンのストラール・アンド・ピッチ
ュ・インコーポレーテッド(Strahl & Pitsch, Inc. )
がある。また、カルナバ蝋に関する情報源としては、ア
メリカ合衆国薬局方/処方集、アメリカ合衆国食品化学
法典、連邦法施行規則第21巻(21 CFR)--改訂版フー
ド・アンド・ドラッグ・アドミニストレーション(Food
&Drug Administration)--21 CFR 175.320 及び21 CF
R 184. (1978)が挙げられる。カルナバ蝋はこの発明に
おける最適のワックスと言える。その理由は、カルナバ
蝋はその融点が80〜87℃と高く、好ましい硬度を有
し、高いオイル充填能力(oil loading capability)を
有しており、これらの特性がいずれもクレヨンの製造に
適しているからである。この発明において使用可能なワ
ックスを評価するために、カルナバ蝋の融点に近い融点
を有するワックス(カンジラ蝋(Candilla)、パラフィ
ン蝋、微晶パラフィン蝋等)がカルナバ蝋と同様にして
使用された。これらのワックスを含有する調合物から製
造されたクレヨンはカルナバ蝋を含有する調合物から製
造されたクレヨンと同程度の柔らかさを有していた。し
かしながら、クレヨンの表面はべとべとした脂性表面で
あり、ラベル付着性に劣るため、商品性の低いものであ
った。さらに、微晶パラフィン蝋以外のワックスを使用
して製造されたクレヨンはいずれもカルナバ蝋を使用し
て製造されたクレヨンに比べて色保持性及び明るさにお
いて劣っていた。
【0014】
【表2】 ────────────────────────────────── 測定項目 ────────────────────────────────── 融点--最小値--* 83.0 ℃(181.4°F) 引火点--最小値--ASTM D-92-78 310.0 ℃(590.0°F) 揮発性成分(水分を含む)--最大値--* 2.0% 不溶性不純物--最大値--* 1.0% 酸価* 2.0 - 6.0 鹸化価* 78.0 - 88.0 パラフィン族炭化水素--最大値--ASTM D-1342-82 2.0% アセトン溶性樹脂--15℃における最大値--* 5.0% ────────────────────────────────── *:AMERWAX テスト法 --アメリカン・ワックス・インポーターズ・アンド・リ
ファイナーズ・アソシエーション・インコーポレーテッ
ド(American Wax Importersand Refiners Assn., Inc.)
が制定したワックスのサンプリング及びテスト法(196
0年改定)--
【0015】攪拌された加熱状態の調合物は成形型に移
された後に冷却され、冷却後成形体が成形型から取り出
される。得られた成形体、すなわちクレヨンは織物に対
する高い付着強度を有する。このクレヨンにおけるカル
ナバ蝋含有率は、カルナバ蝋とトリグリセリド含有混合
物との合計量に対する重量比で0.15〜0.35であ
る。カルナバ蝋の含有率が0.15〜0.35の範囲を
下回ると、クレヨンが柔らかくなり過ぎて折損し易くな
るので、特に子供が使用するクレヨンとしては不向きで
ある。逆に、カルナバ蝋の含有率が0.15〜0.35
の範囲を上回ると、クレヨンが硬くなり過ぎて織物への
塗着性(coverage)が低下する。カルナバ蝋とトリグリ
セリド含有混合物との合計量に対するカルナバ蝋の最適
添加率は0.20〜0.25である。脱臭された獣脂を
使用して製造されたクレヨンの試料は島津製のガスクロ
マトグラフ「C-R5A クロマトパック(Chromatopac) 」で
分析された。このガスクロマトグラフによって測定され
たスペクトログラフ(spectrograph)が表3に表形式で
示されている。ステアリン酸のピークは13.991分(1ピー
ク) 及び14.283分(1ピーク) にあり、獣脂のピークは1
6.578分にあった。また、カルナバ蝋のピークは17.429
分、18.254分及び19.046分にあった。脱臭されていない
獣脂を使用して製造されたクレヨンの試料は島津製のガ
スクロマトグラフ「C-R5A クロマトパック」で分析され
た。このガスクロマトグラフによって測定されたスペク
トログラフが表4に表形式で示されている。ステアリン
酸のピークは14.085分及び14.385分(1ピーク) にあり、
獣脂のピークは16.677分にあった。また、カルナバ蝋の
ピークは17.523分、18.340分及び19.129分にあった。
【0016】
