JPH0618614B2 - 流動層型反応装置 - Google Patents

流動層型反応装置

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JPH0618614B2
JPH0618614B2 JP61002652A JP265286A JPH0618614B2 JP H0618614 B2 JPH0618614 B2 JP H0618614B2 JP 61002652 A JP61002652 A JP 61002652A JP 265286 A JP265286 A JP 265286A JP H0618614 B2 JPH0618614 B2 JP H0618614B2
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JP
Japan
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membrane
fluidized bed
tank
separation
carrier
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JP61002652A
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JPS62160198A (ja
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繁樹 沢田
幹夫 北川
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Kurita Water Industries Ltd
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Kurita Water Industries Ltd
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は流動層型反応装置に係り、特に流動層型反応装
置の槽体内の下部に分離膜を設置し、膜透過水を生産水
として取り出すようにした流動層型反応装置に関するも
のである。
[従来の技術] 原水を上向流となるように槽体内に導入し、この上向流
にて担体を流動させて水処理や各種反応を行なわせる流
動層型反応装置が、有機性廃水処理の分野や食品工業、
化学工業等において広く用いられている。有機性廃水の
処理を行なう場合には、多くの場合、担体には微生物が
担持される。食品工業、化学工業では、酵素や触媒等が
担持されることが多い。
ところで、生物処理装置と膜分離装置とを組み合わせた
生物反応装置が廃水処理装置の分野などにおいて知られ
ている。例えば、特公昭46−41584には生物処理
後の処理液を膜分離し、処理水の水質向上を図るように
したものが開示されている。
このような生物反応手段と膜分離手段とを組み合わせた
装置によれば高度な廃水処理等の生物処理を行える。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の生物反応手段と膜分離手段と
を組み合わせた反応装置は、生物反応槽と膜分離装置と
が別体に設けられているので、膜分離用動力が必要であ
り、動力コストが嵩むと共に、装置全体の構成が大型化
され、コンパクト化にも限界があった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は流動層型反応装置の槽体内の流動層形成部の下
方に分離膜を設置すると共に、流動層処理水を槽体の上
部から取り出して槽体下部へ循環して膜透過液を生産水
として槽体外へ取り出すようにしたものである。
[作用] 本発明においては、担体を流動させるために必要な水頭
及び循環流を利用して分離膜の液透過を行わせることが
できるので、膜分離用動力が不要である。また、槽体内
に分離膜が装入設置されているので、装置全体のコンパ
クト化を図ることが可能である。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本発明の実施例に係る流動層型反応装置を示す
系統図、第2図は第1図のIIの部分の拡大図である。
10は反応装置の槽体であって、この槽体10には、そ
の底部に原液の導入管11が接続され、上部には生成ガ
スの抜出管12が接続されている。槽体10の下部には
分離膜13が装入設置されており、分離膜13の上部に
は微生物等を担持した担体によって流動層14が形成さ
れている。符号15は、槽体10の上部から流動層14
の処理液を抜き出して槽体10の下部に循環するための
配管であり、符号16は流動層14内の担体を抜き出し
て槽体10の下部に供給する配管である。P1〜P3は導
入管11及び配管15、16の途中に設けられたポンプ
である。
なお、槽体10の下部に設けられた分離膜13は、略水
平に配設された一対の処理液抜出部材17、18の間に
懸け渡されるように多数配設されている。
第2図に示すように、処理液抜出部材17は平行な平板
19、20を有し、両板19、20の間に処理液通過室
21が形成されている。この処理液通過室21を貫通す
るように筒状部材22が配設されており、これによって
処理液抜出部材17の上側の流動層14の形成部が処理
液抜出部材17と18との間の室23と連通されてい
る。また、処理液抜出部材17の下側の板20には多数
の透孔24が穿設されており、分離膜13の上端面がこ
の透孔24に嵌め合わされ、分離膜13内に流入した液
が膜13の上端面から処理液通過室21内に流入し得る
よう構成されている。なお処理液抜出部材18は処理液
抜出部材17と上下に対称な構成とされ、第2図符号2
1、22で示されるものと同様の処理液通過室及び筒状
部材(共に図示せず)を有しており、分離膜13の下端
が下部の処理液通過室に透過水流入可能とされると共
に、槽体10の底部と室23とが連通されている。
槽体10の側面には処理液抜出部材17、18の処理液
通過室から処理液を抜きすための配管25が接続されて
