JPH06190060A - 植込み形医用装置のコネクタ組立体 - Google Patents
植込み形医用装置のコネクタ組立体Info
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- JPH06190060A JPH06190060A JP5243909A JP24390993A JPH06190060A JP H06190060 A JPH06190060 A JP H06190060A JP 5243909 A JP5243909 A JP 5243909A JP 24390993 A JP24390993 A JP 24390993A JP H06190060 A JPH06190060 A JP H06190060A
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- receptacle
- lead wire
- implantable medical
- medical device
- terminal
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61N—ELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
- A61N1/00—Electrotherapy; Circuits therefor
- A61N1/18—Applying electric currents by contact electrodes
- A61N1/32—Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
- A61N1/36—Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation
- A61N1/372—Arrangements in connection with the implantation of stimulators
- A61N1/375—Constructional arrangements, e.g. casings
- A61N1/3752—Details of casing-lead connections
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61N—ELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
- A61N1/00—Electrotherapy; Circuits therefor
- A61N1/02—Details
- A61N1/04—Electrodes
- A61N1/05—Electrodes for implantation or insertion into the body, e.g. heart electrode
- A61N1/056—Transvascular endocardial electrode systems
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 植込み形医用装置を一層コンパクトに設計で
きるようにするリード線用コネクタ組立体を提供する。 【構成】 コネクタ組立体が植込み形医用装置に設けら
れたレセプタクル１０とこれに係合する二極リード線１
４の近位端部１２とを備え、レセプタクル１０が端子２
０、２４を有する側壁、開放端部１８、閉鎖端部２１及
び閉鎖端部により支持された導電性ピン２２から成り、
近位端部１２が先端６６、１対の同軸導体４０、４２、
導体４０に接続され導電性ピン２２と接触する導電性ソ
ケット４６、導体４２に接続され端子２４に接触する端
子４８及び２組のリングシール６４、７０を備える。従
来規格によるレセプタクルに近位端部１２を収容する場
合にはソケット４６にアダプタピンが挿入される。
きるようにするリード線用コネクタ組立体を提供する。 【構成】 コネクタ組立体が植込み形医用装置に設けら
れたレセプタクル１０とこれに係合する二極リード線１
４の近位端部１２とを備え、レセプタクル１０が端子２
０、２４を有する側壁、開放端部１８、閉鎖端部２１及
び閉鎖端部により支持された導電性ピン２２から成り、
近位端部１２が先端６６、１対の同軸導体４０、４２、
導体４０に接続され導電性ピン２２と接触する導電性ソ
ケット４６、導体４２に接続され端子２４に接触する端
子４８及び２組のリングシール６４、７０を備える。従
来規格によるレセプタクルに近位端部１２を収容する場
