JPH06170159A - 連続オートサーキュレーション、多域物質移動装置及び方法 - Google Patents

連続オートサーキュレーション、多域物質移動装置及び方法

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JPH06170159A
JPH06170159A JP4086594A JP8659492A JPH06170159A JP H06170159 A JPH06170159 A JP H06170159A JP 4086594 A JP4086594 A JP 4086594A JP 8659492 A JP8659492 A JP 8659492A JP H06170159 A JPH06170159 A JP H06170159A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 気−液接触装置において液体と複数の異なる
ガスとを逐次に、溶液循環を、溶液循環ポンプを使用し
ないで気−液接触域と中間の液体を充填した連絡チャン
バーとの間の密度差により生じさせるようにして接触さ
せる方法及び装置を提供する。 【構成】 単一容器内の別々の物質移動域内で液と異な
るガスとを逐次に接触させ、物質移動域は互いに液体連
絡して作動接続され、第1物質移動域16において液体
と第1プロセスガスとを並流に接触させて第1液とプロ
セスガスとの間で物質移動を行なわせ、液を第1ガスと
異なる第2ガスと共に第2液と並流に第2物質移動域1
8A,18B,18Cに導入し、それで第2液と第2ガ
スとの間で物質移動を行なわせる装置及び方法。空気で
再生される液体レドックス触媒、例えばキレート鉄によ
ってガスから硫化水素を除去するプロセス実施に適す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気−液接触域を複数有
し、各々はガスと液体との間で物質移動させるための単
一容器内の少なくとも1つの他の気−液接触域と流体連
絡する気−液接触装置において液体と複数の異なるガス
とを逐次に、溶液循環を、溶液循環ポンプを使用しない
で気−液接触域と中間の液体を充填した連絡チャンバー
との間の密度差により生じさせるようにして接触させる
方法及び装置を指向する。一層特には、本発明は、流体
流とH2 Sガスを除去するための触媒レドックス多価金
属溶液とを反応させ、かつ酸素含有ガスと反応させて触
媒溶液を連続して再生することにより流体流から硫化水
素ガス(H2 S)を連続して除去するための方法及び装
置を指向する。プロセスは、比較的高い、例えば少なく
とも1重量%のH2 S濃度を有するプロセスガス流を比
較的低い、例えば1バールゲージより小さい圧力で処理
するのに特に適しているが、任意の圧力におけるプロセ
スガス流について有用である。
【0002】
【従来技術】本発明の方法及び装置は本出願人の米国特
許4,238,462号に開示するオートサーキュレー
ション方法及び装置に勝る改良であり、液と2種の異な
るガスとを別々の接触域において接触させる気−液物質
移動について有用である。第二鉄触媒、例えば第二鉄キ
レートを用いて流体流から硫化水素ガス(H2 S)を除
去する触媒プロセスでは、第二鉄は硫化水素と反応した
際に還元されて第一鉄の状態になる。第二鉄キレート触
媒試薬を用いて硫化水素ガスを触媒酸化して元素硫黄を
形成することに伴う一連の反応は、本出願人の米国特許
4,238,462号に記載する通りに、下記の式(化
1、化2、化3、化4)により表わすことができる:
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】 これらの式を組み合わせることによって生じる式は下記
の通りである: H2 S(ガス)+2(Fe*キレート)+3→2H+ +2
(Fe*キレート)+2+S0
【0003】硫化水素の触媒酸化を行なうプロセスを経
済的、実施可能にするためには、硫化水素ガスをキレー
ト鉄溶液と連続して緊密に接触させかつ上記のようにし
て形成された第一鉄キレートを溶解酸素、好ましくは周
囲空気に由来する酸素と緊密に接触させることによって
酸化して第二鉄キレートに連続して再生することが必須
である。必要とする第二鉄キレートを再生する際に起き
る一連の反応は下記式(化5、化6)によって表わすこ
とができる:
【化5】
【化6】 これらの式を組み合わせることによって生じる式は下記
の通りである: 1/2O2 (ガス)+H2 O+2(Fe*キレート)+2
→2(OH)- +2(Fe*キレート)+3 前記の式から、処理する硫化水素ガス1モルにつき理論
上2モルの第二鉄を、硫化水素ガスを酸化して元素硫黄
を形成する反応域に供給しなければならず、実際の実施
では、理論量よりも相当に多い鉄が用いられる。硫化水
素を触媒第二鉄溶液と接触させることにより除去する連
続プロセスでは、触媒溶液をアブゾーバー域とオキシダ
イザー域との間で連続して循環させ、アブゾーバー域で
は、H2Sは触媒第二鉄キレート溶液により吸収され、
溶液は第一鉄に還元され、オキシダイザー域において、
還元された第一鉄は酸化されて第一鉄状態に戻る。触媒
溶液中に高濃度の鉄を用いるのを避けるために、循環速
度を高くすべきである。
【0004】従来、バナジウムレドックス触媒は、バナ
ジウムレドックス反応がアブゾーバーを出る溶液を酸素
に暴露させる前に、H2 S酸化反応を溶解酸素の不存在
において完了させるのに時間を一層要することから、本
出願人の先の米国特許4,238,462号に開示する
ようなオートサーキュレーションプロセス及び装置にお
