JPH0618149Y2 - 燃料用液化ガスボンベ保温装置 - Google Patents
燃料用液化ガスボンベ保温装置Info
- Publication number
- JPH0618149Y2 JPH0618149Y2 JP1988111194U JP11119488U JPH0618149Y2 JP H0618149 Y2 JPH0618149 Y2 JP H0618149Y2 JP 1988111194 U JP1988111194 U JP 1988111194U JP 11119488 U JP11119488 U JP 11119488U JP H0618149 Y2 JPH0618149 Y2 JP H0618149Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas cylinder
- fuel
- heating element
- lid
- liquefied gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は燃料用液化ガスボンベ保温装置に関する。
従来の技術 ボンベに貯蔵された石油液化ガス等を燃料とする液化ガ
ス内燃機関が知られているが、このような内燃機関で
は、大気温度が低く従つてボンベ内の液化ガス温度が低
い時にはガス化しにくく、機関始動が困難となる。これ
を解決するために従来はボンベを電気ヒーター等で温め
ているが、これは電源を含む電気回路を必要とし、特に
携帯用作業機械等に使用する小形内燃機関の燃料装置と
しては重量及びコストの点で不利である。
ス内燃機関が知られているが、このような内燃機関で
は、大気温度が低く従つてボンベ内の液化ガス温度が低
い時にはガス化しにくく、機関始動が困難となる。これ
を解決するために従来はボンベを電気ヒーター等で温め
ているが、これは電源を含む電気回路を必要とし、特に
携帯用作業機械等に使用する小形内燃機関の燃料装置と
しては重量及びコストの点で不利である。
考案が解決しようとする問題点 そこで、本考案はこのような従来の技術の欠点を取除く
と共に、構造簡単にして使用に便利なガスボンベ保温装
置を提供することを目的とする。
と共に、構造簡単にして使用に便利なガスボンベ保温装
置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 即ち、本考案に係る燃料用液化ガスボンベ保温装置は、
燃料用液化ガスを貯蔵するガスボンベを保持ケースに装
着し、前記ガスボンベの下側部分と前記保持ケースに着
脱自在に取着した多数の通気孔が形成された蓋との間に
化学的発熱体を当接保持した構成を特徴とする。
燃料用液化ガスを貯蔵するガスボンベを保持ケースに装
着し、前記ガスボンベの下側部分と前記保持ケースに着
脱自在に取着した多数の通気孔が形成された蓋との間に
化学的発熱体を当接保持した構成を特徴とする。
作用 従つて、化学的発熱体はガスボンベ内の燃料の液体部分
を直接に且つ効率よく加熱する。
を直接に且つ効率よく加熱する。
実施例 次に本考案を図面の実施例に基づいて説明する。
第１図に示す実施例の装置は、図示しない小形空冷２サ
イクル内燃機関の燃料用石油液化ガスを貯蔵するガスボ
ンベ１を横置きに配置する形式のものであり、該ガスボ
ンベ１は、前記内燃機関の機体に設けられた保持ケース
２の一端に形成された開口３から前記ケース２内へ挿入
され、該ケース２の他端に設けられたガス供給部４に前
記ガスボンベ１の先端部５のガス噴出口６を押しつけて
開き、その状態で前記保持ケース２の開口３を蓋７で閉
じると共に、該蓋７の内面に取付けられたばね８で前記
ガスボンベ１の底部９を押圧し、前記ガスボンベ１を前
記保持ケース２内に装着する。該保持ケース２は、その
中に横置きされた前記ガスボンベ１の下側部分１０に近
接した底面部分１１に開口１２を形成しており、この開
口１２は、前記保持ケース２の底面部分１１にねじ止め
等により取外し可能に取付けられた蓋１３によつて閉じ
られている。前記開口１２内には化学的発熱体１４が前
記蓋１３によつて支持されており、前記化学的発熱体１
４は、前記ガスボンベ１の前記下側部分１０に直接当接
している。前記化学的発熱体１４は、酸化鉄混合物等の
化学反応によつて発熱する物質を含む発熱体で良く、例
えば、携帯用カイロとして市販されている製品をそのま
ま利用することができる。前記蓋１３には、前記化学的
発熱体１４の化学反応を促進するために多数の通気孔１