合にはソケット４６にアダプタピンが挿入される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、一般に心臓ペースメ
ーカのような植込み形医用装置に関し、特に所望の組織
位置と植込み形医用装置の電子回路との間に信頼できる
電気的接続を提供するためのレセプタクル及びリード線
を備える前記装置用コネクタ組立体に関する。
ーカのような植込み形医用装置に関し、特に所望の組織
位置と植込み形医用装置の電子回路との間に信頼できる
電気的接続を提供するためのレセプタクル及びリード線
を備える前記装置用コネクタ組立体に関する。
【０００２】
【従来の技術】この発明を選ばれた身体組織を刺激する
ためにパルス発生器を利用する多様の植込み形医用装置
へ適用可能であることは当業者にとっては明白である
が、この発明及びその背景をこの種の装置の特殊な例、
すなわち心臓へ正確に制御された刺激パルスを提供する
心臓ペースメーカに関して説明する。
ためにパルス発生器を利用する多様の植込み形医用装置
へ適用可能であることは当業者にとっては明白である
が、この発明及びその背景をこの種の装置の特殊な例、
すなわち心臓へ正確に制御された刺激パルスを提供する
心臓ペースメーカに関して説明する。
【０００３】現在の心臓ペースメーカは一般に患者の上
胸部又は下腹部のそばの脂肪質組織の「くぼみ」中へ植
込むように設計されている。従ってペースメーカ内の電
子回路は身体組織に適合する材料から作られた容器内に
気密に封止されている。気密に封止された容器を貫通す
る貫通端子を経てペースメーカの電子回路と電気的接続
が行われる。貫通端子はペーシングリード線の近位端部
を収容するペースメーカ容器内のコネクタレセプタクル
へ電気的に接続されている。リード線は所望の組織位置
へ取り付けられた電極を備える遠位端部を有する。心臓
ペーシングに対してはリード線の遠位端部を心臓内部へ
向かわせるように、この種のリード線は一般に患者の主
要な静脈のうちの一つ例えば上大静脈を通って挿入され
る。
胸部又は下腹部のそばの脂肪質組織の「くぼみ」中へ植
込むように設計されている。従ってペースメーカ内の電
子回路は身体組織に適合する材料から作られた容器内に
気密に封止されている。気密に封止された容器を貫通す
る貫通端子を経てペースメーカの電子回路と電気的接続
が行われる。貫通端子はペーシングリード線の近位端部
を収容するペースメーカ容器内のコネクタレセプタクル
へ電気的に接続されている。リード線は所望の組織位置
へ取り付けられた電極を備える遠位端部を有する。心臓
ペーシングに対してはリード線の遠位端部を心臓内部へ
向かわせるように、この種のリード線は一般に患者の主
要な静脈のうちの一つ例えば上大静脈を通って挿入され
る。
【０００４】良好な電気的接触がペーシングリード線の
近位端部とペースメーカ上のペーシングリード線レセプ
タクルとの間で維持されなければならない。更に接続部
を使用中に外れないように固定しなければならないが、
しかし接続部はペースメーカ又はリード線を交換するこ
とが必要なときには分離可能でなければならない。更に
接続部は常に体液から遮断かつ封止されていなければな
らない。体液は導電性であり、もしコネクタ組立体への
侵入を許すと電気的短絡を引き起こすおそれがある。
近位端部とペースメーカ上のペーシングリード線レセプ
タクルとの間で維持されなければならない。更に接続部
を使用中に外れないように固定しなければならないが、
しかし接続部はペースメーカ又はリード線を交換するこ
とが必要なときには分離可能でなければならない。更に
接続部は常に体液から遮断かつ封止されていなければな
らない。体液は導電性であり、もしコネクタ組立体への
侵入を許すと電気的短絡を引き起こすおそれがある。
【０００５】同軸二極リード線のような多重導体ペーシ
ングリード線は、リード線の近位先端又は末端から突出
するピン電極及び一つ以上の近位のリング電極を備え
る。ピン電極及びリング電極はペースメーカリード線レ
セプタクルにより支持され対となる端子との確実な電気
的接触を行うように設計されている。最近ペーシングリ
ード線とペースメーカとの間のこのインタフェースを標
準化する努力が行われてきた（例えばカルフェー（Calf
ee）らの論文、「３．２ｍｍ単極及び二極ペースメーカ
リード線及びコネクタのための随意規格（A Voluntary
Standard For 3.2mm Unipolar and Bipolar Pacemaker
Leads and Connectors）」、専門誌「ペース（PAC
E）」、第９巻、第１１８１〜８５ページ（１９８６年
１１月／１２月）参照）。以下でＶＳ−１と呼ぶそこに
記載の規格は世界中の大抵のペースメーカ製造者により
採用されている。特にＶＳ−１規格はペーシングリード
