JPH06178573A - 可変リラクタンスモータの始動時電気角検出方法 - Google Patents
可変リラクタンスモータの始動時電気角検出方法Info
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- JPH06178573A JPH06178573A JP4350261A JP35026192A JPH06178573A JP H06178573 A JPH06178573 A JP H06178573A JP 4350261 A JP4350261 A JP 4350261A JP 35026192 A JP35026192 A JP 35026192A JP H06178573 A JPH06178573 A JP H06178573A
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アブソリュート型ロータリエンコーダを使用
せず、可変リラクタンスモータ始動時の電気角を検出す
る。 【構成】 可変リラクタンスモータは、ロータの突極歯
とステータの突極歯との対向面積の大きさに比例してイ
ンダクタンスが変化するから、ロータの位置、すなわち
電気角によってインダクタンスが変化する。そこで、2
相以上の相に微小電流を流し、その電流値と変化率から
各相のインダクタンスLa、Lb、(Lc)を測定す
る。検出されたインダクタンスに対応する電気角θa1,
θa2、θb1、θb2(θc1,θc2)を求める。共通する電
気角(近接する電気角の平均)を始動時の電気角とす
る。駆動開始後は、インクリメント型ロータリエンコー
ダによって電気角を更新する。
せず、可変リラクタンスモータ始動時の電気角を検出す
る。 【構成】 可変リラクタンスモータは、ロータの突極歯
とステータの突極歯との対向面積の大きさに比例してイ
ンダクタンスが変化するから、ロータの位置、すなわち
電気角によってインダクタンスが変化する。そこで、2
相以上の相に微小電流を流し、その電流値と変化率から
各相のインダクタンスLa、Lb、(Lc)を測定す
る。検出されたインダクタンスに対応する電気角θa1,
θa2、θb1、θb2(θc1,θc2)を求める。共通する電
気角(近接する電気角の平均)を始動時の電気角とす
る。駆動開始後は、インクリメント型ロータリエンコー
ダによって電気角を更新する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可変リラクタンスモー
タに関し、特に、該モータの始動時に必要なロータの電
気角検出方法に関する。
タに関し、特に、該モータの始動時に必要なロータの電
気角検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】可変リラクタンスモータはステータの励
磁コイルに励磁電流を供給して、ステータ突極歯を励磁
し、ステータ突極歯に発生する磁気吸引力によって、ロ
ータの突極歯を引きよせ回転力としてロータを回転駆動
するモータである。そのため、各相ごとに励磁コイルに
励磁電流を供給するためのスイッチング素子を設け、且
つ、ロータの回転位置、すなわちロータの電気角を検出
器で検出し、検出した電気角に応じてスイッチング素子
を開閉させて励磁する相を決めている。
磁コイルに励磁電流を供給して、ステータ突極歯を励磁
し、ステータ突極歯に発生する磁気吸引力によって、ロ
ータの突極歯を引きよせ回転力としてロータを回転駆動
するモータである。そのため、各相ごとに励磁コイルに
励磁電流を供給するためのスイッチング素子を設け、且
つ、ロータの回転位置、すなわちロータの電気角を検出
器で検出し、検出した電気角に応じてスイッチング素子
を開閉させて励磁する相を決めている。
【0003】上記ロータの電気角を検出する検出手段と
して、従来、モータに回転位置がそのまま検出できるア
ブソリュート型ロータリエンコーダを取り付け、このエ
ンコーダからの回転位置信号に基づいて励磁相を制御す
る方法が取られている。
して、従来、モータに回転位置がそのまま検出できるア
ブソリュート型ロータリエンコーダを取り付け、このエ
ンコーダからの回転位置信号に基づいて励磁相を制御す
る方法が取られている。
【0004】また、アブソリュート型ロータリエンコー
ダは高価であることから、所定回転角毎にパルスを出力
するインクリメント型ロータリエンコーダをモータ軸に
取り付けて、このエンコーダからの信号に基づいて電気
角を検出し、モータの励磁相を制御する方法も採用され
ている。
ダは高価であることから、所定回転角毎にパルスを出力
するインクリメント型ロータリエンコーダをモータ軸に
取り付けて、このエンコーダからの信号に基づいて電気
角を検出し、モータの励磁相を制御する方法も採用され
ている。
【0005】可変リラクタンスモータを始動させる場合
にも、当然ロータの電気角を知る必要があるが、上記ア
ブソリュート型ロータリエンコーダを使用したものであ
れば、モータに電源を投入した時点での電気角を知るこ
とができる。しかし、上記インクリメント型ロータリエ
ンコーダを使用する場合には、始動時の電気角が不明で
ある。そこで、従来は、ある特定の相のみを励磁し、ロ
ータが磁気エネルギー最小の位置(励磁相の突極歯とロ
ータの突極歯が合致する位置)に落ち着くのを待って、
その位置の電気角からモータを回転させるようにしてい
る。
にも、当然ロータの電気角を知る必要があるが、上記ア
ブソリュート型ロータリエンコーダを使用したものであ
れば、モータに電源を投入した時点での電気角を知るこ
とができる。しかし、上記インクリメント型ロータリエ
ンコーダを使用する場合には、始動時の電気角が不明で
ある。そこで、従来は、ある特定の相のみを励磁し、ロ
ータが磁気エネルギー最小の位置(励磁相の突極歯とロ
ータの突極歯が合致する位置)に落ち着くのを待って、
その位置の電気角からモータを回転させるようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のべたように、エ
ンコーダとして、アブソリュート型ロータリエンコーダ
を使用すれば、始動時における電気角も検出でき、モー
タを適性に制御することができるが、アブソリュート型
ロータリエンコーダは高価であるという欠点を有する。
一方、インクリメント型ロータリエンコーダを使用する
