JPH06189983A - 家畜の乳頭清浄用噴霧器 - Google Patents

家畜の乳頭清浄用噴霧器

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Publication number
JPH06189983A
JPH06189983A JP35668292A JP35668292A JPH06189983A JP H06189983 A JPH06189983 A JP H06189983A JP 35668292 A JP35668292 A JP 35668292A JP 35668292 A JP35668292 A JP 35668292A JP H06189983 A JPH06189983 A JP H06189983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spray
sprayer
atomizer
nozzle
teat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35668292A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Mishima
俊雄 三嶋
Shinji Takenaka
慎治 武中
Shigeru Saito
繁 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Soda Co Ltd filed Critical Nippon Soda Co Ltd
Priority to JP35668292A priority Critical patent/JPH06189983A/ja
Publication of JPH06189983A publication Critical patent/JPH06189983A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】家畜の乳頭清浄作業を効率化・簡便化するため
の乳頭消毒用噴霧器を提供する。 【構成】ボトル本体を逆さにしても乳頭消毒液の噴霧が
可能な噴霧器であって、必要に応じて延長ノズルや延長
コード、ガンベルト等を取り付けることができる。 【効果】本発明の噴霧器を使用することにより、従来作
業上不都合が多かった搾乳時の乳頭清浄作業が大幅に効
率化・簡便化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乳牛などの家畜の乳頭
に抗菌性、殺菌性を有する乳頭消毒剤を噴霧清浄する噴
霧器に関する。さらに詳しくは、噴霧器本体を逆さにし
ても乳頭消毒液の噴霧が可能な家畜の乳頭清浄用噴霧器
に関する。
【0002】
【従来技術】乳牛などの家畜動物の乳房炎は、Stap
hylococcus aureus,Streptc
occus agalactiae,Esherich
iaColiその他の病原菌が乳頭口より乳房内に侵入
し、炎症を起こす疾病である。とりわけ酪農経営者にと
っては、本疾病は発生率も高く、乳量の減少、乳質の低
下、供用年数の短縮さらには乳汁の細菌汚染による公衆
衛生上の問題や体細胞の増加による乳製品の加工の際の
歩止まりの悪化などの大きな損失をもたらす重大な疾病
となっている。
【0003】乳房炎はこのように家畜の重大な疾病であ
るが、従来の予防法としては、家畜の適切な飼育管理に
よる病原菌に対する抵抗力の増強や搾乳を清潔に行うな
どの原始的な手段や、ポビドンヨード(PVPヨード)
等を含む乳頭浸漬剤で乳頭を消毒(ディッピング)する
方法などが知られている。
【0004】しかしながら、浸漬式のディッパーを使用
する場合では、乳頭に付着している乳汁が出もどり液に
混入され、液の殺菌効果が低下する。また、乳房炎に感
染した家畜の後に浸漬式のディッパーを使用すると、逆
に病原菌の汚染源になる可能性があり、毎搾乳後のディ
ッパー内の残液の廃棄量も多く無駄が多かった。さら
に、足ぐせの悪い牛などの場合、蹴られるのを防ぐ際、
浸漬液が眼に入るなど、乳房炎予防のための乳頭消毒作
業に不都合が多かった。
【0005】搾乳作業は、前搾り、乳頭漬拭、ミルカー
装着、ミルカー離脱、乳頭ディッピングという搾乳作業
の手順がある。従って、乳頭に触れてから催乳ホルモン
(オキシトシン)が脳から分泌され、1分後位にミルカ
ーを装着するという時間に追われた作業であり、また両
手を使うものである。そのため、ディッパーを腰のベル
トにぶらさげて、立ったり、坐ったりの作業が必要であ
り、その際、ディッパーの液が洩れ出て、ズボン、下着
を着色液で濡らされて、非常に不快であった。
【0006】それらの欠点を補うため、最近では乳頭を
噴霧清浄する方法が徐々に普及しているが、一般に使わ
れている従来の噴霧器では、上から下に向いて垂れ下っ
