JPH06178093A - 画像信号修正装置 - Google Patents

画像信号修正装置

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JPH06178093A
JPH06178093A JP4331577A JP33157792A JPH06178093A JP H06178093 A JPH06178093 A JP H06178093A JP 4331577 A JP4331577 A JP 4331577A JP 33157792 A JP33157792 A JP 33157792A JP H06178093 A JPH06178093 A JP H06178093A
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color
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color image
signal
image signal
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JP4331577A
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Kimitaka Nakano
仁貴 中野
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】色安定性良く色彩像を得るための画像信号修正
装置を提供することを目的とする。 【構成】色分解値の画像信号(CS)にて出力対象(OUT)30
よりCS対応の色彩画像を再現するにあたり、CSを修正し
てOUT に与える装置として、学習モード(M1)時にOUT よ
り出力させた色分解値既知の標準色見本(SMP) を測色し
て色彩値として得る測色計13、SMP 対応の標準色分解値
情報を保持したメモリ11、ニューラルネットワーク(NN)
により構成され、M1時には測色計からの色彩値を教師信
号(TS)とし、色分解値による標準色見本対応の画像信号
を入力としてこの入力に対して略TS値となるよう変換特
性を学習すると共に修正モード(M2)時にはCSを色彩値に
変換する変換手段12a 、NNにより構成されM1時にはメモ
リの保持情報をTSとして受け測色計からの色彩値が略当
該TS値となるよう変換特性を学習し、M2時には変換手段
からの色彩値を色分解値に変換しOUT に与える修正手段
12b とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラープリンタ、カラー
複写機やカラーファクシミリ等のようなカラー画像出力
装置に対して、常に同じ状態で色を再現して出力するこ
とができるようにした画像信号修正装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】カラープリンタ、カラー複写機やカラー
ファクシミリ等のカラー画像出力装置は近年、広く普及
し、製版印刷分野においても、簡易色校正に利用される
ようになってきた。しかし、手軽さの反面、その色安定
性が非常に問題になっている。
【0003】すなわち、これらのカラー画像出力装置は
3原色インクリボンや3原色トナーを使用して、3原色
の原画信号に従い、インクリボンの場合は記録紙に転写
して、また、トナーの場合は3原色各色の潜像をその色
のトナーで現像して記録紙に転写し、定着させて、それ
ぞれカラー画像を再現する。
【0004】このように、上述のようなカラー画像出力
装置は、いずれも3原色を用いて様々な色を表現する
が、このようにして人工的に色を表現する場合、一つの
色を表現する微小面積についてみると、該微小面積中に
複数の互いに独立し、あるいは一部にて互いに重なり合
ったそれぞれのサブ面積領域に個別の色を与えるように
し、これら各色が人の視覚内にて混合されることによ
り、当該目的の色が認識されるこをと利用したものであ
る。
【0005】この手法には減法混色と加法混色とがあ
り、例えば、減法混色においては、3つの原色、C(シ
アン),M(マゼンタ),Y(イエロー)とK(ブラッ
ク)を用い、加法混色においては3つの原色、R(レッ
ド),G(グリーン),B(ブルー)を用いる。そし
て、これらの各色の比率が決まると、色も決まることか
ら、その比率に対応した値(色分解値)を用いて各原色
の割合を以て色を表現するようにする。上述のカラー画
像出力装置に用いられるカラー画像信号はこのようなC
MY系あるいはRGB系のものを採用している。これら
を色分解値の信号と呼ぶ。
【0006】ところで、色分解値の信号は、上述した3
原色の比率に対応した値は画像出力装置により異なる
値、すなわち、デバイスディペンド(デバイスの特性に
よる)な値(出力装置に依存する値)であり、与えられ
る色分解値が同じであっても、出力デバイスが異なれば
出力色は異なると云う性質がある。
【0007】しかも、同じカラー原画信号を用いて同じ
カラー画像出力装置にて画像を出力させても、温度条件
や湿度変化により色の変化が生じてしまい、また、イン
クリボンにせよ、また、トナーにせよ、色材が変われば
同様に色の変化が生じて、出力されるプリントとして
は、同じ色を再現することがなかなか難しい(図7参
照)。
