JPH0617563Y2 - 印 鑑 - Google Patents

印 鑑

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JPH0617563Y2
JPH0617563Y2 JP1988085032U JP8503288U JPH0617563Y2 JP H0617563 Y2 JPH0617563 Y2 JP H0617563Y2 JP 1988085032 U JP1988085032 U JP 1988085032U JP 8503288 U JP8503288 U JP 8503288U JP H0617563 Y2 JPH0617563 Y2 JP H0617563Y2
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JP
Japan
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seal
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JP1988085032U
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JPH0210061U (ja
Inventor
由季乃 田中
Original Assignee
由季乃 田中
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は押印に用いる印鑑に関する。
〔従来の技術〕
我が国において印鑑は、欧米諸国における署名に代わる
ものとして非常に重要な社会的機能を果たしている。通
常の印鑑は、円形または矩形の底面をもち、この底面に
印影パターンが刻まれている。押印者は印鑑本体を指で
保持し、朱肉を用いて底面にインクを塗布したのち、所
定の紙面の上に底面を押し付け、印影パターンを紙面に
転写することによって押印を完了する。
一般に印影パターンは、氏名などの文字からなり、天地
をもったパターンとなる。したがって、押印者は印影パ
ターンの天地の向きを考慮して押印を行わねばならな
い。そこでこの天地の向きの正しい押印を行うのを助け
るため、従来の印鑑にはその本体側面に天の位置を示す
マークが付されている。押印者はこのマークの位置を手
掛りに、印鑑の天地を正しい方向に向け、押印を行うこ
とができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の印鑑には天地を正しく向けた押印
が困難であるという問題がある。前述のように、従来の
印鑑には天の位置を示すマークが付されているが、この
マークを押印面の上方に向けるという作業は、人間にと
ってさほど容易な作業ではない。特に、底面が円形をし
た印鑑では、天の位置を示すマークは円柱状の本体側面
に付された帯状の指標であり、この指標に基づいて円形
の底面の向きを正しくするという作業は比較的困難であ
る。このため、従来の印鑑を用いて押印を行うと、天地
の向きが多少ずれた状態で押印されるということが頻繁
に生じることになる。
そこで本考案は、天地を正しく向けた押印を容易に行う
ことのできる印鑑を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、本体の底面に印影パターンが刻まれた印鑑に
おいて、この印影パターンの下部から上部に向かう方向
に前方を斜め下方に見通せるように、本体に貫通孔を設
けるようにしたものである。
〔作用〕
本考案に係る印鑑を用いれば、印鑑本体に設けられた貫
通孔を利用して、天地の向きを容易に合せることができ
る。すなわち、押印者が手前から前方へと貫通孔を見通
すことができるように印鑑の向きを合せ、この視線の方
向と押印すべき紙面とを合せるようにすれば、容易に向
き合せが可能であり、天地を正しく向けた押印を容易に
行うことができる。
〔実施例〕
以下、本考案を図示する実施例に基づいて説明する。第
1図(a)は本考案の一実施例に係る印鑑の斜視図、同図
(b)はその側面図である。印鑑本体10の底面11に
は、印影パターン(この例では「田中」の氏)が刻まれ
ている。この印影パターンは天地の向きを有し、図では
上部(天)を符号a、下部(地)を符号bで表すことに
する。底面11にインクを塗布し、紙面20に押し付け
ると、第1図(a)に示すように印影21が得られる。
この印鑑の特徴は、印鑑本体10に貫通孔12が設けら
れている点である。しかも、この貫通孔12は、印影パ
ターンの下部bから上部aに向かう方向に前方を見通す
ことができるように形成されている。この貫通孔12の
向きは第1図(b)の側面図により詳細に示されている。
手前から前方への見通しを容易にするため、貫通孔12
は印鑑本体10の手前側面(下部b側)から前方側面
(上部a側)へいくにしたがって底面へ向かって傾斜し
ている。
このような構造をもった印鑑による押印作業は次のよう
になる。すなわち、押印者が、印鑑本体10を保持し、
貫通孔12を通して手前から向こう側を見通すことがで
きるように向きを合せると、その状態で、印影パターン
の天地の方向abが視線の方向Eと一致したことにな
