JPH0617094Y2 - ポジトロンect装置 - Google Patents

ポジトロンect装置

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JPH0617094Y2
JPH0617094Y2 JP12890088U JP12890088U JPH0617094Y2 JP H0617094 Y2 JPH0617094 Y2 JP H0617094Y2 JP 12890088 U JP12890088 U JP 12890088U JP 12890088 U JP12890088 U JP 12890088U JP H0617094 Y2 JPH0617094 Y2 JP H0617094Y2
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JP
Japan
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gantry
bed
head
blood
positron ect
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JP12890088U
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誠一 山本
和己 田中
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ポジトロン放出性核種のRI(放射性同位
元素)を被検者に投与してそのRIの分布像を得るポジ
トロンECT装置に関する。
〔従来の技術〕
ポジトロンECT装置の場合、撮像中の被検者の動脈中
のRI濃度を知ることができれば、血流量等の定量測定
が可能である。そのため、従来では、撮像中に動脈から
採血し、その採血した血液中のRI濃度をウェルカウン
タ等により別途計測し、採血時刻(撮像時刻)における
RI濃度を計算するようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このように撮像中に被検者より採血する
というのでは、手間がかかる上、被検者に苦痛を与える
ことになる。また、採血の手間だけでなく、ウェルカウ
ンタ等による計測や撮像時のRI濃度計算にも手間がか
かることも問題である。さらに被検者がエイズ等の血液
感染症の患者であったり幼児であったりした場合は動脈
からの採血ができないため、このような定量測定自体が
不可能となる。
この考案は、採血無しに、手間もかからず、血流量等の
定量測定を可能とする、ポジトロンECT装置を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案によるポジトロンE
CT装置においては、それぞれリング型放射線検出装置
が納められた少なくとも2台のガントリと、該ガントリ
のそれぞれに対して設けられたベッドと、上記ガントリ
の少なくとも1台を他方のベッド側に移動させて該ベッ
ド上の同一被検者の別の部位にセットできるよう移動可
能に保持する機構とが備えられる。
〔作用〕
2台のガントリに対してそれぞれベッドが設けられてい
るので、通常は2台のポジトロンECT装置として、別
個の被検者についてのポジトロンECT撮像をそれぞれ
行なうことができる。
一方のガントリを他方のベッド側に移動させると、1つ
のベッドに対して2つのガントリが配置されることにな
り、このベッド上に横たえられる一人の被検者の異なる
部位について、それぞれのガントリで同時にポジトロン
ECT撮像ができる。
そこで、一方のガントリで心臓の撮像を行ない、他方の
ガントリで頭部等の関心領域の撮像を行なうことを同時
にできる。この場合、一般に心臓の左心室の血液中のR
I濃度が動脈血液中のRI濃度と同じであることが知ら
れているため、心臓のポジトロンECT画像から動脈中
のRI濃度を知ることができ、撮像中の採血無しに頭部
等の関心領域での血流量等の定量測定が可能となる。
〔実施例〕
つぎにこの考案の一実施例について図面を参照しながら
説明する。第1図の実施例では、全身用と頭部用との2
台のポジトロンECT装置が平行に配置されている。す
なわち、全身用ポジトロンECT装置のリング型放射線
検出装置(多数の放射線検出器がリング型に配列された
もの)が納められたガントリ1が床面に固定されてお
り、このガントリ1に対してベッド2が固定されてい
る。このベッド2は、被検者(図示しない)が横たえら
れる天板3を矢印のように移動させるもので、ガントリ
1のトンネル部に被検者を挿入するような位置関係に固
定されている。
他方のガントリ4は頭部用のポジトロンECT装置のも
ので、この中にも多数の放射線検出器がリング型に配列
されてなるリング型放射線検出装置が納められている
が、主の頭部の撮像を行なうため、撮像領域(トンネル
部)は小さくてもよく、それにともなって放射線検出装
置も小さく、その結果ガントリ4は全身用のガントリ1
に比較して小さくて軽いものとなっている。そこで、こ
の場合、ガントリ4に車輪(図示しない)を設けて床面
上のレール7上に直線移動できるようにされている。図
の実線で示すガントリ4の位置において、そのトンネル
部に天板6及びその上の被検者(図示しない)が挿入で
きるような位置関係にベッド5が床面に据え付けられて
いる。また、レール7の上にガントリ4を移動させてき
たときに、点線で示すようにガントリ4がガントリ1と
同一直線上に並んで、天板3の移動によってガントリ1
のトンネル部に挿入された被検者の頭部がガントリ1の
トンネル部を突き出てガントリ4のトンネル部に挿入さ
れるような位置になるようにされている。