場合には、始動時に電気角が分からない。そのため、始
動時の電気角を決めるため、特定の相を励磁してロータ
の回転位置が落ち着くのを待って駆動を開始する方法で
あると、始動時にモータが勝手な方向に回転し好ましく
ない。
ンコーダとして、アブソリュート型ロータリエンコーダ
を使用すれば、始動時における電気角も検出でき、モー
タを適性に制御することができるが、アブソリュート型
ロータリエンコーダは高価であるという欠点を有する。
一方、インクリメント型ロータリエンコーダを使用する
場合には、始動時に電気角が分からない。そのため、始
動時の電気角を決めるため、特定の相を励磁してロータ
の回転位置が落ち着くのを待って駆動を開始する方法で
あると、始動時にモータが勝手な方向に回転し好ましく
ない。
【0007】そこで、本発明の目的は、アブソリュート
型ロータリエンコーダを使用することなく、かつ、モー
タを回転させることもなく始動時の電気角を検出するこ
とができる可変リラクタンスモータの始動時電気角検出
方法を提供することにある。
型ロータリエンコーダを使用することなく、かつ、モー
タを回転させることもなく始動時の電気角を検出するこ
とができる可変リラクタンスモータの始動時電気角検出
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明においては、始動
時において、励磁コイルを励磁した時のインダクタンス
を2相以上測定し、該インダクタンスよりロータ電気角
を求める。インダクタンスの測定方法としては、励磁コ
イルにステップ上に電圧を印加し、流れる電流と、その
変化値を検出し、検出された電流値とその変化値に基づ
いてインダクタンスを求める。求められた2つの相以上
のインダクタンスより電気角を求める。モータをPWM
制御する場合には、1相の励磁コイルのみ短い時間だけ
励磁されるようにPWM指令を出力して1相を励磁し、
該励磁相の電流値をPWM制御の周期と同一周期で測定
し、電流値とその変化量を求め、この電流値と変化量及
び予め測定していた励磁コイルの抵抗値よりインダクタ
ンスを求め、同様に他の相のインダクタンスを求め、少
なくとも2つの相のコイルのインダクタンスを求めるこ
とによってロータの電気角を求める。一度電気角が求ま
れば、この電気角でモータの駆動を開始し、以後は、モ
ータに取り付けられたインクリメント型ロータリエンコ
ーダからの信号を処理して電気角を更新する。
時において、励磁コイルを励磁した時のインダクタンス
を2相以上測定し、該インダクタンスよりロータ電気角
を求める。インダクタンスの測定方法としては、励磁コ
イルにステップ上に電圧を印加し、流れる電流と、その
変化値を検出し、検出された電流値とその変化値に基づ
いてインダクタンスを求める。求められた2つの相以上
のインダクタンスより電気角を求める。モータをPWM
制御する場合には、1相の励磁コイルのみ短い時間だけ
励磁されるようにPWM指令を出力して1相を励磁し、
該励磁相の電流値をPWM制御の周期と同一周期で測定
し、電流値とその変化量を求め、この電流値と変化量及
び予め測定していた励磁コイルの抵抗値よりインダクタ
ンスを求め、同様に他の相のインダクタンスを求め、少
なくとも2つの相のコイルのインダクタンスを求めるこ
とによってロータの電気角を求める。一度電気角が求ま
れば、この電気角でモータの駆動を開始し、以後は、モ
ータに取り付けられたインクリメント型ロータリエンコ
ーダからの信号を処理して電気角を更新する。
【0009】
【作用】可変リラクタンスモータは、ロータとステータ
の突極歯間のギャップが小さいので、各相の励磁コイル
を励磁した時のインダクタンスはロータとステータの突
極歯の対向面積に比例し、ほぼ直線的に変化する。すな
わち、ロータとステータの突極歯の対向面積が増加する
につれてインダクタンスは増大し、対向面積が減少する
につれて減少し、電気角0度から360度の間で増大
し、その後減少することになる。励磁コイルは抵抗をR
としインダクタンスをLの直列回路で近似できるから、
励磁コイルに電圧vを印加し電流iが流れるとすると、
次の1式が成立する。
の突極歯間のギャップが小さいので、各相の励磁コイル
を励磁した時のインダクタンスはロータとステータの突
極歯の対向面積に比例し、ほぼ直線的に変化する。すな
わち、ロータとステータの突極歯の対向面積が増加する
につれてインダクタンスは増大し、対向面積が減少する
につれて減少し、電気角0度から360度の間で増大
し、その後減少することになる。励磁コイルは抵抗をR
としインダクタンスをLの直列回路で近似できるから、
励磁コイルに電圧vを印加し電流iが流れるとすると、
次の1式が成立する。
【0010】 v=L・(di/dt)+Ri …(1) 上記1式より次の2式が成立する。 L=(v−Ri)/(di/dt) …(2) 励磁コイルの抵抗Rは予め測定し求めておき、モータの
始動開始時に励磁コイルに所定電圧vを印加し、その時
流れる電流iの値及び変化値を求めれば、上記2式より
励磁コイルのインダクタンスLが求められる。しかし、
上述したように、インダクタンスは電気角0度〜360
度の間において増大し、減少するものであるから、同一
のインダクタンスの値に対して電気角が2つ求められ
る。そのため、2つ以上の相の各励磁コイルのインダク
タンスを検出し、夫々求められた電気角の内、共通する
電気角を始動開始時のロータの停止位置における電気角
として検出する。
始動開始時に励磁コイルに所定電圧vを印加し、その時
流れる電流iの値及び変化値を求めれば、上記2式より
励磁コイルのインダクタンスLが求められる。しかし、
上述したように、インダクタンスは電気角0度〜360
度の間において増大し、減少するものであるから、同一
のインダクタンスの値に対して電気角が2つ求められ
る。そのため、2つ以上の相の各励磁コイルのインダク
タンスを検出し、夫々求められた電気角の内、共通する
電気角を始動開始時のロータの停止位置における電気角
として検出する。
【0011】
【実施例】図1は本発明を実施する一実施例の可変リラ
クタンスモータの断面図である。
クタンスモータの断面図である。
【0012】ロータ2は4極を有し、ステータ1はA
相,B相,C相の3相で夫々2つの突極歯3a,3a
´,3b,3b´,3c,3c´の6極で構成され、A