いて用いることができなかった。ストレトホードプロセ
スの経済性及び実施可能性は多量の金属バナデート溶液
に依存してきた。H2 S(HS- 或はS= として)を吸
収した後に+4価状態の金属バナデートを形成する還元
された金属バナデートは、溶解酸素と接触させることに
よって連続して+5価状態に再生して吸収域において酸
化された金属バナデートを連続して用いて更にH2 Sを
元素硫黄として取り除く。ストレトホードプロセス化学
は、典型的には下記の工程に従って要約される: H2 Sのアルカリへの吸収及び解離: 2H2 S(g)+2Na2 CO3 →2NaHS+2Na
HCO3 ; メタバナデートによりビスルフィド酸化して元素硫黄及
び還元されたバナジウムを生成する: 2NaHS+4NaVO3 +H2 O→Na249
4NaOH+2S;及びADAの存在における溶解分子
酸素によるバナジウム再酸化(化7):
【化7】
【0005】本出願人の米国特許4,238,462号
に開示するオートサーキュレーション方法及び装置より
以前では、流体流から硫化水素、等を連続して除去する
触媒酸化−還元反応は、同じ反応容器において、好気性
操作と呼ぶことができるプロセスにより、もしくは酸化
及び還元工程を別々の反応容器において行う嫌気性操作
と呼ぶことができるプロセスにより一緒に行なわれた
(米国特許3,897,219号参照)。好気性操作は
2 S除去した後に回収しなければならないいくつかの
ガス流を処理する嫌気性操作に勝る利点をいくつか有し
得るが、追加の設備を設置するのに余分の費用を伴い、
かつ多量の液を1つの容器から他の容器に連続して送出
することは運転費を増大させる。本出願人の米国特許
4,238,462号に記載する方法及び装置は商業的
によい結果を得てきたが、その方法及び装置を商業的に
使用することは下記を含むいくつかの欠点をこうむる:
反応域の各々において気−液接触のための滞留時間を調
節するものがいくらか少ない;液体流量を調節するため
の設備がない;チオスルフェート生成速度が比較的高い
−硫黄の4〜6重量%がチオスルフェートに転化され
る;方法及び装置をガス流から硫化水素を除去する好ま
しい実施態様において用いる場合、鉄損失が比較的大き
い。更に、当業者ならば、商業上実施されている通りの
オートサーキュレーションプロセス(4,238,46
2)は十分に撹拌された酸化セクションから成り、該セ
クションでは、オキシダイザー中の溶液のバルクの組成
は循環して吸収域に入るものと必然的に実質的に同じで
あることが分かるものと思う。すなわち、溶液は殆ど完
全に酸化され、それで比較的高い酸素分圧を有しかつ溶
液に酸素を溶解するために提示する推進力は最小であ
る。
【0006】本発明の方法及び装置に従えば、最後の酸
化段において分散される酸素の量を調節して多価金属レ
ドックス溶液に溶解した相当過剰量の酸素がプロセスの
吸収段に入らないようにし、それでスルフェート、チオ
スルフェート及び他の塩がプロセスの吸収域において形
成される程度をずっと小さくし、プロセスを一層効率
的、一層高いpHで行なうことを可能にし、アルカリを
多価金属レドックス溶液に定期的に加える必要をほとん
ど或は何ら無くすことを可能にする。
【0007】最後に、現在実施されている通りのオート
サーキュレーション装置は、溶液がアブゾーバーを出て
オキシダイザーに入る前に有効な滞留時間が無いことか
ら、ストレトホードプロセス及び酸化された金属レドッ
クス触媒と溶解したHS- 或はS= イオンとの間の比較
的のろい反応に頼るこのようなレドックスプロセスに適
用可能でない。十分な滞留時間が無いことは、残留する
HS- 及びS= イオンを酸素冨化域に入らせ、そこでこ
れらの種と溶解酸素との間の非特異的副反応を起こさせ
ることができることにより、チオスルフェート及びスル
フェート塩の形成の有意な原因になる。本方法及び装置
は、本発明がアブゾーバーを出る液がオキシダイザーに
入る前に通過する滞留チャンバーの装入をもたらすこと
から、この制限を解消し、かつオートサーキュレーショ
ン原理をストレトホード及びH2Sを元素硫黄に転化す
るために還元されかつ酸化される触媒レドックス多価金
属溶液を使用する任意の他のH2 S除去プロセスについ
て完全に用いることを可能にする。LO−CAT(登録
商標)プロセスの場合、滞留時間は10〜60秒が適当
になり得、これに対しストレトホード化学の場合、10
〜60分を必要とし得る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の及び他の欠点は、
本発明の方法及び装置に従い、互いに流体連絡する気−
液接触物質移動域或はチャンバーを複数有し、液体と第
1或はプロセスガスとを接触させるための第1気−液物
質移動域或はチャンバー及び第1気−液物質移動域或は
チャンバーと流体連絡して物質移動される及び/又は物
質移動する溶液を第1物質移動域から第2物質移動域に
循環させるのを調節するのを助成する滞留チャンバーを
含む装置を提供することによって解消された。滞留チャ
ンバーからバルブ或は他の循環調節手段を通して第2気
−液物質移動域或はチャンバーに至る溶液の十字流は、
単一容器内の別々の接触域において2種或はそれ以上の
異なるガスとの調節された、連続しかつ逐次の気−液接
触をもたらす。
【0009】第1及び第2気−液物質移動域或はチャン
バーの各々を、気−液接触を続けるために2或はそれ以
上の分離した接触段に分けるのがよい。各々の気−液物
質移動域或はチャンバーの分離した段は、追加のガスが
液体に分散されない中間フローチャンネル或は連絡チャ
ンバーを通して互いに逐次流体連絡する。フローチャン
ネルは、1つの段の下流端の上部部分から下方向に延在
する倒立せき及び次の段の上流端から上方向に延在する
浸漬せきによって形成され、せきは水平方向に間隔を開
けかつ液の中で垂直方向に重なる。好ましい実施態様に
従えば、滞留チャンバーは第1気−液物質移動域と第2
気−液物質移動域とを分離して調節された滞留時間及び
各々の域において異なるガスと逐次に接触させるために
2つの物質移動域の間で調節された溶液の循環をもたら
す。このようにして、確実な調節された溶液の循環は、
各々の域における各々のプロセスガスの所望の流量にか
かわらずに達成される。H2 Sを酸化して硫黄及び水に
する液体レドックスプロセスに適用する場合、HS-
びS= イオンの実質的にすべては、オキシダイザー域に
おいて多価金属イオンを酸化する前に酸化された多価金
属イオンと反応することにより滞留チャンバーにおいて
或は十字流導管において元素硫黄に転化されるので、か
つ吸収チャンバーに入る多価金属レドックス溶液中の溶
解酸素を調節することができることにより、チオスルフ
ェートはほとんど或はなんら生成され無い。そして、第
1及び/又は第2気−液物質移動域を数段に分離して各
々の物質移動域ついて要求される全容積を最小にするこ
とができる。
【0010】米国特許4,238,462号に記載され
る方法及び装置に勝るそれ以上の利点は種々のガスを分
離するのが容易なことを含む。液体レドックス 酸
化プロセスでは、スペント空気或はスペントプロセスガ
ス流れを容易に分離することができ、それで天然ガス処
理プラントにおけるアミンガススイートニングプロセス
から派生されるようなCO2 −H2 Sガスをスイートに
する場合のCO2 或は他の炭化水素或はクリーンプロセ
スガスの不活性ガス分を、経済的に実施し得る場合、回
収することができ、かつサワープロセスガスと一緒にな
ってスクラビング或は焼却する必要があるスペント空気
の量を最少にし、溶液を循環させる適当な駆動力が、酸
化域面積1ft2 当りの空気量を少なくして、気−液接
触域の間のポンプ輸送を要しないで達成され、ガス流れ
の一方或は他方がデザイン速度から変動する場合に、循
環が誤った方向を進む可能性は無く、種々の気−液接触
チャンバーの間に相当な圧力差が存在して下流の処理加
工装置の圧力要求に適応させることができる。他の化学
的系に適用することの点から有意になり得るそれ以上の
利点がある。本発明の方法及び装置により、ストレトホ
ードプロセスもしくは2種或はそれ以上の異なるガスと
の液体接触を要する任意の他の物質移動プロセス、例え
ばシェイファー、ユニサルフ、等或は相当の滞留時間を
要する任意の他の気−液接触物質移動プロセスを用いる
ことができる。
【0011】よって、本発明の一態様は、単一容器内の
別々の物質移動域内で液と複数の異なるガスとの或はガ
スの間で物質移動を引き起こす方法及び装置を提供する
ことである。本発明の別の態様は、一物質移動域におい
て触媒多価金属レドックス溶液と緊密に接触させること
によりプロセスガス流から硫化水素(H2 S)ガスを連
続して取り除きかつ同じ容器内で別の物質移動域におい
て酸化用ガスと緊密に接触させることにより触媒溶液を
連続して再生するオートサーキュレーション方法及び装
置を提供することである。本発明の別の態様は、サワー
プロセスガス流から硫化水素(H2 S)ガスを連続して
取り除くに際し、H2 Sを有意のレベルの金属チオスル
フェート(例えばNa223 )に転化させないで、
通常チオスルフェートに転化される硫黄を約5重量%よ
り少なく、好ましくは1重量%より少なくするためのオ
ートサーキュレーション方法及び装置を提供することで
ある。本発明のそれ以上の態様は、H2 S含有プロセス
ガスから硫化水素(H2 S)ガスを連続して取り除くに
際し、ガスと鉄或はバナジウム触媒溶液とを緊密に接触
させることにより、鉄或はバナジウムを有意に損失しな
いで行うオートサーキュレーション方法及び装置を提供
することである。本発明の更に別の態様は、H2 Sガス
を触媒溶液中に吸収させるために一物質移動域において
プロセスガス流と多価金属レドックス触媒溶液とを緊密
に接触させることによりH2 S含有プロセスガスから硫
化水素(H2 S)ガスを連続して取り除き、かつ同じ容
器内の別の物質移動域において多価金属触媒溶液を再生
し、併せて2つの物質移動域の間に滞留チャンバー及び
2つの物質移動域の間に液体流量調節を設置したオート
サーキュレーション方法及び装置を提供することであ
る。
【0012】好ましい実施態様の詳細な説明 本発明の上記の及び他の態様及び利点は、図面を参照す
る下記の発明の詳細な説明から一層明らかになるものと
思う。今図面、初めに図1を参照すると、液体流量調節
ボールバルブ12を、全体を16と表示する第1物質移
動域或はアブゾーバーチャンバーと全体を18と表示す
る第2物質移動域或はオキシダイザーチャンバーとの間
の導管14に配置させた3段酸化オートサーキュレータ
ーを試験するために、図1に示す通りの全体を10と表
示する十字流オートサーキュレーターを処理容量硫黄約
1ポンド/時間(0.45kg/時間)でデザインし
た。オキシダイザーチャンバー18は触媒溶液を再生す
るための3つの分離した酸化段18A、18B及び18
Cを含む。滞留チャンバー20を第1物質移動域或はア
ブゾーバーチャンバー16と第2物質移動域或はオキシ
ダイザーチャンバー18との間にかつ両方と導管14を
経て流体連絡させて配置する。図1に示すオートサーキ
ュレーター10は容量110ガロンの矩形のアクリル系
タンクであり、バッフルによりアブゾーバーチャンバー