ている乳頭を横からスプレーするため、乳頭を十分に殺
菌消毒することが出来なかった。
【0007】また、下向から上向きにするため逆さにす
るとボトル容器の吸込口が液面から出てしまい噴霧でき
なかったり、あるいは噴霧量が不足し殺菌の目的を達し
ない恐れもあった。さらに、薬液の入ったボトルと薬液
を噴霧するスプレーが一体になったものを腰にぶら下げ
るとミルカー着脱などの作業に邪魔になっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した家
畜の乳房炎を予防するために、特に搾乳時における乳頭
の薬液による清浄作業を大幅に効率化・簡便化できる乳
頭清浄用噴霧器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記した
課題を解決すべく研究した結果、噴霧器を傾けたり、逆
さにしても乳頭消毒液の噴霧が可能な噴霧器が乳頭の噴
霧清浄に適していることを見出した。以下に、本発明に
おいて用いることができる噴霧器について説明する。
【0010】本発明において用いられる噴霧器は、乳頭
の消毒液の入ったボトル部と噴霧ノズル、薬液を給水す
る給水口等を有するスプレー部とからなり、ボトル部と
スプレー部が取り外しが可能な状態で一体となったもの
であり、乳頭清浄作業時に噴霧器本体を傾けたり、逆さ
にしても乳頭消毒液の噴霧が可能なものである。
【0011】また、本発明において用いられる噴霧器の
スプレー部には、必要に応じて針ノズルや霧吹き等の種
々のタイプのノズルを取り付けて使用することもでき
る。
【0012】本発明において用いられる噴霧器は、例え
ば、噴霧器の給水口に重りが取り付けてあり、重りがあ
るために、噴霧器を傾けたり、逆さにしても、常に給水
口が液面の中に浸った状態にあるため、噴霧器を傾けた
り、逆さにしても乳頭消毒液の噴霧が可能となるもので
ある。
【0013】本発明において用いられる噴霧器のスプレ
ー部には延長ノズルを取り付けることもできる。延長ノ
ズルの長さ、向きは任意であるが、乳頭消毒作業を考慮
すれば、長さ10〜25cmであり、ノズル先端は上方
向へ20〜45°の傾斜を付けたものが好ましい。
【0014】また、本発明において用いられる噴霧器
は、必要に応じて噴霧器のボトル本体とスプレー部の間
に薬液が通る延長コードを取り付けることもでき、スプ
レー部とボトル本体が離れていてスプレー部のみを自由
に操ることができるため乳頭清浄作業上能率が良い。こ
の延長コードは軟質の材質のものが好ましい。
【0015】上記の延長コードを取り付けたタイプの本
発明の噴霧器は、スプレー部を収納するガンホルダーの
付いたベルトをボトル本体に取り付けることができる。
ベルトを装着することにより、搾乳作業時、作業者がベ
ルトを腰に巻き付けることによりボトル部が腰に固定さ
れるため、スプレー部をガンホルダーから必要に応じて
出し入れして使用することができ、噴霧作業の能率向上
を図ることができる。
【0016】この場合、ボトルは腰に巻き付けたベルト
によって固定されており、作業時にボトルが傾くことが
少ないので、給水口に特に重りを取り付けなくても使用
できる。また、ボトルの形状は、腰にぶらさげやすいよ
うに縦長の円筒状のものが好ましい。
【0017】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付した図面に基
づいて、本発明をさらに詳しく説明する。 (実施例1)図1に示す噴霧器はボトル本体とスプレー
部とからなり、ボトル本体4とスプレー部とは自由に取
り外しができるようになっている。この実施例では、ボ
トル本体の容量は500mlである。スプレー部はノズ
ル1及び噴霧レバー3のついたスプレー部本体及び給水
口2のついた軟質チューブ5からなっている。噴霧レバ
ー3により、スプレー部の先端に設けられたノズル1か
ら薬液が噴霧される。
【0018】この噴霧器の軟質チューブ5の先端には、
重りが給水口の周辺部に埋め込まれた形で取り付けられ
た給水口2がついている。この重りにより、薬液の入っ
たボトル本体が傾いたり、逆さになったとしても、給水
口がたえず薬液中に浸った状態となるため、傾いたり、
逆さにした状態でも薬液を噴霧することができる。
【0019】(実施例2)図2は、図1に示したスプレ
ー本体と噴霧ノズル6との間に延長ノズル7を取り付け
たタイプの噴霧器である。ノズル口6は必要に応じて自
由に向きを変えることができる。この実施例では、ボト
ル本体10の容量は500mlであり、延長ノズル7の
内径は0.7cm、長さは12cmである。搾乳作業時
の乳頭噴霧清浄の場合には、ノズル口6は上方向に約2
0°傾斜して使用するのが好ましい。
【0020】また、この延長ノズル付きの噴霧器を用い
ることにより、乳頭を噴霧する際に手を奥まで入れる必
要がないため、手を乳牛の後足で蹴られる心配がなくな
