JPH0618184A - 有機物を含む排ガスの熱回収装置 - Google Patents

有機物を含む排ガスの熱回収装置

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Publication number
JPH0618184A
JPH0618184A JP17430592A JP17430592A JPH0618184A JP H0618184 A JPH0618184 A JP H0618184A JP 17430592 A JP17430592 A JP 17430592A JP 17430592 A JP17430592 A JP 17430592A JP H0618184 A JPH0618184 A JP H0618184A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
inlet
heat
burner
supplied
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP17430592A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihisa Gouda
聡央 郷田
Hirotami Yamamoto
洋民 山本
Sueo Yoshida
季男 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0618184A publication Critical patent/JPH0618184A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脂肪酸等の有機物を含む排ガスの熱回収装置
において、有機物の付着による熱伝達の低下を防ぎ安定
した運転を可能にする。 【構成】 有機物を含む排ガス4が導入され輻射変換体
で形成された入口部22、同入口部22内に配置された
バーナ2、及び入口部22内のガスが供給される熱交換
部よりなる熱交換器13を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品の乾燥プロセスか
ら発生する排ガスの熱回収装置、汚泥の乾燥プロセスか
ら発生する排ガスの熱回収装置等の有機物を含む排ガス
の熱回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、脂肪酸等の有機物を多量に含む排
ガスから熱回収を行なう場合、スパイラルタイプの熱交
換器が用いられている。
【0003】即ち、図3に示すように、スパイラルタイ
プの熱交換器13のスパイラル状の排ガス通路10に汚
泥の乾燥機等で発生した有機物を含む高温の排ガス4を
外側から供給し、前記排ガス通路10の間に形成される
蒸気通路11の下部に循環蒸気6を供給して、排ガス4
の熱を循環蒸気6に回収する。温度が低下した排ガス7
は、熱交換器13の中央の部分から熱交換器13外に排
出され、排ガス4の熱を回収して高温となった循環空気
5は、熱交換器13の上部から排出される。なお、12
は熱交換器13の管板である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の排ガスの
熱回収装置においては、脂肪酸等の有機物がスパイラル
通路の伝熱面に付着して著しい熱伝達の低下が発生す
る。また付着した有機物を除去するためにウォータスプ
レーを設置する等の対策を講じると、効率が悪化し、か
つ、安定した運転が困難となる。
【0005】本発明は、以上の従来の排ガスの熱回収装
置の欠点を解決しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の有機物を含む排
ガスの熱回収装置は、有機物を含む排ガスが導入され輻
射変換体で形成された入口部、前記入口部内に配置され
たバーナ、及び前記入口部の内のガスが供給される熱交
換部よりなる熱交換器を備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明では、輻射変換体で形成された入口部内
においてバーナの燃焼熱により高温物が形成される。こ
れによって、排ガス中の脂肪酸等の有機物が完全に分解
される。有機物が分解された排ガスは、熱交換部に送ら
れて排ガスが入口部に導入される時にもっていた熱とバ
ーナの燃焼熱が回収され、安定した熱回収が行われる。
【0008】また、入口部を形成する輻射変形体に有機
物が付着しても、入口部内は高温となっているために時
間とともにこれが分解され、輻射変換体のつまりが発生
したり、その機能が害されることはない。また更に、入
口部は輻射変換体によって形成されているために、少い
燃料で入口部内に高温場が形成される。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を、図1によって説明す
る。13はスパイラルタイプの熱交換器で、その内部に
は内側から外側に向ってスパイラル状をなす排ガスの通
路10と同通路10の間に形成されるスパイラル状の循
環蒸気の通路11が形成されている。6は熱交換器13
の下部の室6′に供給される循環蒸気であり、循環蒸気
6は、通路11内を、矢印に示すように上方へ向って流
れ、熱交換器13の上部から矢印に示すように循環蒸気
5として排出されるようになっている。
【0010】22は熱交換器13の中央部に配置された
排ガスの入口部であり、この入口部22は、多孔質のセ
ラミックス製の輻射変換体の側壁8、上壁14及び底壁
16によって取り囲まれて形成されている。1は燃料2
と空気3が供給され、底壁16を下方から貫通して入口
部22内に開口するバーナであり、汚泥の乾燥機の乾燥
排ガス等の脂肪酸その他の有機物を含む高温の排ガス4
は、前記バーナ1を取り囲む排ガスの通路4′より多孔
質の輻射変換体の底壁16を通って入口部22内に供給
されるようになっている。
【0011】前記入口部22を形成する多孔質の輻射変
換体の側壁8は、前記スパイラル状の排ガスの通路10
の最内側に接して配置され、入口部22内の排ガスを前
記通路10内に流すことができるようになっており、同
通路10内を流れる排ガスは、後記するように温度を下
げて熱交換器13の側部から矢印に示すように低温の排
