JPH06189917A - 末梢動脈硬化指標測定方法及びその装置 - Google Patents

末梢動脈硬化指標測定方法及びその装置

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JPH06189917A
JPH06189917A JP35937992A JP35937992A JPH06189917A JP H06189917 A JPH06189917 A JP H06189917A JP 35937992 A JP35937992 A JP 35937992A JP 35937992 A JP35937992 A JP 35937992A JP H06189917 A JPH06189917 A JP H06189917A
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淳 向平
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より適切な動脈硬化指標を簡易に測定するこ
とにある。 【構成】 先ず、カフの内圧を制御することにより、カ
フ圧を検出し、かつカフ圧の振動成分である圧脈波を抽
出すると共に、カフの下流において容積脈波を抽出し、
次に、上記検出したカフ圧と抽出した圧脈波又は容積脈
波に基づいて、所定の血圧値を求め、更に、上記抽出し
た圧脈波と容積脈波に基づいて、脈波伝播速度Cを先頭
脈波の伝播速度として求めると共に、上記抽出した容積
脈波に基づいて、平均血流速度Uを脈波ピーク到達速度
として求め、最後に、上記求めた所定の血圧値と脈波伝
播速度Cと平均血流速度Uを所定の式に代入することに
より、末梢血管の血管断面形態を内包した動脈硬化指標
を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は末梢動脈硬化指標測定方
法及びその装置、特に非観血式方法による血圧測定時に
血圧以外の情報を得ることにより、末梢血管における動
脈硬化指標を測定する方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、末梢血管における動脈硬化症
の非侵襲的な診断指標である動脈硬化指標としては、次
の2つがある。第1は、血管弾性率Eを以て動脈硬化指
標とするものである。即ち、光電式の容積脈波計を用い
て、脈波出力の波高値を正規化した値ΔVを求め、また
非観血式血圧計を用いて、最高血圧値Psと最低血圧値
Pdとの差である脈圧ΔPを求め、血管弾性率Eを次式
で算出する。 E=ΔP/ΔV・・・(1) そして、この血管弾性率Eを動脈硬化指標とする。第2
は、脈波伝播速度を計測し、この脈波伝播速度のみを以
て動脈硬化指標とするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(1)上述した従来技術のうちで、第1の血管弾性率E
を以て動脈硬化指標とする方法は、実用的なものではな
い。即ち、実際の動脈の硬さは、血管壁厚と血管内径と
の比で表される血管断面形態により、変化するので、末
梢血管のような細動脈の場合に血管断面形態を考慮して
いない血管弾性率Eは、実用的な動脈硬化指標とはなり
ずらい。しかも、上述した血管壁厚と血管内径との比
は、超音波測定装置等で測定しなければならず、簡易に
測定はできない。 (2)また、第2の脈波伝播速度のみを以て動脈硬化指
標とする方法は、脈波伝播速度だけでは、血液の密度の
影響を受けるため、正確な動脈硬化指標とはいえない。 本発明の目的は、より適切な動脈硬化指標を簡易に測定
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は、先ず、カフ
の内圧を制御することにより、カフ圧と該カフ圧の振動
成分である圧脈波を検出すると共に、カフの下流におけ
る容積脈波を検出し、次に、上記検出したカフ圧と圧脈