相の突極は3a,3a´には、A相の励磁コイル4aが
巻回され、B相の突極は3b,3b´には、B相の励磁
コイル4bが巻回され、C相の突極は3c,3c´に
は、C相の励磁コイル4cが巻回されている。なお、
A,A´、B,B´、C,C´は、A相,B相,C相の
励磁コイル4a,4b,4cの端子である。
相,B相,C相の3相で夫々2つの突極歯3a,3a
´,3b,3b´,3c,3c´の6極で構成され、A
相の突極は3a,3a´には、A相の励磁コイル4aが
巻回され、B相の突極は3b,3b´には、B相の励磁
コイル4bが巻回され、C相の突極は3c,3c´に
は、C相の励磁コイル4cが巻回されている。なお、
A,A´、B,B´、C,C´は、A相,B相,C相の
励磁コイル4a,4b,4cの端子である。
【0013】この実施例においては、突極歯の幅はロー
タ、ステータともに45度(機械角)である。そして、
ロータ2の電気角θはロータの突極歯とA相の突極歯3
a,3a´との対抗面積最小の位置(対抗開始位置)を
0度とし、図面中右回りを電気角の正方向としており、
上記突極歯の対抗面積が最大になる位置(突極歯が完全
に対抗する位置)を180度、そして、ロータ2が回転
し再び対向面積が最小となる位置を電気角360度とし
ている。
タ、ステータともに45度(機械角)である。そして、
ロータ2の電気角θはロータの突極歯とA相の突極歯3
a,3a´との対抗面積最小の位置(対抗開始位置)を
0度とし、図面中右回りを電気角の正方向としており、
上記突極歯の対抗面積が最大になる位置(突極歯が完全
に対抗する位置)を180度、そして、ロータ2が回転
し再び対向面積が最小となる位置を電気角360度とし
ている。
【0014】ロータ2とステータ1の突極歯間のギャッ
プは小さいので、各相の励磁コイル4a,4b,4cの
インダクタンスはロータ2とステータ1の突極歯の対向
面積に比例しほぼ直線的に変化する。図2に示すよう
に、A相の励磁コイル4aのインダクタンスは電気角0
度(360度)で最小のインダクタンスLmin となり、
電気角180度で最大のシンダクタンスLmax となる。
そして、電気角120度、240度の位相差のあるB
相、C相のインダクタンスは、図2に示すように、12
0度、240度シフトしてA相のインダクタンスの大き
さと同じパターンで変化する。
プは小さいので、各相の励磁コイル4a,4b,4cの
インダクタンスはロータ2とステータ1の突極歯の対向
面積に比例しほぼ直線的に変化する。図2に示すよう
に、A相の励磁コイル4aのインダクタンスは電気角0
度(360度)で最小のインダクタンスLmin となり、
電気角180度で最大のシンダクタンスLmax となる。
そして、電気角120度、240度の位相差のあるB
相、C相のインダクタンスは、図2に示すように、12
0度、240度シフトしてA相のインダクタンスの大き
さと同じパターンで変化する。
【0015】そこで、このインダクタンスを折れ線の式
で近似するとして、A,B,C相の励磁コイルのインダ
クタンスを夫々La,Lb,Lcとすると、次の3式の
ように近似できる。
で近似するとして、A,B,C相の励磁コイルのインダ
クタンスを夫々La,Lb,Lcとすると、次の3式の
ように近似できる。
【0016】 La=Lmin +d×θ ( 0≦θ<180) La=Lmax −d×(θ−180) (180≦θ<360) Lb=Lmax −d×(θ+60) ( 0≦θ<120) Lb=Lmin +d×(θ−120) (120≦θ<300) Lb=Lmax −d×(θ−300) (300≦θ<360) Lc=Lmin +d×(θ+120) ( 0≦θ<60 ) Lc=Lmax −d×(θ−60) ( 60≦θ<240) Lc=Lmin +d×(θ−240) (240≦θ<360) …(3) ただし、d=(Lmax −Lmin )/180であり、Lmi
n ,Lmax はロータ2の突極歯を電気角0度,180度
に位置決めしておき、夫々予め測定したA相励磁コイル
4aのインダクタンスLaの値である。
n ,Lmax はロータ2の突極歯を電気角0度,180度
に位置決めしておき、夫々予め測定したA相励磁コイル
4aのインダクタンスLaの値である。
【0017】上記3式を電気角θについて解くと、 θ=(La−Lmin )/d ( 0≦θ<180) θ=(2Lmax −Lmin −La)/d (180≦θ<360) θ=[(Lmax/2)+(Lmin/2)−Lb]/d ( 0≦θ<120) θ=[(2 Lmax/3)-(5 Lmin/3)+Lb]/d (120≦θ<300) θ=[(8 Lmax/3)-(5 Lmin/3)−Lb]/d (300≦θ<360) θ=[ Lc-(2 Lmax/3)-(Lmin/3)] /d ( 0≦θ<60 ) θ=[(4 Lmax/3)-(Lmin/3)−Lc]/d ( 60≦θ<240) θ=[ Lc+(4 Lmax/3)-(7 Lmin/3)] /d (240≦θ<360) …(4) そこで、モータの始動開始時に上記励磁コイルのインダ
クタンスを測定し、上記4式より電気角θを求めればよ
い。しかし、図2に示すように、例えばA相のインダク
タンスLaを測定しても、その測定値に対応する電気角
は2つあることになる。そのため、2つ以上の相のイン
ダクタンスを求めて、得られる電気角で共通の電気角を
ロータの電気角とする。例えば、A相のインダクタンス
Laが図2に示すような値であり、上記4式より電気角
θa1、θa2が求められたとする。また、B相のインダク
タンスLbを求めて上記4式より電気角がθb1、θb2が
求められたとする。理論的には、求められた電気角θa
1、θa2、θb1、θb2の内1つは共通のものがある(図
2ではθa1=θb1)。しかし、実際は、共通の電気角を
検出することは難しい(図2でθa1とθb1は一致しな
い)。
クタンスを測定し、上記4式より電気角θを求めればよ
い。しかし、図2に示すように、例えばA相のインダク
タンスLaを測定しても、その測定値に対応する電気角
は2つあることになる。そのため、2つ以上の相のイン
ダクタンスを求めて、得られる電気角で共通の電気角を
ロータの電気角とする。例えば、A相のインダクタンス
Laが図2に示すような値であり、上記4式より電気角
θa1、θa2が求められたとする。また、B相のインダク
