JPH06180245A - 天秤において被測定物の重心を補正する方法および装置 - Google Patents

天秤において被測定物の重心を補正する方法および装置

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JPH06180245A
JPH06180245A JP35373792A JP35373792A JPH06180245A JP H06180245 A JPH06180245 A JP H06180245A JP 35373792 A JP35373792 A JP 35373792A JP 35373792 A JP35373792 A JP 35373792A JP H06180245 A JPH06180245 A JP H06180245A
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JP
Japan
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bar
measured
balance
deviation
weight
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Application number
JP35373792A
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English (en)
Inventor
Katsumi Minamihashi
南橋克美
Shinichi Umezawa
梅沢進一
Ikuei Kubo
久保幾營
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EISHIN GIKEN KK
Original Assignee
EISHIN GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】なんら複雑な構造を必要とすることなく、被測
定物の重心の、バー端の正規の位置からのずれを補正す
る簡単な方法および装置を提供することにある。 【構成】本装置は、支点で中心点を支持されたバーと、
このバーの各端に設置された上皿と、各上皿と対応する
バー端との間に設置した複数のロードセルとを包含す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天秤において被測定物
の重心を補正する方法および装置に関する。
【0002】
【従来技術の説明】天秤式の重量測定装置は公知であ
る。
【0003】図1に、天秤の原理図を示す。支点とバー
の各端との距離l1 、l2 が等しいとすれば、W1 、W
2 を比較して重量を測定することができるのは周知のこ
とである。しかしながら、図2に示すように、バーの一
端の正規の設置点からの被測定物の重心のずれΔlによ
り誤差ΔWが生じる。
【0004】この問題を解決すべく、図3に示すような
上皿天秤の構造が従来用いられている。この構造は、2
本のバー、すなわち、第1バー10と第2バー12とを
包含し、第1バー10は、支点となるナイフエッジ14
でその中心点を支持されており、第2バー12は、その
中心点16をブラケット18に枢着してある。第1バー
10は、その両端付近にそれぞれ端部ナイフエッジ20
を備え、各端部ナイフエッジ20は、上皿22を頂部に
備えた上皿リンク24の開口部26のところを支えてい
る。各上皿リンク24は、その下端が第2バー12の対
応端に回転自由支点としてのピン28によって枢着して
ある。
【0005】図4は、上皿部22とナイフエッジ14の
関係の等価モデルを示しており、図4の(a)において
は、回転自由支点16に対してlだけずれた位置に荷重
がかかった状態は、図4の(b)に示すT=lWのトル
クとWなる垂直荷重が同時に支点に作用したと等価であ
る。したがって、このトルクTを打ち消すことにより、
重心のずれlがあたかもゼロであるかのように、すなわ
ち、Wの荷重が支点に垂直に作用したかのようになる。
図3の天秤構造では、第2バー12は、y方向には移動
できるが、x方向には移動できないようにブラケット1
8によって支持されている。こうすることにより、各上
皿リンク22が対応した端部ナイフエッジ14の支点に
対して傾斜しようとするも、モーメントが相殺されるの
で、あたかも、おもりW2 がこの端部ナイフエッジ20
の真上にあるかのように第1バー10に作用する。その
ため、図3の天秤では、被測定物およびおもりを対応す
る上皿のどの位置に置いても、常にその重量が第1バー
の同じところ、すなわち、端部ナイフエッジ20にかか
ることになる。
【0006】
【発明の解決しようとしている課題】しかしながら、こ
のような複雑な天秤構造を、コンベヤによって被測定物
を搬送し、自動的に天秤で測定するような自動重量測定
機構において応用しようとすると、その保守点検上問題
があり、また、各支点での摩擦が累積して分解能を向上
させることは困難である。
【0007】本発明の目的は、なんら複雑な構造を必要
とすることなく、被測定物の重心の、バー端の正規の位
置からのずれを補正する簡単な方法および装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決する構造】この目的を達成すべく、本発明
は、支点で平衡状態に支えられたバーを有し、このバー
の一端に被測定物を置き、反対端に平衡おもりを置く天
秤において、バーの少なくとも一端にロードセルを設
け、このロードセルによって物体を支え、この物体の正
規の支持位置からのずれをロードセルによって測定し、
このずれから生じる測定値の誤差を補正することを特徴
とする方法を提供する。
【0009】本発明は、また、支点で平衡状態に支えら
れたバーを有し、このバーの各端に物体を支える支持部
材を備えた重量測定装置において、前記バーの少なくと
も一端の支持部材に設けた複数のロードセルと、これら
のロードセル上に載せた物体についての各ロードセルか
らの測定値に基づいて、前記バー端における物体の重心
のずれを補正する手段とを包含することを特徴とする重
量測定装置を提供する。
【0010】
【実施例の説明】図5、6を参照して、ここには本発明
の原理を用いた天秤装置を概略的に示してある。この天
秤装置は、支点30で中心点を支持されたバー32を有
し、このバー32の一端には、上皿34があり、この上
皿34は、正三角形に配置された3つのロードセル(荷
重測定用センサ)36を介してバー32に装着してあ
る。なお、図示実施例では、被測定物の重心のずれのみ
を測定するように説明するが、本発明の原理は、平衡お
もりの重心のずれの測定にも応用できることは了解され
たい。
【0011】バー32の反対端には、平衡おもり38が
固定あるいは保持してある。この側のバー部分の下面に
は、差動トランス40とフィードバック平衡コイル装置
42が設けてある。フィードバック平衡コイル装置42
は、天秤の平衡度を検知し、平衡にするためのフィード
