JPH06172697A - 目止め剤 - Google Patents
目止め剤Info
- Publication number
- JPH06172697A JPH06172697A JP35115992A JP35115992A JPH06172697A JP H06172697 A JPH06172697 A JP H06172697A JP 35115992 A JP35115992 A JP 35115992A JP 35115992 A JP35115992 A JP 35115992A JP H06172697 A JPH06172697 A JP H06172697A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- agent
- epoxy compound
- curing agent
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sealing Material Composition (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業性が良く物性値のコントロールしやす
い目止め剤。 【構成】 エポキシ樹脂と親水性の樹脂、硬化剤、溶
剤、界面活性剤等と水の組み合わせにより、混合前は液
状であるが混合時にはチキウソトロピー性を示す目止め
剤。
い目止め剤。 【構成】 エポキシ樹脂と親水性の樹脂、硬化剤、溶
剤、界面活性剤等と水の組み合わせにより、混合前は液
状であるが混合時にはチキウソトロピー性を示す目止め
剤。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】樹脂モルタルの目止め剤や塗り床
工事のパテ剤として使用する。
工事のパテ剤として使用する。
【０００２】
【従来の技術】アスベストやシリカ微粉末等の無機粉末
を樹脂や硬化剤、或いは現場に於いて両者を混合したも
のに混ぜて使用している。
を樹脂や硬化剤、或いは現場に於いて両者を混合したも
のに混ぜて使用している。
【０００３】また、有機硅酸エステルを含むものも使わ
れている。
れている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】目止め用に使うために
予め樹脂や硬化剤に無機粉末をまぜたものは、始めから
チキソ性が強いために混合に手間がかかり、下地や上塗
りとの物性値の近似化が難しく、また、上塗りに合った
着色も難しかった。
予め樹脂や硬化剤に無機粉末をまぜたものは、始めから
チキソ性が強いために混合に手間がかかり、下地や上塗
りとの物性値の近似化が難しく、また、上塗りに合った
着色も難しかった。
【０００５】他方、無機微粉末を現場で混ぜる方法は、
三種類の混合で手間がかかる事や、微粉末の比重が小さ
いための誤差による品質のバラツキ、微粉末が舞う事に
よる作業環境の悪化が問題であった。
三種類の混合で手間がかかる事や、微粉末の比重が小さ
いための誤差による品質のバラツキ、微粉末が舞う事に
よる作業環境の悪化が問題であった。
【０００６】また、有機硅酸エステルを含むものは高価
であり、着色には適さない事が多かった。
であり、着色には適さない事が多かった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】エポキシ樹脂配合物また
は硬化剤或いは両方に水を小量加える事により、混合前
はチキソトロピーを示さなかったそれぞれの液が、混合
することによりチキソトロピーを示し、これらの問題を
解決した。
は硬化剤或いは両方に水を小量加える事により、混合前
はチキソトロピーを示さなかったそれぞれの液が、混合
することによりチキソトロピーを示し、これらの問題を
解決した。
【０００８】エポキシ樹脂配合物とは、樹脂としてはビ
スフェノールＡまたはビスフェノールＦタイプのエポキ
シ樹脂を主成分とし、これに必要に応じて親水性のエポ
キシ樹脂、例えばプロピレングリコールやエチレングリ
コールの１ー１０重合体のモノまたはジグリシジルエー
テル類や、エポキシ樹脂と親和性のある水性樹脂を加え
たものに、顔料や添加剤、時には溶剤や界面活性剤や水
を加えて練ったものである。
スフェノールＡまたはビスフェノールＦタイプのエポキ
シ樹脂を主成分とし、これに必要に応じて親水性のエポ
キシ樹脂、例えばプロピレングリコールやエチレングリ
コールの１ー１０重合体のモノまたはジグリシジルエー
テル類や、エポキシ樹脂と親和性のある水性樹脂を加え
たものに、顔料や添加剤、時には溶剤や界面活性剤や水
を加えて練ったものである。
【０００９】硬化剤は、ポリアミンまたはポリアミド或
いは両者の混合物を主硬化要素とするものである。
いは両者の混合物を主硬化要素とするものである。
【００１０】水溶性のポリアミンとしては、エチレンジ
アミン誘導体やアデカハードナーＥＨ−２１７、ダイト
クラールＤ−１０２等である。
アミン誘導体やアデカハードナーＥＨ−２１７、ダイト
クラールＤ−１０２等である。
【００１１】溶剤は、エチレングリコール及びプロピレ
ングリコール或いはこれらの重合体をメチル、エチル、
プロピル及びブチルエーテル化したものやソルフィット
等の水可溶型のものが良い。
ングリコール或いはこれらの重合体をメチル、エチル、
プロピル及びブチルエーテル化したものやソルフィット
等の水可溶型のものが良い。
【００１２】界面活性剤はＨＬＢが１２以下のノニオン
系界面活性剤、例えばノニルフェニルエーテルのエチレ
ンオキサイド付加物やアルキルエーテル及びアルキルエ
ステルのエチレンオキサイド付加物等、または両性界面
活性剤が適当であるが、これに限るものない。
系界面活性剤、例えばノニルフェニルエーテルのエチレ
ンオキサイド付加物やアルキルエーテル及びアルキルエ
ステルのエチレンオキサイド付加物等、または両性界面
活性剤が適当であるが、これに限るものない。
【００１３】水性の樹脂は、アルキッド樹脂やフェノー
ル樹脂をアンモニアやアミンで中和して可溶化したり、
さらに溶剤を加えて可溶化したものである。
ル樹脂をアンモニアやアミンで中和して可溶化したり、
さらに溶剤を加えて可溶化したものである。
【００１４】混合状態での水の総量は、肉痩せやクラッ
クの防止の観点から７％以下にするのが望ましいが、そ