ガス7として排出されるようになっている。なお、9は
バーナ1によって形成される火炎、12は熱交換器の管
板である。また、前記の輻射変換体としては、例えばコ
ージエライトとアルミナ等を混合して焼成したセラミッ
クスの多孔体が用いられる。
【0012】前記のように構成された本実施例では、バ
ーナ1によって入口部22内に燃焼場が形成される。多
孔質の輻射変換体よりなる側壁8、上壁14及び底壁1
6による輻射変換効果によって、入口部22内に高温場
が維持され、同入口部22に底壁16を通って導入され
る排ガス4中に含まれる脂肪酸等の有機物を完全に燃焼
・分解させる。この燃焼ガスを含む排ガスは側壁8を通
過して排ガスの通路10内に導かれ、スパイラル状に内
から外へ移動し排ガス7として系外へ出る。この時、排
ガスの通路10にはさまれた循環蒸気の通路11を通る
循環蒸気を加熱し、自らは温度を下げて低温の排ガス7
となる。
【0013】また、側壁8、上壁14及び底壁7の表面
に脂肪酸等の有機物が付着したとしても、輻射変換体に
よって形成される入口部22内の高温場によって完全に
これが燃焼・分解する。この入口部22においては、多
孔質の輻射変換体で形成される底壁16によって、排ガ
ス4を均一に入口部22内の高温燃焼場へ供給すること
ができ、また、上壁14とともに前記高温場の維持を行
なうことができる。
【0014】以上のように本実施例では、排ガス4中の
有機物を入口部22内に形成される高温場によって燃焼
・分解させることによって、排ガスの通路10等の伝熱
面に有機物が付着することがなく、安定した運転が可能
であり、また、伝熱効率を下げることもない。
【0015】また、入口部22を形成する多孔質の輻射
変換体よりなる側壁8、上壁14及び底壁16に有機物
が付着して、つまりが発生し又は輻射変換体の機能を害
することはない。また更に、多孔質の輻射変換体よりな
る側壁8、上壁14及び底壁16によって形成される入
口部22内にバーナ1による高温場が形成されるため
に、輻射変換効果によってバーナ1の燃料を少量用いる
ことによって高い温度の高温場を形成することができ
る。
【0016】なお、本実施例では、入口部22を取り囲
むように輻射変換体の側壁8、上壁14及び底側16を
設けているが、排ガス4の入口側の底壁16及び出口側
の側壁14は、ジグザグ状を形成する複数の輻射変換体
によって構成し、排ガスを流過させるが入口部22内の
熱を封じ込めるようにすることもできる。
【0017】前記実施例を応用した例の一つである汚泥
の乾燥機の排ガスの熱回収装置を、図2に示す。圧縮機
19で圧縮された高温の循環蒸気は、汚泥の乾燥機20
に供給されて汚泥17を乾燥して乾燥汚泥18とする。
乾燥機20で発生した高温の乾燥排ガス4は、本実施例
の熱交換器13の入口部に供給される。一方、乾燥機2
0で汚泥を乾燥して温度を下げた循環蒸気は膨張弁21
で膨張して更に温度を下げた低温の循環蒸気6となり、
前記熱交換器13に供給される。
【0018】熱交換器13では、前記のように、排ガス
4と循環蒸気6との間に熱交換が行われて、排ガスは低
温の排ガス7となって排出され、一方、排ガスと熱交換
しその熱を回収して温度が上昇した高温の循環蒸気5は
前記の圧縮機16へ戻って加圧され、循環して使用され
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は特許請求
の範囲に記載された構成を具備するこによって、従来十
分に回収できていなかった脂肪酸等の有機物を含む排ガ
スに対して、バーナによって少しのエネルギを加えるこ
とで伝熱面の熱伝達率低下やつまりを防止すると共に装
置の安定した運転を行うことが可能となった。また、バ
ーナで使用する燃料から発生する熱も十分に回収するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る有機物を含む排ガスの
熱回収装置の縦断面図である。
【図2】同実施例を用いた汚泥の乾燥機の排ガスの熱回
収装置の系統図である。
【図3】従来の排ガスの熱回収装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 バーナ 2 燃料 3 空気 4 高温の排ガス 5 循環蒸気 6 循環蒸気 7 低温の排ガス 8 側壁 10 排ガスの通路 11 循環蒸気の通路 12 管板 13 熱交換器 14 上壁 16 底壁 17 汚泥 18 乾燥汚泥 19 圧縮機 20 乾燥機 21 膨張弁 22 入口部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機物を含む排ガスが導入され輻射変換
    体で形成された入口部、前記入口部内に配置されたバー
    ナ、及び前記入口部内のガスが供給される熱交換部より
    なる熱交換器を備えたことを特徴とする有機物を含む排
    ガスの熱回収装置。
JP17430592A 1992-07-01 1992-07-01 有機物を含む排ガスの熱回収装置 Withdrawn JPH0618184A (ja)

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JP17430592A JPH0618184A (ja) 1992-07-01 1992-07-01 有機物を含む排ガスの熱回収装置

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JP17430592A JPH0618184A (ja) 1992-07-01 1992-07-01 有機物を含む排ガスの熱回収装置

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JPH0618184A true JPH0618184A (ja) 1994-01-25

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JP17430592A Withdrawn JPH0618184A (ja) 1992-07-01 1992-07-01 有機物を含む排ガスの熱回収装置

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991005