タンスLbを求めて上記4式より電気角がθb1、θb2が
求められたとする。理論的には、求められた電気角θa
1、θa2、θb1、θb2の内1つは共通のものがある(図
2ではθa1=θb1)。しかし、実際は、共通の電気角を
検出することは難しい(図2でθa1とθb1は一致しな
い)。
【0018】これを解決する方法として、A相のインダ
クタンスLaから求められた電気角θa1、θa2と、B相
のインダクタンスLbから求められた電気角θb1、θb2
の差の最小となる組み合わせを検出し(|θa1−θb1
|,|θa1−θb2|,|θa2−θb1|,|θa2−θb2|
の内最小値を取るもの)、その組み合わせの電気角の平
均をその時の電気角とする。この方法で求めた電気角の
検出誤差は最大で電気角10度であった。 さらに、電
気角の検出精度をあげるためには、3相すべての励磁コ
イルのインダクタンスを求めて、電気角を求めるように
すればよい。例えば、A,B,C相の励磁コイルの測定
インダクタンスが図2に示すように、La,Lb,Lc
で、上記4式で求められる電気角が夫々θa1、θa2、θ
b1、θb2、θc1、θc2であったとき、各相で求めた電気
角の内共通する電気角が理論上は存在する(図2の例で
はθa1=θb1=θc2で理論上一致する)。しかし、実際
は一致せず、この理論上一致する真の電気角θを求める
方法として、次の5式に示す評価関数によってΔ(i,
j,k)が最小となる(i,j,k)を求め、求められ
たθai、θbj、θckの平均値を電気角とする。
クタンスLaから求められた電気角θa1、θa2と、B相
のインダクタンスLbから求められた電気角θb1、θb2
の差の最小となる組み合わせを検出し(|θa1−θb1
|,|θa1−θb2|,|θa2−θb1|,|θa2−θb2|
の内最小値を取るもの)、その組み合わせの電気角の平
均をその時の電気角とする。この方法で求めた電気角の
検出誤差は最大で電気角10度であった。 さらに、電
気角の検出精度をあげるためには、3相すべての励磁コ
イルのインダクタンスを求めて、電気角を求めるように
すればよい。例えば、A,B,C相の励磁コイルの測定
インダクタンスが図2に示すように、La,Lb,Lc
で、上記4式で求められる電気角が夫々θa1、θa2、θ
b1、θb2、θc1、θc2であったとき、各相で求めた電気
角の内共通する電気角が理論上は存在する(図2の例で
はθa1=θb1=θc2で理論上一致する)。しかし、実際
は一致せず、この理論上一致する真の電気角θを求める
方法として、次の5式に示す評価関数によってΔ(i,
j,k)が最小となる(i,j,k)を求め、求められ
たθai、θbj、θckの平均値を電気角とする。
【0019】 Δ(i,j,k) =(θai−θbj)2 +(θbj−θck)2 +(θck−θai)2 …(5) ただし、i=1,2、j=1,2、k=1,2 図2に示す例では、i=1、j=1、k=2の場合で上
記5式が最小となり、電気角θは、θ=(θa1+θb1+
θc2)/3として求められる。この3相すべての励磁コ
イルのインダクタンスから電気角を求める上記方法で
は、検出誤差は電気角で最大3.3度であった。
記5式が最小となり、電気角θは、θ=(θa1+θb1+
θc2)/3として求められる。この3相すべての励磁コ
イルのインダクタンスから電気角を求める上記方法で
は、検出誤差は電気角で最大3.3度であった。
【0020】上述した、2相、もしくは3相の各励磁コ
イルのインダクタンスによって電気角を求める方法は、
モータの総数、極数に関係なく、励磁コイルのインダク
タンスが電気角によって変化する可変リラクタンスモー
タに適用できるものである。
イルのインダクタンスによって電気角を求める方法は、
モータの総数、極数に関係なく、励磁コイルのインダク
タンスが電気角によって変化する可変リラクタンスモー
タに適用できるものである。
【0021】例えば、図3に示す例は、3相でロータが
4極、ステータの突極歯が6つであり、ステータの突極
歯の幅は図1に示す例と同一の45度(機械角)である
が、ロータの突極歯の幅が55度である可変リラクタン
スモータの場合における電気角に対する各相インダクタ
ンスの変化を示す図である。ロータの突極歯の歯幅が広
いため、A相の励磁コイルのインダクタンスLaが0≦
θ≦20、160≦θ≦200、340≦θ≦360の
範囲の電気角θでフラットになり、B相、C相において
も同様であるが、この図3からも分かるように、2相、
もしくは3相の各励磁コイルのインダクタンスを検出す
ることによって上述した方法によって電気角θを求める
ことができる。
4極、ステータの突極歯が6つであり、ステータの突極
歯の幅は図1に示す例と同一の45度(機械角)である
が、ロータの突極歯の幅が55度である可変リラクタン
スモータの場合における電気角に対する各相インダクタ
ンスの変化を示す図である。ロータの突極歯の歯幅が広
いため、A相の励磁コイルのインダクタンスLaが0≦
θ≦20、160≦θ≦200、340≦θ≦360の
範囲の電気角θでフラットになり、B相、C相において
も同様であるが、この図3からも分かるように、2相、
もしくは3相の各励磁コイルのインダクタンスを検出す
ることによって上述した方法によって電気角θを求める
ことができる。
【0022】励磁コイルのインピーダンスを測定する方
法としては、可変リラクタンスモータの1相分の励磁コ
イルは抵抗RとインダクタンスLの直列回路として近似
できるから、該励磁コイルの端子に電圧vを印加し、電
流iが流れたとすると、上述した1式が成立し、2式に
よってインダクタンスLを求めることができる。そこ
で、ロータが回転しない程度に1相づつ1つの励磁コイ
ルのみ電圧vを印加して電流i及びその変化率(di/
dt)を測定し、上記2式によってインダクタンスを少
なくとも2相分求める。このインダクタンスを測定する
方法としては、特別な測定回路を設置してもよいが、本
実施例では、可変リラクタンスモータを制御する回路を
利用して測定する。
法としては、可変リラクタンスモータの1相分の励磁コ
イルは抵抗RとインダクタンスLの直列回路として近似
できるから、該励磁コイルの端子に電圧vを印加し、電
流iが流れたとすると、上述した1式が成立し、2式に
よってインダクタンスLを求めることができる。そこ
で、ロータが回転しない程度に1相づつ1つの励磁コイ
ルのみ電圧vを印加して電流i及びその変化率(di/
dt)を測定し、上記2式によってインダクタンスを少
なくとも2相分求める。このインダクタンスを測定する
方法としては、特別な測定回路を設置してもよいが、本
実施例では、可変リラクタンスモータを制御する回路を
利用して測定する。
【0023】図4は本実施例におけるモータ駆動回路と
始動時の電気角を測定するための回路を示す要部ブロッ
ク図であり、モータ駆動制御回路は従来と同一であり、
図4では省略していてる。図4中10はモータ駆動回路
で、11は整流回路、Cはコンデンサであり、該整流回
路11の出力である直流電圧Vlinkは、各相スイッチン
グ素子とダイオードDの直列回路の両端に印加されるよ
うになっている。A相のスイッチング素子G1,G2を
オンにすることによって、整流回路11、スイッチング
素子G1、電流検出用抵抗Ra、A相の励磁コイル4
a、スイッチング素子G2、整流回路の経路で電流が流
れA相の励磁コイル4aが励磁される。同様にB相のス
イッチング素子G3,G4がオンになると、電流検出用
抵抗Rbを介してB相の励磁コイル4bに電流が流れB
相励磁コイル4bが励磁される。また、スイッチング素
子G5,G6がオンになると、C相励磁コイル4cが励
磁される。
始動時の電気角を測定するための回路を示す要部ブロッ
ク図であり、モータ駆動制御回路は従来と同一であり、
図4では省略していてる。図4中10はモータ駆動回路
で、11は整流回路、Cはコンデンサであり、該整流回
路11の出力である直流電圧Vlinkは、各相スイッチン
グ素子とダイオードDの直列回路の両端に印加されるよ
うになっている。A相のスイッチング素子G1,G2を
オンにすることによって、整流回路11、スイッチング
素子G1、電流検出用抵抗Ra、A相の励磁コイル4
a、スイッチング素子G2、整流回路の経路で電流が流
れA相の励磁コイル4aが励磁される。同様にB相のス
イッチング素子G3,G4がオンになると、電流検出用
抵抗Rbを介してB相の励磁コイル4bに電流が流れB
相励磁コイル4bが励磁される。また、スイッチング素
子G5,G6がオンになると、C相励磁コイル4cが励
磁される。
【0024】上記モータ駆動回路は、従来の可変リラク
タンスモータ駆動回路と同一構成である。各電流検出用
抵抗Ra,Rb,Rcの両端は絶縁トランス12a,1
2b,12cに接続され、A,B,C相の励磁電流を検
出するようになっており、検出電流値はA/D変換器1
3a,13b,13cによりディジタル信号に変換さ
れ、データバス14を介してモータの駆動制御を実行す
るプロセッサ15に入力されている。上記データバス1
4には、プロセッサ15から、モータ始動時に電気角を
検出するために出力されるPWM指令値をラッチするP
WM指令ラッチ回路17、励磁する励磁相指令をラッチ
する励磁相ラッチ回路18が接続されている。
タンスモータ駆動回路と同一構成である。各電流検出用
抵抗Ra,Rb,Rcの両端は絶縁トランス12a,1
2b,12cに接続され、A,B,C相の励磁電流を検
出するようになっており、検出電流値はA/D変換器1
3a,13b,13cによりディジタル信号に変換さ
れ、データバス14を介してモータの駆動制御を実行す
るプロセッサ15に入力されている。上記データバス1
4には、プロセッサ15から、モータ始動時に電気角を
検出するために出力されるPWM指令値をラッチするP
WM指令ラッチ回路17、励磁する励磁相指令をラッチ
する励磁相ラッチ回路18が接続されている。
【0025】励磁相指令は、3ビットで構成され、A相
を励磁する場合には、(001)が指令され、励磁相ラ
ッチ回路18はこの指令をラッチし、出力信号S1=
1、S3=0、S5=0を出力する。また、B相指令は
(010)でS1=0、S3=1、S5=0が出力さ
れ、C相指令では(100)でS1=0、S3=0、S
5=1が出力される。
を励磁する場合には、(001)が指令され、励磁相ラ
ッチ回路18はこの指令をラッチし、出力信号S1=
1、S3=0、S5=0を出力する。また、B相指令は
(010)でS1=0、S3=1、S5=0が出力さ
れ、C相指令では(100)でS1=0、S3=0、S
5=1が出力される。
【0026】16はPWM信号を作る三角波発生回路
で、該三角波発生回路16の出力とPWM指令ラッチ回
路17からの出力であるPWM指令値を比較器19で比
較し、該比較器17の出力はアンドゲート20a,20
b,20cの一方の端子に入力されている。アンドゲー
ト20a,20b,20cの他方の入力端子には、励磁
相ラッチ回路18の出力信号S1,S3,S5が夫々入
力されている。そして、励磁相ラッチ回路18の出力信
号S1,S3,S5及び各アンドゲートの出力信号S
2,S4,S6はアイソレータ21を介してスイッチン
グ素子G1〜G6をオン/オフさせるようになってい
る。
で、該三角波発生回路16の出力とPWM指令ラッチ回
路17からの出力であるPWM指令値を比較器19で比
較し、該比較器17の出力はアンドゲート20a,20
b,20cの一方の端子に入力されている。アンドゲー
ト20a,20b,20cの他方の入力端子には、励磁
相ラッチ回路18の出力信号S1,S3,S5が夫々入
力されている。そして、励磁相ラッチ回路18の出力信
号S1,S3,S5及び各アンドゲートの出力信号S
2,S4,S6はアイソレータ21を介してスイッチン
グ素子G1〜G6をオン/オフさせるようになってい
る。
【0027】例えば、A相が選択されたとき、信号S1
が「1」(ハイレベル)となり、スイッチング素子G1
がオンとなると共に、比較器19からの信号が「1」で
あるとき信号S2が「1」となってスイッチン素子G2
がオンとなりA相の励磁コイル4aが励磁されることに
なる。
が「1」(ハイレベル)となり、スイッチング素子G1
がオンとなると共に、比較器19からの信号が「1」で
あるとき信号S2が「1」となってスイッチン素子G2
がオンとなりA相の励磁コイル4aが励磁されることに
なる。
【0028】図5は、このモータの始動開始時に行う電
気角検出動作における動作説明図である。三角波発生回
路16からは、図5(イ)に示すように0〜255ま
で、大きさ(高さ)が変る三角波信号を周期Tで出力す
る。一方、プロセッサは、始動時の電気角測定のために
設定されているPWM指令を出力し、この出力信号はP
WM指令ラッチ回路17にラッチされる。そして、励磁
する相、例えば、A相励磁指令(001)がプロセッサ
15から出力されると励磁相ラッチ回路18でラッチさ
れ、出力信号S1のみが「1」となり図5(ロ)に示す
ように出力される。また、比較回路19は上記三角波信
号とPWM指令信号を比較し、三角波<PWM信号の時
のみ出力信号を「1」とするため、アンドゲート20a
から図5(ハ)に示すように、出力信号S2が三角波<
PWM信号の時のみ「1」となり出力され、スイッチン
グ素子G1は常時オンとなり、スイッチング素子G2は
三角波<PWM信号の時のみオンとなってA相励磁コイ
ル4aに図5(ニ)に示すように整流回路11の出力の
直流電圧Vlinkが印加される。
気角検出動作における動作説明図である。三角波発生回
路16からは、図5(イ)に示すように0〜255ま
で、大きさ(高さ)が変る三角波信号を周期Tで出力す
る。一方、プロセッサは、始動時の電気角測定のために
設定されているPWM指令を出力し、この出力信号はP
WM指令ラッチ回路17にラッチされる。そして、励磁
する相、例えば、A相励磁指令(001)がプロセッサ
15から出力されると励磁相ラッチ回路18でラッチさ
れ、出力信号S1のみが「1」となり図5(ロ)に示す
ように出力される。また、比較回路19は上記三角波信
号とPWM指令信号を比較し、三角波<PWM信号の時
のみ出力信号を「1」とするため、アンドゲート20a
から図5(ハ)に示すように、出力信号S2が三角波<
PWM信号の時のみ「1」となり出力され、スイッチン
グ素子G1は常時オンとなり、スイッチング素子G2は
三角波<PWM信号の時のみオンとなってA相励磁コイ
ル4aに図5(ニ)に示すように整流回路11の出力の
直流電圧Vlinkが印加される。
【0029】A相励磁コイル4aに電圧Vlinkが印加さ
れると、図5(ホ)に示すように励磁電流ia が流れ、
この電流は抵抗Ra、絶縁トランス12aを介して検出
され、A/D変換器13aを介してプロセッサ15に入
力される。スイッチング素子G2がオフになると、スイ
ッチング素子G1、抵抗Ra、A相励磁コイル4a、ダ
イオードD、スイッチング素子G1の閉回路によって、
励磁コイルの電流は環流し、電流ia は図5(ホ)に示
すように流れる。そして、再びスイッチング素子G2が
オンになると、再び励磁コイル4aに電圧Vlinkが印加
され、電流iaは増大する。そこで、この励磁コイルに
流れる電流をPWM制御の周波数と等しい周波数、すな
わち同一周期Tで測定する。図5(ホ)では、PWM制
御の周期(三角波の周期)で電流ia1,ia2の2つの電
流値を測定した例を示す。そして、上記2式に対応す
る。次の演算を行ってインダクタンスLaを求めること
ができる。
れると、図5(ホ)に示すように励磁電流ia が流れ、
この電流は抵抗Ra、絶縁トランス12aを介して検出
され、A/D変換器13aを介してプロセッサ15に入
力される。スイッチング素子G2がオフになると、スイ
ッチング素子G1、抵抗Ra、A相励磁コイル4a、ダ
イオードD、スイッチング素子G1の閉回路によって、
励磁コイルの電流は環流し、電流ia は図5(ホ)に示
すように流れる。そして、再びスイッチング素子G2が
オンになると、再び励磁コイル4aに電圧Vlinkが印加
され、電流iaは増大する。そこで、この励磁コイルに
流れる電流をPWM制御の周波数と等しい周波数、すな
わち同一周期Tで測定する。図5(ホ)では、PWM制
御の周期(三角波の周期)で電流ia1,ia2の2つの電
流値を測定した例を示す。そして、上記2式に対応す
る。次の演算を行ってインダクタンスLaを求めること
ができる。
【0030】 La=[Vlink×(Ton/T)−R×ia1]/[(ia2−ia1)/T] …(6) なお、3式において、Rは予め測定した励磁コイルの抵
抗で、Tonはスイッチング素子G2のオン時間であり、
Vlink×(Ton/T)励磁コイルにかかる平均電圧を意
味する。以上のようにして、励磁コイルのインダクタン
スを測定する。なお、この電気角測定のための各励磁コ
イルへの電圧印加区間は、ロータが回転しないように短
い時間になるようにPWM指令値は決定されている。図
6、図7は始動時の電気角測定のためのプロセッサ15
が実施する処理のフローチャートである。
抗で、Tonはスイッチング素子G2のオン時間であり、
Vlink×(Ton/T)励磁コイルにかかる平均電圧を意
味する。以上のようにして、励磁コイルのインダクタン
スを測定する。なお、この電気角測定のための各励磁コ
イルへの電圧印加区間は、ロータが回転しないように短
い時間になるようにPWM指令値は決定されている。図
6、図7は始動時の電気角測定のためのプロセッサ15
が実施する処理のフローチャートである。
【0031】まず、A相にPWM指令を出力し、前述し
たようにスイッチング素子G1をオン、スイッチング素
子G2をPWM信号に基づいてオン/オフさせ、A相励
磁コイル4aに電圧を印加し、PWM制御の周期Tの割
り込みで絶縁トランス12a、A/D変換器13aを介
してA相励磁コイル4aに流れる電流ia1,ia2を測定
する(ステップ101,102)。この測定値ia1,i
a2に基づいて上記6式の演算を行ってA相のインダクタ
ンスLaを求める(ステップ103)。次に、求められ
たインダクタンスLaより、4式に示す次の演算を行っ
て電気角θa1,θa2を求める(ステップ104)。な
お、インダクタンスの最大値Lmax 、最小値Lmin 及び
dの値は予め設定されている。
たようにスイッチング素子G1をオン、スイッチング素
子G2をPWM信号に基づいてオン/オフさせ、A相励
磁コイル4aに電圧を印加し、PWM制御の周期Tの割
り込みで絶縁トランス12a、A/D変換器13aを介
してA相励磁コイル4aに流れる電流ia1,ia2を測定
する(ステップ101,102)。この測定値ia1,i
a2に基づいて上記6式の演算を行ってA相のインダクタ
ンスLaを求める(ステップ103)。次に、求められ
たインダクタンスLaより、4式に示す次の演算を行っ
て電気角θa1,θa2を求める(ステップ104)。な