16、3つのオキシダイザーチャンバー18A、18
B、18C及び滞留チャンバー20に分けられる。
【0013】アブゾーバーチャンバー16は滞留チャン
バー20を通し、内直径3インチ(7.6cm)の透明
なホース14を経てオキシダイザー18の第1段18A
に液体連絡して接続される。循環は、本出願人の先の米
国特許4,238,462号に開示する通りに、エアレ
ーションにより誘起される液体密度差によって推進され
る。同米国特許を本明細書中に援用する。H2 S冨化ガ
スをアブゾーバーチャンバー16内のスパージャー22
を通してアブゾーバーの底部に導入して液体第二鉄キレ
ート触媒溶液29と緊密に接触させる。H2 Sは、オキ
シダイザー域18の第3或は最後の段18Cからの酸化
された触媒溶液と共に上昇して吸収域16に達し、酸化
された触媒溶液が吸収域16においてプロセスガスから
2 Sを吸収した後に、H2 S負荷液体触媒溶液はアブ
ゾーバーチャンバー16と滞留チャンバー20とを分離
するバッフル30を越えて流れ、かつ出口32、導管1
4及びボールバルブ12を通って流れて入口33より第
1オキシダイザー段18Aに入る。好ましい実施態様で
は、傾斜板34が滞留チャンバー20のフロアを形成し
て沈降した硫黄を滞留チャンバー20の出口32に向け
る。第1オキシダイザー段18AにおけるH2 S負荷液
体触媒はスパージャー36を通って流れる空気により酸
化され、バッフル38を越えかつバッフル40の下を流
れてオキシダイザー18の第2段18Bに入る。第2段
18Bにおける部分酸化された溶液はスパージャー42
を通って流れる空気により更に酸化され、バッフル44
を越えかつバッフル46の下を流れてオキシダイザー1
8の第3段18Cに入り、スパージャー47からの空気
により更に酸化する。触媒は第3酸化段18Cから、バ
ッフル48を越えかつバッフル50の下を流れてアブゾ
ーバーチャンバー16に入る。
【0014】触媒は等面積のトランジション板52を通
って第1酸化段18Aに入って3インチホースからの流
れを第1酸化段18Aの底部中央に沿って広げる。スペ
ント酸化空気は各々のオキシダイザー段18A、18B
及び18Cの頂部からそれぞれ出口導管54、56及び
58を通ってベントされる。また、アブゾーバー16よ
り上のオーバーヘッド空間59は空気でフラッシュされ
かつオーバーヘッド空間は出口28を通ってベントされ
る。ベントされるガスはすべて処理された後に大気に排
出することができる。周囲のH2 Sデータは、H2 S濃
度が2部/100万より低い、通常定常状態で0.25
部/100万より低いことを示した。図2に示す全体を
60と表示するプロセス及び装置の円形デザインは、ア
ブゾーバーチャンバー62及び3つのガス分離段64、
66及び68に分かれたオキシダイザーチャンバーを含
む。アブゾーバーチャンバー62と第1酸化段64との
間に配置した水平及び垂直方向に間隔を開けたバッフル
70及び72は、それらの間にキレート溶液を酸化する
前のH2 S負荷多価金属キレート溶液を保有するための
滞留チャンバー74を定める。
【0015】滞留チャンバー74の寸法は所望の通りに
拡大して第1オキシダイザー段64において多価金属レ
ドックス溶液を酸化する前に、任意の所望の滞留時間を
もたらすことができる。同様に、水平及び垂直方向に間
隔を開けたバッフル76及び78を第1及び第2オキシ
ダイザー段64及び66の間に配置し;水平及び垂直方
向に間隔を開けたバッフル80及び82を第2及び第3
オキシダイザー段66及び68の間に配置し;水平及び
垂直方向に間隔を開けたバッフル84及び86を第3オ
キシダイザー段68とアブゾーバーチャンバー62との
間に配置する。間隔を開けたバッフル70及び72;7
5及び78;80及び82;並びに84及び86は、ア
ブゾーバーからの液がバッフル70を越えかつバッフル
72の下を流れ、並びに各々の連続するオキシダイザー
段からの液が隣接するバッフル76、80及び84を越
えかつ次の続く域に隣接するバッフル78、82或は8
6の下を流れるように、図1に示すバッフルと同様に作
る。図1のように、液を下に流すバッフルは、隣接する
域の間で液体レベルより上で流体を連絡させないように
する。図2に示さないが、空気スパージャーをオキシダ
イザー段64、66及び68に配置し、プロセスガスス
パージャーをアブゾーバーチャンバー62に配置する。
図2に示す円筒形アブゾーバー/オキシダイザー容器は
平面の、水平に配置されたフロアを有するのが好まし
い。
【0016】全体を90と表示する図3のアブゾーバー
/オキシダイザー容器の構成は図1に示すものの拡大版
であり、追加のオキシダイザー域を備えかつアブゾーバ
ーチャンバー92及び合計5つのオキシダイザー域9
4、96、98、100及び102を含む。垂直及び水
平方向に間隔を開けたバッフル104及び106はアブ
ゾーバーチャンバー92と第1オキシダイザー段94と
を隔ててそれらの間に滞留チャンバー107を定める。
アブゾーバー92からの還元された多価金属レドックス
溶液はバッフル104を越えて流れて滞留チャンバー1
07に入りかつバッフル106の下を流れて第1オキシ
ダイザー段94に入る。バッフル106はアブゾーバー
チャンバー92と第1オキシダイザー段94との間で液
体レベルより上で流体が連絡しないようにする。同様
に、水平及び垂直方向に間隔を開けたバッフル108及
び110;112及び114;116及び118;並び
に120及び122を図1に示すバッフルと同様に作っ
て隣接する域の間で液体レベルより上で流体が連絡しな
いようにしかつ1つの域或はチャンバーからの液を隣接
