JPH061693Y2 - 脳波音発生装置 - Google Patents
脳波音発生装置Info
- Publication number
- JPH061693Y2 JPH061693Y2 JP3224189U JP3224189U JPH061693Y2 JP H061693 Y2 JPH061693 Y2 JP H061693Y2 JP 3224189 U JP3224189 U JP 3224189U JP 3224189 U JP3224189 U JP 3224189U JP H061693 Y2 JPH061693 Y2 JP H061693Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- frequency
- electroencephalogram
- converter
- wave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、脳波測定に用いられる新規な脳波音発生装置
に係わる。
に係わる。
本考案は、脳波測定に用いられる脳波音発生装置に係わ
り、脳波計と、脳波計より得た脳波信号をその周波数に
応じた電圧値に変換する周波数−電圧変換器と、この周
波数−電圧変換器よりの出力電圧を脳波周波数範囲に対
応して所定の電圧に補正してこれを所定の可聴周波数に
変換する電圧−周波数変換器と、これの出力を増幅する
増幅器と、電気−音響変換器とを具備して成り、測定脳
波信号をその周波数帯域に応じた音の高低として聴取で
きるようにして、脳波検査時の測定の信頼性の向上、測
定者の脳測定に伴う負担軽減をはかることができるよう
にした脳波音発生装置を提供するものである。
り、脳波計と、脳波計より得た脳波信号をその周波数に
応じた電圧値に変換する周波数−電圧変換器と、この周
波数−電圧変換器よりの出力電圧を脳波周波数範囲に対
応して所定の電圧に補正してこれを所定の可聴周波数に
変換する電圧−周波数変換器と、これの出力を増幅する
増幅器と、電気−音響変換器とを具備して成り、測定脳
波信号をその周波数帯域に応じた音の高低として聴取で
きるようにして、脳波検査時の測定の信頼性の向上、測
定者の脳測定に伴う負担軽減をはかることができるよう
にした脳波音発生装置を提供するものである。
良く知られているように、生体から導出される生体信号
としての脳波の検査は臨床検査において重要である。通
常この脳波検査は、脳波計のペン書き記録波形を観察し
て行われるが、測定中に頭皮に接着された電極が剥脱さ
れたり、被験者が安静状態にない場合等、測定者が意図
する条件で正常測定できないことがある。そこでこの脳
波の検査中、測定者、すなわち医師または検査師が被検
者(患者)に付き添った状態でその測定を行うことが一
般に必要である。このような場合をはじめとして被検者
の状態を観察しつつ脳波観察を同時に行う必要がある場
合、その両観察を視覚的に同時に行うことに無理がある
場合がある。
としての脳波の検査は臨床検査において重要である。通
常この脳波検査は、脳波計のペン書き記録波形を観察し
て行われるが、測定中に頭皮に接着された電極が剥脱さ
れたり、被験者が安静状態にない場合等、測定者が意図
する条件で正常測定できないことがある。そこでこの脳
波の検査中、測定者、すなわち医師または検査師が被検
者(患者)に付き添った状態でその測定を行うことが一
般に必要である。このような場合をはじめとして被検者
の状態を観察しつつ脳波観察を同時に行う必要がある場
合、その両観察を視覚的に同時に行うことに無理がある
場合がある。
また、例えば健常者においては、目を閉じているときは
α波を、目を開けている場合はβ波を、眠っているとき
はδ波を発生するが、脳波の基礎律動は被検者による差
異、環境条件などにより波形が複雑に変化する複合波で
あるので、実際上観察される0.5Hz〜30Hzの周波数範囲
の脳波から、α波、β波、δ波、θ波というような臨床
上意味のある波形成分の有無の判読、発作波などを判読
するためには、豊富な経験を要する。また、この波形の
認識には記録波形を連続観察している必要があるという
制約があり、更にこの観察と同時に例えば脳波検査の各
段階で脳波形の条件設定や、変更操作を行う必要がある
場合、その測定は更に難しくなる。
α波を、目を開けている場合はβ波を、眠っているとき
はδ波を発生するが、脳波の基礎律動は被検者による差
異、環境条件などにより波形が複雑に変化する複合波で
あるので、実際上観察される0.5Hz〜30Hzの周波数範囲
の脳波から、α波、β波、δ波、θ波というような臨床
上意味のある波形成分の有無の判読、発作波などを判読
するためには、豊富な経験を要する。また、この波形の
認識には記録波形を連続観察している必要があるという
制約があり、更にこの観察と同時に例えば脳波検査の各
段階で脳波形の条件設定や、変更操作を行う必要がある
場合、その測定は更に難しくなる。
本考案は、聴覚によってα波、β波、δ波、θ波等の波
形成分を判断できるようにして上述した脳波測定におけ
る測定者の時間的、肉体的、精神的負担の軽減と、測定
の正確化をはかることができるようにする。
形成分を判断できるようにして上述した脳波測定におけ
る測定者の時間的、肉体的、精神的負担の軽減と、測定
の正確化をはかることができるようにする。
本考案は、図面に示すように、脳波計(1)と、この脳波
計(1)より得た脳波信号をその周波数に応じた電圧値に
変換する周波数−電圧(F−V)変換器(2)と、このF
−V変換器(2)よりの出力電圧を、脳波周波数範囲に対
応して所定の電圧に補正し、可聴周波数値を決定する電
圧補正回路(3)と、この電圧補正回路(3)よりの所定の電
