JPH0618216A - 触覚センサ - Google Patents
触覚センサInfo
- Publication number
- JPH0618216A JPH0618216A JP17429092A JP17429092A JPH0618216A JP H0618216 A JPH0618216 A JP H0618216A JP 17429092 A JP17429092 A JP 17429092A JP 17429092 A JP17429092 A JP 17429092A JP H0618216 A JPH0618216 A JP H0618216A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- contact
- protrusion
- sheet
- transparent plate
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- Granted
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- Manipulator (AREA)
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 物体の圧接位置を正確に検出することのでき
る触覚センサを提供する。 【構成】 透明板1の内部に光を入射させる光源5と、
透明板1の表面に隙間6を介して覆設されて内面が白色
に塗布され、物体4との接触に伴い変形するシート状の
弾性体2と、弾性体2の内面に複数突設され透明板1の
表面に点接触する白色の突起部3とを備え、変形した弾
性体2の突起部3と透明板1との接触部で発生する拡散
光を検出して物体4の接触位置を検出するものにおい
て、複数の突起部3の尖った先端に、光を吸収する黒色
の光吸収部7をそれぞれ塗着する。
る触覚センサを提供する。 【構成】 透明板1の内部に光を入射させる光源5と、
透明板1の表面に隙間6を介して覆設されて内面が白色
に塗布され、物体4との接触に伴い変形するシート状の
弾性体2と、弾性体2の内面に複数突設され透明板1の
表面に点接触する白色の突起部3とを備え、変形した弾
性体2の突起部3と透明板1との接触部で発生する拡散
光を検出して物体4の接触位置を検出するものにおい
て、複数の突起部3の尖った先端に、光を吸収する黒色
の光吸収部7をそれぞれ塗着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮膚の圧感覚から発生
する感覚系列を工学的に利用した触覚センサの構造の改
良に関するものである。
する感覚系列を工学的に利用した触覚センサの構造の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】触覚は周知の如く、人間の行動の中で視
覚とともに重要な作用を営む。この触覚の機能を工学的
に実現することは、ロボットの知能化等の分野で極めて
重要である。特に、二次元的な圧力や変位の分布を検知
する分布形の触覚センサは、ロボットが高度な物体ハン
ドリングを行う際に必要な情報を獲得するセンサとして
非常に切望されている。
覚とともに重要な作用を営む。この触覚の機能を工学的
に実現することは、ロボットの知能化等の分野で極めて
重要である。特に、二次元的な圧力や変位の分布を検知
する分布形の触覚センサは、ロボットが高度な物体ハン
ドリングを行う際に必要な情報を獲得するセンサとして
非常に切望されている。
【0003】こうした分布形の触覚センサについては、
これまでにセンサ構造、或いは触覚を用いた物体認識の
探索手法等が検討されているが、実用面では充分なもの
が少なく、視覚に比べると、センサデバイスの開発はか
なり遅延しているのが現状である。
これまでにセンサ構造、或いは触覚を用いた物体認識の
探索手法等が検討されているが、実用面では充分なもの
が少なく、視覚に比べると、センサデバイスの開発はか
なり遅延しているのが現状である。
【0004】ところで、「光導波板型の分布形触覚セン
サによる触知対象の輪郭形状抽出」(日本機械学会論文
集 第516号C編 p2091〜2099)に開示さ
れた従来における触覚センサは、基本的な構造として図
4に示す如く、透明板1の上面に白色の弾性シート2を
配置し、この変形可能な弾性シート2の透明板1側の下
面には、透明板1の上面に略点接触する細かい白色の突