するバッフル104、108、112、116、120
及び124を越えかつ次の続く域に隣接するバッフル1
06、110、114、118、122或は126の下
を流れるようにさせる。図3に示さないが、図1に示す
スパージャーと同じ空気スパージャーをオキシダイザー
段94、96、98、100及び102に配置し、プロ
セスガススパージャーをアブゾーバーチャンバー92に
配置する。
【0017】図1に示すユニットは実験の目的で硫黄1
ポンド/時間を取り扱うように作り、本発明の装置及び
方法を用い、特に導管14の第1物質移動域16と第2
物質移動域18との間のバルブ12によってもたらす液
体流量調節を利用して、顕著な向上を示すデータが捕集
された。バルブ12を用いたこの液体流量調節は、空気
スパージャー36、42及び47を通る空気流量の調節
だけを用いて液体流量を調節しようとする試みに勝る著
しい改良であることが認められた。ボールバルブ12は
触媒流量の調節を可能にする。バルブ設定に対する液体
流量のキャリブレーショングラフを、種々の空気流量に
ついて図4に挙げる。オーバーヘッドサンプル口(図示
せず)はベントされるH2 S濃度を求めることを可能に
し、各々のチャンバーの底部のサンプル口(図示せず)
は液体サンプリングを可能にする。第3酸化段18Cか
らサンプル口を通して1〜5gpm(4〜19リットル
/分)の連続流を取り出し、硫黄を除去するために布バ
ッグに通して重力ろ過する。ろ液はレベル調節により作
動するポンプ(図示せず)によって自動的に捕集容器か
ら戻される。溶液温度は、熱電対を第1酸化段18Aの
オーバーヘッドサンプル口に設置して求めた。オキシダ
イザー域18の3つのオキシダイザー段18A、18B
及び18Cの各々における空気スパージャー36、42
及び47は、各々のオキシダイザー段18A、18B及
び18Cの底部に沿って配置した内直径1インチ(2.
5cm)のキャップトパイプに設置したスリットの片及
びプラグしたシリコーンゴムオキシダイザーホースから
形成した。オキシダイザー18の第1段18Aでは、ス
パージャー36を穿孔分配板52の直ぐ上に配置した。
【0018】空気を、初め容量18CFM(0.51m
3 /分)を有するBeckerポンプタイプDT3.2
5によって供給した。このような第2のポンプを後の作
業のために加えた。空気を、King Instrum
ent 0−8SCFM(0〜0.23sm3 /分)ロ
タメータを使用して各々のオキシダイザー段18A、1
8B及び18Cについて調節しかつ測定した。アブゾー
バーチャンバーにおけるオーバーヘッド空気をDwye
r 5−50SCFH(0.1〜1.4sm3/時間)
ロタメータで調節した。空気圧を、クイック−コネクト
テストゲージを使用して定期的に求めた。空気温度を、
熱電対を空気ホースに取り付けて、一時的に求めた。ア
ブゾーバー域16において、H2 Sスパージャー60を
使用してAir Products供給のシリンダーか
らH2 Sを純ガスとして供給した。調節器吐出圧を20
psig(1.4kg/cm2G)に設定した。流量を、Dw
yerシリーズRMB Rate−Masterロタメ
ータで、空気についてキャリブレートして用いて調節し
た。範囲0ー5SCFH(0〜0.14sm3 /時
間)、0ー10SCFH(0〜0.28sm3 /時間)
及び3ー20SCFH(0.08〜0.57sm3 /時
間)を有するロタメータを必要とされる通りに使用し
た。試験する間、圧力ゲージをロタメータとスパージャ
ーとの間に設置し、気圧を水銀気圧計から読んだ。サン
プルを各々のパイロットプラントチャンバーから定期的
に抜き出した。pH及び酸化還元電位(ORP)を、C
ole−Parmer pHメ−ターを使用して測定し
た。20%或は50%NaOH溶液を、アブゾーバー域
16とオキシダイザー域18の第1段18Aとの間を流
れる導管14のスタンドパイプ(図示せず)に装入した
チューブを経て触媒中に送出した。NaOHポンプ速度
を所望の通りに手動で調整してpHを8.0〜8.3に
保った。酸化還元電位(ORP)プローブはOrion
白金レドックス電極モデル96−78であり、90−0
0−01参照電極充填溶液を用いた。
【0019】実験作業 触媒生成 −触媒を目標鉄含量500mg/kgで調製し
た。使用する直前に、水で濃度調整した後に、可溶性F
e濃度を実験の開始時に求めて445mg/kgであっ
た。液体流量をいくつかの空気流量及び調節バルブ位置
で求めた。パイロットプラント(図示1)に水を充填
し、空気スパージャーを稼動させて流れを達成した。染
料をアブゾーバーとオキシダイザー1との間に設置した
内直径3インチ(7.6cm)のまっすぐな透明なパイ
プの一端に注入した。染料が1ガロン(0.38リット
ル)に相当する長さである32.7インチ(83.1c
m)を移動する時間を求めた。流れは層流であり、染料
が移動する時間をパイプの中央で測定した。流量を、速
度及びパイプ直径から、gpmで求めた。バルブ位置に
印を付けた。このバルブを設定することは、精度約±2
gpm(7.6リットル)の多少粗い流量調整をもたら
すことに留意すべきである。バルブを広く開けた場合、
各々のロタメータで設定された流量は、空気5.3SC
FM(0.15sm3 /分)で21gpm(79リット
ル)であり、空気7.6SCFM(0.22sm3
分)で26.5gpm(100リットル)であった。キ
ャリブレーションカーブを図4に示す。
【0020】
【実施例】例1 1ポンド/時間(0.45kg/時間)の硫黄オートサ
ーキュレーションユニットを、初期チオスルフェート濃
度Na223 約1.7%で16日間運転した。空気