【表3】 ────────────────────────────────── 時間(分) 重量(ミリグラム) ────────────────────────────────── 0.389 28.5123 0.450 36.3167 7.995 0.0354 9.352 0.1949 10.2 0.2656 10.942 0.0843 11.326 0.0433 12.297 2.2404 13.065 0.0596 13.348 0.1289 13.991 2.3629 14.283 5.0382 14.785 0.9997 15.698 0.8475 16.578 9.7764 17.429 4.1702 18.254 5.2988 19.046 3.6351 ──────────────────────────────────
【0017】
【表4】 ────────────────────────────────── 時間(分) 重量(ミリグラム) ────────────────────────────────── 7.301 0.0319 9.419 0.0835 9.687 0.1046 10.243 0.3838 10.955 0.092 11.368 0.0558 11.995 0.0389 12.386 2.5174 13.13 0.1004 13.423 0.1797 14.085 1.1547 14.385 5.0267 14.902 0.5159 15.351 0.1136 15.806 1.2664 16.677 11.0529 17.523 3.3506 18.34 4.4939 19.129 2.7108 ────────────────────────────────── 計 20 計 100 ──────────────────────────────────
【0018】この発明の生成物であるクレヨンは着色剤
を含有している。着色剤の好ましい含有率はクレヨンの
重量に対する重量比で0.01% 〜50% である。着色剤とし
て可溶性の染料を使用することができる。可溶性の染料
の許容含有率はクレヨンの重量に対する重量比で0.01%
〜5%であるが、最適範囲は0.01% 〜5%である。この可溶
性の染料としては、たとえば、ビクトリア・ブルー B
(Victoria Blue B )の粉末を挙げることができる。着
色剤として分散顔料を使用することができる。分散顔料
の許容含有率はクレヨンの重量に対する重量比で0.5%〜
50% であるが、最適範囲は1%〜30% である。この分散顔
料としては、たとえば、シー・アイ・ディスパース・ブ
ルー 3(C.I.Disperse Blue 3 )の #61505 以下の粉末
を挙げることができる。さらに、着色剤として蛍光顔料
を使用することができるし、さらには燐光顔料、ブロン
ジング顔料その他の金属性顔料及び反射性粒状物質を使
用することができる。代表的な好ましい顔料はEPO カラ
ーのFP-10 、FP-20 、FP-30 、FP-40 、FP-101、FP-112
HD、FP-113HD、FP-114HD、FP-115HD、FP-116HD、FP-117
HD、FP-3000、FP-3030 、FP-2020 、FP-205CN、FP-100C
H、FP-2515 、FP-1007 、FP-1025 及びFP-1050 であ
る。この発明のクレヨンの色堅牢度はグレイスケール・
クラシフィケーション(Grayscale Classification)ス
ケールの指数で4〜5である。グレイスケールは褪色性
の尺度であり、1〜5の指数がある。指数の数値が大き
い程褪色性は低い。グレイスケールのテストはクレヨン
を塗着した織物片を用いて実施された。なお、このテス
トは複数の織物片を用いて一連のテストとして実施され
た。さらに、米国の繊維化学染色協会(AATCC)のテスト
法61, 3A, 2A, 1Aも実施された。テスト用の試料の調製
するために、織物片にクレヨンを塗着させた。そして、
織物片のクレヨン塗着部分はボンド紙で被覆された後、
アイロンで350 〜375 °F (176.7 〜190.6 ℃)に加熱
された。冷却後、ボンド紙はクレヨン塗着部分から剥が
された。次に、織物片に家庭用の脱色剤(商品名「シャ
ウト(Shout) 」、米国、ウィスコンシン州、レイシンの
ジョンソン・アンド・カンパニー(Johnson& Company)
製)を噴霧し、所定の洗濯テストに供された。
【0019】この発明の実施例において製造されたクレ
ヨンはほぼ円柱状である。そして、クレヨンはその一方
の端部がテーパ状に形成されているが、その先端は丸め
られている。クレヨンを織物に塗着させる場合には、テ
ーパ状の端部の先端から使用される。この発明のクレヨ
ンは織物用のクレヨンであり、紙用としては適さない。
その理由は、紙に対して使用すると、塗着されたクレヨ
ンがはみ出したり滲んだりし易いためである。この発明
には、織物の表面にクレヨンを塗着させ、その織物面に
耐久性の高いマークを形成する方法も含まれる。この方
法においては、その第1の段階で、クレヨンが所定の力
で織物の表面に押圧されることによって織物の表面にク
レヨンのマークが形成される。マークの部分において
は、クレヨンが織物の繊維に含浸し、織物の繊維がクレ
ヨンに包まれた状態になる。クレヨンの色を示す着色剤
はカルナバ蝋、トリグリセリド(望ましくは、獣脂に含
まれるもの)及びステアリン酸より構成されるマトリッ
クスによって保持されている。なお、別の実施例におい
ては、着色剤はカルナバ蝋、トリグリセリド、ステアリ
ン酸及びスクリーン印刷用のプラスチゾルインクより構
成されるマトリックスによって保持されている。次の段
階において、マークを有する織物表面がボンド紙で被覆
される。これによって、織物中に含浸されていないクレ
ヨンがこのボンド紙に吸収される。また、ボンド紙には
織物に塗着されたクレヨンのはみ出しや滲みを防ぐ効果
もある。ボンド紙で被覆された織物は約350 〜375 °F
(176.7 〜190.6 ℃)に加熱され、その温度で約30分
間保持される。加熱方法としては、たとえば、ボンド紙
の上にアイロンを押しつけるという方法がある。加熱時
間が経過したら、加熱源が除去され、クレヨンが塗着さ
れている織物からボンド紙が剥がされる。その後の冷却
により、クレヨンの色が織物に固着される。この発明の
クレヨンの織物に対する着色機構はよく判っていない
が、クレヨンに含まれる顔料や染料が加熱によってガス
化し、カルナバ蝋、トリグリセリド含有混合物及びステ
アリン酸より成るキャリアとともに織物の繊維中に拡散
するためと推測される。ステアリン酸で処理されたカル
ナバ蝋はヒドロキシル基に起因すると考えられる等価の
「化学フック」を有すると推測されている。この「化学
フック」は織物の繊維に対する染料や顔料の結合を容易
にする。この発明の別の実施例においては、プラスチゾ
ルは、加熱によって可塑剤が除去され、固体状態になっ
ている。プラスチゾルは加熱中に織物の繊維に結合す
る。いずれの実施例においても、着色剤、カルナバ蝋、
トリグリセリド含有混合物、ステアリン酸及び熱の共同
作用によって、織物に塗着されたクレヨンの色に耐久性
が付与される。この耐久性は従来のクレヨンでは得られ
ない優れた耐久性である。
【0020】この発明のキットには数種類の実施例があ
る。そのうちの一つの実施例においては、キットは色の
異なる複数のクレヨンと、それらのクレヨンで処理する
ための織物とから構成されている。クレヨンは容器に入
れられている。容器はクレヨンの色が目で見て判るよう
に透明部分を有するものがよい。また、織物としては、
T−シャツ等の布製品が望ましい。布製品としては、T
−シャツの外に、たとえば、胸当て(涎掛け)、スウェ
ットシャツ(トレーナー)、パンツ、帽子、オムツ等を
挙げることができる。さらに、キットに含まれる布製品
としては予め下絵が描かれたものを採用し、クレヨンで
好きな色を塗るだけで済むようにしてもよい。織物とし
ては、さらに、枕カバー、カーテン、タオル、旗(flag
s, banners)、布製のハンドバッグ等が挙げられる。こ
れらの場合も、予め下絵を描いておき、クレヨンで好き
な色を塗るだけで済むようにしてもよい。なお、織物の
種類としては、綿等の天然繊維で織られたもの、ポリエ
ステル等の合成繊維で織られたもの、それら両方の繊維
で織られたものを問わない。この発明のキットは衣類用
のハンガーに保持されている。キットに含まれる織物は
ハンガーに掛けられている。また、クレヨンは透明容器
に入れられ、ハンガーに掛けられた可撓性のパッケージ
に収容されている。この発明の別の実施例においては、
キットは複数のクレヨンと、一枚又は複数枚の熱伝導性
のシートとから構成されている。なお、この熱伝導性シ
ートはクレヨンの包装紙としてそのまま利用されること
もある。熱伝導シートとしてはボンド紙又はフレンチペ
ーパー(French paper)が用いられる。また、熱伝導性
シートにはスクリーン印刷用のプラスチゾルインクで模
様が描かれる場合もある。熱伝導性シートに描かれた模
様は加熱時に織物に接触することによって織物面に転写
される。別の実施例においては、キットは複数のクレヨ
ンと、一枚又は複数枚の熱伝導性のシートと、織物とか
ら構成されている。さらに別の実施例においては、キッ
トは複数のクレヨンと、複数の図柄を有するステンシル
とから構成されている。ステンシルは厚紙(heavy pape
r )又はプラスチックで形成されている。以下にこの発
明の実施例の具体例を示す。
【0021】例1 7.5gの脱臭された獣脂(米国、ウィスコンシン州、カダ
ヒーのパトリック・カダヒー・インコーポレーテッド製
の硬化処理されていない獣脂)、0.25g の試薬級のステ
アリン酸及び0.20g のビクトリア・ブルー Bの粉末を室
温下で混合し、固形成分を獣脂ペースト中に分散させ
た。次に、2.5gのカルナバ蝋 #1 イエロー(Carnauba #
1 Yellow Wax)のフレーク(米国、ニューヨーク州、ウ
ェスト・バビロンのストラール・アンド・ピッチュ・イ
ンコーポレーテッド製)を添加し、得られた混合物をホ
ット・プレート上に移した。混合物を2〜3分間攪拌し
た後225〜250°F(107.2 〜121.1 ℃)に加熱
し、均一な液状混合物を得た。次に、この混合物をポリ
エステルフィルム製の直径1/4 インチ(6.3mm )の管状
の成形型に注ぎ、室温で放置して冷却した。1時間の冷
却後、成形されたクレヨンを型から取り出した。得られ
たクレヨンは容易に折れるようなことはなく、べとべと
した脂性表面ではなかった。このクレヨンを用いて100%
綿の布片及び50%/50% の綿/ポリエステルの布片にマー
クを描いて検査した結果、布面に対する塗着性及び含浸
性はいずれも良好であった。次に、各布片をコピー用の
ボンド紙で被覆し、手持ち式のアイロンで350 〜375 °
F (176.7 〜190.6 ℃)に加熱した。なお、アイロンの
押圧力は中〜強とした。冷却後、織物のクレヨン塗着部
分に家庭用の脱色剤(商品名「シャウト」、米国、ウィ
スコンシン州、レイシンのジョンソン・アンド・カンパ
ニー製)を噴霧し、所定量の家庭用の粉末洗剤(商品名
「タイド(Tide)」、米国、オハイオ州、シンシナティ
のプロクター・アンド・ギャンブル(Procter & Gambl
e)製)及び非塩素化漂白剤(商品名「クロロックス(C
lorox)」、米国、オハイオ州、シンシナティのプロク
ター・アンド・ギャンブル製)を含む120 〜130 °F
(48.9〜54.5℃)の水で洗濯した。洗濯は商品名「シア
ーズ・ケンモア(Sears Kenmore )」のモデル No. 70
を使用し、 10 パーマネント・プレス・サイクルで実施
した。乾燥後の織物を検査した結果、織物面に形成され
たマークの色や光沢は洗濯前と変わっておらず、この発
明のクレヨンの優れた色堅牢度及び光沢保持性が確認さ
れた。また、洗濯したその織物をさらに5回洗濯して検
査したが、若干の色褪せ及び光沢低下が認められる程度
であった。
【0022】例2 クレヨンの調製に際し、ビクトリア・ブルー Bの粉末に
代えて0.3gのシー・アイ・ディスパース・ブルー 3( #
61505 以下のもの)の粉末使用した点を除き、例1の場
合と同じである。このクレヨンの場合も、優れた色堅牢
度及び光沢保持性が確認され、合計6回の洗濯後の検査
でも、若干の色褪せ及び光沢低下が認められる程度であ
った。以上、この発明の実施例を幾つか示したが、この
実施例は発明の範囲を制限するものではない。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室温下において着色剤及びステアリン酸
    をトリグリセリド含有混合物と混合して調合物を調製す
    る段階と、 前記調合物を225〜250°F(107.2 〜121.1 ℃)
    に加熱して加熱調合物を生成させる段階と、 前記加熱調合物にカルナバ蝋を添加する段階と、 前記加熱調合物を成形型に移す段階と、 を有するクレヨンの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記トリグリセリド含有混合物が獣脂で
    ある請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記カルナバ蝋が添加された加熱調合物
    を2〜3分間加熱する段階をさらに有する請求項1に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 前記室温下において着色剤及びステアリ
    ン酸をトリグリセリド含有混合物と混合して調合物を調
    製する段階において、前記着色剤とともにスクリーン印
    刷用のプラスチゾルインクが添加混合される請求項1に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記調合物の加熱温度が190〜200
    °F(87.8〜93.3℃)である請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 カルナバ蝋、ステアリン酸、トリグリセ
    リド含有混合物及び着色剤を含有するクレヨンであっ
    て、カルナバ蝋の含有率がカルナバ蝋とトリグリセリド
    含有混合物との合計量に対する重量比で0.15〜0.
    35となるように設定されているクレヨン。
  7. 【請求項7】 グレイスケール・クラシフィケーション
    の指数で測定された色堅牢度が4〜5である請求項6に
    記載のクレヨン。
  8. 【請求項8】 着色剤の含有率がクレヨンの重量に対す
    る重量比で0.01%〜50%である請求項6に記載の
    クレヨン。
  9. 【請求項9】 着色剤が可溶性の染料を含有する請求項
    6に記載のクレヨン。
  10. 【請求項10】 着色剤が分散顔料を含有する請求項6
    に記載のクレヨン。
  11. 【請求項11】 着色剤が金属性粉末を含有する請求項
    6に記載のクレヨン。
  12. 【請求項12】 着色剤が反射性粉末を含有する請求項
    6に記載のクレヨン。
  13. 【請求項13】 着色剤が蛍光顔料を含有する請求項6
    に記載のクレヨン。
  14. 【請求項14】 着色剤がリン光顔料を含有する請求項
    6に記載のクレヨン。
  15. 【請求項15】 クレヨンを織物に対してしっかりと固
    着させる方法であって、 クレヨンを織物の表面に接触させることによって織物に
    マークを形成する段階と、 織物に形成された前記マークを紙で被覆する段階と、 織物に形成された前記マークを覆っている紙に熱を付与
    して350〜375°F (176.7 〜190.6 ℃)に加熱す
    る段階と、 織物に形成された前記マークから紙を剥離する段階と、 を有する方法。
  16. 【請求項16】 グレイスケール・クラシフィケーショ
    ンの指数によって前記マークの色堅牢度を測定する段階
    をさらに有する請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 複数本のクレヨンと、 織物材と、 を有するキットであって、前記クレヨンがカルナバ蝋、
    ステアリン酸、トリグリセリド含有混合物及び着色剤を
    含有し、カルナバ蝋の含有率がカルナバ蝋とトリグリセ
    リド含有混合物との合計量に対する重量比で0.15〜
    0.35となるように設定されているキット。
  18. 【請求項18】 前記織物材が布である請求項17に記
    載のキット。
  19. 【請求項19】 前記織物材には色を塗るための下絵が
    予め形成されている請求項17に記載のキット。
  20. 【請求項20】 複数本のクレヨンと、 複数枚の熱伝導性シートと、 を有するキットであって、前記クレヨンがカルナバ蝋、
    ステアリン酸、トリグリセリド含有混合物及び着色剤を
    含有し、カルナバ蝋の含有率がカルナバ蝋とトリグリセ
    リド含有混合物との合計量に対する重量比で0.15〜
    0.35となるように設定されているキット。
  21. 【請求項21】 織物材をさらに有する請求項20に記
    載のキット。
  22. 【請求項22】 前記複数枚の熱伝導性シートが前記ク
    レヨンの包装材として使用されている請求項20に記載
    のキット。
  23. 【請求項23】 複数本のクレヨンと、 ステンシルと、 を有するキットであって、前記クレヨンがカルナバ蝋、
    ステアリン酸、トリグリセリド含有混合物及び着色剤を
    含有し、カルナバ蝋の含有率がカルナバ蝋とトリグリセ
    リド含有混合物との合計量に対する重量比で0.15〜
    0.35となるように設定されているキット。
  24. 【請求項24】 織物材をさらに有する請求項23に記
    載のキット。
JP20956893A 1992-10-20 1993-08-24 クレヨン及びその製造方法及び使用方法 Pending JPH06192615A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US963593 1992-10-20
US07/963,593 US5279859A (en) 1991-09-27 1992-10-20 Method for coloring fabric with crayon

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06192615A true JPH06192615A (ja) 1994-07-12

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015209503A (ja) * 2014-04-27 2015-11-24 木村 尚子 可食性クレヨンの製造方法、およびそれによる可食性クレヨン

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