【0008】このように、カラー画像出力装置は温度条
件や湿度変化などと云った科学的、物理的要因のため、
安定して同じ状態で色を再現し続けることは、非常に困
難である。
【0009】そこで、原画信号に対して、カラー画像出
力装置側で目的の色が再現されるように、修正する装置
が提案されている。例えば、原画像の色信号をカラー画
像出力装置での理想的な色信号に変換するための変換値
をメモリに格納し、その内容をテーブル方式で引き出す
と云ったようなルックアップテーブル法等である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】原画信号に対して、カ
ラー画像出力装置側で目的の色が再現されるように、修
正する装置としてルックアップテーブル法がある。これ
は、使用するカラー画像出力装置の特性を考慮して、最
適な色への修正を行う変換値をルックアップテーブルに
収め、入力された色信号を、このルックアップテーブル
で入力値対応の出力値に変換することにより、最適値に
修正された色信号として得、これをカラー画像出力装置
に与えて入力色信号対応の出力色を得ようとするもので
ある。
【0011】しかしながら、このようなルックアップテ
ーブル法においては、非線形な関係を有する前述の色信
号変換を行うことが可能であっても、そのためには細か
いデータを用意しなければならず、データ量が膨大なも
のとなってしまうばかりか、テーブルのデータは変換の
対象が特定のものになるので、汎用性がなく、対象とな
るカラー画像の入出力装置が変わると利用できない。
【0012】また、演算により修正を施す手法もある
が、これは平均的に近似を実現しているに過ぎず、細部
の色のマッチングは必ずしも十分ではない。また、出力
装置自体の安定性に関しては、保証されていなかった。
また、温度条件や湿度条件が変らなくとも、リボンやト
ナーが変れば色の変化は避けることができず、対応でき
ない。
【0013】そこで、この発明の目的とするところは、
同じカラー画像出力装置にてカラー画像を出力する場
合、温度条件や湿度変化、リボンやトナーの変化などと
云った科学的、物理的要因に影響されることなく、同一
カラー画像信号に対しては同じ状態で色を再現できるよ
うにして、色再現性を確保できるようにした画像信号修
正装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、色分解値
によるカラー画像信号を与えることによってカラー画像
出力対象より当該カラー画像信号対応のカラー画像を再
現するにあたり、前記カラー画像信号を色修正して前記
カラー画像出力対象に入力させるようにする修正装置と
して、第1には、色測定対象の呈する色を計測して色彩
値として得るものであって、学習モード時にカラー画像
出力対象より出力させた色分解値既知の標準色見本を測
色する測色手段と、色分解値既知の標準色見本対応の標
準色分解値情報を保持した保持手段と、ニューラルネッ
トワークにより構成され、学習モード時には前記測色手
段からの色彩値を教師信号とし、色分解値による前記標
準色見本対応のカラー画像の信号を入力としてこの入力
に対してほぼ上記教師信号の値となるように変換特性を
学習すると共に、色修正モード時には色分解値によるカ
ラー画像の信号を色彩値に変換する色変換手段と、ニュ
ーラルネットワークにより構成され、学習モード時には
前記保持手段の保持情報を教師信号として受けて、前記
測色手段からの色彩値がほぼ上記教師信号の値となるよ
うに変換特性を学習すると共に、色修正モード時には上
記色変換手段からの色彩値を色分解値に変換し、前記カ
ラー画像出力対象に与える色修正手段とを具備して構成
する。
【0015】また、第2には、色測定対象の呈する色を
計測して色彩値として得るものであって、学習モード時
にカラー画像出力対象より出力させた色分解値既知の標
準色見本を測色する測色手段と、色分解値既知の標準色
見本対応の標準色分解値情報を保持した保持手段と、ニ
ューラルネットワークにより構成され、学習モード時に
は前記保持手段の保持情報を教師信号として受けて、前
記測色手段からの色彩値がほぼ上記教師信号の値となる
ように変換特性を学習すると共に、色修正モード時には
色彩値によるカラー画像信号を受けてこれを色分解値に
変換し、前記カラー画像出力対象に与える色修正手段と
を具備して構成する。
【0016】
【作用】上記の第1の構成においては、測色手段は学習
モード時にカラー画像出力対象より出力させた色分解値
既知の標準色見本を測色させ、保持手段からは色分解値
既知の標準色見本対応の標準色分解値情報を読出す。そ
して、色修正手段のニューラルネットワークに対して、
前記保持手段の保持情報を教師信号として前記測色手段
からの色彩値がほぼ上記教師信号の値となるように変換
特性を学習させる。また、色変換手段についても、学習
モード時には前記測色手段からの色彩値を教師信号と
し、色分解値による前記標準色見本対応のカラー画像の
信号を入力としてこの入力に対してほぼ上記教師信号の
値となるように変換特性を学習させる。学習が終了して
色修正モードにすると、色変換手段は色分解値によるカ
ラー画像の信号を色彩値に変換し、この変換された色彩
値は色修正手段によりその値対応の色分解値に修正変換
して前記カラー画像出力対象に与える。