流量を、各々のオキシダイザー段ロタメータで約5.2
SCFM(0.15sm3 /分)に保った。結論例1 (Na223 1.7%) 1.十字流オートサーキュレーターにおいてチオスルフ
ェートは測定し得る程に生成されなかった。チオスルフ
ェートに転化されたH2 Sは1%より少なかった。 2.ユニットの処理容量は、ユニットを空気14.2S
CFM(0.402sm3 /分)で運転した場合、1時
間当たりH2 S7.49SCFH(0.212sm3
時間)或は硫黄0.63ポンド(0.29kg)であっ
た。 3.pH及びORPを例1を通してずっと規則的に各々
のチャンバーにおいて測定した。pHは7.9〜8.3
に保った。アブゾーバーとオキシダイザーとの間でpH
の差異はほとんど無かった。H2 S流量範囲にわたるO
RPを図5にプロットする。
【0021】本発明の別の特徴に従えば、オキシダイザ
ー段18B或は18Cのいずれかからのいくらかの冨化
溶液を、初めの方のオキシダイザー段、例えば18Aに
向けて戻してチオスルフェートの所望の初期増大を、初
期濃度、例えば約1.5重量%から例えば約10〜約2
0重量%にさせることができる。適したポンプ及びバイ
パス導管をオキシダイザー段18B及び/又は18Cか
らオキシダイザー段18Aに戻すように設置して滞留チ
ャンバー59をバイパスすることができる。別法とし
て、空気を滞留チャンバー59内の溶液中にスパージし
てチオスルフェートの初期増大を所望の初期濃度チオス
ルフェート約10〜約20重量%にさせることができ
る。次いで、滞留チャンバー59をバイパスする或は滞
留チャンバー59内に空気スパージすることを停止して
チオスルフェートレベルを所望のレベル、例えば溶液の
約10〜約20重量%に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気−液物質移動オキシダイザー/アブ
ゾーバー容器の一実施態様の側面図である。
【図2】本発明の気−液物質移動容器の円形デザインと
しての別の実施態様の平面図である。
【図3】本発明の気−液物質移動容器の、追加の酸化段
を備えた別法の矩形デザインとしての別の実施態様の平
面図である。
【図4】空気流量7.0SCFM(0.20sm3
分)についてのバルブ設定に対する液体流量のキャリブ
レーショングラフである。
【図5】例1について慣用のオートサーキュレーション
ユニットに比較したNa223 6%におけるチオス
ルフェートのグラフである。
【図6】H2 S流量を0.63ポンド/時間(0.29
kg/時間)にした場合のサンプル位置に対する酸化還
元電位(ORP)を示すグラフである。
【符号の説明】
10 十字流オートサーキュレーター 16 アブゾーバーチャンバー 18 オキシダイザーチャンバー 20 滞留チャンバー 22 スパージャー 36 スパージャー 42 スパージャー 47 スパージャー 62 アブゾーバーチャンバー 64 第1オキシダイザー段 66 第2オキシダイザー段 68 第3オキシダイザー段 74 滞留チャンバー 92 アブゾーバーチャンバー 94 第1オキシダイザー段 96 第2オキシダイザー段 98 第3オキシダイザー段 100 第4オキシダイザー段 102 第5オキシダイザー段 107 滞留チャンバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 アブゾーバーチャンバー16は滞留チャ
ンバー20を通し、内直径3インチ(7.6cm)の透
明なホース14を経てオキシダイザー18の第1段18
Aに液体連絡して接続される。循環は、本出願人の先の
米国特許4,238,462号に開示する通りに、エア
レーションにより誘起される液体密度差によって推進さ
れる。同米国特許を本明細書中に援用する。HS冨化
ガスをアブゾーバーチャンバー16内のスパージャー2
2を通してアブゾーバーの底部に導入して液体第二鉄キ
レート触媒溶液29と緊密に接触させる。HSは、オ
キシダイザー域18の第3或は最後の段18Cからの酸
化された触媒溶液と共に上昇して吸収域16に達し、酸
化された触媒溶液が吸収域16においてプロセスガスか
らHSを吸収した後に、HS負荷液体触媒溶液はア
ブゾーバーチャンバー16と滞留チャンバー20とを分
離するバッフル30を越えて流れ、かつ出口32、導菅
14及びボールバルブ12を通って流れて入口33より
第1オキシダイザー段18Aに入る。好ましい実施態様
では、傾斜板(図示せず)が滞留チャンバー20のフロ
アを形成して沈降した硫黄を滞留チャンバー20の出口
32に向ける。第1オキシダイザー段18AにおけるH
S負荷液体触媒はスパージャー36を通って流れる空
気により酸化され、バッフル38を越えかつバッフル4
0の下を流れてオキシダイザー18の第2段18Bに入
る。第2段18Bにおける部分酸化された溶液はスパー
ジャー42を通って流れる空気により更に酸化され、バ
ッフル44を越えかつバッフル46の下を流れてオキシ
ダイザー18の第3段18Cに入り、スパージャー47
からの空気により更に酸化する。触媒は第3酸化段18
Cから、バッフル48を越えかつバッフル50の下を流
れてアブゾーバーチャンバー16に入る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 触媒は等面積のトランジション板52を
通って第1酸化段18Aに入って3インチホースからの
流れを第1酸化段18Aの底部中央に沿って広げる。ス
ペント酸化空気は各々のオキシダイザー段18A、18
B及び18Cの頂部から出口導管(図示せず)を通って
ベントされる。また、アブゾーバー16より上のオーバ
