JPH06173957A - セラミックス ボールベアリング - Google Patents
セラミックス ボールベアリングInfo
- Publication number
- JPH06173957A JPH06173957A JP35528292A JP35528292A JPH06173957A JP H06173957 A JPH06173957 A JP H06173957A JP 35528292 A JP35528292 A JP 35528292A JP 35528292 A JP35528292 A JP 35528292A JP H06173957 A JPH06173957 A JP H06173957A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- ball
- ball bearing
- retainer
- ceramic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 新素材ニューセラミックスの物理的、化学的
特性を充分に活用する為に、ボールベアリングの構成部
品全てをセラミックスで製作して、従来のベアリングで
は使用不能か或は極めて不都合であった環境、雰囲気の
中で使用できることを目的とした。 【構成】 本ボールベアリングの構成部品は外輪(1)
内輪(2)スラストリング(3)ボール(4)リテーナ
ー(5)の5点である。ボールの転動軌道面を、外輪、
内輪共に斜面にして、外輪の一部を分割してスラストリ
ングにし、分割部分をネジにした。スラストリングを締
め込んで、ボールと軌道面のすきまを取り払う。又この
スラストリングを備えることによって、リテーナーをボ
ールとの組込みを、可能にし簡単にした。
特性を充分に活用する為に、ボールベアリングの構成部
品全てをセラミックスで製作して、従来のベアリングで
は使用不能か或は極めて不都合であった環境、雰囲気の
中で使用できることを目的とした。 【構成】 本ボールベアリングの構成部品は外輪(1)
内輪(2)スラストリング(3)ボール(4)リテーナ
ー(5)の5点である。ボールの転動軌道面を、外輪、
内輪共に斜面にして、外輪の一部を分割してスラストリ
ングにし、分割部分をネジにした。スラストリングを締
め込んで、ボールと軌道面のすきまを取り払う。又この
スラストリングを備えることによって、リテーナーをボ
ールとの組込みを、可能にし簡単にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明のセラミックス ボールベ
アリングは、セラミックス全ての材質で製造できるの
で、その使用条件に応じて、最適の材質を選択して製造
すればよい。従ってセラミックスが材質的に本来持って
いる特性が、そのまま本ベアリングの特質になるもので
ある。依って下記のような分野で抜群の利用価値があ
る。
アリングは、セラミックス全ての材質で製造できるの
で、その使用条件に応じて、最適の材質を選択して製造
すればよい。従ってセラミックスが材質的に本来持って
いる特性が、そのまま本ベアリングの特質になるもので
ある。依って下記のような分野で抜群の利用価値があ
る。
【0002】化学的に安定した材質なので、化学業界、
食品、薬品業界等の機器類。高温に強いので高温雰囲気
の場の機器類、高真空中の機器類等。
食品、薬品業界等の機器類。高温に強いので高温雰囲気
の場の機器類、高真空中の機器類等。
【0003】
【従来の技術】従来のセラミックス製ボールベアリング
は、金属製のベアリングと同様の構造である。構造部品
の一部をセラミックスに替えるというものが多い。構造
を従来のものを踏襲している故に、ボールベアリングの
構成部品全部をセラミックスにすることが、極めて困難
であった。殊にリテーナーをセラミックスにすること
が、困難であった。
は、金属製のベアリングと同様の構造である。構造部品
の一部をセラミックスに替えるというものが多い。構造
を従来のものを踏襲している故に、ボールベアリングの
構成部品全部をセラミックスにすることが、極めて困難
であった。殊にリテーナーをセラミックスにすること
が、困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ベアリングの構成部品
全てをセラミックスにしないとセラミックスが材質的に
所有している特性を充分に活用できないことになる。本
発明は構成部品全てをセラミックスにして、製造可能な
ボールベアリングの構造を案出することを課題にして、
これを解決したものである。
全てをセラミックスにしないとセラミックスが材質的に
所有している特性を充分に活用できないことになる。本
発明は構成部品全てをセラミックスにして、製造可能な
ボールベアリングの構造を案出することを課題にして、
これを解決したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】解決の手段として、まず
ボールの軌道面を内輪、外輪共Vミゾの形状にして、な
お外輪側の片面を可動式にした。これにより全部品をセ
ラミックスにして組立てることを容易にした。それと同
時に精度の確保をも易しくしたものである。
ボールの軌道面を内輪、外輪共Vミゾの形状にして、な
お外輪側の片面を可動式にした。これにより全部品をセ
ラミックスにして組立てることを容易にした。それと同
時に精度の確保をも易しくしたものである。
【0006】
【構成の説明】本発明の構成部品は、外輪(1)内輪
(2)スラストリング(3)ボール(4)リテーナー
(5)である。外輪(1)の内径をメスインロー形に
し、奥を斜面、手前をネジにする。このネジはスラスト
リングの外径ネジと合せる。スラストリングの内径側片
面を斜面にする。この二つの斜面が、外輪側のボール転
動軌道面である。
(2)スラストリング(3)ボール(4)リテーナー
(5)である。外輪(1)の内径をメスインロー形に
し、奥を斜面、手前をネジにする。このネジはスラスト
リングの外径ネジと合せる。スラストリングの内径側片
面を斜面にする。この二つの斜面が、外輪側のボール転
動軌道面である。
【0007】内輪(2)の外径に、ナベ底形のミゾをも
うける。このミゾが内輪側のボール転動軌道面である。
うける。このミゾが内輪側のボール転動軌道面である。
【0008】外輪側のミゾと内輪側のミゾとの間に適当
個数のボールを配して、スラストリングを締め込んでい
けば、ボールはミゾの間で求心性をもつので各軌道面に
密着していく。
個数のボールを配して、スラストリングを締め込んでい
けば、ボールはミゾの間で求心性をもつので各軌道面に