ること、及び乳牛の後ろから立った状態のままで4分房
ともに清浄噴霧、ディピングが容易にできる。
【0021】(実施例3)図3は、薬液を通す延長コー
ド14の付いたスプレー部である。延長コード14は軟
質チューブでできている。ストッパー15は、ねじ付き
の蓋状又はゴム栓状の形状を有しており、ストッパー1
5で薬液の入ったボトルに取り付けられ、噴霧レバー1
3によりノズル口12から薬液が噴霧される。
【0022】また、このタイプの噴霧器は、ボトル本体
にスプレー部を収納するガンホルダーの付いたベルトを
取り付けて使用することができ、ベルトを作業者の腰に
巻き付けてボトルを腰に固定し、スプレー部をピストル
のごとくガンベルトから出し入れして使用することがで
きるので、作業効率上好ましい。
【0023】
【発明の効果】本発明の乳頭の消毒液の噴霧器は、乳頭
を消毒する際、ボトル容器を逆さにしても噴霧が可能な
ものであり、ボトル本体の角度を自由に出来、中腰のま
まの乳頭清浄作業も可能である。従って、従来、作業効
率の悪かった搾乳時の乳頭の清浄・消毒作業が、本発明
の乳頭の消毒液の噴霧器を用いた噴霧清浄方法によって
大幅に効率化、簡便化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に使用される噴霧器の一例であ
る。
【図2】図2は、本発明に使用される噴霧器の一例であ
る。
【図3】図3は、本発明に使用される噴霧器の延長コー
ド付ノズルの一例である。
【符号の説明】
1:噴霧ノズル 2:重りのついた給水口 3:薬液を噴霧するためのレバー 4:薬液の入るボトル本体 5:軟質チューブ 6:噴霧ノズル 7:延長ノズル 8:薬液を噴霧するためのレバー 9:重りのついた給水口 10:薬液の入るボトル本体 11:薬液を噴霧するためのレバー 12:噴霧ノズル 13:薬液を噴霧するためのレバー 14:薬液を通す延長コード 15:薬液の入った容器の口を密封するためのストッパ
ー 16:給水口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】噴霧器本体を逆さにしても乳頭消毒液の噴
    霧が可能な噴霧器。
  2. 【請求項2】噴霧器の吸水口部に重りを取り付けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の噴霧器。
  3. 【請求項3】噴霧器本体と噴霧ノズルとの間に薬液の通
    る延長コードを取り付けたことを特徴とする請求項1に
    記載の噴霧器。
  4. 【請求項4】噴霧ノズル部に延長ノズルを取り付けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の噴霧器。
JP35668292A 1992-12-22 1992-12-22 家畜の乳頭清浄用噴霧器 Pending JPH06189983A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35668292A JPH06189983A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 家畜の乳頭清浄用噴霧器

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JP35668292A JPH06189983A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 家畜の乳頭清浄用噴霧器

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JPH06189983A true JPH06189983A (ja) 1994-07-12

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ID=18450260

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35668292A Pending JPH06189983A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 家畜の乳頭清浄用噴霧器

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JP (1) JPH06189983A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100464684C (zh) * 2007-02-08 2009-03-04 赵淑菊 乳房清洗器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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