線及びペーシングリード線の近位端部が挿入されている
ペースメーカレセプタクルの寸法を規定しかつ詳述して
いる。ＶＳ−１形コネクタの従来例はアメリカ合衆国特
許第5076270 号、同第5012807 号、同第4848346 号及び
同第4934366 号明細書に記載されている。
ングリード線は、リード線の近位先端又は末端から突出
するピン電極及び一つ以上の近位のリング電極を備え
る。ピン電極及びリング電極はペースメーカリード線レ
セプタクルにより支持され対となる端子との確実な電気
的接触を行うように設計されている。最近ペーシングリ
ード線とペースメーカとの間のこのインタフェースを標
準化する努力が行われてきた（例えばカルフェー（Calf
ee）らの論文、「３．２ｍｍ単極及び二極ペースメーカ
リード線及びコネクタのための随意規格（A Voluntary
Standard For 3.2mm Unipolar and Bipolar Pacemaker
Leads and Connectors）」、専門誌「ペース（PAC
E）」、第９巻、第１１８１〜８５ページ（１９８６年
１１月／１２月）参照）。以下でＶＳ−１と呼ぶそこに
記載の規格は世界中の大抵のペースメーカ製造者により
採用されている。特にＶＳ−１規格はペーシングリード
線及びペーシングリード線の近位端部が挿入されている
ペースメーカレセプタクルの寸法を規定しかつ詳述して
いる。ＶＳ−１形コネクタの従来例はアメリカ合衆国特
許第5076270 号、同第5012807 号、同第4848346 号及び
同第4934366 号明細書に記載されている。
【０００６】植込み形装置の明白な特性によれば、この
種の装置の容器の寸法をできるだけ小さくすることがも
ちろん望ましい。ＶＳ−１規格によるコネクタレセプタ
クル／ペーシングリード線の寸法は、植込み形医用装置
の容器のサイズの決定に貢献する要素である。これらの
規格寸法が容器のサイズの減少に対する可能性に制約を
加えることがいまや明らかとなった。従って一層コンパ
クトな植込み形医用装置の設計を可能にするために、Ｖ
Ｓ−１規格によるコネクタ組立体寸法により強要される
制約を取り除くようなコネクタ組立体を提供することが
望ましい。同時にこの種の組立体の部品から成るペーシ
ングリード線を、ＶＳ−１規格に従うペーシングリード
線レセプタクルを有するペースメーカと共に用いるのに
適合可能にすることもまた望ましい。
種の装置の容器の寸法をできるだけ小さくすることがも
ちろん望ましい。ＶＳ−１規格によるコネクタレセプタ
クル／ペーシングリード線の寸法は、植込み形医用装置
の容器のサイズの決定に貢献する要素である。これらの
規格寸法が容器のサイズの減少に対する可能性に制約を
加えることがいまや明らかとなった。従って一層コンパ
クトな植込み形医用装置の設計を可能にするために、Ｖ
Ｓ−１規格によるコネクタ組立体寸法により強要される
制約を取り除くようなコネクタ組立体を提供することが
望ましい。同時にこの種の組立体の部品から成るペーシ
ングリード線を、ＶＳ−１規格に従うペーシングリード
線レセプタクルを有するペースメーカと共に用いるのに
適合可能にすることもまた望ましい。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】この発明の第１の課題
は、植込み形医用装置コネクタ組立体で用いるために同
軸二極リード線の近位端部を収容するのに適した新しい
レセプタクルを提供することにある。このレセプタクル
は植込み形医用装置の電子回路へリード線の導体端子を
接続するに適している。
は、植込み形医用装置コネクタ組立体で用いるために同
軸二極リード線の近位端部を収容するのに適した新しい
レセプタクルを提供することにある。このレセプタクル
は植込み形医用装置の電子回路へリード線の導体端子を
接続するに適している。
【０００８】この発明の第２の課題は、前記レセプタク
ルと係合するのに適した新しい近位端部を有する同軸二
極リード線を提供することにある。
ルと係合するのに適した新しい近位端部を有する同軸二
極リード線を提供することにある。
【０００９】この発明の第３の課題は、既存のＶＳ−１
規格によるコネクタ組立体と互換性のあるリード線を提
供することにある。
規格によるコネクタ組立体と互換性のあるリード線を提
供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】第１の課題の解決のため
に、レセプタクルは側壁、リード線の近位端部を収容す
る開放端部及び閉鎖端部から成る。レセプタクルの閉鎖
端部は導電性ピンを支持し、ピンの一部はレセプタクル
内に配置されかつ開放端部の方へ突出し、またピンはリ
ード線導体端子のうちの一方と電気的に接触させるのに
適している。内側部分と反対側のピン端部は植込み形医
用装置の電子回路への接続に適している。レセプタクル
はその側壁中に、植込み形医用装置の電子回路へリード
線導体端子の他方を結合するための端子を備える。
に、レセプタクルは側壁、リード線の近位端部を収容す
る開放端部及び閉鎖端部から成る。レセプタクルの閉鎖
端部は導電性ピンを支持し、ピンの一部はレセプタクル
内に配置されかつ開放端部の方へ突出し、またピンはリ
ード線導体端子のうちの一方と電気的に接触させるのに
適している。内側部分と反対側のピン端部は植込み形医
用装置の電子回路への接続に適している。レセプタクル
はその側壁中に、植込み形医用装置の電子回路へリード
線導体端子の他方を結合するための端子を備える。
【００１１】第２の課題の解決のために、リード線の近
位端部の導電性ソケットは同軸リード線の内側導体へ接
続された第１の部分と、リード線の先端のすぐそばに設
けられレセプタクルの導電性ピンの内向きに突出する部
分を収容するのに適した第２の部分とを有する。ＶＳ−
１規格によるコネクタの先端から突出するピン並びに規
格によるコネクタ組立体のめすコネクタ上の関連するピ
ン収容ブロックを省略することにより、コネクタ組立体
の全長は著しく低減され、それにより一層コンパクトな
植込み形医用装置の設計が可能となる。
位端部の導電性ソケットは同軸リード線の内側導体へ接
続された第１の部分と、リード線の先端のすぐそばに設
けられレセプタクルの導電性ピンの内向きに突出する部
分を収容するのに適した第２の部分とを有する。ＶＳ−
１規格によるコネクタの先端から突出するピン並びに規
格によるコネクタ組立体のめすコネクタ上の関連するピ
ン収容ブロックを省略することにより、コネクタ組立体
の全長は著しく低減され、それにより一層コンパクトな
植込み形医用装置の設計が可能となる。
【００１２】第３の課題は、一方の端部にＶＳ−１規格
寸法に一致し突出する電極を有し、他方の端部にリード
線の近位端部の導電性ソケットにより収容されるのに適
したピンを有するアダプタ端子により解決される。
寸法に一致し突出する電極を有し、他方の端部にリード
線の近位端部の導電性ソケットにより収容されるのに適
したピンを有するアダプタ端子により解決される。
【００１３】
【実施例】次にこの発明に基づくコネクタ組立体の一実
施例を示す図面により、この発明を詳細に説明する。
施例を示す図面により、この発明を詳細に説明する。
【００１４】図１には、心臓ペースメーカの部分を形成
するめすコネクタ又はレセプタクル１０、及びペースメ
ーカにより刺激しようとする心臓へペースメーカの電子
パルス回路を結合するために分離可能にレセプタクル１
０に収容するのに適したペーシングリード線１４の近位
端部１２を含むコネクタ組立体が示されている。
するめすコネクタ又はレセプタクル１０、及びペースメ
ーカにより刺激しようとする心臓へペースメーカの電子
パルス回路を結合するために分離可能にレセプタクル１
０に収容するのに適したペーシングリード線１４の近位
端部１２を含むコネクタ組立体が示されている。
【００１５】レセプタクル１０は基本的に長手方向中心
軸線１６に関し対称な筒形構造体であり、円筒形側壁１
７を有する。レセプタクルは一方の開放端部１８及び端
部壁２１を有するコップ形の端子２０により閉鎖された
反対側の端部を有する。端子２０は内向きに中心軸線１
６に沿ってレセプタクルの開放端部１８の方へ延びる導
電性ピン２２を備える。端子２０は心臓ペースメーカの
電子回路へ結合するのに適した１対のレセプタクル端子
のうちの一方の端子から成る。符号２４により示された
他方の端子は、図１の上側部分に示すような全体的にＴ
字形断面構造を有するリングの形をしている。レセプタ
クルリング端子２４の中央部の内面は、導電性ガータス
プリング接点２８を内部に保持した環状溝２６を有す
る。端子２０と２４との間に挿入されこれらを電気的に
絶縁するため、セラミック製絶縁体筒３０がそれぞれガ
ラスシール３２、３４により端子２０、２４へ気密に結
合されている。開放端部１８を画成しかつまたガラスシ
ールによりリング電極２４へ気密に結合された第２のセ
ラミック製絶縁体筒３６は、図１に示すようにリング端
子２４から右へ延びレセプタクル１０の構造を完成す
る。セラミック材料が絶縁性筒３０、３６のために有利
であるが、適当な気密性結合が絶縁体と端子２０、２４
との間に形成されるならば、エポキシ又は重合体物質の
ような任意の適当な非導電性材料をこの絶縁機能を果た
すために用いることができる。気密性が要求されない用
途では、すなわちコネクタ要素がアメリカ合衆国特許第
5012807 号明細書に記載のような気密な電子回路容器の
頂部外側のエポキシ製コネクタ中へ鋳込まれているとき
には、絶縁機能は気密結合を必要としないプラスチック
材料により果たすことができる。
軸線１６に関し対称な筒形構造体であり、円筒形側壁１
７を有する。レセプタクルは一方の開放端部１８及び端
部壁２１を有するコップ形の端子２０により閉鎖された
反対側の端部を有する。端子２０は内向きに中心軸線１
６に沿ってレセプタクルの開放端部１８の方へ延びる導
電性ピン２２を備える。端子２０は心臓ペースメーカの
電子回路へ結合するのに適した１対のレセプタクル端子
のうちの一方の端子から成る。符号２４により示された
他方の端子は、図１の上側部分に示すような全体的にＴ
字形断面構造を有するリングの形をしている。レセプタ
クルリング端子２４の中央部の内面は、導電性ガータス
プリング接点２８を内部に保持した環状溝２６を有す
る。端子２０と２４との間に挿入されこれらを電気的に
絶縁するため、セラミック製絶縁体筒３０がそれぞれガ
ラスシール３２、３４により端子２０、２４へ気密に結
合されている。開放端部１８を画成しかつまたガラスシ
ールによりリング電極２４へ気密に結合された第２のセ
ラミック製絶縁体筒３６は、図１に示すようにリング端
子２４から右へ延びレセプタクル１０の構造を完成す
る。セラミック材料が絶縁性筒３０、３６のために有利
であるが、適当な気密性結合が絶縁体と端子２０、２４
との間に形成されるならば、エポキシ又は重合体物質の
ような任意の適当な非導電性材料をこの絶縁機能を果た
すために用いることができる。気密性が要求されない用
途では、すなわちコネクタ要素がアメリカ合衆国特許第
5012807 号明細書に記載のような気密な電子回路容器の
頂部外側のエポキシ製コネクタ中へ鋳込まれているとき
には、絶縁機能は気密結合を必要としないプラスチック
材料により果たすことができる。
【００１６】ペーシングリード線１４は同軸二極リード
線として従来技術で一般に知られた２本の導体のリード
線である。従ってリード線１４は螺旋形に巻かれた内側
導体４０及びこれを囲み螺旋形に巻かれた外側導体４２
を備える。公知のようにこれらの導体（図１にはそれら
の一部だけが示されている）は絶縁層（図示されていな
い）により分離され、外側導体は絶縁性スリーブにより
覆われ、スリーブの一部４４が図１の下側部分に示され
ている。リード線の近位端部１２は、導電性であって長
手方向へ延び中心軸線１６に沿って配置されたステンレ
ス鋼などから成る筒形ピンソケット４６の形のリード線
内側導体端子を備える。リード線の近位端部１２はま
た、同じくステンレス鋼又は類似の材料から成る導電性
リングの形のリード線外側導体端子４８を有する。ピン
ソケット４６は二つの部分、すなわちピン２２を収容す
るのに適した外側部分５０及びリード線内側導体４０を
収容する内側部分５２を有する。ソケットの部分５０と
５２とは、植込み処理中に探り針案内線材を一時的に貫
挿できる中心孔５６を有する横断壁５４により分離され
ている。ピン収容部分の壁５０はガータスプリング接点
６０を保持する環状溝５８を備え、ペーシングリード線
の近位端部１２がレセプタクル１０内に置かれたとき
に、接点６０はピン２２とソケット４６との間の確実な
低抵抗接続を保証する。同様な確実な接続がリング端子
２４と４８との間でガータスプリング接点２８により提
供される。
線として従来技術で一般に知られた２本の導体のリード
線である。従ってリード線１４は螺旋形に巻かれた内側
導体４０及びこれを囲み螺旋形に巻かれた外側導体４２
を備える。公知のようにこれらの導体（図１にはそれら
の一部だけが示されている）は絶縁層（図示されていな
い）により分離され、外側導体は絶縁性スリーブにより
覆われ、スリーブの一部４４が図１の下側部分に示され
ている。リード線の近位端部１２は、導電性であって長
手方向へ延び中心軸線１６に沿って配置されたステンレ
ス鋼などから成る筒形ピンソケット４６の形のリード線
内側導体端子を備える。リード線の近位端部１２はま
た、同じくステンレス鋼又は類似の材料から成る導電性
リングの形のリード線外側導体端子４８を有する。ピン
ソケット４６は二つの部分、すなわちピン２２を収容す
るのに適した外側部分５０及びリード線内側導体４０を
収容する内側部分５２を有する。ソケットの部分５０と
５２とは、植込み処理中に探り針案内線材を一時的に貫
挿できる中心孔５６を有する横断壁５４により分離され
ている。ピン収容部分の壁５０はガータスプリング接点
６０を保持する環状溝５８を備え、ペーシングリード線
の近位端部１２がレセプタクル１０内に置かれたとき
に、接点６０はピン２２とソケット４６との間の確実な
低抵抗接続を保証する。同様な確実な接続がリング端子
２４と４８との間でガータスプリング接点２８により提
供される。
【００１７】ペーシングリード線の先端６６に隣接して
１組の封止リング６４を有する第１のエラストマ製封止
スリーブ６２がソケット４６の外側部分を囲んでいる。
同様に１組の封止リング７０を有する第２のエラストマ
製封止スリーブ６８が、図１に示すようにリング端子４
８の右側に隣接して配置されている。よく知られている
ように、体液がレセプタクルに浸透して電気的誤動作を
引き起こすおそれを防止するために、ペーシングリード
線の近位端部１２がレセプタクル１０へ挿入されたとき
に、封止リング６４、７０がレセプタクルの内壁と協働
する。スリーブ６２、６８は体組織に適合するシリコー
ンのような弾性のある注型可能な任意の材料から作るこ
とができる。
１組の封止リング６４を有する第１のエラストマ製封止
スリーブ６２がソケット４６の外側部分を囲んでいる。
同様に１組の封止リング７０を有する第２のエラストマ
製封止スリーブ６８が、図１に示すようにリング端子４
８の右側に隣接して配置されている。よく知られている
ように、体液がレセプタクルに浸透して電気的誤動作を
引き起こすおそれを防止するために、ペーシングリード
線の近位端部１２がレセプタクル１０へ挿入されたとき
に、封止リング６４、７０がレセプタクルの内壁と協働
する。スリーブ６２、６８は体組織に適合するシリコー
ンのような弾性のある注型可能な任意の材料から作るこ
とができる。
【００１８】図２は、容器８０、電子回路８２及び電池
８４の形の電源を有する心臓ペースメーカ中へ組み込ま
れたこの発明に基づくレセプタクル１０を示す。導体８
６、８８はそれぞれ電子回路８２をレセプタクルピン端
子２０及びリング端子２４へ接続する。図２はまた容器
８０の包絡面を、ＶＳ−１規格によるコネクタ装置を利
用するペースメーカの容器８０′の包絡面と比較する。
比較のために図２に仮想線で示したこの種の規格による
装置は、ペーシングリード線の先端から突出するピン９
０並びにピンを収容するための相手側ソケット９２を備
える。従ってこの発明に基づくレセプタクル１０はＶＳ
−１装置のレセプタクルより十分短く、ペースメーカ容
器の全幅における十分な減少を可能にすることが分か
る。
８４の形の電源を有する心臓ペースメーカ中へ組み込ま
れたこの発明に基づくレセプタクル１０を示す。導体８
６、８８はそれぞれ電子回路８２をレセプタクルピン端
子２０及びリング端子２４へ接続する。図２はまた容器
８０の包絡面を、ＶＳ−１規格によるコネクタ装置を利
用するペースメーカの容器８０′の包絡面と比較する。
比較のために図２に仮想線で示したこの種の規格による
装置は、ペーシングリード線の先端から突出するピン９
０並びにピンを収容するための相手側ソケット９２を備
える。従ってこの発明に基づくレセプタクル１０はＶＳ
−１装置のレセプタクルより十分短く、ペースメーカ容
器の全幅における十分な減少を可能にすることが分か
る。
【００１９】この発明に基づくペーシングリード線１４
は、既存のＶＳ−１規格によるペースメーカコネクタ組
立体と互換性のあるように適合させることができる。こ
れに関連して図３は、ＶＳ−１規格の寸法に順応する突
出先端電極９６及びペーシングリード線の端部のピンソ
ケット５０により収容されたピン９８を有するアダプタ
端子９４を示す。良好な電気的接触のためにピン９８は
ガータスプリング接点６０と係合する環状溝１００を備
えることができる。アダプタ端子９４はまた探り針案内
線材を一時的に貫挿でき軸線方向に延びる通路１０２を
備える。
は、既存のＶＳ−１規格によるペースメーカコネクタ組
立体と互換性のあるように適合させることができる。こ
れに関連して図３は、ＶＳ−１規格の寸法に順応する突
出先端電極９６及びペーシングリード線の端部のピンソ
ケット５０により収容されたピン９８を有するアダプタ
端子９４を示す。良好な電気的接触のためにピン９８は
ガータスプリング接点６０と係合する環状溝１００を備
えることができる。アダプタ端子９４はまた探り針案内
線材を一時的に貫挿でき軸線方向に延びる通路１０２を
備える。
【００２０】以上でこの発明の実施のために現在考えら
れる最善の方式を説明した。この説明は制限の意味にと
られるべきでなく、この発明の一般原理の説明のために
行われている。従ってこの発明の範囲は特許請求の範囲
を参照して決定されるべきであり、すべての等価の構造
はこの発明に含まれると考えられる。
れる最善の方式を説明した。この説明は制限の意味にと
られるべきでなく、この発明の一般原理の説明のために
行われている。従ってこの発明の範囲は特許請求の範囲
を参照して決定されるべきであり、すべての等価の構造