密着していく。
【0009】リテーナーは使用ボール径より若干大きめ
の穴を外周より内周へ貫通させておく。この穴と内輪の
ミゾとでボールを支持しながら外輪に挿入して、スラス
トリングを締め込む。以上の構成にすることにより全部
品をセラミックスにして製作組立てを容易に可能にし
た。
の穴を外周より内周へ貫通させておく。この穴と内輪の
ミゾとでボールを支持しながら外輪に挿入して、スラス
トリングを締め込む。以上の構成にすることにより全部
品をセラミックスにして製作組立てを容易に可能にし
た。
【0010】
【発明の効果】本発明の部品構成、構造にすることによ
り、それぞれの部品が加工技術的にみて、加工し易くな
った。部品加工が易しいということはベアリングの一つ
の生命である精度を高度なものに出来ることである。
り、それぞれの部品が加工技術的にみて、加工し易くな
った。部品加工が易しいということはベアリングの一つ
の生命である精度を高度なものに出来ることである。
【0011】構造の面からみると組立てが簡単にできる
ことである。内輪のミゾとリテーナーでボールを保持し
つつ、外輪に入れスラストリングをネジ込めば、ボール
は各軌道面に密着して回転精度を保つ。
ことである。内輪のミゾとリテーナーでボールを保持し
つつ、外輪に入れスラストリングをネジ込めば、ボール
は各軌道面に密着して回転精度を保つ。
【0012】本発明の使用効果としては、セラミックス
が耐摩耗性に優れている上に潤滑油が不要であるからメ
ンテナンスフリーで長期の使用に耐える。高温中での強
度劣化が少いので高温中での使用に適する。酸性、アル
カリ性、水中、又特殊ガス中等使用環境が極めて広範囲
にとれる。
が耐摩耗性に優れている上に潤滑油が不要であるからメ
ンテナンスフリーで長期の使用に耐える。高温中での強
度劣化が少いので高温中での使用に適する。酸性、アル
カリ性、水中、又特殊ガス中等使用環境が極めて広範囲
にとれる。
【図1】セラミックス ボールベアリングの縦断面図
【図2】セラミックス ボールベアリングの横断面図
【図3】外輪単体の断面図
【図4】内輪単体の断面図
【図5】リテーナー単体の斜視図
【図6】スラストリング断面図
1.外輪 2.内輪 3.スラストリング 4.ボール 5.リテーナー
Claims (4)
- 【請求項1】 外輪(1)の内径ネジとスラストリング
(3)の外径ネジを合せて、ボール(4)の軌道面を変
動できるようにして、内輪(2)の外径ミゾとの間にボ
ール(4)を配して、このボール同志が接触しないよう
に、リテーナーを組み込んだ構造のセラミックス ボー
ルベアリング。 - 【請求項2】 外輪(1)の内径部片側とスラストリン
グの内径片側に斜面を備えて、この面をボールの軌道面
とした請求項1のセラミックス ボールベアリング。 - 【請求項3】 内輪(2)の外径に両側面を斜面にした
ミゾを備え、この面をボールの軌道面にした請求項1の
セラミックス ボールベアリング。 - 【請求項4】 リングの外周より内周へ貫通穴を備えこ
れをリテーナー(5)とする構造の請求項1のセラミッ
クス ボールベアリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35528292A JPH06173957A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | セラミックス ボールベアリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35528292A JPH06173957A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | セラミックス ボールベアリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06173957A true JPH06173957A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18443017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35528292A Pending JPH06173957A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | セラミックス ボールベアリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06173957A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007160112A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Dress Your Body Sa | 特別な審美的効果を有するジュエリー・ピース |
CN106438711A (zh) * | 2016-11-09 | 2017-02-22 | 安徽千禧精密轴承制造有限公司 | 一种内圈组合式高精度轴承 |
CN106763208A (zh) * | 2016-11-09 | 2017-05-31 | 安徽千禧精密轴承制造有限公司 | 一种外圈组合式高精度轴承 |
CN108374832A (zh) * | 2018-05-09 | 2018-08-07 | 海宁科巍轴承科技有限公司 | 一种具有陶瓷保持架的轴承 |
-
1992
- 1992-12-02 JP JP35528292A patent/JPH06173957A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007160112A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Dress Your Body Sa | 特別な審美的効果を有するジュエリー・ピース |
CN106438711A (zh) * | 2016-11-09 | 2017-02-22 | 安徽千禧精密轴承制造有限公司 | 一种内圈组合式高精度轴承 |
CN106763208A (zh) * | 2016-11-09 | 2017-05-31 | 安徽千禧精密轴承制造有限公司 | 一种外圈组合式高精度轴承 |
CN108374832A (zh) * | 2018-05-09 | 2018-08-07 | 海宁科巍轴承科技有限公司 | 一种具有陶瓷保持架的轴承 |
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