JPH06185965A - 紡糸用反射板角度調整装置 - Google Patents

紡糸用反射板角度調整装置

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JPH06185965A
JPH06185965A JP32362692A JP32362692A JPH06185965A JP H06185965 A JPH06185965 A JP H06185965A JP 32362692 A JP32362692 A JP 32362692A JP 32362692 A JP32362692 A JP 32362692A JP H06185965 A JPH06185965 A JP H06185965A
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JP
Japan
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angle
signal
reflector
computer
reflecting plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP32362692A
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English (en)
Inventor
Kazuyo Yokoyama
和世 横山
Yosuke Kudo
洋輔 工藤
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
New Oji Paper Co Ltd
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 地合の優れた不織布を長時間連続して製織可
能な装置の提供である。 【構成】 口金1、エゼクター3、エアーチャンネル
4、反射板5、6、7、ネットコンベヤー8、熱エンボ
スロール10及び巻取機からなる装置の熱エンボスロー
ル10と巻取機12との間に、センサー13が取付けら
れ、その信号i1がコンピューター15に入力されてお
り、該コンピューター15には予め地合の基準信号Iが
記憶設定され、信号i1と規準信号Iを比較し、角度変
更指令信号i2が角度調節器16に出力され、該角度調
節器16はアングルエンコーダー18でッフィードバッ
クしながらコンピューター15の信号に基づいてステッ
ピングモーター17を回転させて反射板5の角度を変更
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紡糸用反射板角度調整
装置であって、更に詳しくは製造された不織布の地合を
検出して反射板の角度を調整する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】繊維状物の開繊方法としては、従来から
種々の提案がなされている。例えば、繊維状物に静電気
を帯電させて開繊するもの、流体を利用して開繊するも
の等がある。
【0003】これらのものは、加工目的に応じて適宜選
択されて使用されているが、シートの均一性の点からは
長繊維糸条を均一に分散落下せしめることが要求され
る。かかる開繊技術として、走行する連続糸条を反射板
に衝突させて開繊する方法が適している。
【0004】この反射板の材質としては、例えば亜鉛、
酸化亜鉛、銅あるいは鉛を主体とした金属が優れている
ことが報告されており(特願昭55−3599号、特願
昭59−20013号)、特定の材質のものでないと効
果がないことが知られている。
【0005】図2に従来の反射板を用いた製織装置の概
要を示す。図2において、口金21から流出した糸条2
2は、エゼクタ23、エアーチャンネル24、反射板2
5、26、27を介してネットコンベヤー28で不織ウ
ェブ29を形成し、熱エンボスロール30によって不織
布31とされ、巻取機32で巻取られている。
【0006】上記図2に示す反射板25〜27は、エア
ーチャンネル24から空気と共に噴出された糸条を帯電
させ、ネットコンベヤー28に導くためのものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の反射板では、反
射板が高速の空気流および糸条との衝突によって、例え
ば表面の摩耗、表面への樹脂又は樹脂の分解生成物の付
着が発生し、初期の良好な状態が保てなくなり、次第に
地合が悪化する。そのために手動で反射板の角度を変更
したり、もしくは連続的に反射板の位置をずらして糸条
と反射板の衝突部位を変更するか又は反射板を交換する
手段をとっていた。
【0008】しかしこの場合、製造技術の進歩によって
装置のラインスピードが高速になるにつれてネットコン
ベヤー上もしくはシートやウェブの表裏面が開放されて
走行しているフリーラン部で地合を目視確認するのが難
しくなるため、枠替え後のオフライン目視地合確認後に
対応せざるを得ず、悪化後から枠替えまでの時間は品質
的に満足できないウェブを製造することになりかねない
欠点があった。また、高速の製布時には角度条件変更に
よる効果確認が難しかった。
【0009】本発明は、オンライン地合センサーからの
信号により自動的に反射板の角度を変更し地合を良好な
範囲で維持できる装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転可能なシ
ャフトによって支持された長繊維紡糸用反射板が取付け
られた装置において、反射板との衝突後に形成された不
織布の地合を検出するセンサーと、この検出された信号
と予め記憶設定されている地合の基準信号とを比較する
装置と、この比較結果に基づいて反射板の角度を調整す
る手段を備えた装置である。
【0011】本発明の装置で制御対象とする不織布は、
従来公知の帯電による開繊を用いて製造される不織布で
あれば如何なるものでもよい。また、本発明の対象とす
る不織布の目付は、5〜50g/m2程度のものが使用され
る。即ち、本発明が対象とする不織布の地合信号を検出
する方式が、少なくとも一度以上不織布を透過する光を
用いるため、目付が50g/m2程度を超えて不透明度が増す
と地合信号を得難くなるためである。
【0012】前記方式は、例えばCCD等を用いた受光
部が不織布を挟んで光源の反対側に設置された透過光型
又は光反射板が不織布を挟んで光源と受光部の反対側に
設置された反射光型の何れでも対象とし得る。また、本
発明に用いる光源は、従来公知の光源であれば如何なる
ものでも対象とし得る。具体的には、白熱灯、蛍光灯、
複写機灯等である。
【0013】本発明装置の角度調整機構に用いるアクチ
ュエーターは、従来公知のものが用いられる。具体的に
は、ステッピングモーター、サーボモーター、インダク