波又は容積脈波に基づいて、所定の血圧値を求め、更
に、上記検出した圧脈波と容積脈波に基づいて、脈波伝
播速度Cを先頭脈波の伝播速度として求めると共に、上
記検出した容積脈波に基づいて、平均血流速度Uを脈波
ピーク到達速度として求め、最後に、上記求めた所定の
血圧値と脈波伝播速度Cと平均血流速度Uを所定の式に
代入することにより、末梢血管の血管断面形態を内包し
た動脈硬化指標を算出することを特徴とする末梢動脈硬
化指標測定方法である第1発明(図1)と、生体の一部
を圧迫するカフ1と、該カフ1の制御された内圧を入力
することにより、カフ圧の振動成分である圧脈波を抽出
する圧脈波抽出手段2と、上記カフ1の下流から容積脈
波を抽出する容積脈波抽出手段3と、上記抽出された圧
脈波と容積脈波とを入力することにより、末梢血管の血
管断面形態を内包した動脈硬化指標を算出する動脈硬化
指標算出手段4とから成ることを特徴とする末梢動脈硬
化指標測定装置である第2発明(図2)とにより、解決
される。
【0005】
【作用】上記のとおり、本発明の第1発明(図1、請求
項1)と第2発明(図2、請求項7)の構成によれば、
よく知られている非観血式方法により、所定の血圧値で
ある脈圧ΔP=最高血圧値Ps−最低血圧値Pd及び平
均血圧値Pmを求めると共に、脈波伝播速度Cを先頭脈
波の伝播速度として、また平均血流速度Uを脈波ピーク
到達速度としてそれぞれ求め(図3)、これらを式β=
E・(w/r)/Pmと等価である所定の式β=2・Δ
P・C/U・Pmに代入することにより、動脈硬化指標
をβとして算出することができる。従って、末梢血管の
血管断面形態(w/r)を内包したより適切な動脈硬化
指標を、超音波測定装置等を使用することなく、極めて
簡易な方法により、測定することができる。
【0006】
【実施例】先ず、本発明を詳述する前に、本発明により
末梢血管の血管断面形態(w/r)を内包した動脈硬化
指標を測定する場合の測定原理について、説明する。即
ち、図3(C)の血管断面を示す図において、血管の壁
厚をw、内径をrとする。このような動脈内を圧脈波が
伝播する場合の血管の物理的特性を表すパラメータとし
て、血管弾性率Eと脈波伝播速度Cは、流体工学的に導
き出された次の2つの式で表される関係がある。 E=2・ρ・r・C2 /w・・・(2) ΔP=ρ・U・C・・・・・・・・(3) 上記2つの式において、ρは血液の密度、ΔPは脈圧、
Uは平均血流速度であり、また、血流には反射波はない
ものとする。また、動脈硬化指標をβとすれば、βは次
式で表される。 β=E(w/r)/Pm・・・(4) ただし、Pmは、測定時の血管内圧で正規化するための
ものであり、平均血圧値とする。上記(4)式は、例え
ば、血管弾性率Eが大きくて、通常は硬い血管と考えら
れる場合であっても、血管壁厚wと血管内径rとの比が
小さければ動脈硬化指標は小さくなるので、動脈の硬化
度としては、問題がないことを示している。また、逆
に、(4)式は、血管弾性率Eが小さくても、血管壁厚
wと血管内径rとの比が大きければ動脈硬化指標は大き
くなっていることもあることを示している。更に、上記
(4)式は、平均血圧値Pmにより、正規化されてい
る。従って、上記(4)式は、末梢血管の血管断面形態
を表すw/rを内包している点で、従来より一層適切な
動脈硬化指標を表すものであるといえる。
【0007】次に、上記(2)と(3)式とから、ρを
消去すると、次式が得られる。 E(w/r)=2・C・ΔP/U・・・(5) また、上記(5)式を、(4)式に代入すれば、次式が
得られる。 β=2・ΔP・C/U・Pm・・・(6) この(6)式又は該(6)式の基になっている(4)式
で表される動脈硬化指標βは、末梢血管の血管断面形態
を示す血管壁厚wと血管内径rとの比を内包している。
従って、従来のように、動脈硬化指標を血管弾性率Eや
脈波伝播速度Cのみで表す場合と比較して、より適切な
ものとなっている。以下の実施例では、より適切な動脈