圧を、対応する可聴周波数に変換する電圧−周波数(V
−F)変換器(4)と、このV−F変換器(4)の出力を増幅
する増幅器(5)と、その出力を音に変換する電気−音響
変換器例えばスピーカ(6)とより構成する。
計(1)より得た脳波信号をその周波数に応じた電圧値に
変換する周波数−電圧(F−V)変換器(2)と、このF
−V変換器(2)よりの出力電圧を、脳波周波数範囲に対
応して所定の電圧に補正し、可聴周波数値を決定する電
圧補正回路(3)と、この電圧補正回路(3)よりの所定の電
圧を、対応する可聴周波数に変換する電圧−周波数(V
−F)変換器(4)と、このV−F変換器(4)の出力を増幅
する増幅器(5)と、その出力を音に変換する電気−音響
変換器例えばスピーカ(6)とより構成する。
上述した本考案装置によれば、脳波計(1)によって測定
された脳波を各周波数帯域に区分された、すなわち例え
ば各δ波、θ波、α波、β波をそれぞれ決められた可聴
周波数の異る音として聴取できる。したがって、この音
の高低を聴き分けることによって脳波測定の大幅な改善
が図れる。
された脳波を各周波数帯域に区分された、すなわち例え
ば各δ波、θ波、α波、β波をそれぞれ決められた可聴
周波数の異る音として聴取できる。したがって、この音
の高低を聴き分けることによって脳波測定の大幅な改善
が図れる。
図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
本考案は、被験者から脳波信号をとり出す例えば通常の
構成による脳波計(1)を設ける。そして、この脳波計(1)
よりとり出された脳波信号をその周波数に応じた電圧値
に変換する周波数−電圧(F−V)変換器(2)に入力す
る。このF−V変換器(2)は、例えば比較器(7)と単安定
マルチバイブレータ(8)と積分器(9)とを有し、入力が、
比較器(7)のスレッショールドレベルを負方向に横切る
毎に単安定マルチバイブレータ(8)をアクティブにし
て、定電流源(20)より供給される電流を積分器(9)の入
力に切り換える。したがって脳波計(1)からの入力信号
の周波数が増加するにつれて積分器(9)のコンデンサに
注入される電荷量が増加して、F−V変換がなされる。
構成による脳波計(1)を設ける。そして、この脳波計(1)
よりとり出された脳波信号をその周波数に応じた電圧値
に変換する周波数−電圧(F−V)変換器(2)に入力す
る。このF−V変換器(2)は、例えば比較器(7)と単安定
マルチバイブレータ(8)と積分器(9)とを有し、入力が、
比較器(7)のスレッショールドレベルを負方向に横切る
毎に単安定マルチバイブレータ(8)をアクティブにし
て、定電流源(20)より供給される電流を積分器(9)の入
力に切り換える。したがって脳波計(1)からの入力信号
の周波数が増加するにつれて積分器(9)のコンデンサに
注入される電荷量が増加して、F−V変換がなされる。
このようにしてF−V変換されたF−V変換器(2)より
の脳波周波数に比例した電圧を所定の電圧範囲毎に区分
する。すなわち各脳波帯域例えばδ1,δ2,θ,
α1,α2,βの各脳波及びそれ以上の周波数の脳波に
7区分し、各区分毎にそれぞれ異なる電圧に補正する電
圧補正回路(3)に入力される。この電圧補正回路(3)は、
例えば各帯域に対応して設けられた比較回路(101)(102)
(103)‥‥と、これらにそれぞれ所定の比較基準電圧を
与える電圧分配器(11)を有し、入力電圧に応じて、分配
器(11)によって設定された比較回路(101)(102)(103)‥
‥より例えば所定の電圧をとり出す。
の脳波周波数に比例した電圧を所定の電圧範囲毎に区分
する。すなわち各脳波帯域例えばδ1,δ2,θ,
α1,α2,βの各脳波及びそれ以上の周波数の脳波に
7区分し、各区分毎にそれぞれ異なる電圧に補正する電
圧補正回路(3)に入力される。この電圧補正回路(3)は、
例えば各帯域に対応して設けられた比較回路(101)(102)
(103)‥‥と、これらにそれぞれ所定の比較基準電圧を
与える電圧分配器(11)を有し、入力電圧に応じて、分配
器(11)によって設定された比較回路(101)(102)(103)‥
‥より例えば所定の電圧をとり出す。
そして、この区分された各所定の例えば6種の出力電圧
を、電圧−周波数(V−F)変換器(4)に導入する。こ
のV−F変換器(4)は、例えばプライオリティエンコー
ダ(12)とデコーダ(13)とより成る入力電圧に応じて優先
順位を決定する優先順位選択手段(14)と、これよりとり
出される例えば7種の出力を一方の入力とし、各区分に
応じて異なる周波数入力を他方の入力とするアンドゲー
ト回路(151)(152)(153)‥‥と、これらよりの出力を入
力するオアゲート回路(16)より成る。
を、電圧−周波数(V−F)変換器(4)に導入する。こ
のV−F変換器(4)は、例えばプライオリティエンコー
ダ(12)とデコーダ(13)とより成る入力電圧に応じて優先
順位を決定する優先順位選択手段(14)と、これよりとり
出される例えば7種の出力を一方の入力とし、各区分に
応じて異なる周波数入力を他方の入力とするアンドゲー
ト回路(151)(152)(153)‥‥と、これらよりの出力を入
力するオアゲート回路(16)より成る。
このようにして、V−F変換器(4)より、脳波計(1)より
の脳波信号をその周波数帯域に応じてそれぞれ異なる可
聴周波数信号としてとり出し、これらを増幅器(5)によ
り増幅し、スピーカすなわち電気−音響変換器(6)によ
って音として聴取する。例えば下記表1に示すように各
脳波周波数をそれぞれ異なる可聴周波数に変換して音の
高低として聴覚的に判断する。
の脳波信号をその周波数帯域に応じてそれぞれ異なる可