起部3を多数突設している。
サによる触知対象の輪郭形状抽出」(日本機械学会論文
集 第516号C編 p2091〜2099)に開示さ
れた従来における触覚センサは、基本的な構造として図
4に示す如く、透明板1の上面に白色の弾性シート2を
配置し、この変形可能な弾性シート2の透明板1側の下
面には、透明板1の上面に略点接触する細かい白色の突
起部3を多数突設している。
【0005】従って、弾性シート2に触知すべき物体4
が圧接されると図4に示す如く、圧接領域における突起
部3が圧潰され、透明板1と弾性シート2との接触面積
が拡大される。この状態下で透明板1側面より矢印で示
す光を照射して下面から観察すると、物体4の圧接部分
のみが明るく視認される。
が圧接されると図4に示す如く、圧接領域における突起
部3が圧潰され、透明板1と弾性シート2との接触面積
が拡大される。この状態下で透明板1側面より矢印で示
す光を照射して下面から観察すると、物体4の圧接部分
のみが明るく視認される。
【0006】即ち、上記透明板1と弾性シート2の接触
部分においては両者の屈折率が殆ど等しいので、透明板
1の内部に照射された光は弾性シート2側に出射して弾
性シート2の白色面で乱反射(弾性シート2中の粒子に
よる散乱)され、透明板1を通過するので明るく視認さ
れるが、弾性シート2との非接触部分における透明板1
は屈折率の低い空気と界面を形成し、光は透明板1の内
部に略全反射されて外に漏洩出射されない。従って、上
記した光のパターンが明瞭に観測されることとなる。
部分においては両者の屈折率が殆ど等しいので、透明板
1の内部に照射された光は弾性シート2側に出射して弾
性シート2の白色面で乱反射(弾性シート2中の粒子に
よる散乱)され、透明板1を通過するので明るく視認さ
れるが、弾性シート2との非接触部分における透明板1
は屈折率の低い空気と界面を形成し、光は透明板1の内
部に略全反射されて外に漏洩出射されない。従って、上
記した光のパターンが明瞭に観測されることとなる。
【0007】そして、上記光のパターンは物体4の弾性
シート2への圧接形状に依存するから、これを光電変換
素子を使用した受光系で検知すれば、電気信号パターン
として接触物体4の形状情報が得られ、触覚センサが構
成されることとなる。
シート2への圧接形状に依存するから、これを光電変換
素子を使用した受光系で検知すれば、電気信号パターン
として接触物体4の形状情報が得られ、触覚センサが構
成されることとなる。
【0008】尚、この種の先行技術文献として上記文献
の他に、「光導波形指先触覚センサに関する研究」(ロ
ボティクス自動化システムシンポジウム,1991 9
/12)等がある。
の他に、「光導波形指先触覚センサに関する研究」(ロ
ボティクス自動化システムシンポジウム,1991 9
/12)等がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来における触覚セン
サは基本的には以上のように構成されているので、以下
に示す大きな問題があった。即ち、触覚センサの上記基
本原理においては物体4の弾性シート2への圧接に伴い
弾性シート2の突起部3が圧潰して透明板1と弾性シー
ト2を接触させ、この接触部分で拡散光が発生するが、
図示しない受光レンズと半導体位置検出器を使用して拡
散光の重心位置を検出し、物体4の圧接位置を検出しよ
うとすると、図4に示す如く、弾性シート2の非接触部
分における白色の突起部3の先端も透明板1に接触して
いるので、この接触部分からも拡散光が発生することと
なる。
サは基本的には以上のように構成されているので、以下
に示す大きな問題があった。即ち、触覚センサの上記基
本原理においては物体4の弾性シート2への圧接に伴い
弾性シート2の突起部3が圧潰して透明板1と弾性シー
ト2を接触させ、この接触部分で拡散光が発生するが、
図示しない受光レンズと半導体位置検出器を使用して拡
散光の重心位置を検出し、物体4の圧接位置を検出しよ
うとすると、図4に示す如く、弾性シート2の非接触部
分における白色の突起部3の先端も透明板1に接触して
いるので、この接触部分からも拡散光が発生することと
なる。
【0010】このため、半導体位置検出器が2種類の拡
散光の合成重心位置を検出してしまい、物体4の圧接位
置に対する誤差が生じてしまうという大きな問題点があ
った。
散光の合成重心位置を検出してしまい、物体4の圧接位
置に対する誤差が生じてしまうという大きな問題点があ
った。
【0011】本発明は上記に鑑みなされたもので、物体
の圧接位置を正確に検出することのできる触覚センサを
提供することを目的としている。
の圧接位置を正確に検出することのできる触覚センサを
提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明においては上述の
目的を達成するため、透明板の内部に光を入射させる光
源と、該透明板の表面に隙間を介して覆設されて内面が
白色に塗布され、外圧の作用に伴い変形するシート状の
弾性体と、この弾性体の内面に複数突設され該透明板の
表面に略点接触する突起部とを備え、変形した弾性体の
突起部と透明板との接触部で発生する拡散光を検出して
接触位置を検出するものにおいて、上記突起部の先端
に、光を吸収する光吸収部を設けたことを特徴としてい
る。
目的を達成するため、透明板の内部に光を入射させる光
源と、該透明板の表面に隙間を介して覆設されて内面が
白色に塗布され、外圧の作用に伴い変形するシート状の
弾性体と、この弾性体の内面に複数突設され該透明板の
表面に略点接触する突起部とを備え、変形した弾性体の
突起部と透明板との接触部で発生する拡散光を検出して
接触位置を検出するものにおいて、上記突起部の先端
に、光を吸収する光吸収部を設けたことを特徴としてい
る。
【0013】
【作用】本発明によれば、弾性シートの白色が塗布され
た突起部の先端に光を吸収する黒色の光吸収部が塗着さ
れているので、弾性シートの非圧接領域において漏れ出
た漏洩光を光吸収部に全て吸収することができ、拡散光
の発生を確実に防止することが可能となる。従って、コ
ントラストの向上を通じて物体の接触位置を極めて正確
に検出し得る触覚センサを提供することが可能となる。
た突起部の先端に光を吸収する黒色の光吸収部が塗着さ
れているので、弾性シートの非圧接領域において漏れ出
た漏洩光を光吸収部に全て吸収することができ、拡散光
の発生を確実に防止することが可能となる。従って、コ
ントラストの向上を通じて物体の接触位置を極めて正確
に検出し得る触覚センサを提供することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、図1に示す一実施例に基づき本発明を
詳述すると、本発明に係る触覚センサは、基本的には、
透明板1の内部に光を入射させる複数の光源5と、透明
板1の表面に隙間6を介して覆設されて内面が白色に塗
布され、外圧の作用に伴い変形する弾性シート2と、こ
の弾性シート2の内面に複数突設され透明板1の表面に
略点接触する突起部3とを備え、しかも、この突起部3
の先端には、光を吸収する光吸収部7を塗着している。
詳述すると、本発明に係る触覚センサは、基本的には、
透明板1の内部に光を入射させる複数の光源5と、透明
板1の表面に隙間6を介して覆設されて内面が白色に塗
布され、外圧の作用に伴い変形する弾性シート2と、こ
の弾性シート2の内面に複数突設され透明板1の表面に
略点接触する突起部3とを備え、しかも、この突起部3
の先端には、光を吸収する光吸収部7を塗着している。
【0015】上位複数の光源5の間に介在配置された透
明板1は、その表面に、物体4との接触に伴い変形する
シート状の弾性シート2が隙間6を介して覆設され、こ
の弾性シート2の透明板1側の内面には、白色が塗布さ
れるとともに、この白色が塗布された反射面である内面
には、透明板1の表面に略点接触する断面略鋸歯形で白
色の突起部3が複数突設されている。そして、この複数
の突起部3の尖った先端には、矢印で示す光を吸収する
黒色の光吸収部7がそれぞれ塗着されている。
明板1は、その表面に、物体4との接触に伴い変形する
シート状の弾性シート2が隙間6を介して覆設され、こ
の弾性シート2の透明板1側の内面には、白色が塗布さ
れるとともに、この白色が塗布された反射面である内面
には、透明板1の表面に略点接触する断面略鋸歯形で白
色の突起部3が複数突設されている。そして、この複数
の突起部3の尖った先端には、矢印で示す光を吸収する
黒色の光吸収部7がそれぞれ塗着されている。
【0016】従って、弾性シート2に触知すべき物体4
が圧接されると図1に示す如く、圧接領域における突起
部3が撓んで圧潰され、透明板1と弾性シート2との接
触面積が拡大される。この接触面積の拡大の際、弾性シ
ート2の圧接領域においては、突起部3の光吸収部7を
備えた先端以外の部分も圧潰されて透明板1に接触する
ので、この接触部分において漏れ出た漏洩光は弾性シー
ト2で拡散光を発生させる。
が圧接されると図1に示す如く、圧接領域における突起
部3が撓んで圧潰され、透明板1と弾性シート2との接
触面積が拡大される。この接触面積の拡大の際、弾性シ
ート2の圧接領域においては、突起部3の光吸収部7を
備えた先端以外の部分も圧潰されて透明板1に接触する
ので、この接触部分において漏れ出た漏洩光は弾性シー
ト2で拡散光を発生させる。
【0017】他方、弾性シート2の非圧接領域において
は図1に示す如く、透明板1に突起部3の光吸収部7が
点接触しており、この非圧接領域において漏れ出た漏洩
光は光吸収部7に全て吸収され、拡散光の発生が確実に
防止される。
は図1に示す如く、透明板1に突起部3の光吸収部7が
点接触しており、この非圧接領域において漏れ出た漏洩
光は光吸収部7に全て吸収され、拡散光の発生が確実に
防止される。
【0018】然して、上記接触部分で発生した拡散光
は、図1に示す受光レンズ8に受光されて半導体位置検
出器9の受光面上に結像され、この半導体位置検出器9
が拡散光の重心位置を検出することによって、物体4の
正確な接触位置が検出される。
は、図1に示す受光レンズ8に受光されて半導体位置検
出器9の受光面上に結像され、この半導体位置検出器9
が拡散光の重心位置を検出することによって、物体4の
正確な接触位置が検出される。
【0019】次に、図2及び図3は上記基本構造を利用
した人間の指先程度の触覚センサを詳細に示すもので、
このロボットハンド等に装着される触覚センサは、略円
筒形を露呈した基体10の内部に、図示しない演算処理
回路等に電気的に接続された半導体位置検出器9が内蔵
されるとともに、基体10の端面中央には、乱反射光を
半導体位置検出器9の受光面上に結像させる正のレンズ
11、絞りレンズ12、負のレンズ13、及び大径の負
のレンズ14が順次積層して配設され、基体10の端面
周縁には、導電線を備えた複数の発光ダイオード(光源
5)15が略環形に配列して並設されており、基体10
の端面周縁の取付座10aには、正のレンズ11、絞り
レンズ12、負のレンズ13、及び大径の負のレンズ1
4を覆う略半球状殻形の導光部材(透明板1)16が嵌
着されている。
した人間の指先程度の触覚センサを詳細に示すもので、
このロボットハンド等に装着される触覚センサは、略円
筒形を露呈した基体10の内部に、図示しない演算処理
回路等に電気的に接続された半導体位置検出器9が内蔵
されるとともに、基体10の端面中央には、乱反射光を
半導体位置検出器9の受光面上に結像させる正のレンズ
11、絞りレンズ12、負のレンズ13、及び大径の負
のレンズ14が順次積層して配設され、基体10の端面
周縁には、導電線を備えた複数の発光ダイオード(光源
5)15が略環形に配列して並設されており、基体10
の端面周縁の取付座10aには、正のレンズ11、絞り
レンズ12、負のレンズ13、及び大径の負のレンズ1
4を覆う略半球状殻形の導光部材(透明板1)16が嵌
着されている。
【0020】この導光部材16はアクリル樹脂や硝子等
の透明板から湾曲構成され、その内部には、発光ダイオ
ード15から照射された光が伝送されるようになってお
り、全反射により光が散逸するのを防止する機能を有し
ている。このため、導光部材16は、後述するカバー1
8との間に、光を効果的に全反射させる薄い空気層(隙
間6)17が介装される。
の透明板から湾曲構成され、その内部には、発光ダイオ
ード15から照射された光が伝送されるようになってお
り、全反射により光が散逸するのを防止する機能を有し
ている。このため、導光部材16は、後述するカバー1
8との間に、光を効果的に全反射させる薄い空気層(隙
間6)17が介装される。
【0021】また、上記基体10の端面周縁には、導光
部材16を空気層17を介して覆う略半球状殻形の柔軟
なカバー(弾性シート2)18が嵌着され、この変形可
能なカバー18の導光部材16側の内面には、白色が塗
布されるとともに、この白色が塗布された反射面である
内面には、導光部材16の表面に略点接触する断面略鋸
歯形で白色の突起部3が複数突設されている。そして、
この複数の突起部3の尖った先端には図3に示す如く、
光を吸収する黒色の光吸収部7がそれぞれ塗着されてい
る。
部材16を空気層17を介して覆う略半球状殻形の柔軟
なカバー(弾性シート2)18が嵌着され、この変形可