ションモーター、エアシリンダー等である。また、ゼネ
バストップ等の歯車と組み合わせても良いし、直動する
アクチュエーターの動きを回転に変換して用いることも
できる。
【0014】角度変更を行う反射板の数は1段でも良い
し、複数段同時または複数段を逐次角度変更させても良
い。
【0015】
【作用】本発明は以上の如き構成のものであって、糸条
が反射板に衝突し、摩擦帯電することで開繊する。この
場合、開繊の状態は帯電量に依存する、即ち、反射板の
表面状態に依存することになる。反射板の表面は、高速
の空気流および糸条との衝突によって、例えば表面の摩
耗、表面への樹脂付着、該樹脂の熱分解生成物付着が発
生し、初期の良好な状態が保てなくなると地合が悪化す
る。
【0016】本発明では、前記のように地合の悪化した
ウェブの地合信号を検出し、予め記憶設定された良好な
地合信号と比較することで地合悪化の傾向をオンライン
で察知し、その上でアクチュエターを作動させ反射板を
回転させることによって、糸条が反射板とあたる部位が
それまでの局部的な不良面から移動し、糸条が衝突する
反射板表面部分が再び良好な面となるため、地合を回復
させることができる。
【0017】このとき、複数の反射板を持っている場合
は、最終段の反射板は固定したままにしておけば、反射
板から離れた糸条の流れ方向とコンベヤーの捕集面がな
す捕集角度等は何等変えることなくこの操作を行うこと
ができる。また、オンラインで検出しているため、1枚
の反射板を限界まで使用できるので、交換回数を最小限
にし交換時の製品ロスを減少させることができる。
【0018】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるが、次に図面
を参照して本発明を具体的に説明する。口金1から流出
した糸条2は、エゼクタ3、エアーチャンネル4、反射
板5、6、7を介してネットコンベヤー8で不織ウェブ
9を形成し、熱エンボスロール10によって不織布11
とされ、巻取機12で巻取られている。
【0019】また、熱エンボスロール10と巻取機12
との間にセンサー13が取付けられており、該センサー
13の信号i1がコンピューター15に入力されてい
る。また、コンピューター15には、基準の地合信号I
が予め記憶設定されている。該基準の地合信号は、不織
布11の目付、不透明度等のグレードにあわせて適正な
地合信号範囲及び過去のトレンド、現在の反射板角度と
過去の角度変更時刻等が記憶設定されている。
【0020】また、コンピューター15はセンサー13
の信号と、予め記憶設定されている基準の地合信号Iと
から反射板5の角度変更指令信号i2を反射板5に出力
している。尚、図1中、符号14は光反射板、17はス
テッピングモーター、18はアングルエンコーダーであ
る。
【0021】不織布11の地合をセンサ13によって検
出し、その信号i1がコンピューター15に入力され
る。コンピューター15では、予め記憶設定されている
基準地合信号Iと前記信号i1を比較し、適正なタイミ
ングをはかって、角度変更指令信号i2を角度調節器1
6に出力する。
【0022】角度調節器16は、アングルエンコーダー
18でフィードバックしながらコンピューター15の信
号i2に基づいてステッピングモーター17を回転さ
せ、1段目の反射板5の角度を変更する。このとき、反
射板6、7は固定しているため捕集コンベヤー8上での
糸条の捕集状態はほとんど影響を受けない。
【0023】このために、糸条が反射板6の局部的な不
良面から移動し、糸条が衝突する反射板6表面部分は再
び良好な面となるため、地合を回復させることができ
る。また、モーター保護のため、指令通りの角度変更が
終了した段階で反射板回転軸にはブレーキ装置が働き、
つぎの移動機会までステッピングモーター17への電流
をカットしても角度を確実に保持し続ける。
【0024】製布時間と地合評価を表−1に示す。尚、
表ー1で使用した不織布はポリプロピレン樹脂製、目付
量23g/m2、織製速度100m/min.である。また表ー1にお
ける地合判定中、◎:優れている、○:やや良好、△:
ややムラが目立つ、×:ムラが目立つ、を夫々示す。
【0025】
【表1】
【0026】表−1から明らかなように、本発明によれ
ば、糸条が反射板に衝突する位置は常に開繊に適した状
態の表面に位置させることができ、これによって製品と
して良好な地合範囲の不織布をより長い間連続して得る
ことができる。
【0027】
【発明の効果】以上の如く本発明は、ウエブの地合を検
出し、該地合の検出信号を基準の地合信号が予め記憶設
定されているコンピューターに入力し、該コンピュータ
ーで不織布の地合信号と、予め記憶設定されている基準
信号と比較して両者の信号から、地合悪化の傾向をオン
ラインで察知し、その上でアクチュエターを作動させて
反射板を回転させることによって、糸条が反射板とあた
る部位がそれまでの局部的な不良面から移動し、糸条が
衝突する反射板表面部分が再び良好な面となるため、地
合を回復させることができる。また、オンラインで検出
しているため、1枚の反射板を限界まで使用できるの
で、交換回数を最小限にし交換時の製品ロスを減少させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例の説明図である。
【図2】図2は従来の紡糸装置の説明図である。
【符号の説明】
1:口金 2:糸条 3:エゼクタ 4:エアーチャンネル 5、6、7:反射板 8:捕集コンベヤー 9:不織ウェブ 10:熱エンボスロール 11:不織布 12:巻取機 13:センサー 14:光反射板 15:コンピューター 16:角度調節器 17:ステッピングモーター 18:アングルエンコーダー I、i1、i2:信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能なシャフトによって支持された
    長繊維紡糸用反射板が取付けられた装置において、反射
    板との衝突後に形成された不織布の地合を検出するセン
    サーと、この検出された信号と予め記憶設定されている
    地合の基準信号とを比較する装置と、この比較結果に基
    づいて反射板の角度を調整する手段を備えたことを特徴
    とする紡糸用反射板角度調整装置。
JP32362692A 1992-11-09 1992-11-09 紡糸用反射板角度調整装置 Pending JPH06185965A (ja)

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JPH06185965A true JPH06185965A (ja) 1994-07-08

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