バック電流を流し、この電流値から被測定物の重量を知
るためのものであり、この技術分野では周知のものであ
りかつ本発明の部分ではないので、ここではこれ以上詳
しく説明しない。
【0012】測定時、各ロードセル36は、被測定物4
4の、それぞれの位置に応じた重量を検知し、各ロード
セル36からの測定値を図示しない演算手段で演算して
被測定物44の重心の、上皿34上の所定点からのずれ
Δl1 を知ることができる。このとき、x方向の重心ず
れは、天秤の平衡に関係するが、y方向のずれは関係な
い。以下に、図7を参照しながら、ずれΔl1 の演算を
説明する。
【0013】被測定物 の重量W0 は、 W0 =W1 +W2 +W3 で表わされる。ここで、W1 、W2 、W3 は、それぞれ
のロードセルの検知重量である。
【0014】モーメントの平衡式から、x方向の重心座
標は、 x=(W2 −W1 )・x0 /W0 となる。
【0015】x=Δl1 (重心座標)
【0016】ここで、平衡おもりと被測定物との重量差
が、あまりない場合には、W0 をほぼ一定とし、W3 を
測定せずにダミー支点としても、かなり正確に重心の位
置を示すことができる。よって、この場合には、ロード
セルは2個だけでもよい。
【0017】図8から図11までに、本発明の原理に基
づいた重量測定装置の具体例が示してある。
【0018】まず、図11を参照して、ここには、本発
明を用いて、コンベヤ装置50によって連続的に送られ
てくる被測定物52を自動的に重量測定する構造が示し
てある。コンベヤ装置50は、支柱54上に支持された
一対のコンベヤレール56を包含し、これらのコンベヤ
レール56上を天秤上皿に相当するワークパレット58
が移動してくるようになっている。各ワークパレット5
8上には、被測定物52が載せられる。
【0019】図11において、重量測定装置の本体60
は、固定底部62と、メータおよび操作ボタン等を含む
頂部インストルメントパネル64と、これらの間にある
天秤部66とからなる。天秤部66は、一本の天秤バー
68を包含し、この天秤バー68は、中間の直角に折れ
曲がった段部70と、その両側にあり、異なった平面に
位置する第1、第2のバー部分72、74とからなる。
第1バー部分72は、重量測定装置本体60の側方外向
きに延びており、ガイドレール56の下に位置する。
【0020】ガイドレール56の下に位置する第1バー
72の端には、本発明による重心測定装置80が設置し
てある。
【0021】図8から図10を参照して、重心測定装置
80は、3つのリフト・シリンダ82によって昇降させ
られるリフトプレート84を包含する。このリフトプレ
ート84は、コンベヤレール56を運ばれてきた、被測
定物を載せたワークパレット58を持ち上げる。このと
き、その全重量が、支持プレート86上のロードセル支
点88によって受け取られるようになっている。これら
ロードセル支点88の作用については、先に述べた。な
お、この実施例では、3つのロードセル支点88のうち
1つは、ダミーとなっている。これについても先に述べ
た。
【0022】なお、この重心測定装置80は、測定タイ
ミング時以外はロードセルに衝撃や負荷をかけないため
に支点から若干離脱させ、本体80に支点プレート86
を錠止するための3つの錠止シリンダ90を包含する。
【0023】天秤バー68の第2バー部分74は、支点
92によって支持されており、その外端には、先に述べ
たようなフィードバック平衡コイル装置と差動トランス
を含むユニット94を包含し、また、平衡おもり96が
載せてある。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、複雑な構造を必要とす
ることなく、従来よりも向上した分解能で精度良く重量
の測定を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】天秤の原理を説明する図である。
【図2】天秤における重心のずれからの誤差を説明する
図である。
【図3】従来の天秤機構を説明する図である。
【図4】図3の等価モデルを示す図である。
【図5】本発明の原理を用いた天秤装置を示す図であ
る。
【図6】図5の側面図である。
【図7】図5、6で用いているロードセルの作用を説明
する図である。
【図8】本発明の原理を用いた重心測定装置の部分破断
平面図である。
【図9】図8に示す重心測定装置の側面図である。
【図10】図8に示す重心測定装置の端面図である。
【図11】図8の重心測定装置を備えた自動連続重量測
定装置を示す図である。
【符号の説明】
30・・・支点 32・・・バー 34・・・上皿 36・・・ロードセル 38・・・平衡おもり 40・・・差動トランス 42・・・フィードバック平衡コイル装置 44・・・被測定物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支点で平衡状態に支えられたバーを有
    し、このバーの一端に被測定物を置き、反対端に平衡お
    もりを置く天秤において、バーの少なくとも一端にロー
    ドセルを設け、このロードセルによって物体を支え、こ
    の物体の正規の支持位置からのずれをロードセルによっ
    て測定し、このずれから生じる測定値の誤差を補正する
    ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 支点で平衡状態に支えられたバーを有
    し、このバーの各端に物体を支える支持部材を備えた重
    量測定装置において、前記バーの少なくとも一端の支持
    部材に設けた複数のロードセルと、これらのロードセル
    上に載せた物体についての各ロードセルからの測定値に
    基づいて、前記バー端における物体の重心のずれを補正
    する手段とを包含することを特徴とする重量測定装置。
JP35373792A 1992-12-15 1992-12-15 天秤において被測定物の重心を補正する方法および装置 Pending JPH06180245A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5564126B1 (ja) * 2013-02-28 2014-07-30 アニマ株式会社 重心動揺計の重心位置特性の精度検定方法及び装置
CN109612634A (zh) * 2018-12-10 2019-04-12 河北汉光重工有限责任公司 一种对称组合体重心测量装置及测量方法

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JPS57111419A (en) * 1980-12-29 1982-07-10 Shimadzu Corp Electronic even balance
JPH04122272A (ja) * 1990-09-12 1992-04-22 Kubota Corp 動作練習機

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