能なカバー18の導光部材16側の内面には、白色が塗
布されるとともに、この白色が塗布された反射面である
内面には、導光部材16の表面に略点接触する断面略鋸
歯形で白色の突起部3が複数突設されている。そして、
この複数の突起部3の尖った先端には図3に示す如く、
光を吸収する黒色の光吸収部7がそれぞれ塗着されてい
る。
【0022】従って、触覚センサの感知部であるカバー
18が何らかの物体4に接触して変形すると、導光部材
16に接触領域におけるカバー18が圧接されて接触面
積が拡大し、この導光部材16とカバー18の接触部分
において導光部材16内で全反射していた光が乱反射す
る。この乱反射光の一部は負のレンズ14・13で屈折
して絞りレンズ12の開口を通過し、正のレンズ11に
よって半導体位置検出器9の受光面上に結像され、この
半導体位置検出器9が光の重心位置を検出することによ
って、物体4の正確な接触位置が検出される。
18が何らかの物体4に接触して変形すると、導光部材
16に接触領域におけるカバー18が圧接されて接触面
積が拡大し、この導光部材16とカバー18の接触部分
において導光部材16内で全反射していた光が乱反射す
る。この乱反射光の一部は負のレンズ14・13で屈折
して絞りレンズ12の開口を通過し、正のレンズ11に
よって半導体位置検出器9の受光面上に結像され、この
半導体位置検出器9が光の重心位置を検出することによ
って、物体4の正確な接触位置が検出される。
【0023】上記接触面積の拡大の際、カバー18の非
圧接領域においては、導光部材16に突起部3の光吸収
部7が点接触しており、この非圧接領域において漏れ出
た漏洩光は光吸収部7に全て吸収され、拡散光の発生が
確実に防止される。
圧接領域においては、導光部材16に突起部3の光吸収
部7が点接触しており、この非圧接領域において漏れ出
た漏洩光は光吸収部7に全て吸収され、拡散光の発生が
確実に防止される。
【0024】上記構成によれば、カバー18の白色が塗
布された突起部3の先端に光を吸収する黒色の光吸収部
7が塗着されているので、非圧接領域において漏れ出た
漏洩光を光吸収部7に全て吸収することができ、拡散光
の発生を確実に防止することが可能となる。従って、コ
ントラストの向上を通じて物体4の接触位置を極めて正
確に検出し得る触覚センサを提供することができる。
布された突起部3の先端に光を吸収する黒色の光吸収部
7が塗着されているので、非圧接領域において漏れ出た
漏洩光を光吸収部7に全て吸収することができ、拡散光
の発生を確実に防止することが可能となる。従って、コ
ントラストの向上を通じて物体4の接触位置を極めて正
確に検出し得る触覚センサを提供することができる。
【0025】尚、上記実施例では、白色が塗布された突
起部3の先端に光を吸収する黒色の光吸収部7を単に塗
着したものを示したが、突起部3の先端に光を吸収し、
しかも、導光部材16に接着しやすい(横滑りしにく
い)材料の光吸収部7を設けても、上記実施例と同様の
作用効果が期待でき、さらに、突起部3の横滑りの確実
な防止を通じて物体4の接触位置を極めて正確に検出す
ることができる。
起部3の先端に光を吸収する黒色の光吸収部7を単に塗
着したものを示したが、突起部3の先端に光を吸収し、
しかも、導光部材16に接着しやすい(横滑りしにく
い)材料の光吸収部7を設けても、上記実施例と同様の
作用効果が期待でき、さらに、突起部3の横滑りの確実
な防止を通じて物体4の接触位置を極めて正確に検出す
ることができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、弾性シー
トの白色が塗布された突起部の先端に光を吸収する黒色
の光吸収部を塗着しているので、弾性シートの非圧接領
域において漏れ出た漏洩光を光吸収部に全て吸収するこ
とができ、拡散光の発生を確実に防止することが可能に
なる。従って、コントラストの大幅な向上を通じて物体
の接触位置を極めて正確に検出し得る触覚センサを極め
て容易に提供することができるという顕著な効果があ
る。
トの白色が塗布された突起部の先端に光を吸収する黒色
の光吸収部を塗着しているので、弾性シートの非圧接領
域において漏れ出た漏洩光を光吸収部に全て吸収するこ
とができ、拡散光の発生を確実に防止することが可能に
なる。従って、コントラストの大幅な向上を通じて物体
の接触位置を極めて正確に検出し得る触覚センサを極め
て容易に提供することができるという顕著な効果があ
