JPH06186180A - 加熱試験装置 - Google Patents
加熱試験装置Info
- Publication number
- JPH06186180A JPH06186180A JP35425292A JP35425292A JPH06186180A JP H06186180 A JPH06186180 A JP H06186180A JP 35425292 A JP35425292 A JP 35425292A JP 35425292 A JP35425292 A JP 35425292A JP H06186180 A JPH06186180 A JP H06186180A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- heating
- approximately
- testing device
- test
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 加熱試験における失敗の防止と試験効率を向
上させることのできる新規な加熱試験装置の提供。 【構成】 加熱試験装置の扉のロックを解除する手段お
よび前記解除手段を所定時間後に作動させる手段を備え
たことを特徴とする加熱試験装置。
上させることのできる新規な加熱試験装置の提供。 【構成】 加熱試験装置の扉のロックを解除する手段お
よび前記解除手段を所定時間後に作動させる手段を備え
たことを特徴とする加熱試験装置。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、一定の加熱条件下に一定時間保
持することにより、各種材料の種々の物性、性状等を試
験するための加熱試験装置に関する。
持することにより、各種材料の種々の物性、性状等を試
験するための加熱試験装置に関する。
【0002】
【従来技術】加熱試験の一例として、例えばアスファル
トの蒸発量を測定するための加熱試験があるが、これは
サンプルを加熱試験装置内において、163℃で5時間
経過後、これを取り出す方式で行われている。もし、5
時間経過後に取り出すのを忘れれば、試験はやり直すし
かない。タイマーにより、加熱電源を切ることも考えら
れるが、そもそも加熱試験装置の内部は、断熱材で外部
と遮断されている構造であるため、163℃になってい
る状態で加熱をやめてもサンプルは長い時間かなりの加
熱条件下に保たれたことになり、それから得られるデー
タは信頼性に欠けるものとなる。また、近年日本人の働
き過ぎが問題視されているが、8時間労働を原則に考え
ると一回の試験に5時間かかるケースが一日に一回しか
テストできないことになり、きわめて試験効率が悪い。
ある試験装置メーカーでは、加熱試験装置を2階建と
し、2階部分で第1回の試験を行い、所定時間後、1階
部分にあらかじめ用意した試料が2階部分にせり上り、
自動的に2回目の試験ができる装置も考えられている
が、装置が大型化し、コストも大きくはね上る。
トの蒸発量を測定するための加熱試験があるが、これは
サンプルを加熱試験装置内において、163℃で5時間
経過後、これを取り出す方式で行われている。もし、5
時間経過後に取り出すのを忘れれば、試験はやり直すし
かない。タイマーにより、加熱電源を切ることも考えら
れるが、そもそも加熱試験装置の内部は、断熱材で外部
と遮断されている構造であるため、163℃になってい
る状態で加熱をやめてもサンプルは長い時間かなりの加
熱条件下に保たれたことになり、それから得られるデー
タは信頼性に欠けるものとなる。また、近年日本人の働
き過ぎが問題視されているが、8時間労働を原則に考え
ると一回の試験に5時間かかるケースが一日に一回しか
テストできないことになり、きわめて試験効率が悪い。
ある試験装置メーカーでは、加熱試験装置を2階建と
し、2階部分で第1回の試験を行い、所定時間後、1階
部分にあらかじめ用意した試料が2階部分にせり上り、
自動的に2回目の試験ができる装置も考えられている
が、装置が大型化し、コストも大きくはね上る。
【0003】
【目的】本発明の目的は、加熱試験における失敗の防止
と試験効率を向上させることのできる新規な加熱試験装
置を提供する点にある。
と試験効率を向上させることのできる新規な加熱試験装
置を提供する点にある。
【0004】
【構成】本発明者等は、前述の問題点を解消するため鋭
意研究を重ねたところ、加熱試験装置の扉がほんの5c
m程度開いた状態になれば、室内の温度は急激に低下す
ることを突きとめ本発明を完成するに至ったものであ
る。すなわち、本発明は、加熱試験装置の扉のロックを
解除する手段および前記解除手段を所定時間後に作動さ
せる手段を備えたことを特徴とする加熱試験装置に関す
る。
意研究を重ねたところ、加熱試験装置の扉がほんの5c
m程度開いた状態になれば、室内の温度は急激に低下す
ることを突きとめ本発明を完成するに至ったものであ
る。すなわち、本発明は、加熱試験装置の扉のロックを
解除する手段および前記解除手段を所定時間後に作動さ
せる手段を備えたことを特徴とする加熱試験装置に関す
る。
【0005】扉は、そのロックを解除すればその自重に
より自然に開くように例えば、わずかの傾斜をつけて本
体にとりつけることもできるし、扉をスプリング等の力
に抗してロックする構造にしておけば、扉のロックが解
除されれば、自然に扉が開くようになる。また、扉と本
体の密封のため、両者の間に耐熱性ゴムを用い、その弾
力をロックがはずれたときの扉を開く力として利用する
こともできる。さらに、積極的に扉を開放する手段とし
ては、扉を外方向にピンで押す方式を採用することもで
きるし、扉をモーターにより回転させて開く方式を使用
することができる。
より自然に開くように例えば、わずかの傾斜をつけて本
体にとりつけることもできるし、扉をスプリング等の力
に抗してロックする構造にしておけば、扉のロックが解
除されれば、自然に扉が開くようになる。また、扉と本
体の密封のため、両者の間に耐熱性ゴムを用い、その弾
力をロックがはずれたときの扉を開く力として利用する