ーヘッド空間59は空気でフラッシュされかつオーバー
ヘッド空間はベントされる。ベントされるガスはすべて
処理された後に大気に排出することができる。周囲のH
Sデータは、HS濃度が2部/100万より低い、
通常定常状態で0.25部/100万より低いことを示
した。図2に示す全体を60と表示するプロセス及び装
置の円形デザインは、アブゾーバーチャンバー(図示せ
ず)及び3つのガス分離段64、66及び68に分かれ
たオキシダイザーチャンバーを含む。アブゾーバーチャ
ンバー62と第1酸化段64との間に配置した水平及び
垂直方向に間隔を開けたバッフル70及び72は、それ
らの間にキレート溶液を酸化する前のHS負荷多価金
属キレート溶液を保有するための滞留チャンバー74を
定める。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1物質移動域及び第2物質移動域を側
    方向に間隔を開けかつ液体連絡させて含む容器であっ
    て、第1及び第2物質移動域は上方及び下方端で開放液
    体流れ連絡しかつ各々の物質移動域において液体試薬を
    第1ガスと緊密に接触する第1物質移動域に導入しかつ
    液体試薬は第1物質移動域から第2物質移動域に流れて
    第2ガスと緊密に接触するようなレベルの液体試薬を収
    容する容器において液体試薬に第1及び第2の異なるガ
    スを逐次に緊密に接触させ;第1ガスを第1物質移動域
    に導入して液体試薬と緊密に接触させかつ物質移動させ
    る工程を含み;第2ガスを第2物質移動域に導入して、
    液体試薬を第1物質移動域において第1ガスと緊密に接
    触させて物質移動させた後に、液体試薬と緊密に接触さ
    せかつ物質移動させる連続方法において、2つの物質移
    動域において各々の物質移動域の液体入口及び液体出口
    の間の静的圧力差によりガスの流れを確立して一物質移
    動域から他の物質移動域への液体試薬の連続した循環を
    行ない、同時に液体試薬及びガスを物質移動域の各々に
    おいて機械的ポンピング手段を用いないで並流に流し;
    液体試薬を第2物質移動域から第1物質移動域に連続し
    て流して液体試薬を連続して循環させかつ液体試薬と2
    つのガスとを逐次に緊密に接触させる方法。
  2. 【請求項2】 プロセスガスが硫化水素ガスを含み、液
    体試薬が触媒酸化−還元溶液であり、それで硫化水素ガ
    スの酸化及び触媒溶液の還元を行なって前記物質移動域
    の一つにおいて還元された触媒溶液を形成しかつ元素硫
    黄を形成し、並びに第2ガスは還元された触媒溶液を酸
    化して酸化された触媒溶液を形成することができ、その
    ため第1物質移動域において酸化された触媒溶液は更に
    プロセスガスを酸化することができる請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 触媒溶液が第二鉄キレート溶液を含有
    し、これが第1物質移動域において硫化水素ガスで還元
    されて第一鉄キレートになる請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 第2物質移動域の出口から液体試薬を第
    1物質移動域と第2物質移動域との間に多量の液体試薬
    を保有するための滞留チャンバーに導入し、かつ滞留チ
    ャンバーから液体試薬を調節した速度で第2物質移動域
    に連続して流して滞留チャンバーにおいて実質的に一定
    の反応時間をもたらして滞留チャンバーにおいて元素硫
    黄を形成する工程を含む請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 第1及び第2ガスが第1及び第2物質移
    動域において液体試薬に溶解される他は、滞留チャンバ
    ーにおいて液体試薬の中に分散されるガスが本質的に無
    い請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 第2物質移動域が互いに開放液体連絡す
    る物質移動段を複数含み、更に第2ガスを液体試薬と接
    触する第2物質移動域の第1段に導入し、次いで第2物
    質移動域の第2段において第2物質移動域の第1段から
    受け入れた液体試薬に第2ガスを接触させることを含む
    請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 更に、滞留チャンバーから第2物質移動
    域への液体試薬の流速を調節して第2物質移動域におけ
    る物質移動の量を調節する工程を含む請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 プロセスガスが硫化水素ガス汚染物を含
    み、液体試薬が還元性触媒酸化−還元溶液であり、それ
    で第1物質移動域において触媒溶液の還元を行なって還
    元された触媒溶液を形成しかつ硫化水素ガスの酸化を行
    ない、並びに第2ガスは還元された触媒溶液を酸化する
    ことができ、そのため第1物質移動域において酸化され
    た触媒溶液は更にプロセスガスを酸化して元素硫黄を生
    成することができる請求項7の方法。
  9. 【請求項9】 触媒溶液が第二鉄キレート溶液であり、
    これが第1物質移動域において硫化水素ガスで還元され
    て第一鉄キレート溶液になる請求項8の方法。
  10. 【請求項10】 ガスが第1及び第2物質移動域におい