【0017】このように、第1の構成の場合、色分解値
によるカラー画像信号をもとにカラー画像を再現するカ
ラー画像出力装置に対する入力カラー画像信号修正にあ
たり、色分解値が既知の特定色見本を、使用する対象の
カラー画像出力装置から出力し、それを測色手段で測色
し、その測色値である例えば、CIEL* a* b* 、X
YZ等の入出力装置に依存しない色彩値として得、これ
と前記色分解値例えば、CMYK、RGB等の入出力装
置の特性に依存する値を前記ニューラルネットワークに
同時に与えて、標準色見本に対する測色値と色分解値と
の非線形な関係を学習させ、学習終了後、カラー画像出
力装置に与えるカラー画像信号について、前記ニューラ
ルネットワークにより色分解値から色彩値、そして、こ
の色彩値から色分解値と云う具合に変換して、修正を加
えることでカラー画像出力装置の経時的な色の変化的を
修正して与えるようにしたものであって、色分解値既知
の標準色見本と、色配分の絶対的関係が保証される色彩
値を用いてカラー画像出力装置の出力色と入力色分解値
との関係を掴み、カラー画像出力装置へのカラー画像信
号の修正を施すようにしたことから、適宜に学習を行う
ことにより、温度や環境変化、色材の変化等に影響され
ずに常に同じ色合いでカラー像を出力することができる
ようになる色再現性の良い色修正装置を提供できる。
【0018】また、上記の第2の構成においては、測色
手段は学習モード時にカラー画像出力対象より出力させ
た色分解値既知の標準色見本を測色させ、保持手段から
は色分解値既知の標準色見本対応の標準色分解値情報を
読出す。そして、色修正手段のニューラルネットワーク
に対して、前記保持手段の保持情報を教師信号として前
記測色手段からの色彩値がほぼ上記教師信号の値となる
ように変換特性を学習させる。学習が終了して色修正モ
ードにし、色彩値によるカラー画像の信号を入力させる
と、この入力されたカラー画像信号は色修正手段により
その値対応の色分解値に修正変換して前記カラー画像出
力対象に与える。
【0019】このように、第2の構成においては、色分
解値によるカラー画像信号をもとにカラー画像を再現す
るカラー画像出力装置に対する入力カラー画像信号修正
にあたり、色分解値が既知の標準色見本を、使用する対
象のカラー画像出力装置から出力し、それを測色手段で
測色し、その測色値を出力装置に依存しない色彩値とし
て得て、前記ニューラルネットワークに測色値と色分解
値との非線形な関係を学習させた後、カラー画像出力装
置に与えるカラー画像信号を色彩値で与えると、学習し
た特性に合わせてこれを前記ニューラルネットワークに
より色分解値に変換させるようにしたものであって、色
分解値既知の標準色見本と、色配分の絶対的関係が保証
される色彩値を用いてカラー画像出力装置の出力色と入
力色分解値との関係を掴み、カラー画像出力装置へのカ
ラー画像信号の修正を施すようにしたことから、適宜に
学習を行うことにより、温度や環境変化、色材の変化等
に影響されずに常に同じ色合いでカラー像を出力するこ
とができるようになる色再現性の良い画像信号修正装置
を提供できる。
【0020】
【実施例】この発明は、カラー画像信号に基づき、その
信号対応のカラー再生をするカラー画像出力装置におけ
る現在の出力色の状況を把握し、所要の色を引き続き出
力できるようにカラー画像信号を理想的な信号に非線形
な変換をする際に、ニューラルネットワークを用いるも
ので、カラー画像出力装置の経時的な色の変化的を修正
し、常に同じ色合いでカラー像を出力することができる
ようにした色再現性の良い画像信号修正装置を得ること
にある。以下、本発明の一実施例について、図面を参照
して説明する。
【0021】(第1の実施例)図1は本発明の一実施例
を示すブロック図である。図1において、10は本発明
による画像信号修正装置、20はカラー画像入力装置、
30はカラー画像出力装置である。
【0022】カラー画像入力装置20はカラーイメージ
リーダやカラーテレビカメラ、あるいはパソコン等のよ
うなものであり、カラーイメージ等を色分解値によるカ
ラー画像信号(この例ではCMY(K)系)cmyとし
て出力し、画像信号修正装置10に入力信号として与え
るものである。また、画像信号修正装置10はこのカラ
ー画像入力装置20からの入力信号を受けて、これを修
正して修正cmy信号として出力し、カラー画像出力装
置30に与えるものである。
【0023】また、カラー画像出力装置30はこの画像
信号修正装置10からの修正cmy信号を受けてこの信
号に応じたカラープリントを出力するものであり、カラ
ープリンタ、カラー複写機やカラーファクシミリ等が相
当するが、ハードコピーを出力するもの以外に、カラー
ビデオモニタ等の画像表示装置であっても良い。
【0024】また、カラー画像出力装置30は、色分解
値によるカラー画像信号を入力としてこの入力対応のカ
ラー像を出力する例えばカラープリンタやカラーファク
シミリ等である。このカラー画像出力装置30は画像信
号修正装置10の図示しない出力端子に接続されて使用
されることになる。
【0025】カラー画像出力装置30としては、ハード
コピーを出力するもの以外に、カラービデオモニタ等の
画像表示装置であっても良い。また、カラー画像出力装
置30は所定の標準色見本を出力する機能を有するもの
とする。この標準色見本は、特定の色分解値例えば、C