硬化指標を簡易に測定するという本発明の目的に適合さ
せるため、各要素の測定が簡単にできる上記(6)式を
用いる。
【0008】一方、上記(5)式より、次式を得る。 w/r=2・C・ΔP/U・E・・・(7) 従って、血管弾性率Eを計測すれば、血管断面形態(w
/r)も簡易に測定することが可能である。
【0009】以下、本発明を実施例により添付図面を参
照して説明する。 1.第1発明 第1発明は、請求項1に記載したように、先ず、カフの
内圧を制御することにより、カフ圧と該カフ圧の振動成
分である圧脈波を検出すると共に、カフの下流における
容積脈波を検出し、次に、上記検出したカフ圧と圧脈波
又は容積脈波に基づいて、所定の血圧値を求め、更に、
上記検出した圧脈波と容積脈波に基づいて、脈波伝播速
度Cを先頭脈波の伝播速度として求めると共に、上記検
出した容積脈波に基づいて、平均血流速度Uを脈波ピー
ク到達速度として求め、最後に、上記求めた所定の血圧
値と脈波伝播速度Cと平均血流速度Uを所定の式に代入
することにより、末梢血管の血管断面形態を内包した動
脈硬化指標を算出することを特徴とする末梢動脈硬化指
標測定方法である。
【0010】図1は、第1発明の実施例を示す図であ
る。 (1)先ず、カフの内圧を制御することにより、カフ圧
と該カフ圧の振動成分である圧脈波を検出すると共に、
カフの下流における容積脈波を検出する(ステップQ
1)。即ち、よく知られている非観血式血圧測定方法に
より、カフ圧を徐々に減圧し、減圧中のカフ圧Pと(図
3(A))、該カフ圧Pの振動成分である圧脈波Aを検
出する(図3(A))。また、カフの下流における容積
脈波を検出する。例えば、上腕に巻いたカフ1(図2)
から距離Lだけ離れた指に光電脈波センサ3Aを装着
し、血管の容積を反映した容積脈波Bを検出する(図3
(A))。
【0011】(2)次に、上記検出したカフ圧と圧脈波
又は容積脈波に基づいて、所定の血圧値を求める(ステ
ップQ2)。即ち、非観血式血圧測定方法において、圧
脈波A又は容積脈波Bの包絡線の変曲点を検出し、変曲
点を検出した時点におけるカフ圧Pを計測することによ
り、いわゆる振動法により、最高血圧値Psと最低血圧
値Pdを求め、次式より脈圧ΔPを算出する。 ΔP=Ps−Pd・・・(8) また、図3(A)のカフ圧平均血圧時Tm、即ち、カフ
を巻いた箇所における血管の内外の圧力が平衡状態とな
ってバランスがとれ、血管筋が無負荷状態になった平均
血圧時点では、圧脈波Aや容積脈波Bの振幅は最大とな
るので、その最大値を平均血圧値Pmとして求める。上
記求めた脈圧ΔPと平均血圧値Pmは、ステップQ3に
おいて、例えばRAM7(図2)に格納し、後述するス
テップQ8における動脈硬化指標βの算出に使用する。
【0012】(3)更に、上記検出した圧脈波と容積脈
波に基づいて、脈波伝播速度Cを先頭脈波の伝播速度と
して求めると共に、上記検出した容積脈波に基づいて、
平均血流速度Uを脈波ピーク到達速度として求める。先
ず、ステップQ4において、脈波伝播速度Cを先頭脈波
の伝播速度として求める。即ち、図3(B)に示す平均
血圧付近の脈波拡大図において、圧脈波Aの立ち上がり
時点Taと容積脈波Bの立ち上がり時点Tbとの時間差
をt1とした場合に、カフから容積脈波検出箇所までの
距離をLとすれば(図2)、上記脈波伝播速度Cは、次
の(9)式より、求めることができる。 C=L/t1・・・(9) また、求めた脈波伝播速度Cは、ステップQ5におい
て、例えばRAM7(図2)に格納し、後述するステッ
プQ8における動脈硬化指標βの算出に使用する。次
に、ステップQ6において、上記検出した容積脈波に基
づいて、平均血流速度Uを脈波ピーク到達速度として求
める。即ち、図3(B)において、容積脈波Bの立ち上
がりの傾きが、脈波ピーク到達速度に相当するので、該
容積脈波Bの立ち上がり時点Tbとピーク時点Tpとの
時間差をt2とした場合に、ピーク点のレベル、即ち、