こともできる。さらに、積極的に扉を開放する手段とし
ては、扉を外方向にピンで押す方式を採用することもで
きるし、扉をモーターにより回転させて開く方式を使用
することができる。
【0006】扉のロックは、機械的手段でロックし、電
気的にあるいは機械的にピンを出し入れすることにより
ロックを解除することもできる。扉のロックを電磁石で
行う場合には電気を切ることによりロックを解除するこ
とができる。
気的にあるいは機械的にピンを出し入れすることにより
ロックを解除することもできる。扉のロックを電磁石で
行う場合には電気を切ることによりロックを解除するこ
とができる。
【0007】本発明は扉のロックを解除する手段と扉を
積極的に開放させる手段とを兼用する場合も含まれる。
扉のロックを磁石によっている場合には、扉を開放する
力が磁力より大きいときは、まさに扉を開ける力こそが
両者兼用の手段ということができる。所定時間後、扉を
開くのとほぼ動じに熱源をカットすることが好ましい。
本発明の加熱試験装置は、例えばJISの石油アスファ
ルトK 2207−1980の「薄膜加熱質量変化率」
あるいは「蒸発質量変化率」の試験に有用である。
積極的に開放させる手段とを兼用する場合も含まれる。
扉のロックを磁石によっている場合には、扉を開放する
力が磁力より大きいときは、まさに扉を開ける力こそが
両者兼用の手段ということができる。所定時間後、扉を
開くのとほぼ動じに熱源をカットすることが好ましい。
本発明の加熱試験装置は、例えばJISの石油アスファ
ルトK 2207−1980の「薄膜加熱質量変化率」
あるいは「蒸発質量変化率」の試験に有用である。
【0008】
【実施例】ドアと本体が対向する部分のいずれか一方の
側に磁石を、他の一方の側に磁性材料を設け、対向部分
が向い合ったとき、両者の引力で利用してロック機構と
した。一方、本体側にはタイマーにより一定時間作動す
るモーターの回転力を歯車の組合せにより突出棒に伝
え、これにより本体側から突出棒を扉に向って突き出
し、磁石に抗して扉を開けるようにした加熱試験装置を
試作した。このようにして従来型加熱試験装置をわずか
な利用により自動開扉式に改良できた。この試験装置に
より163℃で5時間経過後、扉が開くようにセットし
て実験したところ、試験装置内の温度は5分後に50℃
になっていた(室温23℃)。
側に磁石を、他の一方の側に磁性材料を設け、対向部分
が向い合ったとき、両者の引力で利用してロック機構と
した。一方、本体側にはタイマーにより一定時間作動す
るモーターの回転力を歯車の組合せにより突出棒に伝
え、これにより本体側から突出棒を扉に向って突き出
し、磁石に抗して扉を開けるようにした加熱試験装置を
試作した。このようにして従来型加熱試験装置をわずか
な利用により自動開扉式に改良できた。この試験装置に
より163℃で5時間経過後、扉が開くようにセットし
て実験したところ、試験装置内の温度は5分後に50℃
になっていた(室温23℃)。
【0009】
【効果】本発明により、試験時間が過ぎているのに気が
つかないで実験や試験の失敗することがなくなり、ま
た、実験中あるいは試験中のまま、帰宅したり、別の場
所に出掛けたりできるので、作業能率がいちじるしく向
上した。
つかないで実験や試験の失敗することがなくなり、ま
た、実験中あるいは試験中のまま、帰宅したり、別の場
所に出掛けたりできるので、作業能率がいちじるしく向
上した。
Claims (3)
- 【請求項1】 加熱試験装置の扉のロックを解除する手
段および前記解除手段を所定時間後に作動させる手段を
備えたことを特徴とする加熱試験装置。 - 【請求項2】 所定時間後に加熱手段を停止させる手段
を付設した請求項1記載の加熱試験装置。 - 【請求項3】 加熱試験装置の扉を積極的に開放させる
手段を付設した請求項1または2記載の加熱試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35425292A JPH06186180A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 加熱試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35425292A JPH06186180A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 加熱試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06186180A true JPH06186180A (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=18436297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35425292A Pending JPH06186180A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 加熱試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06186180A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100359575B1 (ko) * | 2000-11-09 | 2002-11-07 | 한미하이테크주식회사 | 연소 시험장치 |
-
1992
- 1992-12-15 JP JP35425292A patent/JPH06186180A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100359575B1 (ko) * | 2000-11-09 | 2002-11-07 | 한미하이테크주식회사 | 연소 시험장치 |
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