る。この視線の方向Eを、紙面20の所定の基準線、た
とえば縁辺22に合せるようにすれば、結局、印影パタ
ーンの天地の方向abが縁辺22に揃うことになり、天
地の向きの正しい印影21が得られる。
押印者の行う作業は、理論的には上述のように視線の向
きEを紙面20の所定の基準線に合せる作業になるが、
実際には押印者はこのような作業を意識しないで自然に
押印を行うことができる。押印者の感覚からすれば、机
の上に紙面20を真直ぐに置き、手前から前方へと貫通
孔12を見通せるような向きに印鑑本体10を保持しな
がら押印作業をするだけである。要するに、「向こう側
が覗けた」ということだけを確認して押印作業をすれ
ば、正しい向きに押印することができるのである。この
押印作業がいかに容易であるかは、実際に本考案に係る
印鑑を手にとって押印作業を行ってみればよく理解でき
よう。
第2図〜第4図は、それぞれ本考案の別な実施例に係る
印鑑を示す図で、いずれも図(a)は斜視図、図(b)は側面
図である。第2図に示す実施例は、貫通孔12の他にも
う一つの貫通孔13を設けたものである。貫通孔を複数
設けることによって向きの確認をより確実に行うことが
できる。第3図に示す実施例は、貫通孔としてスリット
14を設けたものであり、第4図に示す実施例は、上側
が傾斜したスリット15を設けたものである。このよう
に貫通孔をスリットにすると、印鑑本体10の頑強度は
下がるが、貫通孔を通しての見通し作業がより簡単にな
る。
以上、本考案に係る印鑑をいくつかの実施例に基づいて
説明したが、要するに本考案は印鑑本体に貫通孔を設
け、この貫通孔を見通すことによって天地の向き合せが
できるようにした構造のものであれば、どのような構造
を採ってもかまわない。
〔考案の効果〕
以上のとおり本考案によれば、本体の底面に印影パター
ンが刻まれた印鑑において、この印影パターンの下部か
ら上部に向かう方向に前方を見通せるように、本体に貫
通孔を設けるようにしたため、天地の向きの正しい押印
を容易に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、それぞれ本考案の一実施例に係る印
鑑を示す図である。 10……印鑑本体、11……底面、12,13……貫通
孔、14,15……スリット、20……紙面、21……
印影、22……縁辺、E……視線の方向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体の底面に印影パターンが刻まれた印鑑
    において、前記印影パターンの下部から上部に向かう方
    向に前方を斜め下方に見通せるように、本体に貫通孔を
    設けたことを特徴とする印鑑。
JP1988085032U 1988-06-29 1988-06-29 印 鑑 Expired - Lifetime JPH0617563Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988085032U JPH0617563Y2 (ja) 1988-06-29 1988-06-29 印 鑑

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988085032U JPH0617563Y2 (ja) 1988-06-29 1988-06-29 印 鑑

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Publication Number Publication Date
JPH0210061U JPH0210061U (ja) 1990-01-23
JPH0617563Y2 true JPH0617563Y2 (ja) 1994-05-11

Family

ID=31309705

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JP1988085032U Expired - Lifetime JPH0617563Y2 (ja) 1988-06-29 1988-06-29 印 鑑

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS629554B2 (ja) * 1983-03-10 1987-02-28 Mitsui Shipbuilding Eng

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS629554U (ja) * 1985-07-02 1987-01-21

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS629554B2 (ja) * 1983-03-10 1987-02-28 Mitsui Shipbuilding Eng

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JPH0210061U (ja) 1990-01-23

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