容積脈波Bの振幅をΔVとすれば、上記平均血流速度U
は、次の(10)式により、求めることができる。 U=ΔV/t2・・・(10) そして、上記脈波伝播速度Cと同様に、ステップQ7に
おいて、求めた平均血流速度Uを、例えばRAM7(図
2)に格納し、後述するステップQ8における動脈硬化
指標βの算出に使用する。
【0013】(4)最後に、上記求めた所定の血圧値と
脈波伝播速度Cと平均血流速度Uを所定の式に代入する
ことにより、末梢血管の血管断面形態を内包した動脈硬
化指標を算出する(ステップQ8)。即ち、ステップQ
8において、上記ステップQ2で求めた脈圧ΔPと平均
血圧値Pm、ステップQ4で求めた脈波伝播速度C、及
びステップQ6で求めた平均血流速度Uを、上述した
(6)式、即ち、β=2・ΔP・C/U・Pmに代入す
ることにより、動脈硬化指標を算出する。このβとして
算出した動脈硬化指標は、ステップQ9において、例え
ば表示器8(図2)に、表示される。
【0014】更に、上記求めた容積脈波Bの振幅ΔVと
脈圧ΔPとから、血管弾性率Eを、(1)式、即ち、E
=ΔP/ΔVに従って、算出すると共に、この血管弾性
率Eと上記求めた脈圧ΔPと脈波伝播速度Cと平均血流
速度Uとから、血管断面形態w/rを、(7)式、即
ち、w/r=2・C・ΔP/U・Eに従って、算出す
る。ただし、容積脈波Bを検出する場合に使用した光電
脈波センサ3A(図2)からの出力は、基準の光量で校
正された値とする。
【0015】2.第2発明 第2発明は、請求項7に記載したように、生体の一部を
圧迫するカフ1と、該カフ1の制御された内圧を入力す
ることにより、カフ圧を電気信号に変換すると共にカフ
圧の振動成分である圧脈波を抽出するカフ圧変換及び圧
脈波抽出手段2と、上記カフ1の下流から容積脈波を抽
出する容積脈波抽出手段3と、上記カフ圧と圧脈波と容
積脈波に対応した信号を入力することにより、末梢血管
の血管断面形態を内包した動脈硬化指標を算出する動脈
硬化指標算出手段4とから成ることを特徴とする末梢動
脈硬化指標測定装置である。
【0016】図2は、第2発明の実施例を示す図であ
る。図2において、参照符号1はカフ、2は圧カフ圧変
換及び圧脈波抽出手段、3は容積脈波抽出手段、4は動
脈硬化指標算出手段、5はカフ圧制御手段、6はRO
M、7はRAM、8は表示器である。上記カフ1は、生
体の一部、例えば、よく知られているように、被測定者
の上腕を空気圧により圧迫する帯である。
【0017】上記カフ圧変換及び圧脈波抽出手段2は、
カフ1の制御された内圧を入力することにより、カフ圧
を電気信号に変換すると共にカフ圧の振動成分である圧
脈波を抽出する装置である。このカフ圧変換及び圧脈波
抽出手段2は、例えば、圧力センサ2Aと、圧力増幅器
2B、、圧脈波増幅器2Cと、AD変換器16とから構
成されている。上記圧力センサ2Aは、エアチューブ1
1によりカフ1に結合され、カフ圧を電気信号S2aに
変換する。上記圧力増幅器2Bは、圧力センサ2Aから
の信号S2aを増幅し、増幅された圧力信号S2bを出
力する。上記圧脈波増幅器2Cは、圧力増幅器2Bから
の信号S2bを入力し、振動成分である圧脈波を抽出し
て、圧脈波信号S2cを出力する。上記AD変換器16
は、圧力増幅器2Bからのアナログの圧力信号S2b
と、圧脈波増幅器2Cからのアナログの圧脈波信号S2
cを入力してそれらをデジタルに変換し、デジタルの信
号S23を出力する。
【0018】上記容積脈波抽出手段3は、上記カフ1の
下流から容積脈波を抽出する装置であって、例えば、光
電脈波センサ3Aと、光電脈波増幅器3Bと、AD変換
器16から構成されている。上記光電脈波センサ3A
は、図示するように、カフ1から距離Lだけ離れた指に
装着されており、赤外線の発光素子と受光素子が対向し
て配置されている。指の動脈内を脈波が伝播すると、血
管の断面の動きに応じて、上記発光素子からの透過光量
が変化するので、容積脈波を表す信号S3aが出力され