お、インダクタンスの最大値Lmax 、最小値Lmin 及び
dの値は予め設定されている。
【0032】 θ=(La−Lmin )/d ( 0≦θ<180) θ=(2Lmax −Lmin −La)/d (180≦θ<360) 同様に、B相、C相に対しても順次同様の処理を行い、
2つの電流値ib1,ib2、及びic1,ic2を求め上記2
式(上記6式におけるia1,ia2をib1,ib2若しくは
ic1,ic2に変えた式)の演算を行ってB相,C相のイ
ンダクタンスLb,Lcを求め、求められたインダクタ
ンスの値Lb,Lcによって上記4式の演算を行って電
気角θb1,θb2、θc1,θc2を求める(ステップ105
〜112)。
2つの電流値ib1,ib2、及びic1,ic2を求め上記2
式(上記6式におけるia1,ia2をib1,ib2若しくは
ic1,ic2に変えた式)の演算を行ってB相,C相のイ
ンダクタンスLb,Lcを求め、求められたインダクタ
ンスの値Lb,Lcによって上記4式の演算を行って電
気角θb1,θb2、θc1,θc2を求める(ステップ105
〜112)。
【0033】次に、レジスタReに記憶できる最大値を
セットし(ステップ113)、指標i,j,kを「1」
にセットし(ステップ114,115,116)、求め
られた電気角θai,θbj、θckの組み合わせ(この場合
はθa1,θb1、θc1)によって上記5式の演算を行って
評価関数の値Δ(i,j,k)を求め(ステップ11
7)、該値Δ(i,j,k)とレジスタReに記憶する
値を比較し(ステップ118)、評価関数の値Δ(i,
j,k)の方が小さいときには、この値Δ(i,j,
k)をレジスタReにセットすると共に、i,j,kの
組み合わせの値も記憶する(ステップ119)。また、
評価関数の値Δ(i,j,k)の方が大きいときにはレ
ジスタReの値、及びi,j,kの組み合わせのデータ
は変えない。そして、指標kをインクリメントし(ステ
ップ120)、該指標kが「2」以下ならば(ステップ
121)、ステップ117に戻り、5式の演算を行って
評価関数の値Δ(i,j,k)を求め(この場合i=
1,j=1,k=2であるから電気角(θa1,θb1、θ
c2)の組み合わせで5式の演算が行われる)、前述した
ステップS118〜121の処理を実行する。
セットし(ステップ113)、指標i,j,kを「1」
にセットし(ステップ114,115,116)、求め
られた電気角θai,θbj、θckの組み合わせ(この場合
はθa1,θb1、θc1)によって上記5式の演算を行って
評価関数の値Δ(i,j,k)を求め(ステップ11
7)、該値Δ(i,j,k)とレジスタReに記憶する
値を比較し(ステップ118)、評価関数の値Δ(i,
j,k)の方が小さいときには、この値Δ(i,j,
k)をレジスタReにセットすると共に、i,j,kの
組み合わせの値も記憶する(ステップ119)。また、
評価関数の値Δ(i,j,k)の方が大きいときにはレ
ジスタReの値、及びi,j,kの組み合わせのデータ
は変えない。そして、指標kをインクリメントし(ステ
ップ120)、該指標kが「2」以下ならば(ステップ
121)、ステップ117に戻り、5式の演算を行って
評価関数の値Δ(i,j,k)を求め(この場合i=
1,j=1,k=2であるから電気角(θa1,θb1、θ
c2)の組み合わせで5式の演算が行われる)、前述した
ステップS118〜121の処理を実行する。
【0034】指標kの値が「3」となるとステップ12
1からステップ122に移行し、指標jをインクリメン
トして該指標が「2」を越えてないか判断し(ステップ
123)、越してなければステップ116に戻り指標k
を1にセットして再びステップ117以下の処理を実行
する。この場合、電気角(θa1,θb2、θc1)の組み合
わせによって評価関数の値Δ(i,j,k)が求められ
る。さらに、ステップ120で指標kがインクリメント
され「2」となると、評価関数の値Δ(i,j,k)は
電気角(θa1,θb2、θc2)の組み合わせによって求め
られ、レジスタReに記憶する値と比較されることにな
る。
1からステップ122に移行し、指標jをインクリメン
トして該指標が「2」を越えてないか判断し(ステップ
123)、越してなければステップ116に戻り指標k
を1にセットして再びステップ117以下の処理を実行
する。この場合、電気角(θa1,θb2、θc1)の組み合
わせによって評価関数の値Δ(i,j,k)が求められ
る。さらに、ステップ120で指標kがインクリメント
され「2」となると、評価関数の値Δ(i,j,k)は
電気角(θa1,θb2、θc2)の組み合わせによって求め
られ、レジスタReに記憶する値と比較されることにな
る。
【0035】そして、指標jの値が「3」となると、ス
テップ123からステップ124に移行し、指標iがイ
ンクリメントされ「2」となり、該指標iが2以下であ
れば(ステップ125)、ステップ115に戻り指標j
を「1」にし、ステップ116で指標kを「1」にセッ
トし、再びステップ117以下の処理を実行する。この
場合、指標iは「2」であり、指標j,kは「1」,
「2」と変化するから、上記評価関数の値Δ(i,j,
k)は、(θa2,θb1、θc1)、(θa2,θb1、θc
2)、(θa2,θb2、θc1)、(θa2,θb2、θc2)の
組み合わせで夫々算出され、レジスタReに記憶する値
と比較され、小さい方が該レジスタReに記憶されるこ
とになる。
テップ123からステップ124に移行し、指標iがイ
ンクリメントされ「2」となり、該指標iが2以下であ
れば(ステップ125)、ステップ115に戻り指標j
を「1」にし、ステップ116で指標kを「1」にセッ
トし、再びステップ117以下の処理を実行する。この
場合、指標iは「2」であり、指標j,kは「1」,
「2」と変化するから、上記評価関数の値Δ(i,j,
k)は、(θa2,θb1、θc1)、(θa2,θb1、θc
2)、(θa2,θb2、θc1)、(θa2,θb2、θc2)の
組み合わせで夫々算出され、レジスタReに記憶する値
と比較され、小さい方が該レジスタReに記憶されるこ
とになる。
【0036】かくして、指標iが「3」となり、A,
B,C相各2つづつの算出電気角に対する8つの組み合
わせにおける評価関数の値Δ(i,j,k)が求められ
かつ、この内、最小の値がレジスタReに記憶される。
また、この最小値をとるときの指標i,j,kの値が記
憶されているから、この値に対応する電気角θai,θb
j、θckを加算し、3で除して平均値θを求め、この平
均値θを始動開始時のロータの電気角θとし(ステップ
126)、電気角検出処理を終了する。
B,C相各2つづつの算出電気角に対する8つの組み合
わせにおける評価関数の値Δ(i,j,k)が求められ
かつ、この内、最小の値がレジスタReに記憶される。
また、この最小値をとるときの指標i,j,kの値が記
憶されているから、この値に対応する電気角θai,θb
j、θckを加算し、3で除して平均値θを求め、この平
均値θを始動開始時のロータの電気角θとし(ステップ
126)、電気角検出処理を終了する。
【0037】求められた電気角θに基づいてモータを駆
動開始する時の励磁相を決定し、従来と同様にモータを
駆動し、駆動開始以後は、ロータ軸に取り付けられたイ
ンクリメント型ロータリエンコーダによって順次電気角
を求めて励磁相を制御し、モータを駆動することにな
る。
動開始する時の励磁相を決定し、従来と同様にモータを
駆動し、駆動開始以後は、ロータ軸に取り付けられたイ
ンクリメント型ロータリエンコーダによって順次電気角
を求めて励磁相を制御し、モータを駆動することにな
る。
【0038】
【発明の効果】本発明では、高価なアブソリュート型ロ
ータリエンコーダを使用することなく、可変リラクタン
スモータの始動時の電気角を求めることができるので、
安価なインクリメント型ロータリエンコーダですみ、可
変リラクタンスモータの駆動システムを安価に構成する
ことができる。
ータリエンコーダを使用することなく、可変リラクタン
スモータの始動時の電気角を求めることができるので、
安価なインクリメント型ロータリエンコーダですみ、可
変リラクタンスモータの駆動システムを安価に構成する
ことができる。
【図1】本発明の一実施例を実施する可変リラクタンス
モータの断面図である。
モータの断面図である。
【図2】同実施例におけるロータ電気角と各相のインダ
クタンスの説明図である。
クタンスの説明図である。
【図3】他の実施例の可変リラクタンスモータにおける
ロータ電気角と各相のインダクタンスの関係を示す図で
ある。
ロータ電気角と各相のインダクタンスの関係を示す図で
ある。
【図4】同実施例におけるモータ駆動制御部における始
動時の電気角検出のための回路構成の要部ブロック図で
ある。
動時の電気角検出のための回路構成の要部ブロック図で
ある。
【図5】同実施例におけるインダクタンス測定の説明図
である。
である。
【図6】同実施例における始動時の電気角を求める処理
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図7】図6のフローチャートの続きである。
1 ステータ 2 ロータ 3a,3a´〜3c,3c´ ステータ突極歯 4a,4b,4c 励磁コイル 10 モータ駆動回路 11 整流回路
Claims (4)
- 【請求項1】 可変リラクタンスモータの始動時におけ
るロータの電気角検出方法において、励磁コイルを励磁
した時のインダクタンスを2相以上測定し、該インダク
タンスよりロータ電気角を求めることを特徴とする可変
リラクタンスモータの始動時電気角検出方法。 - 【請求項2】 励磁コイルにステップ状に電圧を印加
し、流れる電流と、その変化値を検出し、検出された電
流値とその変化値に基づいてインダクタンスを求める請
求項1記載の可変リラクタンスモータの始動時電気角検
出方法。 - 【請求項3】 可変リラクタンスモータの始動時におけ
るロータの電気角検出方法において、1相の励磁コイル
のみ短い時間だけ励磁されるようにPWM指令を出力し
て1相を励磁し、該励磁相の電流値をPWM制御の周期
と同一周期で測定し、電流値とその変化量を求め、この
電流値と変化量及び予め測定していた励磁コイルの抵抗
値よりインダクタンスを求め、同様に他の相のインダク
タンスを求め、少なくとも2つの相のインダクタンスを
求めることによってロータの電気角を求めることを特徴
とする可変リラクタンスモータの始動時電気角検出方
法。 - 【請求項4】 始動時のロータの電気角が検出され、該
電気角に基づいてモータが駆動された後は、モータに取
り付けられたインクリメント型ロータリエンコーダから
の信号を処理して電気角を更新する可変リラクタンスモ
ータの始動時電気角検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4350261A JPH06178573A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 可変リラクタンスモータの始動時電気角検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4350261A JPH06178573A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 可変リラクタンスモータの始動時電気角検出方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06178573A true JPH06178573A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18409309
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4350261A Pending JPH06178573A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 可変リラクタンスモータの始動時電気角検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06178573A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-12-02 JP JP4350261A patent/JPH06178573A/ja active Pending
Cited By (12)
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