MY(K)系の特定色見本出力用cmy信号により、所
定色分、出力することができるようになっている。
【0026】画像信号修正装置10は、メモリ部11と
色補正部12と、測色部13とによって構成されてい
る。色補正部12は色変換部12aと色修正部12bと
からなり、これら色変換部12aおよび色修正部12b
は、それぞれニューラルネットワークにより構成されて
いて、色変換部12aはカラー画像入力装置20からの
カラー画像信号を色彩値信号に変換し、色修正部12b
はこの色彩値をカラー画像出力装置30の色再現特性に
合わせた修正を施して色分解値の信号である補正cmy
信号に変換してカラー画像出力装置30に出力するもの
である。
【0027】測色部13はカラー画像出力装置30の出
力した標準色見本を読み込み、色彩値、例えば、CIE
* * * 表色系の信号に変換するものである。測色
部13としては測色計を使用している。
【0028】ここで測色計とは、色を数値で表示するた
めの装置であり、物体に光をあて、それからの反射光や
透過光の強さを光電的原理を利用して計測するものであ
って、計測した値を所定の演算方法で計算して3つの数
値を1組にした測色値若しくは分光反射率で表示する。
基本的には,光源と分光測光器からなる。本発明システ
ムの場合、測色部13は計測した値を所定の演算方法で
計算して3つの数値を1組にした測色値をCIEL*
* * 表色系の信号(以後、実施例ではこれをL* *
* 信号と呼ぶ)として出力する。
【0029】ここで上述のCIEL* * * と云うの
は、色彩値の表色法の一つである。色彩値はCIEL*
* * 表色系の他、XYZと云った表色系があり、こ
れらの表色系は、色を数値で表示するための方法で、3
つの数値を1組にした形式で表わす。
【0030】L* * * 表色系は、CIE(国際照明
委員会)が1976年に推奨した表色系で、この座標上
で表示される2色の色の一定距離が、どの色領域におい
ても、一定の知覚的な色差に対応するように定められた
均等色空間でL* 値は色の明るさを表わす度合いを、a
* 値とb* 値はその組み合わせで、色相と彩度の関係を
表わしている。
【0031】また、XYZ表色系は、CIEが1931
年に採用した標準観測者のデータに関する表色系で、等
色関数x(λ),y(λ),z(λ)を用いて算出され
る3刺激値である。これらの値は、入出力装置の特性に
依存しない色そのものの値、すなわち、デバイスインデ
ィペンデントな値である。
【0032】このように、色彩値のデータはそのカラー
サンプルの明度、色相や彩度(L* * * 表色系では
Lが明度そして、aは色相、bは彩度を表わし、XYZ
表色系ではxとyで色度(色相と彩度)、そして、Yで
明度を表わす)を数値で表わし、この数値は色を客観的
定量的に示す尺度であることから、この値が同じならば
色材や出力方法等に関係なく皆同じ色となる。
【0033】本発明ではカラー画像出力装置に与える色
分解値を一旦、色の絶対的尺度である色彩値に変換し
て、色彩値レベルで修正を加えることにより、カラー画
像出力装置側のプリント特性変化に対処するようにす
る。
【0034】上記色補正部12はそのためのものであ
り、ニューラルネットワーク(ニューロコンピュータ)
を使用している。そして、ニューラルネットワークとし
て、フィードフォワード結合型ニューラルネットワーク
を用いており、該ネットワークの学習方法は、各種の方
法があるが、例えば、バックプロパゲーションアルゴリ
ズム(ランメルハート[Run melhart,D.E and McClella
nd,J.L.(Eds), “Parallel Distributed Processing
”,Exploraation in the Microstructure of Cognitio
n .Vol1,2,MIT Press,Cammbridge(1989) 参照]等や豊
橋技術科学大学落合等)の最急降下法などを用いる。
【0035】上記色補正部12の色変換部12aは、カ
ラー画像入力装置20の出力であるカラー画像信号cm
yを色分解値信号であるL* * * 信号に変換するも
のであるが、校正モード時(学習モード時)において
は、カラー画像出力装置30から出力させた標準色見本
のプリントCSを測色部13で測色させて得られるその
測色値(L* * * 信号)を教師信号として受けると
共に、カラー画像入力装置20から得られる上記標準色
見本のカラー画像信号cmy(カラー画像入力装置20
がイメージスキャナである場合は上記標準色見本のプリ
ントCSの読取りにより得たカラー画像信号)を入力と
して受けて、当該入力に対して教師信号であるL* *
* 信号の値になるように修正されるべく、学習する機
能を有する。
【0036】また、上記色補正部12の色修正部12b
は、校正モード時(学習モード時)においては、標準色
見本のプリントCSを測色部13で測色させて得られる
その測色値(L* * * 信号)を入力として受けると
共に、当該色見本対応のCMY(K)系の標準色見本c
my信号をメモリ部11から受け、このメモリ部11か
ら受けた標準色見本cmy信号を教師信号として上記入
力として受けたL* * * 信号が、メモリ部11から
の標準色見本cmy信号になるように修正されるべく、
学習する機能を有する。
【0037】学習が終了した色変換部12a用および色
修正部12b用のニューラルネットワークの各パラメー
タは、メモリ部11に格納され、色修正時にメモリ部1
1より前記パラメータをそれぞれ対応のニューラルネッ
トワークに読出されて使用される。
【0038】なお、メモリ部11は色修正部12b用ニ
ューラルネットワークでの教師信号となる色分解値のデ
ータや、学習終了した各ニューラルネットワークの各パ
ラメータを記憶するもので、パラメータは学習終了後の
色修正時に読み出されてニューラルネットワークでの処
理に使用される。パラメータはカラー画像入力装置別お
よびカラー画像出力装置別に保管されて使用される。次
に上記構成の本システムの作用を図2および図3のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0039】このような構成の本装置は、色分解値既知
の標準色見本を利用してその色彩値を得、カラー画像入
力装置からの当該標準色見本対応のカラー画像信号が当
該色見本対応の色彩値になるような変換特性を持たせた
色変換部により、カラー画像入力装置からのカラー画像
信号の色彩値への変換を行い、これをさらに上記標準色
見本の色彩値が当該標準色見本の色分解値になるような
変換特性を持たせた色修正部により、上記色変換部が変
換して出力する色彩値を色分解値に変換して、カラー画
像出力装置に与えるようにしたものであり、カラー画像
出力装置から標準色見本を出力させ、これを利用して上
記色変換部や色修正部の学習を行う学習モードを適宜実
行することで、カラー画像信号をカラー画像入力装置や
カラー画像出力装置の現在の特性に応じた色修正をして
カラー画像出力装置に与えるようにすることにより、い
つでも変わらない色再現性を確保するようにしている。
【0040】そのために、色分解値既知の標準色見本C
Sを用意するが、この標準色見本CSは一枚のシートに
所定サイズのブロック単位で、それぞれブロック毎に異
なる単一色で塗り潰した複数色並列表示形式の色見本と
してある。
【0041】カラー画像出力装置30がプリンタやファ
クシミリ装置の場合、通常、装置の校正モードなどの特
定モードにおいて、このような標準色見本を出力できる
ようになっているものが多いので、それを利用するよう
にするが、このようなモードがない装置に対して対応で
きるように、画像信号修正装置10に標準色見本CSの
出力手段を設けておき、標準色見本の出力コマンドを与
えると、このような標準色見本CSの信号が出力される
ようにしておくと良い。
【0042】また、画像信号修正装置10には標準色見
本の各ブロックの色(各標準色)について、その色分解
値をメモリ部11内にそれぞれ予めセットしておき、各
標準色別に指定して読み出せるようにしておく。
【0043】色の再現性を確保するためには、画像信号
修正装置10を校正しておく必要があるが、これはカラ
ー画像入力装置20およびカラー画像出力装置30の特
性を定期的、あるいは状態よっては随時測定して学習モ
ードにより、画像信号修正装置10のニューラルネット
ワークを最適状態に学習させるようにする。例えば、始
業時や休憩後、所定数のプリント出力毎、トナーやリボ
ンを交換した際など、必要な状態になったときはいつで
もこれを行うようにする。
【0044】このような学習を実施させたいときは、画
像信号修正装置10を学習モードに設定し、学習実行の
コマンドを与えれば良い。このモード設定やコマンドの
入力は、画像信号修正装置10に設けた図示しない操作
キーを操作することにより行う。
【0045】学習モードでは、まず初めにカラー画像出
力装置30から標準色見本を出力させる(図2のS1
1)。そして、この出力された標準色見本CSを画像信
号修正装置10の測色部13に読み取らせて測色させる
(図2のS12)。測色部13での測色は標準色見本C
Sの各標準色ブロックを順に一つづつ、読み取らせて行
う。
【0046】上述した学習実行により、画像信号修正装
置10は所定の順(上記各標準色ブロック読み取り順)
に、測色部13からの色分解値のデータは入力信号とし
てこの色修正部12bに与える(図2のS13)。ま
た、画像信号修正装置10は上記各標準色ブロック読み
取り順に、対応の標準色の色分解値のデータをメモリ部
11より読出し、教師信号として色修正部12bに与え
る(図2のS14)。
【0047】すると、画像信号修正装置10ではメモリ
部11から読出した前記標準色の既知の色分解値のデー
タを、色修正部12bのニューラルネットワークの教師
信号とし、測色部13からの色分解値のデータを入力信
号として使用して、出力がこの教師信号に近付くように
ニューラルネットワークの学習を開始する(図2のS1
5)。
【0048】ここで、教師信号とは、入力に対する正解
の情報を指し、学習とは入力に対する出力が教師信号と
一致するようにネットワーク内の結合の強さ(つまり、
重み付け)を変化させることを意味する。
【0049】学習は出力が教師信号に対して所要の基準
を満たすまで行われる(図2のS16)。すなわち、色
修正部12bでは色見本対応の測色値をニューラルネッ
トワークの入力とし、この入力に対する該ネットワーク
の出力が教師信号の値に近付くよう、ニューラルネット
ワーク内の結合の強さを、例えば、初期条件を振出しに
1回1回変えてゆく。この処理操作を複数回繰り返し、
色修正部12bのニューラルネットワークの学習を行
う。これにより、色修正部12bのニューラルネットワ
ークは前記測色値と標準色見本の色配合(例えば、CM
YK網点面積率)による色補正の特性学習がなされる。
学習が終了したならば、その終了時点でのニューラルネ
ットワークの各種パラメータをメモリ部11に格納する
(図2のS17)。
【0050】次にオペレータは、前記標準色見本CSを
カラー画像入力装置20に入力して読み取らせる(図2
のS18)。カラー画像入力装置20では、標準色見本
CSを読み取って3原色の色分解値の信号例えば、CM
Y(K)系の信号cmyにして出力する。この結果、カ
ラー画像入力装置20からは、標準色見本の各標準色ブ
ロック順に対応してcmyの信号が順に出力され、画像
信号修正装置10に与えられる(図2のS19)。
【0051】画像信号修正装置10ではこれを色修正部
12における色変換部12aに入力するが、標準色見本
CSは標準色ブロックが複数マトリックス状に配置され
ており、標準色見本のシートを読出すにつれて、カラー
画像入力装置20からは次々に別の標準色ブロックの画
像信号が出力されてくることになるので、これらを一時
保存して順に一つづつ利用できるようにするために、フ
レームメモリなどを用意して、カラー画像信号のデータ
を記憶させるようにすると良い。また、測色部13から
の標準色見本CSの測色値も同様である。
【0052】このようにして、カラー画像入力装置20
で生成された各標準色のカラー画像信号の色分解値cm
yを色変換部12aのニューラルネットワークに入力信
号として入力する一方、測色部13からは当該入力信号
として入力した標準色と同じ標準色ブロックの測色値を
標準色見本CSより測色させて色彩値として色変換部1
2aのニューラルネットワークに入力させる(図2のS
20)。色変換部12aでは、この測色部13からの測
色値は教師信号として使用し、入力信号に対する出力信
号が当該教師信号に近付くように、色変換部12aのニ
ューラルネットワークを学習させる(図2のS21)。
【0053】色変換部12aでのニューラルネットワー
クでの学習を複数回繰り返し、入力信号に対して出力信
号が、基準となる教師信号に対して規定の範囲内に収ま
るようになった段階で、色変換部12aのニューラルネ
ットワークの学習を終わる(図2のS22)。学習が終
了したならば、各ニューラルネットワークの各種パラメ
ータをメモリ部11に格納する(図2のS23)。
【0054】これにより、色変換部12aではカラー画
像入力装置20の特性に無関係に、標準色(標準色見本
対応の色)に関する信号はその色対応の色彩値であるL
* * * 値になるように信号変換され、この色変換部
12aからの出力L* * * 値を色修正部12bに与
えることにより、色修正部12bからはカラー画像出力
装置30より当該L* * * 値対応の標準色が得られ
るようなcmy値に変換されて当該カラー画像出力装置
30に与えられるようになる。
【0055】色彩値は色についての定量的な値であっ
て、出力装置に依存しない値であり、利用するカラー画
像出力装置30より色分解値既知の標準色見本を出力さ
せ、この標準色見本を測色して例えば、L* * *
色系やXYZ表色系のような色彩値のデータを得、これ
をYMCK系やRGB系などのような色見本対応の既知
の色分解値のデータとの関係について学習して色修正に
利用するようにしておくことで、色見本対応の色はどの
ような色分解値になるか、対応を以て変換できる。ま
た、カラー画像入力装置20も標準色見本対応の色分解
値を出力させ、これに対する測色部13からの色彩値に
なるような色変換を施すことで、カラー画像入力装置2
0の特性に依存しないかたちで、カラー画像入力装置2
0の出力する色分解値を本来の発色させるべき色彩値に
変換することができる。そのため、入出力装置20,3
0の特性にかかわりなく、目的の色について色再現性を
確保できるようになる。
【0056】従って、以降はこのメモリ部11に格納し
た各ニューラルネットワークの各種パラメータを使用し
て各ニューラルネットワークを動作させ、カラー画像入
力装置20から出力される信号を、画像信号修正装置1
0にて色変換してから色修正してカラー画像出力装置3
0に入力させることで、カラー画像出力装置30からは
目指す色合いのカラー画像が出力できるようになる。
【0057】すなわち、学習が終了したならば、色修正
モードにする。これにより、画像信号修正装置10はメ
モリ部11に格納した各ニューラルネットワークの各種
パラメータを読出し、該当のニューラルネットワークに
セットする(図3のS21,S22)。次にカラー画像
入力装置20からカラー画像信号(cmy)を出力させ
る(図3のS23)。
【0058】すると、画像信号修正装置10はこのカラ
ー画像信号(cmy)を色変換部12aに入力する。そ
して、色変換部12aはこのカラー画像信号(cmy)
を色彩値(L* * * )に変換して色修正部12bに
渡す(図3のS25)。
【0059】色修正部12bではこの色変換部12aか
らの色彩値(L* * * )を当該色彩値の出力色が得
られるような、カラー画像出力装置30対応の色分解値
のカラー画像信号(cmy)に変換し、カラー画像出力
装置30に出力する(図3のS26,S27)。そし
て、カラー画像出力装置30はこのカラー画像信号対応
の色を呈する画像を出力する。
【0060】本システムは、適宜学習を行うことにより
最適化された各ニューラルネットワークを使用し、カラ
ー画像入力装置20から出力される信号を、色変換して
から色修正してカラー画像出力装置30に入力させるこ
とで、カラー画像出力装置30からは標準色見本の色彩
値をベースにして変換された目指す色合いのカラー画像
が出力できるようになる。そして、適宜、学習を行うよ
うにすることで、カラー画像入力装置やカラー画像入力
装置における温度変化や湿度等の物理的変化等のデバイ
ス特性やインクリボンなどのような色材の変化等に伴っ
て変わる特性に無関係に、カラー画像出力装置から安定
して同じ色を再現し続けることできるようになる。
【0061】(第2実施例)以上は、カラー画像入力装
置20から出力される信号が色分解値である場合の例を
示したが、色分解値ではなく、色彩値で出力することの
できるカラー画像入力装置でも本発明は実施できる。こ
の例を図4に示す。21はカラー画像信号を色彩値で出
力するカラー画像入力装置であり、このカラー画像入力
装置21の出力を画像信号修正装置10Aの色修正部1
2における色修正部12bに入力する構成とする。画像
信号修正装置10Aは基本的に第1実施例の画像信号修
正装置10と同じで良いが、カラー画像入力装置からの
入力が、色分解値のもののための入力端子IN1の他、
色彩値のもののための入力端子IN2を設けてある。
【0062】入力端子IN1は色修正部12における色
変換部12aの入力側に接続され、入力端子IN2は色
修正部12における色修正部12bの入力側に接続され
る。入力端子IN1にカラー画像入力装置が接続される
場合は学習モード時に、第1実施例と同じ学習を行わ
せ、入力端子IN2にカラー画像入力装置が接続される
場合は色修正部12bのみの学習を行わせる構成とす
る。
【0063】このような構成の場合、カラー画像入力装
置21の出力は色彩値(L* * * 値)であるので、
第1実施例のような色変換を行わなくとも良い。そのた
め、ニューラルネットワークの学習は色修正部12bの
みで良い。色修正部12bの学習方法も、第1実施例と
同じであり、学習が終了したならば、次に色修正のモー
ドに切り替え、カラー画像入力装置21の出力の色修正
に供する。
【0064】すなわち、このモードに設定されたことに
より、画像信号修正装置10はメモリ部11に格納した
色修正部12b用のニューラルネットワークの各種パラ
メータを読出し、該ニューラルネットワークにセットす
る(図5のS31)。次にカラー画像入力装置20から
カラー画像信号(L* * * 値)を出力させる(図5
のS32)。
【0065】すると、画像信号修正装置10Aはこのカ
ラー画像信号(L* * * 値)を色修正部12bに入
力する(図5のS33)。色修正部12bではこのカラ
ー画像信号(L* * * )を当該色彩値の出力色が得
られるような、カラー画像出力装置30対応の色分解値
のカラー画像信号(cmy)に変換し、カラー画像出力
装置30に出力する(図5のS34)。そして、カラー
画像出力装置30はこのカラー画像信号対応の色を呈す
る画像を出力する。
【0066】本システムは、適宜学習を行うことにより
最適化された各ニューラルネットワークを使用し、カラ
ー画像入力装置21から出力される色彩値のカラー画像
信号を、色修正してカラー画像出力装置30に入力させ
ることで、カラー画像出力装置30からは標準色見本の
色彩値をベースにして変換された目指す色合いのカラー
画像が出力できるようになる。そして、適宜、学習を行
うようにすることで、カラー画像入力装置やカラー画像
入力装置における温度変化や湿度等の物理的変化等のデ
バイス特性やインクリボンなどのような色材の変化等に
伴って変わる特性に無関係に、カラー画像出力装置から
安定して同じ色を再現し続けることできるようになる。
【0067】この構成はカラー画像入力装置としてパソ
コンなどを利用する場合に最適である。すなわち、パソ
コンでは、カラー画像信号(データ)を色彩値のデータ
に変換して出力することが可能である。そのため、図6
に示すように、本画像信号修正装置10Aにカラー画像
入力装置21として入力端子IN2にパソコンを接続す
る。そして、接続されたカラー画像出力装置30からの
標準色見本CSにより、学習を行い、その後に、色修正
モードで動作させる。
【0068】そして、カラー画像信号として色彩値のデ
ータを当該カラー画像入力装置21より出力させ、画像
信号修正装置10Aに入力すると、このカラー画像信号
は画像信号修正装置10Aの色修正部12bにて色修正
され、カラー画像出力装置30に与えられて出力画像が
得られる。
【0069】カラー画像出力装置30が例えば、カラー
プリンタであるとして、多数枚プリント行う場合、ある
いはインクリボンなどを交換した場合等でも、適時、学
習を行いながらプリントを進めることにより、どのプリ
ントも同じ色合いで出力できるようになる。
【0070】尚、本発明は上述した実施例に限定するこ
となく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実
施し得ることは勿論である。例えば、上述した実施例で
は、色彩値としてCIEL* a* b* 表色系を用いた
が、XYZ表色系などその他の色彩値を用いることがで
き、また、色分解値としてはCMY(K)系の他、RG
B系などを用いることができる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、同じカラー画像出力装置にてカラー画像を出力する
場合、温度条件や湿度変化、リボンやトナーの変化など
と云った科学的、物理的要因に影響されることなく、同
一カラー画像信号に対しては同じ状態で色を再現できる
ようにして、色再現性を確保できるようにした画像信号
修正装置を提供すること
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の全体構成を示すブロック
図。
【図2】第1実施例の学習モ−ド(校正)における動作
を説明するためのフローチャート。
【図3】第1実施例の色修正モ−ドにおける動作を説明
するためのフローチャート。
【図4】本発明の第2実施例の全体構成を示すブロック
図。
【図5】第2実施例の色修正モ−ドにおける動作を説明
するためのフローチャート。
【図6】本発明の効果を説明するための図。
【図7】従来技術の問題点を示す図。
【符号の説明】
10,10A…画像信号修正装置 11…メモリ部 12…色補正部 12a…色変換
部 12b…色修正部 13…測色部 20,21…カラー画像入力装置 30…カラー画像出力装置 IN1,IN2
…入力端子。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色分解値によるカラー画像信号を与える
    ことによってカラー画像出力対象より当該カラー画像信
    号対応のカラー画像を再現するにあたり、前記カラー画
    像信号を色修正して前記カラー画像出力対象に入力させ
    るようにする色修正装置として、 色測定対象の呈する色を計測して色彩値として得るもの
    であって、学習モード時にカラー画像出力対象より出力
    させた色分解値既知の標準色見本を測色する測色手段
    と、 色分解値既知の標準色見本対応の標準色分解値情報を保
    持した保持手段と、 ニューラルネットワークにより構成され、学習モード時
    には前記測色手段からの色彩値を教師信号とし、色分解
    値による前記標準色見本対応のカラー画像の信号を入力
    としてこの入力に対してほぼ上記教師信号の値となるよ
    うに変換特性を学習すると共に、色修正モード時には色
    分解値によるカラー画像の信号を色彩値に変換する色変
    換手段と、 ニューラルネットワークにより構成され、学習モード時
    には前記保持手段の保持情報を教師信号として受けて、
    前記測色手段からの色彩値がほぼ上記教師信号の値とな
    るように変換特性を学習すると共に、色修正モード時に
    は上記色変換手段からの色彩値を色分解値に変換し、前
    記カラー画像出力対象に与える色修正手段と、 を具備してなる画像信号修正装置。
  2. 【請求項2】 色分解値によるカラー画像信号を与える
    ことによってカラー画像出力対象より当該カラー画像信
    号対応のカラー画像を再現するにあたり、前記カラー画
    像信号を色修正して前記カラー画像出力対象に入力させ
    るようにする色修正装置として、 色測定対象の呈する色を計測して色彩値として得るもの
    であって、学習モード時にカラー画像出力対象より出力
    させた色分解値既知の標準色見本を測色する測色手段
    と、 色分解値既知の標準色見本対応の標準色分解値情報を保
    持した保持手段と、 ニューラルネットワークにより構成され、学習モード時
    には前記保持手段の保持情報を教師信号として受けて、
    前記測色手段からの色彩値がほぼ上記教師信号の値とな
    るように変換特性を学習すると共に、色修正モード時に
    は色彩値によるカラー画像信号を受けてこれを色分解値
    に変換し、前記カラー画像出力対象に与える色修正手段
    と、を具備してなる画像信号修正装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001197332A (ja) * 1999-11-26 2001-07-19 Inst Fuer Neurosimulation & Bildtechnologien Gmbh 画像再生システムの欠陥を判定し且つ少なくとも部分的に補正する方法及び該方法を実施するための装置
JP2021059105A (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 株式会社ミマキエンジニアリング 予測方法、予測装置、及び印刷システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001197332A (ja) * 1999-11-26 2001-07-19 Inst Fuer Neurosimulation & Bildtechnologien Gmbh 画像再生システムの欠陥を判定し且つ少なくとも部分的に補正する方法及び該方法を実施するための装置
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