いる。また、この配管25には分離膜の逆洗を行うため
に、逆洗水又は逆洗用ガスを供給するための配管(図示
せず)が接続されている。
このように構成された実施例装置において、原水は導入
管11からポンプP1により槽体10内に導入され、そ
の多くは下部の筒状部材から室23内に入り、分離膜1
3の間を通過する。次いで筒状部材22を経て流動層1
4に送給され、流動層14内の担体を流動化させる。そ
して、担体に担持された微生物によって、生物的な反応
(例えば分解、発酵等)を受ける。低分子化した生成物
は液と共に配管15から、ポンプP3により槽体10の
底部に循環される。
また、この生物反応に伴ってメタン等のガスが発生する
が、このガスはガス抜出管12から槽体10外に排出さ
れる。
配管15より装置10の底部に循環された生物処理液の
多くは、再び下部の筒状部材から室23に入る。そし
て、分離膜13の間を通り、筒状部材22を通過して流
動層14に送給される。
而して、分離膜13の間を通過する際に、液の一部は分
離膜13を通過し、処理液抜出部材17、18を通過し
て配管25より生産水として槽体10外に取り出され
る。
このように、本実施例装置においては、槽体10内に分
離膜13が装入され、流動層を形成するための水頭又は
循環流を利用して槽体10内の液分離膜透過が図れるの
で、従来の膜分離装置のような特別の加圧供給機構を設
置する必要はなく、装置構成の簡易化及びコンパクト化
を図ることができる。
なお、本実施例においては、槽体10の中段部に配管1
6が接続されており、流動層14から一部の担体が液と
共に抜き出され、槽体10の底部に導入される。このよ
うに槽体10の底部に導入された担体は、室23内を上
向流に搬送されて通過するのであるが、その際、膜面に
付着したゲル層やケーキ層を、機械的に剥離し、あるい
は担体に担持された微生物により生物分解して除去す
る。そのため、本実施例装置では、著しく高い瀘過効率
が長期間維持されるようになる。
なお、本発明の装置において、槽体10内の圧力は0.
5kg/cm2以上の範囲となるようにポンプP1〜P3の吐
水圧を設定するのが好ましい。このようにすることによ
り、膜透過効率が高められる。
また、本発明の装置では、分離膜間を循環水が通過する
間隔、即ち設置間隔dmは使用する担体の平均径dpに
対して dm≧10dp とするのが好ましい。
さらに、このような本発明の装置において、分離膜13
の膜面を通過する液流速は1〜5m/sの範囲となるよ
うにポンプP1〜P3及び上記dmを設定するのが好まし
い。液流速が1〜5m/s程度であると、膜面へのゲル
層やケーキ層の生成が抑制され、ゲル層やケーキ層があ
る一定の厚さ以下となる。
なお、第1図に示す装置は本発明の装置の一実施例であ
って、本発明は何ら第1図のものに限定されるものでは
ない。
例えば、第1図において、原水及び流動層の反応処理水
は、各々、配管11、配管15から別々に槽体10の底
部に供給されるが、これら配管11、15あるいは更に
配管16をも1本の配管にまとめた後、槽体10の底部
に接続するようにしても良い。
本発明において、分離膜13の形態としては、中空糸
膜、キャピラリー膜、チューブラー膜又は平膜等が好適
である。
この分離膜の種類としては、逆浸透膜、限外瀘過膜、精
密瀘過膜等、特に限定されることなく各種のものを用い
ることができ、反応の種類に応じて選定すれば良い。例
えば廃水処理に用いる場合には、孔径0.1〜0.01
μm程度の精密瀘過膜を、また高度な廃水処理を行う場
合には分画分子量が20000〜1000程度の限外瀘
過膜を用いることができる。また有機酸発酵やアルコー
ル発酵等を行う場合は、生成した有機酸、アルコールが
透過する特性の精密瀘過膜、限外瀘過膜を用いることが
できる。
[発明の効果] 以上の通り、本発明の流動層型反応装置においては、反
応槽体内に分離膜が組み込まれ、流動層形成のための水
頭及び循環流を利用して分離膜の透過が図られているも
のであり、装置全体の構成が極めてコンパクトであり、
かつ膜への液供給用動力装置が不要である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例装置を示す系統図、第2図は第
1図のIIの部分の拡大図である。 10……槽体、13……分離膜、14……流動層。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に担体の流動層が形成される槽体と、
    該槽体の底部に接続された原水供給手段と、槽体上部か
    ら処理水を取り出して槽体底部に循環させる手段と、槽
    体内の流動層形成部よりも下方に、その透過水が槽体外
    へ取り出し可能に設けられた分離膜と、を備えてなる流
    動層型反応装置。
  2. 【請求項2】槽体内の流動層から担体を抜き出し、槽体
    底部へ循環させる手段を設けたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の装置。
  3. 【請求項3】分離膜の設置間隔dmが担体の平均粒子径
    dpに対して dm≧10dp であることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2
    項に記載の装置。
  4. 【請求項4】分離膜は中空糸膜、キャピラリー膜、チュ
    ーブラー膜又は平膜であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項ないし第3項のいずれか1項に記載の装置。
  5. 【請求項5】担体に微生物又は酵素を担持させた生物反
    応装置であることを特徴とする特許請求の範囲第1項な
    いし第4項のいずれか1項に記載の装置。
JP61002652A 1986-01-09 1986-01-09 流動層型反応装置 Expired - Lifetime JPH0618614B2 (ja)

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