聴周波数信号としてとり出し、これらを増幅器(5)によ
り増幅し、スピーカすなわち電気−音響変換器(6)によ
って音として聴取する。例えば下記表1に示すように各
脳波周波数をそれぞれ異なる可聴周波数に変換して音の
高低として聴覚的に判断する。
上述した例では測定された脳波周波数を7種の音として
聴取できるようにした場合であるが、このような区分に
限られないことは云うまでもないところである。
聴取できるようにした場合であるが、このような区分に
限られないことは云うまでもないところである。
上述した本考案装置によれば、脳波計(1)によって測定
された脳波を、各周波数帯域に区分されて決められた可
聴周波数によって異る音として聴取できるようにしたの
で、この音の高低を聴き分けることによって脳波の測定
を容易かつ正確に行うことができる。
された脳波を、各周波数帯域に区分されて決められた可
聴周波数によって異る音として聴取できるようにしたの
で、この音の高低を聴き分けることによって脳波の測定
を容易かつ正確に行うことができる。
したがって、被測定者を観察しながら脳波の状態を判断
でき、例えば脳波の瞬時的異常が電極の剥脱等の測定作
業上の問題による脳波の変化であるか、脳波自体の異常
であるかの区別を始めとして、より正確に脳波検査を行
うことができる。また、測定段階に応じての測定条件の
変更も容易に行うことができる。また、検査目的によっ
て被験者に付添う必要がない場合には電気−音響変換器
例えばスピーカ(6)を適当位置に配置するなどによって
例えば他の作業を行いつつ、適宜対応することができる
など、検査態様の拡大化と共に、測定者の精神的、肉体
的、時間的負担の軽減をはかることができる。
でき、例えば脳波の瞬時的異常が電極の剥脱等の測定作
業上の問題による脳波の変化であるか、脳波自体の異常
であるかの区別を始めとして、より正確に脳波検査を行
うことができる。また、測定段階に応じての測定条件の
変更も容易に行うことができる。また、検査目的によっ
て被験者に付添う必要がない場合には電気−音響変換器
例えばスピーカ(6)を適当位置に配置するなどによって
例えば他の作業を行いつつ、適宜対応することができる
など、検査態様の拡大化と共に、測定者の精神的、肉体
的、時間的負担の軽減をはかることができる。
図は本考案による脳波音発生装置の一例の構成図であ
る。 (1)は脳波計、(2)は周波数−電圧(F−V)変換器、
(3)は電圧補正回路、(4)は電圧−周波数(V−F)変換
器、(5)は増幅器、(6)は電気−音響変換器である。
る。 (1)は脳波計、(2)は周波数−電圧(F−V)変換器、
(3)は電圧補正回路、(4)は電圧−周波数(V−F)変換
器、(5)は増幅器、(6)は電気−音響変換器である。
Claims (1)
- 【請求項1】脳波計と、 該脳波計より得た脳波信号をその周波数に応じた電圧値
に変換する周波数−電圧変換器と、 該周波数−電圧変換器よりの出力電圧を、脳波周波数範
囲に対応して所定の電圧に補正し、可聴周波数値を決定
する電圧補正回路と、 該電圧補正回路よりの所定の電圧を対応する可聴周波数
に変換する電圧−周波数変換器と、 該電圧−周波数変換器の出力を増幅する増幅器と、 電気−音響変換器とを具備して成る脳波音発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3224189U JPH061693Y2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | 脳波音発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3224189U JPH061693Y2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | 脳波音発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02123207U JPH02123207U (ja) | 1990-10-09 |
JPH061693Y2 true JPH061693Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=31258611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3224189U Expired - Lifetime JPH061693Y2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | 脳波音発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061693Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2231006A1 (en) * | 2008-01-11 | 2010-09-29 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Method and support system for presenting electrophysiological measurements |
-
1989
- 1989-03-22 JP JP3224189U patent/JPH061693Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02123207U (ja) | 1990-10-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |