JPH0618602A - 故障区間標定装置 - Google Patents

故障区間標定装置

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Publication number
JPH0618602A
JPH0618602A JP4174225A JP17422592A JPH0618602A JP H0618602 A JPH0618602 A JP H0618602A JP 4174225 A JP4174225 A JP 4174225A JP 17422592 A JP17422592 A JP 17422592A JP H0618602 A JPH0618602 A JP H0618602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fault
current
section
capacitor charging
ground fault
Prior art date
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Pending
Application number
JP4174225A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Nakajima
康裕 中島
Satoshi Morikawa
智 森川
Takashi Nishikawa
隆 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
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Publication of JPH0618602A publication Critical patent/JPH0618602A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の価格が安く、取付け工事が容易であ
り、しかも地絡事故が生じた区間を正確に表示すること
ができる故障区間標定装置を提供する。 【構成】 架空地線1にCT2を取付け、架空地線1に
常時流れている誘導電流を検出してコンデンサ充電部5
を充電しておく。またCT2は地絡電流が流れたときに
架空地線1への分流を検出し、トリガ回路10を動作させ
てコンデンサ充電部5を放電させる。この放電によりフ
ラッシュランプ11が発光し、表示器を動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送電線路で落雷等によ
り地絡事故が生じたときに、故障区間を表示することに
より故障区間の発見を容易化するための故障区間標定装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】送電線路で地絡事故が生じた場合には、
直ちに故障区間を発見して復旧工事を行う必要がある。
しかしこの故障区間の発見は容易ではなく、多くの時間
と労力を必要としている。そこで故障区間の発見を容易
化するために、「電気協同研究」第46巻第4号第40頁〜
41頁に示されるような、送電線鉄塔に取り付けて使用さ
れる故障区間標定装置が開発されている。これは送電線
鉄塔の塔体内の上下2箇所に電流センサを取り付けてそ
の出力を合成し、零相電流を検出するようにしたもので
ある。そして地絡事故が発生したときには、電源から事
故点の間に設置された故障区間標定装置では電流センサ
の合成電圧が0から地絡電流値に比例したある電圧に変
化し、これにより表示部が動作するが、事故点から負荷
側では電流センサの合成電圧は0であるため表示部が動
作しないことを利用し、表示部が動作した地点と表示部
が動作しない地点との間で事故が発生したことを知るも
のである。
【0003】ところがこのような従来の故障区間標定装
置は、非接触で零相電流を検出するために大型の電流セ
ンサを2基必要とし、1台の装置の価格が数百万円に達
するうえ、上下2つの電流センサがうまく零相電流を検
出できるように取付け位置の調整を行うのに時間がかか
り、設置工事が容易ではないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、装置の価格が安く、取付け工事が容
易であり、しかも地絡事故が生じた区間を正確に表示す
ることができる故障区間標定装置を提供するために完成
されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の故障区間標定装置は、架空地線に
取り付けられた地絡電流を検出するためのCTと、この
CTにより取り出された誘導電流を貯えるコンデンサ充
電部と、地絡電流と誘導電流とを判別するレベル判定部
と、レベル判定部から出力される動作信号によりコンデ
ンサ充電部を放電させるトリガ回路と、この放電により
フラッシュランプを発光させる表示部とからなることを
特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明の故障区間標定装置は、送電線の架空地
線に取り付けて使用されるものであり、架空地線に常時
流れている誘導電流をCTにより取り出してコンデンサ
充電部に貯えておく。そして地絡事故が生じたときには
架空地線に分流する地絡電流を同じCTにより検出し、
レベル判定部においてそのレベルの大小から地絡電流と
判別する。レベル判定部が地絡電流であると判別した場
合にはトリガ回路が動作し、コンデンサ充電部を放電さ
せて表示部のフラッシュランプを発光させる。表示部に
はフラッシュランプが発光した後、その機械的強度が大
きく低下することを利用して表示装置を動作させる機構
が組み込まれており、地絡電流が検出された位置の故障
区間標定装置は地絡表示を行う。なお、架空地線に分流
する地絡電流は事故点から離れると急激に減少するの
で、表示器は動作せず作業員はどの故障区間標定装置が
動作したかを見ることによって、故障区間を容易に知る
ことができることとなる。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例により更に詳細
に説明する。図1は本発明の実施例のブロック図、図2
はその回路図である。これらの図中、1は送電線鉄塔の
架空地線、2はその回りに取り付けられたCT(変流
器)である。架空地線1には常時誘導電流が流れている
ので、CT2はこの誘導電流を検出するとともに、地絡
事故発生時には鉄塔から架空地線1に分流する地絡電流
を検出する。
【0008】CT2の出力は、ツェナーダイオードZD
1のようなサージアブソーバ3を経て整流回路4に入
る。そして整流回路4の出力は、コンデンサCよりなる
コンデンサ充電部5に入る。このため、CT2により検
出された誘導電流が常時このコンデンサ充電部5を充電
することとなるが、サージアブソーバ3のツェナーダイ
オードZD1の電圧クリップ作用により、コンデンサC
の電圧が一定値を越えることを防止している。
【0009】一方、CT2の出力は、絶縁トランス6、
ツェナーダイオードZD2からなるサージアブソーバ
7、整流回路8を介してレベル判定部9に導かれる。レ
ベル判定部9は抵抗R1とツェナーダイオードZD3か
らなるもので、CT2が誘導電流よりもはるかに大きい
地絡電流を検出すると、ツェナーダイオードZD3を通
じて抵抗R2に電流を流し、これがトリガ回路10に対す
る動作信号となる。
【0010】トリガ回路10はトランジスタTRとサイリ
スタQとからなり、抵抗R2に電流が流れるとトランジ
スタTRが導通してサイリスタQのトリガーにトリガー
電流を流す。するとサイリスタQが導通するので、前記
したコンデンサ充電部5のコンデンサCに貯えられてい
た電荷がフラッシュランプ11を通じて流れ、フラッシュ
ランプ11を発光させる。なおR3は放電抵抗である。
【0011】前記したように、フラッシュランプ11は発
光するとその機械的強度が急激に低下する。そこで例え
ば本出願人の出願に係る特開平4-209 号に示したよう
に、それまではフラッシュランプ11により一端を支えら
れていたバネがフラッシュランプ11の発光により伸びる
ようにしておき、その力を利用して表示布を装置の外部
へ垂らす等の方法により表示を行わせればよい。
【0012】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の故障区
間標定装置は架空地線に常時流れている誘導電流をCT
により取り出してエネルギー充電部に貯えておき、地絡
事故が生じたときに架空地線に分流する地絡電流を検出
してエネルギー充電部を放電させ、表示部のフラッシュ
ランプを発光させて表示部を動作させるようにしたもの
である。このために地絡事故点付近のみの故障区間標定
装置に表示を行わせることができ、事故区間を正確に表
示することができる。また本発明の装置は架空地線に分
流する地絡電流を検出する方式を採用したために装置の
価格を安くすることができる。更に本発明の装置は単に
架空地線に取り付ければよく、電源も不要であるので、
取付け工事も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】本発明の実施例の回路図である。
【符号の説明】
1 架空地線 2 CT 5 コンデンサ充電部 9 レベル判定部 10 トリガ回路 11 フラッシュランプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架空地線に取り付けられた地絡電流を検
    出するためのCT(変流器)と、このCTにより取り出
    された誘導電流を貯えるコンデンサ充電部と、地絡電流
    と誘導電流とを判別するレベル判定部と、レベル判定部
    から出力される動作信号によりコンデンサ充電部を放電
    させるトリガ回路と、この放電によりフラッシュランプ
    を発光させる表示部とからなることを特徴とする故障区
    間標定装置。
JP4174225A 1992-07-01 1992-07-01 故障区間標定装置 Pending JPH0618602A (ja)

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JP4174225A JPH0618602A (ja) 1992-07-01 1992-07-01 故障区間標定装置

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JPH0618602A true JPH0618602A (ja) 1994-01-28

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102445593A (zh) * 2011-11-16 2012-05-09 上海策元实业有限公司 一种基于感应蓄能的闪光电塔指示器
CN102901897A (zh) * 2012-10-16 2013-01-30 浙江华电器材检测研究所 架空导线能耗试验方法

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Effective date: 20000704