はこの発明に含まれると考えられる。
【図１】この発明に基づくペースメーカ用コネクタ組立
体の一実施例についてレセプタクルとリード線近位端部
とを分離した状態における長手方向断面図。
体の一実施例についてレセプタクルとリード線近位端部
とを分離した状態における長手方向断面図。
【図２】図１に示すコネクタ組立体と従来の規格による
コネクタ組立体とを比較するためのペースメーカ要部断
面図。
コネクタ組立体とを比較するためのペースメーカ要部断
面図。
【図３】図１に示す二極リード線の近位端部を従来の規
格によるレセプタクルに適合させる場合の要部断面図。
格によるレセプタクルに適合させる場合の要部断面図。
１０ レセプタクル １２ 近位端部 １４ 二極リード線 １７ 側壁 １８ 開放端部 ２０、２４ レセプタクル端子 ２１ 端部壁 ２２ 導電性ピン ２８、６０ ガータスプリング接点 ３０ 絶縁体筒 ４０、４２ 導体 ４６、４８ リード線端子 ６２、６８ 封止スリーブ ６４、７０ 封止リング ６６ 先端 ８２ 電子回路 ９４ アダプタ端子
Claims (19)
- 【請求項１】 電子回路を有する植込み形医用装置のた
めのコネクタ組立体において、コネクタ組立体が１対の
同軸導体及び関連する端子を有する二極リード線の近位
端部を収容するのに適したレセプタクルを備え、このレ
セクタプルが植込み形医用装置の回路へリード線の導体
を接続し、レセプタクルが側壁、リード線の近位端部を
収容する開放端部及び閉鎖端部から成り、閉鎖端部が導
電性ピンを支持し、このピンの一部がレセプタクル内に
配置されかつ開放端部の方へ突出し、ピンが植込み形医
用装置の回路へ接続するために内側部分と反対側の端部
を備え、ピンの内側部分が一方のリード線端子との電気
的接触を行い、レセプタクルがその側壁に植込み形医用
装置の回路へ他方のリード線端子を結合する端子を備え
ることを特徴とするコネクタ組立体。 - 【請求項２】 レセプタクルが中心の長手軸線を有する
細長い筒形構造体から成り、導電性ピンが中心に置かれ
て長手方向軸線に沿って延びることを特徴とする請求項
１記載の組立体。 - 【請求項３】 レセプタクルの側壁の端子が、他方のリ
ード線端子と係合するのに適した変形可能な接触装置を
含む導電性リングから成ることを特徴とする請求項２記
載の組立体。 - 【請求項４】 レセプタクルの閉鎖端部が導電性の端部
壁から成り、ピンがこの端部壁と一体であることを特徴
とする請求項３記載の組立体。 - 【請求項５】 レセプタクルが導電性リングと導電性端
部壁との間に挿入された絶縁性筒形部分を備えることを
特徴とする請求項４記載の組立体。 - 【請求項６】 植込み形医用装置と所望の組織位置との
間に通電路を提供するための二極リード線において、リ
ード線が植込み形医用装置上のレセプタクルにより収容
され、また内側の導体及び外側の導体を含む１対の同軸
導体を備え、これらの導体が相互に絶縁され、リード線
が所望の組織位置への接続のための遠位端部、植込み形
医用装置の電子回路への接続のための近位端部及び先端
を有し、リード線がその近位端部に取り付けられた導電
性ソケットを備え、このソケットがリード線の内側導体
へ接続された第１の部分と、リード線の先端のすぐそば
に設けられて植込み形医用装置の回路へ接続された第１
の電気的接触要素を収容するのに適した第２の部分とを
有し、またリード線がリード線端子の近位端部上に取り
付けられて植込み形医用装置の回路へ接続された第２の
電気的接触要素と係合するのに適した外面及びリード線
の外側導体へ結合された内面を有する端子と、植込み形
医用装置上のリード線を収容するレセプタクル装置に封
止して係合するためにリード線の近位端部の周囲に取り
付けられた装置とを備えることを特徴とする二極リード
線。 - 【請求項７】 ソケットの第２の部分がソケットと植込
み形医用装置の回路に接続された第１の電気的接触要素
との間の信頼できる電気的接続を提供するのに適した変
形可能な電気的接触装置を備えることを特徴とする請求
項６記載のリード線。 - 【請求項８】 変形可能な接触装置がコイル形ガータス
プリング接点から成ることを特徴とする請求項７記載の
リード線。 - 【請求項９】 封止係合装置がソケットの第２の部分の
周囲の第１のエラストマ製リングシールと第２のエラス
トマ製リングシールとを備え、端子が第１のリングシー
ルと第２のリングシールとの間に挿入されていることを
特徴とする請求項６記載のリード線。 - 【請求項１０】 植込み形医用装置上のＶＳ−１規格に
よるコネクタレセプタクルと共に用いるとき、リード線
を接続するためソケットの第２の部分により収容可能な
アダプタ端子を備えることを特徴とする請求項６記載の
リード線。 - 【請求項１１】 電子回路を有する植込み形医用装置の
ためのコネクタ組立体において、コネクタ組立体がレセ
プタクル及び植込み形医用装置と所望の組織位置との間
に通電路を供給する二極リード線を備え、レセプタクル
が植込み形医用装置の回路への接続のための導電性端子
を有する側壁と、開放端部と、閉鎖端部と、この閉鎖端
部により支持された導電性ピンとを備え、ピンがレセプ
タクル内に配置された内側部分を有しかつ開放端部の方
へ突出し、ピンが植込み形医用装置の回路への接続のた
めにピンの内側部分と反対側の端部を備え、リード線が
所望の組織位置への接続のための遠位端部と、レセプタ
クルの開放端部により収容するのに適した近位端部と、
先端と、相互に絶縁された内側導体及び外側導体を備え
る１対の同軸導体と、リード線の近位端部に取り付けら
れてリード線の内側導体へ接続された第１の部分及びリ
ード線の先端のすぐそばにありレセプタクルピンの内側
部分を収容する第２の部分を有する導電性ソケットと、
リード線の近位端部に取り付けられてレセプタクルの側
壁上の端子に係合する外面及びリード線の外側導体へ結
合された内面を有する端子と、レセプタクルの側壁に封
止係合するためにリード線の近位端部の周囲に取り付け
られた装置とを備えることを特徴とするコネクタ組立
体。 - 【請求項１２】 レセプタクルが中心の長手方向軸線を
有する細長い筒形構造体から成り、導電性ピンが中心に
設けられて長手軸線に沿って延びることを特徴とする請
求項１１記載の組立体。 - 【請求項１３】 レセプタクルの側壁の端子がリード線
の近位端部上の端子に係合する変形可能な接触装置を含
む導電性リングから成ることを特徴とする請求項１２記
載の組立体。 - 【請求項１４】 変形可能な接触装置がコイル形ガータ
スプリング接点から成ることを特徴とする請求項１３記
載の組立体。 - 【請求項１５】 レセプタクルの閉鎖端部が導電性端部
壁から成り、ピンが端部壁と一体であることを特徴とす
る請求項１１記載の組立体。 - 【請求項１６】 レセプタクルが導電性リングと導電性
端部壁との間に挿入された絶縁性筒形部分を含むことを
特徴とする請求項１５記載の組立体。 - 【請求項１７】 ソケットの第２の部分がソケットとレ
セプタクルピンとの間に信頼できる電気的接続を提供す
るのに適した変形可能な電気的接触装置を備えることを
特徴とする請求項１１記載の組立体。 - 【請求項１８】 変形可能な接触装置がコイル形ガータ
スプリング接点から成ることを特徴とする請求項１７記
載の組立体。 - 【請求項１９】 封止係合装置がソケットの第２の部分
の周囲の第１のエラストマ製リングシールと第２のエラ
ストマ製リングシールとを備え、リード線の近位端部上
の端子が第１のリングシールと第２のリングシールとの
間に挿入されていることを特徴とする請求項１１記載の
組立体。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/940,567 US5324311A (en) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | Coaxial bipolar connector assembly for implantable medical device |
| US07/940567 | 1992-09-04 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06190060A true JPH06190060A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=25475064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5243909A Pending JPH06190060A (ja) | 1992-09-04 | 1993-09-03 | 植込み形医用装置のコネクタ組立体 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5324311A (ja) |
| EP (1) | EP0587379A3 (ja) |
| JP (1) | JPH06190060A (ja) |
| AU (1) | AU661642B2 (ja) |
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| EP0587379A2 (en) | 1994-03-16 |
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