る。
【図1】本発明に係る触覚センサの一実施例を示す構成
図である。
図である。
【図2】本発明に係る触覚センサの他の実施例を示す全
体説明図である。
体説明図である。
【図3】図2のIII部を拡大して示す拡大説明図であ
る。
る。
【図4】従来の触覚センサの基本原理を示す構成図であ
る。
る。
1…透明板、2…弾性シート、3…突起部、4…物体、
5…光源、6…隙間、7…光吸収部、9…半導体位置検
出器、15…発光ダイオード、16…導光部材、17…
空気層、18…カバー。
5…光源、6…隙間、7…光吸収部、9…半導体位置検
出器、15…発光ダイオード、16…導光部材、17…
空気層、18…カバー。
Claims (1)
- 【請求項1】 透明板の内部に光を入射させる光源と、
該透明板の表面に隙間を介して覆設されて内面が白色に
塗布され、外圧の作用に伴い変形するシート状の弾性体
と、この弾性体の内面に複数突設され該透明板の表面に
略点接触する突起部とを備え、変形した弾性体の突起部
と透明板との接触部で発生する拡散光を検出して接触位
置を検出する触覚センサにおいて、上記突起部の先端
に、光を吸収する光吸収部を設けたことを特徴とする触
覚センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4174290A JP2520211B2 (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 触覚センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4174290A JP2520211B2 (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 触覚センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618216A true JPH0618216A (ja) | 1994-01-25 |
JP2520211B2 JP2520211B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=15976095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4174290A Expired - Fee Related JP2520211B2 (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 触覚センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520211B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009013599A1 (en) * | 2007-07-23 | 2009-01-29 | Scuola Superiore Di Studi Universitari S. Anna | Conformant and flexible tactile sensor and method therefor |
JP2010197068A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Casio Computer Co Ltd | 圧力センサ及び圧力センサの圧力測定方法 |
EP2392904A2 (en) | 2010-06-04 | 2011-12-07 | Seconda Università degli Studi di Napoli | Sensor for measuring an external force applied to said sensor |
-
1992
- 1992-07-01 JP JP4174290A patent/JP2520211B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Publication number | Publication date |
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JP2520211B2 (ja) | 1996-07-31 |
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