る。上記光電脈波増幅器3Bは、上記容積脈波信号S3
aを入力して増幅し、増幅された容積脈波信号S3bを
出力する。上記AD変換器16は、光電脈波増幅器3B
からのアナログの容積脈波信号S3bを入力してこれを
デジタルに変換し、デジタルの信号S23を出力する。
【0019】上記動脈硬化指標算出手段4は、上記カフ
圧と圧脈波と容積脈波に対応した信号を入力することに
より、末梢血管の血管断面形態を内包した動脈硬化指標
を算出する装置であって、例えば、図示するように、C
PU10から構成されている。また、このCPU10
は、動脈硬化指標算出手段4の構成素子としてだけでな
く、以下に詳述する他の手段の構成素子ともなり、更
に、本発明に係る末梢動脈硬化指標測定装置全体の制御
と演算を掌どり、データバス13を介して、後述するR
OM6、RAM7、表示器8等と接続されている。
【0020】図2の実施例では、上記カフ1に対して、
カフ圧制御手段5が接続されている。上記カフ圧制御手
段5は、非観血式方法により血圧値を測定するために
(図3(A))、カフ1の内圧を制御する装置であっ
て、加圧手段5Aと減圧手段5Bとにより構成されてい
る。上記加圧手段5Aは、よく知られているように、カ
フ圧に対応した信号を入力し、被測定者の最高血圧値よ
り高いカフ圧が得られるように、上記カフ1に送気する
装置であって、例えば、図示するように、送気ポンプ5
A1と、駆動部9と、CPU10とから構成されてい
る。上記送気ポンプ5A1は、エアチューブ11を介し
て、空気A1をカフ1に送入するポンプであって、駆動
部9からの制御信号S5a1により、動作する。上記駆
動部9は、CPU10からの制御信号S5abを入力し
て、それを電流増幅して、上記制御信号S5a1を出力
し、既述したように、送気ポンプ5A1を駆動させる。
上記CPU10は、カフ圧に対応した信号S23を入力
し、カフ1の加圧状態を常に監視しながら、制御信号S
5abを出力して駆動部9を制御する。
【0021】上記減圧手段5Aも、よく知られているよ
うに、カフ圧に対応する信号を入力し、カフ圧が一定の
速度で下降するように(図3(A)のP)、上記カフ1
から排気する装置であって、例えば、図示するように、
減圧用流量制御弁5B1と、急速排気用電磁弁5B2
と、駆動部9と、CPU10とから構成されている。上
記減圧用流量制御弁5B1は、エアチューブ11を介し
て、空気A2をカフ1から排出する場合の流量を制御す
る弁であって、駆動部9からの制御信号S5b1によ
り、減圧速度が一定となるように(図3(A)のP)、
排気流量を制御する。上記急速排気用電磁弁5B2は、
血圧測定後に、エアチューブ11を介して、空気A3を
カフ1から急速排出し、圧力を開放する弁であって、駆
動部9からの制御信号S5b2により、駆動する。上記
駆動部9は、CPU10からの制御信号S5abを入力
して、それを電流増幅して、上記制御信号S5b1とS
b2を出力し、既述したように、減圧用流量制御弁5B
1と急速排気用電磁弁5B2を駆動させる。上記CPU
10は、カフ圧に対応した信号S23を入力し、カフ1
の減圧状態を常に監視しながら(図3(A)のP)、制
御信号S5abを出力して駆動部9を制御する。
【0022】上記ROM6は、CPU10を起動させる
プログラムを格納し、RAM7は、血圧測定結果、脈波
伝播速度C、平均血流速度U、動脈硬化指標等を記憶
し、表示器8は、CPU10が算出した動脈硬化指標等
のデータを表示する。
【0023】以下、上記構成を有する第2発明の動作
を、図2と図3に基づいて、説明する。先ず、カフ圧制
御手段5により、カフ1の内圧が制御され、カフ1の制
御された内圧は、カフ圧変換及び圧脈波抽出手段2に入
力して、カフ圧が電気信号に変換されると共に圧脈波が
抽出され、カフ圧と圧脈波に対応したデジタル信号S2
3がCPU10に入力する。一方、カフ1から距離Lだ
け離れた指に装着された光電脈波センサ3Aにより、容