５が形成されている。前記化学的発熱体１４が発熱を開
始すると、その熱は、前記ガスボンベ１の下側部分１０
を通してガスボンベ１内の下方部分に貯溜する燃料の液
体部分を直接に加熱し、それによりガス化を促進してガ
スボンベ１が連結されている内燃機関の始動を容易にす
る。
イクル内燃機関の燃料用石油液化ガスを貯蔵するガスボ
ンベ１を横置きに配置する形式のものであり、該ガスボ
ンベ１は、前記内燃機関の機体に設けられた保持ケース
２の一端に形成された開口３から前記ケース２内へ挿入
され、該ケース２の他端に設けられたガス供給部４に前
記ガスボンベ１の先端部５のガス噴出口６を押しつけて
開き、その状態で前記保持ケース２の開口３を蓋７で閉
じると共に、該蓋７の内面に取付けられたばね８で前記
ガスボンベ１の底部９を押圧し、前記ガスボンベ１を前
記保持ケース２内に装着する。該保持ケース２は、その
中に横置きされた前記ガスボンベ１の下側部分１０に近
接した底面部分１１に開口１２を形成しており、この開
口１２は、前記保持ケース２の底面部分１１にねじ止め
等により取外し可能に取付けられた蓋１３によつて閉じ
られている。前記開口１２内には化学的発熱体１４が前
記蓋１３によつて支持されており、前記化学的発熱体１
４は、前記ガスボンベ１の前記下側部分１０に直接当接
している。前記化学的発熱体１４は、酸化鉄混合物等の
化学反応によつて発熱する物質を含む発熱体で良く、例
えば、携帯用カイロとして市販されている製品をそのま
ま利用することができる。前記蓋１３には、前記化学的
発熱体１４の化学反応を促進するために多数の通気孔１
５が形成されている。前記化学的発熱体１４が発熱を開
始すると、その熱は、前記ガスボンベ１の下側部分１０
を通してガスボンベ１内の下方部分に貯溜する燃料の液
体部分を直接に加熱し、それによりガス化を促進してガ
スボンベ１が連結されている内燃機関の始動を容易にす
る。
次に、第２図に示す実施例の装置は、ガスボンベ１６を
縦置きに配置する形式のものであり、従つて保持ケース
１７は、その上端にガス供給部１８を設けており、前記
ガスボンベ１６は、前記保持ケース１７の下端部分１９
に形成された開口２０から前記保持ケース１７内へ挿入
されて、先端部２１のガス噴出口２２を前記ガス供給部
１８に押しつけて開き、前記保持ケース１７の前記開口
２０は、蓋２３を前記保持ケース１７に取外し可能に螺
着することによつて閉じられ、前記ガスボンベ１６を前
記保持ケース１７内に装着する。この時、化学的発熱体
２５が、前記開口２０内の前記ガスボンベ１６の底部２
４と前記蓋２３の内面との間に配置される。前記化学的
発熱体２５は、第１図に実施例における化学的発熱体１
４と同様な物質で構成され且つ蓋２３によつてガスボン
ベ１６の底部２４に直接当接される。蓋２３は多数の通
気孔２６を形成しており、化学的発熱体２５の化学反応
を促進させる。この場合も化学的発熱体２５から発する
熱はガスボンベ１６の底部２４を通してガスボンベ１６
内の下方部分に貯溜する燃料の液体部分を直接に加熱
し、それによりガス化を促進してガスボンベ１６が連結
されている内燃機関の始動を容易にする。また、この実
施例では、化学的発熱体２５がガスボンベ１６を上方へ
押し上げるばね作用を奏するので、第１図の実施例にお
けるケース２の開口１２及び蓋１３並びに蓋７のばね８
は設けられていない。
縦置きに配置する形式のものであり、従つて保持ケース
１７は、その上端にガス供給部１８を設けており、前記
ガスボンベ１６は、前記保持ケース１７の下端部分１９
に形成された開口２０から前記保持ケース１７内へ挿入
されて、先端部２１のガス噴出口２２を前記ガス供給部
１８に押しつけて開き、前記保持ケース１７の前記開口
２０は、蓋２３を前記保持ケース１７に取外し可能に螺
着することによつて閉じられ、前記ガスボンベ１６を前
記保持ケース１７内に装着する。この時、化学的発熱体
２５が、前記開口２０内の前記ガスボンベ１６の底部２
４と前記蓋２３の内面との間に配置される。前記化学的
発熱体２５は、第１図に実施例における化学的発熱体１
４と同様な物質で構成され且つ蓋２３によつてガスボン
ベ１６の底部２４に直接当接される。蓋２３は多数の通
気孔２６を形成しており、化学的発熱体２５の化学反応
を促進させる。この場合も化学的発熱体２５から発する
熱はガスボンベ１６の底部２４を通してガスボンベ１６
内の下方部分に貯溜する燃料の液体部分を直接に加熱
し、それによりガス化を促進してガスボンベ１６が連結
されている内燃機関の始動を容易にする。また、この実
施例では、化学的発熱体２５がガスボンベ１６を上方へ
押し上げるばね作用を奏するので、第１図の実施例にお
けるケース２の開口１２及び蓋１３並びに蓋７のばね８
は設けられていない。
考案の効果 以上説明した本考案の構成により、本考案は、ガスボン
ベの下側部分で化学的発熱体を当接保持する構成でガス
ボンベを上方へ押し上げるばね作用を与えることができ
ると共に、ガスボンベの保持ケースに着脱自在に取着し
た多数の通気孔が形成された蓋を備える簡単な構成によ
り、ガスボンベ内の燃料用液化ガスを化学的発熱体で効
率良く加熱してガス化を促進し、構造簡単にして装置重
量を増すことがなく、特に携帯用作業機械の内燃機関の
燃料装置として適する等の効果を奏する。
ベの下側部分で化学的発熱体を当接保持する構成でガス
ボンベを上方へ押し上げるばね作用を与えることができ
ると共に、ガスボンベの保持ケースに着脱自在に取着し
た多数の通気孔が形成された蓋を備える簡単な構成によ
り、ガスボンベ内の燃料用液化ガスを化学的発熱体で効
率良く加熱してガス化を促進し、構造簡単にして装置重
量を増すことがなく、特に携帯用作業機械の内燃機関の
燃料装置として適する等の効果を奏する。
第１図は本考案に係る燃料用液化ガスボンベ保温装置の
一実施例を示す破断側面図であり、第２図は本考案の別
の実施例の破断側面図である。 １，１６…ガスボンベ、２，１７…保持ケース、１０，
２４…ガスボンベの下側部分、１４，２５…化学的発熱
体。
一実施例を示す破断側面図であり、第２図は本考案の別
の実施例の破断側面図である。 １，１６…ガスボンベ、２，１７…保持ケース、１０，
２４…ガスボンベの下側部分、１４，２５…化学的発熱
体。
Claims (1)
- 【請求項１】燃料用液化ガスを貯蔵するガスボンベ
（１，１６）を保持ケース（２，１７）に装着し、前記
ガスボンベの下側部分（１０，２４）と前記保持ケース
に着脱自在に取着した多数の通気孔（１５）が形成され
た蓋（１３，２３）との間に化学的発熱体（１４，２
５）を当接保持したことを特徴とするガスボンベ保温装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988111194U JPH0618149Y2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 燃料用液化ガスボンベ保温装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988111194U JPH0618149Y2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 燃料用液化ガスボンベ保温装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0233999U JPH0233999U (ja) | 1990-03-05 |
| JPH0618149Y2 true JPH0618149Y2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=31349032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988111194U Expired - Lifetime JPH0618149Y2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 燃料用液化ガスボンベ保温装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0618149Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61193111U (ja) * | 1985-05-18 | 1986-12-01 | ||
| JPS62159370U (ja) * | 1986-03-25 | 1987-10-09 |
-
1988
- 1988-08-26 JP JP1988111194U patent/JPH0618149Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0233999U (ja) | 1990-03-05 |
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