れ以上でもチキソトロピーを持たせる事ができる。
クの防止の観点から７％以下にするのが望ましいが、そ
れ以上でもチキソトロピーを持たせる事ができる。
【００１５】
【作用】エポキシ樹脂、水溶性樹脂、親水溶剤及び硬化
剤の親水部が、小量の水と水和して粘度上昇を起こし、
これがチキソトロピーを持つ原因と考えられるが、チキ
ソトロピーを持つ事についての理由がこれに限定するわ
けではない。
剤の親水部が、小量の水と水和して粘度上昇を起こし、
これがチキソトロピーを持つ原因と考えられるが、チキ
ソトロピーを持つ事についての理由がこれに限定するわ
けではない。
【００１６】これを樹脂モルタルの目止め剤に使うと、
水分の蒸発と共に適度の流動性を持って浸透すると同時
に硬化するため、目止め作用と同時に樹脂モルタル表面
の補強や上塗りの密着性の向上にも寄与する。
水分の蒸発と共に適度の流動性を持って浸透すると同時
に硬化するため、目止め作用と同時に樹脂モルタル表面
の補強や上塗りの密着性の向上にも寄与する。
【００１７】
【実施例１】表１の配合で混合またはロール等で練った
ものと硬化剤を所定の割合で混合して目止め剤として使
った。混合前は両者とも流動性のある液体であったが、
混合によりチキソトロピー的性質がでてきてペーストに
なった。これを樹脂モルタルに塗ると、そのまま硬化し
て充分な目止め効果が得られた。
ものと硬化剤を所定の割合で混合して目止め剤として使
った。混合前は両者とも流動性のある液体であったが、
混合によりチキソトロピー的性質がでてきてペーストに
なった。これを樹脂モルタルに塗ると、そのまま硬化し
て充分な目止め効果が得られた。
【００１８】
【発明の効果】実施例１の結果から解る様に、混合前は
二液それぞれが流動性を持ち、通常の塗料やライニング
剤と同様に扱えるが、混合と同時にチキソトロピー性が
でてきて、優れた目止め剤となる。
二液それぞれが流動性を持ち、通常の塗料やライニング
剤と同様に扱えるが、混合と同時にチキソトロピー性が
でてきて、優れた目止め剤となる。
【００１９】また、樹脂モルタルや上塗り剤と同色にし
たいときは、この目止め剤の製造時に水を入れないもの
を作り、これを樹脂モルタルの樹脂または上塗り剤とし
て使う事により、容易にできる。
たいときは、この目止め剤の製造時に水を入れないもの
を作り、これを樹脂モルタルの樹脂または上塗り剤とし
て使う事により、容易にできる。
【表１】
Claims (4)
- 【請求項１】 有機硅酸エステルを含まない二液反
応硬化型エポキシ樹脂配合物に於いて、エポキシ化合物
側及びその硬化剤側の少なくとも一方に水を含む事によ
り、混合時にチキソトロピーを持つ目止め剤。 - 【請求項２】 請求項１の硬化剤が、水溶性または
乳化性のポリアミンやポリアミドである目止め剤。 - 【請求項３】 請求項１のエポキシ化合物側で、エ
ポキシ化合物の一部が親水性であるか、水性の樹脂を含
む目止め剤。 - 【請求項４】 請求項１の成分の内、両者を合わせ
た水の含有量が７％以下の目止め剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35115992A JPH06172697A (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 目止め剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35115992A JPH06172697A (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 目止め剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06172697A true JPH06172697A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18415453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35115992A Pending JPH06172697A (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 目止め剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06172697A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007211216A (ja) * | 2006-02-13 | 2007-08-23 | Aica Kogyo Co Ltd | 目止め組成物 |
| JP2009001818A (ja) * | 2008-08-20 | 2009-01-08 | Inax Corp | 塗り目地用目地材及び塗り目地工法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5599974A (en) * | 1979-01-25 | 1980-07-30 | Hitachi Chem Co Ltd | Composition for coating inner surface of can |
-
1992
- 1992-12-07 JP JP35115992A patent/JPH06172697A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5599974A (en) * | 1979-01-25 | 1980-07-30 | Hitachi Chem Co Ltd | Composition for coating inner surface of can |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007211216A (ja) * | 2006-02-13 | 2007-08-23 | Aica Kogyo Co Ltd | 目止め組成物 |
| JP2009001818A (ja) * | 2008-08-20 | 2009-01-08 | Inax Corp | 塗り目地用目地材及び塗り目地工法 |
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