積脈波信号S3aが出力されて光電脈波増幅器3Bに入
力し、増幅された容積脈波信号S3bが、AD変換器1
6によりデジタル変換されて信号S23としてCPU1
0に入力する。上記カフ圧と圧脈波と容積脈波に対応し
た信号S23を入力した動脈硬化指標算出手段4として
のCPU10は、減圧中のカフ圧P(図3(A))を、
既述した振動法により、計測することにより、最高血圧
値Psと最低血圧値Pdを求めて第1発明において説明
した(8)式(ΔP=Ps−Pd)に従って、脈圧ΔP
を算出すると共に、カフ圧平均血圧時Tmにおける(図
3(A))平均血圧値Pmを求める。上記求めた脈圧Δ
P、平均血圧値Pmは、データバス13を介して、RA
M7に記憶される(図2)。また、上記動脈硬化指標算
出手段4を構成するCPU10は、第1発明において説
明した(9)式(C=L/t1)と、(10)式(U=
ΔV/t2)に従って、脈波伝播速度Cと平均血流速度
Uとを求める(図3(B))。上記求めた脈波伝播速度
C、平均血流速度Uは、データバス13を介して、RA
M7に記憶される(図2)。その後、上記動脈硬化指標
算出手段4は、脈圧ΔPと平均血圧値Pmと脈波伝播速
度Cと平均血流速度Uとを、データバス13を介して、
RAM7から入力し、第1発明において説明した(6)
式(β=2・ΔP・C/U・Pm)に従って、動脈硬化
指標βを算出する。また、この算出した動脈硬化指標β
は、データバス13を介して、表示器8に表示される
(図2)。
【0024】更に、上記動脈硬化指標算出手段4は,脈
圧ΔPと容積脈波Bの振幅ΔVと脈波伝播速度Cと平均
血流速度Uとを、データバス13を介して、RAM7か
ら入力し、血管弾性率Eを、(1)式(E=ΔP/Δ
V)に従って、算出すると共に、第1発明において説明
した(7)式(w/r=2・C・ΔP/U・E)に従っ
て、血管断面形態であるw/rを算出する。そして、こ
の算出した血管断面形態w/rは、データバス13を介
して、表示器8に表示される。
【0025】
【発明の効果】上記のとおり、本発明によれば、第1発
明である末梢動脈硬化指標測定方法(図1)と、第2発
明である末梢動脈硬化指標測定装置(図2)という技術
的手段が講じられた。これらの構成によれば、よく知ら
れている非観血式血圧測定方法により、所定の血圧値で
ある脈圧ΔP=最高血圧値Ps−最低血圧値Pd及び平
均血圧値Pmを求めると共に、脈波伝播速度Cを先頭脈
波の伝播速度として、また平均血流速度Uを脈波ピーク
到達速度としてそれぞれ求め(図3)、これらを式β=
E・(w/r)/Pmと等価である所定の式β=2・Δ
P・C/U・Pmに代入することにより、動脈硬化指標
をβとして算出することができる。従って、末梢血管の
血管断面形態(w/r)を内包したより適切な動脈硬化
指標を、超音波測定装置等を使用することなく、極めて
簡易な方法により、測定することができる。即ち、本発
明によれば、より適切な動脈硬化指標を簡易に測定する
という技術的効果を奏することとなった。更に、本発明
によれば、血管弾性率Eを計測すれば、血管断面形態
(w/r)も簡易に測定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の実施例を示す図である。
【図2】第2発明の実施例を示す図である。
【図3】本発明の動作説明図である。
【符号の説明】
1 カフ 2 圧脈波抽出手段 3 容積脈波抽出手段 4 動脈硬化指標算出手段

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先ず、カフの内圧を制御することによ
    り、カフ圧と該カフ圧の振動成分である圧脈波を検出す
    ると共に、カフの下流における容積脈波を検出し、次
    に、上記検出したカフ圧と圧脈波又は容積脈波に基づい
    て、所定の血圧値を求め、更に、上記検出した圧脈波と
    容積脈波に基づいて、脈波伝播速度Cを先頭脈波の伝播