    て液体試薬に溶解される他は、滞留チャンバーにおいて
    液体試薬の中に分散されるガスが本質的に無い請求項7
    の方法。
  11. 【請求項11】 第2物質移動域が互いに開放液体連絡
    する物質移動段を複数含み、更に第2ガスを活性の低い
    液体試薬と接触する第2物質移動域の第1段に導入して
    一部活性な液体試薬を形成し、第2物質移動域の第2段
    において第2物質移動域の第1段から受け入れた一部活
    性な液体試薬に第2ガスを接触させることを含む請求項
    7の方法。
  12. 【請求項12】 更に、初めに触媒多価金属レドックス
    溶液中のチオスルフェート濃度を増大させて10〜20
    重量%のレベルにした後に定常状態運転に達しさせる工
    程を含む請求項1の方法。
  13. 【請求項13】 各々のガスについて別々の物質移動域
    において液体試薬と2種の異なるガスとを逐次に物質移
    動させるに、両方のガスを液の同じ部分に同時に接触さ
    せないで行う請求項1の方法を行う装置であって、液体
    試薬と第1ガスとを緊密に接触させて物質移動させるた
    めの第1物質移動域;液体試薬及び第1ガスを並流に第
    1物質移動域に向けて処理されたガス及び反応された液
    体試薬を形成するための手段;第1物質移動域と蒸気で
    無く液体連絡する第2物質移動域;第1物質移動域から
    反応された液体試薬を第2物質移動域に向けるための手
    段;第2ガスを反応された液体試薬と並流に第2物質移
    動域に向けてそれらの間で緊密に接触させて物質移動さ
    せるための手段、第1及び第2物質移動域は物質移動域
    を分離して第1物質移動域からのガスを第2物質移動域
    において反応された液体試薬と接触させないようにする
    バッフルを含む単一物質移動容器に配置されており;第
    1物質移動域から第2物質移動域への反応された液体試
    薬の流量を確立し、同時に単一容器において両方の物質
    移動域の連続運転を保つための第1物質移動域と第2物
    質移動域とを作動接続する手段;及び液体を物質移動域
    の間で物質移動域における液−ガス混合物と連絡フロー
    チャンネルにおけるガスの存在しない液との間の溶液密
    度差により連続して循環させるための手段を含む装置。
  14. 【請求項14】 第1及び第2物質移動域を分離するチ
    ャンバーが、液体試薬内で重なって第1物質移動域に導
    入されるガスを第2物質移動域に入らせないようにしな
    がら、液体試薬を物質移動域の間に流れさせる2つの間
    隔を開けた重なる垂直バッフルである請求項13の装
    置。
  15. 【請求項15】 第1物質移動域から第2物質移動域へ
    の液体試薬の流れを調節する手段が、液体試薬を単一容
    器における第1及び第2物質移動域を通す連続した流れ
    を連続して保ちながら、化学反応を行う程の液体の供給
    を保有するための第1物質移動域と第2物質移動域との
    間に配置した滞留チャンバーを含む請求項14の装置。
  16. 【請求項16】 更に、滞留チャンバーと第2物質移動
    域とを作動接続する導管を含み、前記第1物質移動域は
    滞留チャンバー及び第2物質移動域の両方と液体連絡
    し、該導管は滞留チャンバーから第2物質移動域への反
    応された液体試薬の流れを調節する手段を含む請求項1
    5の装置。
  17. 【請求項17】 滞留チャンバーが元素硫黄を反応され
    た液体試薬から取り去るための導管に向けるために導管
    に向けて下方向に勾配を付けた傾斜フロアを含む請求項
    16の装置。
  18. 【請求項18】 更に、単一容器における両物質移動域
    の間に液体試薬の連続した流れを保ちながら、第1物質
    移動域の出口からの液体試薬の供給を保有して化学反応
    の完了を可能にするように適応させた第1物質移動域と
    第2物質移動域との間に配置した滞留チャンバー、及び
    第1物質移動域から第2物質移動域への液体試薬の流れ
    を調節するための滞留チャンバーにおける液体供給と作
    動関連した流量調節手段を含む請求項13の装置。
  19. 【請求項19】 流量調節手段が、液体試薬内で重なり
    かつ第1及び第2物質移動域の間に配置された2つの近
    接して間隔を開けた重なる垂直バッフルを含んで1つの
    物質移動域に導入されるガスを他の物質移動域に入らせ
    ないようにしながら、液体試薬を物質移動域の間に流れ
    させる請求項18の装置。
  20. 【請求項20】 更に、滞留チャンバーと第2物質移動
    域とを作動接続する導管を含み、前記第1物質移動域は
    滞留チャンバー及び第2物質移動域の両方と液体連絡
    し、該導管は滞留チャンバーから第2物質移動域への液
    体試薬の流れを調節するように適応させるバルブを含む
    請求項18の装置。
  21. 【請求項21】 滞留チャンバーが元素硫黄を液体試薬
    から取り去るための導管に向けるために導管に向けて下
    方向に勾配をつけた傾斜フロアを含む請求項20の装
    置。
  22. 【請求項22】 更に、液体試薬と第2ガスとの間で物
    質移動を行わせるための、互いに液体連絡する第2物質
    移動域の段を複数含む請求項16の装置。
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