なお、これら2つのポジトロンECT装置にはそれぞ
れ、画像再構成等のデータ処理用コンピュータ、記録装
置、ガントリやベッドの制御を行なう制御装置、同時計
数回路などのデータ収集装置、あるいはキーボード、ト
ラックボール等の入力装置及び画像表示装置等を備える
操作コンソールなどが付設されているが、これらはガン
トリやベッドが置かれる検査室とは異なる部屋に配置さ
れることも多いのでこの図では省略している。
通常の使用方法では、これら2台のポジトロンECT装
置は別個に使用される。すなわちガントリ4は図の実線
位置に置かれ、別の被検者に対して撮像が行なわれる。
このように2台のポジトロンECT装置を並列的に用い
ることができるため、スループットが向上する。
頭部における血流量等の定量測定を行なう場合、ガント
リ4を点線位置とする。こうして天板3上に被検者を横
たえて天板3を移動させ、ガントリ1で被検者の胸の部
分のデータを収集し、ガントリ4で頭の部分のデータを
収集する。これらのデータから心臓を横切る画像と頭部
を横切る画像とが得られる。そして、心臓の画像におい
て左心室に関心領域を設定し、その部分の血液中のRI
濃度を測定する。これには、ファントムを用いて得たデ
ータが使用される。すなわち、ファントムを用いて画素
値とRI濃度との関係を求めておけば、心室の血液は大
きな塊であってファントムについて得た上記の関係が同
じように成立していると考えられるので、この関係によ
り画素値からRI濃度を求めることができる。同様に、
心臓近くの動脈の大血管についてもファントムにより得
たデータからRI濃度の算出が可能であるため、心臓近
くの大動脈を横切る断層像を得、その大動脈に関心領域
を設定してRI濃度を求めてもよい。
このように動脈中のRI濃度が求められ、これは頭部の
画像を撮像した時点と同じ時点でのものであるから、頭
部画像の血管での画素値より血流量等の定量値を求める
ことができる。
第2図は他の実施例を示すものである。この実施例で
は、第1図と同じように全身用と頭部用との2つのポジ
トロンECT装置が用いられているが、全身用のガント
リ1及びベッド2に対して、頭部用のガントリ4及びベ
ッド5が直角に配置されており、レール8が円弧状にな
っている。これによりガントリ4は円弧の上を移動する
ようにして全身用ガントリ1側及び頭部用ベッド5側の
間に移動する。
なお、これらの実施例ではいずれもガントリ4に車輪が
設けられ、レール7、8上に移動するものとしたが、比
較的軽いものであれば、レールの上でなく、床面を自在
に移動できるように構成してもよい。
また、2つのポジトロンECT装置は全身用と頭部用に
限るわけではなく、さらに頭部用ガントリだけが移動す
る構成に限定されるわけでもない。
〔考案の効果〕
この考案のポジトロンECT装置によれば、2台のガン
トリにより一人の被検者の異なる部位を同時に撮像でき
るため、一方で心臓の画像を得て、その画像から左心室
等の血液中のRI濃度を求め、それにより動脈中のRI
濃度を知ることにより、頭部等の他の関心領域での血流
量等の定量値を得ることができる。したがって、ポジト
ロンECT撮像中の採血無しに血流量等の定量測定がで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の模式的な斜視図、第2図
は他の実施例の模式的な斜視図である。 1……全身用ガントリ、2、5……ベッド、3、6……
天板、4……頭部用ガントリ、7、8……レール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれリング型放射線検出装置が納めら
    れた少なくとも2台のガントリと、該ガントリのそれぞ
    れに対して設けられたベッドと、上記ガントリの少なく
    とも1台を他方のベッド側に移動させて該ベッド上の同
    一被検者の別の部位にセットできるよう移動可能に保持
    する機構とからなるポジトロンECT装置。
JP12890088U 1988-09-30 1988-09-30 ポジトロンect装置 Expired - Lifetime JPH0617094Y2 (ja)

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JPH0248888U JPH0248888U (ja) 1990-04-04
JPH0617094Y2 true JPH0617094Y2 (ja) 1994-05-02

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WO2010109523A1 (ja) * 2009-03-25 2010-09-30 株式会社島津製作所 放射線断層撮影装置

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JP5360914B2 (ja) * 2008-08-01 2013-12-04 独立行政法人放射線医学総合研究所 検出器シフト型放射線治療・pet複合装置
JPWO2010013346A1 (ja) * 2008-08-01 2012-01-05 独立行政法人放射線医学総合研究所 放射線治療・pet複合装置
CN102105812B (zh) * 2008-08-05 2013-06-12 株式会社岛津制作所 Pet系统

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CN102362198A (zh) * 2009-03-25 2012-02-22 株式会社岛津制作所 放射线断层摄影装置

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