    速度として求めると共に、上記検出した容積脈波に基づ
    いて、平均血流速度Uを脈波ピーク到達速度として求
    め、最後に、上記求めた所定の血圧値と脈波伝播速度C
    と平均血流速度Uを所定の式に代入することにより、末
    梢血管の血管断面形態を内包した動脈硬化指標を算出す
    ることを特徴とする末梢動脈硬化指標測定方法。
  2. 【請求項2】 上記所定の血圧値が、最高血圧値Psと
    最低血圧値Pdとの差である脈圧ΔP=最高血圧値Ps
    −最低血圧値Pd及び振幅の最大値である平均血圧値P
    mである請求項1記載の末梢動脈硬化指標測定方法。
  3. 【請求項3】 カフから容積脈波検出箇所までの距離を
    L、圧脈波Aの立ち上がり時点Taと容積脈波Bの立ち
    上がり時点Tbとの時間差をt1とした場合に、上記脈
    波伝播速度Cは、C=L/t1である請求項1記載の末
    梢動脈硬化指標測定方法。
  4. 【請求項4】 容積脈波Bの振幅をΔV、立ち上がり時
    点Tbとピーク時点Tpとの時間差をt2とした場合
    に、上記平均血流速度Uは、U=ΔV/t2である請求
    項1記載の末梢動脈硬化指標測定方法。
  5. 【請求項5】 上記末梢血管の血管断面形態を内包した
    動脈硬化指標を、式β=2・ΔP・C/U・Pmに従っ
    て、βとして算出する請求項1記載の末梢動脈硬化指標
    測定方法。
  6. 【請求項6】 式E=ΔP/ΔVに従って、血管弾性率
    Eを算出すると共に、血管壁圧wと血管内径rとの比w
    /rを算出する式w/r=2・ΔP・C/E・Uに従っ
    て、上記末梢血管の血管断面形態を、w/rとして算出
    する請求項1記載の末梢動脈硬化指標測定方法。
  7. 【請求項7】 生体の一部を圧迫するカフ1と、該カフ
    1の制御された内圧を入力することにより、カフ圧を電
    気信号に変換すると共にカフ圧の振動成分である圧脈波
    を抽出するカフ圧変換及び圧脈波抽出手段2と、上記カ
    フ1の下流から容積脈波を抽出する容積脈波抽出手段3
    と、上記カフ圧と圧脈波と容積脈波に対応した信号を入
    力することにより、末梢血管の血管断面形態を内包した
    動脈硬化指標を算出する動脈硬化指標算出手段4とから
    成ることを特徴とする末梢動脈硬化指標測定装置。
  8. 【請求項8】 上記カフ圧変換及び圧脈波抽出手段2
    が、圧力センサ2Aと、圧力増幅器2B、圧脈波増幅器
    2Cと、AD変換器16とから構成されている請求項7
    記載の末梢動脈硬化指標測定装置。
  9. 【請求項9】 上記容積脈波抽出手段3が、光電脈波セ
    ンサ3Aと、光電脈波増幅器3Bと、AD変換器16と
    から構成されている請求項7記載の末梢動脈硬化指標測
    定装置。
  10. 【請求項10】 上記動脈硬化指標算出手段4が、CP
    U10から構成されている請求項7記載の末梢動脈硬化
    指標測定装置。
  11. 【請求項11】 上記カフ1には、カフ圧制御手段5が
    接続されている請求項7記載の末梢動脈硬化指標測定装
    置。
  12. 【請求項12】 上記カフ圧制御手段5が、加圧手段5
    Aと減圧手段5Bとにより構成されている請求項11記
    載の末梢動脈硬化指標測定装置。
  13. 【請求項13】 上記加圧手段5Aが、送気ポンプ5A
    1と、駆動部9と、CPU10とから構成されている請
    求項12記載の末梢動脈硬化指標測定装置。
  14. 【請求項14】 上記減圧手段5Bが、減圧用流量制御
    弁5B1と、急速排気用電磁弁5B2と、駆動部9と、
    CPU10とから構成されている請求項12記載の末梢
    動脈硬化指標測定装置。
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